susuさんのクチコミ(32ページ)全974件

ヴィリニュス旧市街を散策していてたまたま前を通りかかりました。一目見てびっくり、カウナスの市庁舎広場にあるイエズス教会にそっくり！あとから写真を見比べてみてもかなりそっくり。ちなみにカウナスのイエズス教会の方は、私が行った2016年4月末は補修工事中でファサードがあまり見えなかったので、なんとなくこの教会を見て満足しました。細部のディティールがとても可愛らしい綺麗な教会です。

ヴィリニュス旧市街にはなんと聖霊教会が２つあります。日本語ではどちらも全く同じ名前ですが、リトアニア語だと「教会」の部分の表記が違うようです。
ドミニコヌ通りにあったこちらの聖霊教会、扉が開放されていたので何気なく中を覗いてみてびっくり、豪華絢爛！ゴージャスなバロック様式です。行ったのは日曜の午後でしたが、まだミサが行われていたので入口だけ見てそっと出ました。

ヴィリニュス旧市街にはなんと聖霊教会が２つあります。日本語ではどちらも全く同じ名前ですが、リトアニア語だと「教会」の部分の表記が違うようです。
夜明けの門通りにあるこちらの聖霊教会は、こんな一等地なのに広い駐車場があるロシア正教会です。リトアニアにおけるロシア正教の中心的教会。外観も祭壇もバロック様式で造られていて、正教らしくない一風変わったロシア正教教会だそうです。祭壇の前には1347年に殉教した３人の聖人の遺体が保存されており、祭日ごとに赤、白、黒などの衣装に着せ替えられるそう。彼らの遺体には治癒の力があると信じられており、信仰を集めているそうです。

青空と青い湖に浮かぶトゥラカイ城をぜひ見たかったんですが、私が行った時は残念ながらどんより曇って雨もパラついていました。
トゥラカイ城は１４世紀後半に、ドイツ騎士団の侵略を防ぐ目的で建てられました。トゥラカイはリトアニア大公国（中世に存在した欧州の強国。最大期には現在のリトアニア、ベラルーシ、ウクライナ、ポーランド、ドイツとロシアの一部にまで及んだ）の中心にあり、戦略的に重要な場所でした。
中世リトアニアの君主ケストゥティス公と息子のヴィタウタス大公によって建設されましたが、1410年のタンネンベルクの戦いに勝利した後は軍事的重要性を喪失。住居に転換され、内装が飾られフレスコ画が描かれました。その後１７世紀の戦争によって城は荒れ、廃墟に。１９世紀に再建計画が準備され、大戦で中断されながらも1987年に工事の大部分が完了。１５世紀当時の姿を取り戻しました。
城内は博物館になっており、中世の貴族の生活ぶりを再現した部屋もありました。

トゥラカイのバスターミナルは、ヴィリニュスのバスターミナルから40分程の所にありました。運賃は乗車時に運転手に支払って1.80EURでした。
トゥラカイからヴィリニュスに戻るバスは８・９番乗り場から30分に１本くらいのペースで出ており、最終は２１時半頃のようです。
バスターミナルからトゥラカイ城までは歩いて３０分くらいでした。

カフェや土産物屋が沢山並んでいて、街歩きが楽しい通りです。近くにヴィリニュス大学のカウナスキャンパスがあるせいか、カフェの店内や通りには地元の大学生らしき若者を多く見かけました。ライスヴェス通りの延長で、旧市街の端から旧市庁舎広場までを結んでいます。

新市街を東西に貫く長～い大通りです。その長さ、実に1.5km！直線なのでどこまでも遠くまで見えますが、長すぎて歩いても歩いても辿り着けません。
歩行者天国ですが、並木が２ライン植わっていて通りが３分割されている感じです。

カウナスのランドマーク的な教会だそうですが、私は駅前から旧市街までトロリーバスに乗ってしまったので、ちゃんと姿を見たのは旧市街の観光を終えて新市街に歩いて戻る時でした。長～～いライスヴェス通りの向こうにずーっと見えていますが、遠すぎてなかなか辿り着けませんでした。
ミカエル教会は独立広場に建っていますが、広場は石畳が全て剥がされていて整地中でした。広場の片隅にはマトリックスのような不思議な像がありました。何だろうこれ…まさかベンチなのかな？

ヴィタウタス大橋の袂にある、１５世紀前半に建てられたゴシック様式の教会です。ヴィタウタス大公がタタール征伐に出掛けた際に奇跡的に難を逃れたことがあって、感謝の印に建てられた教会だそう。色の違うレンガで造られた模様が綺麗です。

ライスヴェス通りの旧市街寄りの辺りにある像です。ヴィタウタス大公は１５世紀初めにリトアニアの最盛期を築いた大公。ポーランド・リトアニア連合として、当時最強といわれたドイツ騎士団に対抗し、タンネンベルク（リトアニア語でジャルギリス。カウナスのバスケチームの名前の由来）の戦い（1410年）で劇的な勝利を収めたリトアニアの英雄です。
像の台座は、彼が支配下に置いたロシア、ポーランド、タタール、ドイツ騎士団の兵士の肩にのし掛かっています。この辺りにリトアニアの積年の恨みが感じられるな…。

旧市街からこの橋を渡った先の丘の上に展望台があります。
橋の途中には川に突き出た展望台のようなスペースがあり、橋自体を眺めることが出来ました。展望台の床は金網のような感じなので、高所恐怖症の人は怖いかも。

