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週末の撮影散策は、12月も半ばなのに、イルミネーションよりまだまだ紅葉!?<br />紅葉見頃ぎりぎりの新宿御苑で、おそらくこれで今年最後となる紅葉撮影を楽しんできました。<br />今年2011年は紅葉が不作なため、紅葉散策が息長く楽しめました。<br />だから、スイセンと紅葉のコラボなんて珍しい写真も撮れました@<br /><br />新宿御苑にこだわらなければ、東京都心の紅葉名所の中に、今がまさに最盛期のところもあったかもしれません。<br />でも、紅葉撮影の最後を飾る東京都心での散策は、去年とても気に入った新宿御苑にしたいとずっと思っていましたから、紅葉が散り始めてしまったからといって、おいそれと気持ちを変えられませんでした。<br />15時から上野の東京文化会館でバレエ観劇予定を入れていたので、行き慣れたところの方が都合良かったですし、新宿御苑なら、水辺の景色や日本らしい庭園での紅葉景色を狙えるはずだとにらんでいましたから。<br /><br />そうしたらなんと、12月半ばだというのに、思いがけず春の花撮影も楽しめたではないですか@<br /><br />前日に公式サイトをチェックしてから出かけたので、スイセンの中でも早咲きで、花は冬から春にかけて咲くというペーパー・ホワイトが咲いていることは知っていました。<br />でも、その群生地が4ヶ所もあり、あんなに群生していたなんて、思いもしませんでした。<br /><br />苑内に他に花がなかったわけではありません。サザンカやツワブキなど。<br />でもやはりスイセンは、冬から咲く品種と知っても、早春を思わせる花だから、秋冬の花よりずっと嬉しかったです。<br /><br />スイセンが咲く紅葉景色なんてのも、この先チャンスがあるか分かりません。<br />貴重な写真がゲットできました@<br />それとも私が知らなかっただけ?<br />あるいは、地球の温暖化で花の開花時期が年々おかしくなっているから、今後それがふつうの景色になっていったりするのかしら。<br /><br />咲いていたスイセンはペーパー・ホワイトがほとんどでしたが、ごくたまに日本スイセンも見られました。<br />ただしそちらは、日陰に咲いていたりして、写真を撮るのにちょうどよい場所には咲いていませんでした。<br />というのも、せっかくの良い天気で日差しに恵まれていたので、日陰での撮影はしないことにしていたから。というか、敢えて撮ってみたら、びっくりするほど寒々しい写真になってしまったので。<br />日本スイセンさんは、また今度ネ。<br /><br />おそらく今年最後となる冬の紅葉散策の新宿御苑の紅葉旅行記の後編は、スイセンのある写真と、どちらかというと西洋的なイメージがある黄金色のイチョウのある写真を中心にまとめました。<br /><br /><終焉を彩る新宿御苑の紅葉の旅行記シリーズ><br />□(1)紅葉と光がまぶしい和の庭園<br />■(2)黄金のイチョウと、早春を呼ぶ白い使者スイセンあふれる景色<br /><br />新宿御苑公式サイト<br />http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/<br />

終焉を彩る新宿御苑の冬の紅葉散策(2)黄金のイチョウと、早春を呼ぶ白い使者スイセンあふれる景色

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2011/12/17 - 2011/12/17

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まみ

まみさん

週末の撮影散策は、12月も半ばなのに、イルミネーションよりまだまだ紅葉!?
紅葉見頃ぎりぎりの新宿御苑で、おそらくこれで今年最後となる紅葉撮影を楽しんできました。
今年2011年は紅葉が不作なため、紅葉散策が息長く楽しめました。
だから、スイセンと紅葉のコラボなんて珍しい写真も撮れました@

新宿御苑にこだわらなければ、東京都心の紅葉名所の中に、今がまさに最盛期のところもあったかもしれません。
でも、紅葉撮影の最後を飾る東京都心での散策は、去年とても気に入った新宿御苑にしたいとずっと思っていましたから、紅葉が散り始めてしまったからといって、おいそれと気持ちを変えられませんでした。
15時から上野の東京文化会館でバレエ観劇予定を入れていたので、行き慣れたところの方が都合良かったですし、新宿御苑なら、水辺の景色や日本らしい庭園での紅葉景色を狙えるはずだとにらんでいましたから。

