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ムザブの谷訪問二日目です。本日は先ずブーヌーラ、エル・アーテフに入場。シェブシェブ砂丘でランチを取って、午後の部はベニ・イスゲンとメリカに入場と盛り沢山の予定。そして私にとって素敵な最後のサプライズの夕焼け。濃密で有意義な一日となりました。

アルジェリア3ムザブの谷2(ブーヌーラ、エルアテフ、ベニイスゲン、メリカ)

38いいね!

2022/09/14 - 2022/09/14

21位(同エリア97件中)

旅行記グループ マグレブ(北西アフリカ)の旅

5

140

さっくん

さっくんさん

ムザブの谷訪問二日目です。本日は先ずブーヌーラ、エル・アーテフに入場。シェブシェブ砂丘でランチを取って、午後の部はベニ・イスゲンとメリカに入場と盛り沢山の予定。そして私にとって素敵な最後のサプライズの夕焼け。濃密で有意義な一日となりました。

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  • ホテルの窓からムザブの谷を眺めます。本日は残す4つの街を巡ります。

    ホテルの窓からムザブの谷を眺めます。本日は残す4つの街を巡ります。

  • 千年前、只の砂漠に過ぎなかったこの谷に、井戸を幾つも掘って水を引き、椰子を植えてオアシスを作りました。(砂漠では木は貴重品なので決して生きた木を建材にする事は無かったそうです。)椰子が枯れると、その椰子を骨組みを組む建材とし、ムザブの人は5つの集落を其処に築きました。

    千年前、只の砂漠に過ぎなかったこの谷に、井戸を幾つも掘って水を引き、椰子を植えてオアシスを作りました。(砂漠では木は貴重品なので決して生きた木を建材にする事は無かったそうです。)椰子が枯れると、その椰子を骨組みを組む建材とし、ムザブの人は5つの集落を其処に築きました。

  • 現在では街は城壁を越えて広がり、オアシスは谷を埋め尽くさんばかりに広がっています。

    現在では街は城壁を越えて広がり、オアシスは谷を埋め尽くさんばかりに広がっています。

  • 遠くに昨日訪れたガルダイアが望めます。さぁ!残す4つの集落を訪れましょう。

    遠くに昨日訪れたガルダイアが望めます。さぁ!残す4つの集落を訪れましょう。

  • さて、最初に訪れたのはブーヌーラです。

    さて、最初に訪れたのはブーヌーラです。

  • ブーヌーラではガイドさんが不在で、ドライバーさんが許可を得てガイド役をこなして頂けました。

    ブーヌーラではガイドさんが不在で、ドライバーさんが許可を得てガイド役をこなして頂けました。

  • イスラームの旧市街お約束の細い路地から散策が始まります。

    イスラームの旧市街お約束の細い路地から散策が始まります。

  • ブーヌーラの市場ですが今は使われておらず、皆外まで買い物に出るそうです。

    ブーヌーラの市場ですが今は使われておらず、皆外まで買い物に出るそうです。

  • ガルダイアを抜かせば、他の3つの集落もブーヌーラ同様スークは機能しておらず、スークは城外に広がる新市街に移っています。(キヨスク等幾つか単体の店は存在します。)

    ガルダイアを抜かせば、他の3つの集落もブーヌーラ同様スークは機能しておらず、スークは城外に広がる新市街に移っています。(キヨスク等幾つか単体の店は存在します。)

  • ブーヌーラは規模に対して監視塔が多く感じました。

    ブーヌーラは規模に対して監視塔が多く感じました。

  • 確かに現在でも火種は存在します。アラブ人とベルベル人の間にある確執は、アルジェリア全体の問題でもありますし、総じてベルベル人と言いますが、北部のトゥワレグ族、南部のカビール族、そしてイバード派を信仰するムザブ族等、全く別のルーツを持つ部族で一枚岩な訳では無く複雑です。実際直近では2014年にガルダイアでムサブ族とアラブ人の間で争いが発生しました。

    確かに現在でも火種は存在します。アラブ人とベルベル人の間にある確執は、アルジェリア全体の問題でもありますし、総じてベルベル人と言いますが、北部のトゥワレグ族、南部のカビール族、そしてイバード派を信仰するムザブ族等、全く別のルーツを持つ部族で一枚岩な訳では無く複雑です。実際直近では2014年にガルダイアでムサブ族とアラブ人の間で争いが発生しました。

  • あれ?頂上付近に車が停まってます。どうやって?

    あれ?頂上付近に車が停まってます。どうやって?

  • 宿泊しているホテル、ベルベデーレが見えました。黄色いので一発で解ります。迷いません。

    宿泊しているホテル、ベルベデーレが見えました。黄色いので一発で解ります。迷いません。

  • ブーヌーラは規模が小さいのであっという間に登れてしまいました。

    ブーヌーラは規模が小さいのであっという間に登れてしまいました。

  • ブーヌーラのミナレットです。途中から急にすぼまるずんぐりした形状が特徴です。

    ブーヌーラのミナレットです。途中から急にすぼまるずんぐりした形状が特徴です。

  • ブーヌーラの特徴のひとつに周囲にオアシスが多い、各方面に頂点と同様のムザブ式ミナレットが建っている等が挙げられます。

    ブーヌーラの特徴のひとつに周囲にオアシスが多い、各方面に頂点と同様のムザブ式ミナレットが建っている等が挙げられます。

  • エル・アーテフを訪れました。他の4つの街からちょっと離れた場所に位置するムザブの谷に初めて建てられた集落です。

    エル・アーテフを訪れました。他の4つの街からちょっと離れた場所に位置するムザブの谷に初めて建てられた集落です。

  • 此方は直線的でほっそりとしたミナレットです。

    此方は直線的でほっそりとしたミナレットです。

  • さて、城門を潜って集落内に入りましょう。

    さて、城門を潜って集落内に入りましょう。

  • 此方は城外のミナレット。ムザブのスタイルとは別スタイルです。

    此方は城外のミナレット。ムザブのスタイルとは別スタイルです。

  • ガイドして頂くのは、古いガイドブックにも登場している名物ガイドさん、通称パリジャンさんです。ちょっと前の旅人さんの記事で75歳と書かれていたので80歳位かと思われます。

    ガイドして頂くのは、古いガイドブックにも登場している名物ガイドさん、通称パリジャンさんです。ちょっと前の旅人さんの記事で75歳と書かれていたので80歳位かと思われます。

  • パリジャンさんは名前の通りすがりフランス語が流暢なのですが、英語はからっきしです。そこで英語を話せるドライバーさんが通訳として参加して頂ける様になりました。ドライバーさん、ドライバーのみならず、ガイド兼通訳と一人三役、有能過ぎです。しかも人柄も最高!素晴らしいドライバーさんと出逢えました。

    パリジャンさんは名前の通りすがりフランス語が流暢なのですが、英語はからっきしです。そこで英語を話せるドライバーさんが通訳として参加して頂ける様になりました。ドライバーさん、ドライバーのみならず、ガイド兼通訳と一人三役、有能過ぎです。しかも人柄も最高!素晴らしいドライバーさんと出逢えました。

