2020/04/01 - 2020/04/05
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j-ryuさん
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☆福島の四季折々の花や自然風景を紹介している
“福島・四季・彩々”は回を重ねPart,84になりました。
単独ネタにするには写真が少なかったり
脈絡がないネタだったり、
それらを強引につなぎ合わせたのが“福島・四季・彩々”で
福島県の自然のネタと言う事以外にはあまり共通点はありません(^^);。
今回は目覚めたばかりの早春の野々花をご覧ください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆ネコヤナギ(猫柳/ヤナギ科ヤナギ属)
当地の山野で一番早く咲き出す花の一つがネコヤナギです。
ネコヤナギは、日本、中国、朝鮮半島に分布するヤナギ科ヤナギ属の落葉性低木で
日本では北海道から九州にかけて分布し、渓流や小川、河川など、日当たりがよく湿り気のある土壌を好んで自生しています。 -
☆ネコヤナギ(猫柳/ヤナギ科ヤナギ属)
ネコヤナギの花期は、2月~3月。
雌雄異株で、雌花は雌株、雄花は雄株に咲きます。
花期になると、葉の展開に先駆けて上部の枝に、白銀の綿毛に覆われた花序を形成して花を咲かせます。
花序は雄花序で3~5㎝程度、雌花序で2~4㎝程度と、雌花序がやや短くなっています。
-
☆ネコヤナギ(猫柳/ヤナギ科ヤナギ属)
花序には花弁の無い無数の花が付いており、雄花は雄蕊2個(花糸が合着して1本となっています)と蜜腺1個、雌花は雌蕊1本と蜜腺1個から形成されています。 -
☆ネコヤナギ(猫柳/ヤナギ科ヤナギ属)
私が撮ったこれらの花は全て雄花です。
雄花は雌花より少し大きく雄蕊の出始めは
先が赤いので雌花より華やかさがあります。 -
☆ネコヤナギ(猫柳/ヤナギ科ヤナギ属)
名前の由来は見たまんま綿毛に包まれた花序が
猫の尻尾のように見えることからです。 -
☆セリバオウレン(芹葉黄連/キンポウゲ科オウレン属)・両性花
里山でセリバオウレンが咲き始めました。
当地の山野草で春一番に咲くのがセリバオウレンです。
漢方薬で有名なオウレン(黄連)は奈良時代に中国から伝来しましたが
在来種の“カクマグサ(加久末久佐)”が同様の効果があることを知り
“カクマグサ”を漢名の“黄連”の音読みでオウレンと呼ぶようになったそうです。
黄連は根茎がやや肥厚して節状に珠が連なっており、
その断面が鮮やかな黄色をしていることに由来しますが
私が見た限り日本のセリバオウレンの根はヒゲ根状で黄色くありません。 -
☆セリバオウレン(芹葉黄連/キンポウゲ科オウレン属)・雄花
最初に咲き出すのが雄花で
少し遅れて両性花が咲き出します。
雌花は?
資料的には雌花もあると書いてありますが私は見たことがありません。 -
☆セリバオウレン(芹葉黄連/キンポウゲ科オウレン属)・雄花
雄花の中心にも未熟で小さなメシベがありますが
ほとんどがオシベです。
オウレンの花は雄花と両性花があり
雄花の方が両性花より少し先に開花します(雄性先熟)。
資料によっては雌花だけの株もあると書かれていますが
私はまだ見たことはありません。 -
☆セリバオウレン(芹葉黄連/キンポウゲ科オウレン属)・両性花
雄花のシベは全部オシベですが(未発達の雌花はあり)
両性花は中心にこん棒のようなメシベが集まり周囲に貧弱なオシベが
少しあります。 -
☆セリバオウレン(芹葉黄連/キンポウゲ科オウレン属)・両性花
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☆セリバオウレン(芹葉黄連/キンポウゲ科オウレン属)・雄花
雄花からやや遅れて両性花が咲き出します。
なぜ雄性先熟や雌性先熟があるのかと言うと
同時に開花すると同じ花同士で自家受粉しやすくなるので
開花時期を少しずらすことによって自家受粉を避け他家受粉しやすくするのです。
自家受粉だと親と全く同じ遺伝子の種ができてしまい
下手すると悪い性質まで受け継いでしまいます。
なので植物も動物もなるべく遺伝子の違う個体同士で交配し
様々なリスクに広く対応できるように
多様な性質をもつ子孫を残すのだそうです。 -
☆セリバオウレン(芹葉黄連/キンポウゲ科オウレン属)・両性花
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☆セリバオウレン(芹葉黄連/キンポウゲ科オウレン属)・両性花
日本のセリバオウレンの仲間はセリバオウレン、コセリバオウレン、キクバオウレンの3種に分類され、どの種も花色は基本的には白花ですが、
薄黄色した株も見られセリバオウレンの薄黄色はウスギセリバオウレンと呼ばれます。
蕾や咲き始めの頃は薄黄色や薄桃色も多いのですが完全に開花すると殆どは白花になります。 -
☆ミスミソウ(三角草/キンポウゲ科ミスミソウ属)・ユキワリソウ(雪割草)
奥羽山系の里山にミスミソウを見に行ってきました。
一般的にはユキワリソウ(雪割草)の方が通りがいいかもしれませんが
ユキワリソウは園芸上の通称で
自生種はミスミソウ(三角草/キンポウゲ科ミスミソウ属)
