すぶたさんのクチコミ(83ページ)全3,773件

ヨーロッパのトイレなのでもちろん洗浄シートや、
除菌スプレー、ウォシュレットはありません。
公衆トイレは鐘楼の建物内にあるようですが夕方になると閉まってしまいます。
ホテルや博物館、教会、カフェを利用した時に済ませるのが良いと思います。
ベルギーのトイレは、フランスやイタリアに比べると綺麗に使っている印象を受けました。

ベルギーはフランスより北にあるので、日本の大阪よりひと月早く冬が訪れ、
ひと月遅く春が来るという感じです。
ブルージュだけではありませんが、石畳の道や石造りの建物は足元から冷えます。
特に夜になると寒さを感じました。
建物に入ったら暖房が来ていて寒くないのですが、
観光中は温かい格好が適しています。

ブルージュのレースのお店
（観光客が多くてガイドブックにもよく載っている）で
ショッピングをしてクレジットカードで支払おうと思ったところ、
10ユーロくらいだったのでカードの利用を断られました。
15ユーロ以上から使えるとのことです。
また、ブルージュに限らずベルギーでは多いのですが、
レシートの発行がなく、欲しいと言ったところ手書きでした。
訪問する時は現金を持って行った方がいいと思います。

2015年11月のパリ同時テロ以降、物騒なニュースが流れているベルギーですが、
2015年10月にブルージュを訪問した時は静かで夜の散策もできました。
添乗員さん同行のツアーに参加しましたが、
ブリュッセルでは夜にメトロに乗ってグランプラスに行くのは、
やめた方がいいと言われました。
しかし、ブルージュの夜の散策は何も言われませんでした。
実際、歩いているのは観光客で、
地元の人はレストランやカフェの店員さん以外はいませんでした。
夜のライトアップされた街並みも素敵でしたのでぜひ散策してください。

有名なチョコレート屋さんのブルージュの支店です。
このお店は山葵やチリのフレーバーなど、
独創的なチョコレートを次々と発表しているので有名です。
ショーウィンドーには動物やキノコなどのモチーフの
可愛いチョコレートが色々ありました。
他には薬のパッケージやリップスティックのような物もあるようです。
しゃれの分かる人へのお土産や子供へのお土産にいいと思います。

ブルージュもブリュッセルなどと同じくベルギーレースの産地です。
ベルギーのレースは地方によって模様が違うそうで、
ブルージュのレースは地と絵柄全体を一定の数の糸で編む連続糸レースであり、
ブリュッセルのレースは絵柄を独立して作り、
デザインに応じて糸を追加する不連続糸レースという技法なんだそうです。
希望のレース製品を買うためには、
先にガイドブックで確認した方がいいかもしれません。

こちらのお店はマルクト広場からすぐで
有名店らしく入口のショーウィンドーに日本や海外の新聞記事や、
有名人が訪問した時の写真が飾られていました。
日本人の店員さんもいて私達の団体がたくさん入ってきたので忙しく接客していました。
なお、クレジットカードが使えるのは15ユーロ以上で、
レシートは言ったら出してもらえましたが手書きです。

添乗員さん同行の団体ツアーのディナーで利用しました。
コースは下記の通りでドリンク代は別でした。
・サラダ（生野菜に茹で玉子）
・鳥のもも肉のロースト
・デザート（チョコレートソフトと生クリーム）

ドリンクは同じテーブルの人はそれぞれ下記にしました。
・ブルージュ・ゾット（ブルージュ名物のビール）　5.80ユーロ
・トマトジュース　　4.00ユーロ
・フランボワーズビール　7.00ユーロ
・ミスティック・クリーク（サクランボのビール）　4.80ユーロ　

私はもちろんブルージュ・ゾットにしました。
このお店は他の団体ツアーのお店と違って料理の盛り付けも綺麗で、
特にメインの鳥もも肉は塩胡椒味とあっさりながら熱々で、
皮がパリッと焼けていて美味しかったです。　

お店は天井が高く壁はレースの模様で素敵でした。
お勧めします。

今では街の中心はマルクト広場になっていますが、
ブルージュが栄えた時代の中心は市庁舎や旧裁判所があるブルグ広場でした。
そのブルグ広場にある裁判所は市庁舎に向かって左側にあります。
ルネサンス様式で建てられており、当時このあたりを統治していたのは、
ベルギー生まれの神聖ローマ帝国皇帝カルロス5世でした。
16世紀にオーク材で作られた彼をモチーフとした暖炉が見事なんだそうです。
市庁舎に比べると外から見たところ地味な建物です。

ブルージュの中心地のマルクト広場の中央近くに２人の銅像が建っています。
この２人はヤン・ブライデルとピーター・デ・コーニンクという
フランダース地方の英雄です。
２人は、1302年の「金拍車の戦い」で、
重装備の騎士を中心としたフランス軍に対し、
商工業者や市民中心の歩兵軍を率いて戦って勝利に導きました。
そして、フランドルの独立を守ったとされています。
特に肉屋ギルドの長であったヤン・ブライデルは、
貴族に対抗する市民の象徴として、
ブルージュだけでなくフランダース地方の誇りとされています。
ここで記念撮影をするのもよいです。

