2022年 8月　ラオス・ポンサリー　製茶工場見学＆街唯一のお茶屋さん訪問

2022/08/10 - 2022/08/10

今日は街外れにあるお茶工場へ。
グーグルマップで唯一teafactoryと表示されてたところ。
ポンサリーの街中では普通の家でも釜があって小規模でお茶をつくってるところも結構あって、宿の人に工場見学したいんだけどって聞いてもその辺でみんな作ってるよって言われるだけでちゃんとした工場みたいなのが分からなくて。

それでインフォメーションセンターで確認したらそこがちゃんとした工場だということが分かったので行ってみました。

そしてそろそろポンサリーを出ようかなぁと思ってその前にやっぱりお茶を買っておこうと街唯一のお茶屋さんに行ったら素敵な出会いが待っていました。

エリア その他の都市(ラオス)

今朝も雲南風麺屋さんで朝ごはん。
なんともホッとする味なのよねぇ。
毎日でも全く飽きない。

お茶工場へ向かう途中景色

集落が点在

ガソリン高い!

昨日400年茶園行くとき通ったとこ。
凄いガタガタ道だったとこね。

野生な茶畑

こっちは比較的揃ってる。

茶畑だらけの山

景色が良すぎて歩くのも苦じゃない。

結構傾斜が激しいから茶摘み大変だろうな。

見知らぬ毛むくじゃらの実

干しとうもろこし

えっちらおっちら着いた!お茶工場。

良かった！門が開いてる。
入れそうだ。

街の中心から3km位外れに行ったところにある製茶工場。
おぉ干してる干してる。

ちょっと分かりにくいけど工場のすぐ脇もお茶畑。

工場の人に許可を貰ってビニールハウスの中を見せてもらいました。

壮観!

ビニールハウス2号

何日位干すのかな?

メインの工場内部

多分採ってきたばかりの葉っぱを一面に干してます。

中国製揉捻機

上の釜みたいなのにぎゅうぎゅうに詰められた茶葉が振動で下から少しずつ放出されて揉まれてます。

揉捻したあとの茶葉をほぐす機械かな?
説明してもらえないからよくわからん。

揉まれてくるくるに細くなった茶葉

山積みの茶葉。
これをビニールハウスの方に持ってって干すのかな?

手炒り?する用の釜
安いお茶は機械の釜で火入れするみたいだけど、400年茶園のいい茶葉は手炒りで丁寧に仕上げるようです。

私達が行ったときはやってなかったけど釜は温かかったので早い時間にやってたのかな?

薪で火を熾すんだね。

茶葉の選別を手作業でやってます。
手間暇かかってる。

選別前
結構枝とか残ってる

選別後。
粒の大きさが揃ってる。

400年茶園のお茶

お茶はここで買えますか?
って聞いたら事務所に通してくれました。

出荷前の茶葉が凄い!

あぁこのパッケージ、ポンサリーに来る途中のドライブインみたいなところで見たわ。
ここで作ってるお茶だったんだね。

左のはポンサリー産の普通のお茶。15000キープ
右のは400年茶園のお茶。35000キープ
こちらは緑茶

紅茶も購入。
紅茶も普通のと400年の買ったんだけど普通のは箱がなかったので袋に詰めてもらいました。
ちょっとだけおまけしてくれました。
価格は緑茶と同じでした。

本日の戦利品。後ろに見える紫の布を被ってる人はおそらくアカ族。
素敵な装飾品つけてたので写真撮らせてもらいたかったけど、お金って言ってくる雰囲気だったのでやめときました。

雨季だから突然雨が降るときもあるんだけどそういうとき取り込むの大変そう。

一昨日から干してるのかな?（この日は8月10日）

この規模の工場でもほぼほぼ手作業で手間暇かけて作ってるポンサリーのお茶、もう少しリスペクトされてもいいと思うの。
こうやって実際に作ってるところを見れるともっと味わって飲もうと思えるわ。

ありがとうございました。

帰り道に気づいた自然の中の水場
多分ここで水浴びとかするんじゃないのかな?

洗濯場

個人のお宅の釜

中国のど田舎っぽい雰囲気の商店の軒先

カラフル

何書いてあるのかほぼ解読不可能だけど味のある看板

派手目の中国寺院
この日はクローズ

人がいなくて静かです。

なんか好きな感じ

ローカル美容室

ちょっと忘れちゃったけど、この建物はポンサリーで最も重要な歴史的建造物みたい。

デザインが独特

カフェかなんかにリノベーションしたら素敵だろうに。

かっこよ!

