ドクターキムルさんのクチコミ(2ページ)全134件

西平畑公園の駐車場は早春の河津桜の時期以外にも秋になると10月から営業している。「コキアの里」が開園しているからだ。

西平畑公園外れにある内藤園の脇に「コキアの里」の案内掲示板がある。

この奥の山中に「コキアの里」があり、徒歩20分程度だ。

「コキアの里」は国営ひたち海浜公園の広大なコキア畑などとは比べるべくもない、ミニガーデンではあるが、その狭いガーデンの一角にはこれまた狭いヒマワリ畑もあり、秋に開花して見頃となっていた。そのバックには富士山が望める。
富士山と秋のヒマワリ畑だ。

コキアの株は3000株と言われている。少ない数であるが、富士山を背景に、「コキアの里」の門や「コキアの鐘」の枠を額縁にして富士山を借景とした赤く染まったコキアを切り取ることが出来る。

すなわち、富士山とコキア、および秋のヒマワリを楽しめる場所だ。

ご主人から「コキアの里」は開園4年目だと聞いた。

早春にはTV（の気象情報）で、松田の河津桜としてつとに有名な西平畑公園の山頂に建つハーブ館を目指して山を上り、そこからさらに山中奥を目指す。

西平畑公園駐車場から山道を徒歩で約20分ほど。

最勝寺境内には洒水の滝がある。

洒水（しゃすい）の滝は、一の滝69メートル、二の滝16メートル、三の滝29メートルの３段からなる。かながわ景勝50選、日本の滝百選などにも選ばれている。ただし、二の滝と三の滝は上流にあり、観光客は見ることが出来ない。

2022年4月に地上40メートルの観瀑台までの226段の階段が設置され、新遊歩道を上って観爆台から、18年振りに間近に迫力ある洒水の滝を見ることが出来るようになった。
ただし、山中にあり、大雨で復旧工事が行われ、10月18日に再開されたばかりだ。

この秋には紅葉と洒水の滝が楽しめる。

来年も大雨が降れば閉鎖される可能性がある。したがって、秋から冬場がお薦めだ。

ただし、洒水の滝無料駐車場は10台程度しかの駐車スペースしか確保されていない。

JR御殿場線山北駅から約1.7Km、徒歩35分と案内されている。

　葛原岡には日野俊基の墓があり、史跡に指定されている。また、明治21年（1888年）には俊基を祀る葛原岡神社も創建されている。

　日野俊基は後醍醐天皇の側近であり、天皇の命を受け、執権北条高時の時代に鎌倉幕府打倒を企てた公家のひとりである。企てが事前に漏れ京都で捕えらえられたが、一度は赦された。しかし、再び討幕を企て捕らえられ、鎌倉に送られた後、元弘2年（1332年）、この地で斬首された。

　日野俊基の墓前には、「贈従三位日野公墓碑銘」石碑（明治17年）が建っている。

　日野俊基の生前の階位は従四位下であったが、明治17年になって従三位が贈られた。

　死後約550年後の4階級特進（従四位下→従四位上→正四位下→正四位上→従三位）である。

　現在、警察官や自衛隊隊員、外交官などが殉職すると慣例で2階級特進する。

　元々、旧日本軍の規定には4階級特進まであったことに起因する。

　しかし、4階級特進が実施された例はこの日野俊基だけであろう。

　律令制下においては三位以上を公卿とすることから、四位の中級貴族が神社に祭られるのであるからそれ相応の階位、従三位が必要と思われたのであろう。
（https://4travel.jp/travelogue/10599171）

場所：源氏山公園（葛原岡神社手前）

　建長寺の「けんちん汁」は「建長寺汁」が訛ったとされる。そのけんちん汁などの全国各地に「ごった煮」、あるいは、「ゴッタ煮」があるが、これも　建長寺二世の兀庵普寧（ごったん ふねい）（慶元3年（1197年）～景炎元年11月24日（1276年12月30日））に由来するとする説がある（https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q135476018）ようだ。

　ただし、YAHOO！知恵袋では
「「ごった煮」自体の語源は不明ですが、同じく混沌としたことを表現する「ごった」に「ごった返す」というのがありますよね。
これは兀庵（ごったん）という中国の僧侶の名前に由来しているそうです。
兀庵は来日後に寺の建設の責任者になったが、突然帰国してしまい、責任者のいなくなった寺は、右往左往の大騒ぎになり、そこから「ごったん返す」－＞「ごった返す」という言葉が生まれたという説があるそうです。
たぶん「ごった煮」のごったも同じだと思いますよ。

