2019/06/21 - 2019/06/21
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機乗の空論さん
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黒石と言えば全国的に知られている「中町こみせ(小見世)通り」として、”日本の道・百選”にも選ばれた伝統的建造物群が残る中町通りの道は余りにも有名な観光地で、黒石の顔とも言えるところ~。
ではこみせとは?…、昔の商店街だった中町に、買い物に来た人達の為に日差しや吹雪から守る為に、自分たちの敷地内の店頭に軒下を造って通りにしたこと、今で言えば木で造ったアーケード通路です。
雪国で暮らし生きていく人々の生活の創意工夫と知恵、そして、人に対する暖かい思いやりが形と成って今に活きているものだと思います。
雪の深い地域では、言い方は違いますが新潟県・上越市の旧越後高田では”雁木通り”と呼ばれて同じように残されて保存されてます。
このこみせ通りが、これかも大切に町の人々によって利用され保存されることを願って止みません。
他の地方や地域にもまだ残っているかも知れません~、情報を聞きつけたらまたぶらぶら歩いてみたいと思います。
ちなみに黒石は~、弘前藩の支藩として政庁が置かれた黒石藩。
明暦2年に黒石津軽家の信正が本藩宗家を継ぐと同時に、弘前藩より5000石を分与されのにはじまる。
文明6年に更に6000石の分与がされ、一万石の外様大名として諸侯となり、藩庁は黒石陣屋(黒石城)に置かれたようですね。
だから、街並みも整備されて人と物が集約されるように発展したわけです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
6/21(金) 黒石市役所前バス停で下車します。
直ぐ目に付いたのが随分と年季の入ったクリーニング屋?、
敢えて成すがままの自然な構えが素晴らしいです!。 -
では、黒石の顔とも言える「中町こみせ通り」をぶらぶら歩きましょう!~、
通り沿いに建つ威風堂々とした家屋は屋根と壁が銅板造りで、
この地域では珍しい意匠です。
学生が自転車で走る過ぎる光景も合間って、趣きがあります。 -
通りの角に建つ趣きのある和洋折衷建築は「上原呉服店」、
大正2年創業の老舗呉服屋で、元は酒造業から転業されたそうです。
この建物は昭和6年築の大正ロマンの雰囲気を持つモダン建築です。 -
イチオシ
白い漆喰が一際目立つ蔵~、好く見ると「喫茶 蔵」とありました、
ドアに張り紙で臨時休業とありました、残念です!。喫茶 蔵 グルメ・レストラン
-
屋根の上に唐破風を真似した曲線がユニークな店舗、
「漢方調剤」とあったので薬屋ですが、廃業されているのでしょうか…、
それとも定休日なのでしょうか?、止めているバイクが気になります?。 -
どうやらこの辺りから「中町こみせ通り」のメイン通りの様ですね~、
この辺り一角を占める「鳴海酒造店」は、創業文化3年の南部杜氏の流れをくむ醸造所で清酒・菊乃井は津軽では知れた銘柄。鳴海醸造店 菊乃井 (鳴海家住宅) 名所・史跡
-
横の通り沿いに入って行くとその規模の大きさが判ります!、
黒板塀と赤いトタン屋根に煙突が醸造所の雰囲気ですね!。 -
更に進むと白い漆喰の壁に大きな窓が付いた土蔵が構えています~、
この中で様々な銘柄の清酒が木樽の中で静かに時を待っているのでしょう…、
地元の銘柄・菊乃井、効き酒した~い!。 -
裏通りにひっそりと建つ浦町の「中村旅館」、外見は至って普通の青いトタン屋根と白い門柱のどっしりとした老舗旅館風なのですが~、
明治9年に旧遊郭”かねまる”として創業し、昭和33年頃に旅館に転業した経緯を持ってます(解る方はピンときますね! -
2階の角には戸袋が残ってますが、漆喰が剥げて店名も消えてますね~、
次回は必ず宿泊してみたい宿であり、女将さんからお話も伺ってみたいですね~。
*プチ情報 普通に電話すれば宿泊が可能で、もちろん夕・朝食付きも可能です。 -
こみせ通りに戻って来ました~、
鳴海酒造の玄関こみせに上には”清酒 菊乃井 文化三年”と銘板が上がってます。
