2016/11/06 - 2016/11/06
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まみさん
秋だけど小春日和(※)となった今年2016年の11月最初の日曜日。
恒例の菊花壇展を見に、新宿御苑に行きました。
ほんとは来週に行こうと思っていたのですが、来週は別の予定のためにあけておくことにしました。
そのため、あるいは今年は菊の開花が遅いのか、まだ十分咲いていない残念な菊もありました。
とりわけ、懸崖作りと、私の最近のお気に入りの肥後菊が、がっかりでした。
でも、新宿御苑の菊花壇展を訪れるのも、今年で9回目。
いろんな年がありました。
今年は少々早めでも、気持ちよい晴天に恵まれました。
おかげで、新宿御苑の菊花壇展と御苑内の景色を、去年に引き続き、またF1.8の単焦点の明るいシンデレラレンズでチャレンジできたので、ひじょーに楽しかったです。
この楽しさは、最近はまっている動物園撮影とは違った楽しさです。
APS-Cサイズに換算すると画角が80mmとなる、ズームできない単焦点のシンデレラレンズは、なにかと不便なので、どうしても使いたくなったときのために、念のためにマクロレンズも広角ズームレンズも持参していました。
でも、菊花壇展も、後編の旅行記にまとめた秋バラも含め、今回は終日、シンデレラレンズ1本でやりとげました@
菊がまだ十分に咲いていなかったせいもあって、80mmくらいの画角でズームできないレンズで、少し引いた写真をねらうのも悪くないと思えたせいでもありました。
※小春日和とは、旧暦10月の頃に訪れるおだやかな暖冬のことをいうので、もともと秋の季語です。
<通算9度目の菊花壇展のときの新宿御苑の旅行記のシリーズ構成>
■(前編)少し早かった菊花壇展と紅葉のきざしを見せる光あふれる御苑内
□(後編)まぶしい光の中の秋の花と香り高く可愛らしい秋バラ
新宿御苑の公式サイト
http://www.fng.or.jp/shinjuku/
環境省:新宿御苑のサイト
http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/
新宿御苑・菊花壇展の解説ページ
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html
<タイムメモ>
10:00頃 家を出る
11:20頃 副都心線 新宿三丁目駅着
11:30 新宿御苑に到着
11:30-12:25 新宿門から十月桜まで
12:30-13:00 エコハウス脇でランチ休憩
13:25-15:00 菊花壇展と日本庭園
15:00-15:30 休憩
15:45-16:15 秋バラ
16:30頃 新宿門から新宿御苑を出る
<これまでの新宿御苑の菊花壇展の旅行記>
2015年11月7日
「中秋の新宿御苑は薄曇りの中で紅葉のきざしを見せて(前編)今年はシンデレラレンズでのぞんだ恒例の菊花壇展」
2014年11月9日
「恒例の菊と中秋の新宿御苑をマクロレンズと超広角レンズでチャレンジ(前編)曇天を突き抜ける鮮やかさの菊花壇展」
http://4travel.jp/travelogue/10950716
2013年11月9日
「マクロレンズ撮影が楽しい新宿御苑の菊花壇展と秋の装い(1)菊花壇展(前編)露地花壇・懸崖作り花壇・伊勢菊丁子菊嵯峨菊花壇・大作り花壇」
http://4travel.jp/travelogue/10830478/
「マクロレンズ撮影が楽しい新宿御苑の菊花壇展と秋の装い(2)菊花壇展(後編)江戸菊花壇・一文字菊管物菊花壇・肥後菊花壇・大菊花壇」
http://4travel.jp/travelogue/10830479/
2012年11月10日
「菊花壇展と秋深まる新宿御苑(2)マクロレンズも駆使した菊花壇展(前編)」
http://4travel.jp/travelogue/10725860
「菊花壇展と秋深まる新宿御苑(3)マクロレンズも駆使した菊花壇展(後編)」
http://4travel.jp/travelogue/10725980/
2011年11月13日
「秋色ハーモニーの新宿御苑(2)菊花壇展(前編)懸崖作り花壇・伊勢菊・丁字菊・嵯峨菊花壇・大作り花壇など」
http://4travel.jp/travelogue/10621626
「秋色ハーモニーの新宿御苑(3)菊花壇展(後編)江戸菊花壇・一文字菊・管物菊花壇・肥後菊花壇・大菊花壇など」
http://4travel.jp/travelogue/10621837
2010年11月6日
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(前編)」
http://4travel.jp/travelogue/10518910
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(中編)」
http://4travel.jp/travelogue/10518911
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(後編)」
