2010/05/02 - 2010/05/02
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まみさん
今宵は───いや、今宵も、と言うべきか?───新宿から1駅の初台にある新国立劇場でバレエ鑑賞です。
でもその前に東京まで出て来たついでに写真撮影がしたくて、ターゲットにしたのはまたしても新宿御苑です。
たった半か月ぶりですが、午後ゆっくり家を出ても間に合い、劇場に近くて花のあるところといったら、ここがてっとり早かったんですもん。
ただし、緑の桜が見たかった前回と違って、今回はこれといった目当ての花があったわけでもなく。
入口でもらった5月の見どころマップは、5月2日ではまだ早すぎてあまり当てにならず。
だから今回は新緑散策がハイライトになっちゃうかなぁと思いながら、昨日、使い方を覚えたばかりのPowerShot SX 210 ISの新しい機能のジオラマモードと魚眼モードで新緑相手に遊んだりして。
しょーがないからちょっと高いけど気になっていた楽羽亭の抹茶で一服したりして。
そんな風にぶらぶらと日本庭園を回って、イギリス式庭園の方へ向かったら───!
八重桜の中の八重桜(!?)・関山(カンザン)が、まるでピンクのゴルフボール製造機みたいにぎっしり花をつけて、あっちにもこっちにも林立!
感動するよりは、まずギョッとしてしまいました(笑)。
でも、天気が良いのに関山のきれいな写真を撮るのは難しくて閉口しました。
ちょっとでも影になると花は灰色っぽくなるし、せっかくの大木の満開ぶりを撮りたくても、花はぼこぼこ過ぎて、それこそゴルフボールをたくさんぶらさげたみたいで、そのまま撮ったらあんまり美しく見えません。
八重だからか、花びらはあまり光を通さなくて、逆光効果も思ったほどでなし。
───と内心、文句を付けたくなりつつも、逆にチャレンジ精神が燃えたかも!?
また、花は全体的にややしなびかけていたものの、すっかり黄色くなった鬱金(ウコン)も見ることができました。
黄緑色の桜の鬱金に感嘆したのは半か月ほど前ですが、黄色い姿を見られるチャンスはないと思っていましたから、嬉しさ倍増です。
夜のバレエ公演の開演時間は18時半でしたから、今回は時間に余裕があり、観劇前に会場隣接のオペラシティの地下のインド料理のレストランで夕食がとれました。
そして1日の終わりは、ディヴット・ビントレー監督の新作バレエ、モーツアルトの曲に振付けた甘く優しい「ガラントゥリーズ」と、私の大好きな曲に振付けられた、妖しく蠱惑的でドキッとするような現代バレエ「カルミナ・ブラーナ」の2本立てです。
新宿御苑の新緑の中の関山と鬱金とのめまぐるしいギャップは、ビントレー氏のショートトークの笑いで軽くほぐされました@
今回も少し劇場の写真を撮れたので、この旅行記にまとめました。
新国立劇場だけの写真でまとめた旅行記は前にも作成したことがあります。
関連の旅行記
「クリスマス色の新国立劇場でバレエ「シンデレラ」を鑑賞」(2008年12月22日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10296524/
「今宵は初台の新国立劇場へ」(2007年3月7日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10130385/
※新国立劇場の公式サイト
http://www.nntt.jac.go.jp/
<これまでの新宿御苑の旅行記>
2010年4月17日
「観劇前に春の新宿御苑!───緑の桜が見たくて」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10450345/
2009年11月8日
「錦なす花の終わりの菊だより(4)新宿御苑の菊花壇展2009・前編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10398072/
「錦なす花の終わりの菊だより(5)新宿御苑の菊花壇展2009・後編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10398073/
「新宿御苑の和の風景と洋の庭園の秋」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10398074/
「新宿御苑のバラ花壇と秋の彩り」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10398077/
2008年11月15日
「新宿御苑の菊花壇めぐり」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10289196/
「はじめての新宿御苑めぐり」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10289038/
※新宿御苑公式サイト
http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/
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旧新宿門
半か月前は大木戸門から出入りしたので、今回は新宿門から出入りすることにしました。
ここから散策路を通って現在の新宿門へ向かいます。 -
メインゲートともいえる現在の新宿門
14時20分に到着しました。
入園料は200円。
新宿門という文字にピントを合わせるようにしてジオラマモードで回りをボカしてみました。 -
写生作品@
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花盛りの新緑のカエデ
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赤いカエデを背景に
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光る新緑に囲まれた赤いカエデの花
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エコハウスの温泉の花の展示より、ラインが魅力のデンドロビウム・マクロフィルム
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同じデンドロビウムとは思えない、フィンブリアツム
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唇状花びらが魅力のパティオペディルムのピンク、デロフィルム・ミカ
ピンクのパフィオって見たことなかったかも!