きっと創業時からのものでしょうか、家宝ですね。鳴海醸造店 菊乃井 (鳴海家住宅) 名所・史跡
-
イチオシ
店頭の軒下から~、こみせ通りを眺めたところです~、
まさしく今で言う木造で造られたアーケードといった感じです。
この景観保全にも重要な役割を果たしているとも言えますね!。
*位置情報が間違ってます!、詳細はクチコミでお願いします素晴らしい町並みです! ~ 中町こみせ通り by 機乗の空論さん中町こみせ通り 名所・史跡
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イチオシ
こみせ通りから向かい「盛家住宅」を見渡した景観~、
同様にこみせ通りが続いてますが、観光客が少ないのでこのようにゆっくりとぶらぶら出来るのが好いですね!。 -
こみせ通り沿いに在る「津軽こみせ駅」は、直ぐ前がバス停~、
休憩場所や豊富な土産物などを販売し、ステージでは津軽三味線の無料生演奏が聴けます~、また、2階は郷土の詩人”秋田雨雀記念館”も無料見学出来ますよ。
*詳細はクチコミでお願いします津軽三味線ライブは心に響きます! ~ 津軽こみせ駅 by 機乗の空論さん津軽こみせ駅 お土産屋・直売所・特産品
-
その裏側駐車場に水処・黒石の八甲田山系の伏流水「小見泉」が有ります。
昔からこの伏流水を用いた地酒や豆腐作りが盛んなところ~、ミネラル豊富でまろやかな口あたりは酒造りには欠かせないものでしょう!。
ペットボトルに入れてぐい飲みしました!、旨い。 -
向かいに構えるは「高橋家住宅」、宝暦年間に建築された270年以上も経っている商家とは凄いの一言!です。
大きな家紋の暖簾は”梅鉢”、梅鉢と言えば菅原道真と同じですね?…、
今は喫茶店として見学も出来るそうですよ。高橋家住宅 名所・史跡
-
また向かい側に建つ威風堂々とした店は「中村亀吉酒造」、
酒名を「玉垂」と言い、大正2年創業の津軽杜氏によって受け継がれてきた
醸造所は、鳴海酒造と並んで黒石を代表する酒造メーカなんですね。
大河ドラマ「いのち」の舞台にも成ったそうです?。中村亀吉酒造 専門店
-
ここのシンボルはこの大杉玉!(酒林)、どうですか?、
直径1、1間(約2m)、重さ400貫目(1500kg)は日本一だそうです。
この様な大きいものは初めて見ました。 -
イチオシ
向かい側から眺めるとこみせ通りの景観が素晴らしいです!、
酒造会社の建物は景観保存には欠かせない重要な要素そのものですね~。 -
この小さい杉玉はこみせ通りの軒下にぶら下がってました~、
銘酒・玉垂に純米酒・亀吉などは津軽杜氏の流れを組む酒造りは、その杜氏数が減少し困難で有ると言われていますが…、伝統的な技を後世に伝承し続けてほしいです!。 -
交差点角に建つ「松の湯交流館」、
元は江戸時代に建てられた旅籠、その後は銭湯に転業しましが平成5年に閉館、
平成27年に街のラウンドマークとして誰もが自由に使用出来る休憩所・案内所として生まれ変わったそうです。中町こみせ通りの穴場? ~ 松の湯交流館 by 機乗の空論さん松の湯交流館 名所・史跡
-
屋根を突き抜け力強い生命力を感じさせる松の木が印象的です!、
ここから松の湯と付いたわけなんですね!。
*詳細はクチコミでお願いします -
館内に入ると~、「黒石インフォメーション」として活用されているようです、
銭湯なのでまずは番台が在ります!、当時のままなので使い込まれ具合がいぶし銀の様です~、
こちらは元女湯だったそうです~、へえ~?。 -
浴場は意外にコンパクトでシンプル~、
蛇口だったところにPCのランケーブルで閲覧用PCが自由に利用できます。
木の椅子も懐かしくて良いですね!。 -
浴槽は奥の壁際に1か所のみ~、
大小と別れてますが、深さは同じなので子供は大丈夫なのでしょうか?…、
洗面器はやはり…、黄色のケロリンなんですね!。 -
裏側には広い無料駐車場も完備してました~、
ここに止めてこみせ通りを散策すれば便利で好いかも知れませんよ!。
また、ここのトイレは最新の綺麗なものなのでお薦めです!。 -
その前に在るレトロでモダンな櫓は「黒石消防団第三分団屯所」、
