2020/04/19 - 2020/04/22
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j-ryuさん
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☆福島の四季折々の花や自然風景を紹介している
“福島・四季・彩々”は回を重ねPart,86になりました。
単独ネタにするには写真が少なかったり
脈絡がないネタだったり、
それらを強引につなぎ合わせたのが“福島・四季・彩々”で
福島県の自然のネタと言う事以外にはあまり共通点はありません(^^);。
新型コロナウィルス「緊急事態宣言」が全都道府県に出され
福島県の感染者も60人を超えました(4/18)。
当町はまだ感染者こそ出ていませんが危機感は高まっています。
そんな中、野山を駆け巡り写真など撮っていていいのだろうかと思いますが
自宅から山へは一人で自家用車での移動だし、観光地の山じゃないので
他人と会うことも無く3密とは全く無縁です。
それより心配なのは熊との遭遇かも(^^;)。
とは言え大怪我などをしたら病院の足かせになるので
今は安全な里山に限定しています。
都市部の人には申し訳ないですが自宅で自粛しようが
山に出かけようが新型コロナウィルス感染の恐れはないので
今までと変わらない生活をさせてもらおうと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
4月上旬、里は例年より10日も早く桜(ソメイヨシノ)が満開になりました。
同時期、笠ヶ森の中腹ではまるで桜と競い合うかのように
イワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)が花盛りになりました。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
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☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
イワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)は近畿地方以東、中部地方、
関東地方北部、東北地方の各山地に分布し、
低山帯上部から亜高山の湿りのある樹林内に自生します。
福島県では広域に点々と自生地があり、
今のところ我が家から一番近い自生地がこの笠ヶ森の山腹です。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
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☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
駐車場から藪をかき分け道なき山の急斜面を登ること30分。
地元民でも知らないであろうイワウチワの群生地に到着しました。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
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☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
光沢のある常緑の丸い葉を団扇に見立て、
岩場などにも自生するのでイワウチワと命名されました。
少々ゴツイ名前ですが、花は地に咲く桜のようでとても美しい花です。
花色はピンクが主流ですが稀に白花もあります。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
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☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
イワウチワは桜色した可愛い山野草なので
盗掘されることも多く
保護地区以外で見かけるのは大分少なくなってきました。
ここは遊歩道どころか獣道もなく殆ど人は来ません。
地形的にはかなり険しい場所ですが
イワウチワにとっては数少ない安住の地なのでしょう。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
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☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
風があまり当たらない自生地では花茎がもう少し長くなりますが
ここは尾根筋でいつも強い風が吹き抜けているので
花茎が全体的に短めです。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
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☆福島市吾妻山のイワカガミ (2014年6月撮影)
イワウチワに似た花に同じイワウメ科のイワカガミがあります。
イワカガミ(岩鏡/イワウメ科イワカガミ属)は北海道~九州の亜高山や高山の岩場やガレ場、草地などに自生する常緑の多年草です。
葉に光沢があり岩場で多く見られるのでイワカガミと呼ばれます。
1本の花径に5~10輪ほどの花を咲かせ、
花の一つ一つは漏斗状の5弁花で花ビラの先端は細かく裂けています。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
