浅草発の名門「金太楼鮨」～ニューヨークでミシュランの星を獲得している超優良寿司レストラン2店のシェフの出身母体～

2018/04/29 - 2018/04/29

ニューヨークで本格的な日本のお寿司を提供するとして、地元の寿司オタクに人気のある2店があります。「牛若丸」と「Sushi Inoue」は現地のグルメメディアが作成したお勧め寿司レストランのリストには、必ず載ると言ってもいい位高く評価されていますが、両店共にニューヨークのミシュランガイドの星を獲得したことで、実力と評判を確固たるものとしました。

この2店で食事をしたことがありますが、各大将（栗原氏、井上氏）の寿司に対する強いこだわりが感じられ、味は日本で食べられる上級の寿司と変わらなく、自分が従前抱いていたアメリカの日本寿司のイメージとは似て非なるものでした。以下の動画を見て知りましたが、両氏は浅草にある金太楼鮨という大衆的なお寿司さんの出身です。
https://www.youtube.com/watch?v=i9BB_gIs1fM

栗原氏と井上氏の素晴らしい寿司シェフ2名を生んだ金太楼鮨がどのようなお寿司屋さんなのか興味を抱き、ぜひ一度食べなければと考えていました。先日食べてきましたので、夜の浅草を少し散策した時の写真も含め、ここで紹介したいと思います。

エリア 浅草(東京)

• 旅行の満足度: 5.0

浅草の観光名所、雷門の前です。

このような通りは浅草の魅力の一つと言えます。

浅草にはたくさんのおいしいお店があり、グルメ好きに飽きられることがない街でしょう。

貝殻がモチーフになっているアーケードです。

浅草らしい雰囲気が出ている通りです。

こちらの通りも人で賑わっています。

桐生市のキャンペーンでしょうか。

皆さんマナーがいいですね。

こういった門は東洋の風情を感じさせます。

巨大なドン・キホーテがあります。

なぜかフィッシュアンドチップスのフードトラックがありました。

よく見ると、英国の協会が認証しているようで、アジア初のようです。味は本格的なのでしょう。一度試さなければいけないです。

Gong chaは台湾発のスタバのような存在ですね。ニューヨークでもよく目にしました。

メニューですが、定番のものを揃えているようです。

前置きが長くなりましたが、目的はこちらで食事をすることでした。

浅草に本店を構え、東京とその近郊で数店舗展開している「金太楼鮨」は、全国の寿司コンクールで毎年上位入賞者を生んでいる日本の寿司職人養成所のようなお寿司屋さんです。

江戸前寿司の技術伝承に重点を置いているようです。

メニューです。

価格設定からして、町のお寿司屋さんに分類されるのではと思います。

平均的な回転すしや立ち食い寿司よりかは若干高めですが、価格的には安いと言えます。

温かいお絞りを出してくれるのは嬉しいですね。

最初におつまみとして、鰯のお刺身を注文しました。

丁寧に仕事がされ、味の方もおいしかったです。お寿司の方も期待を持てます。

ガリはケースに入っていたものを取り皿に載せました。甘すぎない味で自分的にはよかったです。

注文したのは、にぎりの特上です。どのようなネタが出てくのかが楽しみでしたが、ここの特上の特徴は最上級のネタを使うことにあるようでした。

以下が特上のネタです。

大トロ2貫
卵
いくら
雲丹
甘エビ
穴子
エンガワ
赤貝
ひもきゅう巻き

味の方ですが、おいしかったです。握りたてを食べているのをわかっているので、やはり満足感があります。価格を考慮すると、コスパはかなりいいと思います。

地味にやっていて、このレベルのお寿司を提供しているお店がたくさんある東京はすごいなと改めて実感しました。

おいしかったので、小肌とミル貝を追加で注文しました。

江戸前のお寿司を堪能するには、小肌、穴子、煮ハマグリ等の手の込んだネタを頼むがよいと何かで読みましたが、そのとおりだと思います。

鉄火巻きです。

青のり汁です。こちらもおいしかったです。

銀座にあるお寿司屋さんのように最上級のネタを使用しているわけではないですが、価格範囲内のネタで其れ相応の技術を駆使して提供されるお寿司は、満足できます。

著名人のサイン入り色紙がずらりと飾られていました。

小泉元首相を囲む写真です。

すしコンクールで毎年政府の賞をたくさん受賞しているので、政府系の集い等で利用してもらっているのは何となく推察できます。

小泉元首相の写真を飲食店で見るのは二回目です。メンフィスのバーベキューレストランでも見ました。

今回訪問したのは、浅草中央店でした。

このような地道なお寿司屋さんを出身とする職人がニューヨークでミシュランの星を獲得して認められるようになるのは素晴らしいですね。

伝法院通りの門です。

たくさんの提灯は風情があり、浅草らしくていいですね。

雷門通と江戸通の交差点です。

アサヒビール本社です。金色のオブジェが有名ですね。

ライトアップした夜のスカイツリーです。

この旅行記へのコメント （2）

• wakupaku2さん 2018/05/07 00:40:34

  金太楼、私も行ってみたい・・

  Antonioさん
  
  初めまして。
  私の旅行記にいいね、有難うございました。
  
  金太楼は私も一度行ってみたい。。というのは大好きな浅草のお寿司屋さん「ほまれ」http://www.sushi-homare.com/がこちらの出身の方なんです。赤酢の新鮮なにぎりを浅草のしゃれた店で頂けるので、家族でひいきにしています。
  
  金太楼ってスゴイんですね。知らなかった・・
  
  

  Antonioさん からの返信 2018/05/13 12:15:21

  RE: 金太楼、私も行ってみたい・・

  Wakupaku2さん
  
  コメントありがとうございます。
  
  金太楼出身者は寿司職人としての基礎と心構えはきっちり学んでいるので、安心できるというのはあるかもしれません。ニューヨークは寿司ブームが完全に定着した感がありますが、食べてちょっと違うなと感じることがよくありました。需要と供給の関係があり、なんちゃって寿司があるのは仕方がないのはよく理解できますが、金太楼のように基本を大事にするのはすごく重要なので、このようなお寿司屋さんは応援したいですね。
  
  ミシュランの星を獲得した板前の出身店であるのは、高校野球で例えるなら、有力な選手を生んできた東北高校や花巻東高校のような位置づけになるのでしょうか。
  
  「ほまれ」は知りませんでした。機会があれば、訪問したいですね。