2011/11/13 - 2011/11/13
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まみさん
新宿御苑の菊花壇展は、ポットマムと大菊で作った巨大な花の露地花壇2つを含めて、8種類の展示があります。
今年もそれらのすべてがきれいに咲きそろった時に見に行くことができました。
8種類あるので、菊花壇展の写真は前後編の2つの旅行記に分けました。
池を渡って、いかにも日本庭園らしい景色を楽しんだ後、後半は、私の大好きな江戸菊花壇からです。
咲きすすむにつれて、縦横無尽に花の形が乱れる江戸菊は、握ったこぶしのように花びらがぎゅっと結ばれた姿や、ざんばら髪から花芯が覗く楽しい姿をたっぷりと堪能できました。
一文字菊・管物菊花壇は、あいかわらずすばらしいハーモニーを楽しませてくれました。
ぺったりと花が広がっているはずの一文字菊の中には、「やあっ」と挨拶でもするかのように、花びらが立ったやんちゃな花もあって、それが案外可愛らしくて笑えました@
一文字菊と同じように白い皿の上に乗った管物菊は、ちょっと窮屈そうに見えましたが、バレエの男性ダンサーのように、本人も美しいけれど、一文字菊をさらに美しく引き立てているようでした。
わびさびの肥後菊は、針金のように細い花びらで、はじめて見たときは貧相に見えて、あまり好きになれませんでした。
でも、何度目かの菊花壇展で、その華やかさに急に気付いて大好きになった菊です。
会期終わり近くを狙った今回は、わびさびと言われて納得するのに、花火のように華やか、という、すばらしい姿を見せてくれました。
ラストは、大人の頭ほどありそうな大菊の花壇です。
神馬の手綱をイメージしたという色の配置と、一つ一つの花の大きさは、何度見ても感嘆して息を呑んでしまいます。
今年もたっぷり楽しめてよかった、新宿御苑の菊花壇展でした。
<タイムメモ>
10:10頃 家を出る
11:25 新宿御苑に到着
12:35〜14:35 菊花壇展
15:20〜15:55 バラ花壇散策
16:15頃 新宿御苑を出る
<新宿御苑の旅行記シリーズ>
□(1)緑と赤と黄色の紅葉のきざしと秋の御苑の花
□(2)菊花壇展(前編)懸崖作り花壇・伊勢菊・丁字菊・嵯峨菊花壇・大作り花壇など
■(3)菊花壇展(後編)江戸菊花壇・一文字菊・管物菊花壇・肥後菊花壇・大菊花壇など
□(4)残照の中の秋バラ
新宿御苑公式サイト
http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/
新宿御苑の公式ブログ
http://fng.blog.ocn.ne.jp/shinjukugyoen/
<これまでの新宿御苑の菊花壇展の旅行記>
2010年11月6日
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(前編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10518910
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(中編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10518911
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(後編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10518913
2009年11月8日
「錦なす花の終わりの菊だより(4)新宿御苑の菊花壇展2009・前編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10398072/
「錦なす花の終わりの菊だより(5)新宿御苑の菊花壇展2009・後編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10398073/
2008年11月15日
「新宿御苑の菊花壇めぐり」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10289196/
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篠作り(しのづくり)に仕立てられた江戸菊花壇
篠作りとは、農林水産技術情報のサイトの「日本の華「キク」」によると、「1本の苗を2〜3回摘芯して9〜15本立てとし、各枝に支柱を立てて、各一輪づつ咲かせ」る仕立て方だそうです。
この仕立て方自体、見られることが少なくなっているようです。
参照したURL
http://www.afftis.or.jp/kiku/kiku04-2.htm -
ハート型に広がる25本の江戸菊
品種名は「花垣」です。 -
ぎゅぎゅっと花びらを結んで
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ちらっと見える花弁の表が、裏と色が違う@
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スプーン咲きの花びらが開き始めて
品種名は「雲雀の床」です。
菊の品種名は和の情緒たっぷり! -
ゆっくりと花芯を披露する
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全部を鑑賞しやすいようにちょうどよい高さに仕立てられた江戸菊
横から見たところです。 -
江戸菊の中で、私の特にお気に入りの「酔美人」
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「小倉山」──黄色い花びらで包んだ団子のよう
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岩戸から現れた天照大神
品種名は「仮寝の夢」です。 -
酔美人そっくりな仮寝の夢
残念ながら私には見分けがつきません。
強いていえば、酔美人の方が花弁のスプーン状態がはっきりしているかなぁと思ったくらいですが……。 -
一層もじゃもじゃ@
品種名は「笹原の波」です。 -
白と黄色のもじゃもじゃの競演
奥の黄色い江戸菊は「篝火」です。 -
前が見えない〜!