大正13年築の唐破風型の屋根に望楼型の見張り台がモダンな消防団屯所ですね~、
赤い屋根と黒い壁が一際目立つ存在です、他にも第一・第二分団屯所も残ってます。 -
この交差点角には「日本の道 百選 こみせ通り 伝統的建造物群」、
と木碑が立ってました。
そう言えばここからの景観がポスターやパンフレットに掲載されてましたね。 -
その角が「西谷家」で玄関には大きなこけしが立ってます~、「こみせ美術館」とありました。
ガラス越しですが~、こけしやねぶた絵に民具などを展示する”古民具美術館”のようなところなんでしょうか?。西谷家(こみせ美術館) 美術館・博物館
-
イチオシ
こみせ通りを進むと西谷家の家紋暖簾の藍染めが好いですね!、
さり気無く置かれた季節の花々を取り入れた景観です~。
そう言えば~、今日初めて花を見ました?…。 -
更にこみせ通りを行くとベンチが置かれてました…、
ちょっとした休憩をどうぞ!、との心遣いが嬉しく成りますね~、
まさに木のアーケードの様で -
横町へ入ると、古い街には必ず何軒かは有る「骨董屋」~、
店頭からの印象では”我楽多屋”のイメージが強いなぁ?…、
もう少し良いのもを並べて欲しい気もしますがね!~。 -
この通りもほぼシャッター通り商店街に成ってますね?…、
左手に「DAIKOKU」と名が有りますが、もしかして旧大黒デパートでしょうか?~、確か平成17年頃に閉店しましたね、さびしいなぁ~。 -
”黒石まちなかマップ”に夜の飲食店街「よされ横丁」とありました~、
裏びれた雰囲気の路地には小さな飲み屋が並んでますが、
何とも言えない侘しさを感じますね…。 -
路地がS字クランクしながら~、人を拒むような逃がさない様な?、
独特な通りをしてますね?…、そして、閉店している店が多過ぎます!。 -
まだ、午後なので人も誰も歩いていません…、
このように閑散としてます…、まさに侘び寂びの歓楽街?かなぁ?…。 -
通り沿いの右側は空き地…、廃業などで取り壊されるんですね?…、
それでも、歓楽街と言えば弘前の鍛冶町とこのよされ横丁ぐらい~、
きっと、夜ともなれば赤い灯・青い灯の賑わいを見せるのでしょうね!。 -
右側は完全に更地に成ってる空き地状態…、
必然的に駐車場に転売に成っているのでしょうか?~。 -
路地から広い通りへ出ました~、
この界隈が黒石一の歓楽街「甲徳兵衛町」とよされ横丁の一帯地域。
これなら夜は怪しげな雰囲気を醸し出した -
こちらは真逆な光景で余りにも寂しさだけが漂います?~、
駅の南の寺院辺りにも乙徳兵衛町と言って「新興街」と呼んでます。
規模的にはもっと小さいですが、風情ある飲み屋街です。 -
ちょっとモダンで年季の入ったカメラ屋「白鳳堂」、
白い壁には色褪せた染みが広っがって風雪に耐えて来た強さを感じます~、
また、この町で多くの市民の泣き笑いを見て来た写真館なんですね。 -
スーパーの「ユニバース」が有ったので寄って行きます。
県下でチェーン展開している大手スーパーマーケットです。
駅に隣接しているコープ青森よりは品揃えが良いようです。 -
パン売り場で珍しい”シライシパン”を見つけました!、
白石食品工業さんは岩手・盛岡が基盤のメーカーですが、隣接しているので販売しているんですね?。
ロングヒット商品のマーガリンサンドにカステラパンは好きです!~、
これって工藤パンのパクリですかね?…。 -
駅構内に戻って来ました~、
外観と違って構内の方が風情がありますね?、
弘前へはバスも便利ですが、敢えてガタゴト揺られる電車が一番!。黒石駅 駅
-
プラットホームの先には除雪用ラッセル車「キ104」、
黒の魔術師の様な精悍な構えが堪らない直線型!、
冬季間にED333に推進される姿は撮り鉄には溜まらない興奮でしょうね!。
昭和4年鉄道省・苗穂工場製造、昭和43年にこの地にやって来ました。 -
でその横には3タイプの電車が並んでました~、
デハ7100のフロントガラス1枚と3枚の青帯タイプ、
デハ7000の青帯タイプ、とで鉄っゃんには興奮する一時です!。
では、弘前に戻り~、大鰐温泉・碇ヶ関に向かいます。
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