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ヤンバルクイナは沖縄北部のやんばる地域だけに棲む、ほとんど飛べないクイナだ。1981年に新種として発見され、生息数が少ないため絶滅危惧種に指定されている。2021年に登録された世界自然遺産の、沖縄本島でのシンボルはヤンバルクイナである。ヤンバルクイナに会おうと、やんばるへの旅を計画した。<br /><br />滞在したのはオクマ プライベートビーチ &amp; リゾート。緑豊かな敷地は広大で、綺麗なビーチがある。設備が良く、親切で、とても快適に過ごすことができた。<br /><br />ヤンバルクイナに会うために、現地のバードウォッチングツアーに参加した。野生のヤンバルクイナを見ることは簡単に実現したが、写真を撮影するのは大変だった。それでも何とかこの目的も達成できた。いっぽう、ヤンバルクイナ生態展示学習施設では、自然に近い環境で飼育された鳥を近くから見て、撮影することができる。ここでの経験も楽しいものだった。

オクマ プライベートビーチ & リゾートに滞在して、ヤンバルクイナに会いに行く: 観察と写真撮影

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2023/04/16 - 2023/04/19

37位(同エリア583件中)

旅行記グループ バードウォッチング

4

35

Takashi

Takashiさん

ヤンバルクイナは沖縄北部のやんばる地域だけに棲む、ほとんど飛べないクイナだ。1981年に新種として発見され、生息数が少ないため絶滅危惧種に指定されている。2021年に登録された世界自然遺産の、沖縄本島でのシンボルはヤンバルクイナである。ヤンバルクイナに会おうと、やんばるへの旅を計画した。

滞在したのはオクマ プライベートビーチ & リゾート。緑豊かな敷地は広大で、綺麗なビーチがある。設備が良く、親切で、とても快適に過ごすことができた。

ヤンバルクイナに会うために、現地のバードウォッチングツアーに参加した。野生のヤンバルクイナを見ることは簡単に実現したが、写真を撮影するのは大変だった。それでも何とかこの目的も達成できた。いっぽう、ヤンバルクイナ生態展示学習施設では、自然に近い環境で飼育された鳥を近くから見て、撮影することができる。ここでの経験も楽しいものだった。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
交通
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
観光バス タクシー ANAグループ
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • ヤンバルクイナに会いに行こうと思った。ヤンバルクイナは1981年に新種として発見された、珍しいクイナである。ほとんど飛ぶことができないが、地上を走る速度は時速30ー40kmと速い。<br /><br />絶滅危惧種であり、一時は700羽程度となり、絶滅が近いと恐れられた。それでも外来種のマングースを駆除するなど懸命の保護活動によって小康状態となり、現在、1500羽ほどが生息するという。<br /><br />ヤンバルクイナは沖縄の北部、やんばる地域にだけ棲んでいる。2021年に奄美・沖縄諸島が世界自然遺産に指定された。沖縄本島では、やんばる地域が世界遺産区域となり、そのシンボルはヤンバルクイナである。<br /><br />ヤンバルクイナの観察に最も適したのは、繁殖期との関係で5、6月だろう。しかし梅雨などの気象状態を考え、ショルダーシーズンだが、4月に出かけることにした。<br /><br />写真は、ヤンバルクイナ生態展示学習施設で撮ったヤンバルクイナである。

    ヤンバルクイナに会いに行こうと思った。ヤンバルクイナは1981年に新種として発見された、珍しいクイナである。ほとんど飛ぶことができないが、地上を走る速度は時速30ー40kmと速い。

    絶滅危惧種であり、一時は700羽程度となり、絶滅が近いと恐れられた。それでも外来種のマングースを駆除するなど懸命の保護活動によって小康状態となり、現在、1500羽ほどが生息するという。

    ヤンバルクイナは沖縄の北部、やんばる地域にだけ棲んでいる。2021年に奄美・沖縄諸島が世界自然遺産に指定された。沖縄本島では、やんばる地域が世界遺産区域となり、そのシンボルはヤンバルクイナである。