http://4travel.jp/travelogue/10518913
2009年11月8日
「錦なす花の終わりの菊だより(4)新宿御苑の菊花壇展2009・前編」
http://4travel.jp/travelogue/10398072/
「錦なす花の終わりの菊だより(5)新宿御苑の菊花壇展2009・後編」
http://4travel.jp/travelogue/10398073/
2008年11月15日
「新宿御苑の菊花壇めぐり」
http://4travel.jp/travelogue/10289196/
※今回の新宿御苑の旅行記は前後編に分けましたが、前編のこの旅行記の末尾に、これまでの新宿御苑の旅行記のURL集をまとめました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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小春日和の新宿門に到着
外から早速、恒例の大作り花壇の菊が見えました。
前日の午前中までの天気予報では、本日晴天なのは昼頃まででした。
であれば朝早く出かけて、早めに散策を終わらせようと思ったのですが、その後の天気予報が好転して終日晴天となったので、10時頃に家を出て、11時半に到着する、というスロースタートになりました。
でも、去年や一昨年の自分の新宿御苑の菊花壇展の旅行記に記したタイムテーブルを確認すると、それよりは早いスタートとなりました。 -
ほんのり紅葉のきざしが見えた新宿門のそばの木々
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新宿門で出迎えてくれた大作り花壇
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大作り花壇を囲むポットマムの菊・その1
シンデレラレンズらしくボケを取り込むように撮りたい! -
大作り花壇を囲むポットマムの菊・その2
これならどうかな。 -
大作りの兼六雪峰の白菊
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裏面にバーコードが印字された入園券を新宿門の読み取り機に読み込ませて入園!
ついついこういう記念写真を撮っておきたくなります@ -
彼方にドコモタワーをフレーミングした、ほんのり紅葉景色
東京のこのあたりがバッチリ紅葉するのは、今年もやはり11月末から12月頃でしょう。 -
まぶしい光を透過させた緑とほんのり紅葉の木々
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エコハウスのレストランゆりのきの前の懸崖作りとポットマム花壇
懸崖作りの方は、まだ咲きそろっていなくて残念でしたが……。 -
懸崖作りの可憐な菊・その1
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懸崖作りの可憐な菊・その2
花そのものに注目すると、とてもステキな菊たちでした。 -
菊花壇展の第一露地花壇
こちらももまだ花が咲きそろっているとは言い難く、景色の中の要素としてフレーミングしてみました。 -
中心の大きくはやっぱり寂しいナ
見知らぬおじいさんと、今年の菊はどうも遅いようですな、という、ほのぼの会話を交わしました。
私もおじいさんも常連なので、やっぱりそう思ってしまいました。 -
懸崖作り花壇の解説
「懸崖作り花壇
作り始め:大正4年(1915)
竹と木の素材をいかしたよしず張りの上家に、30鉢の大中小の山菊懸崖作りを、野趣にとんだ古木の花台の上に配色よく並べた花壇です。
懸崖作りは、山野に自生する野菊が、岩の間から垂れ下がって咲いている姿にヒントを得て作り始めたもので、野趣を生かした独特の味わいがあります。
懸崖作りに用いる菊は小菊で、分枝性の旺盛なものを摘心によって仕立てます。この花壇に陳列している品種は、小菊のなかでも一重咲きの山菊とよばれる品種を用いています。
(公式サイトの菊花壇展の花壇や歴史についての解説ページより)
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html -
がーん、全然咲いていない……
緑の懸崖作り花壇(苦笑)。
これはこれで、一般客にとっては珍しいので、面白いかもしれません。
なんていうのは、やけくそ。 -
秋を感じさせる日本庭園の紅葉始めの木
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紅葉始めの木にまみれたドコモタワー
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伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇の解説
「伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇
作り始め:昭和30年(1955)