そうしたらなんと、12月半ばだというのに、思いがけず春の花撮影も楽しめたではないですか@

前日に公式サイトをチェックしてから出かけたので、スイセンの中でも早咲きで、花は冬から春にかけて咲くというペーパー・ホワイトが咲いていることは知っていました。
でも、その群生地が4ヶ所もあり、あんなに群生していたなんて、思いもしませんでした。

苑内に他に花がなかったわけではありません。サザンカやツワブキなど。
でもやはりスイセンは、冬から咲く品種と知っても、早春を思わせる花だから、秋冬の花よりずっと嬉しかったです。

スイセンが咲く紅葉景色なんてのも、この先チャンスがあるか分かりません。
貴重な写真がゲットできました@
それとも私が知らなかっただけ?
あるいは、地球の温暖化で花の開花時期が年々おかしくなっているから、今後それがふつうの景色になっていったりするのかしら。

咲いていたスイセンはペーパー・ホワイトがほとんどでしたが、ごくたまに日本スイセンも見られました。
ただしそちらは、日陰に咲いていたりして、写真を撮るのにちょうどよい場所には咲いていませんでした。
というのも、せっかくの良い天気で日差しに恵まれていたので、日陰での撮影はしないことにしていたから。というか、敢えて撮ってみたら、びっくりするほど寒々しい写真になってしまったので。
日本スイセンさんは、また今度ネ。

おそらく今年最後となる冬の紅葉散策の新宿御苑の紅葉旅行記の後編は、スイセンのある写真と、どちらかというと西洋的なイメージがある黄金色のイチョウのある写真を中心にまとめました。

<終焉を彩る新宿御苑の紅葉の旅行記シリーズ>
□(1)紅葉と光がまぶしい和の庭園
■(2)黄金のイチョウと、早春を呼ぶ白い使者スイセンあふれる景色

新宿御苑公式サイト
http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/

  • 新宿御苑の新宿門はイチョウで黄金色@<br /><br />10時前。ゲート前でスタッフさんたちがイチョウの葉を掃き集めていました。<br />

    新宿御苑の新宿門はイチョウで黄金色@

    10時前。ゲート前でスタッフさんたちがイチョウの葉を掃き集めていました。

  • 新宿門前の黄金じゅうたん

    新宿門前の黄金じゅうたん

  • 新宿門前のイチョウじゅうたんのスイセン群生地@<br /><br />御苑に入る前にさっそくここでスイセン撮影!<br />もし紅葉が思ったほど残っていなくても、これだけで新宿御苑にやって来た甲斐がある!<br />と思いました。<br />

    新宿門前のイチョウじゅうたんのスイセン群生地@

    御苑に入る前にさっそくここでスイセン撮影!
    もし紅葉が思ったほど残っていなくても、これだけで新宿御苑にやって来た甲斐がある!
    と思いました。

  • ほとんど白一色の可憐なスイセン「ペーパー・ホワイト」

    ほとんど白一色の可憐なスイセン「ペーパー・ホワイト」

  • ぽかぽか陽気を浴びて

    ぽかぽか陽気を浴びて

  • 黄色い地面にスイセンが映える・その1

    黄色い地面にスイセンが映える・その1

  • 朝のやわらかな光の中で

    朝のやわらかな光の中で

  • 黄色い地面にスイセンが映える・その2

    黄色い地面にスイセンが映える・その2

  • 新宿御苑内の新宿門近くは真っ黄色@

    新宿御苑内の新宿門近くは真っ黄色@

  • ビオラの鉢と最初の黄葉・紅葉スポット

    ビオラの鉢と最初の黄葉・紅葉スポット

  • ぎっしり@

    ぎっしり@

  • 黄色い大地の林

    黄色い大地の林

  • 真っ赤な紅葉とスイセン!

    真っ赤な紅葉とスイセン!

  • どこまで続くの、スイセン群生地?

    どこまで続くの、スイセン群生地?

