
2017/01/22 - 2017/01/22
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azuraさん
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『第51回 京の冬の旅』がスタートしました。
今回のテーマは『大政奉還』。
来年は陛下が譲位されて、皇太子さまが
御即位なさる様ですが、徳川家から天皇家へ
大政が奉還されてから150年になるそうです。
その所縁の地の特別公開が3月半ば頃まで
開催されています。
今回は京都を西と東に分けて、二回で
回れたらなぁ…と企画中。
先ずは、新撰組所縁の壬生寺から
お邪魔致します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
阪急 大宮駅から徒歩約10分。
まだ am 10:00 にはなっていない筈…
ガイドさんらしき方がおられるし
もう始まっているみたい…と
新撰組の旗印を見つけて入ろうとしたのは新選組屯所跡・壬生郷士八木邸 名所・史跡
-
新撰組の屯所だった八木邸でした。
「壬生寺は、もう数件先です。」とガイドさん
八木邸の見学にも心惹かれましたが
今日は時間ないし、又今度来てみよう! -
改めまして、壬生寺です。
壬生寺 寺・神社・教会
-
本堂。御本尊は地蔵菩薩さま。
-
本堂の隣には仏像が並んだ、千体仏塔が
あります。 -
壬生寺といえば、壬生狂言。
こんな所で演ってたのね。
実際には茶色い雨戸(?)を開けて
演技するようです。
右手の白い建物は幼稚園ですが
幼稚園側から入ると客席があるようですね。 -
では、見学です。こちらが入口。
非公開の上、本来女性は入れないらしい…
写真はNGでした。
一階には、お面の部屋、衣装の部屋
小道具の部屋、控えの間があり
二階が舞台です。壬生狂言 祭り・イベント
-
壬生寺の御朱印は、本堂隣の寺務所で
頂けます。 -
壬生寺のオリジナル朱印帳。
御本尊の地蔵菩薩が描かれています。 -
こちらは、水掛地蔵尊
-
あみだ堂
新撰組コーナーとしては、壬生塚というのが
この建物の奥にある様です。
ここには、新撰組グッズの売店と
新撰組資料館、阿弥陀如来像がありました。 -
壬生塚、新撰組資料館は有料で、建物内部で
入館料を支払います。@200円 -
「あゝ新撰組」という曲の歌碑
-
近藤勇像
-
新撰組関連の石碑が幾つか…
-
供養塔もあります。
-
女子達には、こちらの方が人気の様でした。
私は龍馬さん派なので、新撰組と聞くと
敵方な気がしますが… ^^ -
壬生寺から南方向に10分程。
地図上では、この建物の為に近道ができない
と思っていたのは -
京都中央市場の様です。
「すし屋」などの看板もありました。
日曜日でなければ、お鮨が食べられたかも…
残念! -
ちょっと趣のある小径に入って来ました。
-
次の目的地『角屋(すみや)』さんです。
京都 島原といえば遊廓だと思って
訪ねた私ですが角屋もてなしの文化美術館 名所・史跡
-
建物も華やかです。
-
築何年なんやろ…
-
台所では大勢の人が作業する為、床に置いた
照明器具は蹴飛ばす恐れがあると
天井から菜種油を入れたお皿を吊るしていた
そうです。
写真の様に白い傘を付けることで、明かりが
より広く届くということで、この装置を
『八方』と呼ぶそうです。
これが蛍光灯に変わったんやね。。 -
大きなおくどさん
-
こっちにも、おくどさんが並んでます。
-
土間で作業は効率的ではあるものの
京都の冬は寒かったでしょうね。 -
こんな所に布袋さんが
-
最先端の収納施設。
箱階段に板の間の下も床下収納になってる
そうです。 -
お店らしく、神棚
-
帳場もあります。
-
幕末の武士達も訪れたという網代の間
沢山の蝋燭の灯りが灯された部屋で
天井の網代もすすけて真っ黒でした。
長谷川等伯の弟子、長谷川等雲の襖絵も