木の素材をいかしたよしず張りの上家に、伊勢菊32株、丁子菊32株、嵯峨菊25株を配色よく植え込んだ花壇です。
伊勢菊は伊勢地方(現在の三重県松阪市・津市)で発達した菊です。花びらが平たく、咲き始めは縮れていますが、開花するにしたがって伸び、垂れ下がって満開となります。花びらが長く垂れ下がるほど良い花とされています。
丁子菊は、昔、おもに関西地方で作られた菊です。花の中心の筒状の花びらが香料の丁子の花に似ていることから、この名前がつきました。外国では「アネモネ咲き」とよばれ人気があります。花びらは平たいものや匙のような形のものがあります。
嵯峨菊は、嵯峨天皇の御愛の菊として、京都の大覚寺に植えられたものが始まりといわれる、もっとも古い歴史をもつ古典菊です。花びらが平たく、咲き始めは乱れ咲きに開き、次第に花びらがよじれて立ち上がり、全部立ちきって満開となります。雅趣に富んだ菊です。」
(公式サイトの菊花壇展の花壇や歴史についての解説ページより)
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html -
いつもながらにカラフルな3つの菊花壇
この華やかさを求めていました!
ここが咲きそろっていなかったら、泣いちゃいます。
まずは白い伊勢菊にピントを合わせました。 -
伊勢菊の縮れもじゃもじゃこそが満開の花
9年前に初めて見たときは、なんじゃこれ、と思った菊ですが、見慣れると、とても味わい深い菊です。 -
和風な美しさをたたえる紅白の伊勢菊
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アネモネ咲きの可愛らしい丁子菊
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菊ってたくさんの花の集まりだってよく分かる
そしてひまわりもキク科だというのがよく分かります。 -
くせっ毛が可愛い丁子菊たち
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ほんのりグラデーションの美しさ
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嵯峨菊はほうきのように花びらが立ち上がった姿が満開
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イチオシ
整然と並んだ配色の美しさ
嵯峨菊花壇は、お隣の丁子菊花壇とあわせて、カラフルにフレーミングしやすいです。 -
イチオシ
上に向かって光を放つ線香花火のよう
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大作り花壇の解説
「大作り花壇
作り始め:明治17年(1884)
木の素材をいかした、障子屋根とよしず張りの上家に、大菊の大作り菊を陳列した花壇です。
大作りは1本の株から何百というたくさんの花を咲かせるように仕上げたもので、菊のなかでもとくに発達の旺盛な品種を用います。
この作り方で一番大切なことは、多くの花を咲かせることはもちろん、個々の花においても枝や葉が均一で、花の大きさが揃いかつ開花期が同時でなければなりません。
飾りつけは個々の花をこんもりと、そして半円形に整然と結い立てるもので、この栽培と仕立てには高度の技術が必要とされています。この様式は新宿御苑独自の技術であり、菊花壇の中でも見ごたえのある花壇です。全国各地の菊花壇展でみられる千輪作りの先駆けにもなっている菊です。
(公式サイトの菊花壇展の花壇や歴史についての解説ページより)
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html -
なんとか咲きそろっていたといえる大作りの3つの花壇
さすがに人が完全に切れる瞬間はなかなか訪れなかったので、このあたりで妥協してしまいました。
標準レンズであるシンデレラレンズだと、全体を撮ろうとすると、かなり離れた位置から狙わなければならなかったせいもあります。
1つ1つの花は、まだもう少し大きく咲きそうでした。
会期終わり近い来週の方が、もっとゴージャスでしょう。 -
きらきらお星さまが並んでいるよう
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初雪が降ったかな
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障子屋根の上屋とよく似合う
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日本庭園の「上の池」の中洲島にも可愛らしい演出
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光とたわむれるススキ
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江戸菊花壇の解説
「江戸菊花壇
作り始め:明治11年(1878)
木の素材をいかした障子屋根の上家に、1株27輪仕立ての中菊29株を3列の互の目に奥行きをつけて植え込み、篠立て作りにした花壇です。