  • エル・アーティフのスークに出ました。

    エル・アーティフのスークに出ました。

  • 干し草で作られた日除けのアーケードのある道を進みます。

    干し草で作られた日除けのアーケードのある道を進みます。

  • 此方は本物のアーチ。いざと言う場合、扉を儲けて防御出来た事でしょうし、アーチの天井は低く設定されているので、馬に乗って走り抜けられない構造となっています。更には道の両側に建つ建物の補強の意味も備わっていた筈です。

    此方は本物のアーチ。いざと言う場合、扉を儲けて防御出来た事でしょうし、アーチの天井は低く設定されているので、馬に乗って走り抜けられない構造となっています。更には道の両側に建つ建物の補強の意味も備わっていた筈です。

  • 坂道の階段の段差が薄いのは、馬や驢馬が歩くからですが、現在ではバイクも走ります。

    坂道の階段の段差が薄いのは、馬や驢馬が歩くからですが、現在ではバイクも走ります。

  • 名物ガイドさん、ガイドさんと言うより語り部と言った風情です。捲し立てる様な声色ですが、決して怖くない、ユーモアを伴う優しさがあります。

    名物ガイドさん、ガイドさんと言うより語り部と言った風情です。捲し立てる様な声色ですが、決して怖くない、ユーモアを伴う優しさがあります。

  • 杖こそついているもののお歳を感じさせない健脚さは、毎日この坂を登り降りしているからでしょうか?独特の語り口は、例えフランス語を理解出来ない私でさえ理解させてしまう不思議な表現力がありました。

    杖こそついているもののお歳を感じさせない健脚さは、毎日この坂を登り降りしているからでしょうか?独特の語り口は、例えフランス語を理解出来ない私でさえ理解させてしまう不思議な表現力がありました。

  • これ迄幾つものイスラームの街を訪ねましたが、何処に似ているかと尋ねられれば返答に困ってしまいます。ピラミッド状に計画的に都市が築かれた例等他に知りませんし、イスラーム以外の世界を見渡しても思い浮かびません。そんな類い希なる街を今、歩いているかと思うとゾクゾクとしてきます。

    これ迄幾つものイスラームの街を訪ねましたが、何処に似ているかと尋ねられれば返答に困ってしまいます。ピラミッド状に計画的に都市が築かれた例等他に知りませんし、イスラーム以外の世界を見渡しても思い浮かびません。そんな類い希なる街を今、歩いているかと思うとゾクゾクとしてきます。

  • 井戸がある所に椰子があります。水を使い、零れた水さえ貴重な地方ですから、零れた水を使って椰子を育てるのだそうです。

    井戸がある所に椰子があります。水を使い、零れた水さえ貴重な地方ですから、零れた水を使って椰子を育てるのだそうです。

  • エル・アーテフでも一般家庭の様子が解る展示がありました。

    エル・アーテフでも一般家庭の様子が解る展示がありました。

  • 壁に張ってあったポスターの女性を見てビックリしました。通常体の殆どを覆っている、既婚女性に至っては片目しか露出しないムザブの女性がゴージャスな装飾品と共に美しい御尊顔を露にしているではないですか!何かのお祭りの時のものでしょうが、イスラームは常に美を内に秘めるものなのです。

    壁に張ってあったポスターの女性を見てビックリしました。通常体の殆どを覆っている、既婚女性に至っては片目しか露出しないムザブの女性がゴージャスな装飾品と共に美しい御尊顔を露にしているではないですか!何かのお祭りの時のものでしょうが、イスラームは常に美を内に秘めるものなのです。

  • パリジャンさんとドライバーさんが乗せ上手過ぎて、良い歳こいてやっちゃいました(笑)<br />因みに上着はパキスタンのパンジャピーの上、肩にかけているのはオマーンのダーバンです。

    パリジャンさんとドライバーさんが乗せ上手過ぎて、良い歳こいてやっちゃいました(笑)
    因みに上着はパキスタンのパンジャピーの上、肩にかけているのはオマーンのダーバンです。

  • 室内の明かり取りに天井が四角く開いています。雨が極端に少ない地域だから為せる事。雨が降ったら蓋をするのでしょう。

    室内の明かり取りに天井が四角く開いています。雨が極端に少ない地域だから為せる事。雨が降ったら蓋をするのでしょう。

  • 積み重ねられた時の流れを感じさせる土壁です。

    積み重ねられた時の流れを感じさせる土壁です。

  • この迷宮感が堪りません。

    この迷宮感が堪りません。

  • トンネルを潜ると其処は…

    トンネルを潜ると其処は…

  • 運命の分かれ道?

    運命の分かれ道?

  • 見上げれば、頭上にミナレットの先端が見えました。

    見上げれば、頭上にミナレットの先端が見えました。

  • トンネルの向こうに子供の姿が。極力人物を入れない様に写してますが、集落内は結構人通りは多いです。

    トンネルの向こうに子供の姿が。極力人物を入れない様に写してますが、集落内は結構人通りは多いです。

  • 家と家の間の補強の支えさえ、味を感じます。

    家と家の間の補強の支えさえ、味を感じます。

  • 出来る限り人との接触を禁じられている既婚女性が、狭い道ですれ違う際の待避する為の窪みだそうです。

    出来る限り人との接触を禁じられている既婚女性が、狭い道ですれ違う際の待避する為の窪みだそうです。

  • 細い路地の先にミナレットが見え隠れしてきました。頂点もすぐそこです。

    細い路地の先にミナレットが見え隠れしてきました。頂点もすぐそこです。

  • ファティマの手がありました。

    ファティマの手がありました。

  • エル・アーテフの頂点に到達しました。

    エル・アーテフの頂点に到達しました。

  • これが昔の覗き窓です。細過ぎて窓には思えません。

    これが昔の覗き窓です。細過ぎて窓には思えません。

  • 此方は新しいもの。やっと通気孔くらいにはなりました。

    此方は新しいもの。やっと通気孔くらいにはなりました。

  • トンネルを潜る度、現実からかけ離れていく様な気さえ感じます。

    トンネルを潜る度、現実からかけ離れていく様な気さえ感じます。

  • 異空間に紛れ込んだかの様な世界観で唯一現代社会に繋がるものを発見しました。

    異空間に紛れ込んだかの様な世界観で唯一現代社会に繋がるものを発見しました。

  • 実は私、滅多に自分の写真を撮りません。撮らせません。自撮りなんてもっての他、ガイドさんに勧められても辞退する事ばかりです。美しい世界遺産と私を並べるなんて不遜な事ですし、其処を訪れた事を自分を写す事で証明する事に何一つ価値観を見い出せないからです。イスラーム圏ばかり旅している内に自分も撮られる事が嫌いになってしまったかもしれません。そんな私がこんなに写真に納まるのは本当にレア・ケースです。よっぽどパリジャンさんとドライバーさんが乗せ上手で私が楽しんでいたからでしょう。

