2022/08/09 - 2022/08/19
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j-ryuさん
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☆福島の四季折々の花や自然風景を紹介している
“福島・四季・彩々”は回を重ね丁度Part,110になりました。
単独ネタにするには写真が少なかったり
あまり脈絡がないネタだったりですが、
それらを強引につなぎ合わせたのが“福島・四季・彩々”で
福島県の自然のネタと言う事以外にはあまり共通点はありません。
今回は大暑の羽鳥湖高原(700m)と阿武隈高原(650m)の自然をご紹介します。
真夏の撮影は涼しい高原が理想的ですが、
さすがに今年の夏は標高(650~700m)の高原でもかなり暑かったです。
それでも平地(200m)の33℃に比べれば30℃くらいなので3℃くらいは低いのですが、
30℃過ぎればもう3℃なんてあっても無いような感じ。
でも高原から平地に下りてくると実際の気温差以上に暑く感じます。
おそらく湿度や風なども関係するだろうし、
何より思い込みや先入観が体感温度差を大きくしているのかも。
『心頭滅却すれば火もまた涼し』の会得が必要かも(^-^;。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆福島県天栄村羽鳥高原マップ。
※Google Mapに加筆
https://www.google.com/maps/@37.262644,140.0839177,4401m/data=!3m1!1e3
羽鳥湖高原は我が家から一番近い高原の避暑地、
圧巻な絶景があるわけじゃないけれど
片道30分と言うお手軽さが魅力です。
でも冬場は雪に覆われる国道118号線の標高825mの鳳坂峠越えが
最大の難所でした。
その鳳坂峠で2018年に念願の鳳坂トンネル(延長2538m)工事が始まリ
2021年7/5にようやく基礎貫通しました。
トンネルの西側(羽鳥湖側)では橋も一体的に整備しており、
橋やトンネル周辺の道路整備も含めた全体の計画区域は約3.4kmで、
2022年11月27日の全線開通が決まりました。
トンネルが全区間開通すれば約7分の時短になり
ガソリンの節約は元より冬場の安全走行にもつながりそうです。
ただ交通の便が良くなると訪問者も多くなり
今までのような景色の独り占めは難しくなるかもな・・・ -
☆福島県天栄村羽鳥湖周辺マップ。
※Google Mapに加筆
https://www.google.com/maps/@37.262644,140.0839177,4401m/data=!3m1!1e3
真夏でも朝夕は涼しい羽鳥湖高原で旧盆の頃の見どころは
羽鳥湖湖畔のエゾミソハギの群落です。
でも羽鳥湖のエゾミソハギはその年の水位などによって
出来不出来があるのであまり見られない年もあります。
さらに6,7年前まではエゾミソハギ群生から最寄りの
羽鳥湖オートキャンプ場の駐車場を使わせてもらっていましたが
5年前からオーナーの意向ってことでキャンプ場利用客以外は
駐車場は使えなくなってしまいました。
現在は少し歩くものの『やすらぎ橋』そばの村営公共駐車場を利用しています。
いずれにせよエゾミソハギの群落は羽鳥湖の周回道路からは全く見えないので
現地に行ってみないと花の出来不出来は分かりません。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~ハンゴンソウ(反魂草)
羽鳥湖の南部、道の駅『羽鳥湖高原』そばの鶴沼川沿いで
ハンゴンソウが咲き始めていました。
ハンゴンソウ(反魂草/キク科キオン属)は本州中部以北~北海道の山地の草原や林縁に自生し花はキオンにそっくりですが、ハンゴンソウの草丈は2.5mにもなり
葉っぱが手のひら状に3~7裂けているので判別できます。
キオンは草丈1.8mほど、葉っぱは楔形(葉脚の形態を表し鋭角にとがった形のこと)。
同じ場所に混在する場合もあるので葉を見比べると容易に判別できます。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~ハンゴンソウ(反魂草)
ハンゴンソウの名前の由来はこの葉っぱの形が手招きするよに見え
死者の魂を呼び戻す意味の「反魂」に重ねたと言う説や強い香りがするため 、死者を蘇らせると言う説もありまますがどっちにしても、ちょっとヒネリ過ぎじゃないですか?・・(^_^);。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~キオン(黄苑)
羽鳥湖高原では花が良く似たキオンも咲いています。
キオン(黄苑/キク科キオン属)は北海道~九州の山地の林縁や草原に自生し
草丈80~180cmほど、ハンゴンソウと花はそっくりですが、
ハンゴンソウの葉は手型のように分裂し
キオンは細長い笹の葉のような形=楔型(くさびがた)で分裂しません。
羽鳥湖高原ではハンゴンソウはたくさん見られますが
なぜかキオンはあまり多くあありません。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~オオハンゴンソウ(大反魂草)
上記ハンゴンソウの隣りではオオハンゴンソウの群生が
花盛りでした。
ハンゴンソウに似た名前の花に北米産の帰化植物の
オオハンゴンソウ(大反魂草/キク科オオハンゴンソウ属)があります。
葉っぱや花色は確かに似てはいますが、花は大きさからしてあまり似ていません。
明治時代に観賞用として導入されましたが北国や寒冷地での繁殖力が旺盛で湿原や高原で繁茂し、群生すると見た目はキレイですが在来種に影響を与えるので特定外来生物に指定されています。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~オオハンゴンソウ(大反魂草)
オオハンゴンソウは中通りの当町でも田んぼ脇などで少し咲いていますが