2eggsも記念撮影。

こういう雰囲気も好き

中国風のお家の前に小さな椅子と洗面器、タオルが置いてある。
このときは知らなかったけどこれ、意味があるんです。

旧市街の入り口

果物屋さんの店頭で輝いてた葡萄。

ビアラオの卸売店。
一般の人もみんな箱で買っていきます。

ケース積みすぎw

そしてやってきました、お茶屋さん。

今日もお店のご主人いなかったけど、いつまでポンサリーにいるかわからないから早めに気になるお茶はゲットしておこうと思います。

パッケージが渋い。
ニョット・ウー産

シェンクアン産

400年古樹茶

ポンサリー紅茶

ヨット・ウー有機野生茶

これも多分古樹茶

散茶も1kg毎で値段がついてます。
どこ産か聞いたけどわすれちゃった。

多分グラムでも売ってくれると思います。

見ただけじゃ違いが分かりません。

値段に随分開きがある。
多分古樹茶かそうじゃないかとかの違いだったと思います。

お留守番していたこの家の御曹司（笑）ジンミン君。
話を聞くとまだ15歳だというのでそりゃお茶のことなんか聞いても分からないはずだ。
そんなジンミン君にオススメのお茶を聞いたら即答でジャスミンライスの香りがついたお茶をオススメしてくれました。
このお店のオリジナル商品とのことで。
パンダンリーフと一緒に釜炒りして香り付けしててほんとにタイ米の香りがするんです。
雲南でもよくのまれるタイプのお茶。
それと紅茶を飲ませて貰って美味しかったので買って帰ろうとしたらご主人であるお母さんが帰ってきました。

お母さんは中華系ということで中国語が話せたので中国語で会話させてもらいました。
実はこのお茶屋さん、昔はレストランとゲストハウスをやってたんだって。
コロナ前は外国人の観光客も結構来てたらしい。
でもコロナで観光客激減しちゃったから新しい商売しようって思って、ポンサリーにはお茶屋さんがないからお茶屋さんやろうと思い立ったんだって。
そうすれば他のつくり手さんのお茶も買い取って売ってあげられるしってことで。

で、郊外に茶畑買って本当かどうか分かんないけどユーチューブでお茶の作り方勉強して!!手探りで自分のお茶づくりも始めたんだとか。
今は親戚とシェンクアンの方でもお茶を作ってるって。
お店においてある餅茶とかもそうらしい。

ジンミン君がオススメしてくれたタイ米の香りのお茶は実はこのお母さんのオリジナル商品で、ここで作って売れ始めたからポンサリーの他の人たちも作り始めたって言ってた。

やり手だなぁ。

そして私達がお茶が好きすぎてポンサリーまでやって来た大のお茶好きだというと15日からポンサリーでお茶祭りやるから見て行きなよと。
え!?マジ?
15日?
今回ビザなしで2週間しか滞在出来ないから15日までポンサリーにいたら滞在期間が超ギリギリ。
ビエンチャンまで直通バスで27時間かけて出てビエンチャンで1泊しかできないほどタイトなスケジュールに。
本当はルアンパバーンかウドムサイに寄って高鉄でビエンチャンに行くって言うのも今回のラオス旅のミッションにしてたのに。

でもこんなチャンスもう二度とないかも（というかポンサリー自体もう来ないかも）と思うと参加せずにはいられず滞在期間延長を決意。

この粽はこの辺のものらしくて灰汁で煮込んで作るんだって。
灰汁で煮込むとこういう黄色になるみたい。
味はなんか独特でちょっと硫黄っぽい香りだった。

で、色々話していくうちに明日は七月半という日本のお盆のようなご先祖様が帰って来る日で、ご馳走作るから食べに来ない?って誘ってくれた。

上の方の中華系のお家の前に椅子と洗面器とタオルが置いてあった写真あったでしょ?
あれは明日の七月半の為にご先祖様が手を洗って家に入れるようにって置いてあるんだって。
だから生きてる人間は使っちゃいけないんだって。

中国でそんな儀式があるの知らなかった。

貴州人の友達に大陸でもやるのか聞いたら七月半っていう日は知ってるけど、自分たちは特に何もやったことないしそんな儀式聞いたことないって。

地方によるものなのかな?

とにかくこんなチャンス滅多にないし、15日まで暇だし食い気味にお邪魔させていただくことになりました。

いやぁこういう時言葉が通じるって素晴らしい!って思うよね。
明日の約束をして一先ずお暇しました。

お夕飯を食べに街で唯一の?カフェへ。
まだ夕方だったけど今日は閉店でした。

ここのお家も中華系か。
お供えしてある。

玄関先には水を張った洗面器が。
後で知ったけど、ここのカフェはお茶屋さんの親戚だって。

夕飯にありつけなかったので仕方なく練乳入のパンを買いました。
ラオスのパンは美味しくて好き。
ふわふわのフランスパンです。

今日のお夕飯。
練乳入れてないパンには腐乳をつけてしょっぱくして食べました。

そしてこれ、謎の飲み物。
売ってたおばさんと意思の疎通が全くできず何なのか分からないけど美味しいと言われて買ってみた。
味はなんとも言えない例えようのない味でした。
ほんのり塩味がついてて豆乳っぽいけど豆乳じゃない何か。
不味くはないけど一度飲めばいいって感じ。

そして本日の夕焼けも美しかった。

ポンサリーますます好きになってきた日でした。