    実は私、滅多に自分の写真を撮りません。撮らせません。自撮りなんてもっての他、ガイドさんに勧められても辞退する事ばかりです。美しい世界遺産と私を並べるなんて不遜な事ですし、其処を訪れた事を自分を写す事で証明する事に何一つ価値観を見い出せないからです。イスラーム圏ばかり旅している内に自分も撮られる事が嫌いになってしまったかもしれません。そんな私がこんなに写真に納まるのは本当にレア・ケースです。よっぽどパリジャンさんとドライバーさんが乗せ上手で私が楽しんでいたからでしょう。

  • 墓所の祈祷所です。ミナレットのスタイルをミニチュア化しています。

    墓所の祈祷所です。ミナレットのスタイルをミニチュア化しています。

  • 此方はその礼拝所です。

    此方はその礼拝所です。

  • 坂を下った場所にミナレットを持たない珍しい形状のモスク、シディブラヒム・モスクがあります。その形状は現代建築の巨匠ル・コルビュジエにインスパイアを与えたと言います。

    坂を下った場所にミナレットを持たない珍しい形状のモスク、シディブラヒム・モスクがあります。その形状は現代建築の巨匠ル・コルビュジエにインスパイアを与えたと言います。

  • 具体的にはロンシャンの礼拝堂に生かされたそうです。

    具体的にはロンシャンの礼拝堂に生かされたそうです。

  • その後も彼は行き詰まるとムザブの谷を訪れ、着想を練ったと言います。

    その後も彼は行き詰まるとムザブの谷を訪れ、着想を練ったと言います。

  • 日本にも彼の作品、国立西洋美術館がありますが、もしかすると、此処ムザブの谷で彼が着想を得たものが生かされているかもしれません。

    日本にも彼の作品、国立西洋美術館がありますが、もしかすると、此処ムザブの谷で彼が着想を得たものが生かされているかもしれません。

  • 質素なモスクではありますが、一見不思議な形状が、実は機能的と結び付いており、只のデザインに留まりません。波打つ様な独特なデザインが巨匠の想像力を刺激したのかもしれません。

    質素なモスクではありますが、一見不思議な形状が、実は機能的と結び付いており、只のデザインに留まりません。波打つ様な独特なデザインが巨匠の想像力を刺激したのかもしれません。

  • 不思議な滑らかな曲線を多用していて、採光も絶妙です。

    不思議な滑らかな曲線を多用していて、採光も絶妙です。

  • ル・コルビュジエはこのモスクに着想を得てロンシャンの礼拝堂を作ったと言われますが、このモスクは一体どの様なものに着想を得たのでしょう?

    ル・コルビュジエはこのモスクに着想を得てロンシャンの礼拝堂を作ったと言われますが、このモスクは一体どの様なものに着想を得たのでしょう?

  • アフリカのイスラーム建築は、建築の巨匠達に多くのインスパイアを与えました。バルセロナに建築中のサグラダ・ファミリアを設計したガウディはマリ・ジェンネのグランド・モスクから着想を得たと言います。<br /><br />参考記事<br /><br />https://4travel.jp/travelogue/11207385

    アフリカのイスラーム建築は、建築の巨匠達に多くのインスパイアを与えました。バルセロナに建築中のサグラダ・ファミリアを設計したガウディはマリ・ジェンネのグランド・モスクから着想を得たと言います。

    参考記事

    https://4travel.jp/travelogue/11207385

  • 名ガイド、パリジャンさんの朗らかな人柄のお陰でとても楽しいエル・アーテフ訪問となりました。<br /><br />お世話になりました!ありがとう!

    名ガイド、パリジャンさんの朗らかな人柄のお陰でとても楽しいエル・アーテフ訪問となりました。

    お世話になりました!ありがとう!

  • 此処で、情報の少ない地方なので5つの集落の位置関係を載せておきます。最初に出来たエル・アーテフのみ、かなり離れた立地に建ちます。青丸は見晴らしポイントです。1はガイドさんに連れていって貰った場所で小高い場所。ガルダイアの見晴らしが良く、メリカも望めます。因みに運良くガルダイアのモスクへ入場出来たなら、屋上からのメリカの展望も素晴らしいです。逆にメリカからは常時ガルダイアを展望出来ます。空港から向かってムザブの谷を降りたロータリーを左折した周辺2からはメリカの街を見上げる事が出来ます。空港からムザブの谷へと降る途中の坂では、停車ポイントがあり3、其処からはベニ・イスゲンが眺められ、夕焼けも美しいです。ロータリーを右に曲がればブーヌーラの展望ポイント4がすぐです。また、ちょっと先の地図上の川(実際は枯れ川)からもブーヌーラの眺めが良いです。最後に私が宿泊したホテル・ベルベデーレは谷の上に建つので、ムザブの谷全体を眺めるには絶好です。前面にはメリカの新市街のミナレット、奥に本家メリカのミナレット。左手遠方にブーヌーラ。右手遥か奥にガルダイアを望めます。

    此処で、情報の少ない地方なので5つの集落の位置関係を載せておきます。最初に出来たエル・アーテフのみ、かなり離れた立地に建ちます。青丸は見晴らしポイントです。1はガイドさんに連れていって貰った場所で小高い場所。ガルダイアの見晴らしが良く、メリカも望めます。因みに運良くガルダイアのモスクへ入場出来たなら、屋上からのメリカの展望も素晴らしいです。逆にメリカからは常時ガルダイアを展望出来ます。空港から向かってムザブの谷を降りたロータリーを左折した周辺2からはメリカの街を見上げる事が出来ます。空港からムザブの谷へと降る途中の坂では、停車ポイントがあり3、其処からはベニ・イスゲンが眺められ、夕焼けも美しいです。ロータリーを右に曲がればブーヌーラの展望ポイント4がすぐです。また、ちょっと先の地図上の川(実際は枯れ川)からもブーヌーラの眺めが良いです。最後に私が宿泊したホテル・ベルベデーレは谷の上に建つので、ムザブの谷全体を眺めるには絶好です。前面にはメリカの新市街のミナレット、奥に本家メリカのミナレット。左手遠方にブーヌーラ。右手遥か奥にガルダイアを望めます。

  • マグレブ(北西アフリカ)ではムザブの谷同様、ベルベル人がアラブ人との競合を避け、サハラ砂漠に近い過酷な環境へ移り住み、其処へ適合する為様々な特異な文化が生まれました。写真はチュニジアのタタウィン周辺の穀物倉です。また近郊のマトマタには暑さを避ける為、蟻の巣の様に地中に穴を掘り巡らせた穴蔵住居も残り、それらはスターウォーズのロケ地ともなりました。タタウィンの地名は映画ではタートウィーン星となり、タートウィーン星人の衣装は、そのままタタウィンの人々の民族衣装が使われています。<br /><br />関連記事<br /><br />https://4travel.jp/travelogue/11425022

