Tere Eesti 2019年9月エストニア７泊１０日の旅－２０＋Luxバスのチケットについて

2019/09/13 - 2019/09/22

エストニア旅行記パート２０！ついに２０に達しましたがまだ３日目で思った以上に１日当たりにパートを使ってしまっています。まあ気長に書いていくつもりです。
このパートではパタレイ監獄見学後急な雨に打たれてしまい荷物もあったことからホテルへ戻り整理などをしたあとホテルに展示してあったバルト駅の写真を見た後トラムでコプリへ、コプリで現在はエストニア海洋大学の本館として使われている旧ロシアバルト造船所の本館建物を見学します。
その後は翌日のナルヴァ行きに備えてタリンバスターミナルを下見したあと、夕食を取るためにウレミステへ。ウレミステケスクスのLidoで夕食をした後バスを使いViru門経由でホテルへ戻るところです。

ちなみにこのパートの後半でLuxExpressバスのチケットの購入の仕方を記載しています。まあ感覚的に購入出来る感じでしたが、細かい購入の仕方を書いているものがなかったので作成してみました。

エリア タリン(エストニア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

パート１９でパタレイ監獄を見学後、行艇埠頭で買った目録が重いのとせっかくなので綺麗なまま持ち帰りたいのもあり荷物置きと整えのためにホテルに一回戻りました。
この写真はホテルから出発の際に別館の出入り口付近に展示されていたバルト駅の庫写真になります。

Go Hotel Shnelli ホテル

いつの撮影か不明ですがロシア帝国時代だと思います。
解説文は「バルト駅建物の前面と車」となっています。

Go Hotel Shnelli ホテル

ちょっと反射がありますが解説文を読むとパットクリ展望台から見たバルト駅舎と書かれています。こちらもロシア帝国時代のもののはずです。

Go Hotel Shnelli ホテル

ホテルを出てホテルの裏手に回りバルト駅舎を眺めます。旅行記のパート３で少し触れたのですが、奥の駅舎つまり私が泊まっている建物が上の２枚の写真で出ているバルト駅舎でまず間違いないと思います。
ロシア帝国時代に建てられた駅舎は１９４４年のソビエト軍の空爆で大破しますが、ソビエト占領後の１９４５年に復旧し再利用されてました。その後１９６０年から６５年に大改修をしたとなっているのですがいくつかの資料では建て替えたとなっています。
ただホテル内では何カ所か改修後の壁を剥がしたあとがありこれが相当古いレンガで積み方も古く、わざわざ立て直した際に古いレンガを古い積み方で積んだ後コンクリートで補強する意味も何もないのでそうなのかなと思っています。
まあせっかく泊まったホテルがロシア帝国時代に建てられたものと思っていた方がロマンあるってのもありますが・・・。何せ本館は２００５年建築なのがたまたま駅舎の別館に泊まることになったので。

タリン駅 駅

バルト駅前停留所からコプリ方面へ向かいます。この停留所より北側にトラムで行くのは初めてです。
ただまた厚い雲が出てきてしまった・・・。

やはり途中から雨が強くなってきました。
コプリに着いたら見えたのは小さいロシア正教の教会。コプリ地区は労働者の街でソビエト占領下で移住してきたロシア系住民が多いです。この教会も新しそうですしソビエト末期か独立回復後に建てられたものなのかなと

コプリ停留所の降車口です。コプリ停留所がトラム１・２系統ともに終点となっていてここでループ線を使ってタリン市街方面へ折り返しします。ループ線区間は乗車できないので乗車口は別にあります。

コプリに来たのはこの建物を見たかったため。１９１２年にロシアバルト造船所の本館として建設されたものです。コプリ地区はロシア帝国末期に造船業の為に開発が進みましたが独立により造船業は頓挫、その後はエストニア工科大学の本館となり、ソビエト占領下などで紆余曲折はありましたが現在は２００９年に移転してきたエストニア海洋大学が本館として利用しています。

立派な時計台が設置されています。雨のせいでなかなか上手く撮れませんでしたけど。
時計台の下には展望台があるようですが一般公開はされていません。検索で見てみたらすごく綺麗な風景が見えるようです・・・。

