2021/10/10 - 2021/11/10
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j-ryuさん
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☆福島の四季折々の花や自然風景を紹介している
“福島・四季・彩々”は回を重ね丁度Part,101になりました。
“福島・四季・彩々”は単独ネタにするには写真が少なかったり
あまり脈絡がないネタだったり、
それらを強引につなぎ合わせたのが“福島・四季・彩々”です。
本来ならの春の山野草を中心にご紹介するところですが
当地ではようく早春の花が咲きだしだばかりでまだ数不足、
前回に引き続き昨年秋~晩秋に撮影しお蔵入りしていた花を中心に
ご紹介します。
旅行記と言いながら貴重な山野草は具体的な自生地を公開すると
盗掘されたり知らず知らずに踏み荒らされたりする恐れがあるので
恐れ入りますが詳細な場所は非公開とさせていただきます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆羽鳥湖高原Map
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2708555,140.0832842,7048m/data=!3m1!1e3
山野草の具体的な自生場所は非公開ですが
この羽鳥湖高原のどこかに自生しています。
湿地はさすがにgoogle mapでも分かりづらいです。 -
☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
ウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)は日本各地や
台湾・東アジア北部・樺太・千島に分布する多年草で
主に山地の湿原・湿地、湿った草地などに生育し、
花の形が家紋の梅鉢紋に似ているのでウメバチソウと呼ばれています。 -
☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
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☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
家紋の梅鉢紋と言えば菅原道真が有名ですね。
道真が家紋に梅の花を使った記録はないそうですが梅の花をこよなく愛したことで知られ陰謀により福岡太宰府に流されたおりには
『東風吹かば匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ』を
詠んだとされています。 -
☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
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☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
藤原道真の死後、疫病や異常気象など不吉な事が続き
これを「道真の祟り」と恐れ
醍醐天皇の勅を奉じ大宰府に安楽時天満宮を建立しその霊を護めたそうです。
その後、大宰府天満宮は学問に秀でた道真にあやかり学問神様として
厚く信仰され全国に天満宮が分詞され、シンボル的梅鉢紋があやかり家紋とした家が多くなったそうです。 -
☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
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☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
ウメバチソウには糸状に裂開した仮オシベと団子状のオシベがあり
まず仮オシベが開き、その後本当のオシベが1本ずつ開いていくユニークな花です。
この仮オシベがとても美しく、人間が見ても惚れ惚れしますが
虫たちもついおびき寄せられます。
でも、美しいという感覚はあくまで人間の想いで
昆虫にすれば蜜のようで美味しそうに見えるのでしょうね(^^ゞ。 -
☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
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☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属
開花して間もないとオシべも仮オシベもまだ全開していません。 -
☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
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☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
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☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
