2015/11/07 - 2015/11/07
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まみさん
今年2015年は月に1〜2度の頻度でレッサーパンダ動物園遠征に励んでいますが、それでも季節の要所要所の花撮影散策は欠かせません!
すると、毎週のように花を追い求めていた時に比べると、いつも訪れているところであっても、久しぶりの花撮影になるので、新鮮な気分になれることがわかりました。
まあ、花の撮り方のカンを取り戻すのに、少々時間がかかる気がしますけどね。
というわけで、1年のほぼ最後の花の祭典である菊まつりで、今年も新宿御苑の菊花壇展に行くことができました!
天気はあいにく、ここのところ続いていた秋晴れが途切れ、日曜日は雨予報。
なら、午後からでもいいから、と頑張ってでかけた本日土曜日も、一時、雨に降られました。
花撮影散策はぜひ晴天がよかったのですが、もう11月なのです、秋なのです。薄曇りの天気の下で、華やかながらも、しっとりと寂しさも感じさせるような風情の菊を愛でるのもいいではないですか。
新宿御苑の恒例の菊花壇展のために装いも美しく咲きそろった菊たち。
そんな菊たちから、角隠しの下に喜びと不安の表情を浮かべながら、めでたい日なのに涙がつきものの祝言の日の花嫁さんを連想してしまいました。
今年2015年で8度目になる新宿御苑の菊花壇展。今回は、今年の初夏に買ったシンデレラレンズ一本で臨んでみました。
実はいま、ふだん使いの18-270mmの広角ズームレンズを修理に出していて、不在なのです。
でも、画角には少し不自由しますが、私の手元には、60mmの単焦点マクロレンズ、10-22mmの超広角レンズ、そしてフルサイズ対応なのでAPS-Cサイズに換算すると80mmくらいになるF1.8の標準レンズ(シンデレラレンズ)があります。
なので、今回はその3本のレンズを持参して来たのですが、菊花壇展ではそのうちシンデレラレンズ一本でチャレンジしたわけです。
超広角レンズとマクロレンズだけでチャレンジするのは、去年やったから。
というのはいいわけで、実をいうと、菊花壇展を鑑賞する前に、先に新宿御苑内の花や景色の撮影でレンズ3本をしきりに交換して撮り比べていたので、後半の菊花壇展ではレンズ交換がめんどくさくなっちゃったというのが正直なところ。
それに、途中で雨に降られたのは、菊花壇展見学最中でしたから。
<今年で8度目になる菊花壇展目当ての秋の恒例の新宿御苑詣の旅行記のシリーズ構成>
■(前編)今年はシンデレラレンズでのぞんだ恒例の菊花壇展
□(後編)3つのレンズで覗いたしっとり華やかな秋の花と秋景色
新宿御苑の公式サイト
http://fng.or.jp/shinjuku/
新宿御苑の公式サイトの菊花壇展紹介記事「伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇」より
http://fng.or.jp/shinjuku/news/2015/11/post-338.html
<タイムメモ>
10:45頃 家を出る
11:55頃 副都心線 新宿三丁目駅着
12:05 新宿御苑に到着
12:05-14:05 3つのレンズで苑内撮影散策
14:05-15:35 菊花壇展
15:35-15:45 楽羽亭でお茶タイム
15:45-16:00 肥後菊花壇から菊花壇展めぐり再開
16:10-16:20 ちょこっとだけ秋バラ
16:30頃 新宿御苑を出る
<これまでの新宿御苑の菊花壇展の旅行記>
2014年11月9日
「恒例の菊と中秋の新宿御苑をマクロレンズと超広角レンズでチャレンジ(前編)曇天を突き抜ける鮮やかさの菊花壇展」
http://4travel.jp/travelogue/10950716
2013年11月9日
「マクロレンズ撮影が楽しい新宿御苑の菊花壇展と秋の装い(1)菊花壇展(前編)露地花壇・懸崖作り花壇・伊勢菊丁子菊嵯峨菊花壇・大作り花壇」
http://4travel.jp/travelogue/10830478/
「マクロレンズ撮影が楽しい新宿御苑の菊花壇展と秋の装い(2)菊花壇展(後編)江戸菊花壇・一文字菊管物菊花壇・肥後菊花壇・大菊花壇」
http://4travel.jp/travelogue/10830479/
2012年11月10日
「菊花壇展と秋深まる新宿御苑(1)秋晴れの中でうっすら始まりつつある紅葉と秋花の苑」
http://4travel.jp/travelogue/10725622
「菊花壇展と秋深まる新宿御苑(2)マクロレンズも駆使した菊花壇展(前編)」
http://4travel.jp/travelogue/10725860
「菊花壇展と秋深まる新宿御苑(3)マクロレンズも駆使した菊花壇展(後編)」
http://4travel.jp/travelogue/10725980/
2011年11月13日
「秋色ハーモニーの新宿御苑(2)菊花壇展(前編)懸崖作り花壇・伊勢菊・丁字菊・嵯峨菊花壇・大作り花壇など」
