2022/06/18 - 2022/07/24
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j-ryuさん
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☆福島の四季折々の花や自然風景を紹介している
“福島・四季・彩々”は回を重ね丁度Part,108になりました。
単独ネタにするには写真が少なかったり
あまり脈絡がないネタだったり、
それらを強引につなぎ合わせたのが“福島・四季・彩々”で
福島県の自然のネタと言う事以外にはあまり共通点はありません。
共通は無いと言いながら今回も近隣の初夏の山野草を中心にご紹介します。
山野草は山岳地帯のお花畑のように1か所でたくさんの種類を見られる場合もありますが
殆どは自生場所も見頃も違うのでその山野草ごとに見頃を予想し
それぞれの自生地に小まめに足を運ぶ必要があります。
一応過去のメモ書きと今年の気候を総合的に判断しますが
外れる事など日常茶飯事、すぐ近くなら出直しもありですが
往復1時間もかかる場所で予想が外れるとそれはもうガッカリです。
でも満開の花に出会えたときはそんな苦労など一瞬で吹き飛んでしまうほど
心が躍ります。
山野草の花は私にとって無くてはならない心のビタミン剤です。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆玉川村~北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
隣り村の川沿いの林縁で北限のヤマアジサイが見頃になってきました。
ヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科orユキノシタ科アジサイ属)は主に福島県以西、本州・四国・九州に分布する落葉低木で落葉広葉樹林の谷筋など湿度の高い場所に自生しサワアジサイとも呼ばれます。 -
☆玉川村~北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
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☆玉川村~北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
樹高は1~2m、葉はやや細め小ぶりで対性し園芸種のような光沢はありません。
花期は6月~7月、中心部に多数の細かい両性花を咲かせ周囲に3~4枚の花弁状の装飾花をもちます。 -
☆玉川村~北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
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☆玉川村~北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
西日本のヤマアジサイの花色(装飾花)は薄紅色から白色、紫色を帯びるもの
青色のものなど多様なようです。
私の地域で見られるヤマアジサイの装飾花はほぼ白花でかなり地味ですが
中心部に咲く実際の小花は微妙な色彩変化があります。
特に蕾の頃はオレンジ色や水色、青、青紫など様々で興味深いです。 -
☆玉川村~北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
アジサイの装飾花(この写真で言えば、大きな花)を見て、アジサイが咲いたと言う人が多いですが、実際の開花は中心部の小さな花が開花して本当の開花です。
気象庁のアジサイの開花発表も、この小花(真の花)の開花をもって発表しています。
http://www.data.jma.go.jp/sakura/data/ajisai2010.pdf -
☆玉川村~北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
一般的にはこの状態でもアジアイが咲いたと言いますが
実際は真の花は全部蕾状態です。 -
☆玉川村~北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
当地のヤマジサイの装飾花は100%白ですが
小花(真花)はけっこう色彩豊富です。
この個体は純白の小花(真花)です。 -
☆玉川村~北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
この個体の小花(真花)は蕾はオレンジ色で開花すると薄紫です。 -
☆玉川村~北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
このヤマアジサイの装飾花には珍しく細かいギザギザがあります。 -
☆奥羽山系のエゾアジサイ(蝦夷紫陽花)
ヤマアジサイは阿武隈山系の南部にしか自生していませんが、
奥羽山系や会津では青い装飾花が爽やかな
エゾアジサイ(蝦夷紫陽花)が見られます。 -
☆奥羽山系のエゾアジサイ(蝦夷紫陽花)
エゾアジサイ(蝦夷紫陽花/アジサイ科アジサイ属)は主に北海道~本州の
日本海側(京都以北)に分布し湿気のある山の斜面や沢沿いに生えます。
福島県では会津地方など日本海水系の地域はもとより
分水嶺を越えた太平洋水系の山にも自生しています。
しかし何故か県中央を流れる阿武隈川を境に
阿武隈山系~太平洋側ではまだ見たことがありません。 -
☆奥羽山系のエゾアジサイ(蝦夷紫陽花)
当町の里山の谷間にエゾアジサイがかろうじて2本だけ自生していて
中通りの当地がエゾアジサイとヤマアジサイの分岐点に当たるかも知れません。 -
☆奥羽山系~大滝川渓谷の薄紅エゾアジサイ(蝦夷紫陽花)
エゾアジサイの装飾花は青がほとんどですが
稀に白や薄紅色もあり、
中心部の小花も青がほとんどですが濃い薄いがあります。 -
☆奥羽山系~舟津川源流の白花エゾアジサイ(蝦夷紫陽花)
郡山市湖南町の舟津川源流には白花のエゾアジサイが自生していました。
純白ではなくすこしネズ色を帯びた感じです。 -
☆里山のクサアジサイ(草紫陽花)
当町の里山の林下でクサアジサイが咲き始めました。
クサアジサイ(草紫陽花/アジサイ科クサアジサイ属)の
自生地は資料によっては関東以西とありますが、宮城県以南でみられ
福島県でも里山や低山の湿った林縁・林床で普通に見られます。
他のアジサイが低木であるのに対しクサアジサイは草本で
冬は地上部か枯れてしまいます。 -
☆里山のクサアジサイ(草紫陽花)
花の構造は基本的にはヤマアジサイなどと同じすが
