2024/04/19 - 2024/04/19
76位(同エリア1368件中)
万歩計さん
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・妻籠を訪れるのは3回目だが過去2回は40年以上前で、当時はさほど古い街並みに関心がなかったのでサラッと歩いた程度。今回は旅行に先立ち馬籠や妻籠を舞台にした島崎藤村の「夜明け前」を読んだ。そこには明治維新で宿場制度が廃止され、衰退の一路を辿る宿場町の様子が描かれていた。
・また復刻再放送中の「新日本紀行」で、タイミングよく復元事業が始まった当時の妻籠宿が取り上げられた。妻籠宿が目指したのは明治村のように建物を一か所に移築保存するのでなく、生活している集落をそのまま江戸時代の姿に復元するという日本初の試みだった。建物が復元され100年前の生活に引き戻された住民の反応は様々だった。しかし程なく多くの観光客が訪れるようになり、半信半疑で保存工事を見ていた住民もその効果に驚いたという。
・以来「売らない・貸さない・こわさない」を合言葉に景観を守ってきた住民も高齢化と後継者不足で、最近は空家の1軒を外資系の旅行会社に貸すなどの新たな試みがなされているという。重伝建の草分けである妻籠宿に、ここでも新たな成功例を示してほしい。
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重伝建登録地区名:南木曾町妻籠宿
分類:宿場町
中山道の木曽十一宿のひとつで、鳥居峠を挟んで馬籠宿に続く山間部の宿場である。元は板葺きで二階に手摺を持つ旅籠屋形式の町家が街道に面して連続している。本陣は近年、絵図を基に復元され、脇本陣である林家住宅は木曾を代表する近代和風建築である。町と住民が一体になって街並み保存に取り組み、歴史的景観を活かしたまちづくりに成功した先駆地である。
~全国伝統的建造物群保存地区協議会発行「歴史の街並み」より
【旅程】
4/18 奈良→名古屋→美濃市美濃町→郡上八幡市→下呂温泉(泊)
https://4travel.jp/travelogue/11917481
https://4travel.jp/travelogue/11918366
★4/19 下呂温泉→妻籠…中山道…馬籠→妻籠→恵那市岩村町(泊)
https://4travel.jp/travelogue/11918567
https://4travel.jp/travelogue/11918738
★https://4travel.jp/travelogue/11919150
4/20 恵那市岩村町→大正村(明智町)→豊田市足助町→名古屋市有松→奈良
https://4travel.jp/travelogue/11919258
https://4travel.jp/travelogue/11920095
https://4travel.jp/travelogue/11920416
https://4travel.jp/travelogue/11920650
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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15:28 妻籠宿の最寄りバス停尾又橋で下車。
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蘭川ににかかる尾又橋を渡った先が妻籠宿の南の入口。
尾又橋 名所・史跡
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街歩き地図は駐車場でゲット済み。
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妻籠宿の通りに入ると強烈な西日。
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「御宿 辰己屋」の看板を掲げた旅籠風の建物。
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街歩きマップの旅館に記載されていない。ということは廃業、空家?
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馬籠に行くときはあんなに多かった観光客も、15:30を過ぎて随分少なくなっています。
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馬籠宿が石畳の通りに白壁の建物が多かったのに対し、
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イチオシ
妻籠宿は地道(一応は舗装)で木造家屋が昔の姿で並んでいます。このため全体の色のバランスがとれ落ち着いた雰囲気。
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イチオシ
寺下の町並みを北に歩いています。ここは日本で最初に宿場保存事業が行われた地区で、妻籠宿保存の原点と言うべき町並みです。
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昭和40年代から50年代初め、NHK番組に「新日本紀行」というドキュメンタリーシリーズがありました。
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それが最近、50年前と現在を対比する形でリメイクされ再放送されています。
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妻籠宿は明治維新で宿場制度が廃止された後、衰退の一路を辿りました。島崎藤村はその当時の様子を「夜明け前」に描いています。
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昭和40年頃の妻籠宿は戸数26住人116で、廃屋が目立つ過疎集落でした。
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保存事業が始まったのは昭和43年。翌年の昭和44年に「新日本紀行」で「木曽妻籠宿」として放送されました。以下の説明は番組の情報です。
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保存事業を提唱、推進したのは、当時の南木曽町観光係長のKさんでした。Kさんは学術的にも貴重な街並みを保存するだけでなく、観光資源としても地区を生かそうと考えました。
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上嵯峨屋
上嵯峨屋 名所・史跡
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昭和44年の解体復元によって、18世紀中頃の木賃宿であることが分かりました。
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木賃宿とは安い宿賃で旅人を宿泊させた最下級の旅籠。
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宿泊者は寝具もない大部屋で雑魚寝。食事は宿泊客が米など食材を出しあい自炊したそうです。この時払った薪炭代が「木賃宿」の語源。
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近くに厩(うまや)。江戸時代、宿場には宿屋と共に必ず厩がありました。
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イチオシ
Kさんが考えたのは明治村のように建物を一か所に移築保存するのでなく、生活している集落をそのまま江戸時代の姿に復元する、という日本初の試みでした。
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Kさんは町や県の関係者を説得し、やっと長野県の明治100年記念事業の一環として3600万円の予算が付きました。
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建物が復元され100年前に引き戻された住民の反応は様々でした。
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イチオシ
「観光客が来て潤う」と期待する人がいる一方で、「ガラス窓から格子にして家の中が暗くなり、檻の中で生活しているよう」等の苦情も。
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これらの苦情に対して、Kさんは「10年我慢してくれ。必ずこれらが宝になる。」と説得したそうです。
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町並みが再生されると程なく観光客が訪れるようになりました。半信半疑で保存工事を見ていた住民も、その効果に驚いたそうです。
現在は年間40万人の観光客が訪れ、特に外国人の人気が高いそうです。 -
以来住民は「売らない・貸さない・こわさない」を中心とする住民憲章を作り、ここで生活しながら江戸時代の町並みと言う貴重な財産を保存してきました。