……いや、何度も「世界らん展」に行ってるので、もしかしたら忘れてるだけかも。
※今までの世界らん展の旅行記
2010年度
「4度目の世界らん展は20周年記念(1)贅沢に蘭を使ったディスプレイ部門」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10430481/
「4度目の世界らん展は20周年記念(2)わたし的には撮りがいのあるフラワーデザインや美術工芸部門」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10430483/
「4度目の世界らん展は20周年記念(3)日本大賞とさくさく撮りまくった個別部門の蘭
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10430486/
2009年度
「初心に返って夢中!─世界らん展(1)心躍らせた蘭だらけのディスプレイ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10311540/
「初心に返って夢中!─世界らん展(2)心震えた蘭がテーマの美術工芸品」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10311542/
「初心に返って夢中!─世界らん展(3)心高鳴った乙女なフラワーデザイン」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10311543/
2008年度
「今年も世界らん展へ(1)開き直って撮る、和洋のディスプレイ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10221627/
「今年も世界らん展へ(2)やっぱり惹かれるフラワーアレンジメントと美術工芸品」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10221657/
「今年も世界らん展へ(3)今年は念入りに撮った、個別の花の出展作品」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10221828/
2007年
「東京ドームの世界らん展(1)プロローグ:ランは英語でオーキッド@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10130392/
「東京ドームの世界らん展(2)らん・らん・らんなディスプレイ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10130620/
「東京ドームの世界らん展(3)ランづくしなディスプレイではあるけれど」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10130627/
「東京ドームの世界らん展(4)フラワーアレンジメントと美術工芸品(完)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10130637/ -
ドレスのようなパフィオペディルム・デレナティイ
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両脇に伸びる花びらが長くつ下のようなパティオベペィルム・ハイナルディアヌム
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日本庭園の茶室・翔天亭のそばのぎっしり満開の関山(カンザン)
これぞ八重桜の中の八重桜!? -
新緑に囲まれた関山を見上げて
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ジオラマモードにて捉える
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魚眼モードもなかなか!
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光る赤い若葉で、3つのモードにトライ!
まずはいつものプログラムモードにてふつうに撮影。 -
ジオラマモードにすると、やっぱり構図が少し下にずれるナ
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まるで水に映った姿のよう!
魚眼モードにて撮影 -
実りの梅
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楽羽亭でお茶しました@
抹茶と茶菓子で700円です。
ちょっと高めだけど、こんな記念写真を撮りたかったんだもん!
抹茶はとても甘く感じられました。美味でした@
ちなみに立札席ってイス席のことだったんですね。
実は入る前、立って頂くのかと、ちょっと引きそうになりました。
でも中を覗いてみたら、みんなテーブルに着いていたから、思い切って入ってみたんです。 -
日本庭園の池に早くも咲いていた黄菖蒲
他の花菖蒲はまだみたいですけどネ。 -
藤棚の藤はここでももうちょっと! 惜しい!