    マグレブ(北西アフリカ)ではムザブの谷同様、ベルベル人がアラブ人との競合を避け、サハラ砂漠に近い過酷な環境へ移り住み、其処へ適合する為様々な特異な文化が生まれました。写真はチュニジアのタタウィン周辺の穀物倉です。また近郊のマトマタには暑さを避ける為、蟻の巣の様に地中に穴を掘り巡らせた穴蔵住居も残り、それらはスターウォーズのロケ地ともなりました。タタウィンの地名は映画ではタートウィーン星となり、タートウィーン星人の衣装は、そのままタタウィンの人々の民族衣装が使われています。

    関連記事

    https://4travel.jp/travelogue/11425022

  • モロッコでもベルベル人がアラブ人との争いを避け、アトラス山脈を越えたサハラ砂漠へと続く荒野に要塞状の街、カスバを作り交易を頼りに暮らしました。写真は代表的なカスバ、アイドベン・ハドゥ。此方もアラビアのロレンス、シェルタリング・スカイ等数々の名画の舞台となりました。<br />残念な事に現在ではその殆どが役割を終え、其処に暮らしていた人々は新村に暮らしています。その様な事からも現在でも現役バリバリのムザブの谷は凄いと感じます。<br /><br />関連記事<br /><br />https://4travel.jp/travelogue/11767973

    モロッコでもベルベル人がアラブ人との争いを避け、アトラス山脈を越えたサハラ砂漠へと続く荒野に要塞状の街、カスバを作り交易を頼りに暮らしました。写真は代表的なカスバ、アイドベン・ハドゥ。此方もアラビアのロレンス、シェルタリング・スカイ等数々の名画の舞台となりました。
    残念な事に現在ではその殆どが役割を終え、其処に暮らしていた人々は新村に暮らしています。その様な事からも現在でも現役バリバリのムザブの谷は凄いと感じます。

    関連記事

    https://4travel.jp/travelogue/11767973

  • ブーヌーラを一望出来る場所で撮影ストップです。

    ブーヌーラを一望出来る場所で撮影ストップです。

  • 昔と大きく変わったものは屋根に取り付けられたパラボナ・アンテナでしょう。

    昔と大きく変わったものは屋根に取り付けられたパラボナ・アンテナでしょう。

  • 此方はメリカです。

    此方はメリカです。

  • 次はベニ・イスゲンです。

    次はベニ・イスゲンです。

  • ムザブの谷の集落を眺めてふと思います。この街は世界で最長寿の、そして一番の完成度と美しさを誇る計画都市では無いかと。

    ムザブの谷の集落を眺めてふと思います。この街は世界で最長寿の、そして一番の完成度と美しさを誇る計画都市では無いかと。

  • 例え擂り鉢状の土地があったとして、其処に自由に建物を建てればお金持ちは豪邸や高層の建物を建て、そうでない者はバラックとなるかもしれません。そうなればイビツなピラミッドとなってしまうでしょう。彼等が平等な思想の下に設計し、厳しい戒律を守ったからこそ、今もその美しい姿を眺める事が出来るのです。

    例え擂り鉢状の土地があったとして、其処に自由に建物を建てればお金持ちは豪邸や高層の建物を建て、そうでない者はバラックとなるかもしれません。そうなればイビツなピラミッドとなってしまうでしょう。彼等が平等な思想の下に設計し、厳しい戒律を守ったからこそ、今もその美しい姿を眺める事が出来るのです。

  • どうやら私はピラミッド状の街がツボの様です。他の地域でお薦めのピラミッド状の街と言えば、クロアチアのロヴィニが断然お薦めです!<br /><br />参考記事<br /><br />https://4travel.jp/travelogue/11414023

    どうやら私はピラミッド状の街がツボの様です。他の地域でお薦めのピラミッド状の街と言えば、クロアチアのロヴィニが断然お薦めです!

    参考記事

    https://4travel.jp/travelogue/11414023

  • ムザブの谷を一旦離れます。

    ムザブの谷を一旦離れます。

  • 谷の外は最早草木生えない荒涼とした大地が続きます。

    谷の外は最早草木生えない荒涼とした大地が続きます。

  • 砂漠から一変礫漠に変わります。モーリタニアではオフロードで礫漠を走りましたが、お尻が痛くなったものです。

    砂漠から一変礫漠に変わります。モーリタニアではオフロードで礫漠を走りましたが、お尻が痛くなったものです。

  • 今度は土漠です。これがオフロードだと土、砂、礫で微妙にタイヤの空気圧を変えないといけません。

    今度は土漠です。これがオフロードだと土、砂、礫で微妙にタイヤの空気圧を変えないといけません。

  • シェブシェブ砂丘に到着しました。

    シェブシェブ砂丘に到着しました。

  • 正直に言えば砂丘と呼ぶには申し訳程度の規模で、モロッコのメルズーカ大砂丘やチュニジアのクサール・ギレンには到底及びません。

    正直に言えば砂丘と呼ぶには申し訳程度の規模で、モロッコのメルズーカ大砂丘やチュニジアのクサール・ギレンには到底及びません。

  • 勿論アルジェリアは広大なサハラ砂漠を有しており、南部には本格的に楽しめる砂漠が至るところにありますが、治安情勢に気を付ける必要があります。

    勿論アルジェリアは広大なサハラ砂漠を有しており、南部には本格的に楽しめる砂漠が至るところにありますが、治安情勢に気を付ける必要があります。

  • 2013年にはフランス系企業がテロリストの襲撃に遭い其処で従事していた日本人が殺害される事件が発生しました。2012年から始まったマリの政変。それに反応して旧宗主国のフランスが武力介入しました。私はその時点でアルジェリアの砂漠地帯に於けるフランス系の企業は安全を考慮して操業を停止すべきだと感じていましたし、そうならずとも日本外務省が撤収を指示して欲しかったです。

    2013年にはフランス系企業がテロリストの襲撃に遭い其処で従事していた日本人が殺害される事件が発生しました。2012年から始まったマリの政変。それに反応して旧宗主国のフランスが武力介入しました。私はその時点でアルジェリアの砂漠地帯に於けるフランス系の企業は安全を考慮して操業を停止すべきだと感じていましたし、そうならずとも日本外務省が撤収を指示して欲しかったです。

  • テロリスト達は、サハラ砂漠を熟知しており、サハラ砂漠の国境等簡単に越えて移動します。フランスに行動を阻止され躍起になっている状態なので、武力を持たないフランス系企業は格好の鬱憤晴らしの標的です。対して企業戦士と言う者は危険が迫っていたとしても、責任が目前にあれば逃げる訳にいかないでしょう。だからこそ国が情報を把握して撤収を指示してあげて欲しかった。助けられた命だったと私は思っています。

    テロリスト達は、サハラ砂漠を熟知しており、サハラ砂漠の国境等簡単に越えて移動します。フランスに行動を阻止され躍起になっている状態なので、武力を持たないフランス系企業は格好の鬱憤晴らしの標的です。対して企業戦士と言う者は危険が迫っていたとしても、責任が目前にあれば逃げる訳にいかないでしょう。だからこそ国が情報を把握して撤収を指示してあげて欲しかった。助けられた命だったと私は思っています。

