2013/05/12 - 2013/05/12
1080位(同エリア2790件中)
まみさん
うるわしき五月晴れの5月第二日曜日。
花の撮影散策としてめぼしい場所は、どこへ行っても新緑と初夏の花が楽しめるでしょう。
また、昨日から今年2013年もバラの祭典「国際バラとガーデニングショウ」が開催されました。
近所を見回しても、そろそろバラが見頃です。
でも、めぼしいバラ園となると、開花状況はどこも微妙。
なので、どこへ行こうかさんざん迷った挙げ句、バラ園がいいかんじに開花し、新緑と初夏の花も楽しめる新宿御苑へ行くことにしました。
夜更かしして早起きできず、午後からのスロースタートでも、アクセスの良さから十分撮影散策ができることも決め手となりました。
目当ての初夏の花は、ハコネウツギ、ヒメウツギ、エゴノキ、ユリノキなど。
特にお気に入りはウツギなのですが、なぜか日影にある木の方がよく咲いていました。
あるいは、午前中は日当たりがいい場所なのかもしれません。
エゴノキとウツギは、つい数年前までは近所で手近に見られたので、わざわざ1時間半かけて新宿御苑まで見に行こうと思わなかったものです。
でも、残念ながらうちの近所は宅地開発がどんどん進み、あまりお目にかかれなくなってしまいました。
バラ園の前に、大温室にも入りました。期待以上でした。
去年2012年にリニューアルオープンした後、今年の冬にやっと入ってみることができた大温室ですが、今回はそのとき以来で、リニューアル・オープン後2度目になります。
温室の花にも、当然ですが、四季がありました。そして春の方がやっぱり花が豊かだと思いました。
食虫植物のウツボのラインナップのすばらしさにも夢中になってしまいました@
レンズは、はじめは60mmマクロレンズ一本でチャレンジしようとはりきっていたのですが、ユリノキで完敗しました。
巨大なユリノキの全貌は、できるだけ後ろに下がっても60mmの単焦点レンズではとても撮りきれず、花も手が届かないような高いところに咲いていたので、18-270mmの広角ズームレンズを使いました。
その後は、温室やバラ園の花はマクロレンズで十分撮れるほどに近づけないものも多かったので、だいたいズームレンズで撮影しました。
<2013年度の新緑とバラの季節の新宿御苑の旅行記のシリーズ構成>
■(前編)母と子の森の白い樹木の妖精たちからユリノキを経て面白い花満載の大温室へ
□(後編)モダンローズあふれる新宿御苑のバラ園から今年の春バラ・シーズン開幕!
新宿御苑の公式サイト「新宿御苑へようこそ」
http://www.fng.or.jp/shinjuku/shinjuku-index.html
新宿御苑の最新自然情報ブログ
http://fng.blog.ocn.ne.jp/shinjukugyoen/
<これまでの5月の新緑の季節のバラ特集以外と冬の大温室の新宿御苑の旅行記>
2013年1月26日
「観劇前にボランティアガイドと新宿御苑を楽しむ〜ロウバイだけがやっと見頃〜」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10745833
2012年5月27日
「初夏の緑と白とバラの季節の新宿御苑(前編)母子がつどう森と和の庭園で白花のウツギやカルミアを求めて」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10675033/
2011年5月21日
「観劇前に、新宿御苑で新緑とバラ三昧!(前編)これぞ薔薇という大輪のハイブリッド・ティー・ローズ系」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10569979/
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
PR
-
10時20分に家を出て、12時に新宿門に到着
朝9時に起床しました。
遠出するには遅いです。
でも、新宿御苑なら、午後からの散策でもOK。
そして午後からでもまだ入園者がぞくぞくとやって来ていました。 -
新宿御苑のリサイクル・チケットを購入して、入園
-
初夏の紅葉とドコモタワー
-
赤い縁取りの新緑のモミジ
-
初夏の花を求めて母と子の森へ
この森に足を踏みいれるのは、いまのところ新緑のときばかりです。
何回か訪れてみると、広い新宿御苑、目当ての花や被写体に誘われて、どの季節はどのコースをとるのか、だいたい決まってしまいます。
この季節の母と子の森は、小さな池とそこから流れる水路あたりにいるザリガニとか目当てに、子供たちもたくさん集まっていました。 -
みずみずしい盛りのハコネウツギ
去年、ちょうど同じ頃に訪れたときは、ハコネウツギはもうピーク過ぎていたものです。 -
真ん中のめしべがやわらかな和菓子を思わせる@
-
2色そろって美しく
-
光を集めるハコネウツギのめしべ
-
ウツギの方はまだつぼみ
でも、つぼみ状態のウツギも、とても可愛らしいです。 -
白い妖精のめざめ
エゴノキです。
ハコネウツギのそばにあった木の花です。
花はたくさんあったのですが、ちょっとぶつかってしまうとポロッと落ちてしまうくらい、もうぎりぎりのピークでした。
マクロレンズで撮影するに耐えうる花が少なかったのは、残念でした。
というわけで、こういう撮り方になりました。 -
羽根を広げて
-
地上に光をもたらす
-
黄菖蒲が咲く池のほとり
-
まぶしいくらいに濃厚な黄色
-
ぎっしり咲いていたウツギを見つけた!!
