2025/05/16 - 2025/05/16
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kojikojiさん
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クルーズは8日目に入り13日のうちの半分が過ぎました。この日も夜明け前からバルコニーに出て日の出を楽しみました。今回のクルーズでは陸地がずっと見える右舷側、スターボードサイド側の部屋を予約して本当に良かったと思います。「ノース海峡/North Channel」からベルファスト湾に入ったリーガルプリンセスは静かに「クルーズターミナル/Belfast Cruise Terminal」に停泊しました。当初クルーズに申し込んだときは寄港地は「オークニー諸島」だったのですが、途中から北アイルランドの「ベルファスト/Belfast」に変わりました。これはラッキーなことで、今回のクルーズでなければ「ベルファスト」に来ることは無いだろうなと思いました。寄港地が変更になった際は自分たちで街歩きをしようかと思いましたが、クルーズターミナルが町中からかなり離れているのでシャトルバスを申し込まないとならないようです。その町中も絶対に行きたいと思えるところも無かったのでエクスカーションに申し込むことにしました。乗船してからのエクスカーションはソルドアウトもあったり、事前に調べていたのと内容が違ったりで苦労しましたが、「ジャイアント・コーズウェイ&アントリム海岸」に申し込みました。前日はバスの右舷側の景色が良かったので、この日もルートを考えて右側の席に座りましたが、この日ほど左右で景色が違う日は無かったと思います。左側の席に座った方々は気の毒なほど何も見えなかったと思います。半面右側は絶景と言える景色の中を延々と走り続けました。2時間ほど走った「カーンロー/Carnlough」という港町の「The Harbourview Hotel」で休憩がありました。瀟洒なホテルの中にあるカフェでスコーンと紅茶のサービスがありました。隣に座られたカナダからのご夫婦としばらく話も楽しめました。お茶の後は大した時間はありませんでしたが、港でスプーンリングを作ってたおじいさんがいたので少し話をして気に入ったリングを1個買い求めました。何しろ1個5ポンドですから。実は結婚指輪以外で人生2個目の自分用のリングでした。妻にはパリの「ヴァンドーム広場」にあるお店の全部でプレゼントしています。その後も「ブッシュミルズ/Bushmills」の街を通り抜けた「ダンルース城/Dunluce Castle」近くの展望台でフォトストップがあり、お昼過ぎになって「ロイヤル・コート・ホテル/Royal Court Hotel」でお昼になりました。ホテルのレストランで美味しいローストビーフのお昼をいただき、午後は「ジャイアントコーズウェイ/Giant's Causeway」に向かいます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス 船 タクシー ヒッチハイク 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
北アイルランドの夜明けだと思ったのですが、東にあるのはブリテン島なので昨晩から幾らも航行していないのが分かりました。
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航行中はかなりの確率で朝日が昇るのと陽が沈むのを部屋のバルコニーから眺めることができました。右舷の部屋で良かったのと何より5月のイギリスは天気が良かったです。次に来ることがあれば必ず5月を選ぶと思います。
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あまり航行していないということは昨日の夕方にも見えた「アレサ・クレイグ島/Ailsa Craig」がまだ見えたからです。一晩中「ノース海峡/North Channel」を行ったり来たりしたのかもしれません。
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「キャリックファーガス城/Carrickfergus Castle」はベルファスト湾に入った「キャリックファーガス/Carrickfergus」の町にあるノルマン人の城です。スコットランド、反乱軍のアイルランド人、イギリス人、フランス人に順番に包囲されたこの城は1928年まで重要な軍事的役割を果たし、北アイルランドで最も保存状態の良い中世の建造物の1つでもあります。ちょうど朝日が当たって美しい時間帯でした。
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「ステナ・ライン/Stena Line」のフェリーターミナルの先までリーガルプリンセスは入ってきました。
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「ベルファスト」とブリテン島の「ケアンライアン/Cairnryan」を2時間15分で結んでいるようです。車で移動するには良いですが、フットパッセンジャーだと面倒そうな港の位置です。
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午前7時30分に「ベルファスト・クルーズ・ターミナル/Belfast Cruise Terminal
」に停泊しました。 -
この日のエクスカーションは午前8時45分にシアターに集合なのでそれに合わせて「ホライゾン・コート」で朝食を済ませます。
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クルーズの後半はほとんどが中華粥とスモーク・サーモンとスモーク・マッカラウになりました。
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シアターに集合した後は係員の誘導に沿ってバスに乗り込んで出発します。この日も北へ向かう海岸線を走るだろうと見越して右側の座席に座りました。バスはほぼ満席なので50人近く乗っていたと思います。この日のツアーは「ジャイアント・コーズウェイ&アントリム海岸」というものです。
タイタニックス ドック & パンプ ハウス 建造物
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「サムソンとゴリアテ/The Samson and Goliath」はクイーンズ島にある双子の造船ガントリークレーンです。聖書のサムソンとゴリアテにちなんで名付けられました。このクレーンは厳密には「指定建造物」ではありませんが、北アイルランド環境庁によって「建築的または歴史的に興味深い建物」として認められています。
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ベルファストでは造船業が衰退していますが、このクレーンは「タイタニック・クォーター/Titanic Quarter」に隣接するドライドック施設の一部として保存されることになっているようです。
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「オデッセイ・アリーナ/SSE Arena Belfast」は。北アイルランド最大の屋内アリーナで、11,000人人を収容でき、コンサートやアイスホッケーの「ベルファストジャイアンツ」の試合などのスポーツイベントも開催されます。
