2015/06/14 - 2015/06/14
120位(同エリア1156件中)
キートンさん
5日目はベルギーのブルージュからドイツのコブレンツまでの移動日。
後編では、ブリュッセルからドイツの高速列車ICEに乗って大聖堂で知られるケルンを散策します。
その後、今日の宿泊地コブレンツに向かいます。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ブリュッセル南駅14:25発の高速列車ICEでケルンをめざす。
結局、ベルギーではブルージュ1泊のみの訪問で3カ国目のドイツへと移動となる。
2カ国目のベルギーでは、
世界遺産:1箇所(ブルージュの歴史地区)
美しい街:1箇所(ブルージュ)
映画のロケ地:1作品(「尼僧物語」)
高速列車:1種乗車(ICE)
を消化した。
なお、「美しい街」とは特に認定や登録されたようなものはないが、一般的に街並の美しさの評価が高い街で個人的に選んだもの。
ブルージュの鐘楼とベギン会修道院は世界遺産に登録されているが、いずれも多数点在する(鐘楼32件、ベギン会修道院13件)うちの1件のみの訪問だったので、せめて2件以上の訪問で認めようという個人的見解により、今回は計上しない。 -
ICEは座席指定なしで乗車できるので、ユーレイルグローバルパスがあれば追加料金はかからない。
しかし指定席と自由席は分れているわけではなく、座席指定してなければ空いている席に座れるが、座席指定した乗客が乗ってくると別の空いている席に移動することになる。
なのですいていれば良いが、混んでいれば座席指定していないと座れない可能性がある。 -
ICEの運転席はスケルトンになっている。
最前列からまる見え状態なのだが、あのサインは撮影禁止ってこと?
カメラというよりバッグに見えるが、状況から判断してバッグ持込み禁止ではなく、撮影禁止と解釈するのが妥当だろう。
じゃあこの写真は違反?
個人的には、遠くから望遠で撮ったもので計器類が鮮明に写っているわけではなく、問題はなかろうという見解で掲載している。 -
16:20頃、ケルン駅に到着。
駅舎を出る前から、すでにあの巨大な建築物が見えている。
さすがは駅前世界遺産。 -
はやる気持ちを押さえてとりあえずで重い荷物は預けよう。
有人の手荷物預かり所もあったが、短時間ならコインロッカーの方が安かったのでコインロッカーにした。
しかしこのコインロッカーは最新型?で、入れた荷物は地下かどこかの格納庫に送られるらしい。
入れる人の操作手順を見てから入れようと思ったが、出す人ばかりでそのうち係員が点検に来たので、その係員に聞きながら入れた。
まあ、そんなに難しい操作ではないんだけど。
4ユーロ入れたら扉(シャッター)が開いて、荷物を入れたらOKボタンを押して磁気カードが出てくるというものだったと思う。
料金は2時間4ユーロ、24時間7ユーロ。 -
駅を出ると、ドッカーンと大聖堂。
写真じゃスケール感がわかりにくいよね。 -
70年前(1945年)、第二次世界大戦終戦直後のケルンの写真が掲載されていた。
英米軍の空襲で街と大聖堂の内部が破壊されたが、大聖堂の建物はなんとか崩れなかったようで、1956年までかけた復旧工事でもとの姿を取り戻したようだ。 -
正面に回って、かなり離れてようやく一枚の写真に入れた。
1248年に着工し、600年以上の歳月をかけて1880年に完成。
塔の高さは157mあり、アメリカのワシントン記念塔(高さは169m)が完成する1884年まで(4年間)建築物としては世界一の高さだった。ケルン大聖堂 寺院・教会
-
巨大なだけではない。
入口上のアーチと梁に囲まれた「ティンパヌム」は、非常に細かい彫刻で飾られている。
ケルン大聖堂はこのティンパヌムが美しいことでも知られる。 -
内部は無料で見学できる。
入って右側のステンドグラス。 -
身廊の天井は高く43.5mもある。
入ってすぐの拝廊は観光客でごったがえしているが、身廊に進むところでガードマンが立っていてその先は人がまばらだった。
それは、観光客はここまでということなのか、その先は入場料とかいるということなのかよくわからなかった。
めんどくさいので拝廊から見学、写真撮影することにした。 -
パイプオルガンかな?