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☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
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☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ
イワウチワは水はけの良い山地の斜面や岩場に自生しますが
この自生地のイワウチワの多くは斜面というより
切り立った尾根筋の断崖に咲いていて
撮影がとても難しいんです。
そんな中でここは尾根下の緩斜面なので
撮影が楽なポイントです。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
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☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
イワウチワはハナビラが筒状の合弁花です。
花期が終わると萎んでガクから脱落します。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
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☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
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☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
この尾根ではイワウチワの花は東や北東向きに花を咲かせます。
午前中には南から光が射しこむので
透過光をうまく利用でき
透明感ある薄紅色の花を撮ることができます。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
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☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
イワウチワの葉っぱは常緑で年中濃い緑色をしています。
葉の特徴さえ掴んでおけば花が咲いていない時期でも
容易に自生地を見つけることができます。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
尾根を登りながら撮影していくと
尾根筋の左右が断崖なので花の背後がだんだん空間になってきました。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
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☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
尾根を登っている時はそれほど怖さは感じませんが
下りだと谷底が見ないような断崖なのでかなりビビリながら
降ります(^^;)。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
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☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
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☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
尾根の登り口は緩斜面ですが次第に尾根の幅が狭まり
尾根じたいも急こう配になってきます。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
急斜面の尾根を登りきると尾根は一旦緩斜面になりますが
ご覧のように左右は断崖絶壁になってきました。
イワウチワな尾根筋の右側や北東側の断崖にしか自生していません。
どうやら南側の陽射しが嫌いなのか水分が少ないからか
全くと言うほど自生していません。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
尾根筋から北東側断崖に咲いている
イワウチワを見下ろしてみました。
花は皆下向きに咲いています。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
この断崖は断崖下の谷底まで80m以上ありそうで
覗くだけで正直怖いです(^^;)。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
花を正面から撮るには
下から見上げるように撮るしかありませんが
ザイルでクライミングでもしない限り絶対無理です(--〆)。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
地形的に非常に厳しい条件&環境だと思うんですが
ライバルが少ないから
イワウチワにとっては住み心地がいいのでしょうね。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