ありました。 -
網代の間から見える箱庭
-
廊下の行燈の細工も綺麗
-
小さなお部屋もあります
-
廊下にも風情があり…
-
鳳凰が描かれた、角屋さん一番のお部屋は
松の間 -
庭に見える臥龍松に由来しているそうです。
が、この松は二代目。
初代の様に枝が横たえず、二本の幹で支えて
昔の趣を再現しているそうです。 -
このお軸も素敵。
角屋さんの様な料理を提供し、太夫を派遣して
貰う形態のお店を揚屋と言うそうです。 -
吉原などのいわゆる「遊廓」は自ら娼妓を
抱えて営業を行います。これを「居稼ぎ制」。
京都は「六花街」と現行の「五花街」に
島原を加えて呼んでいたそうですが
島原には現在揚屋が無くなった為、五花街に。 -
島原の営業形態は現在の祇園などに伝わり
現在の花街は、すべて揚屋と同じ
「送り込み制」をとっているそうです。 -
もう一つ、遊廓には花魁がいますが
揚屋さんに呼ばれるのは、太夫。
太夫は芸事や文化などにも秀でた女性で
揚屋には、武士が故郷の母親を連れてくる様な
事も多く、文化サロン的な役割も
あったそうです。 -
揚屋では、酔い潰れたお客をちゃんと
送り届ける事も仕事の一つで、この様な籠も
用意されていた様です。
角屋から帰宅後暗殺されたという、新撰組の
初代局長 芹沢鴨もこの籠に乗って送り届け
られたそうな… -
角屋の紋が入った用水路
-
新撰組が付けたという刀傷
-
角屋の暖簾
-
角屋さんは、一昨年の大河ドラマ『花燃ゆ』の
主人公の夫でもあった、久坂玄瑞が尊王攘夷の
密議を行った場所でもあるそうです。
久坂玄瑞の名前が刻まれた石碑が
ここに立っています。 -
角屋さんへの行き道、大きな銀杏の木の見学を
されている方々に遭遇しました。
聞こえて来るのは、島原神社の一角だったと
いう事。。
角屋さんからの帰り道、この前を通って
ここの事を仰ってたんだなぁと解りました。 -
島原神社の真裏に当たりますが
丁度間にアンションの様な建物があり
少し途切れてこの景色。
今では小さな神社ですが、当時はこの界隈
花街の鎮守様だったのでしょうね。 -
角屋さんから徒歩約5分、JR丹波口駅です。
角屋さんの松の間からも、山陰線の電車が
走っているのが見えました。丹波口駅 駅
-
ホームは非常に狭くて、屋根はあるものの
吹きさらしの為、ホーム階の下にベンチが
置いてあります。 -
普通電車で3つ目、目的地の駅に到着
-
JR花園駅です。
花園駅 (京都府) 駅
-
過去に二回振られたお店で、先ずはランチ ♪
今回は阪急 梅田駅に到着した時に
電話して予約しておきました。
お店までは、花園駅から徒歩15分。
途中に、鳥羽天皇の御息女 統子内親王の御陵
がありました。
皇后と案内板にあったので帰ってから調べて
みたら後白河天皇の一つ年上のお姉様ですが
後白河天皇の准母となられたので、皇后の称号
が贈られたようですね。 -
そして、途中には雪…
まさか、先週の?!
でも、このお家だけだし… -
お店に到着!
何種類かあるランチの中から
おからコロッケランチを選択。
素材にも、調理にも拘ったお店です。
どのお皿も美味しかったです ♪
予約したので、遠方から私が訪ねたと思われた
みたいで、いえいえ、過去二回振られたので…
と応えたら「いつもこんな感じなんですよ。
偶々、多い日に来られたんですね。」と…おからはうす グルメ・レストラン
-
珈琲飲みたいな…と思った時に
丁度通り掛かりました。
ガイドブックにも必ず登場する名物カフェ。
圧倒される店内の雰囲気写真に怖気付いて
いつも素通りしていましたが、意を決して
入ってみることに!ワンダアカフェ グルメ・レストラン
-
うわぁ、やっぱり凄いわぁ!
でも、入ってみて一つ一つに愛着を持って
置かれているんだろうと伝わって来て
意外にも、感動気味! ^^
しかし、お味の方は?!
見掛け倒しちゃうのん?! -
ところがドッコイ!
手作りシュークリーム、美味しいやん ♪
アイス珈琲、中々イケるやん!