  • 秋の代表と春の代表が顔合わせ

    秋の代表と春の代表が顔合わせ

  • スイセン群生地沿いにぐんぐん歩く

    スイセン群生地沿いにぐんぐん歩く

  • 都会のはざまの憩いの空間

    都会のはざまの憩いの空間

  • 朝のやわらかな光を浴びたツワブキ

    朝のやわらかな光を浴びたツワブキ

  • 白い宝石の世界・その1

    白い宝石の世界・その1

  • 白い宝石の世界・その2

    白い宝石の世界・その2

  • 黄葉のあるスイセン景色

    黄葉のあるスイセン景色

  • 赤い天の川がスイセンの上に降りかかる

    赤い天の川がスイセンの上に降りかかる

  • 光と影のコントラスト・その1

    光と影のコントラスト・その1

  • 光と影のコントラスト・その2

    光と影のコントラスト・その2

  • 真珠のような輝きの花<br /><br />ここからはエコハウス前の3ヶ所目のスイセン群生地です。<br />

    真珠のような輝きの花

    ここからはエコハウス前の3ヶ所目のスイセン群生地です。

  • 早春を告げる小さな使者

    早春を告げる小さな使者

  • 乱舞@

    乱舞@

  • 寒さに負けず、すっきりと潔く立つ<br />

    寒さに負けず、すっきりと潔く立つ

  • 白い使者たちの控えの間

    白い使者たちの控えの間

  • 木漏れ日に浮かび上がる黄色い大地<br /><br />中央休憩所の脇の日本庭園の入口付近にて。<br />

    木漏れ日に浮かび上がる黄色い大地

    中央休憩所の脇の日本庭園の入口付近にて。

  • 地面に奉納されたイチョウの葉

    地面に奉納されたイチョウの葉

  • 下の池の近くのしだれ桜の枝の下で、4ヶ所目のスイセン群生地と出会う

    下の池の近くのしだれ桜の枝の下で、4ヶ所目のスイセン群生地と出会う

  • たくましい幹に守られて

    たくましい幹に守られて

  • 光と影のコントラスト・その3

    光と影のコントラスト・その3

  • おしゃまなスイセンたち

    おしゃまなスイセンたち

  • 黄金の幕のように

    黄金の幕のように

  • すっかり葉が落ちたプラタナス並木

    すっかり葉が落ちたプラタナス並木

  • 地面もすっきり、葉っぱなし<br /><br />プラタナスの落ち葉でぎっしりの光景を期待したのですが、もうそれも、すっかり掃き清められた後のようでした。<br /><br />このあとは、本日一番の紅葉スポットともいえるモミジ山の紅葉を散策したあと、千駄ヶ谷門から出て、観劇会場のある上野に向かいました。<br />

    地面もすっきり、葉っぱなし

    プラタナスの落ち葉でぎっしりの光景を期待したのですが、もうそれも、すっかり掃き清められた後のようでした。

    このあとは、本日一番の紅葉スポットともいえるモミジ山の紅葉を散策したあと、千駄ヶ谷門から出て、観劇会場のある上野に向かいました。

  • 14時30分すぎに、上野公園に到着!<br /><br />イチョウがすばらしいです。<br />上野公園にはこれといって紅葉スポットがないだろうと思ってスルーしてしまったのですが、探せばいろいろあったようです。<br />なによりもイチョウがすばらしかったはず。<br />とはいえ、この日はもうピークを過ぎていたかもしれません。<br />

    14時30分すぎに、上野公園に到着!

    イチョウがすばらしいです。
    上野公園にはこれといって紅葉スポットがないだろうと思ってスルーしてしまったのですが、探せばいろいろあったようです。
    なによりもイチョウがすばらしかったはず。
    とはいえ、この日はもうピークを過ぎていたかもしれません。

  • 14時35分頃、東京文化会館に入る<br /><br />会館のガラス窓に上野公園入口の黄色いイチョウが鮮やかに映っていました。<br />

    14時35分頃、東京文化会館に入る

    会館のガラス窓に上野公園入口の黄色いイチョウが鮮やかに映っていました。

  • 14時40分頃、やっとランチにありつく<br /><br />本当はもっと余裕をもって上野公園にやって来て、近くのレストランでゆっくりランチをとろうと思っていたのですが、結局、15時からの上演ぎりぎりになってしまいました。<br />ちょっと割高だけれど、会場でチキン・サンドイッチとアイスコーヒーを買って、遅めのランチとしました。<br />おなかがすいていると、観劇に集中できないから@<br />