中菊は関西の大菊に対し、江戸において流行したので、江戸菊ともよばれています。また、花びらが様々に変化することから、狂菊ともよばれています。その狂い方によって、「追抱(おいがかえ)」、「褄折抱(つまおれがかえ)」、「丸抱」、「乱れ抱」、「自然抱」、「露心抱(ろしんがかえ)」「管抱(くだがかえ)」の7通りの名前がつけられています。
花びらは平たいもの、管のようになったもの、匙のようになったものの3種類あります。
この菊は花びらが様々に変化する狂いの芸が特徴で、御苑独自の仕立てと、全体の色彩の変化と配列の美しい花壇です。新宿御苑の菊花壇の中でももっとも古い歴史のある植え込み様式です。」
(公式サイトの菊花壇展の花壇や歴史についての解説ページより)
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html -
狂い咲きし始めのツンツンな江戸菊たち
咲き進むともっと毛玉のように花全体が丸っこくなります。
そっちの方が実は好みですが、この姿もステキです。 -
1株27輪仕立ての美しさ
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名付けられた品種名はとても粋なものばかり
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太陽にように、つんつくつん
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少しだけ指折りこぶしの形になり始めた子たち
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咲き方が少しふぞろいなのも、かえって味がある
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みんな優等生のように並んで@
花びらの形もよく似ていて、色の違いくらいしか素人には品種の違いは分からないのですが、もっと咲き進むと、狂い咲きの仕方から品種の区別がつくのかもしれません。
と言いながら、昔、もっと咲き進んでいた姿を見られたときに、区別なんかついたっけ? -
優雅に羽根を折りたたみつつある白孔雀のように
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日だまりのような明るい子たちを連想させる色合いで
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あるいは、大学卒業式に臨む乙女たちかも
なんとなくそんなレトロというか、ノスタルジイを感じさせました。
なにしろ私にとって、大学卒業式って、うん十年前の思い出ですから@ -
第二露地花壇のある風景
このあたりで菊花壇展も半分くらい。
ここらで少し休憩をとりたくなったのですが、日本庭園の「上の池」付近は、ベンチが少なくて、たいていみんな埋まっていて、座って休めるところはあまりありません。 -
黄色とピンクの滝仕立て@
少し先の無料休憩所は、菊花壇展のときに限って、有料のお茶室になっていることがよくあるので、不満。 -
ほんのり紅葉の景色を愛でながら
日本庭園の入口の方の芝生なら、敷物を敷いて座り放題なのですが、そこに戻るまで、まだまだ先です。
でも今回は、休憩をとらなくても、まだ気力が持ちそうです。 -
一文字菊・管物菊の解説
「一文字菊、管物菊花壇
作り始め:大正14年(1925)
木の素材をいかした障子屋根の上家に、一文字菊13品種97株、管物菊13品種97株の計194株を22列に1本仕立てで植え込んだ花壇です。
一文字菊は一重咲きで、花びらが平たく幅広く伸びるのが特徴です。この菊は御紋章菊ともよばれています。
管物菊とは、すべての花びらが管状になっている菊で、花びらの太いものを太管物菊、細いものを細管物菊、その中間の太さのものを間管菊とよんでいます。この花壇に用いるのは細管物菊で、一般に栽培されている玉巻性のものではなく、細く長く雄大な花びらを持つ品種で、新宿御苑で独自に作り上げた品種を用いています。」
(公式サイトの菊花壇展の花壇や歴史についての解説ページより)
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html -
まずは管物菊にフォーカスして
まだ咲き途中か、迫力に欠けました。
そして、後ろボケでフレーミングした背後の一文字菊は、まだまだお子ちゃまでした。 -
それでも一文字菊の品格を見せるべく、しっかり咲いていた花もあり
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満開手前の花は勢いが感じられるかも
はじめはがっかりしましたが、これはこれで面白く思えてきました。 -
にぎりこぶしが少しずつほころぶように
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まだ眠たげなおひいさま
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ビッグバンの前触れ!?
