障害者減免のアドバイスを有り難うございました。
くわさん、こんにちは。旅こそ自由です、いつも大変お世話になっております。その節は当方の英仏渡航に関しまして、障害者減免の情報その他、色々とご意見アドバイスを賜りまして、誠にどうも有り難うございました。お陰様で無事に成就することができました。改めまして厚くお礼申し上げます。特にフランス・パリではご自身のおっしゃられた通り、障害者の証明書が極めて有効で旅行が成功したのは、くわさんのお陰にさえ思えたほどで。
その上で誠にお恥ずかしながら帰りの飛行機(パリ発)で、コロナウイルスをもらってしまったらしく、体調を戻すのに一か月以上を要した次第です。大の医者嫌いな私は受診したりはしなかったものの、ネット情報と照らし合わせればほぼ間違いないだろうと。飛行機内ですぐ隣りの日本人らしき中年男性が、ノーマスクで調子悪そうに咳き込んでいたから、きっとうつされてしまったのだろうと。
どの変異株かまでは存じませんが、熱以外の全ての症状が順番に現れる感じで、特に味覚障害と倦怠感はやや長めでした。鼻をつまんで食べた時のような味の分からなさと、体がしんどいんだか重いんだか、だるいんだか鈍いんだかはっきりしない不調で、立っているのも座っているのも嫌で体を横にしたくなるような、訳の分かり辛い不具合に見舞われ続けまして。還暦越えの身には、余計に不安も伴いまして。
ワクチン接種は4回行いましたが、それ以後は止めてしまい最後に打ったのが、3年ほど前だったので効き目も薄れていたのでしょうけれど。インフルエンザや他のウイルス性疾患に比べ、症状が何だか不確かな面も不気味でした。体にとって初めてのウイルスでもあり、経験のない反応とも言えましたが、ともすれば体内に粘着するかのような、弱い部分を攻撃される感じで、基礎疾患とか免疫力の低い人には、更に厄介なものだろうと。
前置きが長くなってしまいましたが、障害者手帳の翻訳版は居住地で県の関連機関が、英語版のみ対応してくれまして。現物はA4の紙1枚のみでしたので、仏語には私自身で一語一語を、インターネットの翻訳機能を駆使して訳しまして。結果的にはこれがかなり有効で、大きく幅を聞かせてくれました。あとは自らで障害者マークのチョーカーを作成し、首から下げたりもしましたが、これはあまり効果なかったようでしたけれど。
くわさんもおっしゃられた通りイギリスでは、美術館や博物館とかの公共施設は無料のところが多く、障害者の証明書を使う機会がなかったものの、民間の施設では独特な方針というか、障害者本人は通常の料金で、介護者の方を無料にするという、何だか逆の発想的なところが多く、結果として一人分で二人入れる訳ですが、意外だなあとも思いました。どういう理由かは存じないものの、むしろ介護者が労力を要するとの考えなのでしょうかね。
私事ながら今回のイギリスは、ビートルズファンである伴侶への慰労で、ゆかりの地を巡るのが主目的でしたが、湖水地方・リバプール・コッツウォルズ・シーフォード・ロンドンの順で訪れまして。湖水地方では観光もそぞろで毎日雨に降られ、リバプールもどんよりと曇る中で時に小雨となり、コッツウォルズ以降は何とか晴れたとの天候でした。もしスコットランド等の更なる北では、快晴の日なんてあるのかなあと、想像さえしてしまいました。
訪問地の中では私も伴侶も、コッツウォルズが最も気に入りまして。ボートン・オン・ザ・ウォーターに滞在しましたが、のどかで落ち付いた英国らしい原風景ではと感じられ、とりわけ観光客のいない早朝の散策とかは、散歩する地元民の姿しかなくて寛げましたし。短時間ながらバイブリーへも足を伸ばしましたが、それなりに人はいたものの、やはりいい雰囲気だなあと。週末とはいえ平日の金曜日だったのが、よかったのかもでしたが。
くわさんも訪れられたセブンシスターズですが、我々はコッツウォルズを朝出発して夕方に着いたためか、空模様は曇り気味でもやがかかっており、一番手前の崖しか見えなかったので、七姉妹どころか一人っ子の如き様相でした。それでも行くだけは行って記念になりましたし、崖の上からとか少し離れて眺めるのではなく、崖の真下に向かう道を選んで正解だったと思います。間近に見上げられたステータス性の意味でも。