こちら北東斜面にはあちこちに群生しているのですが
安定して撮影できるポイントは少ないので
似たようなアングルばかりで残念です。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
これだけの断崖だと雪も積もりづらいと思われます。
そうだとすれば安定した水分が得づらいような気がしますが
湿り気のある土壌を好むという資料とは相反するような環境です。 -
☆奥羽山地・笠ヶ森のイワウチワ(岩団扇/イワウメ科イワウチワ属)
でも断崖一面が苔に覆われているので
雨や雪が少なくても水分が確保できているのかも。 -
☆奥羽山地・八幡岳山麓のミズバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)
笠ヶ森のイワウチワの自生地から車で15分ほど麓の
小さな沼の淵ではミズバショウが見頃になってきました。 -
☆奥羽山地・八幡岳山麓のミズバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)
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☆奥羽山地・八幡岳山麓のミズバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)
ミスバショウ(水芭蕉)は主にシベリア東部、サハリン、千島列島、
カムチャッカ半島と日本の北海道と中部地方以北の湿地に自生します。
白い花びらのように見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)で実際の花は
真ん中の円柱状の花序に小さな花がたくさん集まっています。 -
☆奥羽山地・八幡岳山麓のミズバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)
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☆奥羽山地・八幡岳山麓のミズバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)
ミズバショウの英名はAsian Skunk Cabbage。
ミズバショウはいい香りなのに
嫌な臭いの座禅草(Eastern Skunk Cabbage)の仲間だってことで
アジアン・スカンク・キャベツと安易な命名は失礼ですよね(^_^;)。
どちらも虫をおびき寄せるための香りですが
正反対の匂い作戦をとるのはなんとも不思議です(^^ゞ。 -
☆奥羽山地・八幡岳山麓のミズバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)
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☆奥羽山地・八幡岳山麓のミズバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)
唱歌『夏の思い出』
作詞:江間章子(えましょうこ)作曲:中田喜直
(一)
夏がくれば 思い出す
はるかな尾瀬 遠い空
霧のなかに うかびくる
やさしい影 野の小径
水芭蕉の花が 咲いている
夢見て咲いている 水の辺(ほと)り
石楠花色に たそがれる
はるかな尾瀬 遠い空 -
☆奥羽山地・八幡岳山麓のミズバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)
ミズバショウの咲くのは5月末で尾瀬ではまだ春です。
作詞者の江間氏はその理由を『(夏の思い出)その想いのゆくえ』にて
以下のように述べている。
「尾瀬においてミズバショウが最も見事な5、6月を私は夏とよぶ、それは歳時記の影響だと思う」
歳時記には俳句の季語が掲載されており、ミズバショウは夏の季語である。文学上の季節と実際の季節には、少しずれがある。また二十四節気においても夏にあたる。 -
☆奥羽山地・八幡岳山麓のミズバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)
ふむ、ふむ
なるほどでね。
ま、それはそれでいいけれど
私の中で水芭蕉はやはり早春の花です。 -
☆奥羽山地・八幡岳山麓のミズバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)
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☆奥羽山地・八幡岳山麓のショウジョウバカマ(猩々袴/メランチウム科ショウジョウバカマ属)
沼の縁ではショウジョウバカマも咲き始めていました。
ショウジョウバカマ(猩々袴/メランチウム科ショウジョウバカマ属)は日本全国の低地~高山まで広範囲に分布し、花色は薄いピンクや濃いピンク、薄紫など自生地でビミョウな違いがあります。
名前の由来は、花が赤いのを猩々(中国の伝説上の動物のこと)になぞらえ、根生葉の重なりが袴に似ていることから名付けられたそうです。
葉がロゼット状なのでせいぜい草丈は5cm程度ですが花茎は開花とともに伸長し、高いものだと30cmになる株もあります。
以前はユリ科に分類されていました。 -
☆奥羽山地・八幡岳山麓のショウジョウバカマ
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☆奥羽山地・八幡岳山麓のショウジョウバカマ
ショウジョウバカマは日本全国の低地~高山まで広範囲に分布し、
やや湿った林縁、林床、土手などに自生します。
