2020/04/14 - 2020/04/26
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j-ryuさん
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☆笠が森のイワウチワや大滝川渓流沿いのコミヤマカタバミなどを堪能したあとは
車で15分ほど南西の山懐にある“涌井の清水”にも立ち寄りました。
この春は既に咲き始めたばかりのリュウキンカを紹介しましたが
そろそろ一番の見頃じゃないかと思い再訪しました。
毎年の恒例行事のようなもので常連フォロワーさんには
またかいなと突っ込まれそうですが
多くの日本人が毎年のように桜を見てもあきないように、
控えめで美しい山野草だって飽きることなどありません。
それより山野草も自分も今年もこうして元気に再会できることは
何よりの幸せであり、とてもありがたいことだと思います。
しかしこの春、桜さえ満足に見ることもできずに
殺人ウィルスと最前線で戦っている医療従事者の皆様には
万感の拍手を送るとともに心から感謝したいと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆涌井の清水へのルートマップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2871358,140.113621,10104m/data=!3m1!1e3
福島県天栄村の涌井の清水へは国道294号線が羽鳥湖方面と猪苗代湖方面に分岐する八十内集落の少し手前の京谷原集落を目指します。
京谷原集落に入ると防火用水のある分岐路に涌井の清水への看板があるので、それに従い500mくらい進むとダートの無料駐車場(約15台分)あがり、その右奥手が涌井の清水です。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
記憶力の良い方ならこの写真をご覧になって
前回と3/31とそう変わらないんじゃないの?
と思うかもしれませんが、
こちらは清水本体で水深が30~80cmほどあるので
リュウキンカは水深の浅い淵にしか自生できません。
なのでぱっと見の印象は前回と大差ないように見えるかも。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
リュウキンカが多く自生するのはこの写真の右手です。
奥山の湧水から流れ込んでくる”せせらぎ”が清水本体に合流する手前が
湿地状になっていてリュウキンカの好む環境が整っています。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
(案内板より)
涌井の清水は、湧水量毎分2,200L、面積約500㎡と言われ、
水底から途切れることなく砂が浮き上がる様子は神秘的で、
日照りで降雨の少ない気候でも水量に変わりなく、魚も生息し、
昔から魚を獲ったり、池をかき回すと洪水となって襲ってくると言い伝えられ、
人々から恐れられていました。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
また、その昔、成務天皇のころ(4世紀半ば?)、この沼に住む大蛇が水を湯の如く熱し人々に害を与えるので、
この池を治めた石背国造初代の建美依米命がこれを憂え、
沸湯御前神社を祀り、人々の平和を願ったといわれています。
江戸時代には、この沼が雨乞いの霊地として領主の白河藩主の耳にも入り、
慶安元年(1648年)の大早魃のときに藩主榊原忠次の命により、
また、宝永元年(1704年)の旱魃には
藩主松平基知らが領民を救済するために、大祈祷を行わせた記録があります。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
リュウキンカは水辺は好きですが水深が深いと自生できませんが
水上に顔を出している水没樹の木株はお気に入りのようです。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
条件が良いとは思えませんが
ライバルが少ないので良い物件なのでしょう。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
ただこれ以上大家族には成れないのが玉に瑕かも(^^;)。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
さらにこの木株とは運命共同体。
木株の腐食が進むとだんだん住み場所も浸食されてきます。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
水面に咲くリュウキンカは水鏡に映る姿もまた美しいです。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
こちらの木株にはショウジョウバカマも共生しています。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
-
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
リュウキンカ自体は福島県の山間の湿地や小川沿いでよく見られますが
中でもこの木株リュウキンカはかなりフォトジェニックな個体だと思います。 -
☆花ざかり“涌井の清水
涌井の清水は沼状の清水本体の沼底から清水がプクプクと自噴する他に
沼の背後の山で湧き出す清水が“せせらぎ”となって流れ込み
沼状の清水を形成しています。
リュウキンカは山奥から“せせらぎ”に沿って点々と自生し
沼に合流する前の湿地に大きな群生をつくり
さらに沼の周囲にも点々と自生します。 -
☆花ざかり“涌井の清水
沼状の清水では沼底の至るところからブクブクと湧水していますが
沼底が白っぽい部分は特に湧水量が多いポイントで
頻繁に気泡が湧き上がり水面に波紋が広がります。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
以前は湿地の辺りには見学用のウォークボードがあったのですが
今は朽ちて撤去されたので湿地部分を周回する歩道はありません。
清水全体を周回する場合は長靴を履く必要があります。
周回しないまでもジメジメした地質なので長靴がベストです。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”とミズバショウ
-
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”とミズバショウ