    ヤンバルクイナの観察に最も適したのは、繁殖期との関係で5、6月だろう。しかし梅雨などの気象状態を考え、ショルダーシーズンだが、4月に出かけることにした。

    写真は、ヤンバルクイナ生態展示学習施設で撮ったヤンバルクイナである。

  • 2023年4月16日、8時25分発のANA便で中部国際空港から那覇へ飛んだ。11時前に着くはずだったが、向かい風が強く11時半頃の到着となった。<br /><br />宿泊先のオクマ プライベートビーチ &amp; リゾートまでは車で2時間ほどといわれている。少し前までなら当然レンタカーである。今やどんどん車から離れつつあり、長い高速運転は無理だ。ホテルが無料のシャトルを出してくれているが、那覇のホテルまで行く必要があり、待ち時間も長い。エイとタクシーを利用することにした。予想以上に道は混んでいて、3時間かかった。そのため料金も26,000円。<br /><br />オクマ プライベートビーチ &amp; リゾートの入り口は花盛りで、リゾート気分が盛り上がった。翌日撮った写真も加えてホテルの様子を記そう。

    2023年4月16日、8時25分発のANA便で中部国際空港から那覇へ飛んだ。11時前に着くはずだったが、向かい風が強く11時半頃の到着となった。

    宿泊先のオクマ プライベートビーチ & リゾートまでは車で2時間ほどといわれている。少し前までなら当然レンタカーである。今やどんどん車から離れつつあり、長い高速運転は無理だ。ホテルが無料のシャトルを出してくれているが、那覇のホテルまで行く必要があり、待ち時間も長い。エイとタクシーを利用することにした。予想以上に道は混んでいて、3時間かかった。そのため料金も26,000円。

    オクマ プライベートビーチ & リゾートの入り口は花盛りで、リゾート気分が盛り上がった。翌日撮った写真も加えてホテルの様子を記そう。

    オクマ プライベートビーチ & リゾート 宿・ホテル

    広大な敷地の中にあり、設備が良く、親切なリゾート by Takashiさん
  • 通路も花盛りだ。

    通路も花盛りだ。

  • 敷地は広く、開放的だ。

    敷地は広く、開放的だ。

  • 大きなコテージの一階部分に私たちの部屋がある。

    大きなコテージの一階部分に私たちの部屋がある。

  • しっかりしたベッド。

    しっかりしたベッド。

  • 調度品も使いやすい。

    調度品も使いやすい。

  • ベランダからの眺めもいい。<br /><br />バス、洗面所も広く快適だ。洗面台が2つあるのも有難い。<br /><br />料金は2名、朝食付き、ラウンジへのアクセスありで、1泊29,500円とコスパがいい。

    ベランダからの眺めもいい。

    バス、洗面所も広く快適だ。洗面台が2つあるのも有難い。

    料金は2名、朝食付き、ラウンジへのアクセスありで、1泊29,500円とコスパがいい。

  • 早速、ラウンジへと歩いて行った。

    早速、ラウンジへと歩いて行った。

  • ラウンジからはビーチと海が見渡せる。<br /><br />前のビーチで寛ぐのもいい。もちろん泳いでいる人もいる。

    ラウンジからはビーチと海が見渡せる。

    前のビーチで寛ぐのもいい。もちろん泳いでいる人もいる。

  • 時間によってラウンジのサービスは異なる。2時から5時まではアフタヌーンティー。といってもビールも飲める。

    時間によってラウンジのサービスは異なる。2時から5時まではアフタヌーンティー。といってもビールも飲める。

  • 様々なデザートも楽しめる。<br /><br />さて、その日のうちに、明日の準備をする必要がある。ヤンバルクイナに会うために、2回、ツアーを予約していた。ヤンバルクイナは早朝に活動するので、ツアーの出発は日の出頃かその前である。集合場所は近くの道の駅、ゆいゆい国頭。歩いて10分くらいかなと気楽に考えていたが、もう少しかかるかもしれないと思い始めた。薄暗い時に歩くので、まさかハブは出ないだろうけれど、下調べは必要だ。<br /><br />ホテルに相談すると、道をしっかり教えてくださった。そしてカートでホテルの出口にある駐車場まで送ってくださるそうだ。そこから15分とのことである。さらに朝食をボックスで用意して頂けることになった。早朝なのに、いずれも、とても有難いことだった。<br /><br />私たちは、それから実際に歩いて道を確かめた。歩道のある分かりやすい道だった。