花色は薄いピンクや濃いピンク、薄紫など自生地でビミョウな違いがあります。 -
☆奥羽山地・八幡岳山麓のショウジョウバカマ
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☆奥羽山地・大滝川渓流沿いのニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
水芭蕉咲く沼からそう遠くない渓流沿いでは
ニリンソウが咲き始めていました。 -
☆奥羽山地・大滝川渓流沿いのニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
ニリンソウ(二輪草)は日本各地の主に山地の
湿潤な林床や川沿いに自生します。
そう珍しい花ではありませんが
その清楚で気品のある姿はいつ見ても心洗われる花です。 -
☆奥羽山地・大滝川渓流沿いのニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
咲き始めは1輪咲きで1週間後くらいに2輪目が咲き、
中には3輪咲きもあります。
花ビラに見えるのは萼片でキンポウゲ科の特徴の一つです。
この自生地にもニリンソウに混じってトリカブトの若葉がたくさん見られました。 -
☆奥羽山地・大滝川渓流沿いのニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
当地ではニリンソウを山菜として食べる習慣はあまりありませんが
ニリンソウもトリカブトも自生地が重なり
ニリンソウの葉はトリカブトの若葉と良く似ているので
誤食しないよう要注意です。 -
☆奥羽山地・大滝川渓流沿いのニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆奥羽山地・大滝川渓流沿いのニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
花ビラに見える萼片は5弁花が主ですが
中には6~9弁花もあります。 -
☆奥羽山地・大滝川渓流沿いのニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆大滝川渓流沿いの青花キクザキイチゲ(青花菊咲一華/キンポウゲ科いちりんそう属)
ニリンソウ咲く渓流沿いでは青花キクザキイチゲが咲き始めていました。
残念ながらここは風当たりが強いせいかハナビラ(萼片)が完全に
開いていませんがその分青は濃くキレイに見えます。 -
☆大滝川渓流沿いの青花キクザキイチゲ(青花菊咲一華/キンポウゲ科いちりんそう属)
アオバナキクザキイチゲ(青花菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)は
独立した種と言うよりは近畿以北に自生する白いキクザキイチゲの変種とされ
雪深い日本海側で多く見られます。 -
☆大滝川渓流沿いの青花キクザキイチゲ(青花菊咲一華/キンポウゲ科いちりんそう属)
当地(福島県中通り)でも大滝川渓流のように奥羽山系に行けば少し見られますが
当町や近くの里地の花は100%白花です。
大滝川渓流の青花キクザキイチゲは
コミヤマカタバミやニリンソウなどとコラボしているのが素敵です。 -
☆大滝川渓流沿いの青花キクザキイチゲ(青花菊咲一華/キンポウゲ科いちりんそう属)
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☆大滝川渓流沿いの青花キクザキイチゲ(青花菊咲一華/キンポウゲ科いちりんそう属)
こちらは林床で咲いていた青花キクザキイチゲ。
こちらは冷たい風が当たらないからかハナビラがキレイに
開いていました。 -
☆大滝川渓流沿いのコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
上記で紹介したニリンソウ咲く渓流沿いの森ではコミヤマカタバミも花盛りでした。
コミヤマカタバミは北海道~九州の山林や渓流沿いのやや湿り気のある半日陰に自生します。
ここはニリンソウの群生と競い合うかのようにコミヤマカタバミも負けずに群生し
まるで白い絨毯を敷き詰めた白無垢の森です。 -
☆大滝川渓流沿いのコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
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☆大滝川渓流のスミレサイシン(菫細辛/スミレ科スミレ属)
コミヤマカタバミに混じって咲いているのはスミレサイシン。
スミレサイシンは葉がウスバサイシンに似るのでスミレサイシンと呼ばれ、
大きなハート型の葉っぱと大きな花が特徴です。 -
☆大滝川渓流のスミレサイシン(菫細辛/スミレ科スミレ属)
花の頃は葉っぱはさほど大きくありませんが、
次第に大きくなり赤ちゃんの拳大くらいになります。
北海道~本州の主に日本海側に自生すると言われていますが
太平洋水系の隣り村にもたくさん自生しています。 -
☆大滝川渓流のスミレサイシン(菫細辛/スミレ科スミレ属)
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☆大滝川渓流のウスバサイシン(薄葉細辛/ウマノスズクサ科カンアオイ属)
スミレサイシンの命名の基となったのがこのウスバサイシン。
同種のカンアオイ類などと比べ、葉が薄いこと、
味が辛いことから薄葉細辛と呼ばれます。
葉っぱの影に隠れるように地味目な花も見頃でした。
カンアオイ類は常緑ですがウスバサイシンは冬場は葉は枯れます。
ウスバサイシン葉はフタバアオイに似ますが成熟したフタバアオイの葉は艶があり網状脈がくっきり浮き出ています。
