Tere Eesti 2019年9月エストニア７泊１０日の旅－０１

2019/09/13 - 2019/09/22

エストニア旅行記のパート１です。ただこの旅行記ではまだエストニアにはたどり着かず羽田→関空→ヘルシンキの移動編になります。
エストニアやタリンの観光はたぶんパート３から始まりますので少々お待ち下さい・・・。

今回の旅は2019年サマースケジュールから就航した関空発のフィンエアーの深夜便を利用します。日本時間未明に離陸してフィンランド時間の朝６時前に着陸というすごく効率的なダイヤで使いやすいです。タリンへの乗り継ぎは少し悪いんですが、それでも他のどの方法よりタリンに早く着くことが出来る便です。
不便な点と言えば首都圏住みの私には関空までの移動が必要な事、日本線の多くはA350-900ですが、この便はA330-300で少し機材が古いことは否めません。それでもこの便利な便を使わないのは勿体ないので、今回の旅は羽田から移動するところから始まります。

エリア フィンランド

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

そんな訳で羽田空港第２ターミナルから旅行のスタートです。
保安検査を抜けて正面の６１番ゲートから出発でかなり楽なゲートでした。
いきなりオーバーブッキングだそうで、翌日便へ振り替えの協力依頼が出ていました。一本後なら大丈夫だけど翌日便じゃフィンエアーに間に合わないので自分は無理です(汗
すぐに協力者が出てくれたようで搭乗開始になりました。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

羽田→関空で時間帯が合うのはANA、JAL、SFJの３社なんだけど今回はANAを選択しました。まあ一番良いのはJL便をAY便として使う形でそれだとお金もそんなにかからないんだけど、コードシェア便としての席数が少ないため選択出来ず。となるとまあ正直どれでも良かったんだけど、機材が大型な事やAnotherSkyを聞きたいのでNH選択したんですよね。
それがまさかのスターウォーズ塗装のJA743Aで機内の音楽やアナウンスもスターウォーズのものでした・・・。AnotherSkyは聞けず。

この日は曇りで大きな揺れはほとんどなかったですが、小さな揺れは時々感じました。それでも特に不快な事はなく関西空港06R滑走路に無事に到着しました。
この時間の関空は空いていますね。

関西国際空港 空港

降機の前にCAさんに頼んでポストカードをいただきましたので特製のヘッドカバーと合わせて写真撮影。機体最後部に座っていて席は満員だったので時間気にせず写真撮れて良かったです。CAさんに幸先の良いスタートだけどAnotherSky聞けなくて残念なんて話してしまいました。
実はCAさんがポストカードを持った僕の写真も撮ってくれたんですけどそれはのせられません(笑)←載せてもだれも得しない

関西国際空港 空港

機内もヘッドカバーが統一されています。
アナウンスもスターウォーズ仕様だし、この機体の運用は公表されていないようなのでそういう意味では運が良かったんだと思います。
そしてこの旅で５回飛行機乗りますが、ボーイング機はこの機会だけでした。

関西国際空港 空港

関空到着後荷物を受け取り国際線カウンターに行ったところチェックイン開始までまだ５０分あったので一回国内線のフロアに戻りました。

事前にネットで調べてAY068の機内食は日本時間の3時ちょっと前に出ると言うことはわかっていたので関空で軽食を食べることに。仕事中の１２時頃に食べてから未明まで食べないのはさすがに辛いので・・・。
すき家とうどんで迷ったけど混雑具合とエストニアではラーメンは食べれそうだったけど、うどんを食べれるのかわからなかったのでうどんを選択。かまたまの並を注文しました。

関西国際空港第一ターミナル 空港

食べ終わって少しポケモンGOで初めてのポケストップ回したりしているとチェックイン開始時刻になったのでカウンターへ。この深夜便が就航した頃にツイッターで検索したところかなり空席があるなんてツイートが多かったんですが、チェックインカウンターはかなり混んでいました。正直かなり便利な便なので無くならないで欲しいなと思ったりしましたが、搭乗率に関して言えば問題ないようです。
フィンエアーは基本的に出発３６時間前からオンラインチェックインしていたので比較的スムーズに手続き出来ましたが、チェックインまだの列はかなり時間掛かっている様子でした。