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沖合いには小さな2つの島があり、右側には「乙女の灯台/East Maidens Lighthouse」があります。建設は1829年に遡り、海洋貿易の商人とイギリス海軍士官の要請で両方の小島の上に建てられました。
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2つの島のそれぞれの灯台の番人とその家族は元々は1年中敷地内に住んでいました。ある伝説では1830年代に灯台の灯台守がもう一方の灯台の娘と恋に落ち、しばしばボートで彼女を訪ねてロマンスにつながりました。家族が仲違いして父親が会うことを禁じた後、彼らは本土のキャリックファーガスに駆け落ちしたそうです。左側の灯台はその後廃棄され、右側の灯台も自動化され無人になっています。
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バスの右側の車窓からは北アイルランドの美しい海岸線の風景が楽しめます。この辺りまで来ると左側の席に座っていた人たちも座る席を間違えてなという雰囲気が漂ってきます。
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ほとんど波の無く穏やかな「ノース海峡/North Channel」は犬の散歩をするにはもってこいの天気です。
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なだらかな丘陵地が続き、その斜面には牧草が植えられて石積みの区画がとてもきれいです。「ひつじのショーン」はこんな牧場にいるのだろうかと想像してしまいます。
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大きな「パフィン/Atlantic Puffin」の像がありました。ちょうど2025年の5月に「パフィンの小さな島/Puffin Rock and the New Friends」というアニメ映画が日本で公開されたタイミングでした。
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幼稚園児くらいの子供たちが遠浅の海岸で遊んでいます。
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グーグルで確認すると「カーンロー/Carnlough」という小さな港町だということが分かりました。ここでお茶の時間になります。
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バスの後方には走ってきた海岸線が見えています。これでは車窓からの風景にだいぶ差が出てしまいます。
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「ハーバービュー・ホテル/The Harbourview Hotel」の前にバス停まりました。
ザ ハーバービュー ホテル ホテル
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こんな小さな港町にしてはたいそう立派な高級ホテルです。暖炉の上の帆船の模型がいい雰囲気を醸しています。
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レセプションの右手にはこんなパブがあり、紅茶とスコーンが用意されています。これは別のツアーのお客用で我々はさらに奥へ通されました。
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アイルランドの「コーク/Cork」ではパブに入って「ギネス/Guinness」を飲みましたが、北アイルランドでも人気のビールですね。
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珈琲か紅茶かホットチョコレートが選べましたが、やっぱり紅茶の国ですからね。隣の席に座っていたフロリダから来ていたご夫婦が「日本語の”どういたしまして”てなんて意味でしたっけ?」と話しかけられます。「You're welcome.かMy pleasure.かNo problem.ですかね。」というと「日本人の友達か発音の覚え方を”Do it…、と教えてくれたのよ。」と言われたのですが、その言葉が思い出せなくてずっと気になっています。
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リーガルプリンセスを予約する際にダイヤモンドプリンセスのフューチャークルーズカウンターで勧められたのがフロリダから大西洋を渡って、サウザンプトンから英国1周というコースでした。その前半のポジショニングクルーズを入れてもクルーズ代金はほとんど変わらなかったと思います。多分多くのアメリカ人の乗客はそのコースで来ていたのだと思います。
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1時間ほどのフリータイムだったのでバーの一角にあったショップでアイリッシュ・ウイスキーを試飲させてもらいます。やたら「ブッシュミルズ/Bushmills」が多いなと思っていたのですが、この日のコースの「ジャイアント・コーズウェイ&アントリム海岸」のジャイアントコーズウェイは「ブッシュミルズ」の街のすぐ近くだと知ったのはこの後のことでした。
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試飲した「アウトウォーカー/Outwalker」はシングルモルトウイスキーとファイングレーンウイスキーのユニークなブレンドで、「ホワイトバーガンディ樽」「オロロソシェリー樽」「バージンアメリカンオーク樽」「グレインライ麦樽」の4つの方法で熟成されています。
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個人的にはシェリー樽のオロロソ(Oloroso)の甘い香りが感じられて飲みやすいです。「ブッシュミルズ」は多分日本で買った方が安いので珍しい「アウトウォーカー/Outwalker」を1本と友人たちに小瓶のセットを買い求めました。
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エルメスやラルフローレンのショップの設計をしている友人はアイリッシュ・ウイスキー好きで、美味しいウイスキーなどは彼から教わったものがたくさんあります。いつかハイランドの産地を旅してみたいと話しながら、気が付いていたら今回来ていました。この後もアイランズのエリアの産地である島々を沖合いから眺めました。
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将宇郷場所に向かって歩きながら港周辺も散策してみます。
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小さな漁港には数隻の漁船とヨットが停泊しています。
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漁から戻った後なのか漁具が堤防に置かれたままになっています。漁師さんはビールでも飲みに行ったのでしょうか?