    様々なデザートも楽しめる。

    さて、その日のうちに、明日の準備をする必要がある。ヤンバルクイナに会うために、2回、ツアーを予約していた。ヤンバルクイナは早朝に活動するので、ツアーの出発は日の出頃かその前である。集合場所は近くの道の駅、ゆいゆい国頭。歩いて10分くらいかなと気楽に考えていたが、もう少しかかるかもしれないと思い始めた。薄暗い時に歩くので、まさかハブは出ないだろうけれど、下調べは必要だ。

    ホテルに相談すると、道をしっかり教えてくださった。そしてカートでホテルの出口にある駐車場まで送ってくださるそうだ。そこから15分とのことである。さらに朝食をボックスで用意して頂けることになった。早朝なのに、いずれも、とても有難いことだった。

    私たちは、それから実際に歩いて道を確かめた。歩道のある分かりやすい道だった。

  • 夕食は予約しておいたビュッフェレストランで頂いた。ローストビーフを切り分けるなど内容豊富な食事だった。料金は5000円。生ビールが大きなグラスで800円というのも有難い。

    夕食は予約しておいたビュッフェレストランで頂いた。ローストビーフを切り分けるなど内容豊富な食事だった。料金は5000円。生ビールが大きなグラスで800円というのも有難い。

  • 灯りの灯った道を帰っていった。

    灯りの灯った道を帰っていった。

  • 途中でお土産物を売る売店に入った。沢山のヤンバルクイナが置いてある。明日はヤンバルクイナに会えるだろうか。

    途中でお土産物を売る売店に入った。沢山のヤンバルクイナが置いてある。明日はヤンバルクイナに会えるだろうか。

  • 4月20日。約束の5時半より少し前にホテルの車がお弁当を積んで迎えに来てくださった。カートではない。駐車場まで運んで頂き、歩き出すと、すぐにまた車が現れた。許可を得てきましたと道の駅まで行ってくださった。大感謝である。<br /><br />道の駅でお弁当の朝食を頂いた。美味しいサンドイッチ、バナナ、ジュースと素晴らしかった。<br /><br />今日のツアーは沖縄自然ツーリスト主催で6時出発である。ガイドのSさんが車で待っていた。参加者は私たちだけのプライベートツアーだ。費用は2人で20,000円。ヤンバルクイナに特化したプログラムで、ヤンバルクイナを驚かせないため車で探索する。<br /><br />しばらく海岸線を走った後、車はやんばるの森に入って行った。じきにSさんが、ほらあそこ!と叫んだ。ヤンバルクイナが走ったそうだが分からなかった。何度目かの時、車の前をヤンバルクイナが疾走した。今度はしっかり見えたが、カメラを取り上げる時間はなかった。また同じようなことが起き、シャッターを切ったが、ピントが合わず、黒い影の様なものが写っていた。いいガイドがいればヤンバルクイナに会うのは難しくないが、写真を撮るのは大変だと分かった。<br /><br />こんなことを繰り返した後、Sさんは車を止めた。ここはヤンバルクイナが出現するスポットなのだろう。実際、何度も現れてくれた。絶好のシャッターチャンスにも複数回、遭遇したが、私は全て失敗した。Sさんに申し訳ないようである。<br /><br />私は止めた車の窓から500mm望遠レンズをつけたカメラを突き出していた。鳥が出てから消えるまでの時間は短いと、前回出た場所の近くをレンズ越しで覗いていたのだけれど、鳥は予想外の所に出るのである。一度は、もっと手前で道を横切ったし、一度は車に近い所に現れて道の脇を歩いた。肉眼で見ていればよかったかもしれないが、とにかく腕が悪いということだ。<br /><br />まったくのピンボケであるものの、ヤンバルクイナが出るときの様子を示すために失敗写真を載せておこう。

    4月20日。約束の5時半より少し前にホテルの車がお弁当を積んで迎えに来てくださった。カートではない。駐車場まで運んで頂き、歩き出すと、すぐにまた車が現れた。許可を得てきましたと道の駅まで行ってくださった。大感謝である。

