2015/02/23 - 2015/02/23
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azuraさん
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特別公開中の京都の至宝を観に
行ってきました。
それぞれの場所には
ガイドさんがおられ
ちゃんと説明して下さるので
なんとなく観るのとは違い
大変興味深かったです。
今回は東山、洛東の冬の旅です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
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-
今回の足は京都の市バス。
七条京阪前からスタートです。 -
均一料金区間は一回 230円の市バス運賃。
市内中心部で使用できる1日乗車券
(@500円)は、バス停留所の近くで
このマークのあるコンビニや
お店で購入することが出来ます。 -
市バスがやって来ましたね。
今回は202,207,208番に
乗ることが多かったです。 -
七条京阪からは二つ目。
東山七条で降りました。
最初の目的地
真言宗智山派 総本山智積院 です。
(総門)智積院 寺・神社・教会
-
智積院は、今回初めて知ったお寺です。
お庭と襖絵が有名だとか…
金堂前の梅が、咲き始めていました。智積院 寺・神社・教会
-
梅に見惚れていたら、他にもお客さんが…
セグロセキレイという鳥だそうです。 -
拝観受付の隣に蔵があり
その中に長谷川等伯の障壁画が
大切に保管されていました。
色褪せてはいるものの
そこが更に深い味わいを
醸し出していました。
出てきた所を右折れると講堂です。
五色彩の垂れ幕が鮮やかですね。 -
中には、先程観た等伯の障壁画の
レプリカが飾られていました。
当時はこんな感じだったのでしょうけど
私は先程の色褪せた襖絵の方が好きでした。 -
それにしても
絢爛豪華とはこの事でしょうか… -
障壁画の前は名勝庭園です。
「利休好みの庭」と題されていて
落ち着けるお庭でした。
鳩よりも大きな鳥が数羽羽を休めに
やって来ました。
行った日は、池の水が抜かれて
庭園のお手入れ中でした。
池の底を観るとは、中々出来ない経験?
ここの池底には地元清水焼きの土を
入れるそうで、わざと池の水を濁らせて
いるそうです。
確かに土が残っていました。 -
講堂の奥には寝殿があります。
こちらは、堂本印象の障壁画が
特別公開されています。 -
これがその襖絵『婦女喫茶図』です。
60年前の公開当初は物議を醸しだした
話題の襖絵だったそうですが
現在ならそこまででは無かったでしょうね。
時代を先取りされた方だったみたい… -
利休好みの庭の反対側には
枯山水の庭園があります。 -
こちらは鴨と蓮、雀とススキの
優しいタッチの襖絵です。
桜の満開な襖絵もありました。 -
ここが、車窓から観えていた
総門の裏側ですね。 -
講堂も大きくて素敵な佇まいでした。
-
金堂前の白梅。
三部咲きでした。
今度は少し南下です。
又バスに乗って移動します。
バス停は智積院を出てすぐにあります。智積院 寺・神社・教会
-
次は東福寺です。
正式名は、臨済宗大本山 東福寺。
東福寺は二ヶ所で特別公開中です。東福寺 寺・神社・教会
-
先ずは東福寺 本堂へ向かいました。
東福寺 寺・神社・教会
-
地元の通路でもある「臥雲橋」です。
通天橋同様、洗玉潤に掛かる橋の一つですが
ここは自転車やバイクでも通って行かれます。
しかし、足を止めて携帯撮影。 -
ご覧になってたのはこの景色。
私もやはりうっとり…
紅葉の頃は本当に美しいです。
でも、こんなに人がいないことは
余程の早朝でない限り
ありえないでしょうが… -
東福寺へ続く道も美しいですね。
東福寺 寺・神社・教会
-
日下門です。ここから入ります。
-
禅堂と本堂
-
このまま左の方へ進むと通天橋です。
しかし、そちらへは行かず
方丈の横を真っ直ぐ抜けていくと -
龍吟庵の看板と、偃月橋が観えます。
-
偃月橋は洗水潤に掛かる
一番東の橋です。(重要文化財) -
龍吟庵の入口です。
既に素敵な雰囲気が漂ってます。
ここは日本最古の方丈建築なんだ
そうです。 -
うわっ、好きそうな感じ…
-
と、ここまでは静かだったのですが
中はツアー客がいらして
凄いザワザワ…
静かにガイドさんのお話を
聞いてくれていたら良かったのに…
若干興醒めてしまいました。 -
ガイドさんの声だけ聞きながら
少し離れて見させて貰いました。
ここは方丈正面の庭。
南の庭で「無の庭」です。
白砂だけのシンプルな庭ですが
落ち着きます。
方丈に掲げられた力強い「龍吟庵」の
文字は、一休さんの将軍さま
足利義満の筆によるものだそうです。 -
西の庭には龍が…
黒雲を割って昇天する姿を
表しているそうです。「龍門の庭」
本当に、龍が雲の切れ間から
顔を出してますね。
ここは、紅葉があったので
新緑や紅葉の季節には
違う色が入って又素敵でしょうね。 -
開山堂という、ここに住んでおられた
大明国師の像(重要文化財)を安置する
お堂の前を通り、東の庭へ。
こちらは、その大明国師の幼少時の
エピソードになぞられて造られた庭。
(熱病に掛かり山中に捨てられた時
二頭の犬が狼から大師を守ったそうです。)
東庭(不離の庭)
熱病に掛かって捨てられた事も
狼に襲われ犬に助けられた事も
どちらも凄い経験ですね。
開山堂の足利義満の筆。
力強い元気な文字でした。
まったりしたいお庭でしたが
ザワザワ感が落ち着かず
早々に退散いたしました。
ちょっと残念。 -
東福寺の方丈です。
ここも、いつも素通りで中に入るのは
初めてです。東福寺 寺・神社・教会
-
「八相の庭」と名付けられた
お庭が綺麗とのこと。
八相とは、釈迦の生涯の重要な
八つの出来事に因んでいるそうです。
先ずは左右にお庭がありましたが
小さい方の向かって右側の庭。
東の庭で、「北斗七星」です。
北斗七星と釈迦の繋がりは北斗曼荼羅?