http://4travel.jp/travelogue/10621626
「秋色ハーモニーの新宿御苑(3)菊花壇展(後編)江戸菊花壇・一文字菊・管物菊花壇・肥後菊花壇・大菊花壇など」
http://4travel.jp/travelogue/10621837
2010年11月6日
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(前編)」
http://4travel.jp/travelogue/10518910
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(中編)」
http://4travel.jp/travelogue/10518911
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(後編)」
http://4travel.jp/travelogue/10518913
2009年11月8日
「錦なす花の終わりの菊だより(4)新宿御苑の菊花壇展2009・前編」
http://4travel.jp/travelogue/10398072/
「錦なす花の終わりの菊だより(5)新宿御苑の菊花壇展2009・後編」
http://4travel.jp/travelogue/10398073/
2008年11月15日
「新宿御苑の菊花壇めぐり」
http://4travel.jp/travelogue/10289196/
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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出迎えの大作りとポットマムが見えている新宿門
平日の睡眠不足と疲れがどっとでて、土曜日の早起きはつらいです。
しかも、この日は、出かける前に自転車のパンク修理に行かなければならなかったので、家を出たのが10時45分頃になってしまいました。
でも、12時頃には神事行く御苑に到着しました。去年と同じ時間です。
半日あれば閉苑の16時半まで、菊花壇展と苑内撮影を、気の済むまでじっくりやれますが、温室と秋バラは、急いで回らない限り無理でしょう。 -
シンデレラレンズで大作りとポットマムをはみ出るくらいにフレーミング
この旅行記の写真はすべてシンデレラレンズで撮影したものです。
私のシンデレラレンズは、Cannon EF50m F1.8 STM(フルサイズ対応)です(本体はAPS-CサイズのEOS Kissシリーズ)。
カメラマンさんのメルマガを参考に買いましたが、シンデレラレンズとはいわゆる、1万円前後でプロ並みにきれいな写真が撮れる明るいレンズをいうようです。
いつも読んでいるカメラマンさんのメルマガで紹介されていて、今年2015年の夏前に、ほぼ衝動買いしましたが、それまでそういうレンズがほしいなと思っていたせいです。
というわけで、プロ並みにきれいに撮れたかどうかはともかく、シンデレラレンズらしいぼけが得られるアングルで撮れたときは、とても楽しかったです。
こういうフレーミングだと、大きな画面で見ない限り、ボケはあんまり分からないですけど、不自由な単焦点レンズで、これなら、というフレーミングが出来たときも、楽しいです。 -
少し後に下がって、シンデレラレンズで全体をフレーミング
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大作りの1つ1つの菊も仙女のような美しい
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かわいこちゃんぞろいのポットマムの菊
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日付をQRコードのある面のチケットを記念撮影
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菊花壇展のはじまりは、第一露地花壇から
日本庭園の入口にも江戸菊とポットマムの組み合わせで菊が展示されてありましたが、こちらはうまくフレーミングできなかったので。 -
ポットマムに守られた大菊のお嬢さんたち
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懸崖作り花壇の解説
懸崖作りは菊まつり出品の代表選手ですが、上屋の中に収まった様子がとても風情があります。
「 中央入口から日本庭園に入り、順路に沿って進んでいくと、まず目にするのが色鮮やかな露地花壇。その先に、上屋のある菊花壇としては一番はじめに、懸崖作り花壇をご覧いただけます。
懸崖作りとは、山野に自生する野菊が、岩の間から垂れ下がって咲いている姿をヒントに作り始められたもので、一本の小菊を大きな株に仕立てる技法です。
新宿御苑の菊花壇展の菊の色は「黄」「白」「紅」を基調としますが、懸崖作り花壇では同じ色が重ならないように並べます。古木の台座や石組みなどにも工夫を凝らし、地面には枯れ松を敷き詰め、自然の趣あふれる花壇となるよう工夫します。」