装飾花は極端に少なく2~3つ、下手すると1つもない個体もあります。
小花(真花)もヤマアジサイのように密にはならず
疎らに咲かせます。
素朴っちゃ~素朴だけど、貧弱っちゃ~貧弱・・(^-^;。 -
☆里山のクサアジサイ(草紫陽花)
当地でクサアジサイは奥羽山系でも阿武隈山系でも広く見られます。
地味なので山野草好き以外の人が注目することは少ないと思います。 -
☆里山のクサアジサイ(草紫陽花)
当地のクサジサイの装飾花の花色は白ですが
花の終盤にはやや薄紅になってくる個体もあります。 -
☆里山のクサアジサイ(草紫陽花)
里山の林下、林縁など湿り気のある日陰に多く自生します。 -
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)
町郊外の田んぼ脇の土手でノカンゾウが見頃を迎えました。
ノカンゾウ( 野萓草/ユリ科ワスレグサ属)は本州以南の
やや湿り気のある野原や土手などに自生します。
ワスレグサ属の他にキスゲ属、ヘメロカリス属という括りもあり
ニッコウキスゲやユウスゲ、ヤブカンゾウなどの仲間で
一つの花は一日で萎んでしまう一日花です。 -
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)
-
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)
ノカンゾウはこの派手な色なので近くで咲いていれば直ぐわかりますが
遠目だと仲間で中国からの帰化植物であるヤブカンゾウとそっくりなので
よほど視力が良くないと見極めが難しいと思います。
ましてやたくさん自生しているのはヤブカンゾウばかりで
町内でノカンゾウを確認できたのはわずか3か所だけです。 -
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)
-
☆田んぼ土手のヤブカンゾウ(薮萓草)
ノカンゾウが日本原産なのに対しヤブカンゾウ(藪萓草/ユリ科ワスレグサ属)は
中国原産で古い時代に渡来しました。(史前帰化植物)
今や場所によっては殆どがヤブカンゾウという有様
なぜか生きるのが不器用なノカンゾウは16都府県では
絶滅危惧種に指定されていて
特に佐賀、熊本、石川では絶滅危惧種Ⅰ類で風前の灯状態です。
植物に罪はないのですが世界も尖閣諸島や南沙諸島の領土問題と同じように
チャイナパワーの凄まじさは止めようがないのかも(ーー);。 -
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)
ノカンゾウやヤブカンゾウの新芽は山菜としても美味しいので
人気があります。
茹でると甘味やヌメリがあるので野甘草と誤解している人もいますが
ノカンゾウは葉が萱(かや)に似ているので野萱草で
甘草は漢方に利用されるマメ科カンゾウ属の植物なので全く別物です。 -
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)&ホタルブクロ(蛍袋)
ノカンゾウの群生に混じってホタルブクロの大株が満開を迎えていました。
昨年もここでノカンゾウを撮影したのですが
こんな大株のホタルブクロは見かけませんでした。
種が芽生えて1年でこんな大株にはならないので
おそらく元々自生していたものの、ここは田んぼ脇なので
下刈りにあっていたのかも知れません。 -
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)&ホタルブクロ(蛍袋)
ホタルブクロ(蛍袋/キキョウ科ホタルブクロ属)は北海道西南部~
九州、東アジアに分布し、
変種のヤマホタルブクロ(山蛍袋)は東北地方南部~近畿地方東部に分布し
主に山野の林縁や土手など明るい場所に自生します。
今まで見たことがないような大株だったので
薮を掻き分け根本を確認したら1本の大株では無く、
5,6本の株がまとまって生えていました。
まとまって生えたにしても、これほどの大株は初めて見ました。 -
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)&ホタルブクロ(蛍袋)
ホタルブクロの名前の由来はまさに蛍が飛びかう季節に咲き
蛍を捕まえた時、閉じ込めるのに利用したので
蛍袋(ホタルブクロ)と呼ばれるようになった説や
ホタルという漢字は今は『蛍』を当てますが『火垂る』と書いても
ホタルと読みます。
日常語としては『火垂る』は『提燈』のことで
ホタルブクロの花の形が提燈に似ているので、”火垂る袋”と呼んだ。
という説もあるそうです。 -
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)&ホタルブクロ(蛍袋)
これだけたくさん花があればたくさんの蛍を閉じ込められそうですが、
ホッチキスでもないと上手く閉じ込められないような気がします(^-^;。
私の子供の頃は虫かごを利用しましたが、
もっと昔は本当にホタルブクロを利用したのだろか?? -
☆ノカンゾウの日本レッドデータ
http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06050095262
ノカンゾウは16府県で絶滅危惧種に指定されています。
福島県では無指定ですが自生地はとても少ない印象があるので
希少種に指定してもいいような気がします。 -
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)
町内のもう一つの自生地でも満開を迎えていました。
花色はかなり違いますが、こちらもノカンゾウです。 -
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)
ノカンゾウとは関係ありませんが、背後の田んぼの水路(畔)が
何故か2本あります。
普通は1本で十分なはずですがなぜ2本なのか地主さんに聞いてみたいです。 -
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)
-
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)
このノカンゾウの自生地のそばではヤブカンゾウも自生しています。
共存とまでは行きませんが、それぞれまとまって集団を作ります。 -
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)
ではなぜヤブカンゾウは日本中を席巻したのに
ノカンゾウは数を減らしたのでしょう?