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第二露地花壇のポットマムの巨大な花の一部───クッションにして座りたくなる!?
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花の配置の総合美を堪能できる、一文字菊・管物菊花壇
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菊学園の朝礼で背の順に整列!
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遠近法@
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Vの字にも見えてくる、整然とした配列
「手綱植え」という新宿御苑独特の仕立て技法だそうです。
新宿御苑の公式サイトの菊花壇情報の中で、大菊花壇のところにその説明がありました。
「黄・白・紅の順序に、45度の角度で1列1種として植え込んだ花壇です。配色の美しさが昔の神馬の手綱の模様に似ていることから、このような植え込みの技法を手綱植えとよんでいます。」
参照したURL
http://www.fng.or.jp/shinjuku/info/kiku/kikukadan.html -
管物菊と一文字菊が交互に並び
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白い丸いベッドの上で優雅に伸びをする
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やあっ、キミたち、元気かい?
この菊は、御紋章菊とも呼ばれる高貴な菊だというのに、なんてやっちゃな子!
この写真を表紙にしようかと思いましたが、整然と並んだ手綱植えの状態を見た後でないと、この花のかわいらしさは分からないと思い直しました。 -
ボクたちも遊びに行きたぁ〜い
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でんぐりがえり@
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再びお日様が射してきたので、目をパチクリ
今度は肥後菊花壇です。
肥後菊とは、新宿御苑の菊花壇情報によると、「18世紀末に肥後(熊本)地方で、藩主・細川公が藩政施行にあたり文化政策のひとつとして、栽培が始められ発達した古典菊です。清廉なこの菊を例に、武士道の意義を説いたといわれています。」
参照したURL
http://www.fng.or.jp/shinjuku/info/kiku/kikukadan.html -
精一杯伸びをして深呼吸@
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細くて鋭い花びらが花火のよう
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マーガレットのような愛らしい肥後菊も@
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君たちを前に、どんな武士道が説かれたの?
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花びらがスプーン咲きタイプもあり
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白雪姫を囲んで好奇心いっぱいの小びとさんたち@
ん? でもみんなで11人もいるね。 -
小びとさんの世界の連続打ち上げ花火
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ラストを飾るにふさわしい、一層華やかな大菊花壇
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大人の頭くらいありそうだった大菊
品種名は「飛雲」です。 -
これもVの字に見える@
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日が射したところだけ、ちょっと別世界
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品種名の札を誇らしげに首から提げて
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さあっ、どうやって撮ろうか
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障子屋根のよしず張りの上家と共に
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ストロベリー色の「猩々」
猩々草というと、ポインセチアなのですが@ -
黄色い「松風」に注目しながら
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斜光に光る白い「浜ゆう」とその手前の赤い「猩々」に注目しながら
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ブロンドとプラチナブロンドと……赤毛のアン@
菊花壇展の写真は以上です。
肥後菊を観賞していたあたりから再び晴れてあたりが明るくなったので、少し池まわりを散策して、逆光撮影を楽しみました。
その写真は最初の旅行記の後半です。
「秋色ハーモニーの新宿御苑(1)緑と赤と黄色の紅葉のきざしと秋の御苑の花」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10621582
そしてその後に、次のバラ花壇へ行きました。
「秋色ハーモニーの新宿御苑(4)残照の中の秋バラ」へとづつく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10621954/
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