
2022/09/10 - 2022/09/11
35位(同エリア795件中)
Takashiさん
- TakashiさんTOP
- 旅行記145冊
- クチコミ64件
- Q&A回答13件
- 498,984アクセス
- フォロワー108人
アオバトは淡緑色で美しいハトだ。海水を飲む習慣でも知られている。アオバトを見ようと、湘南の大磯に一泊で出かけた。大磯の照ヶ崎海岸はアオバトが飛来することで有名である。
幸い、たくさんのアオバトがやって来たので、飛翔し、海水を飲み、波から逃れと様々な場面を観察し、撮影することができた。日の出のころ、満月が西の空に沈むシーンも良かった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
アオバトは淡い緑色の体が美しいハトだ。オスはさらに翼の中央が赤みを帯びている。主に日本から中国にかけて分布する。
私は、これまでアオバトに出会ったことがない。アオバトがいると聞いて出かけても、行ってみれば不在だった。
アオバトを見るのに一番良い場所は大磯の照ヶ崎海岸である。5月ごろから10月ごろにかけて、海水を飲みに飛来するのだ。塩分を取るためである。最盛期は8月を中心とした夏だ。
今年は、アオバトに会いに大磯に行こうと思っていた。観察に適当な時間は早朝というので、名古屋からだと前泊しなければならない。設定した時に天候不良で、計画は延び延びになった。9月9日。天気予報が好転した。あわてて9月10日の宿を調べた。
宿泊先は大磯プリンスホテル。前日の検索なので、会員以外の部屋はなくなっていた。慌ててプリンスホテルの会員となり部屋をゲット。2人で24,000円。土曜日なので仕方がない。後で考えれば平塚、小田原あたりのビジネスホテルに泊まり、電車で大磯に行き、徒歩10分くらいの照ヶ崎海岸に到着する方法もあった。 -
2022年9月10日、正午過ぎに自宅を出発。13時31分発のひかりで小田原着。電車で大磯へ。駅からタクシーでホテルを目指すが、途中で照ヶ崎海岸に寄ってもらった。堤防の上に歩道があり、浜に降りることができると分かった。
晴天で景色がいい。午後もアオバトは少し来るそうなので、ここで過ごす選択肢もあったが、ホテルからの眺めもいいかもしれないと、ホテルへ向かってもらった。タクシー料金は3,000円ほど。
写真はプールサイドから見たホテルである。大磯プリンスホテル グルメ・レストラン
-
ホテルの前は巨大なプールがあったりして、ファミリー向けには絶好だ。私たちは部屋でゆっくりすることにした。
夕食はレストランで摂った。 -
イチオシ
9月11日午前5時、予約していた神奈中タクシーは定刻前に来てくれていた。期待に胸を膨らませて出発。早朝の予約だけれど料金は2,300円。
照ヶ崎海岸の浜に降りると、予想外の絶景が待っていた。満月は西の空に沈もうとし、右側には富士山のシルエットがある。照ヶ崎海岸 自然・景勝地
-
日の出とともに富士は赤みを帯び、頂上付近には笠雲がかかった。
日の出時間は5時21分ごろだ。 -
さあ、アオバトだ。すでに浜には数名の方々が三脚を広げて、カメラをセットしている。海の中には岩礁が広がっている。あそこにアオバトが来るのだ。
私は、先達の方々の右側に三脚を立てた。 -
アオバトは群れで飛来する。
5時半前からアオバトはやって来ていたが、この写真を撮ったのは5時48分だ。
500mmF4レンズにD500をつけていた。 -
岩礁の上を飛び回り、一部は着陸する。
アオバトの群れは、しばらくするといなくなり、また別の群れが飛来する。この繰り返しだ。この日は、順調にアオバトがやって来た日だった。アオバトの保護、観察をおこなっている「こまたん」のホームページ(http://www.komatan.jp/)によれば、10時までに、のべ1626羽が飛来している。 -
岩礁に降りたアオバトたち。光が弱いためか、色は良くない。まだ朝早いうえに、上空は曇っている。西の空は晴れているのだが。
-
アオバトが海面に近づいて、海水を飲んだ。
6時20分の撮影だ。 -
拡大した。光が強くなったせいか、まずまずの色が出ている。
-
直後に波が来た!