新市街と旧市街の境目の辺りにあります。カウナスがリトアニアの首都だった1919～1940年の間だけ使われた大統領官邸です。
リトアニアが独立したのは1918年。しかし翌1919年にヴィリニュスがロシアに占領されたため、リトアニア政府はカウナスに移転。さらに翌1920年にヴィリニュスがポーランドに併合され、カウナスが臨時に首都となりました。それでもなお憲法上の首都であったヴィリニュスは中部リトアニア共和国という別の国になってしまい、カウナスを首都とするリトアニア共和国とは国交断絶していました。
1939年にソ連がポーランドに侵攻してヴィリニュスがリトアニアに返還されたものの、翌年にはリトアニア全体がソ連領にされてしまいます。
杉原千畝氏がユダヤ人を助けたのは、丁度この頃だったそう。だからヴィリニュスではなくカウナスに日本領事館があったのです。

旧カウナス市庁舎は、白鳥に例えられるバロック様式の美しい建物です。現在は陶器博物館と結婚登記所が入っているそうです。
入口の前にはテントウムシのような変わったオブジェがあり、その近くには地下の遺跡が覗けるガラスケースがありました。

カウナス城の向かいにある大きな教会です。１５世紀に建てられたゴシック建築で、内部のフレスコ画や祭壇が立派で見応えがありますが、教会本体はかなりボロボロ。長らく廃墟だったとのことで外も中も壁が剥がれ、一部の窓はステンドグラスではなく普通のガラス。高い位置にある窓から外の木が見えるのが、不思議で新鮮な光景でした。ボロボロなのが何とも言えない雰囲気を醸し出していて素敵でした。

聖ペトロ＆パウロ大聖堂の壁には、有名な詩人であり神父でもあったマイロニス（1862-1932）の墓があります。ユーロ導入前の20リタス札に描かれていた人物。
レンガ造りの外観からは想像できないくらい、内部は絢爛豪華で素晴らしかったです。この装飾は１８世紀後半、ポーランド＝リトアニア共和国の最後の国王スタニスワフ2世アウグストにより施されたとのこと。

旧市街広場の南にある建物です。
かつてこの場所には、雷神ペルクーナスを祀る神殿が建っていたという言い伝えがあったそうです。１９世紀に修築が行われた際に30cm大のブロンズ像が見つかり、これこそペルクーナスという説と、タタールによってもたらされたインドの神像だという説で論争が起こりました。その像はその後失われてしまいましたが、「ペルクーナスの家」という名前だけが定着したそうです。現在内部は図書館になっているそうで、夏季はガイドツアーがあるらしい。

市庁舎広場の北にあるお城です。４月末に行ったら、オレンジ色のお城の周囲の芝生が綺麗な緑色で、とても爽やかな空間でした。タンポポが咲いていてなんて牧歌的！
カウナス城は１３世紀にドイツ騎士団の進入を防ぐために建てられた城です。旧市街の南を流れるネムナス川は当時騎士団領とリトアニアとの国境となっていたため、何度もここで戦闘が行われました。
1363年には騎士団に占領され破壊されましたが、１５世紀に再建されました。騎士団との戦いに勝利した後は城としての重要性を失って、外賓を接客する時などに使われたそうです。

旧市街から見てヴィタウタス大橋（歩き方の表記はアレクソト橋）の向こうにある展望台にあるケーブルカーです。夏期のみの営業ということで、４月末に行ったら稼働していませんでした。ケーブルカーの車体は２台とも、線路のちょうど中間に停められていました。

丘の観光自体は１５分も見ておけば十分だと思いますが、ドマンタイのバス停から丘までがめちゃくちゃ遠いです。景色の変わらない農道をまっすぐひたすら歩きます。歩行者もほとんどなく、車も滅多に通りませんが、通る車は全て物凄いスピードを出しているので注意。乗用車も観光バスも。しかし周囲に何にもなくて物凄く静かなので、見えないくらい遠くからでも車の接近に気付けます。
シャウレイ観光をバス乗り継ぎの間に済ませるために、丘の見学の全体の所要時間を知りたい方も多いと思います。シャウレイのバスターミナルから出発して戻ってくるまでの所要時間は、私の場合は３時間強でした。丘のツーリストインフォメーションで３０分くらい休憩したし、丘からバス停までは強い風雨のため後ろ向きに歩いて戻ったので時間がかかりました。普通なら２時間程でいけると思います。ジョギングが嫌いじゃない人ならバス停から丘までは走ってもいいと思います。ずーっと景色の変わらない直線なので、私もわーっと走りたくなりました。

バスターミナルのチケットカウンターでドマンタイ（十字架の丘の最寄りバス停）行きのバスについて尋ねたら、ガイドブックや他の方の旅行記でよく見る時刻表を貰えました。ドマンタイ行きのバスは１時間に１本ほど、１２番乗り場から出ています。
ドマンタイ→シャウレイのバスは時間通りに来ないことで有名ですが私の時はほんの２～３分遅れでやって来ました。ひどい風雨だったので本当に助かった。
運賃と所要時間は行きと帰りでちょっと違いました。行きは0.80EURで所要２５分、帰りは0.86EURで所要１５分。バス自体も行きは長距離バスのような席順で、帰りは路線バスでした。
ちなみにドマンタイの上り下りのバス停同士はめちゃくちゃ離れています。たぶん200mくらい。