うれしいな、うれしいな@
ウツギの花はあきらめていただけに、余計にうれしいな@ -
きれいなフォーメーションを形作ったウツギの花
花がすぼまっているこれは、ヒメウツギかもしれません。
ふつうのウツギの花は、もっとフラットなようですから。 -
可愛らしい白玉のつぼみに囲まれて
-
つぼみと花と2種類の楽しみ@
-
足元には、少しばかりクサイチゴ
-
今度は、花をぎっしりつけたエゴノキも見つけた!!
-
ゆらゆらとメロディを奏でる
-
エゴノキの花の集落
-
美しき四姉妹
母と子の森で見つけた花の種類はそう多くないのですが、雰囲気のある写真を撮ろうと、じっくり時間をかけてねばってしまいました。 -
ちっちゃなちっちゃな薄桃色の野花
うちの庭にこの葉っぱがいくつも生えていました。
草むしりする前にどんな花が咲くのかなぁと楽しみにしていたのですが、花が咲くまで待てませんでした(苦笑)。
こういう花が咲くのか、としみじみ。
なかなか可愛らしい花でした。 -
複雑の構造をした藤色の野花
オダマキに通じる変わった野花でした。
オダマキではないです。 -
新緑を飾る西洋シャクナゲ
園芸種は西洋シャクナゲと総称するそうです。
中国やヒマラヤで自生したものを西洋で園芸用に改良されたものだから。 -
美しいカーブを描くめしべとおしべたち
-
輝く新緑に魅せられて・その1
マクロレンズのまま、ブーメランみたいなちっちゃなモミジの花にピントを合わせて撮りました。 -
輝く新緑に魅せられて・その2
-
中央売店でおみやげに買ったお菓子
期間限定のバラのアイスクリームが食べたくて中央売店に寄ったのですが、どうもまだだったようです。
代わりにチョコモナカで少し休憩をとり、おみやげ用にこれを買ってしまいました。
生地は洋菓子で、マドレーヌよりも柔らかく、中のジャムみたいな部分に桜の花びらが混ざっていて、口の中でほんのり桜の香りがしました。 -
マクロレンズではとても撮り切れなかった巨大なユリノキ
新宿御苑には何本かユリノキがあります。
母と子の森の近くのユリノキは見つけられなかったのですが、ここと、大温室の近くにもう1本、同じくらい巨大なユリノキを見つけました。 -
オレンジのぎざぎざ模様が可愛いユリノキ
-
王様の冠みたいに花びらが開き
黄色いチューリップにも見えます。 -
忠実な家臣を従えて
花芯のおしべが少しだけ見えました。 -
黄金の杯
-
15時少し前に大温室へ
大温室の閉館時間は新宿御苑の閉園より早く16時までで、最終入館が15時半です。
急げや、急げ! -
早速、面白い花を見つけた@
ウナズキヒメフヨウです。 -
桜と呼ばれる真っ赤な花
桜は桜でも、ナンヨウザクラ。
トウダイグサ科なので、本来の桜とは科目が違いますが、なるほど桜にたとえられるのも分かる気がしました。 -
温室にはつきもののブッソウゲ
-
スミレのような模様を持つ、スミレみたいにちっちゃな花
名前は分かりませんでした。
花はとても小さかったので、マクロレンズで撮影しました。
そしてここからは一部を除き、再びマクロレンズでチャレンジしました。
ただ、時間がないときにぱぱっと撮るには、マクロレンズは不向きだと分かりました。
あとから写真を見直したら、ピントが合っていない写真が多かったんです(泣)。 -
きれいに輪を描いて花を守る
-
くしゃくしゃの白花が意外に魅力的!
ヒガンバナ科のハマオモトです。 -
コウモリみたいなラン!?
-
ランの仲間かな、と思ったけれど、違うかな
この巨大な葉っぱぶり! -
一目で分かった、バナナの花と!
サンジャクバナナの花です。
レッサーパンダ目当てですが、今年の2月の連休中日に熱川バナナワニ園に行ったおかげです。
関連の旅行記(2013年2月10日)
「東海道新幹線と伊豆急線で熱川バナナワニ園へネパールレッサーパンダ詣(4)ワニとかバナナとかゾウガメとか熱帯植物・果実とか」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10749644 -
まだ青いバナナが鈴なり!
小さなバナナのもとがたくさんあるので、もっともっと出来そうです@
ここで記念撮影する人もいました。 -
ひっそりと咲いていた、なかなか可愛い子たち
キョウチクトウ科のインドジャボクです。 -
綿あめみたいな垂れたピンクの花と、模様がすごい葉っぱ
-
まずこちらは……サンゴノボタン
じっくり見ると、サボテンの花のように肉感的な花です。
珊瑚のボタンではなく、サンゴ・ノボタン(珊瑚野牡丹)らしいです。
ノボタン科。
野牡丹より、むしろ珊瑚に似ていて、命名の由来もそちらのようです。 -
こちらは、鮮やかな葉っぱに負けちゃうようなささやかな花が……
ベゴニア・マソニアナというそうです。
観葉ベゴニアだそうです。 -
黒い模様がくっきりの葉っぱは、表面がもこもこ!!
