行き先変えて初夏の新宿御苑＆上野動物園へ（２）西武ドームに代わり、初夏の陽気の下の新宿御苑のバラ花壇

2014/05/11 - 2014/05/11

新宿御苑のバラは５分咲きだけど、早咲きのバラはもう十分咲いていました！

私はつい、どうせならバラ園全体がもっと色とりどりになる頃を狙ってバラ園めぐりをしようとしてしまいます。
でもそのときには、咲き過ぎだったり痛んだりした花も増え、ましてや早咲きのバラはピーク過ぎて会えないでいたんでした。

本日は、ほんとは国際バラとガーデニングショウに行くつもりで家を出て来ましたが、開場１時間前に人が少ないうちに写真撮影を楽しめるというローズ・フォト・モーニングの先着500名には間に合いませんでした。
会場前の長蛇の列で入場まで１時間以上待たされることを考えたらうんざりし、それくらいなら、待つはずの時間で電車に乗り直し、もっとゆったり過ごせる新宿御苑に行くことにしました。
一日屋内でバラ三昧！という予定は狂ってしまいましたが、新宿御苑のバラ園もお気に入りなのです。

それに本日は花撮影には絶好調の天気。
ちょっと暑すぎるくらいの陽気でしたが、太陽の下で輝くバラが望めました！

というわけで、私の春バラの季節は、たいてい国際バラとガーデニングショウから開幕するのですが、今年2014年は新宿御苑のバラからとなりました。

それにしても、バラ撮影には、年々難しさを感じるようになりました。
なんの作為なくそのまま撮っても美しいバラですが、バラをいい雰囲気で、少しでも私らしさが出るように撮るのって、難しいです。
そのように撮れると思った昔の私の強気が、今では信じられないくらいです。

バラ園でははじめ60mmの単焦点マクロレンズで撮ろうとしましたが、いくら大輪のバラでも、いや大輪の花だからこそ、花のどこにピントを合わせるか悩ましく、なかなかここぞというところにピントが合わないので、降参してしまいました。
結局、大半はいつもの撮りやすい18-270mmの広角ズームレンズを使って撮影しました。
でも、新宿御苑の後半は、単焦点マクロレンズでバラにチャレンジすることがメイン目的ではなく、バラをきれいに撮ることこそが目的でしたから@

＜国際バラとガーデニングショウに行く代わりに新宿御苑と上野動物園をはしごした初夏の旅行記のシリーズ構成＞
□（１）巨大樹あふれる新宿御苑でおNewの超広角ズームレンズにチャレンジ！
■（２）西武ドームに代わり、初夏の陽気の下の新宿御苑のバラ花壇
□（３）上野動物園編：ハンモックで遊ぶジャイアントパンダと枝にたれパンダするレッサーパンダ

新宿御苑の公式サイト「新宿御苑へようこそ」
http://www.fng.or.jp/shinjuku/shinjuku-index.html
新宿御苑最新情報のブログ
http://www.fng.blog.ocn.ne.jp/shinjukugyoen/

＜タイムメモ＞
06:40頃　家を出る
08:20すぎ　西武球場前に到着
08:44発の電車で西所沢駅に戻る
09:32　新宿三丁目駅に到着
09:45　新宿御苑に入苑
09:45〜11:45　母と子の森と日本庭園
（超広角ズームレンズにチャレンジ）
11:45〜12:05　ランチ休憩
12:35〜13:45　バラ花壇
14:30頃　新宿御苑を出る
15:20　上野動物園に入園
15:20〜15:45　ジャイアントパンダ
16:10〜16:55　レッサーパンダ
17:00頃　上野動物園を出る

＜これまでの新宿御苑のバラ旅行記＞
2013年５月12日
「新緑とバラの季節の新宿御苑2013（後編）モダンローズあふれる新宿御苑のバラ園から今年の春バラ・シーズン開幕！」
http://4travel.jp/travelogue/10775305

2012年５月27日
「初夏の緑と白とバラの季節の新宿御苑（後編）満開で熟女の彩り豊かなバラ園」
http://4travel.jp/travelogue/10675618/

2011年11月13日
「秋色ハーモニーの新宿御苑（4）残照の中の秋バラ」
http://4travel.jp/travelogue/10621954/

2011年５月21日
「観劇前に、新宿御苑で新緑とバラ三昧！（前編）これぞ薔薇という大輪のハイブリッド・ティー・ローズ系」
http://4travel.jp/travelogue/10569979/
「観劇前に、新宿御苑で新緑とバラ三昧！（後編）春だからこそお目にかかれたノイバラを祖先とするポリアンサ系やイングリッシュ・ローズ」
http://4travel.jp/travelogue/10570569/

2010年12月４日
「けぶるような錦秋の新宿御苑（3）紅葉と一緒の晩秋のバラと日没の影絵のような世界」
http://4travel.jp/travelogue/10526470

2009年11月８日
「新宿御苑のバラ花壇と秋の彩り」
http://4travel.jp/travelogue/10398077/

エリア 新宿(東京)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄

全体的に５分咲きだった本日の新宿御苑のバラ園

それでも、早咲き品種がきれいに咲いていたおかげで十分見頃でした。

ぎっしり咲いた麗しき半八重の「カウンティフェアー」

米スイム社作出。

野バラのような野生のかおりがする@

光の申し子のような「フリージア」

ドイツのコルデス社作出。

パープルレッドでちょっと小ぶりで可愛い「インターナショナル・ヘラルドトリビューン」

イギリスのハークネス社作出。

花芯の白と黄色い部分が小さな嵐のよう

壺の形をした花芯に惹かれて

日本で作出された「クレナイ」です。

やさしい花姿を作る真っ赤な「クレナイ」

「マイ・グラニー（=私のおばあちゃん）」の若き姿！？

デンマークのポールソン社作出。
マイ・グラニーはお気に入りの品種ですが、このときはマクロレンズで撮影していたので、ちょうどよい花が近づけるところにありませんでした。