-
身廊の右側(南側)には「バイエルン窓」と呼ばれるステンドグラスがある。
バイエルン王ルートヴィヒ1世が奉納したといわれている。 -
奥行き144m、幅86m、高さ157mの大聖堂は、世界最大のゴシック様式の建築物となっている。
-
扉のライオンの装飾。
-
大聖堂の内部見学は10分そこそこで終わらせ、ライン川の方に向かった。
ブルージュではどんよりとした曇り空だったが、ケルンはよく晴れ暑いくらいだ。
河川敷の人工のせせらぎで水遊びは気持ちよさそう。 -
ライン川に架かる「ホーエンツォレルン橋」は、鉄道橋の横に歩行者用の側道が付いていて対岸へ渡ることができる。
ライン川を渡ったところのあの高層ビルに「ケルン・トライアングル・パノラマ」という展望台があるという情報があるので行ってみよう。 -
日曜日とあってか、この橋を渡る歩行者は多い。
パリでもよく見かけたが、鉄道側のフェンスに「愛の南京錠」が隙間なく取りつけられている。
パリの橋のように、重すぎる愛はいずれ一斉撤去される運命かもしれない。 -
ライン川を渡ったこちら側から大聖堂方向は、この時間帯は完全に逆光になっている。
この状態なら「ケルン・トライアングル・パノラマ」にわざわざ上るほどでもないかと思い、やめにした。 -
結局、ホーエンツォレルン橋を渡ったものの、すぐに引き返してきた。
実は当初の計画では、ブルージュをもっと早く出て、ケルンは大聖堂だけ見学して、ヴッパータールという街まで往復しようと考えていた。
ヴッパータールには世界最古の懸垂式モノレールが現役で走っていて、「都会のアリス」という映画のロケ地でもある。
「都会のアリス」(1973年)は、「パリ・テキサス」で知られるヴィム・ヴェンダース監督作品で、当時ライアン・オニール&テイタム・オニールの親子共演で話題になった「ペーパー・ムーン」とストーリーが似ているということで、脚本が見直されたという逸話もある。
世界最古という興味と映画でたびたび出てきたモノレールに乗りたいと思っていたのだが、ドイツ国鉄のサイトで運行の時刻を検索するとこの日を含め3日間くらいバスの運行しか出てこなかった。
おそらくその3日間はモノレールの点検整備のため運休して、バスで振り替えの運行をしているようだ。
目的のモノレールに乗れなければヴッパータールに行く意味があまりないので、その計画は変更した。 -
再びケルン大聖堂に向かって歩く。
-
ホーエンツォレルン橋からもちらちら見えていた「聖マルティン教会」。
塔がとても個性的。 -
大聖堂を南東側から。
-
大聖堂を南側から見た側面。
装飾は非常に細かいが、色彩はモノトーンである。
モノトーン過ぎて、カラーで撮っているのに、モノクロで撮った昔の写真に感じるほどだ。 -
大聖堂上部の細かい装飾。
-
17:50頃、ケルン駅に戻り、コインロッカーからソフトスーツケースを引き取った。
コインロッカーは、預けた荷物が格納庫から出てくるまで1分近くかかったかな。
17:53発のIC(インターシティー)は10分の遅延と表示されている。
今日の宿泊地コブレンツまでは約1時間で着くはず。 -
ICの1等コンパートメント席。
ボンあたりからこのコンパートメントに1人の若い女性が乗ってきた。
女性は大きな荷物を席に置いてトイレかどこかへ行ったりして、意外と不用心だと思った。
貴重品は身に付けてただろうが、ドイツは治安が良いのか意外と現地の人は他人を警戒していないようだ。 -
ICはライン川沿いを順調に走る。
-
ライン川の支流モーゼル川を渡ると、もうコブレンツだ。
-
ICは定刻より15分遅れの19:06にコブレンツに到着。
まあ、ケルンを出た時すでに10分遅れだったのだが。 -