    14時40分頃、やっとランチにありつく

    本当はもっと余裕をもって上野公園にやって来て、近くのレストランでゆっくりランチをとろうと思っていたのですが、結局、15時からの上演ぎりぎりになってしまいました。
    ちょっと割高だけれど、会場でチキン・サンドイッチとアイスコーヒーを買って、遅めのランチとしました。
    おなかがすいていると、観劇に集中できないから@

  • 終演後に撮った本日の観劇バレエのポスターとタイムスケジュール<br /><br />東京バレエ団の「ザ・カブキ」の公式サイト<br />http://www.nbs.or.jp/stages/1112_thekabuki/index.html<br /><br /><主な配役><br />大星由良之助(赤穂浪士のリーダー):高岸直樹<br />顔世御前(判官の妻):上野水香<br />高師直(本当は吉良上野介):木村和夫 <br />塩冶判官(本当は浅野内匠頭):長瀬直義 <br />大星力弥(大星の息子):井上良太<br />足利直義:柄本弾<br />判内(師直の家来でオリジナルキャラクター):高橋竜太<br />勘平(赤穂浪士の1人):宮本祐宜<br />おかる(勘平の妻で顔世御前の腰元):小出領子<br />現代の勘平:梅澤紘貴<br />現代のおかる:高村順子 <br /><br />振付:モーリス・ベジャール<br />音楽:黛敏郎<br />(ただし音楽は生演奏でなく特別録音テープ)<br /><br /><感想><br />忠臣蔵を題材にベジャールが振り付けたバレエ「ザ・カブキ」を見るのはこれで3回目です。<br />それくらい、とても気に入っているバレエです。<br />2度目は、ベジャール没後まもない追悼公演で見ました。<br />音楽は非常にドラマチックなのですが、作曲家の名前を今回初めて認識しました。<br />先月の11月23日にオペラ「古事記」を、同じ東京文化会館で見たのですが、同じ作曲家だったなんて!<br />非常に今更なのですが、さもありなんと思えた音楽でした。<br />このバレエがDVD化されたり、音楽がCD化されたりしたら、飛びついてしまうと思いますし、ぜひして欲しいナ。<br /><br />※2011年11月23日に観劇したオペラ「古事記」については、こちらの旅行記の写真コメントとして盛り込みました。<br />オペラ「古事記」のあらすじ<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23863353/<br />感想<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23863362/<br />関連の旅行記<br />「境内に錦を添える湯島天神菊まつり・2011〜今年も観劇前に散策〜」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10623945/<br /><br />内容は忠臣蔵なので、バレエにしては珍しく、男性の群舞が非常に際立っている演目です。<br />他に男性の群舞が、特に戦いなどの荒々しいシーンが際立っている作品は、ボリショイ・バレエ団十八番の「スパルタクス」しか知りません。<br />どちらもすごく私の好きな演目です。<br /><br />上演時間は2時間の2幕ものですが、文楽あるいは歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」をコンパクトにしつつ、かなり網羅しています。<br />原作の「仮名手本忠臣蔵」は全十一段からなる、上演には1日がかりのとても長い作品なのに、このバレエでは、たったの2時間で、本編である刃傷事件と赤穂浪士の敵討ちも、脇の話である、おかると勘平のエピソードもしっかり盛り込まれています。<br /><br />敵討ちから切腹のシーンはハイライトだけあって、とりわけ迫力があって、ワクワクする一番好きなのところですが、日本の古典文化と西洋的なバレエをうまく組み合わせた舞台は、舞台美術といい、衣装といい、音楽といい、ああ、こんな風にアレンジしたか、と非常に興味深いです。<br />真っ白なレオタードの上に豪華な打ち掛けを羽織るという奇抜な衣装は、日本人の振付家にはなかなかできない冒険的な発想ではないかしら。<br /><br />このバレエは「仮名手本忠臣蔵」を原作としていますが、まず現代の東京のシーンがあり、現代の若者が忠臣蔵の時代にタイムスリップして、その時代の浪士のリーダーと人格が重なっていく、という導入構成になっています。<br />勘平とおかるも、現代に転生した現代っ子カップルの2人が、忠臣蔵の時代に引き込まれてその時代の勘平とおかると同一化していく、という手法をとっています。