  • 本来は駱駝乗りやバギー乗車を楽しめる様ですが、コロナの影響もあり訪れているのも私一人なので見当たりません。

    本来は駱駝乗りやバギー乗車を楽しめる様ですが、コロナの影響もあり訪れているのも私一人なので見当たりません。

  • 駱駝さんにはこれまで幾度もお世話になったので無理をして召喚しようとは思いません。今回は雰囲気を楽しめればそれで良しとしましょう。

    駱駝さんにはこれまで幾度もお世話になったので無理をして召喚しようとは思いません。今回は雰囲気を楽しめればそれで良しとしましょう。

  • ほんのりとではありますが、3年ぶりに風紋を拝めました。

    ほんのりとではありますが、3年ぶりに風紋を拝めました。

  • お昼は定番のクスクスです。

    お昼は定番のクスクスです。

  • 素朴ですが快適なスペース、イスラームは日本と同様屋内では靴を脱ぐ習慣があるので寛げます。

    素朴ですが快適なスペース、イスラームは日本と同様屋内では靴を脱ぐ習慣があるので寛げます。

  • テントを模した休憩所。

    テントを模した休憩所。

  • アラビアンを意識した巨大な壺。ハクション大魔王出て来ないかな?

    アラビアンを意識した巨大な壺。ハクション大魔王出て来ないかな?

  • 枯れた大地に建つモスクも絵になります。

    枯れた大地に建つモスクも絵になります。

  • 本日はシェスタは私もしっかり取りました。地元の人も堪える炎天下を動き回ってしまうと、午後の部でグロッキーになりかねません。

    本日はシェスタは私もしっかり取りました。地元の人も堪える炎天下を動き回ってしまうと、午後の部でグロッキーになりかねません。

  • 午後の部の最初はベニ・イスゲンの集落を訪れます。5つの集落の中でも一番戒律の厳しい集落だと言います。

    午後の部の最初はベニ・イスゲンの集落を訪れます。5つの集落の中でも一番戒律の厳しい集落だと言います。

  • ベニ・イスゲンの城門を潜ります。

    ベニ・イスゲンの城門を潜ります。

  • 通りの向こうにベニ・イスゲンのミナレット。

    通りの向こうにベニ・イスゲンのミナレット。

  • 覗き窓です。

    覗き窓です。

  • 再び異世界へと突入します。

    再び異世界へと突入します。

  • 此方は井戸となります。

    此方は井戸となります。

  • これだけ魅力的な街並みですから、自由に散策したいと思う気持ちは大きいです。しかし昨今の観光公害と言う側面を鑑みれば、彼等が約先年もの間、変わらない文化を維持できたのは、この人里離れた過酷な大地で頑なによそ者を避け、戒律を守り暮らしてきたからに他なりません。

    これだけ魅力的な街並みですから、自由に散策したいと思う気持ちは大きいです。しかし昨今の観光公害と言う側面を鑑みれば、彼等が約先年もの間、変わらない文化を維持できたのは、この人里離れた過酷な大地で頑なによそ者を避け、戒律を守り暮らしてきたからに他なりません。

  • 一昔前京都を旅して驚きました。金閣寺に向かうバスの乗客は殆ど外国から来た観光客、舞妓さんには蠅の様に一眼レフ構えた外国人観光客が群がり進路を塞ぐ阿鼻叫喚。電車の案内には英語なら未だしも中国語や韓国語さえ加わり、地元の人間が情報欲しくても、それらが流れていて掴めません。そんなに媚びる必要あるのでしょうか?

    一昔前京都を旅して驚きました。金閣寺に向かうバスの乗客は殆ど外国から来た観光客、舞妓さんには蠅の様に一眼レフ構えた外国人観光客が群がり進路を塞ぐ阿鼻叫喚。電車の案内には英語なら未だしも中国語や韓国語さえ加わり、地元の人間が情報欲しくても、それらが流れていて掴めません。そんなに媚びる必要あるのでしょうか?

  • 私も旅人の端くれですから、人の振り見て我が身を正さねばなりません。因みにムザブの谷の集落が閉鎖的なのは決して観光公害を恐れる為ではありません。それはそんな言葉が生まれるずっと以前から、彼等が生き延びる為選択した生き方であり、現在も例えアルジェリア人であっても部外者はローカル・ガイド無しには入場出来ません。

    私も旅人の端くれですから、人の振り見て我が身を正さねばなりません。因みにムザブの谷の集落が閉鎖的なのは決して観光公害を恐れる為ではありません。それはそんな言葉が生まれるずっと以前から、彼等が生き延びる為選択した生き方であり、現在も例えアルジェリア人であっても部外者はローカル・ガイド無しには入場出来ません。

  • だからこそ、此処に訪れる我々は彼等の文化にレスペクトを持たねばと思うのです。例えムザブの集落の姿が美しいとは言え、其処に暮らす人々、文化が失われたら、其処はもう只のハリボテになってしまいます。旅人ってある意味ウイルスの様なものなのです。我々が多く訪問した事で、古き良き文化が失われ、価値観が変わり、様変わりしまった人々、街を多く見てきました。だからこそ、心して歩かねばと思うのです。

    だからこそ、此処に訪れる我々は彼等の文化にレスペクトを持たねばと思うのです。例えムザブの集落の姿が美しいとは言え、其処に暮らす人々、文化が失われたら、其処はもう只のハリボテになってしまいます。旅人ってある意味ウイルスの様なものなのです。我々が多く訪問した事で、古き良き文化が失われ、価値観が変わり、様変わりしまった人々、街を多く見てきました。だからこそ、心して歩かねばと思うのです。

  • 古い土壁には凹凸が多いです。これは椰子の木で叩いて故意に凹凸をつけ、表面積を多く取り熱を少しでも放射させる工夫だと言います。

    古い土壁には凹凸が多いです。これは椰子の木で叩いて故意に凹凸をつけ、表面積を多く取り熱を少しでも放射させる工夫だと言います。

  • それにしても不思議に思うのです。ムザブの谷に集落が築かれた当時、世界は王朝による国家運営が当たり前な時代でした。ですから旧市街には王族なり、王から派遣された代官なりの王宮や等の豪華な施設が付随するものです。しかしムザブの谷の集落はどれも、モスクですら質素を貫き、後は平等の精神の下どれも似た様な家屋ばかりで、支配者が暮らす様な宮殿足る建物はありませんでした。

    それにしても不思議に思うのです。ムザブの谷に集落が築かれた当時、世界は王朝による国家運営が当たり前な時代でした。ですから旧市街には王族なり、王から派遣された代官なりの王宮や等の豪華な施設が付随するものです。しかしムザブの谷の集落はどれも、モスクですら質素を貫き、後は平等の精神の下どれも似た様な家屋ばかりで、支配者が暮らす様な宮殿足る建物はありませんでした。

  • それでいて、現代の計画都市であっても、此処までは出来ないと思われる、ピラミッド状に、同心円に均等に配置された美しい景観。そして其処に千年もの間、フランス統治時代さえ乗り越えて、独特の厳しい戒律を守って暮らす人々がいます。