冷涼な気候を好むので会津地方の山間部で大きな群生をつくります。
裏磐梯などでは在来種に影響を与えるの定期的に駆除が行われていますが
中々駆除しきれないようです。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~羽鳥湖やすらぎ橋(歩行&自転車専用の吊り橋)
県道37号(白河羽鳥線)の羽鳥湖南西に『やすらぎ橋』の
進入路と無料駐車場があり、そこに車を止め『やすらぎ橋』まで進みます。
橋のたもと左手に獣道程度の踏み跡があり、
その踏み跡をたどり前進すると右手に鶴沼川と『やすらぎ橋』が見てきます。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~羽鳥湖
上記、鶴沼川沿いからさらに森の中の踏み跡を辿ると前方が開けてきて
羽鳥湖湖畔に到ります。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖
羽鳥湖は南北に細長いダム湖で『やすらぎ橋』脇を抜けて
やってきたのは羽鳥湖の南端です。
この日はほぼ無風状態なので湖面は鏡のようでした。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖
羽鳥湖は鶴沼川が堰き止めらて農業用灌漑のダムで(1956年竣工)
今はダムと言うより羽鳥湖と呼ばれるのが一般的です。
堤高37.1mのアースダムで、アースダムの規模としては全国屈指で
8年前までは貯水量では日本一でしたが現在は宮城県の長沼ダムが一番です。
アースダムとは主に土を用い、台形状に形成して建設するダムのことです。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖水没樹
この日は狙い通り、風がほとんど無く水没樹の水鏡が見られました。
水没樹と言っても飯豊町白川ダム湖や檜原湖細野のような
大きな水没樹は無く、みなヤナギの幼木ばかりです。
水深も深い場所でも50cm程度しかありません。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖水没樹
さらに羽鳥湖の水位は年によってかなりバラツキがあり
必ず水没樹になるとは限りません。
ようするに来てみないと分からないってことです(^-^;。 -
☆渇水の羽鳥湖 (※2018 /8 /21 撮影)
夏場の同じような時期でも渇水の年には
こんななに水位が下がってしまいます。
今年の幼木の水没樹があるのは白く囲った辺りなので
2m以上水位が違っています。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖水没樹
さらに天気予報である程度の風速は分かりますが
山の天気は不安定なので常時無風ってことは稀なので
水鏡の保障もありません。
これまた出たとこ勝負の撮影です。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖水没樹
運良く水没樹があり、無風でも太陽の位置も影響します。
この羽鳥湖南部の鶴沼川流入口近くは朝方の方が
キレイな水没樹の水鏡が見られます。
対岸が東で森の湖側は西向きなので森の殆どは日陰になり
黒い森に見えます。
その黒い森が湖に反映するので湖面も黒く見え
水鏡がより際立だってきます。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖水没樹
-
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖水没樹
これらの幼木はおそらく水に強いシロヤナギの幼木だと思われます。
シロヤナギの種が塊って発芽しそれがブッシュ状の樹形になったと思います。
ただこのままブッシュ全体が成木になるわけではなく
生命力の強い木だけが自然淘汰されて
運がよければ成木になるのだと思います。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖水没樹
ただ周囲にシロヤナギの成木は1本も無いので
これらの幼木もやがては皆枯れてしまうかもしれません。
でも岸辺に近い周辺では樹高4,6mのシロヤナギの小さな森が
形成されつつあるので、可能性がゼロではないのかも。 -
☆朝霧の羽鳥湖と水没樹 (※2021/8/17 撮影)
陸に少し近い方は幼木が淘汰されブッシュはしだいに小さくなっていきます。
おそらく、この中でも生き残れるのは1本あるかないかだと思います。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖水没樹
-
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖水没樹
羽鳥湖の名前の由来はダム湖になる以前は
羽鳥集落と言う小さな集落があったため
その羽鳥集落をリスペクトして羽鳥湖&ダムと名付けられました。
渇水時には集落遺構の一部が現れます。
1883年(明治16年)4月時点で31戸・人口154人の
集落だったそうです。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖水没樹
水没した集落の人たちは当町や隣り町に移転してきました。
当町にはその移転先に羽鳥と言う住所があります。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖水没樹
水没樹がある辺りは水深が浅いので釣り人をたまに見かけますが
水没樹の先はダム湖になる前は鶴沼川の谷底で
急激に深くなっています。
湖に入って釣をする人は要注意です。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖水没樹
-
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖
西岸から望んだ東岸。