それはおそらく繁殖方法の違いによるものではないかと言われています。 -
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)
ノカンゾウは2倍体で基本的には種で増えますが
ヤブカンゾウは3倍体なので種はできず
親株が分裂することによって増えます。
つまりヤブカンゾウはクローン増殖なので
条件がそろえばあっと言う間に広まりますが、
種の場合はよほど条件が良くないと
種が芽生えて親株になる確率は高くなりません。
ようするにノカンゾウの増殖は効率があまり良くないってことです。 -
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)
-
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)
ヤブカンゾウの繁殖は三倍体。
さんばいたい【三倍体】:
基本数の3倍の染色体をもつ倍数体。
四倍体と二倍体との交雑によって生じ、有性生殖では系統を維持できない。 -
☆田んぼ土手のノカンゾウ(野萓草)&キアゲハ
あまり目立ちませんがキアゲハが吸密していました。 -
☆田んぼ土手のヤブカンゾウ(藪萱草)の群生
こちらは今年初めて見つけた町内のヤブカンゾウの群生地です。
この群生地そばの町道はしょっちゅう通っていましたが
ここは丘陵の谷間になっている場所なので
町道からは死角になっていたので気が付きませんでした。 -
☆田んぼ土手のヤブカンゾウ(藪萱草)の群生
個人的には派手過ぎてあまり好みの花ではありませんが
群生を遠目で見るとけっこう見栄えが良く見直しました(^^ゞ。 -
☆田んぼ土手のヤブカンゾウ(藪萱草)の群生
農家の人からすればあぜ道まで覆いつくし厄介者じゃないかと思うのですが
下刈りされず見事に咲いていると言うことは
農家さんもその見事さに感激して花が終わるまで下刈りしないのかも
知れません。 -
☆田んぼ土手のヤブカンゾウ(藪萱草)の群生
当地でヤブカンゾウはどこの田んぼの畔や土手でも当たり前に
見られますが、
さすがにこれだけ見事な群生は初めて見ました。 -
☆田んぼ土手のヤブカンゾウ(藪萱草)の群生
ヤブカンゾウは三倍体で増えるクローンだと先にに述べましたが
けしてヤブカンゾウにとって良い事ばかりではありません。
それは皆同じ体質を持っているので万が一、
未知の病気や害虫に侵されると全滅してしまう恐れがあります。 -
☆田んぼ土手のヤブカンゾウ(藪萱草)の群生
でも2倍体は親それぞれの遺伝子を引き継ぐので、
受粉相手によって様々な遺伝子の個体が生まれます。
つまり、ある病気に強い個体も生まれれば
ある害虫に強い個体も生まれるので
全滅の可能性が少なくなります。 -
☆田んぼ土手のヤブカンゾウ(藪萱草)の群生
ま、運がいいことにヤブカンゾウは今までに全滅するような
強敵は現れませんでしたが、それは単に運が良かっただけで
未来の保障はありません。
多くの動植物は効率は悪くても多様な遺伝子を残せるよう
繁殖するわけです。 -
☆田んぼ土手のチダケサシ(乳茸刺)
ヤブカンゾウ群生する田んぼ脇ではチダケサシも花盛りでした。
チダケサシ(乳茸刺/ユキノシタ科チダケザシ属)は
本州・四国・九州に分布する多年草で里地の田んぼ脇や山間部の谷地、林縁、
湿った草原などに自生します。 -
☆田んぼ土手のチダケサシ(乳茸刺)
ちょっと変わった名前ですが
乳茸(チチタケ)というキノコを採った時、
信州辺りではチダケサシの茎に刺して
持ち帰ったのでチダケサシと言うそうですが
乳茸じたいがそんなに一般的じゃないし
地方名が正式名になったのも不思議なことです(^_^);。 -
☆チチダケ(乳茸)
こちらがチダケ、正式名はチチダケ(乳茸)。
名前のように笠や茎を傷つけるは乳のような白い液体が出てきます。
出汁がでてとても美味しい晩夏の茸です。 -
☆田んぼ土手のチダケサシ(乳茸刺)
福島県民はチチダケを食べる人はそう多くありませんが
お隣り栃木県では県民食と言われるほど人気があり
時には松茸より高値で取引されることもあるとか。
栃木県では採り過ぎたと見えて今はあまり採れなくなったので
福島県までよく遠征してきます。
でも慣れない山に入り毎年のように遭難騒ぎがあるくらいです。 -
☆田んぼ土手のチダケサシ(乳茸刺)
チダケザシ(乳茸刺し/ユキノシタ科チダケサシ属)はトリアシソウマやアカショウマと似ますがトリアシヨウマやアカショウマが里山~亜高山の林縁などに自生するのに対し、トリアシショウマは里地の田んぼの土手や谷地に自生することが多いので判別はしやすいと思います。
草丈は同じくらいですが総状花序(花穂)がチダケサシは全体にスリムで枝分かれした花序がやや上向きなのも見分けのポイントです。
ただチダケサシ属は地域異変や交雑種と思われるような個体も多いので