(新宿御苑の公式サイトの菊花壇展紹介記事「懸崖作り花壇」より)
http://fng.or.jp/shinjuku/news/2015/11/post-344.html -
美しさを競う懸崖作りたち
「懸崖作り花壇
作り始め:大正4年(1915)
竹と木の素材をいかしたよしず張りの上家に、30鉢の大中小の山菊懸崖作りを、野趣にとんだ古木の花台の上に配色よく並べた花壇です。
懸崖作りは、山野に自生する野菊が、岩の間から垂れ下がって咲いている姿にヒントを得て作り始めたもので、野趣を生かした独特の味わいがあります。
懸崖作りに用いる菊は小菊で、分枝性の旺盛なものを摘心によって仕立てます。この花壇に陳列している品種は、小菊のなかでも一重咲きの山菊とよばれる品種を用いています。
(公式サイトの菊花壇展の花壇や歴史についての解説ページより)
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html -
上屋のぼんぼりの向こうに控えて
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伊勢菊・丁子菊・嵯峨ギク花壇の解説
3つの独特な菊たちとが色と形を競う、とわけ華やかな花壇です。
「伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇
作り始め:昭和30年(1955)
木の素材をいかしたよしず張りの上家に、伊勢菊32株、丁子菊32株、嵯峨菊25株を配色よく植え込んだ花壇です。
伊勢菊は伊勢地方(現在の三重県松阪市・津市)で発達した菊です。花びらが平たく、咲き始めは縮れていますが、開花するにしたがって伸び、垂れ下がって満開となります。花びらが長く垂れ下がるほど良い花とされています。
丁子菊は、昔、おもに関西地方で作られた菊です。花の中心の筒状の花びらが香料の丁子の花に似ていることから、この名前がつきました。外国では「アネモネ咲き」とよばれ人気があります。花びらは平たいものや匙のような形のものがあります。
嵯峨菊は、嵯峨天皇の御愛の菊として、京都の大覚寺に植えられたものが始まりといわれる、もっとも古い歴史をもつ古典菊です。花びらが平たく、咲き始めは乱れ咲きに開き、次第に花びらがよじれて立ち上がり、全部立ちきって満開となります。雅趣に富んだ菊です。」
(公式サイトの菊花壇展の花壇や歴史についての解説ページより)
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html -
ちぢれた花びらがほぐれるように、どんどんのびる伊勢菊
「伊勢菊(上屋正面向かって右側)
伊勢菊は伊勢地方(現在の三重県松坂)などで発達した菊です。花びらが平たく、咲きはじめは縮れています。開花するにしたがって花びらが伸び、垂れ下がって満開となります。古来は、座敷に正座して鑑賞する習わしがあったそうです。」
(新宿御苑の公式サイトの菊花壇展紹介記事「伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇」より)
http://fng.or.jp/shinjuku/news/2015/11/post-338.html -
うっすら黄色を帯び白い伊勢菊に風情を覚え
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花の中心はからまったリボンのよう
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花びらの裏側が黄色い、大奥をしきる女性のような風格がある伊勢菊たち
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可愛い花が集まって、まあるくなった丁子菊
「丁子菊(花壇中央)
丁子菊はおもに関西地方で作られていた菊です。江戸時代に盛んに栽培されていた菊の一品種です。
花中心の筒状の花びらが、香料の丁子(クローブ)の花に似ていることから名付けられました。海外ではアネモネ咲きと呼ばれ、人気があります。」
(新宿御苑の公式サイトの菊花壇展紹介記事「伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇」より)
http://fng.or.jp/shinjuku/news/2015/11/post-338.html -
おそろいのピンクの帽子をかぶった子供たちのよう
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周りの花びらがちょっとはねた、おしゃまさん
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色とりどりの嵯峨菊が整然と並ぶ
「嵯峨菊(上屋正面に向かって左側)