葉は似ますが花は全然違うので見ればすぐ分かります。 -
☆大滝川渓流沿いのコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
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☆大滝川渓流沿いのコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
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☆大滝川渓流沿いのコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
コミヤマカタバミも平地の道端などで良く見かける黄色いカタバミの仲間ですが
黄色いカタバミは抜いても抜いても生えてくるやっかいな雑草で
コミヤマカタバミは山あいの限れれた場所にしか自生しない貴重な山野草です。 -
☆大滝川渓流沿いのコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
花に罪は無いのですが、やはり所かまわず出しゃばるのは
人間でも植物でも嫌われますね(^^);。
コミヤマカタバミの花や葉の大きさは黄色いカタバミの2~3倍ほど大振りです。
黄色いカタバミでもより大型の外来種オッタチカタバミもよく見かけるようになりました。 -
☆大滝川渓流沿いのコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
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☆大滝川渓流沿いのコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
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☆大滝川渓流沿いのコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
カタバミの語源は閉じた葉っぱが半分に見えるからとか
半分かじられたように見えので片食みとからきたと言われます。 -
☆大滝川渓流沿いのコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
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☆大滝川渓流沿いのコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
コミヤマカタバミの仲間にはミヤマカタバミやオオミヤマカタバミがあり
コミヤマカタバミの小葉は丸みがあり、ミヤマカタバはやや角ばっています。
またコミヤマカタバミの根は細長く伸び、ミヤマカタバミは太くずんぐりします。 -
☆大滝川渓流沿いのコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
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☆大滝川渓流沿いのコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
白い絨毯のように咲き誇るコミヤマカタバミの大群落。
派手さはありませんが清らかでこころ癒される楚々とした花です。
当地の山に行けばやたら珍しい山野草ではありませんが
これだけの群落はそうそう見られません。 -
☆大滝川渓流沿いのコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
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☆羽鳥湖高原のコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
上記写真と同じコミヤマカタバミですが
こちらの自生地は奥羽山地の日本海側である
羽鳥湖高原の渓沿いに自生するコミヤマカタバミのです。
こちらのハナビラはなぜか細長いタイプです。 -
☆羽鳥湖高原のコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
私が見た限りコミヤマカタバミでも別種のように見えるのですが
各種資料を調べても別種の情報は見つかりませんでした。 -
☆羽鳥湖高原のコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
日本海水系がみな細長いハナビラかと言うとそうではなく
この渓流沿いのコミヤマカタバミが特殊なようです。 -
☆羽鳥湖高原のコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
-
☆羽鳥湖高原のコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
コミヤマカタバミもニリンソウも雨模様や寒い時は
ハナビラを閉じたり半開きだったりします。
全開した花を撮影したいときは晴れの日がベストです。 -
☆羽鳥湖高原のコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
ただ木漏れ日射す森の林床で咲いていると
木漏れ日に同化し、ようく見ないと見過ごしてしまいます。 -
☆羽鳥湖高原のコミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