100mくらい右手は鶴沼川の流入口なので
羽鳥湖で最も幅が狭い部分です。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖水没樹
-
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖水没樹
中州のような部分も水深が浅いのでシロヤナギの幼木が育っています。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖水没樹
水に強いシロヤナギとは言え完全に水没すると枯れてしまいます。
これらの幼木は長時間水没していたと見られ
少し芽出しは見られますが枯れる寸前です。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖と白鷺
1羽の白鷺が飛来してきました。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖と白鷺
白鷺は警戒心が強いのでこちらから近づくと直ぐ逃げてしまいますが
向こうから近寄ることは稀にあります。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖と白鷺
ダム湖に水没する前の羽鳥集落の羽鳥は鶴に由来するそうです。
昔々一羽の鶴が稲穂を落しその地で稲が採れるようになったので
この地の人々は鶴を神とし「鳥の宮御霊大明神」を
草分けの産土神として祀るようになった。
この霊鶴が生まれた地を「鶴生」(現・西郷村真名子)、
小鶴を育てた地を「羽太」(現・西郷村羽太)、
ヒナが成長した地が「羽鳥」(現・天栄村羽鳥)と呼ぶようになったそうです。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖と白鷺
-
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖と白鷺
水鏡の水面に映り込む白鷺は狙っていても中々撮れるものではありません。
今回はたまたま運が良かっただけです(^-^;。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖と白鷺
どうやら水没樹の上に止まって魚を見定めるつもりだったようですが
幼木の枝では足場が悪かったとみえ直ぐさま飛び去ってしまいました。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖と白鷺
より岸辺に近い浅瀬にはあちこちでエサ狙いをしています。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖と白鷺
文中で白鷺と記していますが、実は白鷺という鷺はいません。
日本で見られる白鷺は
◎コサギ
◎チュウサギ
◎チュウダイサギ
◎ダイサギ
◎オオダイサギ)
この中でチュウダイサとダイサギ
ダイサギとオオダイサギは非常に見分け難く
私もよう判別できません。
ようするにコサギ以外はぱっと見では中々見分けられないってことす。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖と白鷺
ダイサギは雌雄同色。全体が白色で、脚と首が非常に長く、嘴も長い。
足は全体が黒い。夏に嘴が黒くなり、足の基部がわずかに黄色がかる。
また胸や背中に長い飾り羽が現れます。
眼先が緑がかる婚姻色が現れることもあり、
冬羽では飾り羽がなく、くちばしが黄色くなります。
チュウサギと似るが、チュウサギは体長が小さい。またダイサギはクチバシが長く、また眼下にある口角の切れ込みが眼より後ろまで食い込むことで容易に判別できる。
でも遠目ではまず判別できません(--〆)。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖と白鷺
日本で見られるダイサギには、日本で繁殖する亜種チュウダイサギと、
冬にユーラシア大陸北部などから渡ってくる亜種オオダイサギの2亜種がいます。
(亜種とは、ひとつの種を、すむ地域によって、さらに細かく分けたもの)
冬に日本に渡来する亜種オオダイサギは、
日本で繁殖する亜種チュウダイサギよりやや大きく、
オオダイサギはアオサギとほほ同大か、やや大きいのに対し、
チュウダイサギは、アオサギよりやや小さいです。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖と白鷺
分かりましたか?
説明している本人が混乱してきます。(^-^;
結論から言えば福島県で冬に見られる白鷺は
ダイサギでその中でも亜種の北方系オオダイサギってことになります。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖と白鷺
冬、福島県で見る白鷺はおそらくオオダイサギだと思われるので
悩ましいことは無いと思いますが
チュウダイサギもオオダイサギも混在する関東以西だと
厳密に見比べないと見極めはとても難しいと思います。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~水鏡の羽鳥湖と白鷺
つまり福島県で夏場に見られる白鷺はダイサギってこと?
でもたまに大きさの違うシラサギを見かけることがあるけれど
飛来地だけで見極めるのは困難なのかも。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~羽鳥湖のクサレダマ
水鏡はその日の天気に大きく左右されますが
時期さえ合えば比較的安定して楽しめるのが山野草の花です。
この盛夏のこの時期、羽鳥湖湖畔ではクサレダマや
エゾミソハギの群生が見頃になります。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~羽鳥湖のエゾミソハギとクサレダマ
クサレダマとエゾミソハギの見頃は若干違いますが