炎の花のような情熱の「トランぺッター」

「トランぺッター」は、花つきがよくていつも満開のよう@

丸っこく咲いたお嬢様風の「ラ・パロマ」

ドイツのタンタウ社作出。

美しきドイツ夫人の「ニコール」

ドイツのコルデス社作出。

大輪の花が初夏の小さな雪原を演出する

ベルギーのレンス社作出の「パスカリ」です。

大きく美しく咲いて平和を願う

フランスのメイアン社の「ピース」です。
大輪のパステルカラーのバラの代表のような花です。

花びらのふちがうっすらピンクに染まる、少女のような色っぽさ@

オレンジ色にすら見えるピースのつぼみ

おお、なんと麗しい「ブラック・ティー」！

京成バラ園芸作出。
この花がこんなにきれいな状態で見られたのは何年ぶりでしょう。

ワインレッドだけどブラック・ティーらしい大人な色合い

ブラック・ティーは咲き進むとかえって童心に返る！？

ピーチ色でフリルが素敵な「ジャストジョーイ」

イギリスのカント・オブ・コンチェルタ作出。

羽を広げた天使のよう

内面の繊細さを気の強さでカバーするお嬢様のように

米スイム社の「ダブルデライト」です。

夏の海で真っ赤に日焼けした元気少女@

見ちゃいやん@

半円を描く「エスメラルダ」

ドイツのコルデス社作出。

バラのシュークリーム

ドイツのコルデス社の「ヘルムット・シュミット」です。

こちらはケーキのデコレーションクリームのよう

薄化粧をした白皙の王女のような「プリンセス・ドゥ・モナコ」

フランスのメイアン社作出。

咲き始めは背伸びしたがる茶目っ気末娘

淡い赤とつぼみに挟まれたきれいななカップ咲きが魅力の「ピュア・ポエトリー」

アメリカにて作出。

小首をかしげる「ピュア・ポエトリー」

新宿御苑のバラ園ではとりわけお気に入りの「ピンク・フレンチ・レース」

日本にて作出。

どこかつつましやかさを感じさせる上品なたたずまい

いつか母になるやさしさを秘めた少女のよう

前にも表紙にしたことがあるのと似たテイストの写真で、今回も表紙にしようか迷いました@

非対称の洒落た咲きかけに注目！

ドイツのタンタウ社作出の「オリンピック・ファイヤー」です。

炎の花が太陽の輝きを受けてますます燃える

可愛らしい花がたくさん咲いていて嬉しい「プリンセス・アイコ」

京成バラ園芸作出。

恋人同士のたわむれ

アイドルグループのように@

ちんまり可愛らしく咲いていた「イエロー・フロイレッテ」

オランダのインタープランツ社作出。

ほんのりピンクがかった神秘の「グラミス・キャッスル」

ここからは私の大好きなイングリッシュ・ローズ（イギリスのオースティン社のシリーズ）から何品種か。
まだまだ花が咲いていない品種もありましたが、咲いているものは若々しくてきれいな状態でした。

オレンジと黄色がやさしくミックスした「パット・オースティン」

イングリッシュ・ローズです。

まぶしい緑の中で映える

花びらがぺらぺらとめくれそう@

魔界の若き「ザ・プリンス」のごとく

このショッキングなまでの紫の花は、表紙候補でした。

あまりに高貴な色合いのバラ

イングリッシュ・ローズの代表格ともいえる「グラハム・トーマス」

可愛いカップ咲きで私のとりわけお気に入りの品種の一つ

ほんのりオレンジがかったピンクの「アンブリッジ・ローズ」

これもとっても好きな品種です。

お色直しに淡いピンクのドレスを花嫁さんたち

夢見る少女

ちょっと気取った咲きかけのつぼみの「モリニュー」

すばらしいクオーター咲きで一番美しいときをつむぐ

花びらのふちの紅が高貴な印象を与える「ジュビレ・デュ・プリンス・デゥ・モナコ」

フランスにて作出。

のんびり王子を待ついばら姫

なんとも言えない美しさ

カサみたいな可愛く広がっていた「アルキミスト」

ドイツのコルデス社作出。

ゆっくりと花開く「羽衣」

日本にて作出。

赤の競演！

ドイツのコルデス社「ガルテンツァーバ ‘84」です。

目が覚めるような真っ赤なバラ

くるくる回ってドレスのすそが広がったよう

貴重な一輪だけ咲いていた「ルーゲルダ」

ドイツのコルデス社作出。

一重咲きがひらひらと「ロブスタ」

ドイツのコルデス社作出

さっきまでまどろんでいたような寝起き顔

太陽の光のもとであまりにもくっきりと

アメリカのＪ＆Ｐ社の「スプリング・コサージュ」です。

開きかけのユニークな花姿

お姉さんな花

わらわら賑やかに咲いていた「ムーンライト」

イギリスのヘンバートン社作出。

元気が出るような咲きっぷり！

というわけで、今回の新宿御苑は超広角ズームレンズで捉えた景色と、まだ初々しいバラ花壇がハイライトとなりました。
バラ撮影のあと少しだけプラタナス並木のベンチで休み、14時半には大木戸門から新宿御苑を出て、上野に向かいました。

「行き先変えて初夏の新宿御苑＆上野動物園へ（３）上野動物園編：ハンモックで遊ぶジャイアントパンダと枝にたれパンダするレッサーパンダ」へとつづく。
http://4travel.jp/travelogue/10886634