悩ましいこともあります。 -
☆田んぼ土手のチダケサシ(乳茸刺)
チダケサシの花色は白が多く薄紅色もけっこう見られます。 -
☆里山林縁のコウゾ(楮)の果実
町内の里山の林縁で真っ赤なに熟した果実を見つけました。
コウゾの果実です。
コウゾは和紙の原材料の一つなので名前は知っていると思いますが
そのコウゾの果実を知っている人は少ないと思います。
果実ができるのは姫楮(ヒメコウゾ)という種類で
「雄雌同株」の木だけに果実ができるそうです。
野生の果実の中では相当甘い部類ですが
食べたことのある人は少ないかも。
酸味が少ないのでレモン汁をかけて食べると美味しいです。 -
☆里山林縁のコウゾ(楮)の果実
コウゾ(楮、栲/クワ科コウゾ属)はヒメコウゾとカジノキの雑種であるとされ
別名、カゾとも呼ばれ和紙の原料としても使われます。
コウゾは樹皮から繊維を採って糸を作り、布を織るために使われ。
古代から日本各地で栽培が行われました。
樹皮の繊維は、麻に次いで長く繊維が絡み合う性質が強く、
その紙は粘りが強く揉んでも丈夫な紙となります。 -
☆里山林縁のホタルブクロ(蛍袋)
ホタルブクロ(蛍袋/キキョウ科ホタルブクロ属)
上記のノカンゾウ紹介の際にも登場したホタルブクロですが
通常はこの程度の集まりで、群生する場合にしても
一塊と言うよりは林縁の横並びに群生するって感じです。 -
☆田んぼ土手のホタルブクロ(蛍袋)
当地のホタルブクロの95%くらい(印象)は紫系の色で
個体により紫色の濃い薄いがあります。
花の形はみな提灯型ですが、これも個体により
ふっくら系と細っそり系があります。 -
☆里山林縁のヤマホタルブクロ(山蛍袋)
こちらはぱっと見はホタルブクロとほぼ同じですが別種の
ヤマホタルブクロ(山蛍袋/キキョウ科ホタルブクロ属)です。
ホタルブクロのガクには外側に反り返るもう一つのガクがありますが
ヤマホタルブクロには反り返るガクが無いのでスッキリした印象がします。
当地ではホタルブクロが殆どでヤマホタルブクロは稀です。 -
☆御霊櫃峠のヤマホタルブクロ(山蛍袋)
こちらは郡山市の御霊櫃峠に咲いていたヤマホタルブクロ。
草丈はなんと10cmあるかないか。
下刈りされた後に咲くヒコバエではなく、
この草丈で成体です。
御霊櫃峠は年中強風が吹き抜けるので高木は育たたず
山野草の草丈も全般に小さめです。
この小さなヤマホタルブクロも若株だとしても
10cm弱で花が咲いているのですから
やはり強風下の影響だと思われます。 -
☆里地草地の白花ホタルブクロ
当地のホタルブクロの花色は95%は紫系と書きかましたが
残りは白系です。
西日本では白系が多いようですが、当地で白系は極稀です。
この写真は白花ですがわずかに紫色が残っている個体です。 -
☆里地草地の白花ホタルブクロ
この個体は完全に白系です。
この夏、となり町の里山で白花のヤマホタルブクロを初めて見つけて
撮影したのですが手違いで削除してしまいガッカリです。
ホタルブクロは多年草なので下刈りに合わなければ
来年も見られると思うのでしっかり保存しなければと思います。 -
☆里地林縁の白花ホタルブクロ
こちらは花の外側は白ですが花の内側にわずかに紫の極小さな班があります。
ここは道路脇に自生していましたが度々下刈りにあうためか
最近みなくなってしまいました。 -
☆里地雑木林のウツボグサ(靭草)
隣り町の里山(雑木林)の草地でウツボグサが咲き始めていました。
ウツボグサ(靫草/シソ科ウツボグサ属)は
花穂の形が弓矢を入れる円筒状の容器ウツボ(靫)に似ているので
付けられた名前で、花が咲き終わると葉は緑色なのに花穂だけが
茶色くカサカサに枯れることから夏枯草(カコソウ)の別名があります。
漢方薬として リンパ腺炎や甲状腺腫、結膜炎、乳腺炎など
抗腫瘍の治療に利用するそうです -
☆里地雑木林のウツボグサ(靭草)
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☆里地雑木林のウツボグサ(靭草)
日本各地(北海道・本州・四国・九州)やアジアの東部から北東部の温帯域に分布する多年生草。
里地や低山、山のふもとなど日当たりのよい山野の草地に群生します。
湿り気のある土壌を好みますが、ここは雑木林の草地で
あまり水分が多いとは思えませんが順応力は高そうです。 -
☆里地雑木林のウツボグサ(靭草)
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☆里地雑木林のウツボグサ(靭草)
ウツボグサは生薬や漢方としても利用されます。
薬用には褐色になりかけた花穂を用い、
日当たりのよいところで速やかに乾燥させたものを夏枯草(カゴソウ)といい、
薬用には煎液を口内炎や扁桃炎の改善、腎炎や膀胱炎に対する利尿薬として内服しするそうです。 -
☆白花ウツボグサ(白花靫草/シソ科ウツボグサ属)