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肥後菊花壇の解説
「肥後菊花壇
作り始め:大正14年(1925)
竹の素材をいかしたよしず張りの上家に、35株の肥後菊を3列の互の目に植え込んだ花壇です。
肥後菊は、18世紀末に肥後(熊本)地方で、藩主・細川公が藩政施行にあたり文化政策のひとつとして、栽培が始められ発達した古典菊です。清廉なこの菊を例に、武士道の意義を説いたといわれています。藩外への流出を固く禁じるなど、長い間門外不出の秘花でしたが、藩士・秀島英露が栽培方法や花壇様式の作法を考案した、『養菊指南書』を著し、全国に広まりました。
花は一重咲きで花びらは平たいものと管状のものがあります。花びらと花びらの間に隙間があるのが特徴です。」
(公式サイトの菊花壇展の花壇や歴史についての解説ページより)
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html -
咲いている花が圧倒的に少なかった肥後菊
最近のお気に入りなのに。とても楽しみにしていたのに。 -
嵯峨菊じゃないんだから、花びらをもっと拡げてよ~
-
イチオシ
光の中で楚々とした美しさを見せる肥後菊
これが1番よく咲いていました。
肥後菊の中では、花びらが少し広く、丸っこい、一番可愛いタイプは全然咲いていませんでした。
ただ、これは、光の当たり加減が、私好みの状態でした。 -
イチオシ
くるくる針金細工のような状態……
咲き始めはこういうんだと初めて知りました。
自分で菊を育てなければ、菊花壇展や菊まつりには、たいてい見頃のときに見に行きますから。
これも、よく見ると面白くなってきたので、いっそこれを表紙にしてもいいかも、と思ったりしました。 -
大菊花壇の解説
「大菊花壇
作り始め:明治17年(1884)
木の素材をいかした障子屋根のよしず張りの上家に、大菊の厚物と厚走りの39品種311株を1本仕立てにして、黄・白・紅の順序に、45度の角度で1列1種として植え込んだ花壇です。
配色の美しさが昔の神馬の手綱の模様に似ていることから、このような植え込みの技法を手綱植えとよんでいます。
厚物は、花びらの先端が中心に向かってうろこ状に丸く盛り上がって、手まりのような形になるのが特徴です。厚走りは、一番外側の花びらが長く飛び出ています。
1本1本の花の美しさはもちろんのこと、各列に並んだ花の整形美や色彩の変化、これに調和する建物の総合美を鑑賞します。」
(公式サイトの菊花壇展の花壇や歴史についての解説ページより)
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html -
イチオシ
薄闇から抜け出した大菊たち
晴天の場合、こういう整然とした花壇は、光の調整がかえって難しくなりました。 -
スポットライトが序所に当たるように
暗いところはいっそ沈みこませた方が、撮りやすくなりました。 -
神馬の手綱模様を思わせる、手綱植えの技法の妙
-
外側の花びらが、もぞもぞと
もう少ししたら、厚走りらしく、外側の花びらがもっと飛び出すのでしょう。 -
ベールを脱いだ大菊花壇
晴天の方が、写真で色がきれいになりますが、露出調整が難しかったです。
こういうときは何段階かで撮っておくわけですが、どれを一番とするかは、個人の好み、そのときの気分次第で左右されます。
他の写真が、暗めにしたので、こちらでは少し明るめに、全体の色合いが出たのをを選びました。 -
中心に向かう花びらの動きは見ていて楽しい@
光があるときは、こういう風にほかは沈み込ませるように撮るのが、私好みです。 -
イチオシ
きらきらまぶしい新入生たち
品種名の札のせいで、ついついそんな連想を。 -
ほんのり黄色は白さを引き立てる
菊花壇展の写真はここまで。
咲き具合にがっかりした花もありましたが、予定より早く見に行くことにした段階で、そして他のトラベラーさんの写真や公式サイトの写真で予習した段階で、ある程度覚悟していました。
それに菊花壇展も9度目ですし、新宿御苑は自宅から1時間半圏内でアクセスも便利で、私にとって行きにくいところではありません。