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下嵯峨屋
下嵯峨屋 名所・史跡
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下嵯峨屋は建築当初は長屋であった建物の一戸分を、解体復元したもの。
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片土間に並列二間と、当時の庶民の住宅の形が残されています。
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下嵯峨屋の隣は松代屋。江戸時代中期に創業した妻籠宿で最も古い旅籠で、「新日本紀行」にも登場しました。
松代屋旅館 宿・ホテル
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番組では50年前に多くの観光客を相手にガイド役をしているKさんと、建物を昔の状態に維持する苦労を話す現在の当主が出てきました。
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この辺りが妻籠宿の真ん中付近
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土産物店に
妻籠宿 曲げ物の店 丸田屋 専門店
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草木染のお店。それぞれ江戸時代の雰囲気を保つ配慮がなされています。
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保存事業が始まる前は旅館が2軒だけでしたが、今では宿場の通りだけで10軒を数えます。
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ここで道は右に直角に曲がり、
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すぐ先で左に直角に曲がっています。
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これは桝形の跡。江戸時代の初めに制定された宿場では、一種の城塞の役目も持たされて整備され、宿場の出入り口には必ず桝形が整備されました。桝形とは街道を2度直角に曲げ、外敵が侵入しにくくしたものです。
桝形の跡 名所・史跡
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「妻籠を愛する会」の建物。町並み保存の拠点で、「新日本紀行」では現在90歳になったKさんが、ここで当時を回顧する場面がありました。
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この辺りは上町。
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防火設備もさりげなく隠されています。
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藤村の「夜明け前」にも出てくる郵便局
妻籠郵便局 名所・史跡
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観光案内所
妻籠宿観光案内所 名所・史跡
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上町の町並み
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休憩する外国人家族の旅行者
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最近日本人も知らない田舎で、外国人観光客を見ることがあります。彼らの目的は日本の原風景や伝統文化で、GoogleMap等で調べて来るそうです。
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関所のような門柱が立つ建物は妻籠宿本陣。本陣には島崎氏が任命され、明治に至るまで本陣・庄屋を務めました。
妻籠宿本陣 名所・史跡
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ここは島崎藤村の母の生家でもあります。
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こちらは脇本陣奥谷。代々脇本陣・問屋を勤めた家で、現在の建物は明治10年にそれまで禁制であった桧をふんだんに使い、 当時の粋を集めて建てたものです。
脇本陣奥谷 名所・史跡
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藤村の初恋の相手「ゆふ」さんの嫁ぎ先でもあります。
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イチオシ
この辺りから中町
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三度「新日本紀行」の番組から。
50年を経た現在、住民の高齢化や次の担い手がいない、等の理由で空き家が増えているそうです。 -
「売らない・貸さない・こわさない」を合言葉に頑張ってきた住民も、転機を迎え新たな方法を模索しています。
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その一つとして、空家の1軒を外資系の旅行会社に貸す試みが最近行われたそうです。
茶房 ゑびや グルメ・レストラン
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町並み保存だけでなく伝統工芸など、担っていた人の高齢化や後継者不足は共通の問題。民間企業と連携した新たな発想を取り入れるのも必要かも。
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イチオシ
ここらから下町
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下町の町並み
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あれほど強かった西日も少し陰ってきました。
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アイスを舐めて一休み
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妻籠宿の出口も近いので、ここで遅めの昼食。
やまぎり食堂 グルメ・レストラン
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野性味ある蕎麦の風味が美味しかった。
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この先中山道は大きく右に曲がります。行く手に見えるのは水車と高札場
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高札場は現在の官報掲示板。幕府が庶民に対して禁制や法度を示したものです。
妻籠宿高札場跡 名所・史跡
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口留番所跡。17世紀半ばまで関所が置かれていました。
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左の大きな建物は熊谷家住宅
熊谷家住宅 名所・史跡
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19世紀初頭に建てられた長屋の一部で、左右半分ずつが一軒の家として使用されていました。
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熊谷家住宅
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熊谷家住宅の真ん前の巨石は鯉岩。鯉の形をしていることから名付けられ、中山道三名石の一つでした。
鯉岩 名所・史跡
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妻籠宿はここで終わり。中山道は次の三留野宿に続いています。
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妻籠宿の街歩きを終え、来た道を戻ります。
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イチオシ
水車小屋の近くから中山道を出て駐車場へ。
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16:15 次の目的地恵那市岩村町までは32km。
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