ゴールデンウイーク最終日に出かける予定のあしかがフラワーパークの大藤が見頃を迎えるかどうか、やっぱり心配になりました。
(ちなみに、このゴールデンウィーク中はパソコンを修理に出していて、ネットで開花状況を調べられない状態にありました。そして結論としては、実際、今年2101年は5月5日では見頃までもう少しという状態でした。) -
八重桜・関山を背景に、新緑のカエデをターゲットにジオラマモードで遊ぶ
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日本庭園を出たら、満開の関山だらけ!
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緑を背景に、すばらしい八重の関山
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関山を背景に関山・その1
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関山を背景に関山・その2
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「中の池」と逆光の関山
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お花見からす
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けなげに花をつける半分の木(!?)と「中の池」
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面白い枝ぶりの八重桜・普賢象と、それを狙うカメラマン
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池に迫り出す普賢象
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緑に澄んだ「中の池」と
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この木なんの木、気になる木@
関山です。 -
黄色くなった鬱金(ウコン)
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新緑と鬱金
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温かそうな黄色の鬱金
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ほとんど白くなった鬱金もあり
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枝ぶり見事な関山
新宿御苑の木って、ほんと、姿のよい、かっこいい木がたくさんです。
背景とあわせて絵になる写真をゲットしやすいです。
八重桜は他でも見られるけれど、わざわざ新宿御苑まで来る甲斐があります。 -
ほんわか広がるピンクの水玉
こちらの満開の木はたぶん関山以外の八重桜ではないかと思うのですが、残念ながら品種名の札がありませんでした。 -
閉園の放送にせかされながらも見つけた花───細葉大甘菜(ホソバオオアマナ)
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閉園の放送にせかされながらも見つけた花───希少種だというシラン
舌状の花びらの波線が魅力!
うちの近所でもよく見かける花ですが、自生植物としては準絶滅危惧種ということらしいです。 -
閉園の放送にせかされながらも見つけた花───たぶん、君子蘭
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丸花壇にもこもこのマーガレットっぽい花がぎっしり!
またモード遊びがしたくなりました。
まずはプログラムモードにて、できるだけ広角側で撮影。 -
ジオラマモードでピントが合う一点以外をボカす
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魚眼モードで波打つマーガレット!
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少しだけ視点を下げて、少しズームして再びチャレンジ
まずはプログラムモードにて撮影。 -
ジオラマモードで立体感がよみがえる!
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輪になって踊っているように撮れた魚眼モード
というわけで、新宿御苑を出たときは、閉園時間をちょっとオーバーしていました。
ごめんなさーい。 -
観劇前に夕食
本日のバレエの開演時間は18時30分なので、夕食を食べる余裕があります。
会場の新国立劇場に隣接するオペラシティの地下でインド料理レストランに入りました。 -
インド料理レストランの壁絵の一部
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デイリーディナー、1,500円コース