    道の駅でお弁当の朝食を頂いた。美味しいサンドイッチ、バナナ、ジュースと素晴らしかった。

    今日のツアーは沖縄自然ツーリスト主催で6時出発である。ガイドのSさんが車で待っていた。参加者は私たちだけのプライベートツアーだ。費用は2人で20,000円。ヤンバルクイナに特化したプログラムで、ヤンバルクイナを驚かせないため車で探索する。

    しばらく海岸線を走った後、車はやんばるの森に入って行った。じきにSさんが、ほらあそこ!と叫んだ。ヤンバルクイナが走ったそうだが分からなかった。何度目かの時、車の前をヤンバルクイナが疾走した。今度はしっかり見えたが、カメラを取り上げる時間はなかった。また同じようなことが起き、シャッターを切ったが、ピントが合わず、黒い影の様なものが写っていた。いいガイドがいればヤンバルクイナに会うのは難しくないが、写真を撮るのは大変だと分かった。

    こんなことを繰り返した後、Sさんは車を止めた。ここはヤンバルクイナが出現するスポットなのだろう。実際、何度も現れてくれた。絶好のシャッターチャンスにも複数回、遭遇したが、私は全て失敗した。Sさんに申し訳ないようである。

    私は止めた車の窓から500mm望遠レンズをつけたカメラを突き出していた。鳥が出てから消えるまでの時間は短いと、前回出た場所の近くをレンズ越しで覗いていたのだけれど、鳥は予想外の所に出るのである。一度は、もっと手前で道を横切ったし、一度は車に近い所に現れて道の脇を歩いた。肉眼で見ていればよかったかもしれないが、とにかく腕が悪いということだ。

    まったくのピンボケであるものの、ヤンバルクイナが出るときの様子を示すために失敗写真を載せておこう。

  • Sさんは車をヤンバルクイナ生態展示学習施設に向けた。ヤンバルクイナが飼育されていて、ガラス越しに眺められるのだ。

    Sさんは車をヤンバルクイナ生態展示学習施設に向けた。ヤンバルクイナが飼育されていて、ガラス越しに眺められるのだ。

    ヤンバルクイナ生態展示学習施設 名所・史跡

  • 近くから観察でき、ヤンバルクイナの様子が良く分かる。写真は餌を探している所。定期的にエサが与えられるので、奥の方に引っ込んでいても、待っていれば、やって来る。ヤンバルクイナの生息環境に似た状況で飼育していて、自然な写真に見える。<br /><br />望遠レンズでなく、通常のレンズで撮影した。携帯で十分に撮影できるだろう。

    近くから観察でき、ヤンバルクイナの様子が良く分かる。写真は餌を探している所。定期的にエサが与えられるので、奥の方に引っ込んでいても、待っていれば、やって来る。ヤンバルクイナの生息環境に似た状況で飼育していて、自然な写真に見える。

    望遠レンズでなく、通常のレンズで撮影した。携帯で十分に撮影できるだろう。

  • 餌を食べた。

    餌を食べた。

  • 巣の材料を運んでいるところ。<br /><br />このオスのヤンバルクイナは卵から施設で育ち、1羽で展示されているが、時期ともなれば、このような行動をすることは面白い。<br /><br />とにかく野生のヤンバルクイナに出会えたし、飼育下だけれどヤンバルクイナをじっくり見られたと満足した。<br /><br />ツアーは5時間の予定だったが、Sさんは延長して、お昼近くにホテルまで送ってくださった。<br /><br />