<br /><br />この手法は、長い原作をコンパクトにするためであると同時に、これも振付家のベジャールが日本人ではないことと、おそらくベジャールは、日本人だけでなく、世界中の観客に見てもらうことを念頭においていたためではないかと思いました。<br />日本人なら、そんな導入がなくても、すんなり忠臣蔵の世界に入り込めると思うんです。<br />実際、この作品は日本以外でもたくさん上演されて、大成功を収めています。<br /><br />この作品が作られたのは1980年代です。<br />だからもはや厳密にコンテンポラリー・バレエとは言い難く、すでに古典の域に入った、現代・古典バレエ(!?)とでもいえるかもしれません。<br />私自身はコンテンポラリーは苦手で、クラッシック・バレエが大好きです。<br />でも、適度にモダンなのはもっと大好きです。<br />ベジャールの作品は、そんな私の好みに合うのが多いです。<br />振付は、クラシック・バレエからすると、モダン・ダンスみたいな動きがかなり混ざっていますが、バレエの振付としては、さほど真新しくはないので、私のようにコンテンポラリーすぎると苦手な保守的なバレエ・ファンにとっては、安心して見ていられる振付です。<br />そしてとてもかっこいいです。<br /><br />このバレエを見るのは3回目なので、今回はほとんど予習しないで観劇しました。<br />でも、ちょうど前日の12月16日に、現代歌舞伎作家の真山青果の「元禄忠臣蔵」を国立劇場で見たばかりなので、それで予習したも同然でした。<br />あちらは台詞を大事にした、歌舞伎にしては抑えた演出の、重厚でしみじみと感動的な作品。こちらはスペクタクルな音楽に見目麗しいダンサーたちの華々しくもド迫力のバレエ。<br />それが今回の観劇中に私の頭の中でミックスされたので、余計に面白かったです。<br /><br />※2011年12月16日に観劇した真山青果の「元禄忠臣蔵」については、こちらの旅行記の写真コメントとして盛り込みました。<br />真山・忠臣蔵について<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/24063861/<br />感想<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/24063962/<br />関連の旅行記<br />「クリスマスどころか早くも正月気分!?───12月の国立劇場で歌舞伎観劇」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10629880/<br /><br />冒頭の現代の東京のシーンは、作品が80年代に制作されたので、80年代からみた現代の東京です。せいぜい昭和時代でしょう。<br />だから、現代の若者がせわしなくキーボードを打ってみえたシーンは、前回見たときは、タイプライターでした。<br />タイプライターは、キーを打っていくにつれて紙を挟んだ部分がどんどん右にずれていくので、改行するときに右手で左に寄せなくてはなりません。そのしぐさがちゃんと盛り込まれていたんです。<br />それって、パソコン世代の若い観客は気付かなかったでしょうし、踊っている本人たちも若いので、はじめはなんだろうと思ったかもしれないと思うと、可笑しかったです@<br />でも今回は、その冒頭シーンの演出は新しくなっていました。<br />若者たちが打っていたのは、もはやパソコンのキーボード。右手でタイプライターを左に寄せるしぐさはしていませんでした。<br />また、舞台にいくつかスクリーンがあって、現代の東京と、浅草など、現代の東京で見られる日本の伝統文化が映し出されるのですが、東京タワーの映像がやけに丁寧に出てきます。<br />80年代だったら確かに東京タワーこそが、外国人にも分かりやすい、もっとも現代の東京を象徴するものでしょう。<br />でも今回は、その映像にちゃんと、スカイツリーが加えられていました@<br /><br />主役のダンサーは高岸直樹さんです。すばらしい熱演でした。<br />彼はどちらかというとノーブルな印象があります。<br />前に見たプーシキン原作のバレエ「オネーギン」で、退廃的でキザな都会の貴族オネーギン役がとてもハマっていて印象に強く残っているせいもあるかもしれません。<br />冒頭で、現代の若者として登場したときも、若きベンチャー・ビジネス起業家とか、莫大な資金を動かすスマートなトレーダーというかんじでした。<br />そんな若者が、元禄時代にタイムスリップして、切腹する塩冶判官の無念を受けて、赤穂浪士のリーダーと人格と同化して、仇討ちに燃える姿は、はじめとのギャップがある分、いや、むしろ、斜に構えていたのに、本質には熱いものを秘めていたのか、と思うと、なかなか強烈でした。<br /><br />本当に、また見てみたいと思える舞台でした。<br />