今日明日の2連泊する「ホテル・コンチネンタル・コブレンツ」は、ほぼ駅前という便利な立地だ。
ただ、入口に「ホテル・コンチネンタル・プフェルザーホフ」?とか表示されていたので、他近辺を探してしまった。
結局、「ホテル・コンチネンタル・コブレンツ」が正解で、「ホテル・コンチネンタル・プフェルザーホフ」とかいう表示はセカンドネームだという。
ややこしや。 -
部屋は比較的広かった。
窓の建て付けが悪いせいか、窓は少ししか開かなかった。Continental Pfalzer Hof ホテル
-
内装は非常にシンプル。
-
シャワー・洗面・トイレもシンプル。
ドライヤーが付いているのは、この旅で初めてかも。 -
部屋から見た風景。
この右の方が鉄道駅。 -
少し休憩してから、駅のファーストフード&コンビニみたいな店「YORMA'S」で夕食の調達をした。
-
「YORMA'S」で調達した夕食と飲み物。
パン付きカリーヴルスト、缶ビール(500ml)、フルーツジュース(500ml)合計5.45ユーロ。
おおっ、安い!
フランス、ベルギー物価高いな〜と思っていたが、ドイツまで来て初めて庶民価格に出会った気がした。 -
「カリーヴルスト」とは、機械でぶつ切りにした焼きソーセージにたっぷりのケチャップ風のソースとカレー粉をまぶしたB級グルメ。
「カリー」とはいえ、そんなに辛くはなく、ソースはパンに付けて食べるとグッド。
これは、ロケみつ「ヨーロッパ横断ブログ旅」で見て、機会があれば食べてみようと思っていたもの。
2日連続で夜景散策と早朝散策を行ってお疲れ気味なので、今夜は早めに就寝します。
「ヨーロッパ横断ブログ旅」(最後の方に登場)
https://www.youtube.com/watch?v=3VfQyM-6UC4
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この旅行記へのコメント (2)
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- 豚のしっぽさん 2015/07/29 12:42:53
- ケルン(#^.^#)
- 懐かしいな〜ケルン。
ドイツは治安はとってもいいと思っているシッポです
空車、回送って言うのかな?
お客さんを乗せていないバスをヒッチしたことあります(笑)
正確にはヒッチじゃないけどね・・・
道が解らなくなり、バスの運転手さんなら詳しいだろうと思い聞いてみたら
なんとそこまでバスで送ってくれたのです
もしかして、こんな事は勤務違反にあたるんじゃないかと思い
旅行記などで公にはしていないかな?
ん?もしかして書いた? 記憶が曖昧・・・
シッポ
- キートンさん からの返信 2015/07/29 19:13:04
- RE: ケルン(#^.^#)
- しっぽさん、こんばんは。
書き込みありがとうございます。
確かにドイツやスイスは治安に関して不安は全くなかったですね。
ケルンからコブレンツに向かう列車のコンパートメントに乗ってきた若い女性が、大きな荷物を席に置いたままトイレかどこかへ行った時は、現地の人は他人をあまり警戒してないんだなとびっくりしました。
ドイツ人は合理的な考えの人が多いから、回送のバスに乗っけてくれたのも単純に「親切」と解釈していいと思いますよ。
それを勤務違反だととがめる人がいたら、その人の人間性を疑うかも。
ドイツの良いイメージを与えるエピソードなので、公表するのに問題ないと思いますよ。
では、次に進みます。
キートン
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