マンチェスター空港でピックアップしたレンタカーを、ヒースロー空港での返却の際にスタッフから、特に何も言われず追加料金もなさそうで、ひとまずホッと致しました。走行距離も900kmを越えており、どうしても汚れは付着してしまうものの、車に傷を負わせたつもりはなかったので、それなりに自信はあったのですけどね。この先忘れた頃に、違反の通知が来れば別ですけれども。
車に関して特筆させて頂きますと、いつも通りにBooking.com関連のRentalcars.comで、半年以上前の昨年中に押さえてあったのですが、AT車で最も小型のリーズナブルな車を探し出し、今回はEnterprise社にてVauxhall Corsa又は類似車とのことでしたが、実際は仏車ルノーの小型車(2BOXの5ドアタイプ)でした。スーツケースはトランクに1台しか入らず、残りの荷物は後部座席に置く感じで。費用は9日間で日本円にして8万円台後半にて。
マンチェスター空港にはレンタカーヴィレッジがあり、送迎車でレセプションまで移動する形でしたが、HartzやAvisにEuropecarとかSiXTCARは、専用デスクがありましたがEnterpriseは、Alamoその他の他社と共同の一括デスクで、この辺りからしても中堅以下のレンタカー業者なんでしょうかね。実際の会社規模は知らないし、この地域で力を入れていないのか否かとか、詳しいことは把握せず終いでしたけれど。
ただピックアップ手続きの場にて、掛け捨ての保険が300ポンド(約6万円)で、これに入らなければ何かあった場合に、一律1750ポンド(約35万円)請求されるとのことで、いずれにせよ凄く高いなあと驚きました。Rentalcars.comのサイト内オプションでは、フルプロテクトでも日本円で2万そこそこだったのを、相場を知らないしまあいいかとばかりに、見送っていたのですが今さら後の祭りとなった訳ですが。
窓口の係員へかなり食い下がりつつ、何かあった場合とはどれ程の損傷なのかと、しつこく聞いたところ擦り傷程度ならば問題なしとのことで、結局は迷った末に保険へ入らないことにしまして。確か車自体にも日本円で20万円位の、保証が自動で付いていたはずだし、細心の注意で安全運転を心掛けつつ、最後は運を天に任せようとばかりに。イギリスはまるで未知の世界ながら、他の欧州ではマナーがいいのを実感もしていたので。
私は運転がトロくてスピードを出せないのですが、イギリスではただの一度もあおられませんでした。例えば70マイル/時のところを45マイル/時とか、50マイル/時のところを30マイル/時ぐらいで走っていても、詰め寄りやパッシング等もまるでなくて。日本だと制限速度いっぱいどころか、10キロ/時以上オーバーしないと、あおられるだけでなく流れにすら乗れないので、カルチャーショック級の驚きでした。
さすがは先進国かつ車社会のヨーロッパは、ハイレベルだなあと思わずにはいられませんでした。欧州ではイギリス以外の国々でも概してそうで、イライラ運転とは無縁の世界ですけれどね。なので私のように運転が下手で、自信のない者でもハンドルを握りたくなるんですよね。それに比べて日本は酷いですよね、当方の現居住地である埼玉県は特に悪く、譲り合いどころか障害者を邪険に扱うし、帰国後もガッカリさせられ通しの日々です。
道路事情は日本と似ており道幅が広くない上に、傷んだ舗装の補修が不十分との印象でした。日本と同じ右ハンドルの左側走行ながら、ウィンカーとワイパーの位置が逆なのはよしとして、私の借りたレンタカーにナビが標準装備だったものの、どう操作しても道案内の使い方が分からず、自前のスマホでGoogle mapのオフラインナビを活用しました。事前に現地の地図を取り込んでおけば、海外の道でも日本語で案内してくれて便利ですよね。