orスハマソウ(洲浜草)と言います。 -
☆ミスミソウ(三角草/キンポウゲ科ミスミソウ属)・ユキワリソウ(雪割草)
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☆ミスミソウ(三角草/キンポウゲ科ミスミソウ属)・ユキワリソウ(雪割草)
ミスミソウは一般的に本州中部以西から九州の落葉樹林下に自生し
福島県でも部分的に自生しています。
お隣り新潟県ではピンクや青紫など様々な花色が見られますが
残念ながら福島県中部の山々で見られるのは殆どが白花で
稀にピンクタイプが見られるだけです。 -
☆ミスミソウ(三角草/キンポウゲ科ミスミソウ属)・ユキワリソウ(雪割草)
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☆ミスミソウ(三角草/キンポウゲ科ミスミソウ属)・ユキワリソウ(雪割草)
名前の由来は葉っぱの角々が三角なのでミスミソウです。
別名のユキワリソウはそのまま雪解けの頃に咲くからです。 -
☆ミスミソウ(三角草/キンポウゲ科ミスミソウ属)・ユキワリソウ(雪割草)
中にはこんなにたくさん花をつけた株も。 -
☆ミスミソウ(三角草/キンポウゲ科ミスミソウ属)・ユキワリソウ(雪割草)
この里山では9割5分が白花ですが
残りがピンク系で残念ながら紫や青系は見たことがありません。 -
☆ミスミソウ(三角草/キンポウゲ科ミスミソウ属)・ユキワリソウ(雪割草)
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☆ミスミソウ(三角草/キンポウゲ科ミスミソウ属)・ユキワリソウ(雪割草)
ピンク系を見つけるのも容易ではありません。
でもミスミソウは多年草なので一度咲いている株を見つけて
その場所を覚えていれば翌年も出会えます。 -
☆ミスミソウ(三角草/キンポウゲ科ミスミソウ属)・ユキワリソウ(雪割草)
でも花付き(数)はその年によって差があり
極端に少ないと見つけられない年もあります。 -
☆ミスミソウ(三角草/キンポウゲ科ミスミソウ属)・ユキワリソウ(雪割草)
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☆ミスミソウ(三角草/キンポウゲ科ミスミソウ属)・ユキワリソウ(雪割草)
でも9割以上が白花の中でピンク系が生まれるのが不思議です。
もっと増殖したり、白花との交雑種などが増えてもいいよな気がしますが
ここ何年も見ていますが増えている様子はまったくありません。 -
☆ミスミソウ(三角草/キンポウゲ科ミスミソウ属)・ユキワリソウ(雪割草)
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☆カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
里山でカタクリが咲き始めました。
カタクリはご存知のように片栗粉の語源でもありますが、
そのカタクリの名の由来は葉の模様が鹿の子に似ているので「片葉鹿の子」。
これが「カタカゴ」になり、さらに転化して「カタクリ」になったとか
カタクリの種が栗のイガの中にある1つ1つの実に似ている事から
「片栗」と呼ばるようになったという説もあります。 -
☆カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
カタクリは北海道~九州の主に落葉樹林下に自生し、日本ではピンク色と雑種の白花だけですが、世界では約25種あるそうです。
山あいの観光花園で北米産の黄色いカタクリを植えているを見ますが
街中の花壇や公園ならともかく自然を謳う野草園なら海外の山野草を日本の在来種と一緒に植えないで欲しいものです。 -
☆カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
朝晩はハナビラを閉じるカタクリは陽が昇ってくるとハナビラを
反り返るように開花します。
下から覗くとハナビラの内側にはまるでもう一つ花のような模様があるのがよく分かります。
これは蜜標(みつひょう)と呼ばれ、
虫たちに蜜のありかを教えるための模様です。 -
☆カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆シュンラン(春蘭/ラン科シュンラン属)
里山でシュンランが花盛りです。
平成の次の元号は令和に決まりましたが、その典拠は万葉集
巻五、梅花(うめのはな)の歌三十二首の序文だそうです。
《原文》 于時、初春令月、氣淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香。
『ときに、初春しよしゆんの令月れいげつにして、気き淑よく風かぜ和やはらぎ、
梅うめは鏡前きやうぜんの粉こを披ひらき、蘭は珮後はいごの香かうを薫かをらす。』
この蘭とは春蘭のことだと思われます。 -
☆シュンラン(春蘭/ラン科シュンラン属)
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☆シュンラン(春蘭/ラン科シュンラン属)
多くの解説では梅の花を主役にしていましたが序文の後段では