    それでいて、現代の計画都市であっても、此処までは出来ないと思われる、ピラミッド状に、同心円に均等に配置された美しい景観。そして其処に千年もの間、フランス統治時代さえ乗り越えて、独特の厳しい戒律を守って暮らす人々がいます。

  • この先年の間、世界は興亡を繰り返し。国の在り方も姿も大城な変貌を遂げました。最初こそ他勢力の迫害から逃れる為に此処に移り住んだ彼等が、千年もの間変わる事無く居続けられた秘訣は何だったのでしょう?何せリーダーシップを発揮したであろう王朝等の建築も無いので、どうやってこの世界観を保ち続ける事が出来たのかが不思議でならないのです。

    この先年の間、世界は興亡を繰り返し。国の在り方も姿も大城な変貌を遂げました。最初こそ他勢力の迫害から逃れる為に此処に移り住んだ彼等が、千年もの間変わる事無く居続けられた秘訣は何だったのでしょう?何せリーダーシップを発揮したであろう王朝等の建築も無いので、どうやってこの世界観を保ち続ける事が出来たのかが不思議でならないのです。

  • だいぶ登ってきました。

    だいぶ登ってきました。

  • 銃眼があり、監視塔があると言う事はそれなりの外敵はいたのだと思います。

    銃眼があり、監視塔があると言う事はそれなりの外敵はいたのだと思います。

  • 街の外れに建つ見張り塔には登る事が出来ます。

    街の外れに建つ見張り塔には登る事が出来ます。

  • 見張り塔の内部です。

    見張り塔の内部です。

  • 覗き窓からの景色です。

    覗き窓からの景色です。

  • 屋上からベニ・イスゲンの街を眺めました。

    屋上からベニ・イスゲンの街を眺めました。

  • 丘の向こうにブーヌーラのミナレットが覗いています。

    丘の向こうにブーヌーラのミナレットが覗いています。

  • メリカも見えます。

    メリカも見えます。

  • 遠くにガルダイアが見えます。

    遠くにガルダイアが見えます。

  • 現在では、5つのオリジナルの集落外にも谷を埋め尽くさんばかりにオアシスと住宅が広がり、全体で見ればかなり大規模な街である事が解ります。

    現在では、5つのオリジナルの集落外にも谷を埋め尽くさんばかりにオアシスと住宅が広がり、全体で見ればかなり大規模な街である事が解ります。

  • 一見我々には不思議ぎに思える空間も、解説を受けると成る程が満ちてきます。砂漠で生きる知恵それがイスラームでもあります。砂漠を理解していくとイスラームが見えて来ます。

    一見我々には不思議ぎに思える空間も、解説を受けると成る程が満ちてきます。砂漠で生きる知恵それがイスラームでもあります。砂漠を理解していくとイスラームが見えて来ます。

  • 貴方の集落が砂漠で牧畜を行うとします。豚、山羊、牛、羊。貴方ならどの動物を飼育しますか?豚は雑食でその範囲も広いです。人間の食べ物とも競合します。植物の乏しい砂漠で幾ら肉が美味しいと言えど、豚を飼育したら、人の食べ物さえ無くなるかもしれません。おまけに豚は他の動物と違って繁殖期が無くいつでも交尾してどんどん増えてしまいます。豚は砂漠で飼うにはコントロールし辛い動物でしょう。続いて山羊はどうでしょう?人間と食べ物は競合しませんが、実は山羊も雑食です。植物の葉も食べますが、根っ子も食べてしまいます。折角育てた牧草をもう一度植え直すのは面倒ですね。<br />

    貴方の集落が砂漠で牧畜を行うとします。豚、山羊、牛、羊。貴方ならどの動物を飼育しますか?豚は雑食でその範囲も広いです。人間の食べ物とも競合します。植物の乏しい砂漠で幾ら肉が美味しいと言えど、豚を飼育したら、人の食べ物さえ無くなるかもしれません。おまけに豚は他の動物と違って繁殖期が無くいつでも交尾してどんどん増えてしまいます。豚は砂漠で飼うにはコントロールし辛い動物でしょう。続いて山羊はどうでしょう?人間と食べ物は競合しませんが、実は山羊も雑食です。植物の葉も食べますが、根っ子も食べてしまいます。折角育てた牧草をもう一度植え直すのは面倒ですね。

  • それなら牛はどうでしょう?大きいですよ。大食いですよ!消去法でいけば残すは羊。草食だから葉しか食べないので、場所を変えれば牧草もやがて回復します。大きさも手頃、砂漠で一番コントロールし易い家畜と言えば羊でしょう。と言う訳で砂漠と相性の悪い家畜は豚、その反対は羊。イスラームが忌避する動物と良く食べる動物とピッタリ合致します。

    それなら牛はどうでしょう?大きいですよ。大食いですよ!消去法でいけば残すは羊。草食だから葉しか食べないので、場所を変えれば牧草もやがて回復します。大きさも手頃、砂漠で一番コントロールし易い家畜と言えば羊でしょう。と言う訳で砂漠と相性の悪い家畜は豚、その反対は羊。イスラームが忌避する動物と良く食べる動物とピッタリ合致します。

  • 日本では一時期のマスゴミによるネガティブ・キャンペーンで、ややもするとカルトの様な誤解を受ける事もあるイスラームですが、私は私が知る宗教の中でも、イスラームが一番ロジカルな宗教だと感じています。

    日本では一時期のマスゴミによるネガティブ・キャンペーンで、ややもするとカルトの様な誤解を受ける事もあるイスラームですが、私は私が知る宗教の中でも、イスラームが一番ロジカルな宗教だと感じています。

  • この色合いは宗教関連施設です。確かマドラサの入り口だった筈です。

    この色合いは宗教関連施設です。確かマドラサの入り口だった筈です。

  • 私が記事の中でイスラームを~教と書かないのには、理由があります。日本では~教と表記すると宗教を指し、政教分離している日本では宗教=信仰となります。仏教やキリスト教ではその解釈で間違いはありません。

    私が記事の中でイスラームを~教と書かないのには、理由があります。日本では~教と表記すると宗教を指し、政教分離している日本では宗教=信仰となります。仏教やキリスト教ではその解釈で間違いはありません。

  • 只政教分離していないイスラームでは信仰は、その一部分に過ぎません。イスラームは建築法であり食品衛生法であり、経済学であり、政治学でもあって、人の暮らし全般に及ぶものであり、信仰の部分だけ切り取って知ろうとしても、逆に解り難かったりします。日本人の感覚としては~教と捉えるより、~文化として捉えた方が入り易い、理解し易い、そう考えて意識して「教」と言う一文字を省いて表記しています。

    只政教分離していないイスラームでは信仰は、その一部分に過ぎません。イスラームは建築法であり食品衛生法であり、経済学であり、政治学でもあって、人の暮らし全般に及ぶものであり、信仰の部分だけ切り取って知ろうとしても、逆に解り難かったりします。日本人の感覚としては~教と捉えるより、~文化として捉えた方が入り易い、理解し易い、そう考えて意識して「教」と言う一文字を省いて表記しています。