    巣の材料を運んでいるところ。

    このオスのヤンバルクイナは卵から施設で育ち、1羽で展示されているが、時期ともなれば、このような行動をすることは面白い。

    とにかく野生のヤンバルクイナに出会えたし、飼育下だけれどヤンバルクイナをじっくり見られたと満足した。

    ツアーは5時間の予定だったが、Sさんは延長して、お昼近くにホテルまで送ってくださった。

  • 午後はラウンジでビールを頂いて、のんびりした。<br /><br />そしてビーチに出て、足だけ海に漬けてみた。

    午後はラウンジでビールを頂いて、のんびりした。

    そしてビーチに出て、足だけ海に漬けてみた。

    オクマ プライベートビーチ & リゾート 宿・ホテル

    広大な敷地の中にあり、設備が良く、親切なリゾート by Takashiさん
  • 波打ち際から振り返った。<br /><br /><br />

    波打ち際から振り返った。


  • 夕食は、また予約したビュッフェレストランで美味しく頂いた。<br /><br />食後は、ビーチへ歩いて行った。

    夕食は、また予約したビュッフェレストランで美味しく頂いた。

    食後は、ビーチへ歩いて行った。

  • ラウンジの入り口である。<br /><br />ラウンジはビールと軽食を摂りながら夕景を楽しむ人たちでにぎわっていた。<br /><br />既に日は落ちていたが、ビーチにも人影が多かった。

    ラウンジの入り口である。

    ラウンジはビールと軽食を摂りながら夕景を楽しむ人たちでにぎわっていた。

    既に日は落ちていたが、ビーチにも人影が多かった。

  • 足元には月見草のような形の小さな花が咲いていた。

    足元には月見草のような形の小さな花が咲いていた。

  • 4月18日。2度目のツアーの日である。5時にホテルの車がお弁当を積んで迎えに来た。他の用事が入らなかったのでと、再び道の駅まで送ってくださった。大変有難いことだった。<br /><br />今日のツアーは沖縄ネイチャーオフィス主催。5時30分出発である。日の出時間は6時1分だ。私たちのほかに2名の参加があった。費用は2人で30,000円。<br /><br />車は昨日と同じように海岸線を走って、やんばるの森へ入って行った。時々、ヤンバルクイナが現れる。見ることは出来るが、写真は撮れない。<br /><br />道は世界遺産区域との境界を走るようになった。ガイドのTさんは世界遺産の森を見渡せるところに案内して下さった。写真の様に、常緑広葉樹の美しい森だ。昨日に続いて晴れて、お天気にも恵まれている。<br /><br />それからしばらく行くと、またヤンバルクイナが現れた。車の背後で草地の坂を上って行く。私は後部座席窓側にいたが、車外に出てはいけないので、開いた窓からレンズを突き出した。工夫しても、レンズで鳥を見ることは出来ない。とりあえず見当をつけてシャッターを押したが、当然写っていなかった。しかし、1人の参加者は同じ条件のはずなのに撮っていた。神業だ。

    4月18日。2度目のツアーの日である。5時にホテルの車がお弁当を積んで迎えに来た。他の用事が入らなかったのでと、再び道の駅まで送ってくださった。大変有難いことだった。

    今日のツアーは沖縄ネイチャーオフィス主催。5時30分出発である。日の出時間は6時1分だ。私たちのほかに2名の参加があった。費用は2人で30,000円。

    車は昨日と同じように海岸線を走って、やんばるの森へ入って行った。時々、ヤンバルクイナが現れる。見ることは出来るが、写真は撮れない。

    道は世界遺産区域との境界を走るようになった。ガイドのTさんは世界遺産の森を見渡せるところに案内して下さった。写真の様に、常緑広葉樹の美しい森だ。昨日に続いて晴れて、お天気にも恵まれている。

    それからしばらく行くと、またヤンバルクイナが現れた。車の背後で草地の坂を上って行く。私は後部座席窓側にいたが、車外に出てはいけないので、開いた窓からレンズを突き出した。工夫しても、レンズで鳥を見ることは出来ない。とりあえず見当をつけてシャッターを押したが、当然写っていなかった。しかし、1人の参加者は同じ条件のはずなのに撮っていた。神業だ。

  • また少し行くと前方、道の真ん中に黒い点がある。ヤンバルクイナが道を横切っているのだ。車はゆっくりと前進して止まった。私はTさんの指示に従って、車のドアを半ドアにして、窓からレンズを出した。不安定な体勢だがとにかくレンズで鳥を見ることができる。<br /><br />ヤンバルクイナは道の脇の花の所にいた。花に付く虫を探しているのだろう。遠くにいる車には比較的慣れているのか、騒がなかった。<br /><br />私は、やっと撮れたぜと、シャッターを押し続けた。人工物が入るけれど、仕方がない。道端なのだから。