どちらも花期が長いので上手くいけばクサレダマとエゾミソハギの
見事なコラボレーションが見られます。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~羽鳥湖のエゾミソハギ(蝦夷禊萩)
こちらの群生はエゾミソハギ(蝦夷禊萩/ミソハギ科ミソハギ属)です。
群生は主に羽鳥湖湖畔南西部で見られます。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~羽鳥湖のエゾミソハギ
ミソハギの仲間にはミソハギとエゾミソハギがあり、
羽鳥湖に自生するのはエゾミソハギ(蝦夷禊萩/ミソハギ科ミソハギ属)です。
エゾミソハギは名前に蝦夷と付きますが北海道~九州の主に高地湿地や
湖沼畔に自生し、場所によっては大群落を形成します。
どちらかと言えばミソハギより冷涼地を好むようです。
エゾミソハギの草丈はミソハギより大きくなり
花付きもエゾミソハギの方が多いのでぱっと見はエゾミソハギの方が豪華です。
でもそれらは個体差があるので明確な見極めにはなりませんが
葉のつき方や小葉は明らかに違います。 -
☆ミソハギとエゾミソハギの主な違い
ミソハギは
◎萼・花に短毛がない
◎葉が茎を抱かない
◎萼片の間に尾状の小葉が横に開く
エゾミソハギは
◎萼・葉に短毛がある
◎葉が茎を抱く
◎萼片の間の尾状の小葉が直立する -
☆大暑の釈迦堂川畔のミソハギ(禊萩)
こちらは当町の釈迦堂川畔に群生する
ミソハギ(禊萩/ミソハギ科ミゾハギ属)です。
ここの土壌が痩せているせいもあるかと思いますが
エゾミソハギに比べ花数は少なく草丈も低いです。 -
☆大暑の釈迦堂川畔のミソハギ(禊萩)
ミソハギは湿地や田の畔などに自生シ日本や朝鮮半島に分布。
お盆用の花としてよく使われ、
ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)などとも呼ばれます。
名前の由来はハギに似て禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、
または溝に生えることから溝萩によるといわれます。 -
☆大暑の釈迦堂川畔のミソハギ(禊萩)
川畔ならどこにでも自生していそうですが
以外にも自生地は限定的です。
明るく水分に恵まれた川畔はライバルが多く
ミソハギより強靭で繁殖力の高い植物に負けてしまいます。 -
☆大暑の釈迦堂川畔のミソハギ(禊萩)
ここは明るく地下水が染み出て水分は豊富ですが
土壌が真砂土質(花崗岩が風化し砂状になった土壌)で
栄養分が少ないからか強靭な植物はこんな痩せた土地は
好まないようです。 -
☆大暑の釈迦堂川畔のミソハギ(禊萩)
エゾミソハギは冷涼な湿地を好むので
当地の里地で見られる野生種はみなミソハギばかりで
まだエゾミソハギは見たことがありません。
ただ栽培は可能です。
両者は遠目では中々見分けがつかないので
詳細に見ればエゾミソハギも自生している可能性はあるかも。 -
☆大暑の釈迦堂川畔のミソハギ(禊萩)
-
☆大暑の釈迦堂川畔のミソハギ(禊萩)&キチョウ
キチョウ(黄蝶)は、チョウ目シロチョウ科キチョウ属に分類され
草原や畑、道端や市街地などでごく普通に観察できます。
従来「キチョウ」とされていた種は、キチョウ(ミナミキチョウ、南西諸島に分布)とキタキチョウ(Eurema mandarina、本州~南西諸島に分布)の2種に分けられることになったが、外見による識別は困難だそうです。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~羽鳥湖のクサレダマとエゾミソハギ
再び、羽鳥湖湖畔のエゾミソハギとクサレダマの群生です。
明らかに別々に群生している個所もあれば
混在して群生している場所もあります。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~羽鳥湖のエゾミソハギとクサレダマ
こちらはエゾミソハギとクサレダマがいい具合に混在しながら
群生していて、野生とは思えない自然のままの花園です。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~羽鳥湖のエゾミソハギとクサレダマ
このエゾミソハギとクサレダマの群生地は県道37号(白河羽鳥線)や
村道羽鳥湖線からは全く見えないので、
一般観光客はまず訪れないし
現地に来てみないと開花状況はわかりません。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~羽鳥湖のクサレダマ
クサレダマ(草連玉/サクラソウ科オカトラノオ属)は
地中海原産のマメ科の植物でエニシダに似たレダマというのがあり
それに似ていると言うので付けられた名ですが
花色が黄色というだけで全然似ていません(-"-)。
何も発音が『腐れ玉』に聞こえる変な名前にしなくてもね~。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~羽鳥湖のクサレダマ
レダマは江戸時代初期に渡来たそうですが
寒さと湿度に弱く全国的にはあまり定着はしなかったようです。
クサレダマの別名はイオウソウ(硫黄草)で腐れ玉よりはいいかも(^^);。 -
☆大暑の羽鳥湖高原~鶴沼川支流
羽鳥湖高原には羽鳥湖周辺に小さな湿地が点在し
貴重な山野草が見られます。
この日は鶴沼川の支流近くの湿地にサギソウ(鷺草)を
見に行きました。 -
☆大暑の羽鳥湖高原湿地~サギソウ(鷺草)
羽鳥湖高原にはあまり人目のつかないような森の奥に
小さな湿地が点在し絶滅危惧種のサギソウ(鷺草/ラン科ミズトンボ属)が
自生しています。 -
☆大暑の羽鳥湖高原湿地~サギソウ(鷺草)
サギソウ(鷺草/ラン科ミズトンボ属)は本州以南の湿地に自生し
まさに鷺が舞っているような美しいランです。
しかし皮肉にもその美しさが災いし
盗掘や湿地の開拓などで激減し
なんと43都道府県で絶滅危惧種に指定されています。 -