『蘭薫珮後之香』とあります。
おそらくこの時代の香る早春の蘭と言えば『春蘭』でしょうね。
現代出回っている園芸種のランの多くは香りは殆どしませんが
日本在来種の春蘭は甘い香りがします。 -
☆シュンラン(春蘭/ラン科シュンラン属)
かつては春蘭の花を干したり塩蔵して保存し
それを熱湯で戻し『蘭茶』としておめでたい席で提供されてきました。
今ではだいぶ廃れてしまった風習ですが新元号『令和』を機に
また復活するかも知れませんね。
でも野生のシュランは乱獲で激減しているので採ったりせず
山でそっとその香りを楽しんでほしいものです。 -
☆シュンラン(春蘭/ラン科シュンラン属)
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☆シュンラン(春蘭/ラン科シュンラン属)
春蘭(シュンラン/ラン科シュンラン属)は日本を代表する野生蘭で
北海道~屋久島まで里山や雑木林に広く自生しますが
自生地の開発や、心無い盗掘などで数を減らしています。
撮影のため、落ち葉を少し取り除いて撮影していますが
実際は落ち葉から少し顔をのぞかせるように咲き始め、しだいに花茎が伸びてきます。
春蘭は玄人好みの渋い色合いですが、花びら(唇弁)の模様や色に個体差があり
珍しい花は愛好家の間で高値で取引されています。 -
☆シュンラン(春蘭/ラン科シュンラン属)
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☆シュンラン(春蘭/ラン科シュンラン属)
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☆シュンラン(春蘭/ラン科シュンラン属)
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☆涌井の清水へのルートマップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2871358,140.113621,10104m/data=!3m1!1e3
福島県天栄村の涌井の清水へは国道294号線が羽鳥湖方面と猪苗代湖方面に分岐する八十内集落の少し手前の京谷原集落を目指します。
京谷原集落に入ると防火用水のある分岐路に涌井の清水への看板があるので、それに従い500mくらい進むとダートの無料駐車場(約15台分)あがり、その右奥手が涌井の清水です。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
撮影日は3/31(火)
関東以北で桜に雪が降った日の2日後です。
涌井の清水は年中水温が安定しているので厳寒でも凍ることはなく
奥羽山地の麓ですが雪もすぐ融けてしまうので
例年なら雪は融けてしまいますが
この日は2日前の雪がまだ残っていました。
涌井の清水は、湧水量毎分2,200L、面積約500㎡と言われ、
水底から途切れることなく砂が浮き上がる様子は神秘的で、
日照りで降雨の少ない気候でも水量に変わりなく、魚も生息し、
昔から魚を獲ったり、池をかき回すと洪水となって襲ってくると言い伝えられ、
人々から恐れられていました。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
また、その昔、成務天皇のころ(4世紀半ば?)、この沼に住む大蛇が水を湯の如く熱し人々に害を与えるので、
この池を治めた石背国造初代の建美依米命がこれを憂え、
沸湯御前神社を祀り、人々の平和を願ったといわれています。
江戸時代には、この沼が雨乞いの霊地として領主の白河藩主の耳にも入り、
慶安元年(1648年)の大早魃のときに藩主榊原忠次の命により、
また、宝永元年(1704年)の旱魃には
藩主松平基知らが領民を救済するために、大祈祷を行わせた記録があります。
(案内板より) -
☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
涌井の清水は水底から自噴している沼状の清水と
奥山の湧水が”せせらぎ”になって沼状の清水に注ぎこんでいます。
ここは丁度深い森から”せせらぎ”が流れ出したばかりのポイントです。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
その”せせらぎ”沿いにもリュウキンカが自生し
涌井の清水ではこの辺りは比較的早く咲き出します。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
リュウキンカ((立金花/キンポウゲ科リュウキンカ属)は本州~九州の山あいの湿地や沼地に自生し、
光沢のある黄色い花はまさに金のごとく華やかで山野草の中でも一際存在感のある花です。
ハナビラに見えるのは萼片(がくへん)で、これはキンポウゲ科の花の特徴です。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
”せせらぎ”が沼状の清水に流れ込む手前は湿地のようになっていて
リュウキンカが一番多く自生します。
この時はまだ3分咲き程度ですが満開になれば
黄色い花の絨毯になります。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