市庁舎と旧裁判所の間を通るとブルージュ中を巡る運河のひとつに出て、
橋を渡って目の前の広場にあるのが、1821年に建てられた魚市場です。
日本人が想像する「魚市場」とは異なっており、
コンクリートで建てられた屋外市場のための建物です。
現在でも、火曜日から土曜日までの午前中には、
北海で採れた魚を売る業者が並ぶそうです。
しかし、私達が通った時は夕方だったのですでに市は終わっていました。
また、日本と違って規模が小さく静かなんだそうです。
また、最近では土産物や日用品を売る業者も見られるそうです。
なお、ブルージュでもムール貝のワイン蒸しなどは名物なんだそうです。

ブルージュの中心地である鐘楼が建つマルクト広場にある観光案内所です。
歴史ある造りの建物で、ヒストリウムという15世紀のブルージュの街の様子と歴史を、
体感できるミュージアムも併設されています。
ブルージュの観光を相談するのもようですね。

ブルージュで最古とされているこの教会の建立は10世紀に遡ります。
ブルージュでもともと司教座が置かれていたのは、今はない聖ドナティアン教会でした。
しかし、聖ドナティアン教会は18世紀に怒ったフランス革命で、
革命軍に壊されてしまい司教はブリュージュから追放されてしまいました。
その後19世紀になってベルギーが独立してから、
この救世主教会にあらためて司教座が置かれて大聖堂となったそうです。

ぱっと見たら礼拝堂には見えず、変わった建物に見えます。
下部はロマネスク様式、上部はゴシック様式の建物です。
十字軍が遠征で持ち帰ったといわれるキリストの「聖血」を収める教会です。
キリストが流したとされる血のついた羊の革の入った聖遺物が奉納されています。
そのため、普通の教会より上位の特権を与えられた「バシリク」とされています。
残念ながら内部の見学時間を過ぎていたので外から見ただけでした。
次の訪問ではぜひ見学したいと思います。

市庁舎にしては金箔が施されて華やかな造りの建物です。
そんなに大きくありませんが白くて綺麗です。
ライオンと熊のマークがあり、1631年か1531年の表記がありました。
内部の見学は団体ツアーのコースに入っておらず、
自由時間にはすでに閉まっていました。
内部の見学は時間があるならぜひしてください。
私も見たかったです。

団体ツアーでのブルージュ訪問で見学時間を過ぎていたので外から見ただけです。
しかし、ノートルダム大聖堂の建築様式を踏襲しているので、
すぐに聖母教会だと分かりました。
ミケランジェロの聖母子像があるので人気が高いそうです。
イタリア以外にミケランジェロの作品があるのは珍しいのだとか。
ここには、ブルゴーニュ公国の突進王シャルル、
その娘である公女マリーの霊廟が収められています。

公女マリーは大変な美女でしたが、狩猟中に落馬して亡くなってしまい、
悲劇のマリーとも呼ばれています。
ベルギービールのドゥシャス・ブルゴーニュのラベルにその姿が載っています。

残念ながら内部の見学はツアーの内容に入っていなかったのでしていません。
林の木の上に小さな家のようなものがありました。
何なんだろうと思っていたら、実際にその中に人が入るのではなく、
自分の意識を小屋に飛ばして瞑想してくださいと言われました。
目をつぶってそうしてみると、静かな林の中、
小鳥のさえずりだけが聞こえてすがすがしい穏やかな気持ちになれました。
自分が修道女になった気分でした。

駅からも近い湖のある公園です。
白鳥や鴨がいてまるでバレエの白鳥の湖のような景色が広がっています。
訪問したの10月上旬だったので、少し木々が黄色くなり始めていました。
静かな公園の景色はそれまでのブリュッセルやアントワープと違って、
ゆっくりと時が流れていくような光景で素敵でした。
この辺りで結婚の記念フォトを撮っているカップルもいました。

残念ながらブルージュは団体ツアーで訪問したので、
鐘楼の受付時間を過ぎていて昇られませんでした。
366段ものらせん階段があってエレベーターなどはないそうです。
昇るのには体力が必要ですね。
昇るのにも混雑しており、時間になるとすぐに締めてしまうそうです。
早い目の訪問をお勧めします。
ブルージュの街のどこからでも見えるので、迷った時の目印になります。
夜はライトアップされているので、マルクト広場への散歩をお勧めします。

ブルージュは13～14世紀にハンザ同盟の主要都市として栄えましたが、
運河の沈泥によって商船の出入りができなくなり、街の発展が止まってしまいました。
そのせいか、中世のまま時が止まった「天井のない博物館」
と呼ばれるように街並みが残っています。
あまり派手派手しい建物や看板もなく、10月上旬の訪問だったため、
観光シーズンのピークも過ぎていたのでゆっくり散策出来ました。
少し黄色く色づき始めた木々も美しく、
それまで街中の観光が多かったのでゆったりした気分で過ごせました。
ブルージュは治安的にも安全なので、ぜひ１泊してください。

ブルージュのダイフェル運河を運行する運河クルーズです。
残念ながら、私達の観光ツアーでは利用できませんでした。
秋～冬は運行時間が短く、
利用する場合は運行時間を事前に確認しておいた方がよさそうです。
また、大型の荷物は船に持ち込めないようですので、
ホテルに置くか駅のコインロッカーに置いておく必要があります。
運河クルーズを利用している人を見ると、
寒そうだったので温かくて動きやすい服装で乗った方がよさそうです。