-
でも慌てない。体勢を立て直して。
-
飛び立った。
-
別の所でも海水を飲もうとしている。
-
たくさんのアオバトが岩礁にやって来た。一部は着陸している。
-
ある程度の波があるので、海水飲みは大変だ。
だんだん潮が引いていって、このような光景は見られなくなった。午前の満潮時刻は5時17分ごろ。 -
ふと気が付くと、アオバトの色が悪くなった。太陽が移動して、光の当たる状態が変化したのだろう。それで堤防近くまで後退して、大きく左に移動した。色は回復した。7時ごろである。
アオバトのオスが岩のくぼみにたまった海水を飲んでいる。メスはしっかり周囲を警戒中だ。ここにはアオバトを狙ってハヤブサが来るのだ。 -
今度はメスが飲んでいる。オスは見張り中だが、気のせいかどこか、のんびりしている。
-
別のメスが飛んで来たら、オスはついていってしまった。
この後で気が付いたメスは、慌ただしく違う方向へ飛び去った。 -
岩礁の周りを飛ぶアオバトたち。
-
イチオシ
メスが海水を飲むのをしっかり見守るオス。今度は気合が入っている。
-
たくさんのアオバトが海水を飲んでいるところ。見張り中のハトも多い。
-
十分に飲んだカップルが飛び立とうとしている。
アオバトが飛来する回数が減った。おまけに磯遊びの人たちが岩礁に向かった。私たちも引き上げることにした。8時ごろだ。
朝にお世話になった神奈中タクシーに連絡し、大磯港第2駐車場の出口で待った。じきにタクシーが来たので、ホテルに寄ってもらって、預けた荷物をピックアップ。大磯駅でタクシーを降りた。料金は3,000円ほど。小田原まで電車で行き、運よく10時7分発のひかりに間に合った。車内で、購入していた駅弁の朝食。
正午過ぎには、名古屋の自宅に帰っていた。ちょうど24時間の旅だった。急に思い立った、短時間の訪問にしては、収穫が多かった。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
バードウォッチング
-
前の旅行記
ウトウなど100万羽の海鳥が集う天売島:花盛りのサロベツ原生花園も楽しんだ観察と写真撮影の旅
2022/06/19~
苫前・小平・羽幌
-
次の旅行記
タンチョウが青空を飛び、川霧(毛嵐)の中に立ち、雪原に舞う: 釧路を拠点とした撮影と観光の旅
2023/01/29~
鶴居・標茶
-
Asa Wrightネイチャーセンター: トリニダード・トバゴで色鮮やかな鳥を探して(1)
2016/02/17~
トリニダード島
-
真紅のスカーレットアイビスが夕空を飛ぶ: トリニダード・トバゴで色鮮やかな鳥を探して(2)
2016/02/20~
トリニダード島
-
伝説の鳥、ケツァール: コスタリカで色鮮やかな鳥を探して(1)
2016/02/25~
その他の観光地
-
コンゴウインコの王国: コスタリカで色鮮やかな鳥を探して(2)
2016/02/29~
その他の観光地
-
モンテベルデのケツァール: コスタリカで色鮮やかな鳥を探して(3)
2016/03/03~
モンテベルデ自然保護区周辺
-
信州、白樺峠を数千羽のタカが渡った日: 伊良湖岬での写真を加えて
2016/09/25~
乗鞍
-
シマフクロウの新しいカップルが元気に登場
2016/11/27~
羅臼(らうす)
-
雪が降る日のタンチョウ: 冬の道東、鳥撮影の旅 (1)
2017/02/22~
鶴居・標茶
-
世界最大級のワシ、オオワシとオジロワシが晴れた空を飛び、流氷の海に集う: 冬の道東、鳥撮影の旅(2)
2017/02/24~
羅臼(らうす)
-
マガンの群れが飛ぶ、夜明けの空に、そして月を横切って: 伊豆沼と蕪栗沼、ガンの観察と撮影の旅
2018/11/19~
栗駒・栗原
-
ミサゴの狩りに魅せられて、名古屋市内の池に通い写真撮影
2018/12/13~
名古屋
-
おしどりの里でオシドリの観察と撮影を満喫
2019/11/20~
設楽・東栄
-
出水ではツルが舞い飛び、有明海の干潟ではシギがエサを取る:珍鳥にも出会えた2泊3日、観察と撮影の旅
2019/12/12~
出水・伊佐
-
ツバメのねぐら入りや名古屋市農業センターの花などを撮影:コロナの夏は近場で
2020/07/19~
天白・笠寺
-
梅に集う可愛いメジロ: 観察と撮影で冬を乗り越える
2021/02/15~
天白・笠寺
-
美しいカモたち、カイツブリの子育て、そしてクイナのエサ取り:名古屋市東部と近郊の池で鳥の観察と撮影
2021/12/09~
豊明・大府
-
ルリカケス、アマミノクロウサギなど希少な生物が棲む奄美大島:新世界遺産の島で観光と写真撮影
2022/04/04~
奄美大島
-
ウトウなど100万羽の海鳥が集う天売島:花盛りのサロベツ原生花園も楽しんだ観察と写真撮影の旅
2022/06/19~
苫前・小平・羽幌
-
海水を飲むアオバトの観察と撮影: 大磯への24時間
2022/09/10~現在の旅行記
平塚・大磯
-
タンチョウが青空を飛び、川霧(毛嵐)の中に立ち、雪原に舞う: 釧路を拠点とした撮影と観光の旅
2023/01/29~
鶴居・標茶
-
オクマ プライベートビーチ & リゾートに滞在して、ヤンバルクイナに会いに行く: 観察と写真撮影
2023/04/16~
国頭・大宜味
-
憧れの鳥オオマシコ、そしてイスカに出会えた、信州への鳥観察と撮影の旅
2024/02/02~
諏訪・岡谷・茅野
-
リュウキュウアカショウビンやオオゴマダラなどの鳥や蝶たち、そしてヤシガニ:梅雨明けの石垣島で観光と写真撮影
2024/06/23~
石垣島
-
イヌワシの親子:無事に巣立ったヤンチャな幼鳥が伊吹山の空を飛ぶ
2024/08/03~
米原
-
市街地近くの公園でマミチャジナイ、メジロガモなど珍しい冬鳥を撮影: ミラーレスカメラZ8を使い始めて
2025/01/11~
名古屋
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
平塚・大磯(神奈川) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ バードウォッチング
4
24