    終演後に撮った本日の観劇バレエのポスターとタイムスケジュール

    東京バレエ団の「ザ・カブキ」の公式サイト
    http://www.nbs.or.jp/stages/1112_thekabuki/index.html

    <主な配役>
    大星由良之助(赤穂浪士のリーダー):高岸直樹
    顔世御前(判官の妻):上野水香
    高師直(本当は吉良上野介):木村和夫
    塩冶判官(本当は浅野内匠頭):長瀬直義
    大星力弥(大星の息子):井上良太
    足利直義:柄本弾
    判内(師直の家来でオリジナルキャラクター):高橋竜太
    勘平(赤穂浪士の1人):宮本祐宜
    おかる(勘平の妻で顔世御前の腰元):小出領子
    現代の勘平:梅澤紘貴
    現代のおかる:高村順子

    振付:モーリス・ベジャール
    音楽:黛敏郎
    (ただし音楽は生演奏でなく特別録音テープ)

    <感想>
    忠臣蔵を題材にベジャールが振り付けたバレエ「ザ・カブキ」を見るのはこれで3回目です。
    それくらい、とても気に入っているバレエです。
    2度目は、ベジャール没後まもない追悼公演で見ました。
    音楽は非常にドラマチックなのですが、作曲家の名前を今回初めて認識しました。
    先月の11月23日にオペラ「古事記」を、同じ東京文化会館で見たのですが、同じ作曲家だったなんて!
    非常に今更なのですが、さもありなんと思えた音楽でした。
    このバレエがDVD化されたり、音楽がCD化されたりしたら、飛びついてしまうと思いますし、ぜひして欲しいナ。

    ※2011年11月23日に観劇したオペラ「古事記」については、こちらの旅行記の写真コメントとして盛り込みました。
    オペラ「古事記」のあらすじ
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23863353/
    感想
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23863362/
    関連の旅行記
    「境内に錦を添える湯島天神菊まつり・2011〜今年も観劇前に散策〜」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10623945/

    内容は忠臣蔵なので、バレエにしては珍しく、男性の群舞が非常に際立っている演目です。
    他に男性の群舞が、特に戦いなどの荒々しいシーンが際立っている作品は、ボリショイ・バレエ団十八番の「スパルタクス」しか知りません。
    どちらもすごく私の好きな演目です。

    上演時間は2時間の2幕ものですが、文楽あるいは歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」をコンパクトにしつつ、かなり網羅しています。
    原作の「仮名手本忠臣蔵」は全十一段からなる、上演には1日がかりのとても長い作品なのに、このバレエでは、たったの2時間で、本編である刃傷事件と赤穂浪士の敵討ちも、脇の話である、おかると勘平のエピソードもしっかり盛り込まれています。

    敵討ちから切腹のシーンはハイライトだけあって、とりわけ迫力があって、ワクワクする一番好きなのところですが、日本の古典文化と西洋的なバレエをうまく組み合わせた舞台は、舞台美術といい、衣装といい、音楽といい、ああ、こんな風にアレンジしたか、と非常に興味深いです。
    真っ白なレオタードの上に豪華な打ち掛けを羽織るという奇抜な衣装は、日本人の振付家にはなかなかできない冒険的な発想ではないかしら。

    このバレエは「仮名手本忠臣蔵」を原作としていますが、まず現代の東京のシーンがあり、現代の若者が忠臣蔵の時代にタイムスリップして、その時代の浪士のリーダーと人格が重なっていく、という導入構成になっています。
    勘平とおかるも、現代に転生した現代っ子カップルの2人が、忠臣蔵の時代に引き込まれてその時代の勘平とおかると同一化していく、という手法をとっています。

    この手法は、長い原作をコンパクトにするためであると同時に、これも振付家のベジャールが日本人ではないことと、おそらくベジャールは、日本人だけでなく、世界中の観客に見てもらうことを念頭においていたためではないかと思いました。
    日本人なら、そんな導入がなくても、すんなり忠臣蔵の世界に入り込めると思うんです。
    実際、この作品は日本以外でもたくさん上演されて、大成功を収めています。