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たまに来る観光客相手にリングを売っているおじいさんがいました。よく見るとスプーンリングで、デザインはたくさんあります。1つ5ポンドというのでお土産にしてみました。考えたら自分用に指輪を買ったのは結婚指輪以来です。20個くらい買った気になっていましたが全部妻の物でした。
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リングを売った後はおじいさんどこかへ行ってしまいました。5ポンド持ってパブにでも行ったのでしょうか。
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知らない間に妻に写真を撮られていました。この写真で強請られて又リングを買わなければならなくなりそうです。
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「アントリム・コースト&グレンズ/Antrim Coast & Glens」は北アイルランドのアントリム州の地域で、1988年には傑出した自然美の地域に指定されました。
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湾を周り込むと走ってきた海岸線を返り見ることができます。人工的な構造物の無い美しい海岸線です。
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こんな形の切通しが積丹半島にあったことが思い出されます。
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「ひつじのショーン」がいました。
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ここでも昨日見た「メイフラワー」の白い花が咲いています。そして黄色い「ハリエニシダ」も見えます。
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峠道に差し掛かるとこのような石橋もまだ現役で使われています。
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高度が上がるにつれて風景はどんどんと変化していきます。
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海岸線から離れて高地を走るとまた違った荒涼とした風景が広がります。
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現れては消えていく羊の数は数えられません。
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牧草地はゴルフ場に変わることもありますが、その違いは羊か人間がいるかぐらいにしか見えません。北アイルランドはゴルフ好きの人にはたまらない場所なんでしょうね。
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「フェアヘッド/Fair Head」は海に近い長さ5キロ、高さ200メートルの崖で、切り立った垂直の高さ100メートルのドレライト岩壁は伝統的なクライミングとボルダリングの聖地だそうです。
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遠くに見えるのはスコットランドの島影のようです。
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バスは「ポートネヴィ展望所/Portaneevy Viewpoint」で停車して20分ほどのフリータイムになります。ここからは「フェアヘッド/Fair Head」もきれいに見渡せます。
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周囲にはフォトジェニックな羊たちも遊んでいます。
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「ラリスン島/Rathlin Island」の奥には「アイラ島/ISlay」が見えています。
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「フェアヘッド/Fair Head」の凛とした美しさに惹かれます。それにしても最高の天気と太陽光線の当たり具合です。
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足元には「シープ島/Sheep Island」も見えます。鳥類の特別保護区になっているようです。
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「ハリエニシダ」の黄色い花も間近で見ることができました。
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「ラリスン島/Rathlin Island」の西端には「ラリスン西灯台/Rathlin West Lighthouse」が見えます。この辺りは海鳥の保護地区になっているようです。
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羊はずっと寝ていると岩になってしまうのではないかと心配になってきます。
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岩壁の下にはもう1つの島「キャリック ア・リード島/Carrick-a-Rede Island」がありました。
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「キャリック ア・リード吊り橋/Carrick-a-Rede Rope Bridge」もきれいに見えています。この橋は1755年にサケ漁師によって初めて架けられれました。大西洋の上30メートルに架けられた橋は岩だらけのキャリック ア リード島につながる裂け目を渡っています。この名前はゲール語の「岩の道」を意味する「Carraig-a-Rade」に由来しています。
キャリック ア リード吊り橋 建造物
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再びバスに乗り北へと向かいます。
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見渡す限りに人が住んでいる住宅は数軒あるかないかです。日本だったら限界集落になりそうですが、イギリスを構成する国々のナショナル・トラストの考え方は素晴らしいと思います。
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北アイルランドの北部の絶景はまだまだ続きます。