-
マクロレンズでベゴニア・マソニアナの葉の表面を覗くと……
うきゃーっ!
さわりたい(笑)。 -
緑ももこもこ!
-
こちらも葉の表面の凹凸が魅惑的な観葉植物
名前の札があったのに、残念ながらチェックしておくのを忘れました。
次の植物に気持ちが奪われたため。 -
可愛らしさとその命名から人気だったミッキーマウスノキ
自宅から自転車でアクセスできる智光山公園の都市緑化植物園の温室にもミッキーマウスノキがあって、なじみになっています。
でもやっぱり可愛い@ -
どう見ればミッキーマウスに見えるの? とみんな首をかしげていたけれど
黒いつぶつぶがたくさんですが、それを耳に見立てれば、逆さのミッキーの顔に見えなくもないです。 -
花より実に惹かれて
カンナ科のダンドク。
学術名はインドのカンナ(Canna indica)です。 -
なんとも優美な花たち
シソ科のベニゲンペイカズラです。
優美に見えるのは、しんなりまがったシベのせいかもしれません。 -
ガクの緑と花の紅色のコントラストがすばらしい@
-
度肝を抜くような巨大なまゆ!?
こんな植物、初めて見ました!
ディオーン・スピヌロスム。 -
まゆに注目!
この状態が花なのでしょうか。それともつぼみなのでしょうか。 -
ポインセチアを少しワイルドにしたようなショウジョウボク
-
虫食植物のウツボ
これで虫を誘って中に入れて食べてしまう、と考えるとちょっとぞっとしないですが(生命のたくましさも感じます)、器に見えるフォルムはステキです@
葉っぱから伸びた細い茎はとても固く、器がひっくり返らないようにしっかり支えていました。 -
赤斑模様もステキなウツボ
-
フチとフタの模様もとってもおしゃれ@
-
中は……覗けないね
温室の中に虫はいないので、中が見えたとしても、とらわれている虫はいなかったでしょう。 -
果物みたいに見えるウツボの器
-
ちょっぴりおどろおどろしいかも
-
ひょうたんから作ったみたい@
-
優美なフォルム@
-
オモトだと思うけれど、なかなか惹かれる赤紫
ムラサキオモトです。
根っこに花のようなものが……。 -
ムラサキオモトの花? 新しい葉っぱ?
こういうのを見ると、ほじくりたくて、むずむずしてしまいます。 -
絶滅危惧種のイワチドリ
花の本で見て、野花として咲いているところを見てみたいと思っていたものでした。
絶滅危惧種でした。
しかも、分布は中部から近畿、四国。そうそう見つからないわけです。
これはカウンターにあった鉢植えでした。 -
にぎったら気持ち良さそう!
西インド諸島に生息するベニヒモノキ。
これは入口のそばにありました。
思った以上に温室の花や植物たちが面白かったので、閉館時間の16時ぎりぎりまでねばってしまいました。
さあ、バラ園へ急ぎましょう!
「新緑とバラの季節の新宿御苑2013(後編)モダンローズあふれる新宿御苑のバラ園から今年の春バラ・シーズン開幕!」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10775305
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- CANさん 2013/05/14 21:34:38
- 大温室良かったですよね!
- まみさん
こんばんは!CANです。
まみさんも新宿御苑行かれたんですね!!
私がちょこっと行った時にはちょうど薔薇の咲き始めでしたが
先週末はちょうど良かったのではないですか?
そして大温室・見応えありましたねぇ〜
長い間工事していただけあります。
でもこれから暑くなってくるので温室はちょっと厳しいので
ちょうど良い季節だったかもしれませんね。
薔薇のくだりも楽しみにしてます。
- まみさん からの返信 2013/05/15 08:31:46
- RE: 大温室良かったですよね!
- CANさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
CANさんも一週間違いですが新宿御苑にお出かけになったんだ〜と知りましたが、ポチだけで失礼しました@
バラはかなりピークを迎えていました。
ちょうどよい時期でしたよ。痛んだ花がなく。
大温室は冬に入ったときはこんなもんか〜みたいな感想でしたが(急いで回ったせいもあります)、やっぱり春は違いますね。
見ごたえありました。
ちゃんと生息地別に整頓してあるので、そういうのをちゃんと気をつけながらじっくり回れればもっとよかったのに、あらあれもある、あれあれと次々と注目したくなる花や植物が。。。
夏に近付く連れてやはり温室は暑くなるかな〜。
この日はもう涼しくなった夕方に入ったし、夏日ということで警戒して涼しくなれるかっこうで出かけたので、温室といってもそれほど暑さは感じられませんでした。
大温室ではぜひ絶滅危惧種のめずらしいランが見たいけれど。。。窓からしか覗けないのが残念!
絶滅危惧種だからだいじに育てなければならないから、そう簡単に公開できないのかもしれませんね。
あるいは閉館間際に入ったからか。。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
まみさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
75