    この作品が作られたのは1980年代です。
    だからもはや厳密にコンテンポラリー・バレエとは言い難く、すでに古典の域に入った、現代・古典バレエ(!?)とでもいえるかもしれません。
    私自身はコンテンポラリーは苦手で、クラッシック・バレエが大好きです。
    でも、適度にモダンなのはもっと大好きです。
    ベジャールの作品は、そんな私の好みに合うのが多いです。
    振付は、クラシック・バレエからすると、モダン・ダンスみたいな動きがかなり混ざっていますが、バレエの振付としては、さほど真新しくはないので、私のようにコンテンポラリーすぎると苦手な保守的なバレエ・ファンにとっては、安心して見ていられる振付です。
    そしてとてもかっこいいです。

    このバレエを見るのは3回目なので、今回はほとんど予習しないで観劇しました。
    でも、ちょうど前日の12月16日に、現代歌舞伎作家の真山青果の「元禄忠臣蔵」を国立劇場で見たばかりなので、それで予習したも同然でした。
    あちらは台詞を大事にした、歌舞伎にしては抑えた演出の、重厚でしみじみと感動的な作品。こちらはスペクタクルな音楽に見目麗しいダンサーたちの華々しくもド迫力のバレエ。
    それが今回の観劇中に私の頭の中でミックスされたので、余計に面白かったです。

    ※2011年12月16日に観劇した真山青果の「元禄忠臣蔵」については、こちらの旅行記の写真コメントとして盛り込みました。
    真山・忠臣蔵について
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/24063861/
    感想
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/24063962/
    関連の旅行記
    「クリスマスどころか早くも正月気分!?───12月の国立劇場で歌舞伎観劇」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10629880/

    冒頭の現代の東京のシーンは、作品が80年代に制作されたので、80年代からみた現代の東京です。せいぜい昭和時代でしょう。
    だから、現代の若者がせわしなくキーボードを打ってみえたシーンは、前回見たときは、タイプライターでした。
    タイプライターは、キーを打っていくにつれて紙を挟んだ部分がどんどん右にずれていくので、改行するときに右手で左に寄せなくてはなりません。そのしぐさがちゃんと盛り込まれていたんです。
    それって、パソコン世代の若い観客は気付かなかったでしょうし、踊っている本人たちも若いので、はじめはなんだろうと思ったかもしれないと思うと、可笑しかったです@
    でも今回は、その冒頭シーンの演出は新しくなっていました。
    若者たちが打っていたのは、もはやパソコンのキーボード。右手でタイプライターを左に寄せるしぐさはしていませんでした。
    また、舞台にいくつかスクリーンがあって、現代の東京と、浅草など、現代の東京で見られる日本の伝統文化が映し出されるのですが、東京タワーの映像がやけに丁寧に出てきます。
    80年代だったら確かに東京タワーこそが、外国人にも分かりやすい、もっとも現代の東京を象徴するものでしょう。
    でも今回は、その映像にちゃんと、スカイツリーが加えられていました@

    主役のダンサーは高岸直樹さんです。すばらしい熱演でした。
    彼はどちらかというとノーブルな印象があります。
    前に見たプーシキン原作のバレエ「オネーギン」で、退廃的でキザな都会の貴族オネーギン役がとてもハマっていて印象に強く残っているせいもあるかもしれません。
    冒頭で、現代の若者として登場したときも、若きベンチャー・ビジネス起業家とか、莫大な資金を動かすスマートなトレーダーというかんじでした。
    そんな若者が、元禄時代にタイムスリップして、切腹する塩冶判官の無念を受けて、赤穂浪士のリーダーと人格と同化して、仇討ちに燃える姿は、はじめとのギャップがある分、いや、むしろ、斜に構えていたのに、本質には熱いものを秘めていたのか、と思うと、なかなか強烈でした。

    本当に、また見てみたいと思える舞台でした。

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  • 白い華さん 2011/12/24 20:31:39
    「秋。冬。春・・・ 景色!」 が 融合〜?
    今晩は。
    「今年は、紅葉・・・が、あまり、色づきが、良くない」と、云われる、不作!の 年・・・らしい〜!けれど、
    確か!に、 いつまでも、紅葉・・・が 残っていますよね〜。

    まみさんは、観劇・・・のついでに、「新宿御苑」を 歩き、
    「秋。冬。春・・・」と、3つ!の 季節・・・を 写真に収めてきた。のですね〜。
    こうゆう・・・『 季節!の 一度・・・に、見られる、現象 』 は、
    きっと、珍しい〜!・・・でしょうし、
    なんか・・・ 「お得!な 感じ」が して、 嬉しい〜!ですよね〜。

    日差し・・・の 光!に きらめく・・・真っ赤!な 紅葉。
    そして、地面・・・には、白い!水仙・・・や、黄色い!銀杏の 葉っぱ。
    そんな・・・違った!季節。が 融合し、
    また、不思議!な 写真。が 取れる。って。素敵〜〜!!!