なので、きっと来年も見に来られる、と信じられるので、その気持ちの余裕のもと、多少早すぎ感があっても、十分楽しめました。 -
地蔵に向かって祈る人の形に見える切り株がある日本庭園の一角
-
まぶしい東屋を遠景にフレーミングしながら
「菊と薔薇の中秋の小春日和の新宿御苑をシンデレラレンズ1本で(後編)まぶしい光の中の秋の花と香り高く可愛らしい秋バラ」へとつづく。
<これまでの新宿御苑の旅行記>
2016年4月10日
「観劇前に新宿御苑の葉桜・八重桜紀行(前編)かすかに花吹雪を散らす葉桜とボリューム一杯の満開の一葉を単焦点のマクロレンズでチャレンジ!」
http://4travel.jp/travelogue/11121464
「観劇前に新宿御苑の葉桜・八重桜紀行(後編)空を覆い尽くすさまざまな八重桜や見事な枝ぶりの葉桜に魅了されて&歌とダンスの舞台「バーン・ザ・フロア」
http://4travel.jp/travelogue/11121468
2015年11月7日
「中秋の新宿御苑は薄曇りの中で紅葉のきざしを見せて(前編)今年はシンデレラレンズでのぞんだ恒例の菊花壇展」
http://4travel.jp/travelogue/11074895
「中秋の新宿御苑は薄曇りの中で紅葉のきざしを見せて(後編)3つのレンズで覗いたしっとり華やかな秋の花と秋景色」
http://4travel.jp/travelogue/11074896
2015年4月12日
「東京の屋内と屋外の遅咲き桜を愛でる(前編)新宿御苑の垂涎の八重桜を超広角レンズを交えて楽しむ」
http://4travel.jp/travelogue/11000231
2015年1月23日
「観劇前に新宿御苑で初春の花のロウバイやスイセンを愛でる」
http://4travel.jp/travelogue/10976362
2014年12月7日
「2014年度の新宿御苑の恒例の紅葉狩りは千駄ヶ谷門から逆ルートで!(前編)下の池から中の池の紅葉景色~三色グラデーションと小鳥が羽根をふるわせたようなきめ細かな紅葉に魅せられて」
http://4travel.jp/travelogue/10960106
「2014年度の新宿御苑の恒例の紅葉狩りは千駄ヶ谷門から逆ルートで!(後編)日本庭園から母と子の森を通って新宿門へ~あちらを立てればこちらが立たず、新宿門前のイチョウやいつものカエデの林の紅葉も見事だった!」
http://4travel.jp/travelogue/10960107
2014年11月9日
「恒例の菊と中秋の新宿御苑をマクロレンズと超広角レンズでチャレンジ(前編)曇天を突き抜ける鮮やかさの菊花壇展」
http://4travel.jp/travelogue/10950716
「恒例の菊と中秋の新宿御苑をマクロレンズと超広角レンズでチャレンジ(後編)かすかに紅葉のきざしをはらんだ中秋の新宿御苑と秋の花」
http://4travel.jp/travelogue/10950717
2014年5月11日
「行き先変えて初夏の新宿御苑&上野動物園へ(1)巨大樹あふれる新宿御苑でおNewの超広角ズームレンズにチャレンジ!」
http://4travel.jp/travelogue/10886628
「行き先変えて初夏の新宿御苑&上野動物園へ(2)西武ドームに代わり、初夏の陽気の下の新宿御苑のバラ花壇」
http://4travel.jp/travelogue/10886631
2014年4月5日
「観劇前に埼玉と東京の桜を愛でる(2)きっとこれが年2番目に華やかな新宿御苑」
http://4travel.jp/travelogue/10874580
2013年11月30日
「今年はマクロレンズ一本で苦戦した新宿御苑の紅葉撮影&あきらめなかった紅葉イルミネーション(1)赤・黄・緑のグラデーション・カエデとぎりぎりの金色のイチョウと複雑怪奇な幹と細い葉っぱが魅力のヤマモミジ「手向山」」
http://4travel.jp/travelogue/10836921