車を乗り捨ててからロンドンで1泊しましたが、思った以上の高物価に驚きました。カフェでパンケーキ一人前が日本円にして3000円程度、フィッシュアンドチップスともなれば更に割高で。やはりEUを離脱した影響も、大きいのでしょうかね。とにかく円安で不利になるばかりだし、行きたい国へは行っておくべきだと感じました。なお大英博物館は障害者の証明を見せても、予約なしでは入れてもらえずイギリスでは一番の意外さと残念さでした。
あとロンドンでは地下鉄にけっこう乗ったものの、特に危険は感じませんでしたが長距離バスの、コーチバスに乗るためにビクトリア駅から歩いていた際、伴侶がスリ未遂に会いまして。スーツケースを引くのに気を取られていたら、後ろから何者かにショルダーバッグのチャックを開けられたらしく、声をあげたら逃げて行ったとのことですが。思い返せばこのビクトリア駅の界隈だけは、浮浪者の質や雰囲気も独特の異様さでしたけれどね。
なおコーチバスはNational Expressで、ポーツマス港へ行くのに利用しましたが、日本から事前予約していたものの、結果的にイマイチでしたね。小型スーツケースの追加料金を、その場で15ポンドも取られた上に、運転手がいい加減で何度もエンストを起こし、乗り心地が悪いしこの運転手ときたら、立ち寄り先のヒースロー空港で待ち合いの女性へ、ナンパまがいの勧誘を行うわ、到着後に乗客の荷物を乱暴に歩道へ放り投げるわで最悪でした。
しかもポーツマス港ではコーチバスの到着点から、国際線フェリーの乗り場へは歩いて行けず、タクシーを利用する羽目になり散々でした。バスの方が荷物を持っての移動は楽かなあと、安易に考えたのが完全に運の尽きでしたね。後にして振り返るとイギリスは鉄道王国でもあり、バスなんかより電車の方が本数も多くて安いし速く、我々もロンドンからポーツマスへは、電車で行けばよかったと大後悔しました。
ポーツマス港からフェリーの国際線で、フランスのサン=マロ港へ一晩かけて渡りましたが、平日の月曜日だったせいもあったのか否か、4人部屋を予約していたものの結局は我々夫婦のみでした。他の乗船客たちの動向を見ていると、皆さん大部屋かシートに座っての移動を予約していたっぽく、個室のある我々のフロアーでは、ほとんど人の姿を見かけませんでした。
船による国境越え経験は初めてでしたが、やや興味深かったのは港での検閲が飛行機と異なり、金属や先の細い物とか液体等のチェックではなく、所持品の中で鈍器になり得るもの調べられる感じでした。我々も荷物の中からマグカップと、陶器製の置物類の土産物が引っ掛かりかけ、取り出して口頭説明したら難なくクリアーできましたけれど。セキュリティチェックは概して、飛行機よりも面倒じゃないように思えました。
フランスに渡ってからは、モン・サン=ミシェル経由でパリへ移動しましたが、くわさんたちも確かモン・サン=ミシェルへは行かれたのでしたよね。我々も島内で二泊しまして、見学そのものは日帰りでも十分な気がしたものの、観光客のいない早朝とか夜の静かな時間帯に、のんびりと過ごせたのはよかったかなあと。平日でしたので人の数も、そんなに多くはなかったのですけれどね。
パリでは個人的な新婚旅行時のリベンジで、真っ先にベルサイユ宮殿へ向かいまして。もう四半世紀以上も前でしたが、私の不徳にて中を見学できなかったので、今度こそはと意気込みつつ人も多かったものの、自らで仏語に訳した障害者の証明書が本領発揮で、係員に見せたら率先して専用のゲートから入れてもらえまして。なお道中のRER C線のVersailles Chateau Rive Gauche駅が、数十年前とまるで変わらず懐かしい気持ちになりました。
続いてのエッフェル塔は週末金曜日の午後で、混んでましたが仏語の証明書を係員に見せると、ここでも優先案内してもらえました。昔ながらの大きくないエレベーターで、スムーズに乗客をさばけないとの説もありますが、けっこうな待ち時間で疲れました。それに下の展望台から上の展望台までの中間区間は、階段を歩かねばならずそこそこハードでしたし。上からの眺めはさすがにまずまずで、涼しくてよかったですけれどね。