嵯峨菊は京都の嵯峨地方で発達した菊です。平安時代に嵯峨天皇の御愛の菊として、嵯峨御所(現在の大覚寺)に植えられたのがはじまりとされ、日本でもっとも古い歴史を持った古典菊です。
嵯峨菊は寺社の回廊から立って見下ろしたときに美しく見える菊です。咲きはじめは花びらが乱れ咲きに開きますが、徐々に花びらがよじれて立ち上がり、全部立ちきって満開となります。
伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇は、1株を6輪に枝分けする「一六作り」の技法で仕立てたものを植え込んでいます。」
(新宿御苑の公式サイトの菊花壇展紹介記事「伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇」より)
http://fng.or.jp/shinjuku/news/2015/11/post-338.html -
バーナーの火のように
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美しい丁子菊をょ前にしてパニック気味の(!?)嵯峨菊
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希望の光を灯すよう
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大作り花壇の解説
大作りも菊まつりにつきものですが、この新宿御苑のものは、花数も大きさもハンパではないのです。
「大作り」とは、初冬に出てくる芽を1年がかりで育成し、1株から数百輪の花を半円形に仕立てて咲かせる技法の事です。これは新宿御苑独自の様式で、全国各地の菊花壇展で見られる千輪作りの先駆けにもなりました。
一つ一つの花の大きさや枝葉を均一に揃え、多くの花を同時に咲かせることはもとより、半円形に整然と結い立てるため、栽培と仕立てに高度な技術が必要とされています。新宿御苑の菊花壇の中でも、ひときわ目を惹き、多くのお客さまが足を止めるのがこの大作り花壇。菊花壇の中で、最も優れている花壇ということから「白眉」とも呼ばれています。
(新宿御苑の公式サイトの菊花壇展紹介記事「大作り花壇」より)
http://fng.or.jp/shinjuku/news/2015/11/post-341.html -
一株の花とは思えない、奇跡の大作り菊たち
これも新宿御苑ならではの、上屋の中にかしこまっている様子と、日本庭園という舞台のおかげで、華やかさがさらに高まっているようです。
「大作り花壇
作り始め:明治17年(1884)
木の素材をいかした、障子屋根とよしず張りの上家に、大菊の大作り菊を陳列した花壇です。
大作りは1本の株から何百というたくさんの花を咲かせるように仕上げたもので、菊のなかでもとくに発達の旺盛な品種を用います。
この作り方で一番大切なことは、多くの花を咲かせることはもちろん、個々の花においても枝や葉が均一で、花の大きさが揃いかつ開花期が同時でなければなりません。
飾りつけは個々の花をこんもりと、そして半円形に整然と結い立てるもので、この栽培と仕立てには高度の技術が必要とされています。この様式は新宿御苑独自の技術であり、菊花壇の中でも見ごたえのある花壇です。全国各地の菊花壇展でみられる千輪作りの先駆けにもなっている菊です。
(公式サイトの菊花壇展の花壇や歴史についての解説ページより)
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html -
圧倒されるボリューム@
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一つ一つの花も美しさを競える
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白銀に光る天体のごとく
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裾野まで輝きを忘れない
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おや、気もそぞろに人待ち顔でよそ見している子が……
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江戸菊花壇の解説
新宿御苑の菊花壇展を知ったばかりの頃は、江戸菊が1番のお気に入りでした。
「江戸菊花壇
作り始め:明治11年(1878)
木の素材をいかした障子屋根の上家に、1株27輪仕立ての中菊29株を3列の互の目に奥行きをつけて植え込み、篠立て作りにした花壇です。
中菊は関西の大菊に対し、江戸において流行したので、江戸菊ともよばれています。また、花びらが様々に変化することから、狂菊ともよばれています。その狂い方によって、「追抱(おいがかえ)」、「褄折抱(つまおれがかえ)」、「丸抱」、「乱れ抱」、「自然抱」、「露心抱(ろしんがかえ)」「管抱(くだがかえ)」の7通りの名前がつけられています。
花びらは平たいもの、管のようになったもの、匙のようになったものの3種類あります。