-
☆大滝川渓流のヒトリシズカ(一人静/センリョウ科チャラン属)
この春すでに一度紹介済みですが大滝川渓流沿いの森でも
ヒトリシズカが咲いていました。
ヒトリシズカは日本各地の山野に自生し、
その姿を源義経の愛した静御前の舞う姿にたとえて
ヒトリシズカと名づけられた優美な花です。
糸状の一つ一つが花で咲き始め花序が葉っぱに包まれた頃が
一番が初々しく可憐で開花が進むと間延びし
あまり見栄えがしなくなります(^^); -
☆大滝川渓流のヒトリシズカ(一人静/センリョウ科チャラン属)
白い糸状のものはオシベでメシベはその根元に
小さくありハナビラはありません。
前回紹介したヒトリシズカのオシベや少し緑がかっていましたが
こちらは純白なのでより美しく見えます。 -
☆大滝川渓流のミヤマキケマン(深山黄華鬘/ケシ科キケマン属)
大滝川渓流沿いの礫地ではミヤマキケマンも花盛りでした。
ミヤマキケマンは近畿以北の当たりの良い山地の崩壊地,谷川の礫地,
林の縁などに生える越年草で
関東以南でよく見られるキケマン(黄華鬘)に似ていますが
全体に小ぶりで寒冷地適応型です。 -
☆大滝川渓流のミヤマキケマン(深山黄華鬘/ケシ科キケマン属)
-
☆大滝川渓流のミヤマキケマン(深山黄華鬘/ケシ科キケマン属)
葉っぱはセリ科の植物のようすでが
ケシ科特有のアルカロイド・プロトピンを含み有毒なので
誤食すると嘔吐・酩酊・心臓麻痺などを起こすので注意が必要です。 -
☆大滝川渓流のミヤマキケマン(深山黄華鬘/ケシ科キケマン属)
-
☆ナガミノツルキケマン(長実の蔓黄華鬘/ケシ科キケマン属)
当地で見られるケシ科キケマン属の中で唯一晩夏から秋に咲くのが
ナガミノツルキケマンです。
ナガミノツルキケマンは冷涼な谷沿いや、湿った林縁などに自生し
成長とともにヒョロヒョロと他の植物にもたれかかって伸びていきます。(蔓っぽいですが蔓ではありません)。
北海道~九州に分布しますが西日本では稀でなようで山梨、愛知、山口、福岡では
絶滅危惧種?類に、福島県でも準絶滅危惧種に指定されていますが
この里山の谷地やあまり直射日光の当たらない林縁では雑草並に生えています。
(赤紫の花はツリフネソウ) -
☆ケマンソウ属etc
当地ではミヤマキケマンの他にケシ科キケマン属(orケマンソウ科)の仲間は
写真左からヤマエンゴサク(山延胡索)、ムラサキケマン(紫華鬘)、
シロヤブケマン(白藪華鬘)、ミヤマキケマン(深山黄華鬘)
などがありますが花期はどれもみな春でナガミノツルキケマンだけは初秋に咲きます。 -
☆ケマンソウ(ケシ科ケマンソウ亜科)
花はけして似ているとは思いませんが
キケマン属の名前の由来になったのはケマンソウ(ケシ科ケマンソウ亜科)です。
中国や朝鮮が原産で日本には室町時代に観賞用に持ち込まれました。
花色は桃色の他に白があり
別名タイツリソウともいう。ケマンは仏具の華鬘が由来です。 -
☆シロヤブケマン(白藪華鬘/ケシ科キケマン属)
我が家の庭の片隅でシロヤブケマンが咲き出しました。
ムラサキケマンの中でも先端に紫色がわずかにある白花をシロヤブケマンといい、完全な白花をユキヤブケマンという。 -
☆シロヤブケマン(白藪華鬘/ケシ科キケマン属)
このシロヤブケマン、いつの間にか我が家で咲くようになりました。
そんな事ってあるの?
宿根草や球根が突如咲き出すことはまずありませんが
1年草や越年草などは発芽率がいいので
知らず知らずに靴などに付着してきた種が自然に発芽し
花を咲かせることがあります。 -
☆シロヤブケマン(白藪華鬘/ケシ科キケマン属)
このシロヤブケマンも以前撮影に訪れた茨城県境の里山から
私に引っ付いてやって来たと思われます。
シロヤブケマンに限らずササバエンゴサクなども植えたことが無いのに
いつの間にか咲くようになりました。 -
☆シロヤブケマン(白藪華鬘/ケシ科キケマン属)
ガラパゴスや日本の西の島なども貴重な生態系を守るため
上陸するときは靴の洗浄が義務付けられているいます。
それだけ種子や菌類は人間が気付かないうちに持ち込んでしまうのでしょう。 -
☆ムラサキケマン(紫華鬘/ケシ科キケマン属)
このムラサキケマンも我が家の敷地のあちこちで勝手に咲いています。
ま、早い話が雑草です(^^;)。
ムラサキケマンはキケマン属の中で一番ポピュラーで
全国のやや湿った林縁や草原の自生しますが
我が家の庭にも勝ってに生えてくるほどなので
あまり地質や立地には神経質ではないようです。 -
☆ムラサキケマン(紫華鬘/ケシ科キケマン属)
名前の由来は上記でも紹介したケマンソウからで
ケマンソウは室町時代に観賞用に持ち込まれたコマクサの仲間(同属)で、タイツリソウの方が一般的かも。
花の形態を仏殿に飾る仏具「華鬘(ケマン)」に見立ててこの名があります。
でも華鬘は鳳凰や花などの透かし彫りを施した装飾用仏具で仏殿のなげしなどに吊り下げられます。ケマンソウの花には余り似ていません(^_^;)。 -
☆ムラサキケマン(紫華鬘/ケシ科キケマン属)
これで◆福島・四季・彩々・Part,86・春らんまんはお仕舞いです。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして『いいね』もありがとうございます。 -
☆ムラサキケマン(紫華鬘/ケシ科キケマン属)
松尾芭蕉はこんな句を詠んでいます。
人の短をいふ事なかれ己が長をとく事なかれ
『 物言えば唇寒し 秋の風』
新型コロナウィルス感染問題。
いつ我が身が当事者になるか分かりません。
ではまた。 j-ryu
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