我が家の庭にはの白花ウツボグサがあります。
ずいぶん昔に頂いたものですが
栽培していると言うより空き地に勝手に生えている感じです。
紫色のウツボグサより草丈が10cm程と低いので
同一種の白花かどうかは不明です。 -
☆里山(雑木林)林縁のシデシャジン (四手沙参)
シデシャジン( 四手沙参 /キキョウ科シデシャジン属)
今年も町内の里山でシデシャジンが見頃になりました。
シデシャジンは本州以南の林縁や森に広く分布しますが
自生地は限られ目にする機会は少ないようで、
福島県では絶滅危惧種の指定はされていませんが
自生地はあまり多くないようです。 -
☆里山(雑木林)林縁のシデシャジン (四手沙参)
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☆里山(雑木林)林縁のシデシャジン (四手沙参)
シデシャジンの草丈は80cmから100cmと細長く
単独ではあまり自立せず他に寄りかかるよに成長します。
花径は1.5cmほどで細いリボンがクルクルとカールしたような個性的な花ビラはとてもキキョウの仲間には見えませんが
他のキキョウ科と同じように花ごと散る(萎れる)合弁花です。 -
☆里山(雑木林)林縁のシデシャジン (四手沙参)
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☆里山(雑木林)林縁のシデシャジン (四手沙参)
四手とは神前にささげるリボン状の紙飾りや神主さんがお祓いに使う紙かざりのことで、
沙参はツリガネニンジン(キキョウ科)の中国名です。 -
☆シデシャジンの日本レットデータ
http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06040434548
シデシャジンは17都府県で絶滅危惧種に指定されています。 -
☆里山(雑木林)林縁のシデシャジン (四手沙参)
シデシャジンは開花間もない時はメシベの先端は赤い色をしていますが、
受粉すると赤色は取れてしまい先端が冠状に先割れします。 -
☆里山(雑木林)林縁のシデシャジン (四手沙参)
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☆里山(雑木林)林縁のシデシャジン (四手沙参)
シデシャジンは福島県では絶滅危惧種として無指定ですが
私は今まで県内では当町以外でまだ見たことがありません。
唯一、栃木県那須塩原市で数株見ただけです。 -
☆里山(雑木林)林縁のシデシャジン (四手沙参)
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☆里山(雑木林)林縁のシデシャジン (四手沙参)
キキョウ科はシデシャジンの他にも蔓状になる
ツルキキョウやツルニンジン、
花が扇状のサワギキョウやミゾカクシ、
釣り鐘状のホタルブクロやツリガネニンジンなど
個性派ぞろいです。 -
☆里山(雑木林)林縁のシデシャジン (四手沙参)
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☆里山(雑木林)林縁のシデシャジン (四手沙参)
この里山を管理する地域の人はシデシャジンの貴重さを認識していないようで
毎年のように他の雑草と一緒にされ6割がた刈り取られてしまいます。
それでも毎年花を咲かせるのですから、けして弱い植物ではないようです。
ある程度管理されないと生きていけない里地里山型植物の宿命ですが
もう少し山野草の知識を身に付けてくれれば
毎年美しい花をたくさん咲かせてくれることでしょう。 -
☆里山(雑木林)林縁のシデシャジン (四手沙参)
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☆里山(雑木林)林縁のシデシャジン (四手沙参)
植物にはシデシャジンの他にもシデコブシ、シデザクラ、イヌシデなど
四手(シデ)と言う名の付くものがあり、種はそれぞれ違いものの
ヒラヒラしたリボンのような作りが特徴です。 -
☆里山(雑木林)林縁のシデシャジン (四手沙参)
四手は紙垂と書いてシデと呼ぶこともあります。
神に供えられるヒラヒラした紙には「御幣」(ごへい)と「紙垂」があり、
串に付けた神祭具は「御幣」で、
「紙垂」は、お榊やしめ縄などに付けられるものを指すそうです。 -
☆田んぼ土手を彩るクサフジバカマ(草藤袴)
◎ツルフジバカマ(蔓藤袴/マメ科ソラマメ属)
郊外の田んぼ道の土手でツルフジバカマが花盛りでした。
ツルフジバカマは北海道~九州や東アジアに広く分布し
花が藤に似て蔓状の茎に袴状の托葉があるのでツルフジバカマと呼ばれます。 -
☆田んぼ土手を彩るクサフジバカマ(草藤袴)
白丸の部分がハカマ(袴)状の托葉です。