この菊は花びらが様々に変化する狂いの芸が特徴で、御苑独自の仕立てと、全体の色彩の変化と配列の美しい花壇です。新宿御苑の菊花壇の中でももっとも古い歴史のある植え込み様式です。」
(公式サイトの菊花壇展の花壇や歴史についての解説ページより)
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html -
貴賓席で舞踊を鑑賞する高貴な人々の風情
こんな面白い菊があるなんて、この菊花壇展で初めて知りました。
「本日ご紹介するのは「花の変化」を鑑賞する「江戸菊花壇」です。新宿御苑で江戸菊花壇を作り始めたのは明治11年(1878)からで、御苑の菊花壇のなかでもっとも古い歴史があります。一株から数百輪の花が咲く「大作り花壇」と並び、新宿御苑を代表する菊花壇です。
江戸菊は、江戸時代に江戸(東京)で発達した古典菊です。庶民の間で広く栽培され、主流の菊だったことから「正菊」とも呼ばれています。
また、花の満開が過ぎてから咲き終わるまでに、花びらがさまざまに変化するので「舞菊」や「芸菊」の別名もあります。」
(新宿御苑の公式サイトの菊花壇展紹介記事「新宿御苑でもっとも古い歴史を持つ「江戸菊花壇」」より)
http://fng.or.jp/shinjuku/news/2015/11/post-336.html -
堂々と広がる27輪の篠作り
「木の素材をいかした障子屋根の上家に、黄、白、紅の江戸菊を配色よく、3列の互の目に奥行きをつけて植え込みます。1株は27輪に枝分けして結い立てますが、この技法は「しのつく雨のごとく数多くたっている」情景を模したものであることから、篠作りと呼ばれています。」
(新宿御苑の公式サイトの菊花壇展紹介記事「新宿御苑でもっとも古い歴史を持つ「江戸菊花壇」」より)
http://fng.or.jp/shinjuku/news/2015/11/post-336.html -
篠作りのフォームの美しさごと、ファインダーの中に
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江戸菊の花びらの変化に、秋風の気まぐれを感じて
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まだかたくなに心を閉ざす江戸菊「秋風」
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少しずつほつれて
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ボリューム感と清楚さを兼ね備えた「秋の心」
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江戸菊の中では鼻新をよく見せてくれる「酔美人」
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可愛い花芯が見えるまでもう少し
もう少し後に訪れたなら、江戸菊がもっと激しく変化している様子が見られたでしょう。 -
黄色い江戸菊の背景から浮かび上がる
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ほんのりピンクの花びらを紫の雲にたとえて
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うたかたの夢のごとく、この姿は一時のもの
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彗星のように輝きを放つ花姿
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花開く過程が分かるような花たち
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丸っこく包まれた様子も取り分け可愛い「仮寝の夢」
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毛玉のようにころっとした花姿に惹かれて
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少しずつ警戒を解いて心許す様子
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こちらの江戸菊の玉っぷりと、それでいてつんつん開いた花びらも絶妙@
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ミイラを連想したなんて言いませんよ
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雨上がりの第2露地花壇は少しずつ人を集め
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巨大な花を形作る一つ一つの花も見逃せない
一時、降った雨のしずくが、まだ残っていました。 -