☆大暑の羽鳥湖高原湿地~サギソウ(鷺草)
-
☆サギソウの日本レッドデータ
※日本レッドデータ検索システムより
http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06050326916
サギソウは43都道府県で絶滅危惧種に指定されています。
福島県は以前は黄色の準絶滅危惧種でしたが
最新のデータでは絶滅危惧種1類になってしまいました。 -
☆大暑の羽鳥湖高原湿地~サギソウ(鷺草)
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☆大暑の羽鳥湖高原湿地~サギソウ(鷺草)
羽鳥湖高原の湿地は地図にも載っていないような小湿地で
遊歩道も無いので訪れる人もほとんどいませんが
周辺は別荘地などの開発が進みこれらの小湿地も
明日の保障がなく消滅の心配があります。
羽鳥湖高原は県立自然公園にこそ指定されていますが
おそらく開発などの規制は国立公園などより断然緩いと思われるので
何らかの保護対策が必要だと思います。 -
☆大暑の羽鳥湖高原湿地~サギソウ(鷺草)
-
☆大暑の羽鳥湖高原湿地~サギソウ(鷺草)
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☆大暑の羽鳥湖高原湿地~サギソウ(鷺草)
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☆大暑の羽鳥湖高原湿地~アギナシ(顎無し)
湿地ではアギナシも咲き始めていました。
アギナシ(顎無し/オモダカ科オモダカ属)は日本各地、東アジアの山あいの湖沼、湿地、ため池などに広く分布し、自然度が高い土地を好むようです。
環境省のレッドリストでは、準絶滅危惧に登録されていて
都府県ごとの指定でも40都府県で何らかの指定をしています。 -
☆大暑の羽鳥湖高原湿地~コオニユリ(小鬼百合)
コオニユリ(小鬼百合/ユリ科ユリ属)も咲いていました。
コオニユリは湿地植物ではありませんが
やや乾燥気味の湿地ではよく見かけます。 -
☆大暑の阿武隈高原~東野の清流へのルートマップ 1
※Google Earthに加筆
https://maps.google.com/?ll=37.25759,140.29852&z=14&t=h
阿武隈高原は阿武隈山地全体を指す表現で
特定の場所を指すわけではありません。
今回紹介する東野の清流周辺も阿武隈高原の一部です。
東野の清流へはあぶくま高原道路、石川母畑ICからは
県道40号線に入り(三春方面)、
四辻新田集落手前を右折し、そこから8分ほど。
(各分岐点には小さな案内板がありますが、分かりづらいかも) -
☆大暑の阿武隈高原~東野の清流へのルートマップ 2 拡大図
※Google Earthに加筆
https://maps.google.com/?ll=37.25759,140.29852&z=14&t=h
分岐点には一応小さな案内標識がありますが、標識を当てにしていると見落としてしまうくらい小さな標識なので、とりあえず東野集落を目指すのが一番です。
東野集落手前にある案内板に従い林道を左折し、道なりに進ん突き当たりに車5、6台分の駐車場と簡易トイレがあります。
そこから清流にそって遊歩道がありますが
渓流や滝を間近に見たり、写真を撮る場合は長靴がお勧めです。
今回はその駐車場に車を止めて周辺の棚田や林縁などで
野の花や昆虫を撮影してきました。 -
☆初夏の東野の清流 (※2020/6/21 撮影)
今回は東野の清流は歩かなかったので2年前の様子をご覧ください。
東野の清流は深い森の中を流れていて陽当たりが良くないせいか
紅葉や動植物は素晴らしいとは言い難いかな(^-^;。 -
☆氷雪粧う初冬の”東野の清流 (※2021/12/28 - 2022/01/04 撮影)
東野の清流は厳寒期の氷結や雪景色がお薦めです。
厳寒期の渓谷は条件が厳しいので中々訪れにくいですが
東野の清流は積雪はそう多くないので
通行止めになることもなく雪景色や氷結を堪能できます。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~コオニユリ(小鬼百合)
東野の棚田の土手ではコオニユリ(小鬼百合/ユリ科ユリ属)が花盛りでした。
オニユリと良く似ていますが、コオニユリは日本原産なのに対し、
オニユリは古い時代に大陸から渡ってきた史前帰化植物であろうと
言われています。
オニユリは全般に草丈が大きくなり葉の付け根にムカゴができますが
コオニユリにはできません。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~コオニユリ(小鬼百合)
コオニユリは花後にできた種がこぼれて子孫を増やし
日本のオニユリは種はできませんが、ムカゴがこぼれて子孫を残します。
ムカゴは親と同じ遺伝子を持つクローンなのでもしかしたら日本のオニユリはみな兄弟姉妹なのかも。
日本に分布するオニユリはタネを付けない3倍体ですが、対馬や済州島、釜山などではタネを付ける2倍体と種を付けない3倍体が混在しているそうです。
双子のように花&姿、自生地も似通っているオニユリとコオニユリですが、
2倍体と3倍体なので交雑することはなくきちんと独立性を保っています。 -
☆大暑の阿武隈高原~東野の昆虫~キアゲハの交尾
棚田の土手でキアゲハの♂♀が交尾をしていました。
こんなあからさまにキアゲハがつながっているのは初めてみました。
もう交尾に没頭し逃げようともしません。 -
☆大暑の阿武隈高原~東野の昆虫~キアゲハの交尾
さて、どちらが雄でどちらが雌でしょう。
交尾していない場合なら雄の腹部の先端が少し尖りやや下向きで
雌の腹部の先端はやや斜めで上端が少し尖るそうですが
交尾中はその先端が見えないので判別しにくいです(^-^;。 -
☆大暑の阿武隈高原~東野の昆虫~キアゲハの交尾
翅の模様はほぼ同じで、翅色の濃淡に少し差があるようです。
この2頭の場合は下が雄で上が雌でしょうかね?