ま、専門家かマニアでもない限り気づきにくい特徴です(^-^;。 -
☆田んぼ土手を彩るクサフジバカマ(草藤袴)
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☆田んぼ土手を彩るクサフジバカマ(草藤袴)
緑が濃くなるこの時期は光があまり射さない森の中より
明るい林縁や土手などの方がたくさんの花が見られます。
ただ里地の林縁や土手は下刈りされる割合が高く宿根草とは言え毎年同じ場所、
同じ時期に咲いているとは限らないので
こまめにあちこちチェックしないと花の盛りを見逃してしまいます。 -
☆田んぼ土手を彩るクサフジバカマ(草藤袴)
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☆田んぼ土手を彩るクサフジバカマ(草藤袴)
ツルフジバカマは福島ではさほど珍しい花ではありませんが
京都、奈良、滋賀、三重、兵庫、宮崎では絶滅危惧種1類に指定されています。
都市部で絶滅危惧の恐れがあるのは理解できますが
奈良、滋賀、三重、宮崎などはまだまだ田園地帯が残っていると思うのですが
なぜ生息数が少ないのか不思議です。 -
☆田んぼ土手を彩るクサフジバカマ(草藤袴)
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☆田んぼ土手を彩るクサフジバカマ(草藤袴)
自生数が少なければ絶滅危惧種に指定されますが
当地では普通に見られるので田んぼ農家にしてみれば
厄介な雑草です。
多年草な上に成長力が逞しいので
放っていおくと田んぼの土手どころか田んぼの稲にまで
絡みついてきます。
いくら貴重だとしてもあまりに勢力が強いと嫌われるので
何事もほどほどが良いようです。 -
☆田んぼ土手を彩るクサフジバカマ(草藤袴)
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☆田んぼ土手を彩るクサフジバカマ(草藤袴)
当地でクサフジバカマをわざわざ自宅で栽培する人はいませんが
上手くネットを使って蔓を誘引すれば
花は大振りでキレイなので庭を美しく色取ってくれると思います。 -
☆田んぼ土手を彩るクサフジバカマ(草藤袴)
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☆田んぼ土手を彩るクサフジバカマ(草藤袴)
ツルフジバカマはソラマメ属なので実は基本的には上向きに付きます。
この上向きに付く状態が空豆の名前の由来です。 -
☆田んぼ土手を彩るクサフジバカマ(草藤袴)
藤(ノダフジ、ヤマフジ)は垂れ下がるように咲きますが
クサフジバカマは基本的にはみな空向きに咲きます。
ゆえに実も空向きになります。
でも中には上記の托葉(袴)で紹介した花は天邪鬼なようで
下向きに咲いていました。 -
☆田んぼ土手を彩るクサフジバカマ(草藤袴)
-
☆田んぼ土手に咲くオオバクサフジ(大葉草藤)(※2022/8/17撮影)
郊外の田んぼ脇の林縁ではオオバクサフジが自生していま。
オオバクサフジ(大場草藤/マメ科ソラマメ属)は北海道・本州・九州の山野の草原や林縁に分布するマメ科の蔓性多年草。
草丈は1.5m~2mほど自立はせず他の植物に巻き付いたり
覆いかぶさって成長します。
ぱっと見た目の印象はツルフジバカマよりかなり貧素です(^-^;。 -
☆田んぼ土手に咲くオオバクサフジ(大葉草藤)&キチョウ
葉は普通ほとんど無柄で、長さ7-20cmの複葉、先端は分岐し巻き髭になります。小葉は長さ2-6cm、幅1-3cmの卵形で互生し(一部対性)、
托葉は下側に伸びる歯牙があるか2裂する。
花は青紫色で、長さ13~15mm、総状花序は長さ4~7cmで多数の花を付けます。
花期は8月~10月。
果実は豆果で長さ2~3cmで数個の黒色の種子。
名前の由来は、クサフジの仲間で小葉が大きいことからですが
他に比べて少し大きい程度で私的には大葉というより中葉って感じかな。 -
☆田んぼ土手に咲くオオバクサフジ(大葉草藤)&イチモンジセセリ
オオバクサフジはソラマメ属の仲間。
ソラマメは色が空色からではなく実(豆)が空の方向に立ちあがるように
結実することからきています。
もちろんオオバクサフジもほとんどが空に向かうように実がなります。 -
☆田んぼ土手に咲くオオバクサフジ(大葉草藤)
名前に藤と付くだけあって花は藤(ノダフジ、ヤマフジ)と似ています。
ただオオバクサフジは多年草で藤は蔓性の樹木の違いがあります。 -
☆オオバクサフジの日本レッドデータ
http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06030572631
オオバクサフジは20都府県で絶滅危惧種に指定されています。
なんと我が福島県では絶滅危惧種1類ではないですか!