ちなみに私は福岡出身ですが、「ごった煮」のことを「がめ煮」といいます。
「がめくり込んで」＝「いっさいがっさい入れて」という方言があり、それが由来だというふうに聞いてます。」
とある。
　
　兀庵普寧については「建長寺の本尊は「ゴタゴタする」の由来になった」（https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/13501143）において、詳しく説明した。

　しかし、兀庵普寧が帰国して右往左往したという説は初めて聞いた。もちろん、建長寺のご本尊が地蔵菩薩であったための方が納得が行く。

　なお、兀庵（ごったん）の名を採った「ごった」は日本語では良くある促音・撥音（はつおん）が取れ、「ごった」になり、日本語の慣用句となっていることから、「ゴタゴタする」の「ゴタゴタ」よりも古い言葉である可能性が高いであろうか？

藤沢市藤沢2に鎮座する白旗神社の手水舎は現代（令和元年（2019年））のものではあるが、小鳥、馬、猿。唐獅子、菊の花、亀、飛龍などの彫刻があり、江戸時代や明治なら通常ではあり得ない多様さである。

四隅にある木鼻は龍であり、懸魚は鶴であることから鶴亀をテーマにしていることは確かだ。ただし、片瀬・龍口寺の手水舎（https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/14469442）のように亀の木鼻ではなく、龍の木鼻にしてある。

義経は、文治5年（1189年）閏4月30日に奥州衣川館で自害した。首級は鎌倉に送られ首実検された。しかし、首級は腰越で曝されたあと江の島の対岸にある片瀬の浜に捨てられたが、泥にまみれたまま亀に背負われ境川をのぼり藤沢の里にたどり着いたとされる。また、社殿が建つ山は亀の形をしていることから亀尾山と呼ばれている。それで、亀が大切にされているのであろう。

また、江島神社には龍神が祀られており、源氏ゆかりの神社として龍も大切にされているのであろうか？

場所：小田急「藤沢本町駅」下車徒歩5分。

常陸風土記の丘には農業用水池の周りに100本程度の紅枝垂れ桜が植えられている。

これほどの枝垂れ桜が植えられた枝垂れ桜の花見スポットは全国にも10ヶ所はないであろう。

そうした場所が茨城県にあり、一応は関東地方になる。

その堤の上が道路となっているが、そこには1本だけ白の枝垂れ桜が混じって植えられてある。

それ以外の枝垂れ桜は紅枝垂れ桜であるから、この桜並木の前後を切り取ると「紅白の枝垂れ桜」を写真に撮ることが出来る。

場所：茨城県石岡市染谷

　鎌倉市小町1にある本覚寺の手水舎は彫刻が施されていて立派だ（https://4travel.jp/travelogue/11467229）。

　木鼻は唐獅子と龍だ。

　この手水鉢は関東大震災の前年の大正11年（1922年）6月に造られた（https://4travel.jp/travelogue/10396686）。

　手水口は2頭の龍である。

　また、石の手水鉢を支える四隅の石柱は石小僧と石仏の意匠になっている。

　しかし、2頭の龍の手水口への給水管は見えないところに配管されている。

　ちょうど100年前の匠の仕事を満喫していただきたいものだ。
　

　長野県大町市にある仁科神明宮は寛永13年（1636年）の造営で、宮本殿と中門（御門屋）は神明造の建築物として国宝に指定されている（https://4travel.jp/travelogue/10396461）。

　しかし、大杉に挟まれたここの手水舎の手水鉢には水があふれていて、さすがに安曇野の古社であることを感じさせてくれる。

　また、この手水鉢は四隅を力士が支えている。

　造営時にこの手水鉢が奉納されたとしたら、江戸時代前期のものであり、歴史があることになる。

　しかし、大町市観光課の人に仁科神明宮社務所と宮司さんにも確認して頂いたのだが、
建造年は分からないという。また、そういった資料もないとのことである。

上野公園にある花園稲荷神社の手水鉢は4隅を邪鬼が支えている。

上野公園は誰でも一度は行ったことがある場所であるが、花園稲荷神社（https://4travel.jp/travelogue/10904561）を参拝したことがある人は少ないだろう。

上野公園に行った際には一度は立ち寄って、この手水鉢は4隅を支えている邪鬼の姿を見ていただきたいものだ。

　鎌倉市大町にある長勝寺は日蓮宗の寺院で石井山長勝寺という。創建は弘長3年(1263年)、開山は日蓮上人、開基は石井長勝である（http://4travel.jp/travelogue/10526999）。

　長勝寺の手水鉢は小僧の石像で支えられている。これは鎌倉・本覚寺の手水鉢（https://4travel.jp/travelogue/11467229）と似ている。