右下が上流で左上が下流で沼状の清水です。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
左上に沼状の清水が広がっています。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のミスバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)
ミズバショウはまだ数株が咲き出したばかりでした。
ミスバショウは主にシベリア東部、サハリン、
千島列島、カムチャッカ半島と日本の北海道と中部地方以北の湿地に自生します。
白い花びらのように見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)で実際の花は
真ん中の円柱状の花序に小さな花がたくさん集まっています。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のアトリ
清水周辺の森ではウグイスが盛んに鳴いていました。
でもウグイスは藪や茂みにいるので中々撮れません。
この野鳥はアトリだと思います。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
浅い沼状の清水が広くなってきました。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
こちらが清水の中心部です。
こちらは水深が80cmほどあります。 -
☆春の目覚め、涌井の清水
沼状の清水では至るところ沼底からブクブクと湧水していますが
沼底が白っぽい部分は特に湧水量が多いポイントで
頻繁に気泡が湧き上がり水面に波紋が広がります。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
清水の真ん中にはリュウキンカは自生できませんが
周囲の浅い部分には所々に自生しています。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
キンポウゲ科の花の多くは陽が射してくると花を開き
雨や曇り、寒い日などは花を閉じるタイプが多いのですが
リュウキンカは水辺が好きなだけに
一度花を開けば雨が降っても、曇っていても
それこそ雪が降っても咲いているので
撮影する側としては天気を気にしなくて済むので有難い花です。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
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☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
朽ちかけた水没樹の上もリュキンカは大好きです。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のミスバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)
このミズバショウの一部は新芽の先が食いちぎられています。
おそらく猪の仕業だと思われます。
以前はこの周辺にイノシシなど殆どいなかったのですが
福島第一原発事故以降に増えてきたような印象です。
ここは福島第一原発とはかなり離れているので
直接的な原因ではないと思いますが
最近では以前は生息していなかったニホンジカも現れるそうです。
もしかしたら放射能問題で猟をする人がいなくなったからかも知れません。
特にイノシシは食物連鎖による放射能物質が蓄積しやすいらしく
福島県産のイノシシ肉は未だに解禁されていません。 -
☆春の目覚め、涌井の清水のリュウキンカ
朽ちた水没樹に小さなリュウキンカが芽生えています。 -
☆ヒトリシズカ(一人静/センリョウ科チャラン属)
隣り村の山の谷間でヒトリシズカが見頃になりました。
ヒトリシズカは日本各地の山野に自生し、
その姿を源義経の愛した静御前の舞う姿にたとえて
ヒトリシズカと名づけられた優美な花です。
糸状の一つ一つが花で咲き始め花序が葉っぱに包まれた頃が
一番が初々しく可憐で開花が進むと間延びし
あまり見栄えがしなくなります(^^); -
☆ヒトリシズカ(一人静/センリョウ科チャラン属)
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☆ヒトリシズカ(一人静/センリョウ科チャラン属)
花期の草丈はヒトリシズカは5cm~10cm、
フタリシズカの花期は6月で草丈は30cm~50cmと大きさが全然違います。
でもヒトリシズカも花後は草丈25cmくらいまで成長します。
フタリシズカは名前は二人ですが、花穂は2本が多いですが2本とは限りません。
ヒトリシズカは1本が殆どですが、稀に2本や3本もあります。 -
☆ヒトリシズカ(一人静/センリョウ科チャラン属)
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☆ヒトリシズカ(一人静/センリョウ科チャラン属)