関西国際空港第一ターミナル 空港

ヘルシンキまで運んでくれる機体はフィンエアー　A330-302X　OH-LTTです。
2010年4月登録、フィンエアーのA330の中では２番目に新しい機体です。

関西国際空港第一ターミナル 空港

チェックイン、手荷物検査、出国手続きと済みシャトルに乗り１１番ゲートへ。このあたりで日本時間９／１４(土)へと変わります。
搭乗開始まで１時間あり深夜で景色も見えないとあって正直ヒマでした。ゲート付近はかなり混んでいたのもあり少し離れたところで時間潰して搭乗開始時間近くになったら戻ることに。
搭乗グループ３でしたがそんなに時間経たずに搭乗開始できました。

関西国際空港第一ターミナル 空港

フィンエアーのA330の機内です。暗めになっているのは照明というよりカメラの問題だったと思います。今回は行きはエコノミーコンフォートの席をしていしています。追加料金はチケット購入と同時に行って11400円。帰りはA350-900で機材自体違うのですがエコノミーなので比較も出来たらと思っています。
ちなみに今回往復のフィンエアーは公式サイトから2019/08/05に予約しています。
公式サイトでもそもそも日にちにより値段違いますし、搭乗日までの時間によって金額の差は出るので他のタイミングで買うとどうなるかはわかりません。

モニターは普通のエコノミーと同じです。日本語字幕もあり割と充実していましたが、いかんせん未明離陸の便なのであまり使うことはなかったです。
あとで記載しますが、エコノミーコンフォートではノイズキャンセリングヘッドフォンがつくので、それを利用して音楽聴きながら寝ていました。

となりの席は空いていたので正直かなり楽でした。エコノミーコンフォートだから楽なのか隣が空席だから楽なのかはわからずになりましたが・・・。シートピッチはこんな感じでした。シートポケットに入っているミネラルウォーターは全ての席に１本無料でついているようですが空席にも入ってるんですね。

フィンランドといえばマリメッコ。男の私にはあまり関わりはないですが、名前くらいは知っています。フィンエアーはマリメッコとタイアップしていて、機内のブランケットや枕にマリメッコ柄があるほか、エコノミーコンフォートではこのマリメッコのアメニティセットがもらえます。

関西空港を離陸後飛行機は一旦西に向かい小豆島を越した当たりから北東に進路を変え能登半島の西を通りそのまま北上しウラジオストクへ向かうルートを取りました。いったん西へ向かってから北東へ向かうのは深夜で騒音をさけるためでしょうか？
離陸から３０分後頃、１回目の機内食が運ばれてきました。エコノミーコンフォートだと機内前方なので機内食が早く出てくるのと、まだまだ残数があるので選択することができるのでいいですね。Japaneseとパスタの選択でしたがJapaneseを選択。釜飯でとおにぎり、サラダというメニューでした。
写真には写ってないですがドリンクはブルーベリージュースを選択。合う合わないはあるようですが、私は好きな味でした。ちなみに紙コップもマリメッコ柄でしたよ。

なんでジャックだけ写して本体を写していないんだかわかりませんが、エコノミーコンフォートにつくノイズキャンセリングヘッドフォンのジャックです。形状が特殊。
性能は結構優秀でちょうどエンジンのそばの席だったんですが、ヘッドフォンをつけてるとかなり音は軽減されました。締め付けが気にならない人は耳栓代わりにも良いかもしれません。
ここでスマホや時計を６時間遅らせてエストニア時間に設定した上でJ-popのプログラムを聴きながら寝ました。J-pop、うとうとしながらだったけど乃木坂のシンクロニシティやあいみょんの今夜このままとかが流れていたような気がします。

写真の時間的には１回目の機内食から３０分程しか立っていないんですが、実際は６時間３０分後に出た２回目の機内食です。場所的にはだいたいアルハンゲリスクの南方くらいでした。到着の２時間半前です。今回は選択はなくこの１種類だけでした。スクランブルエッグ、ウインナー、ポテトにカットフルーツ、ヨーグルト、ドリンクはアップルジュースを選びました。