ロシア帝国時代の建物は結構残っているんですが多くは教会や小さい建物、もしくは１７００年代の建築になるので、帝国末期の大型建物で造船所という本来部外者に見せる目的ではない物というのはあまり見られません。その為にもなんとしても来たかったのです。
ちなみにコプリ地区は２０１０年頃まで治安の悪い地域として有名でしたが現在はタリン市街地と大きな差がないそうです(当時から悪かったラスナマエは今でもあまり良くないとも言われています)

コプリからそのままタリン市街を通過して反対側にあるBussijaam停留所へやってきました。明日の朝ナルヴァに向かうための下見です。初日の旅行記、パート２で掲載した停留所です。
ちなみにトラムはBaltijaam停留所あたりから満員になったのですが、途中明らかに脚の悪いおばあさんがいたので席を譲りました。エストニア語でなんと言って良いのかわからず無言で譲ったんですが、「aitäh(ありがとう)」と言ってもらえて良かったです

ここがタリンの長距離バスのバスターミナルです。１９５９年にヴィル広場からこの場所に移転し、１９６５年にこの建物が建設されています。独立回復後２０１２年に改装され現在の形になりました。

バスターミナル (タリン) バス系

ハンガリーのイカルス社製のイカルス５５というバスの様です。ソビエトや東側諸国で使われ、イカルス社自体は民主化後もしばらくはバスを作り続けたようですが、現在は精算されています。
このバス自体は検索をすると今でもタリン市でイベントの際などに走っている様です。

バスターミナル (タリン) バス系

人がいなくなる瞬間を狙って撮影しました。いつもこんなガラガラというわけではありません。奥の窓口はチケット購入の有人カウンターになります。

バスターミナル (タリン) バス系

バスターミナルの建物は小さいですが、カフェがあったりコンビニがあったりと機能は整っています。
首都のバスターミナルと言うことで日本で言えばバスタ新宿の役割なんですが、小さいながらも同様の機能があるんです。小さすぎますけど。

バスターミナル (タリン) バス系

ヴィリヤンディ行きのバスはHansa Liinidという会社が運行するFBI 86Tというバスでした(ナンバーから調べました)。
このバスはセルビア・ヴォイヴォディナ自治州の州都ノヴィサドに本社を置くFeniksBUSという会社で製造されたものです。うーん、やはりヨーロッパに来ると日本とずいぶん会社とか違ってきますね。

バスターミナル (タリン) バス系

この時点で１３℃あるようですが、風もあり日も陰ってきた為それ以上寒く感じました。

本当にタリンの天気は変わりやすいです。一度は止んでいた雨ですがまた降り出し空模様が急激に暗くなってきました。

バスターミナル (タリン) バス系

タリンのトラムも日本のバスや路面電車と同じく広告ラッピングが数多く走っています。これはラトビアのフラッグキャリアでLCCのエアバルティックの広告車両です。エストニアのノルディカ航空もありますが、エアバルティックはタリンをハブにしているのもあり広告が積極的にされています。

空港方面行きトラムに乗りÜlemiste Jaamで降りて歩きます。Ülemiste Jaamはウレミステ駅という意味でElronのウレミステ駅に乗り換えは出来ますが、少し歩いた所に駅があります。
降りてすぐに目にするのはT1モールタリンというショッピングモール。２０１８年１１月にオープンした新しいショッピングモールです。

タリンでは珍しく高層駐車場棟を持つショッピングモールです。情報がまだ少なくエストニアに来てから詳しく情報を得たのもあり今回は予定通りウレミステケスクスへ向かいます。

最近日本でも見るようになった空車情報を出す案内板がエストニアにもありました。日本だと御殿場アウトレットや湘南テラスモールで見たことがあります。
エストニアはヨーロッパでは珍しい完全車社会の国ですが、台数はまだまだ空きがありますね。

T1モールの裏を進んでいくとElronの線路にぶつかりウレミステ駅の地下通路を抜けて南側に抜けます。
ウレミステ駅はタルトゥ・ナルヴァ方面へ向かう列車の駅で急行タイプも止まるのですがいかんせん本数が少ないのでバスかトラムのアクセスが便利です。

目的地に着きました。ウレミステケスクス、エストニア最大のショッピングセンターです。タリンロナルトメリ国際空港とウレミステ駅に挟まれたスペースに造られた２階建てのショッピングセンターです。
先ほどのT1モールとはウレミステ駅を挟んで両側に建っています。