清水の南岸辺りはミズバショウ(水芭蕉)が群生しています。
ミスバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)は主にシベリア東部、
サハリン、千島列島、カムチャッカ半島と
日本の北海道と中部地方以北の湿地に自生します。
白い花びらのように見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)で実際の花は
真ん中の円柱状の花序に小さな花がたくさん集まっています。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”とミズバショウ
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”とミズバショウ
ミズバショウの英名はAsian Skunk Cabbage。
ミズバショウはいい香りなのに
嫌な臭いの座禅草(Eastern Skunk Cabbage)の仲間だってことで
アジアン・スカンク・キャベツと安易な命名は失礼ですよね(^_^;)。
どちらも虫をおびき寄せるための香りですが
正反対の匂い作戦をとるのはなんとも不思議です(^^ゞ。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
湿地部分に群生するリュウキンカ。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
リュウキンカ((立金花/キンポウゲ科リュウキンカ属)は本州~九州の山あいの湿地や沼地に自生し、
光沢のある黄色い花はまさに金のごとく華やかで山野草の中でも一際存在感のある花です。
ハナビラに見えるのは萼片(がくへん)で、これはキンポウゲ科の花の特徴です。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
写真上部が山奥の湧水から流れてくる”せせらぎ”の上流方面。
山の深い森を抜けると湿地状になり
リュウキンカはそこで群生を形成しています。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
満開になるとまるで黄色い花の絨毯のようになります。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
清らかな”せせらぎ”と元気を与えてくれるビタミンカラーのリュウキンカ。
ここに佇むだけで癒されてきます。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
周辺の森からはウグイスをはじめ野鳥たちの春のさえずり。
足元からはやさしい”せせらぎ”の音。
世界中のコロナ騒動など
こことは無縁です。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
20年くらい前はこの辺りに湿地をまたぐように
木製の遊歩道が架けてありましたが
今は跡形もありません。
景観的には無い方が自然豊かでいいですが
周回するには足元が悪いかな(^^;)。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
写真上の方が上流です。
水量の少ない”せせらぎ”ですが
どんな渇水のときも水が枯れたことはありません。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
リュウキンカは咲き始めから花が終わるまで
花が順繰り咲き、花ビラはキレイに散るので
いつまでも見栄えが良いままで観賞期間が長い花です。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
キンポウゲ科の花は悪天のとき花を閉じる種類が多いのですが
リュウキンカは水辺が好きなだけに雨が降っても雪が降っても
ハナビラは閉じない有難い花です。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
涌井の清水周辺の農家のお婆ちゃんはリュウキンカのことを
『ヤジバナ』と呼んでいましたし、
蕗の葉に似るので『ヤジブキ』と呼ぶ地方もあるようです。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
当地では山菜として食べることはありませんが
地方によっては花や若芽を天ぷら、お浸し、みそ汁の具などとして
食べることもあるようです。
でもキンポウゲ科の植物はアルカロイドなどを含有する有毒植物が多いし
リュウキンカも中毒の症例があるので食べるにしても少量に収めておいた方が
無難です。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
リュウキンカ(キンポウゲ科)は『蕗』と葉っぱは似ていますが
蕗(フキ)はキク科フキ属でフキノトウは蕗の花です。
キク科の多くは食用になります。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
ちなみにここの近くの土手では春先フキノトウがたくさん採れます。
山野草にはけっこう詳しい私ですが
覚える気がないからか山菜やキノコの知識はあまりありません(^^;)。
フキノトウは素人でも一目瞭然なので
たまに採ってかえりますが、
他にはワラビくらいしか採らないです。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
-
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
これらの撮影をした4/14(火)は
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が既に日本中に発令されている最中です。
リュウキンカの一番の見頃だと言うのに撮影者はおろか見学者も
私以外誰もいません。
でもこれは新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が出されていたからではなく、
毎年撮影していますが毎年ほとんど他者と遭遇することはありません。
もちろん平日ってこともありますが、涌井の清水は地元福島県でも
殆ど知られていません。
おそらく知名度があるのはお膝元の天栄村くらいでしょう。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
でもその天栄村村民にすら私は滅多に遭遇することはありません。
何故でしょうね?
周囲が自然ばかりだから有難みが薄い?
山野草には興味がない?