エコノミーコンフォートは機内Wifi１時間無料が付いているのでせっかくなので利用してみました。ただこのWiFiは一つの端末でしか使えないので、持っているスマホ二台使おうとすると追加料金がかかってしまいます。速度はSNS見ることやLINE、ヤフーニュース見たくらいでは問題ない感じでした。youtubeなどは見ていないのでなんとも・・・。
いよいよ機内のマップにもタリンやヘルシンキの地名が見えてきました。

現地時間AM４：４３頃に機体はロシアからフィンランドに入り４：５０頃から降下を開始しました。フィンランドは森と湖の国であまり明かりが見えず高度や空港までの距離を測りかねていましたがヘルシンキが近づくにつれ街明かりが見えてきました。もう着陸間近です。
ちなみにこの写真の奥がヘルシンキ、そのさらに奥が真っ暗で見えにくいけどフィンランド湾になります。

ヘルシンキ時間５：２３に機体は無事にヘルシンキヴァンター空港の２２L滑走路へ到着、そのまま短い距離を走行してシェンゲン外のスポットへ到着しました。
ちなみに到着時のアナウンスは日本語→フィンランド語→英語の順番でした。ちなみにフィンランドではスウェーデン語も公用語ですが、スウェーデン語のアナウンスはなかったと思う・・・たぶん。ちなみに降機して一番に思ったことは「寒い」でした

ヘルシンキヴァンター空港のシェンゲン外エリアの到着フロアです。この空港はシェンゲン外は到着・出発別れていて(後で出てくる手荷物検査後は出発エリアに出ます)この時点ではフィンエアー068便の乗客だけがこのフロアにいる状態でした。
案内表示には日本語も出ていて日本からヨーロッパ各地への乗り継ぎをかなり意識している感じでした。

そしてこの看板です。ちなみにこの看板の下には蛇口があって飲めるように成っていました。誰も飲んでいなかったですけど(笑)。実際のところフィンランドでは水道水をそのまま飲んで問題ないらしく、世界でもかなり稀な国の一つです。この後行くエストニアは水道水自体は問題ないらしいですが、ソビエト時代の水道管が多く管理が出来ていないのもあり飲まない方が良いらしいです。

ヘルシンキヴァンター国際空港 (HEL) 空港

ある程度進んだら１階分降りて手荷物検査になります。手前のこの写真で人だかりに成っているところでゴミを捨てられるようになっているので、液体を捨てている人が多かったです。
ちなみにいろいろ写真を撮りながら進んでいたら後から到着した吉祥航空から乗客がどんどん降りてきていて中国人に紛れて進むことに。
混んでしまった以外問題なくゲート通過できました。

手荷物検査を出るとシェンゲン協定外エリアの出発ゲートにでます。というわけでまだシェンゲン協定への入国はしておらず、イギリスやアイルランド、ロシア、そして東アジアなどシェンゲン協定外への乗り継ぎの場合ここで次の便まで待つことになります。
ただここでもシェンゲン内の出発案内を見ることはできるので見てみると、ついに搭乗予定のタリン便の表記が！まだ４時間ありますけどね。

フィンランドはIT先進国で既に５Gを一部で導入しているようです。これはそのアンテナなんでしょうか？ヘルシンキ空港は無料WiFiが飛んでおり困ることはなかったですが速度がそこまで速かったかというと？です。日本での有料のWiFi接続と変わらないくらいだったかな。ポケモンGOは問題なくできましたが

まだ早朝の為しまっている免税店を抜けて入国審査に向かいます。この後シェンゲン協定内エリアにも行くんですが、見た感じだと有名ブランドのお店はどちらかというとシェンゲン外エリアに多く、ムーミンやチョコ、お酒などはシェンゲン内エリアに多かった気がします。
また割と整然とした作りで近代的なシェンゲン外エリアに比べシェンゲン内エリアは結構狭い感じで増築繰り返したのか継ぎ接ぎ感が結構ありました。

