2011/05/21 - 2011/05/21
1139位(同エリア2779件中)
まみさん
国際バラとガーデニングショウの後、よく晴れた夏日のような天気が続いたおかげで、バラは一気に開花したようです。
確かに、バラの開花状況のめやすにしている近所の花屋さんのバラのアーチは、日を重ねるごとにどんどん花数が増えて、週末は目を見開くくらいになりました。
花の撮影散策日和だった5月21日の土曜日。
東京都心の花の名所・公園めぐりをした後に行けるようにと、バーミンガム・ロイヤルバレエ団の公演チケットは夕方開演のソワレをとりました。
演目は、バラがモチーフに使われる「眠りの森の美女」です。
昼間は本物のバラ鑑賞、夕方はバレエという、人が生み出す芸術のバラ鑑賞と、大変贅沢な一日となりました@
昼間の花の名所・公園は、バレエ公演会場の上野まで30分ほどで行ける、新宿御苑を選びました。
<観劇前の新宿御苑と上野の旅行記のシリーズ構成>
■(前編)これぞ薔薇という大輪のハイブリッド・ティー・ローズ系
□(後編)春だからこそお目にかかれたノイバラを祖先とするポリアンサ系やイングリッシュ・ローズ
□(上野編)パンダお菓子とパンダ・グッズ三昧!
新宿御苑のバラ園は、公式ブログによると、「今年は例年になく全体が美しく咲きそろい、大変、華やか」とのこと。
新宿御苑で秋バラは何度か見たことがありますが、そういえば春バラの季節には行ったことがなかったです。
もし万が一、バラだけで時間が余るようなことがあっても、新宿御苑は広くて、園内にはバラ以外の花木も私を待っているはず。
───と思ったけど、いやいやいやいや。
3時間では、バラ花壇すら、半分しか回れませんでした。
秋にはほとんど咲いていなかった、奥のバラ花壇のつるバラ系やミニチュア系、そしてイングリッシュ・ローズが咲き誇っていて、バラ花壇は倍に膨れ上がっていたからです。
新宿御苑では、春バラ写真を思った以上にたくさんゲットできたので、旅行記は前後編に分けました。
前編のこの旅行記には、手前のバラ花壇のハイブリット・ティー系の、いかにもバラらしいモダンローズの写真を中心に集めました。
それと、バラ花壇に向かうまでにやっぱり夢中になり、自制しなければならなかったぐらいの、日に透けた美しい新緑です。
それから、エコなライフスタイルをめざす「ロハス・デザイン大賞」の展示がバラ花壇の手前のイギリス式風景庭園の芝生にどーんとあったので、向かいがてら、ちょこっと。
新宿御苑公式サイト
http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/
新宿御苑の公式ブログ
http://fng.blog.ocn.ne.jp/shinjukugyoen/
<これまでの新宿御苑の旅行記>
2011年3月27日
「梅と桜(染井吉野)の合間の新宿御苑(前編)明るい日差しの下で夢のように輝く春の花木」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10555550
「梅と桜(染井吉野)の合間の新宿御苑(後編)日が落ちてからたどり着いた一番見頃の花たち」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10555691
2010年12月4日
「けぶるような錦秋の新宿御苑(1)赤や黄色のオーロラのような紅葉」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10526467
「けぶるような錦秋の新宿御苑(2)江戸屋敷を偲ばせる美しい水辺の紅葉風景」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10526469
「けぶるような錦秋の新宿御苑(3)紅葉と一緒の晩秋のバラと日没の影絵のような世界」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10526470
2010年11月6日
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(前編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10518910
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(中編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10518911
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(後編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10518913
2010年5月2日
「観劇前にゴールデンウィークの新宿御苑!───記念に楽羽亭でお茶をいただいた他、満開の八重桜「関山」と黄色い桜「鬱金」を愛でる」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10457799/
2010年4月17日
「観劇前に春の新宿御苑!───緑の桜が見たくて」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10450345/
2009年11月8日
「錦なす花の終わりの菊だより(4)新宿御苑の菊花壇展2009・前編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10398072/
「錦なす花の終わりの菊だより(5)新宿御苑の菊花壇展2009・後編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10398073/
「新宿御苑の和の風景と洋の庭園の秋」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10398074/
「新宿御苑のバラ花壇と秋の彩り」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10398077/
2008年11月15日
「新宿御苑の菊花壇めぐり」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10289196/
「はじめての新宿御苑めぐり」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10289038/
PR
-
新宿御苑のすぐ隣の都立新宿高校のバラのフェンス
都営地下鉄副都心線の新宿三丁目駅から新宿御苑に向かいました。
道沿いのこの高校のフェンスがバラ・フェンスとは知りませんでした。
新宿御苑に着く前からこんなステキなバラが見られたとは、幸先よし!