「今年はマクロレンズ一本で苦戦した新宿御苑の紅葉撮影&あきらめなかった紅葉イルミネーション(2)光のマジックを失っても魅力は失われなかった池沿いの景色や日本庭園」
http://4travel.jp/travelogue/10837248
2013年11月9日
「マクロレンズ撮影が楽しい新宿御苑の菊花壇展と秋の装い(1)菊花壇展(前編)露地花壇・懸崖作り花壇・伊勢菊丁子菊嵯峨菊花壇・大作り花壇」
http://4travel.jp/travelogue/10830478/
「マクロレンズ撮影が楽しい新宿御苑の菊花壇展と秋の装い(2)菊花壇展(後編)江戸菊花壇・一文字菊管物菊花壇・肥後菊花壇・大菊花壇」
http://4travel.jp/travelogue/10830479/
「マクロレンズ撮影が楽しい新宿御苑の菊花壇展と秋の装い(3)寒空の透き通るような秋色景色」
http://4travel.jp/travelogue/10830480
「マクロレンズ撮影が楽しい新宿御苑の菊花壇展と秋の装い(4)寒空の下で艶やかさが増した秋バラ・コレクション」
http://4travel.jp/travelogue/10830483/
2013年5月12日
「新緑とバラの季節の新宿御苑2013(前編)母と子の森の白い樹木の妖精たちからユリノキを経て面白い花満載の大温室へ」
http://4travel.jp/travelogue/10775299
「新緑とバラの季節の新宿御苑2013(後編)モダンローズあふれる新宿御苑のバラ園から今年の春バラ・シーズン開幕!」
http://4travel.jp/travelogue/10775305
2013年1月26日
「観劇前にボランティアガイドと新宿御苑を楽しむ~ロウバイだけがやっと見頃~」
http://4travel.jp/travelogue/10745833
2012年12月8日
「今年はマクロレンズ一本で新宿御苑の紅葉にチャレンジ!(前編)イチョウ吹雪の中で、炎のような紅葉と黄金の黄葉のコラボを求めて」
http://4travel.jp/travelogue/10732500/
「今年はマクロレンズ一本で新宿御苑の紅葉にチャレンジ!(後編)下の池で晩秋らしい哀愁の紅葉を~代わり日没までに回りきれなかった日本庭園」
http://4travel.jp/travelogue/10732723/
2012年11月10日
「菊花壇展と秋深まる新宿御苑(1)秋晴れの中でうっすら始まりつつある紅葉と秋花の苑」
http://4travel.jp/travelogue/10725622
「菊花壇展と秋深まる新宿御苑(2)マクロレンズも駆使した菊花壇展(前編)」
http://4travel.jp/travelogue/10725860
「菊花壇展と秋深まる新宿御苑(3)マクロレンズも駆使した菊花壇展(後編)」
http://4travel.jp/travelogue/10725980/
2012年5月27日
「初夏の緑と白とバラの季節の新宿御苑(前編)母子がつどう森と和の庭園で白花のウツギやカルミアを求めて」
http://4travel.jp/travelogue/10675033/
「初夏の緑と白とバラの季節の新宿御苑(後編)満開で熟女の彩り豊かなバラ園」
http://4travel.jp/travelogue/10675618/
2012年4月28日
「GW初日の観劇前に、有終の美の八重桜と新緑の新宿御苑!」
http://4travel.jp/travelogue/10665991
2011年12月17日
「終焉を彩る新宿御苑の冬の紅葉散策(1)紅葉と光がまぶしい和の庭園」
http://4travel.jp/travelogue/10630214
「終焉を彩る新宿御苑の冬の紅葉散策(2)黄金のイチョウと、早春を呼ぶ白い使者スイセンあふれる景色」
http://4travel.jp/travelogue/10630398
2011年11月13日
「秋色ハーモニーの新宿御苑(1)緑と赤と黄色の紅葉のきざしと秋の御苑の花」
http://4travel.jp/travelogue/10621582
