冬のヨーロッパ周遊その4（ベルファスト）2025年2月

2025/02/08 - 2025/02/10

エディンバラからバスとフェリーを乗り継いで北アイルランドのベルファストに行った時の旅行記です。昔は日本でも北海道へ行くには青函連絡船があり、日常的に船旅は身近でしたが、今はクルマでの移動以外は日本ではフェリーはあまり身近な存在ではありません。そういう意味ではイギリス本島とアイルランドのフェリーはよく使った昔の青函連絡船での旅を思い出しました。ベルファストは北アイルランドの中心都市で工業都市なので、観光名所は少ないですが、最近はアカデミー賞をとった映画や、タイタニックの造船所があったことで脚光を浴びるようになっています。

エリア ベルファスト(イギリス)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

バスステーションまでホテルから徒歩5分。重い方の家内の荷物は私の担当で、それを引きながら来たので疲れ果てました。まずは今日乗るバスの乗り場を確かめます。１日に1本しかないので乗り損ねたら大変です。

掲示板に乗車するバスの表示がでました。

グラスゴーで乗り換えとなるのですが、ここで乗車するバスはその後色々な場所を経由して、結局バーミンガムが最終目的地でした。

グラスゴーのバスターミナル（ブキャナンバスステーション）で第一回目の乗り換えです。1時間ほど乗り換えの待ち時間があります。まずは喫煙所で煙草を一服。

ブキャナン バス ステーション バス系

イギリスではとんかつは現地語化しているようです。KATSUで通じます。

ブキャナン バス ステーション バス系

ベルファスト行きのフェリー連絡バスの表示が掲示板に出ました。違うバス会社も同じ方面に行くので、ややこしい。

ブキャナン バス ステーション バス系

バスの表示番号で私たちの乗るバスを判別します。同じ行先でもバス会社が違うのでやっかいです。

ブキャナン バス ステーション バス系

バス車内にはケータイ電源がありました。

イギリス本島のフェリー港であるケイルンライアンのフェリーターミナルに着きました。フェリー乗船までしばしの待ち時間があります。ビル外の喫煙所でまた一服。

ステナライン 船系

フェリーはかなり大きな船でした。まず遅めの昼食を館内レストランでとることに。

ステナライン 船系

好物のビーフストロガノフがあったので、ビールと一緒にいただきました。

ステナライン 船系

食事をすませたら、窓際の席でしばし休憩です。

ステナライン 船系

船の前方にはラウンジ席もあり、ここから外の眺めは最高です。

ステナライン 船系

喫煙所はデッキにあります。風が強く長居はできません。

ステナライン 船系

ベルファスト港に着きました。

ステナライン 船系

預けた手荷物は飛行機のように、このベルトラインでピックアップします。

ステナライン 船系

港からこの2階建て専用連絡バスでグランドセントラル駅に併設のバスセンターに移動します。都合3回違うバスを乗り継ぎました。

新しくなったセントラル駅（グランドセントラル）にバスセンターが併設していました。昔のセントラル駅もあるのでややこしいです。

ベルファストにはIBISが数軒あり、同じCITY　CENTREと名前が付くのも２軒あるのです。私たちのホテルはIBISではなく、IBIS BUGETだったので、間違えてIBISの方に行って、結局タクシーを呼んでもらって再移動となりました。疲れました。去年の暮にソウルでも似たようなことを経験しましたが、その経験を生かせませんでした。

翌日は観光できる時間が、まる一日あるのでネットで調べて欲張らず乗り放題の市内バスで行ける範囲での観光名所めぐりをすることに。まずはホテルから徒歩で10分位のシティホール (ベルファスト)へ。

シティホール (ベルファスト) 建造物

ここは入場無料です。

シティホール (ベルファスト) 建造物

この町のランドマークで、観光名所でもあります。

シティホール (ベルファスト) 建造物

ベルファストは造船業が盛んな工業都市で、あのタイタニック号もここで建造されました。館内の展示スペースには大きな模型が展示されていました。

シティホール (ベルファスト) 建造物

世界最大の造船ドックがこの町の誇りです。

シティホール (ベルファスト) 建造物

有名な作家で文化人チャールズ・ディッケンズの映画人としての紹介コーナー。

歴代市長が就任時に記念で作ったステンドグラスが飾られています。

シティホール (ベルファスト) 建造物

市庁舎からバスに乗ってタイタニック博物館（タイタニック　ベルファスト）に来ました。

タイタニック ベルファスト 博物館・美術館・ギャラリー

タイタニック号の舳先をイメージした大きな建物（展示場）の前で記念写真。

タイタニック ベルファスト 博物館・美術館・ギャラリー

付帯施設も含め、すべて入場料（共通チケット）が必要です。これが結構なお値段（25￡＝約5,000円）です。日本ならそれで豪華なランチが食べられるので、外から眺めるだけにしました。