1類は日本レッドデータでは最も絶滅の危険度が高い植物です。
たしかに、私は地元の自生地を知っているので
そう貴重な印象は持っていませんでしたが他では見ていないので
やはり貴重なのかも。 -
☆北海道利尻島ペシ岬のヒロハクサフジ(広葉草藤)
◎ヒロハクサフジ(広葉草藤/マメ科ソラ豆属)
クサフジに似ますが、別名ハマクサフジ(浜草藤)と呼ばれるように海岸に多い。
北海道~九州の山野の日当たりの良い草地や林縁などに自生。
小葉は5~8対と少なく(クサフジ9~12対)、
長だ円形で幅6~10mm(クサフジ2~7mm)
で広く、軟毛があり淡緑色、花は大きく約15mm(クサフジ約10mm)、
がく片は3角形などで明らかに区別できます。 -
☆道路脇土手を埋め尽くすナヨクサフジ(弱草藤)
ツルフジバカマより早く咲き出すのがナヨクサフジです。
ナヨクサフジは欧州原産でレンゲ草と同じように緑肥として持ち込まれましたが
移出し各地で群落を形成し他の植物を覆いつくします。
どこが弱(ナヨ)なんだか理解できません(^-^;。
ナヨクサフジは見た目美しい花ですが全草にアミグダリン(青酸配糖体)を含み鉢熱、皮膚炎、結膜炎、下痢、膿状の鼻汁、口腔内発疹、皮下浮腫の症状があり、特に種子は急性の神経症状があり死亡例もあるそうなので要注意です。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
近隣のあちこちの里山でヤマユリが満開を迎え
甘い香りに満ちています。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
ヤマユリ(山百合/ユリ科ユリ属)は山林や野原などに自生し
草丈が1m~1m50cm花径は20cmにもなる世界最大級の大型ユリです。
日本を代表するユリですが、
自然の自生地は近畿以北~青森(北陸は除く)に限られ近畿では数が少なく、
京都で野生種は絶滅したと言われてます。
私の地域で山に咲くユリと言えば黙っていてもヤマユリを指すほど
ごく普通に見られるユリですが、思いのほか分布域が狭いのは不思議です。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
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☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
日本は世界有数のユリ大国ですが
欧州ではシーボルトがテッポウユリを伝えるまで白いユリと言えば
地中海沿岸、バルカン地方、パレスチナ地方、コーカサス地方などに
自生していた花の小ぶりなニワシロユリだけだったそうです。
白いユリは純潔、清廉、潔白の象徴として
聖母マリアの花として大切にされてきましたが
シーボルトがテッポウユリを伝えてからは
寒さ厳しい欧州北部のオランダ、ベルギーなどでも栽培が容易なため
あっとういう間に広まり、ユリと言えばニワシロユリのことだったのが
ヨーロッパ産のニワシロユリをマドンナリリィと区別し
日本産の白いユリをイースターリリィと呼んだそうです。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
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☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
その後ヤマユリが1873年ウィーン万博で日本の他のユリと共に紹介され
花の白さ大きさ華やかさに人気が沸騰し、
タモトユリやテッツポウユリなどとかけ合わせれ
欧州人(キリスト教徒)好みのより純白でより豪華なカサブランカや
美しいオリエンタルハイブリットユリが次々に開発されてきました。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
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☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
ヤマユリやオニユリなどは球根は百合根として
干した蕾も山菜として食べられますが
それらはあくまで栽培したユリなので
野生のユリの採取は止めましょう。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
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☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
ヤマユリの周囲の花は
終盤を迎えたオカトラノオ(丘寅の尾/サクラソウ科オカトラノオ属)
同時期に見頃になればより素敵ですが自然からすれば人間の思いなど
関係ありません(^-^;。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
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☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
ヤマユリは里地里山型の植物ですが近年よく見るようになったのは
道路を造る際に切り崩した法面です。
法面が崩落しないようコンクリートブロックや崩落防止ネットなどで
覆われていて他の植物が進出しにくい場所でも
わずかな隙間から芽生えて花を咲かせます。
ヤマユリは過酷な環境でも明るい太陽があれば生きていけるようです。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
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☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
ヤマユリが太陽を求めて草丈1.5mくらいまで成長しますが
中には強かな植物もいてそのヤマユリに絡みついて