　日蓮宗のお寺では伽藍などに意匠を凝らしたものが多く見られ、手水鉢にも意匠を凝らしたものがここ鎌倉でも2ヶ所も見られる。

　横浜市港北区菊名6に鎮座する菊名神社は昭和10年（1935年）に村社５社が合祀され、「菊名神社」となった。村社５社とは神明社(天照皇大神)、杉山神社(日本武尊)、浅間神社(木花咲耶姫命)、八幡神社(譽田別命)、阿府神社（武内宿禰命)である（https://4travel.jp/travelogue/11314595）。
　
　ここの手水鉢は寛政年間(1786年～1801年)に築かれたと伝えられる。四隅が鬼の石像で支えられている。これが「がまんさま」と呼ばれ、信仰されている。

　この「がまんさま」は、長い年月苦難に耐え、同じ仕事に飽きる事なく手水鉢をささえているそのがまん強い姿から、人の道も努力･忍耐こそが開運を招く基であると論している。

　確かに鎌倉では見かけるが横浜界隈ではこうしたデザインの手水鉢は見掛けない。

　場所：菊名駅前

川崎市多摩区長尾3にある妙楽寺はあじさい寺として知られているが、境内の桜が終わると、牡丹やイチゲの花を楽しめる。

境内の桜の木の下には紫陽花が植えられている。紫陽花の見頃は6月であろうが、桜が散った後には牡丹が咲いて見頃には見ごたえがある（https://4travel.jp/travelogue/11750198）。

また、境内にはシャガとイチゲの花も咲いており、都会でイチゲの花が見られるとは有り難いことだ。

鎌倉ならば「花の寺」といったところだ。

登戸駅からコミュニティバスが朝に2本ある。旧府中街道の「あじさい寺入口」（「長尾」バス停）からは急な坂道を上ることになり、大変である。また、「切通し上」バス停からも坂道であるが、こちらの方が勾配がきつくはない。

訪れる人はまばらで静寂な山寺といった雰囲気の古刹で水琴窟の音も聞こえる。

亀ヶ谷坂切通の峠から左に100mほど南東に入った辺りに「今上閣下御野立跡」碑が建っている。

大正天皇の御野立跡碑として建てられた立派なものである。

御野立とは移動中の貴人（主に天皇）が野外で休憩した場所。御野立所のことである。

明治44年（1911年）3月6日に今上閣下東宮御時代に御光顕（？）されたが、即位後を待って大正9年（1920年）3月に建立したものである（https://4travel.jp/travelogue/11451356）。

地元の人は、鎌倉時代から亀ヶ谷坂切通の辺りには温泉が湧いていたために、建長寺の療養所があったところで由緒があり、皇太子（後の大正天皇）が御野立の場所にしたのだという。

鎌倉では戦前や戦後まもなくまではこの大正天皇御野立跡碑まで行けたが、戦後になって国指定史跡になるとフェンスが設けられ、平成になると切通し道が崩落し、現在では道がなく、山をよじ上るしか辿り着く方法がない。

川崎市宮前区神木本町1にある等覚院には楼門の仁王門がある。

明治15年（1882年）の建立であり、仁王門の天井に描かれている2枚の絵は迦陵頻伽（かりょうびんが）である。また、落款印（らっかんいん）も残っている。

寺院の山門の階上に極彩色の壁画が残されているのは、京都の東福寺、知恩院、南禅寺の3寺が知られているが、極彩色の天井絵は初めて見た。ただし、これは鎌倉英勝寺の仏殿（本堂）（https://4travel.jp/travelogue/10647524）を思わせるものである。

また、木鼻は角は唐獅子であるが、真ん中は象である。これは鎌倉・妙本寺二天門（https://4travel.jp/travelogue/10660925）を思い出させる。ただし、鎌倉・妙本寺二天門は一層なのに対し、等覚院仁王門は楼門である。

また、仁王門の十二支の彫刻は鎌倉英勝寺の仏殿（本堂）に似ている。

なお、等覚院は「つつじ寺」と呼ばれているが、鎌倉一のつつじのスポットである笛田山佛行寺（鎌倉市笛田3）には敵わない（https://4travel.jp/travelogue/10563197）。

