外苑前発の寿司店「Sushi Bar Yasuda」～ニューヨークで圧倒的な知名度を誇る寿司レストランを築き上げた大将のお店～

2019/04/20 - 2019/04/20

ニューヨークで有名なグルメガイド「ザガットサーベイ」で15年に渡って日本食の分野で一番の評価を得ているのが、寿司レストランの「Sushi Yasuda」です。同店については、以前の旅行記で紹介しました。

https://4travel.jp/travelogue/11465900

アメリカ人の間では、江戸前の握り寿司よりもカリフォルニアロールやスパイシーツナロールのようなアメリカナイズされたものこそが寿司の醍醐味と思っている人が多いですが、そのような現地の人の好みに流されず、独自の寿司哲学をニューヨーカーに訴えてきたのが同店の店名にもなっている元シェフだった安田直道氏です。うるさい頑固親父と思われがちな安田氏ですが、その頑固さと寿司の味にたくさんのニューヨーカーが惚れ込み、「Sushi Yasuda」はニューヨークで確固たる地位を築きました。

2011年に日本に帰国した安田氏は、南青山に「Sushi Bar Yasuda」をオープンし、今に至っていますが、日本ではあまり知られていない同店のお客さんのほとんどは「Sushi Yasuda」を知っている海外のお客さんです。安田氏が握るお寿司を食べたくなり、去年の春になりますが、南青山のお店に行ってきました。

https://www.youtube.com/watch?v=auLmekEsaak

エリア 青山(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

地下鉄外苑前駅で降りました。

駅を出た交差点のあたりです。

外苑西通りです。

このビルの地下がお店です。

近くの公園です。

寿司バーが店名になっているところがアメリカ帰りを感じさせます。

メニューです。おまかせにしました。

お箸が置いてありましたが、安田氏は手で食べることを奨励します。

お茶です。

ガリです。

あかむつです。

お寿司のサイズは小さいです。

かんぱちです。

安田氏の哲学として、お寿司はシャリを食べるのが大事で、お魚は二の次です。

さよりです。

すごく際立ったネタは使っていないです。

赤身です。

バス（すずき）です。

お寿司はどれも小サイズです。

小肌です。

ニューヨークのSushi Yasudaもこのサイズのお寿司を提供します。

サバです。

サーモンです。

アメリカ人が特に好むネタです。

雲丹です。

安田氏の握り方はパフォーマンスになります。空手をやっているので、動作が素早いです。

生ガキです。

トロです。

海老です。

ミル貝です。

また、雲丹です。別の種類です。

鰻です。

いくらの手巻きです。

甘エビです。

芽ネギです。

穴子です。

卵です。

トロ鉄火です。安田氏の鉄火巻は、同業他者もおいしいと高く評価しています。

安田氏です。アメリカからのお客さんに鍛え抜かれた腕を披露していました。

数種類の雲丹を使っていました。

雲丹については、色が濁っていないのが一番高く売られているとのことでしたが、味の面では、濁っている方がおいしいとのことです。

計20貫前後食べましたが、一貫のサイズが小さいので、難なく食べることが出来ました。写真のとおりですが、今流行りのお寿司ではなく、また、日本の他の寿司店のお寿司とも異なる安田氏独自のお寿司です。ネタもすごくびっくりするものではなく、安田氏の哲学に沿い、シャリを際立たせるために脇役に徹しています。ちょっと違った寿司体験をしたい人にお勧めしたい名店です。

食事をする際は、予約が必要なので、忘れないでください。