調べてみましたがはっきりした
解説には行き当たらず…
天皇の名前の起源、東福寺の起源である
鎌倉時代の思想などからしても
ここに北斗七星があるのは
相応しいのかもしれませんね。東福寺 寺・神社・教会
-
北斗七星の反対側には南庭が…
とても大きな方丈の正面にあたる庭です。
この中のパーツをとって
「八相」の大半をなすようですが…
手前から「瀛洲」「蓬莱」「壷梁」
「方丈」「五山」方丈建物側の波模様を
「八海」と名付けられていました。
釈迦八相との直接の関係はなさそうですね。
因んだという意味がちょっとわかってきました。 -
個人的にはこの庭が一番好きです。
ウマスギゴケに覆われた市松模様の
可愛らしいこと。
縁側に立つと左手には通天橋も観えます。 -
通天橋が良く見えるように突き出た
踊り場が「通天台」
やっぱりここは紅葉の時に来たいなぁ… -
こちらは西の庭。「井田市松」
皐月の季節はお花が咲いて
綺麗でしょうね。 -
一周して南庭に戻りました。
-
通天橋は殆ど人がいない状態。
紅葉の頃とは大違いです。 -
東福寺のもう一つの特別公開
勝林寺にやって来ました。
民家の奥にあります。東福寺 寺・神社・教会
-
ここには凛々しいお顔の毘沙門天が
おられます。 -
特別公開の毘沙門天。
このポストカードだと両脇のお二人と
大差ないように見えますが
実際には時代が違う事は
一目瞭然でした。
毘沙門天は平安時代の仏師・定朝作
吉祥天、善膩師童子は
江戸時代の清水隆慶作 -
毘沙門天の象徴は、虎と百足。
勝林寺の襖絵には二頭と一頭の虎が
絵描かれていますが、こちらも
毘沙門天の家族の絵との事。
二頭の方が吉祥天、善膩師童子。
一頭の方が、毘沙門天との事。
色々勉強になったわ。。
と、出て来たところで携帯電話を
どこかに忘れて来たことに気付きました。
忘れ物の届けが無いから尋ねたら
皆さんとても親身になって下さって
ありがたかったです。
結局、東福寺の方丈で忘れていたらしく
無事出てきてホッとしました。
気を引き締めて再出発! -
ホッとしたら、お腹が空いて来ました。爆
バスで祇園へ移動。
建仁寺の入口を確認して、先に食事に
行こうと、調べて来たお店に行ってみたら
暖簾がありません。終わった?
他のお店を見てみても
混んでるのと、先程の時間のロスなども含め
懐石食べてる時間はないな…と。建仁寺 寺・神社・教会
-
花見小路の脇道も、もう終わった風…
花見小路 名所・史跡
-
店先の椿に慰めてもらい
時間ないし、お茶だけにしようかな…
と、既に3個貯まった
スタンプラリーでお茶でも…と
お店を探しに行きました。 -
行ってみて愕然!
ここ?!
ここは、いつ通ってもこの状態。
平日の遅いお昼でもこれか…
と、改めてその人気ぶりに脱帽。
更にお腹が空いて来ました。涙 -
しかし、ここまで来たら
うどん屋さんやお蕎麦屋さんが
この辺りにはあるよね〜と。
先程のカフェ前にうどん屋さんが
ありますが
カフェの隣が美濃吉、そしてその隣に
水円さんがありました。
懐石も扱うお店ですが
私のチョイスは・・・ -
入った時は、私だけで
お料理が運ばれて来るまで
お庭の見える落ち着いた店内で
暫しまったりさせてもらいました。 -
じゃじゃ〜ん!