ほんのり濡れて、可愛いピンクが艶めいて
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一文字菊・管物菊の解説
この2種の菊を交互に並べる技法も、他ではなかなか見られないです。
紋章やイラストでよくおなじみすぎるくらいの一文字菊も、実物を初めて見たのはこの新宿御苑の菊花壇展です。
「一文字菊、管物菊花壇
作り始め:大正14年(1925)
木の素材をいかした障子屋根の上家に、一文字菊13品種97株、管物菊13品種97株の計194株を22列に1本仕立てで植え込んだ花壇です。
一文字菊は一重咲きで、花びらが平たく幅広く伸びるのが特徴です。この菊は御紋章菊ともよばれています。
管物菊とは、すべての花びらが管状になっている菊で、花びらの太いものを太管物菊、細いものを細管物菊、その中間の太さのものを間管菊とよんでいます。この花壇に用いるのは細管物菊で、一般に栽培されている玉巻性のものではなく、細く長く雄大な花びらを持つ品種で、新宿御苑で独自に作り上げた品種を用いています。」
(公式サイトの菊花壇展の花壇や歴史についての解説ページより)
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html -
みんな一斉にお皿の上に乗っているのが愛嬌あり
「菊花壇展を順路通りに進むと、5番目にご覧いただけるのが「一文字菊、管物菊花壇」です。こちらの花壇には、一文字菊13品97株、管物菊13品97株を計22列に一本仕立てで植え込んだ花壇になります。(中略)
植え込み方は、先日ご紹介した「大菊花壇」と同じ、一列一品種ずつ、黄・白・紅の花色の順に植えた菊全体が手綱模様に見える「手綱植え」の様式です。花の美しさはもとより、配列、上家や風景を合わせた総合美が「新宿御苑菊花壇展」の鑑賞のポイントとなっております。」
(新宿御苑の公式サイトの菊花壇展紹介記事「一文字菊、管物菊花壇」より)
http://fng.or.jp/shinjuku/news/2015/11/post-335.html -
じっとしていられない子を発見!
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最前列でもぞもぞと動くと目立つよ@
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あまけにも正統な菊を前にして、居ずまいを正したくなる
「一文字菊は、花びらの数が16枚前後の一重咲きの大輪菊で、長く幅広い花びらが円形に咲き開くのが特徴です。皇室の御紋章に似ていることから「御紋章菊」とも呼ばれています。」
(新宿御苑の公式サイトの菊花壇展紹介記事「一文字菊、管物菊花壇」より)
http://fng.or.jp/shinjuku/news/2015/11/post-335.html -
噴水のように広がる管物菊の魅力
「管物菊は、細長い筒状の花びらが放射状に咲き開く大輪菊で、糸菊や細菊とも呼ばれています。この花の形が、蜘蛛が足を広げたような格好に見えることから、海外ではスパイダー(Spider)ともいわれています。
花壇に用いられている管物菊は、特に花びらが細長く雄大な花びらを持つ品種で、新宿御苑で独自に作られたものを展示しています。」
(新宿御苑の公式サイトの菊花壇展紹介記事「一文字菊、管物菊花壇」より)
http://fng.or.jp/shinjuku/news/2015/11/post-335.html -
神秘の世界を垣間見させてくれる
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わらびのように先っちょがくるっと巻いたところも可愛い
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けだるげに目を覚ました一文字菊
花びらが半分欠けていた姿に面白さを感じました。 -
後からこっそりおしゃべりしかける子
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ポットマムの鉢が順路を示してくれる
順路案内にこの演出は、今年初めてという気がします。 -
肥後菊花壇の解説
やっぱり今の私にとって1番のお気に入りは肥後菊だなぁと思いました。
「肥後菊花壇
作り始め:大正14年(1925)
竹の素材をいかしたよしず張りの上家に、35株の肥後菊を3列の互の目に植え込んだ花壇です。
肥後菊は、18世紀末に肥後(熊本)地方で、藩主・細川公が藩政施行にあたり文化政策のひとつとして、栽培が始められ発達した古典菊です。清廉なこの菊を例に、武士道の意義を説いたといわれています。藩外への流出を固く禁じるなど、長い間門外不出の秘花でしたが、藩士・秀島英露が栽培方法や花壇様式の作法を考案した、『養菊指南書』を著し、全国に広まりました。
花は一重咲きで花びらは平たいものと管状のものがあります。花びらと花びらの間に隙間があるのが特徴です。」