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☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
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☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
ホソヒラタアブが密を吸っています。
ホソヒラタアブは一見、ハチのような見た目をしていますが、ハエ目・ハナアブ科に分類され、人を刺したり噛んだりするようなことはありません。
ハナアブの中でもお腹が平たいため、ヒラタアブと呼ばれています。
成虫は8~10ミリほどの大きさで、
花から花へ飛び回って花粉や花の蜜を食べるため、植物や野菜の受粉を助けます。幼虫の時はアブラムシやカイガラムシなどの微小昆虫を好んで食べるため、
畑の益虫としても知られています。 -
☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
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☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
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☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
&オヤマリンドウ(御山竜胆/リンドウ科リンドウ属)
前回の旅行記でも紹介したオヤマリンドウ(御山竜胆/リンドウ科リンドウ属)ですが1週間後もまだ咲いていました。
その間に蕾ばかりだったウメバチソウも花盛りになり
見事な共演になりました。 -
☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
&オヤマリンドウ(御山竜胆/リンドウ科リンドウ属) -
☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
&オヤマリンドウ(御山竜胆/リンドウ科リンドウ属)
オヤマリンドウは中部地方~東北南部の亜高山~山地の湿った草地や湿地に自生します。
ライトブルーの花が上部にまとまって咲き葉脈の3本線が特徴です。
良く似たエゾリンドウは花が何段にも咲くのが特徴と言われますが
オヤマリンドウも株によっては2段に咲きます。
逆にエゾリンドウでも上部にしか咲かない株もあるのでこの違いだけでは判別になりません。
花色はエゾリンドウの方が濃い青のように見えます。 -
☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
&オヤマリンドウ(御山竜胆/リンドウ科リンドウ属) -
☆エゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆/リンドウ科リンドウ属)
磐梯吾妻の一切経山登山道で。
オヤマリンドウと良く似ますがエゾオヤマリンドウはエゾリンドウの高山型と言われます。
オヤマリンドウの葉脈は3本ですがエゾオヤマリンドウは1本です。 -
☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
&オヤマリンドウ(御山竜胆/リンドウ科リンドウ属) -
☆初秋の磐梯山・裏磐梯スキー場
エゾリンドウ(蝦夷竜胆/リンドウ科リンドウ属)
エゾリンドウは日本原産の多年草で、北海道から本州近畿以北にかけて分布し、山地の湿地帯に生える。ホソバエゾリンドウ(Gentiana triflora)の変種とされます。
茎の高さ30~100cm。葉は茎に対生し、形は披針形で縁はざらつかない。花期は9~10月にかけて。花は茎の先端と葉腋につき、栄養状態がよければ数段につく。花冠の長さは4~5cm、日が差すと花が開き、リンドウよりも淡い青紫色の花を咲かせる。
エゾオヤマリンドウは本種の高山型とされ、花は茎の先端に咲きます。
でもエゾリンドウも先端にしか咲かない株もあるし
逆にエゾオヤマリンドウも葉腋に花を少し咲かせる株もあるので
明確な区別は難しいです。 -
☆羽鳥湖高原湿地のウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
&オヤマリンドウ(御山竜胆/リンドウ科リンドウ属) -
☆羽鳥湖高原湿地のムラサキミミカキグサ(紫耳搔き草/タヌキモ科タヌキモ属)
ウメバチソウが咲く湿地ではムラサキミミカキグサも見頃でした。
ムラサキミミカキグサ(紫耳搔き草/タヌキモ科タヌキモ属)は北海道~屋久島の湿地に分布する食虫植物で分布域は広いのですが
なんと42都道府県で絶滅種や希少種に指定されています。 -
☆羽鳥湖高原湿地のムラサキミミカキグサ(紫耳搔き草/タヌキモ科タヌキモ属)
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☆羽鳥湖高原湿地のムラサキミミカキグサ(紫耳搔き草/タヌキモ科タヌキモ属)
泥の中に地下茎と捕虫嚢を持ち、
小型の動物プランクトンなどを捕まえ栄養にするそうです。
所々に小さなヘラ状の葉を付け、8~9月に7~10cmほどの花茎を伸ばし
2mmほどの小さな紫色の花を咲かせます。