門外漢には判別は難しいです。 -
☆大暑の阿武隈高原~東野~コオニユリ&キアゲハ
コオニユリで吸蜜しているキアゲハです。
キアゲハとナミアゲハ(アゲハ)は良く似ていますが
前翅の付け根部分が黒のベタ塗されているのがキアゲハで
筋模様が入っているのがナミアゲハです。
翅色はキアゲハと言うくらいですがからキアゲハの黄色みが濃いので
判別しやすいです。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~コオニユリ&キアゲハ
当地で見られるのはナミアゲハよりキアゲハの方が圧倒的に多いです。
それはアミアゲの幼虫の食草はミカンカ科の葉で
キアゲハの幼虫は主にセリ科の葉を食べます。
当地でミカンカ科の木と言えばユズ、サンショウ、カラタチくらいですが
セリ科は至る所にあるので必然的にキアゲハの方が多く見られます。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~コオニユリ
-
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ツリガネニンジン(釣鐘人参)
◎ツリガネニンジン(釣鐘人参/キキョウ科ツリガネニンジン属)
ツリガネニンジンは日本全土に広く分布し個体により7月頃から咲きだし
遅いものは10月頃に咲く個体もあります。
根っこが朝鮮人参状、花が釣鐘型なのでツリガネニンジンですが、
いかにも植物学者が付けた名前って感じですね。
そもそも一般の人はいちいち根っこを掘り出して見る訳じゃないので
朝鮮人参に似ていると言われてもね~・・・・(ーー);。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ツリガネニンジン
-
☆盛夏の候~ソバナ(岨菜)
ツリガネニンジンはソバナ(岨菜)と似ていますが
特徴を知れば見極めは簡単です。
ツリガネニンジンの花は半鐘型(ドーム型)ですが
ソバナは末広型(富士山型)です。
その他にもツリガネニジンの花は輪生しますが
ソバナは疎らに咲きます。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ツリガネニンジン&コオニユリ
ツリガネニンジン&コオニユリに混じってチョコレート色の
ワレモコウ(吾亦紅)も咲き出しています。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ツリガネニンジン&コオニユリ
-
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~イトイヌノヒゲ(糸犬の髭)
棚田の休耕田にはイトイヌノヒゲ(糸犬の髭/ホシクサ科ホシクサ属)が
群生して咲いていました。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~イトイヌノヒゲ(糸犬の髭)
イトイヌノヒゲ(糸犬の髭/ホシクサ科ホシクサ属)の草丈は15cmほどで
同じ長さくらいの花茎を伸ばし、
先端に花径わずか5mmほどの小さな花を咲かせます。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~イトイヌノヒゲ(糸犬の髭)
犬の髭とはなんともユーモラスな名前ですが、
雰囲気はなんとなく分かりますね(^^ゞ。
科・属名のホシクサは干し草ではなく花が星型なので星草です。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~イトイヌノヒゲ(糸犬の髭)
-
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~イトイヌノヒゲ(糸犬の髭)
イトイヌノヒゲは種で増える1年草で低地湿地~亜高山の湿地に自生しますが
低地湿地では開発などで激減し私の町でも中々見られなくなりました。
茨城。埼玉、神奈川、石川、香川、徳島、高知では絶滅危惧種Ⅰ類
愛媛、熊本ではⅡ類に指定されています。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~アギナシ(顎無)
棚田の畦や休耕田ではアギナシが咲き始めていました。
アギナシ(顎無し/オモダカ科オモダカ属)は日本各地、東アジアの山あいの湖沼、湿地、ため池などに広く分布し、自然度が高い土地を好むようです。
環境省のレッドリストでは、準絶滅危惧に登録されていて
都府県ごとの指定でも40都府県で何らかの指定をしています。
アギナシの若い葉は細い長い楕円形で、成長すると葉の下側が2つに分かれ、
ヤジリ形になります。
この楕円形の形を「顎無し」(アゴナシ)と見立てたのが名の由来のようですが、
オモダカも若葉の頃は細長い葉なのでアギナシだけに当てはまる特徴ではありません。 -
オモダカ
◎オモダカ(面高/オモダカ科オモダカ属)
アギナシと良く似たオモダカは北海道~九州の水田や沼、湿地などに自生し、
地中に匐枝をのばし、先端に小さな球茎をつくくります。
葉は基部が2つに裂けた細い矢じり形で、基部の2個の裂片の方が
頂裂片より長く、先端は鋭く尖る。花茎の高さは葉と同じくらいか短い。
この玉川村の棚田ではアギナシもオモダカも自生しているので
見極めが必要ですが
我が町の田んぼで見られるのはほぼオモダカです。 -
☆大暑の阿武隈高原~東野~アギナシ(顎無)
よく似たアギナシ&オモダカですが
アギナシの葉は長い短いがオモダカと正反対です。
オモダカは良く家紋にも取り入れられていますよね。
初代市川猿之助(二代目市川段四郎)は澤瀉屋と呼ばれていました。
生家が副業として薬草の澤瀉を扱う薬屋を商なっていたといわれることに
由来するそうです。
いよ!! 澤瀉屋!! -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~アギナシ(顎無)
アギナシは雌雄同株ですが雌花と雄花は別々に咲きます。
黄緑色い部分(メシベ)が丸いのは雌花で
黄色い部分が(オシベ)がポツポツしているのが雄花です。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~アギナシ(顎無)
-
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~アギナシ(顎無)
こちらはみなオバナですね。 -
☆アギナシの日本レッドデータ
※日本レッドデータ検索システムより。
http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06050015218
隣り村の棚田の休耕田ではごく普通に見られます。
レッドデータ的には絶滅の心配がありますが