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☆ヒトリシズカ(一人静/センリョウ科チャラン属)
ヒトリシズカのオシベ&メシベは数ある花の中でも
かなり難解な構造です。
白い糸状のものがオシベで
その根元にある黄色ポチっとしたものが花粉の入っている葯。
メシベは肉眼ではほとんど見えず、わずかに黄緑色のポチっとしたものが
子房です。
ハナビラやガクはありません。 -
☆ヒトリシズカ(一人静/センリョウ科チャラン属)
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☆フタリシズカ(二人静/センリョウ科チャラン属)(2018年6月上旬撮影)
ヒトリシズカの仲間にフタリシズカ(二人静/センリョウ科チャラン属)があり
花期は2ヶ月くらい遅く見頃になります。
こちらの由来もやはり源義経が愛した『静御前』が名前が由来となっていて
江戸時代の「和漢三才図会」によれば、2本の花穂を静御前とその亡霊が
二人で舞う姿に重ね合わせたと、あるそうなので花穂の数からすると
命名はフタリシズカが先なのかも知れませんね。メントを全角3,000文字程度まで入力できます -
☆キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
町郊外の雑木林で人知れず春の貴婦人“菊咲一華”が見頃になりました。
スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)と呼ばれ
落葉広葉樹林などで春先に花を咲かせます。
夏まで葉をつけたあとは地上部は枯れ地下で過ごす草花の総称で
「春の儚いもの」「春の短い命」というような意味で、
「春の妖精」とも呼ばれています。 -
☆キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
キクザキイチゲは自然豊かな山あいに行けば、そう珍しい山野草ではありませんが
この自生地は町外れの雑木林で、そばには道路も走っています。
けして環境が良いとは言えませんが、道路端が適度な藪になっていて
気付く人はまずいません。
ここはキクザキイチゲの他にもニリンソウやヒナスミレ、シデシャジン、
ソバナ等々
街近くの雑木林とは思えない貴重な山野草が自生する当町最後の秘密の花園なんです。 -
☆キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
キクザキイチゲはアズマイチゲ(東一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)と
良く似ますが、
キクザキイチゲは近畿以北~北海道の落葉樹林下や林縁に自生し、
葉がギザギザに切れ込んでいるのに対し
アズマイチゲの葉は3小葉に分かれ丸みがあって少し垂れ下がっています。
キクザキイチゲの花の中心部はほぼ白なのに対し
アズマイチゲは青紫色なのも見分けのポイントです。
キクザキイチゲのハナビラ(ガク)には青紫もありますが
アズマイチゲは全て白です。 -
☆エンレイソウ(延齢草/ユリ科エンレイソウ属)
隣り村の川沿いの林縁でエンレイソウが見頃になりました。
見頃といっても葉っぱばかり目立つ地味な花ので
よほど山野草に興味が無いと気付かないかも(^^);。
草丈は20~30cm、花径は2cmほどです。 -
☆エンレイソウ(延齢草/ユリ科エンレイソウ属)
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☆エンレイソウ(延齢草/ユリ科エンレイソウ属)
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☆エンレイソウ(延齢草/ユリ科エンレイソウ属)
エンレイソウはエンジ色の3枚の外花被片しかありません。
当地では里山から深山までごく普通に見られるエンレイソウですが
愛知、和歌山、徳島では絶滅危惧種1指定。
ところ変わればですね。 -
☆ミヤマエンレイソウ(深山延齢草/ユリ科エンレイソウ属)
エンレイソウの仲間に
数は圧倒的に少ないもののミヤマエンレイソウがあります。
別名・シロバナエンレイソウ。
葉の中心から短い花柄が伸び、3枚の外花被片と3枚の白い花弁状の内花被片からなります。
深山とありますが仲間のエンレイソウより必ずしも深山に自生するわけではなく、
当地ではエンレイソウに比べ絶対数が格段に少ない希少種です。 -
☆ハナネコノメ(花猫目/ユキノシタ科ネコノメソウ属)
阿武隈山地の渓流にハナネコノメを見に行ってきました。
ハナネコノメ(花猫目/ユキノシタ科ネコノメソウ属)は本州の京都~福島に分布し
福島県では浜通り地域や中通り南部の湿り気のある渓流沿いなどに
自生しますが全般に数は少な目です。 -
☆ハナネコノメ(花猫目/ユキノシタ科ネコノメソウ属)
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☆ハナネコノメ(花猫目/ユキノシタ科ネコノメソウ属)
ハナネコノメは咲き始めはオシベの先端が赤くキレイですが
受粉すると白くなりやや地味な花に見えるので
咲いたばかりのタイミングを良そうするのが難しい花です。 -