(公式サイトの菊花壇展の花壇や歴史についての解説ページより)
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html -
上屋と共に肥後菊花壇の全体を撮る
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びっくりまなこを開いたように
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スプーンのような花びらの先が可愛らしい
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奔放に咲いているようでいて、節度も感じられる肥後菊
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とりわけ華やかさを感じる白の肥後菊
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線香花火のよう
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青春の叫び
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寡黙な中にも情熱を秘めて
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肥後菊の美しい配色の妙も、シンデレラレンズならでは@
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大菊花壇の解説
菊まつりの菊といったら、やはり大菊の出番です。
「 特色豊かな菊花壇を順路に沿って進み、最後にご覧いただけるのが大菊花壇です。遠目からでも目を引き、ゴージャスな印象の大菊花壇は、現在みごろをむかえています。
菊の代表的な品種の大菊を用いた大菊花壇では、花びらが中心を包み込むように重なり合いふっくらと盛り上がる「厚物」を一列一品種ずつ、黄・白・紅の花色の順に植え込んでいます。
この配列は新宿御苑独自の様式で、神馬の手綱を模していることから「手綱植え」と呼ばれています。計39品種311本がそろって咲く姿は壮観です。」
(新宿御苑の公式サイトの菊花壇展紹介記事「大菊花壇」より)
http://fng.or.jp/shinjuku/news/2015/11/post-334.html -
順路通り巡って、最後に真打ち登場か
たてに一列に同じ品種の大菊が並べられています。
ぱっと見たところでは、色の違いしか品種の違いは分からないのですが、同じ色であっても違う品種というのは、花の付き方などよくよく見ると、なんとなく納得できました。
「大菊花壇
作り始め:明治17年(1884)
木の素材をいかした障子屋根のよしず張りの上家に、大菊の厚物と厚走りの39品種311株を1本仕立てにして、黄・白・紅の順序に、45度の角度で1列1種として植え込んだ花壇です。
配色の美しさが昔の神馬の手綱の模様に似ていることから、このような植え込みの技法を手綱植えとよんでいます。
厚物は、花びらの先端が中心に向かってうろこ状に丸く盛り上がって、手まりのような形になるのが特徴です。厚走りは、一番外側の花びらが長く飛び出ています。
1本1本の花の美しさはもちろんのこと、各列に並んだ花の整形美や色彩の変化、これに調和する建物の総合美を鑑賞します。」
(公式サイトの菊花壇展の花壇や歴史についての解説ページより)
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html -
ボリューム感ととパーマのおかっぱ頭のような可愛らしさにうっとり
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おんぶしてもらっている子供たちのような花びらの集まり
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名札を下げて整然と並ぶ
写真を撮る場合の私のお気に入りのアングル。 -
厚走りがちょろっと可愛い@
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黄色い子を中心に配色の妙を味わう
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頭のてっぺんの空間がチャーミングな紫の子を中心に
「中秋の新宿御苑は薄曇りの中で紅葉のきざしを見せて(後編)3つのレンズで覗いたしっとり華やかな秋の花と秋景色」へとつづく。
<これまでの菊まつり/菊花壇展の旅行記>
2014年11月23日
「三島と浜松のレッサーパンダ詣は紅葉・菊まつりと盛りだくさん!(3)楽寿園の法観寺五重塔「八坂の塔」の盆景のある菊まつりと美しい星降るようなグラデーションの紅葉」
http://4travel.jp/travelogue/10955863
2014年11月22日