品種名は1つだけ分かります。ピンクの小ぶりのバラは、アンジェラでしょう。 -
都立新宿高校のバラのフェンスの可憐な白バラ@
-
13時半、新宿門に到着
閉園時間まで3時間。
さて時間は足りるでしょうか、余るでしょうか、新宿御苑のような見どころたくさんのところでは、今の季節、3時間では足らなくなりそうな気がします。
でも、夕方からバレエ観劇の予定があるので、ここであんまり根を詰めても、疲れてしまって観劇にさしつかえるでしょうから、3時間くらいでちょうどよいかもしれません。
実際、3時間では足らなかったんですけどネ。
ちなみに、インフォメーションセンターで少しバラのことを復習しようと思ったのに、チケットを買って中に入ってしまうと、インフォメーションセンターに入れないことに気づきました。
前はそうではなかった覚えがあるのは私の勘違い?
帰りは千駄ヶ谷門から出るので、寄ることはできません、残念! -
ブーメランのような実をつけたモミジ@
-
まぶしい新緑の中を進む
-
ぬけるような緑の空
-
グリーンアドベンチャーで名前は確認できなかった万葉植物
仲夏(6月)の季語にもなっていて、名前の由来は弓の材料になることからだそうです。
なら、マユミかな、と思ったのですが、調べてみても、どうもピンときません。 -
まだ青い実が鈴なり!
ユズかな。 -
エコなライフスタイルをめざす、ロハス・デザイン大賞
バラ花壇はこの会場の向こうなので、きょろきょろしながら突っ切りました。 -
円形ドーム型のロハス・シンボル
-
国産材の集成材で組み立てたロハスなステージ
森を元気にするために必要な間伐の間伐材を、鉄筋と組み合わせて利用したそうです。
サイズがバラバラの間伐材はなかなか利用されないけれど、間伐材市場が活性化すれば、日本の森の循環システムが戻るはずだ、ということです。なるほど。 -
自然な涼しさをめざす緑のカーテン
素材はオカメヅタだそうです。
ゴーヤや朝顔などつる性の植物ならOKだそうです。
去年、智光山公園の都市緑化植物園では、緑のカーテンにフウリンソウを使っていました。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/19882730/
関連の旅行記
「薄雲りの真夏日に智光山公園へ───花の少ない夏ですけど、それが?(2)到着してから撮った花ですけど、いかが?」(2010年8月14日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10489952/ -
緑のカーテンの緑の……巣箱?
-
手前のバラ花壇・マップ
これはバラ花壇の前で、新宿御苑スタッフさんにもらったものです。
今回、写真を撮った品種名を青く囲んでみました。
ちなみに、この前編の旅行記に写真を収めたこちら側のバラ花壇のバラは、秋バラのときにも見ることができました。
関連の旅行記
「新宿御苑のバラ花壇と秋の彩り」(2009年11月8日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10398077/
「けぶるような錦秋の新宿御苑(3)紅葉と一緒の晩秋のバラと日没の影絵のような世界」(2010年12月4日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10526470 -
バラの系譜とバラの花形を復習
品種改良が重ねられたバラは本当にいろんな系統があります。
オールドローズなどはすべての系統がいまも残っているわけではないそうですが、バラの香りの元としてよく使われるダマスクローズはまだまだ栽培されていますし、ケンティフォリア系やモス系のオールドローズは神代植物公園で見られます。
京成バラ園にもダマスクローズなどのオールドローズがありましたが、神代植物公園の方がありかが分かりやすかったのは確か。
ちなみに、こういったオールドローズの品種名にちょっぴりなじみになれたのは、バラの画家ルドゥーテ展に2度ほど行ったことがあるおかげでしょう。
今年2011年も、当初の予定よりは展示作品が減ったらしいですが、また渋谷文化村のザ・ミュージーアムで、5月29日から7月3日まで、「ルドゥーテ美花選」展が開催されます。
渋谷文化村ザ・ミュージーアムの公式サイト
http://www.bunkamura.co.jp/museum/index.html -
真っ先に目についた真紅のトランぺッター
-
咲きかけの愛らしい姿にも女王の風格@
-
血が沸き立ち、踊り出しそうだったトランぺッター
-
ふちだけピンクの愛らしいニコル
あのトランぺッターの後だけに、可憐さがとても際立って見えました。 -
トランぺッターに負けない風格のニコル
-
見頃のバラ花壇の中のニコル
-
緑ととっても調和して
-
ちょっといびつな姿がとってもキュート@
-
この世のものとは思えない純白のパスカリ
-
その白さは花の命の短さを切に感じさせて
-
パスカリの中でも、はずかしがりやさん
-
熟し切ったパスカリも、これはこれでなかなか@
-
ピーターパンのお友達のティンカー・ベルを思わせるバラ!?