あまりに小さな花なので撮影はいつも難儀します。 -
☆羽鳥湖高原湿地のムラサキミミカキグサ(紫耳搔き草/タヌキモ科タヌキモ属)
目にすることの少ないタヌキモ科ですが
日本にはムシトリスミレ属とタヌキモ属があり、14種が自生しています。 -
☆羽鳥湖高原湿地のムラサキミミカキグサ(紫耳搔き草/タヌキモ科タヌキモ属)
草丈が低く花も極小のマクロ撮影は本来なら
地べたに這いつくばって被写体に目一杯近づいて撮るのですが
ここは泥状の湿地なので這いつくばるの無理なので
膝と腰を目一杯かがめて撮影します。
でも中腰手持ちでマクロ撮影はカメラがぶれやすく
とても難しい撮影の一つです。 -
☆羽鳥湖高原湿地のムラサキミミカキグサ(紫耳搔き草/タヌキモ科タヌキモ属)
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☆晩夏の猪苗代湖~白鳥浜のタヌキモ (※2021/8/31)
夏には猪苗代湖畔ではタヌキモ属の仲間、タヌキモも撮影しました。
タヌキモ(狸藻/タヌキモ科タヌキモ属)は
全国の湖沼や池などに生育する水生食虫植物で、
根は無く花以外は沈水状態で浮遊しています。
草長は30cm~100cm、糸状の葉を互生し、
葉の付け根に小さな捕虫嚢を多数つけます。 -
☆須賀川市大滝川渓谷のオクトリカブト(奥鳥兜/キンポウゲ科トリカブト属)
隣り村の大滝川渓谷でオクトリカブが花盛りでした。
オクトリカブトは山奥の渓流沿いや林内、沢筋など湿ったところに自生し
高さは0.6m~2m、林縁や斜面では斜上し、
草原では直立し葉は5~7裂しますが他のトリカブトのように細長く切れ込まず
葉っぱ全体にやや丸みがあるのが特徴です。 -
☆須賀川市大滝川渓谷のオクトリカブト(奥鳥兜/キンポウゲ科トリカブト属)
ヤマトリカブトと自生地がかぶり、葉が微妙に違うだけで
花は殆ど同じなので見極めはとても難しく
区分けする必要がないかも(^^);。 -
☆須賀川市大滝川渓谷のオクトリカブト(奥鳥兜/キンポウゲ科トリカブト属)
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☆当地のトリカブト色々
ヤマトリカブトは中部~東北南部に分布し山奥の渓流沿いや林内、沢筋など
湿ったところに自生します。
高さは0.6m~2m、林縁や斜面では斜上し、
草原では直立し遠目はオクトリカブトとあまり見分けが付きません。
葉は5~7裂しますがオクトリカブトの葉は全体に丸みがあり
深列する葉と葉の間にあまり隙間がありませんが
ヤマトリカブトは深裂する真ん中の葉がやや長めで葉と葉の間に隙間があります。 -
☆須賀川市大滝川渓谷のオクトリカブト(奥鳥兜/キンポウゲ科トリカブト属)
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☆須賀川市大滝川渓谷のオクトリカブト(奥鳥兜/キンポウゲ科トリカブト属)
オクトリカブトは日本固有種で北海道の道南地方、本州の新潟県・群馬県以北の
日本海側に分布し、低地から山地帯の草原、林内、林縁、高地草原に自生。
草丈は1m~1.5m,細長いので他の植物に寄りかかるように斜向します。 -
☆須賀川市大滝川渓谷のオクトリカブト(奥鳥兜/キンポウゲ科トリカブト属)
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☆大滝川渓谷のニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
(※2021/4/19 撮影)
当地でニリンソウを山菜として食べる人は稀ですが
芽出しの頃はトリカブトと良く似ているので要注意です。
ニリンソウの中で少しだけ突出している植物はオクトリカブトです。
この位の大きさになればニリンソウとトリカブトを間違うことは
無いと思いますが、草丈が同じ頃だと間違い恐れがあるので
ニリンソウを山菜として食べる際はくれぐれも間違わないよう
採取しなくてはなりません。 -
☆須賀川市大滝川渓谷のオクトリカブト(奥鳥兜/キンポウゲ科トリカブト属)
トリカブトは「ドクゼリ」「ドクウツギ」と共に、
日本三大有毒植物のひとつとされています。
でもさすがに食味したことは無いので
どれほどの毒か想像付きません。 -
☆須賀川市大滝川渓谷のオクトリカブト(奥鳥兜/キンポウゲ科トリカブト属)
トリカブトは根が特に毒性が強いことで知られていますが、全株有毒で葉や花びらにも毒が含まれています。
トリカブトの毒の主成分は、アコニチンと呼ばれるアルカロイド系の有毒成分で、他にもメサコニチン、アコニン、ヒバコニチンなども含みます。 -
☆須賀川市大滝川渓谷のオクトリカブト(奥鳥兜/キンポウゲ科トリカブト属)
「美人」の反意語で使われる『ブス』という言葉は、
トリカブトが語源であると言われています。
有毒部位であるトリカブトの塊茎を「附子(ぶし)」と呼び、
誤って食べてしまうとその毒性から神経に麻痺が出て、
顔の表情が変になってしまう事から「ぶし」が訛って
「ブス」となったと言われています。 -
☆須賀川市大滝川渓谷のオクトリカブト(奥鳥兜/キンポウゲ科トリカブト属)
狂言の演目に『附子(ぶす)』があります。
出かける主人は、太郎冠者と次郎冠者に留守番をいいつけます。
主人は二人に桶を見せ、この中には附子という毒が入っていて、
その方から吹く風にあたっただけで死んでしまうしまうくらいだから、