「観劇前に秋の日差しに輝く日比谷公園と菊花大会」
http://4travel.jp/travelogue/10955396
2014年11月9日
「恒例の菊と中秋の新宿御苑をマクロレンズと超広角レンズでチャレンジ(前編)曇天を突き抜ける鮮やかさの菊花壇展」
http://4travel.jp/travelogue/10950716
2013年11月
「マクロレンズ撮影が楽しい新宿御苑の菊花壇展と秋の装い(1)菊花壇展(前編)露地花壇・懸崖作り花壇・伊勢菊丁子菊嵯峨菊花壇・大作り花壇」
http://4travel.jp/travelogue/10830478/
「マクロレンズ撮影が楽しい新宿御苑の菊花壇展と秋の装い(2)菊花壇展(後編)江戸菊花壇・一文字菊管物菊花壇・肥後菊花壇・大菊花壇」
http://4travel.jp/travelogue/10830479/
2012年11月10日
「菊花壇展と秋深まる新宿御苑(1)秋晴れの中でうっすら始まりつつある紅葉と秋花の苑」
http://4travel.jp/travelogue/10725622
「菊花壇展と秋深まる新宿御苑(2)マクロレンズも駆使した菊花壇展(前編)」
http://4travel.jp/travelogue/10725860
「菊花壇展と秋深まる新宿御苑(3)マクロレンズも駆使した菊花壇展(後編)」
http://4travel.jp/travelogue/10725980/
2011年11月23日
「境内に錦を添える湯島天神菊まつり・2011〜今年も観劇前に散策〜」
http://4travel.jp/travelogue/10623945
2011年11月13日
「秋色ハーモニーの新宿御苑(2)菊花壇展(前編)懸崖作り花壇・伊勢菊・丁字菊・嵯峨菊花壇・大作り花壇など」
http://4travel.jp/travelogue/10621626
「秋色ハーモニーの新宿御苑(3)菊花壇展(後編)江戸菊花壇・一文字菊・管物菊花壇・肥後菊花壇・大菊花壇など」
http://4travel.jp/travelogue/10621837
2011年11月5日
「菊とバラの日比谷公園へ久しぶりに(3)東京都観光菊花大会」
http://4travel.jp/travelogue/10619927
2010年11月13日
「境内に錦を添える湯島天神菊まつり(前)観劇前に訪れたチャンス」
http://4travel.jp/travelogue/10520609
「境内に錦を添える湯島天神菊まつり(後)名残りを惜しみながらも観劇会場の上野公園・東京文化会館へ」
http://4travel.jp/travelogue/10520612
2010年11月6日
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(前編)」
http://4travel.jp/travelogue/10518910
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(中編)」
http://4travel.jp/travelogue/10518911
「紅葉のきざしを探しながら新宿御苑の菊花壇展へ(後編)」
http://4travel.jp/travelogue/10518913
2010年11月3日
「紅葉きざす秋晴れの森林公園(2)菊花展でモコモコつるつる」
http://4travel.jp/travelogue/10517557
2009年11月15日
「錦なす花の終わりの菊だより(6)明治神宮デビューきっかけの菊花展」
http://4travel.jp/travelogue/10400727/
2009年11月8日
「錦なす花の終わりの菊だより(4)新宿御苑の菊花壇展2009・前編」
http://4travel.jp/travelogue/10398072/
「錦なす花の終わりの菊だより(5)新宿御苑の菊花壇展2009・後編」
http://4travel.jp/travelogue/10398073/
2009年11月1日
「錦なす花の終わりの菊だより(2)川越喜多院の菊まつり・2009」
http://4travel.jp/travelogue/10395147/
2008年11月15日
「新宿御苑の菊花壇めぐり」
http://4travel.jp/travelogue/10289196/
2008年11月3日
「今年も川越の喜多院で菊まつり」
http://4travel.jp/travelogue/10286427/
2007年11月18日
「喜多院菊まつりにかこつけた川越散策」
http://4travel.jp/travelogue/10198521/
2006年11月12日
「秋の花はやっぱり菊ですね@:川越喜多院・菊まつり」
http://4travel.jp/travelogue/10105086/
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