秋色ハーモニーの新宿御苑（4）残照の中の秋バラ

2011/11/13 - 2011/11/13

菊花壇展目当てでやって来た盛秋の新宿御苑ですが、秋バラはまだ咲いているようです。
今年の秋バラは、智光山公園、与野公園、ハイライトの京成バラ園、そして終焉の日比谷公園───と、もう４カ所も行ったので、すでに私の中では終わった気になっていました。
───と同じことを、実は前回の日比谷公園でも思いました。

でも実際、バラ咲くバラ花壇を目にしてしまうと、誘蛾灯に引き寄せられる虫のように、ふらふらと引き寄せられてしまったのも、先週の日比谷公園と同じでした。

菊花壇展を見学し終わって、池沿いの紅葉撮影にも満足したところで、時刻は15時20分すぎ。
閉園16時半に新宿門を出るにしても、30分くらいはバラ花壇撮影をしていられます。
でも、さすがに全部は回れません。
そしてあいにく、バラ花壇ではもう日はほとんど落ちて、一部にしか日が射していませんでした。
なので、日が当たっている花を中心に撮りました。
バラ花壇を囲むプラタナスの並木が早くも夕日を覆い隠してしまいましたが、その間から射し込む残照の美しかったこと、美しかったこと！
バラを撮る格好の背景でした。

※新宿御苑のバラ花壇マップは、今年2011年の春バラのときにもらったこのマップを参考に。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/22161586/src.html

＜タイムメモ＞
10:10頃　家を出る
11:25　新宿御苑に到着
12:35〜14:35　菊花壇展
15:20〜15:55　バラ花壇散策
16:15頃　新宿御苑を出る

＜新宿御苑の旅行記シリーズ＞
□（1）緑と赤と黄色の紅葉のきざしと秋の御苑の花
□（2）菊花壇展（前編）懸崖作り花壇・伊勢菊・丁字菊・嵯峨菊花壇・大作り花壇など
□（3）菊花壇展（後編）江戸菊花壇・一文字菊・管物菊花壇・肥後菊花壇・大菊花壇など
■（4）残照の中の秋バラ

新宿御苑公式サイト
http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/
新宿御苑の公式ブログ
http://fng.blog.ocn.ne.jp/shinjukugyoen/

＜今年のこれまでの秋バラの旅行記＞
2011年10月22日
「雨上がりのバラとコスモス＆森の智光山公園（2）滴のクリスタル・ジュエリーをまとった秋バラ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10615383/
2011年10月23日
「初めて訪れたさいたま市の与野公園その１：気軽にお出かけできるバラ園開拓！」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10615819/
2011年10月29日
「うららかな秋の京成バラ園で、７度目なのに４時間半（2）さんさんと降り注ぐ光の中の秋バラ・前編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10617678/
「うららかな秋の京成バラ園で、７度目なのに４時間半（3）さんさんと降り注ぐ光の中の秋バラ・後編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10617686/
「うららかな秋の京成バラ園で、７度目なのに４時間半（4）日没後のバラ園は一層艶やかに」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10618208/
2011年11月５日
「菊とバラの日比谷公園へ久しぶりに（1）木々が色づき始めた公園と終焉の秋バラ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10619468/
「菊とバラの日比谷公園へ久しぶりに（2）うっすら日射しが戻った公園と成熟の秋バラ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10619807/

＜これまでの新宿御苑のバラの写真がある旅行記＞
2011年５月21日
「観劇前に、新宿御苑で新緑とバラ三昧！（前編）これぞ薔薇という大輪のハイブリッド・ティー・ローズ系」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10569979/
「観劇前に、新宿御苑で新緑とバラ三昧！（後編）春だからこそお目にかかれたノイバラを祖先とするポリアンサ系やイングリッシュ・ローズ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10570569/
2010年12月４日
「けぶるような錦秋の新宿御苑（3）紅葉と一緒の晩秋のバラと日没の影絵のような世界」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10526470
2009年11月８日
「新宿御苑のバラ花壇と秋の彩り」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10398077/

エリア 新宿(東京)

かなり咲きそろっていたので、真っ先に惹かれた、トランペッター

1977年、ニュージーランドのマグレディ社作出のバラです。
今年の春バラのときに新宿御苑のバラ花壇をじっくり堪能できたときでも、同じく真っ先に目についたバラです。

春バラのときのトランペッター
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/22161599/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/22161600/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/22161601/
関連の旅行記
「観劇前に、新宿御苑で新緑とバラ三昧！（前編）これぞ薔薇という大輪のハイブリッド・ティー・ローズ系」（2011年５月21日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10569979/

アシンメトリな形と、落ちた花びらが、秋バラの風情にふさわしい@

オールドローズのような色とたたずまいをみせる美しいバラ

1959年、ドイツのタンタウ社作出のラ・パロマです。
ドイツで作出されたものですが、名前はイタリアンですネ。

愛しい人へのサプライズ・プレゼントにいかが

1973年、ドイツのコルデス社作出のフリージアです。

残照に照らされたエーデルワイス

1970年、デンマークのボールゼン社作出のバラです。

恋占いに誘われそうな、カウンティーフェア

1960年、アメリカのスイム社作出のバラです。

敷き詰められた花びらの上で

1984年、イギリスのハークネス社作出のインターナショナル・ヘラルド・トリビューンです。

茨をかきわけて

1971年、イギリスのマグレディ社作出のピカソです。

その花色であたりを照らして！

1965年、ドイツのタンタウ社作出のゴールドクベレです。

幾重ものレースのドレスを着た踊り子

どっちのアイスキャンディーがいい？

1975年、イギリスのピース社作出のバラで、品種名はまさにストロベリーアイスです。

パクパクッと食べちゃいたい！

プラタナス並木から射す光の玉を背にして

すっかり日が落ちてしまったと思ったら、プラタナス並木の向こうにまだ引っかかっていたような夕日が、カメラのファインダーの中ですばらしい玉ボケになってくれました。
それがすっかり気に入ったので、このあとはしつこく、残照を背景にしたバラ撮りが続けてしまいました。

希望の光

1982年、イギリスのＪ＆Ｐ社のフレンチレースです。

花壇から一時、目をはなして、空を見上げると

気球はもろに宣伝のためのものでしたけどネ。

光の天使が降臨して・その１

1971年、ドイツのコルデス社作出のグリュース・アン・バイエルンです。
さしずめ意味は、「バイエルンにてご挨拶」くらいかな。

光の天使が降臨して・その２

一緒にワルツを

1998年、イギリスのハークネス社のピースキーパーです。

夕日に向かって叫ぼう！

1977年、イギリスのハークネス社のマーガレット・メリルです。

素顔はこういうバラ@

神々しさにひれふす

ご来光！？

1959年、ドイツのコルデス社のリリー・マルリーンです。

光が形をとる……！？

一段とセクシーさが増して

1984年、ニュージーランドのマグレディ社のセクシーレキシーです。
この品種名はなぜか他の見学者の間でウケていました。

ああ、光の玉がだんだんと逃げる……

1984年、ドイツのコルデス社のゴールドマリー’84です。

可憐ながらも気品にあふれ

1991年、デンマークのボールデン社のクイーン・マルガレーテです。
自国の女王様に献げられたバラですね。

今日のこの日に感謝を捧げる

白い花びらの中で静かに夜を迎える

今回はこの新宿御苑のバラ花壇の４分の１も回れませんでしたが、バラ花壇ではすっかり日が落ちたと思っていたのに、きれいな残照と一緒のバラ写真にたくさんチャレンジできたので、満足できました@

おわり。