農家にすれば雑草だし、そんなに貴重な植物だとは思っていません。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~オミナエシ(女郎花)
東野の棚田脇の土手でオミナエシ(女郎花/オミナエシ科オミナエシ属)が
見頃を迎えていました。
当町の郊外でもわずかに自生していますが
野生でこんなに群生している場所はありません。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~オミナエシ(女郎花)
オミナエシ(女郎花/オミナエシ科オミナエシ属)は秋の七草の一つで
北海道~九州の山野の明るい草地に分布し、
万葉の頃から切花や漢方薬として愛されてきました。
下刈りされ手入れが行き届いた里山の減少などとともに
野生のオミナエシは数を減らし、
東京では絶滅、新潟、埼玉、福井では絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。
福島県での指定はありませんが、切花用として栽培しているお宅は多いものの
野生種はだいぶ少なくなりました。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~オミナエシ(女郎花)
【女郎花の由来】
小野頼風が都で宮仕えをしている時,都の女と契りを結んだが,
任期が終わって帰郷したのち都の女のことを忘れてしまった。
都の女は小野頼風を恋しく思い,男山に頼風を訪ねてきたが
すでに頼風に別の妻がいることを知らされる。
そして,都の女は,悲しみにくれて川に身を投げてしまった。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~アキアカネ&オミナエシ
【女郎花の由来】
やがて秋になると都の女の脱ぎ捨てた山吹重ねの衣の跡から
1本の黄色い花が咲く。
それが女郎花であった。
頼風は自責の念に苦しみ,とうとう自分も同じ川に身を投げ自殺する。
後に,二人を憐れんだ村人が弔いに川の畔に女郎花塚と頼風の塚をたてた。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~アキアカネ&オミナエシ
【女郎花の由来】
二人の霊は,冥土で邪淫(じゃいん)の悪鬼に責められて,
女は剣の山の頂にあり,男は山を登ろうとすれども剣の刃で身を刺し通され,
磐石で骨を砕かれる地獄の日々を送っているという・・・・
<謡曲 「女郎花」より>
なんとも恐ろしい結末ですね(--〆)。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~オトコエシ
オトコエシ(男郎花/オミナエシ科オトコエシ属)も咲いています。
知名度も華やかさも女郎花の影に隠れあまり目立ちませんが、
ちゃんと男郎花(オトコエシ)もあります。
おそらく女郎花に対し、白花ながら花がそっくりなので
男郎花になったのだろと思われます。
分布地も自生地はほぼ同じような所ですがオトコエシは日陰でも育ちます。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~オトコエシ&オオカマキリ
オミナエシは陽当たりが悪いと育ちませんが
オトコエシは日陰にも強いので至る所で見られます。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ヒヨドリバナ
棚田を見下ろす土手ではオミナエシに混じってヒヨリバナも見頃でした。
ヒヨドリバナ(鵯花/キク科フジバカマ属)は全国に分布し
山地の林縁などの自生します。
茎には紫色の斑点や短毛があり、葉はざらざらして短柄があって対生です。
白色や淡紫色の小さな筒状花が多数集まって、散房状に咲かせます。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ヒヨドリバナ
-
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ヒヨドリバナ
ヒヨドリバナはフジバカマ、ヨツバヒヨドリ、サワヒヨドリと良く似ています。
フジバカマは中国原産で野生化したもの以外は自然では見られない。
フジバカマの葉は深く3裂しますが
ヒヨドリバナやヨツバヒヨドリの葉に切り込みはありません。
ヒヨドリバナの葉は対生しますが、ヨツバヒヨドリの葉は3~4枚輪生(茎の節に数枚の葉が集まって付くこと)します。
サワヒヨドリの葉には葉柄が無く対生し葉は細く水辺や湿地を好みます。
サワヒヨドリの花色は通常、淡紫色で蕾の時は紅色です。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ヒヨドリバナ
-
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ヒヨドリバナ&アサギマダラ
渡りをすることで有名なアサギマダラはフジバカマ属やアザミの花の蜜が好物。
高原などでフジバカマ属の花が群生していると
アサギマダラがよく飛来します。
アサギマダラは日本列島~西南諸島、台湾間約2000kmを春は北上、
秋は南下を繰り返す「渡り」をするチョウとしても知られ、
北国の夏は標高600~1000m付近の開けた山中で見られます。
渡りと言っても“渡り鳥”のように同じ個体が行ったり来たりするのでは無く、
アサギマダラは羽化後十数日で死ぬので、
新しく生まれたチョウが南下して繁殖しその新しい個体が北上して
また繁殖し南下するといパターンを繰り返すそうです。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~アキアカネ&オミナエシ
『秋の七草』は身近で見られる野の花だったと思いますが
今では野生の朝貌(桔梗)は43都道府県で絶滅危惧種に指定され、
フジバカマは28都府県、オミナエシは19都府県で指定されています。
自然豊かな福島県でもキキョウやオミナエシはほんと目にする機会が少なくなりました。
フジバカマはよく似たヒヨドリバナやヨツバヒヨドリなどは良く見ますが
フジバカマは絶滅危惧種1類なのでまず目にすることは無いと思います。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ミナエシ(女郎花)
オミナエシは旧盆の頃に咲くので
お供え用の盆花としても人気があります。
水揚げはいいのですが花がポロポロ散るので
仏壇には不向きでお墓向きかなと思います。
あと・・・・
花の匂いがウ〇チ臭いのがね~(^^;)。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ミナエシ(女郎花)
秋の七草を答えられますか?