1,000円コースと2つありました。
1,500円コースは野菜カレーとチキンカレー、タンドリーチキンに野菜サラダ、ライスとナン(これでもベビー・ナンですって!)、そしてジュースまたはスープです。 -
新国立劇場のロビーの大きな生け花
いつも撮っちゃいます@
さすがに日替わりではないと思いますが、よく来るときでも1〜2ヶ月おきくらいなので、毎度違うものが見られます。 -
会場のオペラパレス(大劇場)のロビーにて
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ロビーに出張している新国立劇場シヨップにて、可愛い動物オーケストラ
この中の茶色いワンちゃんのバイオリニストと、ここには写っていないですがネコちゃんのピアニストを買ってしまいました。
ピアニストは980円、それ以外は880円。 -
ステキなデザインのカップとマグとボックス
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2010年6月に新発売の新国立劇場オリジナルのリボン・ベア
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帰り際に撮った、本日の公演ポスター
<バレエ鑑賞ざっくり感想>
「ガラントゥリーズ」
甘くて優しい印象の、音楽にあわせた抽象バレエ、いわば、バランシン風のバレエだなと思いました。
どうしていまさらバランシン風の抽象バレエを新作として発表したのだろうと不思議に思ったのですが、どうやら振付家ビントレー氏は、いつか自分の大好きなモーツアルトの曲に振付をしたいと思っていたけれど、あまりに偉大なモーツアルトの曲の前に、なかなかチャレンジすることができなかったようです。
新しいものを見ているときは、鑑賞のよりどころとしてどうしても似ているものを引き合いにしてしまいます。
バランシン風といっても、私はそれほど詳しいわけではなく、いくつかの点からそういう印象を受けたというくらいです。
例えば、振付の基本はわりと古典的で、ちょっと現代風なしぐさがミックスされているくらいで、コンテンポラリーよりはクラッシックに近いところ。
曲がモーツアルトだから当然かもしれませんが、調和と優雅さがテーマで、テクニックに走った振付はないところ。特に女性の女性らしい美しさを出そうとしていたところ。
ダンサーたちが対称的なポジションになるような動きが多く、誰でも親しみが持てるような踊りであるところ。
でも、手の振付になんとなく、もしかしたらビントレー風というのがあるかなとも思ったりしました。
また、女性の衣装は比較的シンプルなラインのドレスなのですが、スカートの下にたくさんのレースがあって、ふわっと広がるときにドレスの裾がたまらなくきれいだったのが印象的でした。
ただ、男性の衣装は上半身裸でレオタードのような黒いズボンだけかと思ったら、上半身はは裸に見える肌色のレオタードでした。
うーん、それだったら上半身裸でも良かったのでは、と思ってしまいました。
1階の8列目に座っていたものだから、肌色のレオタードのラインが如実に分かってしまって、逆に違和感が(苦笑)。
「カルミナ・ブラーナ」
見ているうちに、見るのは2度目だと気付きました。
前回、たぶん、初演の2005年に見たのだと思います。
まだバレエ鑑賞歴も浅く(鑑賞し始めたのは出したのは2003年の後半)、古典バレエとの違いにいろいろギョッとしたことを、だんだんと思い出しました。
例えば、生命の賛歌だと思いますが、妊婦の踊りがあったり、ひと昔前のポップで軽そうな衣装の男性ダンサーが出てきたりするところ。
それから女性の胸のぽっちやお尻のラインの筋がくっきり入った、光の当たりようによっては裸に見える衣装だったり、男性でも実際に白のブリーフ1枚の姿になってしまったり。
また、美しい白鳥が食卓に上がっていて、でっぷり太った強欲そうな美食家たちに結局食べられてしまうというエピソードがあったり、恋人同士に見えた男女の殴り合いシーンがあったりなど。
実は私は「カルミナ・ブラーナ」の音楽はすごく好きなのですが、好きなのはあくまで音楽だけであって、歌詞の意味はあまり追求したことがありません。
最初に好きになっのはまだ繊細で夢見がちな乙女(!?)の頃で、その当時の私にとって、歌詞の内容は曲にそぐわず、夢を壊されるような気分になったせいです。
今でも歌詞の内容はあまり気にしたことはありません。
だから、きっとこれらの振付は歌詞のイメージに関連するようなものなんでしょ、と2回目ともなると、以前のようにギョッとしたり違和感を覚えたりせず、落ち着いて観ることができました。
初演時に見たときの私にはずいぶん真新しく、前衛的に見えた振付も、今の私にはコンテンポラリーとしてはそれほど前衛的すぎず、ちょうどよいとすら思えました。
むしろ、「ガラントゥリーズ」のオーソドックスな古典を思わせる振付よりは、刺激的でわくわくしました。
特に最初と最後の黒のフォルトゥーナ(運命の女神)の踊りがとても好きです。
どことなく、モーリス・ベジャール振付の「ボレロ」の、テーブルの上で踊るダンサーの振付を連想しました。
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