    また少し行くと前方、道の真ん中に黒い点がある。ヤンバルクイナが道を横切っているのだ。車はゆっくりと前進して止まった。私はTさんの指示に従って、車のドアを半ドアにして、窓からレンズを出した。不安定な体勢だがとにかくレンズで鳥を見ることができる。

    ヤンバルクイナは道の脇の花の所にいた。花に付く虫を探しているのだろう。遠くにいる車には比較的慣れているのか、騒がなかった。

    私は、やっと撮れたぜと、シャッターを押し続けた。人工物が入るけれど、仕方がない。道端なのだから。

  • ヤンバルクイナがこちらを見た。陽の光が当たり、目が輝いている。

    イチオシ

    ヤンバルクイナがこちらを見た。陽の光が当たり、目が輝いている。

  • ゆっくりと移動している。

    イチオシ

    ゆっくりと移動している。

  • 足早になった。すっきりした背景だ! そして道の脇に消えた。7時40分頃のことだ。困難な撮影条件だったが、ついに撮れたと満足した。<br /><br />この後はヤンバルクイナの出が悪くなり、朝食休憩。続いて、ノグチゲラ、アカヒゲを追った。しかし、めぼしい成果はなかった。やはり5月が最盛期なのだろう。<br /><br />

    イチオシ

    足早になった。すっきりした背景だ! そして道の脇に消えた。7時40分頃のことだ。困難な撮影条件だったが、ついに撮れたと満足した。

    この後はヤンバルクイナの出が悪くなり、朝食休憩。続いて、ノグチゲラ、アカヒゲを追った。しかし、めぼしい成果はなかった。やはり5月が最盛期なのだろう。

  • 帰りには道の駅に近い水路に寄り道した。綺麗なシギがいた。多分タカブシギだろう。さらにホシムクドリが見つかった。電線に止まっているから写真にはならないが、初めて見る鳥だ。そしてお昼近くホテルへ送っていただいた。

    帰りには道の駅に近い水路に寄り道した。綺麗なシギがいた。多分タカブシギだろう。さらにホシムクドリが見つかった。電線に止まっているから写真にはならないが、初めて見る鳥だ。そしてお昼近くホテルへ送っていただいた。

  • 午後はまたラウンジなどでゆっくり。夕食は和食レストランでだ。

    午後はまたラウンジなどでゆっくり。夕食は和食レストランでだ。

  • 1人8000円のコースを注文するとスパークリングワインのグラスと共に泡盛のボトルを飲めるのには驚いた。銘柄はやんばるくいなを選択した。<br /><br />やんばるくいなは、お土産として持ち帰ることにし、生ビールを頂いた。

    1人8000円のコースを注文するとスパークリングワインのグラスと共に泡盛のボトルを飲めるのには驚いた。銘柄はやんばるくいなを選択した。

    やんばるくいなは、お土産として持ち帰ることにし、生ビールを頂いた。

  • お料理は写真のオードブルから始まってお造り、てんぷらなどなど大変美味しかった。

    お料理は写真のオードブルから始まってお造り、てんぷらなどなど大変美味しかった。

  • いい気分で部屋に帰った。通路も写真の様に、すっかり夜の景色だ。<br /><br />4月19日。朝9時発の無料シャトルバスで空港を目指した。11時ごろに空港に着いた。これから宮古島に飛ぶ。JAL便は、その日も活動する可能性を考え、15時25分発としていた。セキュリティーを通った後、クレジットカード会社のラウンジはなく、待ち時間は持て余したが、旅費を節約できたのは有難かった。<br /><br />振り返れば、親切な人々のお蔭で、とても楽しめたやんばるの旅だった。

    いい気分で部屋に帰った。通路も写真の様に、すっかり夜の景色だ。

    4月19日。朝9時発の無料シャトルバスで空港を目指した。11時ごろに空港に着いた。これから宮古島に飛ぶ。JAL便は、その日も活動する可能性を考え、15時25分発としていた。セキュリティーを通った後、クレジットカード会社のラウンジはなく、待ち時間は持て余したが、旅費を節約できたのは有難かった。

    振り返れば、親切な人々のお蔭で、とても楽しめたやんばるの旅だった。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • ドロミティさん 2023/05/26 10:37:21
    お久しぶりです。
    Takashiさん、おはようございます。