タイタニック ベルファスト 博物館・美術館・ギャラリー

タイタニック ベルファストの向かいにホテルがありました。ここでランチ兼お茶にすることに。タイタニック ベルファストの二人分の入場料はここで使います。

タイタニック ホテル ベルファースト ホテル

立派なモデルシップの正面に恰好のソファー席が空いてました。

タイタニック ホテル ベルファースト ホテル

人気のあるカフェ＆レストランです。高級な雰囲気の割には、料金は高くありません。おいしい軽食とドリンク類をいただき、二人分の入場料以下でした。

タイタニック ホテル ベルファースト ホテル

外にでて港を眺めると、昨日乗ってきたフェリー会社の埠頭が見えました。

タイタニック ベルファスト 博物館・美術館・ギャラリー

日暮れまでまだ時間があるので、地図で探したベルファスト城にはバスで30分位で行けることがわかり、グーグルマップを頼りに市内バスに乗りました。市内バスは2階建てのバスで、2階の最前列は正面の眺めが最高です。イギリスの教会はどこも高い塔が目立ちます。

お城の入り口のバス停に降りましたが、ここから徒歩で優に30分は急な坂を徒歩でしか行けないようです。帰り時間も考えると、ちょっと私たち高齢者には無理がありそうなので断念し、市内に戻ることにしました。後からもっと近いバス停があったのを知りましたが、まさしくあとの祭りでした。

ベルファスト城 城・宮殿

市内中心部に戻るバスの車窓から昔日本でもお店が多かったCDショップHMVのお店が見えました。

バス停から歩いてホテルに戻る途中に雰囲気のよいレストランがあり、覗いてみました。ここはホテルの1階のレストランで、炭火焼きのステーキが食べられそうな佇まいでした。

Grand Central Hotel Belfast ホテル

実際は炭火風のデコレーションだったのですが、入口のメニューを見るとあまり高くないので、ここで夕食をとることにしました。

Grand Central Hotel Belfast ホテル

念願のサーロインステーキを食べました。ステーキなら日本と同じ値段なのです。お腹いっぱいとなり、自分のホテルに戻り爆睡となりました。今度来るならこのホテルに泊まりたいね。少し昔の1ポンド120円位だったら泊まれるのに。

Grand Central Hotel Belfast ホテル

この旅行記へのコメント （2）

• take_it_easyさん 2025/03/12 21:51:04

  　僕には無理です

  マイルの名人さん
  
  凄い..... 、
  旅行先で現地調達の旅。
  休暇期間の兼ね合いも有りますがネットが進歩した昨今でも僕のスキルじゃ厳しい。
  
  良いですね「カレドニアンスリーパー」で旅行。
  人それぞれ興味は多彩です。
  願いが叶って良かったですね。
  列車旅行記はむさぼり読みました.... 鉄ちゃんと言うより乗り物好きです。
  ベルファストへフェリー....、思いつかなかった。
  フェリーも楽しい。
  僕は、英国圏ではあればカレーを食べますが.....、まったく辛く無い。
  
  奥様にも感謝？
  妻とは趣向が一致し、厳しい・荒涼・ちょっと淋しい場所の旅が続いています。
  
  楽しく「冬のヨーロッパ周遊」を眺めています。
  
  楽しい旅を続けてください。
  
  take_it_easy
  
  

  マイル名人さん からの返信 2025/03/17 15:40:18

  Re: 　僕には無理です

  いつも小生のつたない旅行記にいいねをつけていただき、励みになります。もともとポイント稼ぎに利用するようになった４トラベルですが、旅行記はとても手間がかかるので、長い間手をつけずにいました。だんだんポイントをもらえる項目が４トラベルで少なくなってきたので、やむなく旅行記を投稿することにしました。実際使ってみると、自分用の記念の旅行アルバムになるの気が付き、それ以来旅行の度に記入するようになったのです。
  貴兄のようにコメントをいただくと途方もない労力を要するこの旅行記投稿（ほんとに皆さんよくやりますね）を投稿したことが報われた気がしてうれしい限りです。若かりし時分にイギリス出張で、ロンドンの取引先の近くにうまいカレー屋さんがあり、その頃はロンドン市内の評判のよいカレー屋には入り浸ってました。今回はそのことを忘れていました。インドや中国といったかっての植民地の国の料理は、イギリス（特にロンドン）ではかなりの高水準ですね。アイスランドは制覇したようなので、次回は冬のスコットランドを推奨します。とても趣がよく、食も奥行きがあります。今後ともよろしくお願いします。