ウレミステ駅とバス停の出発時刻が書かれている表示がありました。バスのタリン市街地方面、郊外方面、鉄道のタリン行き、タルトゥ・ナルヴァ方面行きの時間を繰り返し出しています。
バスはそこそこ本数はありますが鉄道は首都とはいえかなり少ないので、バスを使うか５分ほど歩いたウレミステ駅前停留所まで行きトラムを使うのが良いと思います。

ウレミステケスクスの中です。新しい建物の中だけあって綺麗です。基本的には日本のショッピングセンターとそう変わらない造りです。
普通のエスカレーターの他に子供用の滑り台があったり遊び心があるつくりでした。

ウレミステケスクス ショッピングセンター

ウレミステケスクスもいくつか飲食店入っているんですが、今回もLidoに来ました。
そんなわけでLidoウレミステケスクス店内の様子です。ソラリスの店より明るい雰囲気ではありますが、普通のフードコート感も拭えない雰囲気にもなっています。
海外旅行の雰囲気ならソラリス、明るくてスペースの広さならウレミステケスクスかなあ。

ウレミステケスクス ショッピングセンター

今回のLidoで選んだ物です。
Riis Koogivilja ja seentega 2.20euro
キノコと野菜のスペイン風ご飯
Friikartul 1.90euro
フライドポテト
Ljulja kebab pikantse kastme 2.60euro
ルレケバブ(中東料理)→ポテトと同じ皿に載っているやつです。
お店での解説はアゼルバイジャン風カツレツ
Vaarika-sokolaadikook 2.10euro
木イチゴとチョコレートのケーキ
vesi gaasiga 1.35 euro　
炭酸抜きの水

これだけ食べてこの値段ですからやはり安いですよね。今回も味が美味しかったです。

もっと中の写真を撮っておけば良かったなと思うんですが閉店間際で追い出し放送らしきものが入っているので(聞き取れない部分が多いけどあと１０分で閉まる、ありがとうは聞き取れた)、広くて今どこにいるのかわからない状態でだとそんな余裕無かったです。
これは何故か撮影していたスマホキャリアのTELE2のショップ。ここのSIMを使っていましたがどこのSIMも安いですし本当に助かりました。ちなみにこのお店でスマホ本体も売っていましたが、ハイスペック機種は日本とそんなに変わらない値段でした。ちなみに日本に進出していないXiaomiも結構置いてありました。

ウレミステケスクス ショッピングセンター

先ほどのT1モールの駐車場です。２０１９年の時点でエストニア最大のショッピングセンターはウレミステケスクスという風になっていますが、どうみても２０１８年にオープンしているT1モールタリンのが大きく思いますが・・・。
ちなみに奥の観覧車はT1モールタリンの上に建っていて、Skywheel of Tallinnと呼ばれています。モールの5階から乗車が出来１人１０ユーロだそうです。

帰る手段は鉄道、トラム、バスと３つありちょうど時間的にはどれを選択しても良い時間だったのですがせっかくタリンカードを持っていることと、トラムで来たのだから帰りはバスで帰ることにしました。バス停はちょうど写真中央あたりに見えているところで奥の横断歩道を渡ろうとしましたが信号が変わらず・・・。
ひょっとして押しボタン？と思い信号の支柱を探してみるとなにやら箱がついていてセンサーみたいなものが・・・。手をかざすと１０秒ほどで信号が変わりました。

エストニア止まりのバスだったのでエストニアで下車しました。ここから歩いてMere puiesteeに行きトラムでホテルに向かいます。結果的にはウレミステケスクスからトラムに歩いた方が距離は短かった気もするけども、せっかくなのでいろいろなルート使いたかったのでまあいいかな。
というわけで３日連続でエストニア劇場の前を通ることになりました。そしてまた雨が降ってきているという・・・。

肉眼では雲が見える程度だったんですがさすがHDR、雲も公園の風景も両方明るく撮れています。なんか雲がまがまがしい雰囲気ですね・・・。まあ実際雲のある方角のウレミステは結構降っていたんですが・・・。

３日連続でviru門に来ました。まあエストニアの観光名所ってことで・・・。
実際の所観光名所だからというよりもトラムにしろバスにしろこの近辺で乗り換えを行うのが便利なのとコンビニやマックなどもあり飲食にも困らないので今後も頻繁に来ています。たぶん寄ってないの４日目だけのはず。