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しばらくすると集落に入り、ここが「ブッシュミルズ/Bushmills」だということが分かりました。どうりで「ブッシュミルズ」がたくさん売っているはずです。妻は若い頃このういしきーが好きだったのですが、最近は年齢とともに飲まなくなりました。
観光案内所 (ブッシュミルズ) 散歩・街歩き
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この時は「ブッシュミルズ蒸留所」は見つけられませんでした。
ザ ブッシュミルズ イン ホテル
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「ダンルース城/Dunluce Castle」が見えてきました。現在は廃墟となった中世の城でマクドネル氏族の本拠地でした。城跡には橋を渡らないとアクセスすることは出来ないようです。
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16世紀になるとアントリム伯爵の本拠地となり、アントリム伯爵ランダル・マクドネルと妻のバッキンガム公爵夫人キャサリン・ヴィリアーズは豪華な家具を購入し城を再建しました。「ボインの戦い」の後の1690年にマクドネル家の貧困のために城は放棄され、それ以降の城は老朽化し、近くの建物の材料として資材は持ち去られました。
ダンルース城 城・宮殿
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それでもこの美しい廃墟はいろいろな芸術にインスピレーションを与え、CS ルイスのナルニア国物語の「ケア パラヴェル」であったり、「ゲーム・オブ・スローンズ」でも使用されました。
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1973年のレッド・ツェッペリンの第5作アルバム「Houses of the Holy」のジャケットのデザインを手がけたのはピンク・フロイドやエマーソン・レイク・アンド・パーマーも手がけたヒプノシスで、見開きジャケットの表全面を使って11人の裸の子供たちが岩場を登ってゆく情景が描かれています。その岩はこれから行くジャイアント・コーズウェイです。
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そしてインナー・スリーブには「朽ち果てた古城」で女性を頭上の高さまで抱き上げた男性が描かれている。このデザインはアーサー・C・クラークの名作「幼年期の終り」の第3部「最後の世代」からヒントを得たものですが、「朽ち果てた古城」はこの「ダンルース城」です。
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絶景を堪能した後はバスに戻って昼食のレストランに向かいます。
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「ホワイト・ロック・ビーチ/White Rocks Beach」に近い高台のホテルの駐車場にバスは停まりました。
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駐車場の脇はすぐに牧場なので牛がいました。
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「ロイヤル・コート・ホテル/Royal Coart Hotel」のレストランに向かいます。
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ちょうどウエディング・パーティの準備もされていました。
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レストランはクルーズ船のお客以外にも違うバスツアーのお客もいるようでした。
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10人掛けの円卓に適当に座ります。すぐに前菜がサービスされます。に見物はツアーに含まれているのでビールを注文しました。
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続いてメイン料理がテーブルで盛られていきます。最初に大きなローストビーフが盛られ、大量のマッシュポテト、グリンピース、ニンジン、ジャガイモ、そしてヨークシャープディングです。
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最後にグレービーソースをかけて出来上がりです。バラバラにテーブルで盛り付けるところにこだわりを感じます。ロンドンの「シンプソンズ・イン・ザ・ストランド」で食べたローストビーフよりも美味しく感じました。
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最期には巨大なバタースコッチケーキが出てきました。もうお腹いっぱいですが、ちゃんと紅茶もいただきました。
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ホテルの横には「ロイヤル・ポートラッシュ・ゴルフ・クラブ/Royal Portrush Golf Club」があります。
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ゴルフ好きの方なら2025年今シーズン最後の男子メジャー大会である「全英オープン」が開催された場所だと分かると思います。この旅の2か月後にここで開催されました。
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全英オープンは「The Open Championship」とも呼ばれています。これは全英オープンがプロアマ問わず出場できるオープン競技であり、1860年の第1回大会当時には他にオープン選手権が存在しなかったことに由来しているからだそうです。
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その脇の「ホワイト・ロック・ビーチ/White Rocks Beach」では犬たちも嬉しそうに遊んでいます。
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駐車場の脇では牛がバターのように溶け始めています。どうもサウザンプトンの本屋で見た柚木麻子の小説「BUTTER」の表紙の絵が浮かんでしまいます。
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午後はようやく「ジャイアント・コーズウェイ/Giant's Cause」の観光に移ります。
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