【1】萩(はぎ)
【2】尾花(おばな)
【3】葛(くず)
【4】撫子(なでしこ)
【5】女郎花(おみなえし)
【6】藤袴(ふじばかま)
【7】朝顔=桔梗(ききょう) -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ミナエシ(女郎花)
『秋の七草』は、奈良時代の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら)が
万葉集において選定しました。
「秋の野に 咲きたる花を 指折りかき数ふれば七種(ななくさ)の花
萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」
この中の朝貌は桔梗であろうと言われています。
旧暦では秋の花ですが、新暦では夏~晩夏の花ですね。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ミナエシ(女郎花)
-
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ミナエシ(女郎花)&オオカマキリ
何気に撮影していたらいつの間にやらオオカマキリが
花の上に登ってきていました。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ミナエシ(女郎花)&オオカマキリ
望遠で撮っているので距離はあるのですが、
鋭い眼光でこちらを睨みつけているようです。
『何撮ってんのよ!!』って感じ、(^-^;。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ヒキヨモギ (引蓬)
東野の山里 で楽しみにしている野の花の一つが
ヒキヨモギ (引蓬/ハマウツボ科 ヒキヨモギ属)です。
ヒキヨモギ は日本全土や東アジアに広く分布しますが、
イネ科やカヤツリグサ科に半寄生する一年草と言う特殊性があるせいか
分布域が広い割には自生数はあまり多くないようです。
全国27府県で絶滅危惧種や希少種に指定されています。
福島県では以前は無指定でしたが改訂版では絶滅危惧種2類になりました。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ヒキヨモギ(引蓬)
名前の由来は葉の形がヨモギ(蓬)に似ているからですが
ヒキ(引)は何でしょう?(^^);。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の山野草~ヒキヨモギ(引蓬)
唇形花の上唇は左右から内側に巻き込み、外側に長い軟毛が生えている。
雄シベ4個は上唇の中にあり、雌シベが少し見えています。
下唇は3裂し、中央裂片に大きなひだが2個ある。 -
☆ヒキヨモギの日本レッドデータ
※ヒキヨモギノ日本レッドデータ検索システムより
http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06040294415 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の昆虫~ショウジョウトンボ
棚田のそばでショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)を見つけました。
日本のアカトンボの中で最も赤いトンボだと思います。
ただ真っ赤なのはオスだけでメスは薄茶色です。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の昆虫~ショウジョウトンボ
ショウジョウトンボはネキトンボとも良く似ますが
ショウジョウトンボは脚まで赤いですが
ネキトンボの脚は黒です。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の昆虫~ショウジョウトンボ
ショウジョウトンボは色だけならハッチョウトンボとも似ますが
ハッチョウトンボは日本一小さいトンボで
ショウジョウトンボの半分くらいしかありません。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の昆虫~ハッチョウトンボ
今回は出会えませんでしたが日本最小のハッチョウトンボも生息しています。
ハッチョウトンボ(八丁蜻蛉)、雄♂の体長はわずか約2cm、
日本どころか世界でも最小類のトンボです。
青森以南~鹿児島県の平地から丘陵地・低山地にかけての
水が滲出している湿地や湿原、休耕田などに生息していますが
生育環境の悪化で激減していて33都府県で絶滅危惧種に指定されています。
福島県での指定はありませんが見られるのは稀です。 -
☆ハッチョウトンボの日本レッドデータ
※日本レッドデータ検索システムより
http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=07040160196 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の昆虫~オゼイトトンボ
オゼイトトンボ(尾瀬糸蜻蛉/イトトンボ科オゼイトトンボ属)は
東北日本の特産種で、北海道及び本州では南限が茨城・栃木だそうです。
山地の湿地生植物がよく繁茂する、湿地的な池沼や湧水、小川などに生息します。
ターコイズブルーの体色がとても美しく、チョウトンボと並んで大好きなトンボの一つです。 -
☆大暑の阿武隈高原~玉川村東野の昆虫~オゼイトトンボ
これで◆福島・四季・彩々・ Part110~大暑の羽鳥湖高原と阿武隈高原は
お仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。
いよいよ福島県も例年より1週間ほど遅く紅葉シーズンに突入しました。
明日は那須岳に行こうか磐梯吾妻に行こうか悩んでいます。
紅葉撮影は楽しみですが、まだ他に未編集の写真が売るほどあるので
早く片付けなくてはと思っているのですが
毎度の悪循環から脱却できていません(--〆)。
ま、とりあえず開き直るしかないのかな・・・(^-^;。
ではまた。 j-ryu
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