ヴィル門 建造物

Mere puiesteeからトラムに乗りBaltijaamまで戻ってきました。Balti Jaama Turgは既に閉まっている時間ですが明かりは付いていて綺麗に見えました。

これで３日目の旅行記は終了です。以下は翌日利用するLuxバスのチケットの購入の仕方を記載します。
いままで３日観光をしたタリンを離れ明日はナルヴァに日帰りで向かいます。
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ここからはLux expressを利用する際の発券方法について記載します。全て２０１９年９月現在の情報になります。まあこんな風に書くほど難しい事は何一つないんですけど。

Lux expressバスを利用する際は自動券売機が使えます。タリン、タルトゥには券売機がありました。ナルヴァはバスターミナルの建物自体がなく直接運転手から購入の様です。タリン、タルトゥに関してはLux以外は券売機はありません。
確かクレジットカード払いのみだったと思います。

券売機の前に立つとこの画面が出ます。エストニア語、ロシア語、英語から表記を選べます。今回は英語で選択していきます。
購入の場合はBUYTICKETSを、予約してある場合はPRINTTICKETを選択します。
購入の場合は下に記載しています。スマホからの予約方法はさらに下に記載していますが、最後に発行されるOrdernumberをPRINTTICKETを選択したあとに入力すればOKです。

まずは券売機で購入の形を説明します。

行き先を選びます。無かった場合はOtherDestinationを選ぶことで選択できます。

画面が黒く私の顔が反射でもろに写っているので一部画像加工をしました。

上で日付を選び、その下で乗りたい便を選びます。便によって結構値段が違います。

Full Ticketが一般乗車券です。Loungeはビジネスクラスの様なワンランク上のシートになります(ぶっちゃけワンランク以上かも)。シートについては４日目のナルヴァ編で一般席を、５日目のタルトゥ編でラウンジ席を紹介していきます。

座席の選択をします。
×は既に選択されていて選べない席、右側中央(さらに後部の席があるのでこの表では下に見えますが)の一席分のスペースはトイレへの入口と終点では出口になるスペースです。
選択したら右にあるPayを押して決裁を進めていきます。

次にホームページから購入する場合です。私はスマホ２台とノートPCを持っていきましたが、iPhone6sPlusで購入しています。

Luxのホームページを開いて出発地と目的地、出発日を入力して検索すると以下のように出てきます。
好みの便を選んでCHOOSEを選択して次に進みます。
Lineinfoを選ぶとその便の詳細が見られます。

便を選択するとその便の値段が出てきますのでそれでよければ選択して下のCONTINUEを選択して進みます。
割と便によって値段が違うのでそのあたり気にする方は意識するといいと思います。

入力した画面しかキャプチャしてなかったので編集しました。
入力前の段階ではそれぞれフォームに何を入れれば良いか書いてあるのでわかると思います。
一番上のPINSnuberは入力しないで大丈夫です。

ちなみに私はエストニア番号をTele2で取得していましたが、データーオンリーなのでSIMを入れ替えていないDoCoMo番号を入れました。Eメールでは来ましたが、特にSMSで何かが来ることはありませんでした。

座席を選択します。券売機のところでも書きましたが、右側中央の空白はトイレと終着地での下車口になっています。
白地が既に予約されている席、緑がまだ選ばれていない席です。
ちなみに選択すると一つ前の画面で入力したイニシャルがその席に入ります。

日にち、出発地、目的地、自身の名前、シート番号、金額が表記されます。
これでよければ次に進みましょう。

チケット情報をどのようにして送るか尋ねられていますので選択してください。

選択した日にち、出発地・目的地、時間、氏名が表示されるので確認しましょう。
ちなみに私が選択したタリン－ナルヴァ便は国内線だったのでパスポートの確認はなかったですが、万が一チェックされる可能性もあるのでパスポートに合わせて入れた方が良いと思います。

支払い方法を選択します。
旅行で訪れている日本人の場合クレジットカードを選択する事が一番多いと思います。

このページでクレジットカード情報を入力しPayを押せばクレジット決済されます。

印刷できる環境下でなければsend ticketsを選びメールで控えを送るとともにOrdernumberを控えておきましょう。券売機で発見する際に必要になります。