  • ベニ・イスゲンの広場に出ました。手前に井土があります。

    ベニ・イスゲンの広場に出ました。手前に井土があります。

  • 広場ではオークションが開催されます。売られる物は日常品やガラクタと言うかジャンク・パーツの様なものなのですが、皆真剣でした。

    広場ではオークションが開催されます。売られる物は日常品やガラクタと言うかジャンク・パーツの様なものなのですが、皆真剣でした。

  • ベニ・イスゲンにも一般家庭の展示があります。此方は絨毯の織り器です。ガルダイアの市場でも盛んに売られていました。

    ベニ・イスゲンにも一般家庭の展示があります。此方は絨毯の織り器です。ガルダイアの市場でも盛んに売られていました。

  • 天井に吊られた器に水を入れると、周囲に垂れ下げた植物の根?状のものに水が伝わり…語学力不足で完璧に理解出来ませんでしたが、多分空気清浄器的役割を果たすと思われます。

    天井に吊られた器に水を入れると、周囲に垂れ下げた植物の根?状のものに水が伝わり…語学力不足で完璧に理解出来ませんでしたが、多分空気清浄器的役割を果たすと思われます。

  • 此方は寝室です。

    此方は寝室です。

  • 食器とか壷とか

    食器とか壷とか

  • 台所です。右側の大きな壺はクスクス用の小麦粉入れです。

    台所です。右側の大きな壺はクスクス用の小麦粉入れです。

  • 上部の三角睡の部分に小麦粉を入れます。

    上部の三角睡の部分に小麦粉を入れます。

  • 最後に訪れたのはメリカです。ムザブの谷の5つの集落で一番新しい集落になります。

    最後に訪れたのはメリカです。ムザブの谷の5つの集落で一番新しい集落になります。

  • どうやらローカル・ガイドさんが常駐するのはガルダイア、エル・アーテフ、ベニ・イスゲンの3つの集落のみの様です。ローカル・ガイドとしてベニ・イスゲンのローカル・ガイドさんが出張して続投してくれました。

    どうやらローカル・ガイドさんが常駐するのはガルダイア、エル・アーテフ、ベニ・イスゲンの3つの集落のみの様です。ローカル・ガイドとしてベニ・イスゲンのローカル・ガイドさんが出張して続投してくれました。

  • メリカはかなり上部まで車で入れるので散策はあっさり目です。

    メリカはかなり上部まで車で入れるので散策はあっさり目です。

  • メリカにも魅力的なトンネルが幾つもありました。

    メリカにも魅力的なトンネルが幾つもありました。

  • 辿り着いたミナレット側の広場は子供達が走り回っていました。

    辿り着いたミナレット側の広場は子供達が走り回っていました。

  • 今、世界は驚く様なスピードで均一化が進んでいます。近代化の必要性、伝統様式の維持の困難さ、いや、例え住民が伝統を守りたくとも、紛争がそれを打ち壊している様な実例も沢山あります。伝統文化の維持は資金と余裕が溢れている欧州等でこそ定着した概念ですが、第三諸国にとってはそれ以上に生きる事が未々優先な国も多いです。そんな中一つ、また一つと伝統的な風景が世界の何処にでも見かける様な凡庸な風景へと変わっていきます。

    今、世界は驚く様なスピードで均一化が進んでいます。近代化の必要性、伝統様式の維持の困難さ、いや、例え住民が伝統を守りたくとも、紛争がそれを打ち壊している様な実例も沢山あります。伝統文化の維持は資金と余裕が溢れている欧州等でこそ定着した概念ですが、第三諸国にとってはそれ以上に生きる事が未々優先な国も多いです。そんな中一つ、また一つと伝統的な風景が世界の何処にでも見かける様な凡庸な風景へと変わっていきます。

  • そうした流れの中、ムザブの谷で体験した街並みは本当に貴重な体験でした。ムザブの谷の新市街のロータリーには伝統文化をモチーフにしたモニュメントが飾られており、如何に彼等がこれ迄培ってきた文化を大切にしているかが伝わってきました。どうかいつまでも今の姿のままでいて欲しい。そう願って止みません。

    そうした流れの中、ムザブの谷で体験した街並みは本当に貴重な体験でした。ムザブの谷の新市街のロータリーには伝統文化をモチーフにしたモニュメントが飾られており、如何に彼等がこれ迄培ってきた文化を大切にしているかが伝わってきました。どうかいつまでも今の姿のままでいて欲しい。そう願って止みません。

  • ガルダイアを眺めます。これにて念願の5つの集落を歩く事が叶いました。それを待っていたかの様に陽が沈んでいきます。<br /><br />「ドライバーさん、最後にもうひとつだけお願いがあります。夕焼けが見たいのです。出来る事なら集落と一緒に…。」<br /><br />もう太陽が沈まんとしている最中、構図迄指示する無茶な願いに、ドライバーさんは暫し考え、そして飛び切りの笑顔を見せると車を発車させました。

    ガルダイアを眺めます。これにて念願の5つの集落を歩く事が叶いました。それを待っていたかの様に陽が沈んでいきます。

    「ドライバーさん、最後にもうひとつだけお願いがあります。夕焼けが見たいのです。出来る事なら集落と一緒に…。」

    もう太陽が沈まんとしている最中、構図迄指示する無茶な願いに、ドライバーさんは暫し考え、そして飛び切りの笑顔を見せると車を発車させました。

  • 余りにもジャストなタイミング。<br />計算ずくの様な太陽の位置。<br />ドライバーさん!<br />貴方は何者ですか?と疑いたくなる程のグッド・ジョブ!<br />思わず歓声を上げてしまいました。<br />本当にドライバーさんにはお世話になりっぱなしでした。ありがとう!

    余りにもジャストなタイミング。
    計算ずくの様な太陽の位置。
    ドライバーさん!
    貴方は何者ですか?と疑いたくなる程のグッド・ジョブ!
    思わず歓声を上げてしまいました。
    本当にドライバーさんにはお世話になりっぱなしでした。ありがとう!

  • 余りにも感動的なムザブ観光のエンディングです。<br />ムザブの谷に陽が沈みます。<br />私のムザブの谷の旅が終ります。<br />念願がまたひとつ叶いました。<br />沈み行く太陽に深く一礼しました。

    余りにも感動的なムザブ観光のエンディングです。
    ムザブの谷に陽が沈みます。
    私のムザブの谷の旅が終ります。
    念願がまたひとつ叶いました。
    沈み行く太陽に深く一礼しました。

  • 今夜も私にとってはパワープレイな夕食です。

    今夜も私にとってはパワープレイな夕食です。

  • 早速宿でPhotoshop使って色味を調整、インスタックス使って出力し、お世話になった人達にベニ・イスゲンの夕焼けのお裾分けです。先ずはお世話になったフロントのお兄さんに…。すると、なんと彼はベニ・イスゲンの住民なのだそうで、大変喜んでくださりました。こんな偶然あるんだなぁ。<br /><br />想像通り、いや想像以上に素晴らしい体験が叶いました。関係者の方々に深い感謝を、ムザブの谷、そして最後までご覧になってくださった方々、ありがとうございました。

    早速宿でPhotoshop使って色味を調整、インスタックス使って出力し、お世話になった人達にベニ・イスゲンの夕焼けのお裾分けです。先ずはお世話になったフロントのお兄さんに…。すると、なんと彼はベニ・イスゲンの住民なのだそうで、大変喜んでくださりました。こんな偶然あるんだなぁ。

    想像通り、いや想像以上に素晴らしい体験が叶いました。関係者の方々に深い感謝を、ムザブの谷、そして最後までご覧になってくださった方々、ありがとうございました。

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この旅行記へのコメント (5)

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  • miさん 2022/10/12 12:18:22
    今回はアルジェリア!?
    子供の頃、近所にアルジェリア大使館があり、アルジェリアってどこ~?と、特に興味を持たずに何十年も過ぎた今、初めてアルジェリアの一端を垣間見る機会を、ありがとうございます!