絶対に近づかないようにと言い置いて出かけます。
しかし、だめだと言われると、やってみたくなるのが人情。
二人は、こわごわ桶に近づき、中を覗き込みます。
すると、中身は附子ではなく、おいしそうな砂糖だったのです。
二人は我慢できず、つい砂糖を口にしてしまい、
とうとう全部平らげてしまいます。
そして、言い訳のために主人秘蔵の掛け軸や、天目茶椀を壊して、
大声で泣きながら主人を待ちます。
二人は、驚き怒る主人に、お詫びに毒の『附子』を全部食べたと
言い訳わけをします・・・。
左上の白い花はサラシナショウマ(更科升麻/キンポウゲ科サラシナショウマ属) -
☆里山林縁のオケラ(朮/キク科オケラ属)
Part100でも紹介しましたが
町郊外里山の林縁でもオケラが見頃になっていました。
オケラ(朮/キク科オケラ属)は本州以南、朝鮮・中国に分布する多年草で
明るい草原や林縁などやや乾燥ぎみの所に生育します。
新潟、富山、高知など19都府県では絶滅危惧種に指定され
福島県でもそう多く見られる花ではありません。
町内の里山にもポツポツとあるのですが手入れが良すぎる里山だと
下刈りされる場合が多く見られない年もあります。
オケラには雌花だけが咲く雌株と両性花が咲く両性株があります。 -
☆里山林縁のオケラ(朮/キク科オケラ属)
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☆里山林縁のオケラ(朮/キク科オケラ属)~両性花
両性花は咲き始め青っぽい花柱のオシベだけですが
時間の経過と共にオシベの真ん中からメシベが伸びてきます。
ようするに一つの花柱に雄雌が同居していて
雄の機能と雌の機能の時差で機能する『雌雄異熟』と言うわけです。
雄が先に先熟するタイプを雄性先熟(ウメバチソウ、ゲンノショウコ、アカバナ)雌が先に先熟するタイプを雌性先熟(ショウジョウバカマ、ミズバショウ、コブシ)と言うそうです。
これに当てはめるとオケラの両性花は雄性先熟のようです。
この雄性先熟の時に花を見ると雄株&雄花に見えるかもしれませんが
ほとんどはその後メシベが伸びてくると思われるので
オケラには雄花だけの株や花は無いのかも知れません。 -
☆里山林縁のオケラ(朮/キク科オケラ属)
オケラは昆虫のオケラとは関係ありません。
名前の由来は万葉時代のウケラがオケラに転じた。
そのウケラの由来は、
①葉が蓑(みの)、花が漁具の筌(うけ)に似ていることからとする説
②軟毛をまとった若芽を、昔の雨具である朮〈うけら〉に見立てた説
③葉が物を受けるのに良い、さじのような形をしてるから
などがあるようです。 -
☆里山林縁のオケラ(朮/キク科オケラ属)
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☆里山林縁のオケラ(朮/キク科オケラ属)
オケラの背後に咲いているのはノハラアザミ(野原薊/キク科アザミ属)
良く似たノアザミは春~初夏に咲き
ノハラアザミは夏から晩秋まで長い期間咲き続けます。 -
☆里山林縁のオケラ(朮/キク科オケラ属)
日本にはアザミの仲間が60種ほどあると言われますが
いの一番に咲くのはノアザミ(野薊/キク科アザミ属)です。
井上陽水さんの代表曲『少年時代』の歌詞にある
“夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう・・・・♪”のアザミは
花の時期からすると、夏の終わり頃から咲き始めるノハラアザミ(野原薊)だと
思われます。
ノハラアザミも花はそっくりですが、
花の時期が遅く総包(ガクを包むふくらみ)がノアザミの様に粘々しません。 -
☆里山林縁のセンブリ(千振/リンドウ科センブリ属)
町内の里山の林縁でセンブリが見ごろになりました。
センブリ(千振/リンドウ科・センブリ属)は古くから健胃生薬として知られ、
千回煮出してもなお苦いことからセンブリと名付けられました。
昔から身近な民間薬として人気があるために乱獲されたり、
里山の荒廃などでその数を激減させました。 -
☆里山林縁のセンブリ(千振/リンドウ科センブリ属)
センブリの背後の青紫色の花はノコンギク -
☆里山林縁のセンブリ(千振/リンドウ科センブリ属)
薬草として開花時期の根っこを含む全草を干して利用するため、
根こそぎ採ってしまうのも大きな原因のようです。
センブリは2年草なので、一度根こそぎ採取されると種ができず消滅してしまう恐れがあるので、もし採取する場合にしても全株採らずに数株でとどめて欲しいものです。 -
☆里山林縁のセンブリ(千振/リンドウ科センブリ属)
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☆里山林縁のセンブリ(千振/リンドウ科センブリ属)
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☆里山林縁のセンブリ(千振/リンドウ科センブリ属)
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☆里山林縁のセンブリ(千振/リンドウ科センブリ属)
背後の赤いのはツタモミジです。 -
☆里山林縁のセンブリ(千振/リンドウ科センブリ属)
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☆里山林縁のセンブリ(千振/リンドウ科センブリ属)