太陽享受に便乗する蔓植物もいます。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
ヤマユリは1株に1つから3つの花を咲かせます。
年季の入った古株になると中には1株で50~80もの花を
咲かせるものもあります。
でも1株の花が必ずしも年々花が増えるわけでもなく
多花になる条件は良く分かっていません。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
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☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
ヤマユリも人間と共生関係にある植物の一つで
よく手入れされた里山里地を好みます。
長い間下刈りされなかったり、枝打ちされなかったりすると
森がだんだん鬱蒼として日当たりが悪くなり
だんだん消えていってしまいます。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
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☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
園芸種のユリの中では純白のカサブランがダントツの人気を誇りますが
その交配の原種が日本原産のヤマユリ、タモトユリ、サクユリだと
言われています。
花の大きさは伊豆諸島原産で日本最大のユリと言われるサクユリ、
栽培しやすく耐寒性はヤマユリから
上向きで純白の花色はタモトユリから引き継いだと言われてます。
日本原産の白系ユリの良いとどりしたのが
オランダで生まれ、1984年にデビューしたカサブランカなんですね。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
タモトユリは鹿児島県トカラ列島の口之島の袂が浦という断崖に生え、
命綱をつけて着物のたもとに入れて持ち帰ったことからこの名がついたという説と、平家の落ち武者がたもとに白く香る美しいユリを忍ばせてきたという伝説からこの名がついたという説があるそうです。
薩摩藩が幕府に毎年12本献上していたという古文書の記載もある、ロマン溢れるユリです。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
当地でヤマユリはよく目にするのでその価値をあまり高く評価していませんが、
野生でこれほど大きな花がこれほど密に花をつけ
さらに群生しているのですから世界的に見ても誇らしいことです。
燈台下暗しで日本人はあまりピンとこないかも知れませんが
花好きの外人さん向けインバウンド観光の有効な観光資源になりえると思います。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
サクユリはヤマユリの変種とされ、伊豆諸島に生える固有種である。
草丈は大きいものは2mにもなり、花径は30cmにもなる
世界最大級のユリです。
ヤマユリより赤い班が少ないとされ
欧州で盛んに新種が生み出されたオリエンタルハイブリット種の
配合原種の一つです。
漢字では作百合と書くようですが、その作の語源がはっきりしないので
カタカナ表記される場合が多いようです。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
これだけ大きな花が密に咲いていると
これが野生だとは思えないほど豪華で華やかです。
ただし匂いもむせるように甘いです(^-^;。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
純白大輪で人気の園芸種カサブランカは映画『カサブランカ』をイメージしやすいですが、カサブランカはモロッコの都市名でユリのカサブランカとは
関係ないと言われています。
カサブランカの語源がスペイン語でカサ(家)・ブランカ(白い)、
つまりカサブランカは大きな純白のユリを指すのであって
厳密には黄色やピンクはカサブランカとは言わないそうです。
でも実際はカサブランカを元に交配された黄色やピンクの大型ユリも
カサブランカと呼ばれているようです。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
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☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
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☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
ヤマユリの中でも花ビラの筋模様や斑点が赤いタイプを
赤筋ヤマユリとか紅筋ヤマユリと呼びます。
ここ数年中々赤筋と呼べるようなヤマユリに出会えていませんでしたが
久しぶりに紅筋と呼んでもいいくらい赤味のあるヤマユリに出会えました。 -
☆里山を濃厚な香りで包み込むヤマユリ(山百合)
画像検索で赤筋ヤマユリとか紅筋ヤマユリを検索すると
かなり真っ赤なタイプのユリがたくさんHitします。
その多くは品種改良された園芸種ではないかと思います。
私的には程ほどの赤味が好みかな。 -
☆里山の赤筋ヤマユリ(赤筋山百合・ユリ科ユリ属)
10年以上前だったか隣り村で見つけた
筋や斑模様がひと際赤いヤマユリです。
翌年も花を楽しみに見に行ったら
なんと盗掘されていました(--〆)。
それ以降これほど赤いヤマユリには出会えていません。
これで◆福島・四季・彩々・Part108~初夏の野の花の候 はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。
大型で非常に強い台風14号が日本列島を縦断しそうです。
私もこれから家の周りを再点検し強襲に供えようと思います。
どうぞ皆様も十分お気をつけください。
ではまた。 j-ryu
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