    ワクワクしながら大変楽しませていただきました!(^-^)

    すてきな出逢い、素晴らしい夕陽、とてもよい旅をされたようですね(^。^)

    やはり、旅はどんな人と出逢うか、どんなことが起きるか、ですね~♪(^。^)

    あー!旅したくなってきた!!

    さっくんさんの言葉、

    旅人はウイルスのようなもの、だから心して……

    本当に、全くその通りだと思います。

    さっくんさんの旅日記は、情報の質、視点、感性、全てが深く、忘れていたことを思い出させてもくれ、旅心に火スイッチが入ります!

    ありがとうこざいまーす!

    さっくん

    さっくんさん からの返信 2022/10/12 22:12:46
    Re: 今回はアルジェリア!?
    暖かいコメントありがとうございます。昔ヴェトナムを旅した時、メコン川の手漕ぎ舟に乗った時、チップを払わない観光客を追いかける女性船頭の姿を見て、とても哀しい気持ちになりました。欧米の旅人がチップをばらまいた結果、チップの文化の無かったヴェトナムの人はチップの意味を知る事も無く只外国人はチップをくれるものと考えてしまったのでしょう。欧米の人も悪気あっての事では無くても、自分の当然を違った文化で行う事で、知らず知らずにその国の文化を変えてしまう結果になったのだと思います。
    そんな哀しい出逢いにならぬ様、素敵な出逢いを求める為にも、先ずは自分の身なりも正さないと!ですね。

    それでは、良い旅を!

    miさん からの返信 2022/10/12 22:53:22
    Re: 今回はアルジェリア!?
    本当におっしゃる通りですね。

    知らず知らずのうちに、って、

    さっくんさんも沢山同じような体験をされたと思いますが、
    旅行者は良かれと思って、集まってくる子供達にキャンディやお菓子をあげるけれど、その土地には歯磨きの習慣がなく、毎日、沢山の甘いものをもらって食べ続けている子供たちの歯は虫歯でボロボロでした。。。
    着ているものも汚れてボロボロだったので、食べるものは観光客からもらうお菓子が主食だったのかもしれません。

    笑った顔が全員、歯が黒くてボロボロで。。。子供の笑顔を見て衝撃だったのはあの時が初めてでした。

    あんな小さいうちから、毎日大量のお菓子を食べ続けているかと思うと、その子たちの将来はどうなるのか。

    地元の人が、団体観光客がバスから降りて、子供達にキャンディを与えている様子を見て、悲しそうに話してくれたことを思い出しました。

    一度知ってしまったら、もう止められないんだと。

    さっくんさんの言葉で、最初に思い出したのがその光景でした。

    旅してると、楽しい、嬉しいことはもちろん沢山ありますが、地球の、世界の、多くの問題も垣間見る。

    自分に何ができるのか、考えますね。

    では、また旅日記たのしみにしてまーす!
  • kummingさん 2022/10/09 04:44:21
    濃すぎる~
    さっくんさん、こんばんは♪
    ちょ、盛りだくさん過ぎて、頭がついていけません(-。-;
    3年ぶりの思いのたけが、ずっしり、がっつり、目いっぱいこもっているみたい。

    読んだ先から忘れてしまい、上書き保存する情け無い脳なので、今思い出せる事だけ、ちょこっとコメントしますね。

    砂漠→○漠→の○って、何?読み方も意味も分かりません。
    ファテイマって誰でしたっけ?
    ガイドさんなしには訪れられない→プライベートにガイドさんを雇うって事は、費用もずいぶんお高いのでは?
    ドライバーさんも雇って、リッチなセレブ旅?(°_°)

    さっくんさん、自撮りはお嫌いなのですね、私は、1人旅の証拠写真として、撮ります。
    でも、今回は本邦初公開のお写真、しかもコスプレで^o^

    イスラムを教を付けないというこだわり、共感します。結局、私たち日本人は西欧から見たイスラム、イスラムだけではなく、歴史自体が西欧からの視点の世界観を植え付けられている、という事を忘れてはいけないと、思います。

    イスラムから見た世界、という本を読んだのですが、そうでなくても、寛容さ、という点だけでも、キリスト教世界の不寛容さ、排他性に比べて、イスラム世界の方が優れていたのではないか?などと常々思っています。聖戦という名のもとに、西欧世界を侵略しようと試み、世界制覇を夢みたとはいえ、それはいつの世もどの権力者も夢みた事で、何故イスラムだけが冷酷、残虐だと非難されるのか?

    あ、話が脈絡なくなってしまいましたm(._.)mさっくんさんの濃いブログについての感想を書くつもりが…。

    長くなるのでこの辺で。またゆっくり、読み返させて頂きます。写真が素晴らしいのはいつもの事なので、敢えて感想は書きませんでした。

    濃すぎる内容、幾つかに分けても良かったかも?(←記憶力に問題ある人の意見)

    色々言ってますが、只今まさに、キリスト教世界の本場で宗教美術三昧の日々(笑)

    さっくん

    さっくんさん からの返信 2022/10/09 13:23:39
    Re: 濃すぎる~
    元気に旅を続けられている様で何よりです。英語ではdesert で全て補えるのですが、日本語では砂と土、礫の三つの漠で表されます。
    ファティマはユダヤも信仰がありますが、文中にもある邪視から守るお守りの様なもので、ドアノッカーからキーホルダーまで色々あります。因みにムハンマドの娘にもファティマがいます。
    侵略は十字軍を始めとしたキリスト教徒の専売特許です(笑)ヨーロッパ以外のキリスト教国は皆侵略が元になっていますし、其処に残る教会の殆どは欧州様式で建てられています。
    それに反してイスラームは中国にも東南アジアにもサハラ砂漠南部にも兵を送った事は一度たりともありませんが、其処にイスラームは根付き、現地の文化と融合したモスクが建てられています。
    ですのでイスラームをテーマに旅するとアジアほぼ全域的と中東、ヨーロッパ南部及びアフリカ北部の多様な文化と歴史を学べます。
    各集落のガイド料の相場は決して高くありません。私は満足したので相場以上渡しましたが…。
    それでは良い旅を!

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