「秋色ハーモニーの新宿御苑(2)菊花壇展(前編)懸崖作り花壇・伊勢菊・丁字菊・嵯峨菊花壇・大作り花壇など」
http://4travel.jp/travelogue/10621626
「秋色ハーモニーの新宿御苑(3)菊花壇展(後編)江戸菊花壇・一文字菊・管物菊花壇・肥後菊花壇・大菊花壇など」
http://4travel.jp/travelogue/10621837
「秋色ハーモニーの新宿御苑(4)残照の中の秋バラ」
http://4travel.jp/travelogue/10621954/
2011年5月21日
「観劇前に、新宿御苑で新緑とバラ三昧!(前編)これぞ薔薇という大輪のハイブリッド・ティー・ローズ系」
http://4travel.jp/travelogue/10569979/
「観劇前に、新宿御苑で新緑とバラ三昧!(後編)春だからこそお目にかかれたノイバラを祖先とするポリアンサ系やイングリッシュ・ローズ」
http://4travel.jp/travelogue/10570569/
2011年3月27日
「梅と桜(染井吉野)の合間の新宿御苑(前編)明るい日差しの下で夢のように輝く春の花木」
http://4travel.jp/travelogue/10555550
「梅と桜(染井吉野)の合間の新宿御苑(後編)日が落ちてからたどり着いた一番見頃の花たち」
http://4travel.jp/travelogue/10555691
2010年12月4日
「けぶるような錦秋の新宿御苑(1)赤や黄色のオーロラのような紅葉」
http://4travel.jp/travelogue/10526467
「けぶるような錦秋の新宿御苑(2)江戸屋敷を偲ばせる美しい水辺の紅葉風景」
http://4travel.jp/travelogue/10526469
「けぶるような錦秋の新宿御苑(3)紅葉と一緒の晩秋のバラと日没の影絵のような世界」
http://4travel.jp/travelogue/10526470
2010年11月6日
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(前編)」
http://4travel.jp/travelogue/10518910
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(中編)」
http://4travel.jp/travelogue/10518911
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(後編)」
http://4travel.jp/travelogue/10518913
2010年5月2日
「観劇前にゴールデンウィークの新宿御苑!───記念に楽羽亭でお茶をいただいた他、満開の八重桜「関山」と黄色い桜「鬱金」を愛でる」
http://4travel.jp/travelogue/10457799/
2010年4月17日
「観劇前に春の新宿御苑!───緑の桜が見たくて」
http://4travel.jp/travelogue/10450345/
2009年11月8日
「錦なす花の終わりの菊だより(4)新宿御苑の菊花壇展2009・前編」
http://4travel.jp/travelogue/10398072/
「錦なす花の終わりの菊だより(5)新宿御苑の菊花壇展2009・後編」
http://4travel.jp/travelogue/10398073/
「新宿御苑の和の風景と洋の庭園の秋」
http://4travel.jp/travelogue/10398074/
「新宿御苑のバラ花壇と秋の彩り」
http://4travel.jp/travelogue/10398077/
2008年11月15日
「新宿御苑の菊花壇めぐり」
http://4travel.jp/travelogue/10289196/
「はじめての新宿御苑めぐり」
http://4travel.jp/travelogue/10289038/
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