江の島にある江島神社奥津宮は龍が祀られているが、その手水舎は亀がテーマになっている。

１．亀の手水
２．4つの亀の土台石

また、境内には亀石もある。

参照（https://4travel.jp/travelogue/11418260）。

大井町には天空の里「おおいゆめの里」がある。

早春には河津桜の桜並木が迎えてくれ、河津桜の丘があり、子供たちがテントを張っている。休憩や食事場所には相応しい芝生の丘だ。

また、西側の谷にも河津桜が植えられており、河津桜と富士山を同時に味わうことが出来る。

上大井駅からは山越え谷越えで1時間程度掛かる。

しかし、「おおいゆめの里」は知名度が極端に低いようで、週末で天候も良く、行楽日和で富士山の見えるのであるが、駐車場は満杯にはならないようだ。車でも行ける早咲きの桜の名所に成り得る。

鎌倉市二階堂にある永福寺跡は源頼朝存命中は「亀ヶ淵」と呼ばれた場所にあり、頼朝が新たにした鎌倉の鶴亀の亀に当たる。

鶴岡八幡宮、勝長寿院と並んで鎌倉時代に頼朝が創建した三大寺院の一つという認識があるが、鶴岡八幡宮と永福寺は「寺」よりは低い「院」とは一線を画する。

『吾妻鑑』には本堂を「二階堂」としているが、これは可笑しいだろう、本堂は「釈迦堂」であり、両翼に「阿弥陀堂」と「薬師堂」が控えている。

しかし、その本堂は、湘南工科大の復原CGとは全く異なった二階建てであったために、建久3年（1192年）の創建後まもなくから「二階堂」と呼ばれるようになり、およそ100年後に『吾妻鑑』が編纂された頃には「釈迦堂」の名が完全に消滅して「二階堂」となってしまっていると考えるべきである。

源義経や藤原泰衡など奥州合戦の戦没者を弔うために建立したものであるが、「釈迦堂」は奥州平泉の中尊寺二階大堂を模して建立されたと伝わるが、池は毛越寺や無量光院など平泉の諸寺を模している。
また、永福寺の宗派は天台宗で、山号は「亀淵山」であった可能性が高いであろうか。

鎌倉殿の13人の一人である藤原行政は、この周辺に邸宅を構えたことで早くから「二階堂」を名乗っている。

また、頼朝存命中から鎌倉では大木事業が行われ、禅宗が鎌倉に入る以前から、この永福寺のように、伽藍の裏手や二階堂川から立ち上がる経塚山の崖面が見られる。

源頼朝によって鎌倉の鶴亀が新しくなった（https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/14133328）。

「鶴は千年、亀は万年」と言われ、能の「鶴亀」は天下泰平、国家の長久を祈念し、祝福するという、おめでたい内容である。

新しくなった鎌倉の鶴亀は天下泰平、国家の長久を祈念し、祝福するという意味で、頼朝の大倉幕府が一番の対象である。

その後、幕府は移転するがいずれも若宮大路を越えて西側に移ることはなかった。

大倉幕府跡には現在は清泉小が建っており、見るべきものはないようである。

なお、大倉幕府は南に頼朝の父・義朝の遺骨を納めた勝長寿院と北に頼朝の持仏堂に守られているという説（坂井孝一、2016年）もある。

　片瀬にある五重塔が建つ日蓮宗のお寺である龍口寺の手水舎は見るべき価値がある。

　木鼻が亀なのだ。木鼻が亀であることはまずない。非常に珍しいものだ。
（https://4travel.jp/travelogue/10446934）

　また、この手水舎の懸魚には3羽の鶴の彫刻があり、鶴亀を題材にした手水舎である。

　「鶴は千年、亀は万年」と言われ、能の「鶴亀」は天下泰平、国家の長久を祈念し、祝福するという、おめでたい内容である。

　勿論、手水は龍で、彫刻も龍だ。

建長寺の料金所を過ぎた山門手前の参道横に据えられている石がさざれ石だ。サッカーの国際試合やオリンピックなどの国際競技で優勝すると、国旗・日の丸の掲揚の際に歌われる日本国家・君が代に謳われている石だ。

総長が若い頃に岐阜の石屋さんが寄付・奉納したものだ。
総長から、「よくさざれ石だと分かりましたね。」と言われ、「どこでもさざれ石には説明板を付けていますよ。」と言い返すと、「この宗派は目立つことはしないものだから。」と涼しげに答えた。
某所の建長寺派寺院の住職が、「総長は少し臍曲がりだから」と言っていた。

さざれ石に説明板がないのはここ建長寺くらいだろう。

小学生の時に寺の住職を兼ねていた担任の先生に連れられて建長寺のさざれ石を見たという40代半ばくらいの人に会ったことがある。30、40年前からあるようだ。それでも苔は生してはいないが、カリンが根を張り、春には花を咲かせ、秋にはカリンの実を付ける。