    最後は、青空・・・に、プラタナスの 白樺!の 並木道。
    と、 いろんな・・・季節。が 折り重なった!「都会の 大公園・・・ 新宿御苑の 魅力」 を 
    珍しい〜! シーン満載。で 楽しませて頂きました。


    今日は、ちょっと、まみさんの 住む!
    「植木屋さん・・・の 町。 川口・安行」 へ、 ミニ・ドライブ。
    小さな お寺・・・を 巡り、 「モミジ・・・を 売っている!植木屋さん」 (小林もみじ園) を 訪問。
    もちろん、すでに、地面・・・は、大量!の 「赤い!モミジ・・・の 残骸」 しか、見られません。でしたが、
    此処・・・は、 「真っ赤!な モミジ」に、確実!に 出会える・・・場所。 と、 解りましたヨ〜〜。 (笑)

    更に、先日、訪れた・・・、
    房総半島・・・は、 遅い!紅葉。 そして、すでに・・・カラフル・フラワー・・・が けっこう、咲く! 「ハウス」の 花畑。
    と、秋。 と、 春・・・が 一挙!に、 楽しめて、 不思議・・・でした。
    そんな、様子・・・も、 また、ご覧頂けたら・・・と、
    只今、 ゆっくり・・・ 取り組んでおります。
        これからも ヨロシクお願いします。



    白い華

    白い華さん からの返信 2011/12/24 20:37:05
    まみさんの 住む・・・ 「埼玉県」 を 入れなかった。 ゴメンナサイ。
    > 今日は、ちょっと、まみさんの 住む!
    > 「植木屋さん・・・の 町。 川口・安行」 へ、 ミニ・ドライブ。
    > 小さな お寺・・・を 巡り、 「モミジ・・・を 売っている!植木屋さん」 (小林もみじ園) を 訪問。


    お〜っと、
    そうそう、まみさんの 住む! 『 埼玉県 』・・・。
    と、したかった。のですが、

    その・・・ 「埼玉県」 を 入れ忘れてしまいました。
    まるで、まみさんが、川口・安行・・・に お住まい! と、
    なっていましたね。
    ゴメンナサイ。
       それでは また

    まみ

    まみさん からの返信 2011/12/25 03:44:48
    RE: 「秋。冬。春・・・ 景色!」 が 融合〜?
    白い華さん、こんにちは。コメントありがとうございます。

    新宿御苑の旅行記を丁寧に見てくださってありがとうございます。
    ほんとに新宿御苑は洋風・和風両方味わえて、いろんなシーンが一度に楽しめます。
    もうちょっと時間と気力があったら、まだ少し残っていた秋バラの写真も盛り込めたかもしれないんですけど@
    まあ、いつだって、○○もできたかも、とちょっとだけ未練ややり残しを残すものですよね。
    だからこそ、また行こうという気分になれます。

    房総半島のドライブは素敵なものになったようですね。
    そういえば房総半島って花が多そうでした。
    よく電車の構内のポスターなどで、宣伝されていて、あー行きたいと思ったものでした。
    花があたりまえの盛春も楽しみがいっぱいだけれど、まだ冬のうちに早春を感じられると、隠れていた宝物に出会えた気分になれて、もっと幸せになれますよね!

    モミジも花も、地面に残る大量の「残骸」(苦笑)も、いいものですよねぇ。
    ある意味、地面を美しく彩る紅葉の落ち葉や花びらは、実際に紅葉シーズンや咲いているときよりも見頃の期間が短いと思うので(へたすると汚くなってしまうから)、見られるの幸運はよりいっそうあるかもしれません。

    ちなみに、私は埼玉人ですが、川口の方は行ったことがないんです。
    いやぁ、埼玉って電車移動だと横移動が逆にちょっとめんどくさいです。
    新宿御苑みたいに都会に出てしまう方が楽だったりしますヨ。

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