凱旋門は小雨の降る中だったものの、係員さんたちが全員親切で障害者証明書(仏語)により、エレベーターを使わせてもらえまして。フランスは本当に障害者に優しいなあと、つくづく感じさせられました。外国人も分け隔てなく無料かつ優先案内で、日本も見習うべき姿勢ですよね。オルセー美術館やルーブルへも足を運びましたが、ルーブルでは勝手が分からず、いきなりゲートに並びましたが、証明書を見せると理解してそのまま入れてくれまして。
ところで懸念していた治安ですが、Navigo Decouverteの一週間券で地下鉄を乗り回したものの、どの場所でも特に危険は感じられませんでした。もしかしたら昨年のパリ五輪で、色々と再整備されたのかもですが、私自身も意識を高めつつ、常に周囲へ目をやっていると、かえって挙動不審者に間違われそうなくらいでした。ジプシーっぽい人も思った程には見かけず、むしろ昨年のブリュッセル(ベルギー)の方が多かったようにも。
それと今回の航空会社はエールフランスでしたが、機内販売がなくて驚きました。合理的なのか打算的なのか、代わりにソフトドリンクやスナック類の、取り放題よろしく常設場所での、フリーサービスはよかったですけれど。ただエコノミーシート各席に、USBコンセントがあるのに機能しておらず、フリーWi-Fiもほぼ使えなかったのは不自由でした。その他のサービスはごく普通で、可もなく不可もなくでしたけどね。
ざっとこんな感じでしたが、とにかく無事に行って来れたのが何よりでした。まだ気が早いものの次は、バルト三国とポーランド北部へでも、訪れられたらなあと思いを馳せています。旅は体の動くうちにが一番ですよね。これからもまたQ/Aのコーナー等でも、教わったりお世話になり続けるものと思いますが、それでは今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。長文・駄文で失礼致しました。くわさんたちも、ぜひ良い旅を続けられて下さいね。
RE: 障害者減免のアドバイスを有り難うございました。
旅こそ自由さん、コメントありがとうございます。
身障者手帳の翻訳が役に立ったようでなによりです。
ただ、最後にコロナに罹患、つらかったでしょうね。いま流行っているそうですね。喉がすごく痛くなるのだとか。もう回復なさったのでしょうか。
この長文のコメント、ぜひ写真と共に旅行記になさらないのでしょうか? 障害者がレンタカーで旅行とか、なかなかない内容なので他の方の参考になると思います。
私は来月アメリカでレンタカー旅行を計画しています。準備万端で抜けはないと思うのですがなにかチョンボをしているようで不安です。では。
くわ
RE: RE: 障害者減免のアドバイスを有り難うございました。
くわさん、旅こそ自由です。わざわざのご返信を、こちらこそ誠にどうも有り難うございます。長文でのお邪魔は凄く気が引けたのですが、ご多忙中にお目通し下さったようで改めまして感謝の極みです。
コロナはたぶん9割9分がた回復していると思いますが、喉に痰がからむ感覚と僅かな嗅覚の違和感が残ってる程度です。最初から明らかな症状がない代わりに、しつこく長引きそうで嫌な病です本当に。
また旅行記の件は私自身お恥ずかしながら、写真が下手で文章に埋まってしまいます故、以前から投稿に踏み切れない不甲斐なき始末です。当サイトでも皆さんから、教わり学び続けている身上ですよね。
くわさんご自身もお忙しき最中と存じますが、アメリカ旅行のご成功を心よりお祈り申し上げます。アメリカは全てが自由で素晴らしいそうですし、きっと良い旅になられるものとご期待致します。
どうぞお気を付けて行ってらっしゃいませ。ご自身の旅行記は是非これからも、楽しみに拝見させて頂きたいと心得ます。それでは今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。再三どうも失礼致しました。