    オクマプライベートビーチ&リゾート、敷地が広くて自然に囲まれながら
    過ごすには最適なホテルですね。米軍が開業したせいか雰囲気がアメリカの
    リゾートを感じました。
    って、アメリカのリゾートは未体験ですけど(汗)
    ティータイムでもビールが飲めるとは嬉しいですね。
    以前に宿泊して次回はクラブラウンジ付の部屋に泊まりたいと思いながら
    観光の利便性からつい恩納村どまりになっています。

    美しい森の山原を見渡したお写真を拝見したら、この広くて深い森なら
    多種多様な生物が生息、生育してるのもなるほどと頷けました。
    ヤンバルクイナを写真に収めるのは難しかったようですが、道を歩いている
    野生のヤンバルクイナを撮影することが出来て目的が叶って良かったです!

    宮古島編も楽しみにしています。

                             ドロミティ

    Takashi

    Takashiさん からの返信 2023/05/26 20:49:12
    Re: お久しぶりです。
    ドロミティさん

    こんばんは

    コメントを頂き大変ありがとうございます。

    ドロミティさんもお泊りになったのですね! まったくお書きの通りで、オクマリゾートはアメリカのいい所が表現されたリゾートと感じました。それも西海岸の。ラウンジにはやや年配のアメリカ人らしいカップルも来ていました。かって沖縄に勤務し、昔を懐かしんでやって来たのでしょうか。

    そして、スタッフの方々がとても親切でしかもキリッとしているのは、かってのJALとのつながりの影響かなと想像しています。

    ヤンバルクイナのいい写真を撮られた方は多いので、ひょっとすると5月はもう少し楽な可能性があります。それでも何とか撮れてほっとしています。宮古島も、結構楽しみました。遅れていますが旅行記を投稿しましたら眺めて頂くと嬉しいです。

    ドロミティさんは沖縄の素晴らしいリゾートを楽しまれていますね。やっと海外に行けるようになり、ご計画のことと存じます。素敵な旅をお続けになりますように。

    Takashi
  • jun1さん 2023/05/06 22:46:59
    同じホテルでした!
    Takashiさん、こんばんは。

    オクマプライベートビーチ&リゾートに26日から滞在しました、部屋は1番リーズナブルなパームコテージでしたけど。
    行きは送迎バスを利用して、帰りは他のホテルに移動するので利用しませんでしたが、2時間の長距離なのに無料で助かりました。
    私共も道の駅のバス停まで送迎してもらい、サービス良いホテルでしたね。
    白砂のビーチや広い敷地にコテージが散在してるところがハワイみたいで、海外旅行の気分になり素敵なホテルでした。

    ヤンバルクイナは飛べないかわりに素早く走るとは聞いてました、写真を撮るのは難しいのに2度目のツアーで撮れて良かったですね(^_-)-☆
    次は宮古島に飛んだのですね、続きが楽しみです♪

    jun1

    Takashi

    Takashiさん からの返信 2023/05/07 11:00:11
    RE: 同じホテルでした!
    jun1 さん

    おはようございます

    コメントを頂き、大変ありがとうございます。

    同じホテルでしたか! ほぼ1週間の違いでとは奇遇です。モニュメントバレーのホテルも同じで、趣味が似ている面もありそうです。確かに、いいホテルでしたね。雰囲気はアメリカのリゾート、心は日本のおもてなしという、いいとこどりのホテルで、すっかり感心しました。

    jun1さんは、やんばるの森や山を歩かれたのでしょうか。旅行記が楽しみです。私たちは2日目のツアーで、鳥を探して入り口を少し歩きましたが、いい所でしょうね。

    宮古島では、お天気には恵まれませんでした。もっとも、このころはお天気が周期的に変わるので、旅の大きな目的であるヤンバルクイナ遭遇の時に、いいお天気のほうが有難かったです。ヤンバルクイナは悪天候の方が出やすいそうですが、雨が降っていると撮影できないし、鳥も見つけにくいと思います。

    宮古島でも、テッポウユリを見たり、南国の蝶を追っかけたり、と楽しみました。旅行記は遅れていますが、そのうちに投稿しようと思っています。

    素敵なご旅行をお続け下さいますように。

    Takashi

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