(なんて上から目線… すみません)
珈琲だけのつもりが、おやつまで頂いて
お腹いっぱいで出てきました。^^ -
あぁ、やっぱり雪残ってる…と
たどり着いたのは、妙心寺 塔頭の一つ 大雄院大雄院 寺・神社・教会
-
先に御朱印を案内する看板があり
持参した朱印帳を預けるつもりが -
普段非公開の大雄院で、オリジナルの朱印帳
御朱印も特別なものが頂けるとあり
購入しました。 -
尾張藩家老・石河光忠(いしこみつただ)が
父の菩提を弔うために建立した寺院。
このお庭に面した方丈には
江戸末期から明治初期の漆芸家・蒔絵師の
柴田是真(ぜしん)が描いた
滝の音に耳を塞ぐ猿の姿が愛らしい「滝猿図」
中国・唐代の武将を題材にした「郭子儀図」
向日葵が珍しい「四季草花図」など
襖絵72面が描かれています。
建物内部の写真はNGで残念
杉苔と砂苔のグラデーションが美しいお庭や -
妙心寺では珍しい池回遊式の庭園
鯉たちも寒いのか
池の下の方でじっとしています。 -
江戸時代の厠の写真はOKでした。
-
沢山の雪が残っていますね。
-
いい匂いと思ったら、梅が咲いていました。
-
もう一つの特別公開 塔頭 養徳院です。
-
こちらもオリジナル朱印帳に御朱印が四種。
-
隣の大雄院と同じく、石河(いしこ)家の
菩提寺、豊臣秀吉の重心であった石河光重が
父・光延の菩提を弔うため創建した寺院です。 -
枯山水の庭園には、大きな百日紅(白華)や
-
梅
-
沢山の赤い実(?)蕾(?)を付けた
この木はなんの木でしょうか? -
枯山水の庭園には、御朱印帳にも描かれた
十三重石塔があります。 -
本堂には、本尊・釈迦三尊像や石河家歴代の
位牌が安置しされ、寺宝の鑑真和上請来と
伝わる鉄鉢も特別展示されていました。 -
オリジナル朱印帳の裏表紙にもある
寺宝「酒茶論(しゅちゃろん)」は
妙心寺五十三世をつとめた高僧・蘭叔玄秀
(らんしゅくげんしゅう)が著した漢文体の
掛軸で、酒と茶の徳について論争したもの。
端正な文字が並んでいましたが、約二千文字程
書かれているそうです。 -
ちょっと雨になってきたみたいです
-
妙心寺 本坊の大庫裡へ
-
写真はNGですが、400人分の食事を用意する
大きなおくどさんや、貯蔵庫などが
見学出来ます。
流石に冬の京都、板の間での見学は
底冷えします。靴下の上から履けるフリースの
靴下を用意してくれていました。妙心寺 寺・神社・教会
-
もう一つの特別公開は経堂です。
整然と並んだ引き出しに、経典が8,000近く
収められているそうですが
年に一度虫干しをされるとか…
大変な作業ですね。 -
花園天皇が離宮をお寺にされたのが妙心寺で
この経堂の扁額は、花園天皇の父 伏見天皇の
文字だそうです。 -
皇室所縁のお寺の為か
菊の彫刻が目に付きます。 -
懸魚も美しいです。
-
塀の屋根に、面白い苔が…
-
行きに気になっていた、桂春院という塔頭へ
桂春院 寺・神社・教会
-
養徳院のお坊さまのオススメでもありました。
-
こちらも沢山の雪が残っていますね。
-
お庭に出てみると沢山の団栗が
-
何かに噛み付く獅子も
-
雪が残る庭には、青々と苔が広がり
桂春院庭園 寺・神社・教会
-
和の建物との調和も素敵で
-
赤い絨毯がより引き立てます。
-
サビの効いた景色も
-
改めて日本家屋の良さに感動
-
花頭窓からの景色も
-
縁側からの景色も
-
やっばり良いですよねぇ。。
-
素敵な景色を愛でながら、お茶も頂きました。
-
予報通り、少し雨に降られながらバス停へ。
妙心寺の一筋南側から、バスで河原町方面へ -
繁華街の中にこんな石碑が…
土佐藩を脱藩後、身を寄せていた菊屋という
書林があった場所らしいです。
中岡慎太郎が龍馬と一緒に
最後を迎えた近江屋はこの向かい辺りに
あったんですよね。 -
ここで家族のお土産を購入しました。
和菓子と、佃煮とお漬物が一緒に売っている
お店でした。永楽屋 本店 グルメ・レストラン
-
帰りの阪急電車は、京都の景色のラッピング車
今日行った、壬生寺もあります。
東側は見学箇所も多いですが、次回一回で
回れるでしょうか…
近いうちに、京の冬の旅 洛東編にも
出掛けたいと思っています。
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