入国審査です。この時間帯は私の乗ってきたフィンエアー68便と吉祥航空だけなので割と空いていました。入国はEU国籍の人以外は自動化ゲートないみたいです。
ただ質問も簡単な内容で「観光？」「何日行くの？」「行き先はエストニアだけ？」の３つで定型文的な返事で問題なかったです。入国審査官の人もゆっくりと話してくれましたし最後は「Have a nice trip」のあとに「気をつけて」と日本語で言ってくださいました。咄嗟に「kiitos」と返事しましたがフィンランド語ってKiitosとMoiしか知らなかった・・・。

そしてこの直後トラブルが起きます・・・。

さて、出発案内板ですがここはどこでしょう。
というか下の方に All gates security controlって書いて有るじゃないですか。

実は間違えて制限エリア出ちゃったんですよ。上の写真の入国審査が終わった後渡り廊下を通ってシェンゲン内エリアのターミナルに入ったあたりで通路が狭くなったんですよね。その時前にでかいドイツ語？を話す人たちがいて私はそんなに身長大きくないんで視界悪いままついて行ったら到着ロビーに出ちゃったんですよ(笑

かなり焦ったんですが冷静になってみると既にタリンへの便のチェックインはして搭乗券は印刷していること、荷物はそのままタリンまでスルーされるわけなので、あっもう一度保安検査抜ければ良いんだと思って保安検査通りました。
まあ結果的には８分程で元に戻ったんですが、かなり冷や冷やしましたね。よく考えれば乗り継ぎ時間もあるので制限エリア外をウロウロしてもよかったんですがそんな余裕もなく写真もこの１枚だけしか撮らずでした

保安検査を抜けると免税店がありました。免税店の中を通路が通っているので強制的に通る仕組みですね。これからタリンに行くわけですしヘルシンキは物価高いし今荷物増やしたくないのでみるだけにしました。

ちなみにこの免税店、基本的に日本語の案内も書いてありました。
直接シェンゲン外搭乗口に行くゲートはないようでヘルシンキ観光して日本に帰国する人もここ通るみたいでそれでですかね。
だいたい言っている事はわかるけど、少し違和感を感じる日本語。それも愛嬌ですけどね

ヘルシンキヴァンター空港では日本に就航していない航空会社や就航していても日本で見ることが出来ない機体を見ることが出来ます。TAPポルトガル航空も日本へ就航しておらず初めて見ました。お隣スペインのイベリア航空は久しぶりに成田乗り入れ復活しましたが、どうしてもイベリア半島だと乗り継ぎにメリットを作ることが難しいんでしょうね。

ヘルシンキで見る夜明けです。現地時間のAM6:56、日本ではPM12:56ですね。
なんてことない夜明けなんでしょうけど、異国でみる夜明けは感慨深いものがあります。

ところどころでこんな動物の皮が売っていました。たしかそんなに高くなかったと思いますが、買ったところでどうするんだと思いますし、持ち帰れるわけもないですし、そもそも日本に持って行けるのかも謎なので見ていただけです。
何カ所かのお店で売っているということは(現地の方かもしれないですが)お土産買っていく人がいるんでしょうね

フィンランド時間の未明に機内食は食べているんですがお腹空いてきたのでターミナル内のホットドックのお店で購入することに。ちなみにこのお店、ホットドックやコーヒーはカウンターで手渡しですが、横の棚にスムージーやサンドウィッチ、お寿司なども売っていました。しかしさすがにフィンランドって値段でした。

スパイシーとブルーベリースムージーを購入。これで１２．８０ユーロ、日本円で約１５６０円。さすがの値段です。このお店は店員さんにトッピング何載せる？って聞かれるのでピクルスを頼んであとは一般的なもの載せてと言ったらこれが出てきました。
結構本格的な辛さだけどボリュームもあって美味しかったです。

お店の様子です。まだ朝早いと言うこともあり空いていました。
中央のカウンターで注文、横の棚には寿司やサンドウィッチなどがおいてありました。ちなみにこの写真の背面は滑走路方面になりますので飛行機見ながら食べることが出来ます。

フィンランドと言ったらムーミンですね。トゥルク近郊のナーンタリって所にはムーミンワールドがあります。最近日本にもムーミンのテーマパークが出来たようですが本場もいつかいってみたいなと・・・。
しかしさすがフィンランド、それも空港。結構値段しますね。