品種名はディンティー・ベス(Dainty Bess)。音も心なしかにているような。 -
少女のくるぶしが見えそうな長さのドレスのよう
-
文句なしの大輪で風格のあるピース
黄色からピンクの色のグラデーションも見事なバラです。 -
生まれたての赤ん坊の頭くらいありそうな(!?)大輪ぶり
-
女王さまだって、じゃれるのよ
-
次世代のまだオレンジの女王候補と
-
品種名がバレンシアだというからオレンジを連想してしまう@
-
オレンジのバレンシアと、真っ赤なコンラッド・ヘンケルは仲良し
-
たくさんの堀や城壁に守られたバレンシア城
-
バレンシアでるんるんるんっ!
-
バラらしい剣弁高芯咲きの真紅のコンラッド・ヘンケル
-
その前にひれ伏したくなるようなコンラッド・ヘンケル
-
あんなところに一人ひっそりと花を咲かせて
-
童話の女王さまたちが勢ぞろい!?
品種名もその名のとおりメルヘン・ケニギン。ドイツ語で、メルヘンの女王さまという意味です。
見学していたカップルが、「この品種名も人の名前だね」と言っていました。教えてあげたかったです(苦笑)。 -
メルヘン・ケニギンの隣のニュージーランドもすごい!
このピンクのバラと品種名からくるイメージが一致しません(笑)。
ニュージーランドを知らない私には、牧羊の国のイメージしかなくて@
あと確かルピナスもすごいんですよね。 -
丁寧に作り上げられた芸術作品のようなメルヘン・ケニギン
-
女王さまも、ちょっとメランコリックになるときもあるのよ
-
ワインレッド色がしびれる……ブラックティー
ワインではなくて、ブラックティーでした@
品種名のブラックティーらしく、少し茶色がかった花色です。
茶色いバラはごく最近に作出された新しいバラです。 -
ブラックティーの見事な武装
-
ニュージーランドのピンクに圧倒されたい……!
-
髪の毛がちょっとハネたおしゃまな女の子風
-
そんなところに隠れていないで@
-
この縮れた花びらは私の個性よ!
-
青空の中のニュージーランド
背景の黄色はジーナ・ロロジブリータですが、これは特に写真を撮りませんでした。 -
またまたふるえるような真紅、そして幾重にも重なった花びらが見事なロミオ
-
若いやんちゃそうなロミオを囲んで
-
壷みたい@
-
緑の中でまどろむロミオ
-
ロミオさんは、花弁抱え咲きかな
-
上品なクリーム色の大輪のエリーナ
バラのステレオタイプな、オーソドックスな美しさですけど、改めてしびれてしまいます。 -
かくれんぼ中のジャストジョーイ
-
こちらのジャストジョーイはかくれんぼの鬼さんかな
1つだけ独立したような小さな姿でもがんばって咲いていました。 -
あたり一面、バラ・パラダイス@
手前の真紅のバラはロミオです。
後ろの黄色いバラは、ジーナ・ロロブリジータで、さらに奥のピンクのバラはニュージーランドです。 -
うっとりするような色のピンク・フレンチ・レース
確かフレンチ・レースにはピンク以外もあるんですよね。 -
まだ幼いお嬢さまを大切に守るように
-
眺めているだけで、私も乙女に戻れそう!?
-
絶妙な渦巻き@
-
みだれ髪が別れを告げるよう
続きのバラ写真は後編の旅行記にて。
後編は主に、つるバラやミニチュアのバラ、そしてイングリッシュ・ローズです。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- 旅姿さん 2011/05/27 23:05:14
- バラの解説もすばらしい!
- 写真のコメントがバラの美しさを一層惹きたてています。
それに「genealogy of rose 」---
まさに バラの ”家系図”。 これは勉強になりました!
旅姿
- まみさん からの返信 2011/05/29 02:59:23
- RE: バラの解説もすばらしい!
- 旅猫さん、こんにちは。見にきてくださってありがとう。コメントもありがとうございます。
> 写真のコメントがバラの美しさを一層惹きたてています。
そういっていただけると嬉しいでーす@
> それに「genealogy of rose 」---
> まさに バラの ”家系図”。 これは勉強になりました!
バラの品種名を調べていると、あるいはバラ園によっては品種名の札に、なんとか系ってよく書かれてますよねー。
それで知りたくなってしまいます、いったいそれがなんなのか。
また、バラって本当にいろんな種類があるけれど、系譜。。家系図を知ってなんとなく頭が整頓された気になるのは楽しいですよね。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
まみさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
65