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☆里山林縁のセンブリ(千振/リンドウ科センブリ属)
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☆里山林縁のセンブリ(千振/リンドウ科センブリ属)
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☆里山林縁のセンブリ(千振/リンドウ科センブリ属)
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☆里山林縁のセンブリ(千振/リンドウ科センブリ属)
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☆里山林縁のセンブリ(千振/リンドウ科センブリ属)
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☆里山林縁のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
町内の里山の林縁でリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)が見頃です。 -
☆里山林縁のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
背後ではノハラアザミが咲いています。 -
☆里山林縁のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
リンドウは漢名の「龍胆」の音読み「りゅうたん」が しだいに訛って「りんどう」になったそうで リンドウの根が胆汁のように苦く、その苦みが 熊の胆より苦いので龍の胆と呼ばれたそうです。 -
☆里山林縁のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
リンドウ背後の白い花はユウガギク -
☆里山林縁のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
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☆里山林縁のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
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☆里山林縁のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
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☆里山林縁のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
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☆里山林縁のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
赤い花はイヌタデ(犬蓼/タデ科タデ属)
イヌタデは薬味に利用されるヤナギタデに対し、
葉に辛味がなくて役に立たないという意味で「イヌタデ」と名付けられた。
赤い小さな花や果実を赤飯に見立てアカマンマともよばれます。 -
☆里山林縁のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
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☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海と日の出
毎年11月ごろになると寒暖差が大きくなると朝霧が出やすくなり、
平地で見れば朝霧ですが山から見下ろせば雲海になります。
我が家周辺が濃い霧に包まれた朝、我が家から一番近い雲海が見られる
ビューポイントに行ってみました。 -
☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海と日の出
我が家からビューポイントまで車で20分ほど、
道中もずっと霧が出ていたのでこれなら雲海も期待できると思ったのですが・・・ -
☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海と日の出
なんと霧が濃すぎて雲海どころか何も見えません。
しばらく待っていましたが霧は濃いままで
霧の向こうから日が出てきてしまいました。 -
☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海 (※2020/12/4 撮影)
本来ならこのような朝霧&雲海を期待したのですが・・・ -
☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海 (※2018/11/15,2019/12/20 撮影)
朱鷺色に染まる朝焼けの雲海が見たかった・・・・ -
☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海と日の出
日の出が見られただけまだマシかもしれないけど・・・ -
☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海と日の出
霧と言うよりまるで雷雲のような黒い雲海です。 -
☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海と日の出
-
☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海と日の出
普通なら太陽が高くなると気温も高くなり
霧は次第に消えていくのですが
一向に晴れる様子がありません。 -
☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海と日の出
太陽はずいぶん高い位置まで昇ってきたので
この日は諦めて下山します。 -
☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海と日の出
-
☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海と日の出
平地まで下りてきました。
ビューポイントほどではありませんが
まだ濃い霧が立ち込めています。 -
☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海と日の出
太陽はすっかり高くなってしまったので
朝焼けはすでに終わっていましたが
薄紫色の朝霧も悪くはありません。 -
☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海と日の出
-
☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海と日の出
私が立つ場所はほとんど霧はありませんが
向こうの朝霧はかなり濃いままです。 -
☆悠久の里・岩瀬~沸き立つ雲海と日の出
理想的な朝霧&雲海は見られませんでしたが
やはり素晴らしい写真を撮りたいなら
足繁く通わないとダメですね。 -
☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
我が家から車でわずか7、8分の住宅街に隣接した川沿いの崖で
ダイモジソウが花盛りになりました。
10年くらい前に春にたまたま他の山野草を探して
川沿いの崖渕を歩いていたら
ダイモンジソウの新芽を見つけたのきっかけでした。 -
☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
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☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
ダイモンジソウは北海道~九州の低地から高地の湿った崖や岩などに自生します。
福島県内では県南部の渓流沿いや奥羽山地の渓流沿いなどでよく見られますが
まさか住宅街そばを流れる川の崖で人知れず群生していたとは驚きです。
誰にも見付からないで盗掘も免れたなんて奇跡的な群生地かも。
街近くとは思えない紅葉する蔦がからまる自然豊かなロケーションも
フォトジェニックで素敵です(^^♪。 -
☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
-
☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
ダイモンジソウは見ての通り、花が大の字の形から付けられた名前で、
同じ大の字の花としてはユキノシタやジンジソウがありますが、花びらを拡大して見るとダイモンジソウのハナビラに模様ははありませんが
ユキノシタの短い花びらは薄いピンクで紅色の斑点があり花期は初夏です。
ジンジソウの短いハナビラには黄色い斑点があり、花期は秋です。
ただ残念ながらジンジソウの自生地は関東以西で
福島県ではまだ見たことがありません。 -
☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
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☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
福島県でも自然度の高い山間の谷間に行けば
ダイモンソウはそう珍しくはありませんが
このような市街地に近い断崖に自生しているのは
かなり貴重です。 -
☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
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☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
この断崖は脆い凝灰岩でできた断崖です。
岩の割には風化しかなり柔らかですが
風雨や凍結で剥離する恐れがあり
ダイモンジソウにとっても決して安住の地ではありません。 -
☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
風化した凝灰岩は所々に岩が浮いた亀裂があり
いつ剥離落下しても可笑しくない状態です。 -
☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
剥離落下しやすい断崖はライバルも少ないですが
ダイモンジソウも落下する危険をはらんだ諸刃の剣です。 -
☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
ダイモンジソウだけはあまり季節感を感じませんが
蔦モミジが秋の到来を演出してくれています。 -
☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
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☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
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☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
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☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
完全に垂直な岩にも着生し逞しく生き抜いています。
わずかな苔をより所とし、
その苔から水分や養分を得ています。 -
☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
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☆市街地断崖のダイモンジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
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☆市街地断崖のツルウメモドキ(蔓梅擬・ニシキギ科ツルウメモドキ属)
上記断崖ではツルウメモドキの実も見頃になりました
ツルウメモドキ(蔓梅擬・ニシキギ科ツルウメモドキ属)は日本各地に広く分布し
明るい水辺の土手などに自生します。
5月頃、蔓状の枝に咲く花は黄緑色でかなり地味ですが晩秋になると
黄色くまん丸な朔果(直径7~8mm)が熟し3つに割れ
中から鮮やかな朱色の種子が現れます。 -
☆市街地断崖のツルウメモドキと
黒い実はアオツヅラフジ(青葛藤/ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属)の実です。
日本全土・東アジアに幅広く分布し林縁などに自生する雌雄異株の
落葉ツル性木本です。 -
☆市街地断崖のツルウメモドキ
アオツヅラフジの種はアンモナイトに似ていると話題になったことがあります。
以前、種の写真も撮ったのですがYahooブログに載せたのですが、
探しましたが見つかりませんでした(^-^;。 -
☆色付く里山のリンドウ
色付き始めた里山ではノウルシとリンドウのコラボが見られ
深まりゆく秋を感じました。 -
☆色付く里山のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
こちらでは真っ赤なサルトリイバラとの共演です。 -
☆色付く里山のヤマラッキョウ(山辣韮/ユリ科ネギ属)
今年も町内の里山でヤマラッキョウが咲く季節になりました。
秋の深まりとともに野の花もそろそろ終わりを迎えようとしています。
ヤマラッキョウが咲けば後は里山の花はキッコウハグマでお仕舞いです。 -
☆色付く里山のヤマラッキョウ(山辣韮/ユリ科ネギ属)
ヤマラッキョウ(山辣韮/ユリ科ネギ属)は福島県がほぼ北限で
県内では比較的温暖な浜通り(沿岸部)では稀に群生も見られますが
当町のように寒さ厳しい内陸部ではさらに稀な貴重な山野草です。 -
☆色付き始めた羽鳥湖高原のオヤマボクチ(御山火口/キク科ヤマボクチ属)
隣り村の山の土手でオヤマボクチが見頃になりました。
オヤマボクチは北海道南部,中部地方以東の本州 と四国山地の草原などに生える多年草で「火口(ほくち)」というのは昔の人が火をつけるときに用いた綿毛のことだそうです。
かつては葉の裏側に密生する綿毛を乾燥させて「火口」に用いたという。 -
☆色付き始めた羽鳥湖高原のオヤマボクチ(御山火口/キク科ヤマボクチ属)
花は黒紫で一見かなり不気味な花ですが、
蕾の頃や咲き始めはトゲトゲした総苞が個性的だし、
花色も太陽に透かして見ると赤紫のシックな美しい花です。
白いのはあふれるような花粉です。
これで◆福島・四季・彩々”Part,101はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。
これでようやく晩夏~秋の写真の棚卸が終了しました。
当地の梅もようやく8分咲きとなり
梅が満開になると様々な山野草も咲き出すので
小忙しくなります。
いまだコロナ渦で海外旅行に行けずもどかしく感じますが
戦禍に苦しんでいる人たちを思うと
なんて恵まれているんだろうと・・・
それに比べ海外旅行に行けないなんて些細な事で
不満などと言ったら罰が当たりそうです。
一時も早く戦争が終わって平和が戻ってきて欲しいです。
ではまた。 j-ryu
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