やって来ました〜 ^^
時間が無い私には最適のメニュー!
鯛の胡麻味噌丼。
表の写真より鯛の切り身も多くて
ぷりっぷりの鯛。
めっちゃ美味しかったんですが
贅沢を言わしてもらうと
お吸い物が欲しかった。
でも、大満足のランチでした。 -
お腹も満たしたところで
京の冬の旅 に戻ります。
建仁寺に入って来ました。
改めまして
臨済宗建仁寺派大本山 建仁寺。
風神雷神や、龍の天井画や襖絵も
有名ですね。
入りたかったのですが時間と相談して
今回は見送り、又改めて訪ねます。建仁寺 寺・神社・教会
-
ここも。興味深い。
特別公開を待とう…^^ -
建仁寺と言えばこの場所。
その昔グリコのアーモンドチョコの
ロケ地でしたね。建仁寺 寺・神社・教会
-
懐かしいな〜とみていたら
向こうから舞妓はんが…
(本物ちゃうけど…) -
そして辿り着きました。
スタンプラリー4つ目の 建仁寺 霊源院。 -
可愛い布袋さんがお出迎え。
-
霊源院の見所は
この大きな高僧の木像、目に水晶が
入っているそうです。
そして、その胎内仏であった
チケット写真の毘沙門天。
写真はありませんが、二つの茶室も
見所だと思います。
小さなお寺でしたが
ぎゅーっと詰まっている感じがしました。 -
今回の中で一番興味深かったのが
ここ、大椿山 六道珍皇寺。
「六道の辻」とは、あの世の入口の事。六道珍皇寺 寺・神社・教会
-
門をくぐり境内に入ったら
閻魔大王と
我々庶民の味方 弁護人
当時の朝廷と、閻魔さんの役人であった
小野篁(おののたかむら)さんが
出迎えてくれます。
小野篁氏の伝説。
冥土通いの井戸や甦りの井戸。
六道の絵など…
とても解りやすい説明で
大変興味深かったです。 -
ここの鐘はつくのではなく引きます。
うら盆の時期にはこの鐘の音に
ご先祖様が引き寄せられるそうですが
その時期以外は大丈夫。
柔らかな良い鐘の音色を楽しんでみて。
と、ガイドさん。
本当に優しい音でした。
鴨川を三途の川に見立て
東山は「あの世」と呼ばれた時代も。
では、そろそろ私もこの世へ。 -
又バスに乗って移動。
本日の最終目的地。
東寺こと、真言宗総本山 教王護国寺です。
五重塔は境内の南東の角にあるので
バスの運転手さんに聞いて
九条大宮で降りましたが、拝観入口は
東門の方が近かったです。東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会
-
でも、この鴨たちや…
-
南門も観れたので、結果オーライかな…
-
寺院内をほぼ一周して
拝観入口に到着しました。 -
桜の木が沢山ありました。
夜桜の五重塔は
さぞかし素晴らしいでしょうね。 -
時間制限があるので、先ずは
五重塔へ。
特別公開の4つの仏像を
拝ませて貰いました。 -
戻りながら、金堂や講堂も拝観。
沢山の仏像に出会いました。
ただ、仏像を観てもさっぱり
わからない自分が恥ずかしく
ちょっと勉強してから来るべきだったと
反省しました。 -
塔や御堂の屋根にぶら下がった
これは、宝鐸(ほうちゃく)と
いうものだそうで風鈴の一種。
どんな音色なんだろう… -
梅は五部咲きのもありました。
-
やっぱり梅はいい香りですね。
-
しかし、この枝垂桜の
美しさも容易に想像できます。
桜の京都も来たいけど…
人出も多いやろなぁ。。 -
ここで御朱印も頂き、本日の予定は終了。
一日中曇っていたのに少し晴れて来ました。 -
手水舎にも陽が射しキラキラ…
-
では、最後にお茶を頂きましょう。
ここは宿泊もできるのでしょうか
東寺境内にある洛南会館です。
一階にある喫茶やまぶきさんへ。東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会
-
スタンプラリーで頂いた珈琲です。
ここのお庭の鯉や
遠くに見える五重塔を観ながら
美味しい珈琲を頂きました。 -
ここが東寺の東門前です。
東寺の周りにはバス停が沢山ありますが
中を拝観される方はここが便利です。東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会
-
今回のお土産は、先日友人に
教えてもらった志津屋のあんぱん。
家族にも、友人にも好評でした。 -
暑くなってきて喉が渇いたので
お茶する場所をさがしていたら
可愛いカップチーノに遭遇。
京都限定の『舞妓はん』ラテ・アート。
飲むのがもったいなかったですが… -
今までお寺には、お庭の見学
くらいの気持ちでの拝観でしたが
ガイドさんの仏様にまつわる
色んなお話が大変面白かったです。
もう少し公開期間が残っているので
又「京の冬の旅」に来てみたいな…
最後までお読み下さり
ありがとうございました。
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