☆ハナネコノメ(花猫目/ユキノシタ科ネコノメソウ属)
赤いのがオシベで、
受粉すると取れてしまいます。 -
☆ハナネコノメ(花猫目/ユキノシタ科ネコノメソウ属)
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☆ハナネコノメ(花猫目/ユキノシタ科ネコノメソウ属)
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☆ハナネコノメ(花猫目/ユキノシタ科ネコノメソウ属)
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☆アブクマトラノオ(阿武隈虎の尾/タデ科イブキトラノオ属)
ハナネコノメ咲く渓谷ではアブクマトラノオも咲き始めていました。
以前はハルトラノオと紹介されていましたが、
現在は阿武隈山系の固有種とされています。
でも阿武隈山系南部にはハルトラノオも自生しているので
近づいて確認しないと判別が難しいです。 -
☆アブクマトラノオ(阿武隈虎の尾/タデ科イブキトラノオ属)
アブクマトラノオの花柄は5mm~10mmと長めですが
ハルトラノオの花柄は1mmほどしかありません。 -
☆アブクマトラノオ(阿武隈虎の尾/タデ科イブキトラノオ属)
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☆アブクマトラノオ(阿武隈虎の尾/タデ科イブキトラノオ属)
咲き始めのオシベの先は赤いマッチ棒のようで
とても愛らしいですが
受粉後は赤い部分が取れてやや地味になります。 -
☆アブクマトラノオ(阿武隈虎の尾/タデ科イブキトラノオ属)
福島県の阿武隈山地の渓流沿いではアブクマトラノオもハルトラノオも自生していますが、同じ場所に混在しているのは見たことがありません。 -
☆アブクマトラノオ(阿武隈虎の尾/タデ科イブキトラノオ属)
ハート型の葉とクサビ型の葉が混在しています。 -
☆ハルトラノオ(春虎の尾/タデ科イブキトラノオ属)
ハルトラノオの花柄(b)は1~2mmと短いですが
アブクマトラノオ(阿武隈虎の尾/タデ科イブキトラノオ属)の花柄(b)は
3~5mmと長く
葉っぱはハルトラノオはクサビ型(a)ですが
アブクマトラノオは多くの葉に葉と柄との付け根部分が
ハート型(a)のくぼみがあります。 -
☆ハルトラノオ(春虎の尾/タデ科イブキトラノオ属)
アブクマトラノオの葉っぱはハート型とクサビ型が混在していますが
ハルトラノオの葉っぱはほぼクサビ型です。 -
☆ハルトラノオ(春虎の尾/タデ科イブキトラノオ属)
葉っぱでは完全に見分けられませんが
花柄の長さは明らかに違います。 -
☆ハルトラノオ(春虎の尾/タデ科イブキトラノオ属)
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☆ハルトラノオ(春虎の尾/タデ科イブキトラノオ属)
これで◆福島・四季・彩々・Part,84・春の目覚めはお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして『いいね』もありがとうございます。
新型コロナウィルス肺炎が全国に広がってきています。
当地でも隣の市や町で感染者が4人ほど確認されました。
いよいよ身近ににも迫ってきまいた。
どうぞ皆さんも十分お気をつけください。
ではまた。 j-ryu
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この旅行記へのコメント (2)
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- rokoさん 2020/04/11 09:20:22
- 春の目覚め
- j-ryuさん おはようございます。
そして初めまして!
春の目覚めの可愛い山野草たちに、とっても癒されてました。
美しい画像に詳しい説明文
ほんとによくご存じなのですね。
以前、近くの山で小さな花ネコノメソウに出合い
帰ってからパソコンで拡大したら、あまりの可愛さに驚きました。
いろんな出会いがありますね。
山野草大好きなので、勉強になります。
ありがとうございました。
roko
- j-ryuさん からの返信 2020/04/11 15:55:17
- Re: 春の目覚め
- rokoさん、こんにちは&はじめまして!
ご来訪&コメント&いいね、
さらに過分なお褒めをありがとうございます。
>以前、近くの山で小さな花ネコノメソウに出合い
帰ってからパソコンで拡大したら、あまりの可愛さに驚きました。
≫うん、うん、良くわかります。
とくにマッチ棒のようなオシベがとても可愛いですよね。
私なんぞ近年老眼になってきたので
カメラの眼の方が断然優秀で
肉眼では見えなかった美しさにあらためて感動します。
春は野の花が一斉に咲き出すので
あれも見にいきたい、これも見に行きたいと
気持ちばかり逸るのですが中々自分の休日と
好天日が合わずに難儀しています。
お気に召すような花をご紹介できるか分かりませんが
ぜひまた遊びにお出でくださいね。
j-ryu
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