近すぎるとお出かけ感が無い? -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
ま、田舎は田舎ですが交通の便はとてもいいんですよ。
国道294号から村道に入り5分ほどだし、
駐車場まではちゃんと舗装道路だし、
村役場からだって10分ほどです。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
江の島周辺の道路が大渋滞しているのを
TVのニュースで見ていると
鎌倉に来ないで下さいとか、軽井沢に来ないで下さいと
叫びたくなるのも良く分かります。
渋滞に賛同はできませんが都市部の人はそれだけ
自然や解放感や余暇に飢えているのでしょうね。
だからと言って福島県に来てくださいとも言えないし
気の毒だけどやはり辛抱するしかないのでしょう。
都市には都市の良さもあるけれど
やはり世の中良い事づくめって無いんですね。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
私が高校生の頃は民放は2局しかなかったし、
新幹線も飛行場も無いし
もちろんNetなどない社会だったから
都会との格差をひしひしと感じましたが
今は情報じたいはそう大差ないし
交通も便利になったし
コンビニだって大型スーパーだって近くにあるし
余り不便さは感じません。
強いて言えば都会的な刺激が殆ど無いので
若者には物足りさつまらなさを感じるかも。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
でもオジサンになると刺激より
静かさ、ゆるやかさ、のんびり感に魅力を感じるようになるので
若い頃は夢や希望を求めて都会で様々な体験をするのは良い事だと思います。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
ただ都会は便利だし華やかだし煌びやかだけど
一極集中し過ぎた弊害がこんなとき露わになってしまうのでしょう。
これからは南海トラフ巨大地震や首都直下型地震の心配もあるし
首都圏に住むのが増々怖くなってきそうです。
20年くらい前に首都機能移転構想があり
福島県の我が町辺りも一時その候補に上がりましたが
リーマンショック不景気とともに消えてなくなりました。
でもこれからは自然災害や未知のウィルス感染などを思うと
一極集中は少し再考しなくてはならない課題かも知れませんね。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
写真上の方が沼状の清水本体です。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
この辺りは湿地なので本来ならこの位置からは撮影できませんが
何年か前に大きな木が倒れ湿地に横倒しになり
その上から撮影しています。
丸太のままなのででバランスをとりながら撮影するのが難しいです。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
リュウキンカは冷涼な高地の湿地を好むので
福島県の他の自生地の多くは4月下旬から5月に見頃を迎えますが
涌井の清水は標高400mほどと他より低地に自生し
湧水なので冬場凍結することもなく
自然の自生地では県内では最も早く満開になります。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
山奥からの湧水が“せせらぎ”となって涌井の清水に注ぎこんでいます。
清らかな水の音とと美しい花と緑
時折ウグイスの囀りも聞こえ春の“涌井の清水”はまさしく
癒しのオアシスです。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
こちらは”せせらぎ”が合流したばかりの清水本体。
この辺りの水深はまだ10cm弱しかありません。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
こんな素晴らしいリュウキンカの花園が我が家から車で20分もかからない場所にあるのはとてもありがたい環境です。
観光客が多くなると環境維持保護のため
環境整備協力金を徴収する場所も増えてきましたが
もちろん私が行く場所ですから涌井の清水は無料です(^^ゞ。
今年は新型コロナウィルス問題もあり
ぜひお出で下さいとは言えませんが
終息したら是非お出でください。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
何年か前に本屋でとある女性写真家の野々花の写真集を見ていたら
なんとこの涌井の清水のリュキンカが掲載されていました。
福島県民にもあまり知られていないのに
どうして知ったんだろう?
もちろん今はNet社会でこうして私自身も地図入りで
紹介しているんだから写真家が訪れても不思議じゃありませんが
花好きの人にはまだまだ穴場だと思います。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
ふつう私は貴重な山野草をNetで紹介する時
盗掘や環境破壊にならないよう
具体的な場所はあまり紹介しませんが
涌井の清水のように各市町村が公開している場所は
詳細に紹介しています。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
涌井の清水は花咲く清水で特に春~夏は様々な花が咲きだします。
ただ秋は清水の周辺に紅葉樹があまり多くないので
色彩的には地味な秋です。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
リュウキンカが終わればこれほど目立つ花はありませんが
漆黒の清水に新緑が映り込み神秘的でとてもきれいです。
その際はぜひ風の無い日を選んでください。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”
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☆花ざかり“涌井の清水のショウジョウバカマ”
清水の周辺ではショウジョウバカマ(猩々袴/メランチウム科ショウジョウバカマ属)も花盛りでした。
この春私の旅行記で何度も登場していますが
ショウジョウバカマは日本全国の低地~高山まで広範囲に分布し、
やや湿った林縁、林床、土手などに自生します。
それだけ見る機会も多いってことです。
花色は薄いピンクや濃いピンク、薄紫など自生地でビミョウな違いがあります。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ&ショウジョウバカマ”
こちらではリュウキンカ&ショウジョウバカマのコラボレーション。
どちらも湿地を好みますが
ショウジョウバカマの方が乾燥に耐えられるので
水分さえあれば湿地以外でも繁殖できます。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ&ショウジョウバカマ”
名前の由来は、花が赤いのを猩々(中国の伝説上の動物のこと)になぞらえ、
根生葉の重なりが袴に似ていることから名付けられたそうです。
葉がロゼット状なのでせいぜい草丈は5cm程度ですが花茎は開花とともに伸長し、高いものだと30cmになる株もあります。
以前はユリ科に分類されていました。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ&ショウジョウバカマ”
猩々と付く植物は他にも
猩々草、猩々木、出猩々、花猩々、猩々紅葉など
みな赤系の葉や花が特徴的な植物ばかりです。 -
☆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ&ショウジョウバカマ”
これで◆花ざかり“涌井の清水のリュウキンカ”はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして『いいね』もありがとうございます。
新型コロナウィルス問題で世界中が外出を控えているのに
毎週のように山や野に出かけて申し訳ないです。
たぶん私に限らず田舎住まいの方は仕事や買い物以外は
ふだんとそう変わらない生活を送れていると思いますが
都市部の人はまだまだ息が詰まりそうな日が続くかと思うと
ほんとうにお気の毒です。
どうぞ今しばらくは辛抱し、そのたまった鬱憤を次回の旅行で
スカっと晴らしましょう。
では皆様、健やかでありますように。
j-ryu
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