2016/02/17 - 2016/02/21
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Takashiさん
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中米にはきれいな鳥が多い。トリニダード・トバゴでは真っ赤なショウジョウトキの群れが飛んでくる。コスタリカではケツァールとコンゴウインコが有名だ。この2つの国を訪れて鳥を探す3週間の旅を計画した。中継地点としたのはマイアミである。ここから、トリニダード・トバゴ、そしてコスタリカを往復した。
トリニダード・トバゴではまず、Asa Wrightネイチャーセンターに3泊した。色とりどりの小鳥たちがやってきて、ベランダから眺めているだけで楽しかった。さらに、Bellbird(スズドリ)そしてOilbird(アブラヨタカ)という珍しい鳥たちも見た。ショウジョウトキを見に行くツアーもあった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2月17日朝中部空港発、JALで成田へ。富士山がきれいだった。乗り換えてシカゴ経由マイアミに向かった。シカゴの天気が心配だったが、幸い何事もなかった。
マイアミではシェラトン・マイアミエアポートホテルに一泊。コスタリカで使う荷を預けた。 -
2月18日朝の便でトリニダード・トバゴに向かった。眼下に様々なカリブ海の島々が見えた。
トリニダード・トバゴはカリブ海諸島の一番南に位置し、ベネズエラのすぐ近くにある。
無事に首都、ポート・オブ・スペインの空港に着いた。 -
Asa Wrightネイチャーセンターへの車はあらかじめ依頼していた。同じ飛行機で着いたほかの客たちと一緒にセンターへ向かった。1時間以上かかり、後半は細い山道を行った。山の中腹にセンターが見えてきた。
後で撮った写真を使ってセンターの様子を記そう。
ここは世界中のバードウォッチャーが集まってくる場所である。ベランダから見るだけで、多くのきれいな鳥を観察できるのである。ここを拠点としたバードウォッチングツアーも多い。私は1年前に直接メールして宿泊を予約したのだが、すでに、希望した時期にはやっと3日間連続の日が取れるという状況だった。
宿泊客たちは、ベランダで多くの時間を過ごす。コーヒーが飲み放題だし、夕方はラムパンチが出る。
食事はベランダの奥にある食堂で摂る。ビュッフェ式で、内容は悪くない。 -
ベランダからは南方にArimaへ続く谷が広がっている。気持ちのいい景色だ。大木に赤い花が咲いている。
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ハミングバード(ハチドリ)のためのフィーダーがある。砂糖水が入っているそうだ。
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庭にもハミングバードのフィーダーがある。そして写真の左側にはエサ台がある。ここに果物が置いてあり、これを目当てに鳥たちが飛んでくる。
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庭にはアグーチも良くやってきていた。
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宿泊棟は敷地のあちこちに散在している。写真に撮ると小屋のようだが、悲惨なものではない。基本的設備はある。冷房はないが、山の中腹なので、これは暑いと騒ぐ状況ではない。
なお宿泊、食事、ロッジ周辺のガイド全体で、2名3泊1390ドルであり、このうち100ドルを予約時にデポジットとして支払った。2名の交通費は空港からセンターまで75ドル、センターからホテルまで100ドルであった。
トリニダード・トバゴ、そしてつぎのコスタリカはマラリアの危険がないといっていい。しかしデング熱、さらに流行るかもしれないジカ熱のことを考え、蚊よけ対策は講じていった。日本で簡単な虫除けを買い、さらにマイアミでDEETの塊のような虫除けを入手していたのである。しかし、乾季のせいか、このセンター、さらにその先でも、ほとんど蚊に出会わなかった。わずかにブユかダニのようなものに食われただけだった。 -
イチオシ
さて、到着して、部屋に落ち着いたがまだ5時前。急いでベランダに鳥を見に行った。
Blue-grey Tanager (ソライロフウキンチョウ)が来ていた。きれいな色で、会いたかった鳥の一つである。 -
Great Kiskadee (キバラオオタイランチョウ)もいた。腹の黄色がいい。
なお、和名表示のいくつかはトリニダード・トバゴ探鳥旅行(http://www.karakotomaru.com/tan-tori.htm)を参考にさせていただいた。 -
イチオシ
2月19日。張り切って6時前からベランダに行った。まだあまり人がいなかったので好みの場所に三脚を広げてカメラとレンズをセットできた。今度の旅では思い切って500mm、F4のレンズを持ってきたが、これが結構役に立った。この時もこれを使った。
コーヒーを飲んで待っていると、明るくなり、同時にベランダは塞がってしまった。
鳥たちがやってきた。多いのはPurple Honeycreeper (ムラサキミツドリ)。見たかった鳥だ。光の具合がいいと紫色が極上である。 -
そのメス。
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Green Honeycreeper(ズグロミツドリ)のメス。
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エサ台にいるのはViolaceous Euphonia(スミレフウキンチョウ)。 これもきれいな鳥だ。
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Green Honeycreeper(ズグロミツドリ)のオスが飛んできた。緑の閃光が走るようだ。
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朝食後、9時からガイドに率いられてウォーキング。10名ほどの一行である。
一番の売りはBearded Bellbird(アゴヒゲスズドリ)で、カン、カン、カン、カンと半鐘を叩くようなけたたましさで大声を張り上げていた。姿はなかなか見えなかったが、ガイドが見つけ出してくれた。房のような髭を垂らしていた。 -
帰ってきたら、またベランダで鳥を見た。もっとも、鳥見に良い朝の時間は終わっている。おまけに昼間は観光バスに乗って様々な客が来るので、やや騒々しい。それでもある程度の鳥はいる。
ムラサキミツドリの写真をまた撮った。 -
遠くの大木にズグロミツドリがいる。
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Tufted Coquette(ホオカザリハチドリ) が花の蜜を吸っている。このハチドリは頭に赤い房のようなものが付いている。
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イチオシ
ズグロミツドリ がやってきて、しばらく近くにいてくれた。
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少し遠いけれどスミレフウキンチョウがエサ台でない所に止まった。
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2月20日。忙しい日である。ショウジョウトキを見に行くツアーは現地で申し込むことになっていて、到着早々手配をお願いしていた。無事、今日に設定されたのである。早朝、ベランダに行くとスミレフウキンチョウが近くに来ていた。この時持っていたレンズは400mmズームだけれど。
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9時から0ilbird(アブラヨタカ)の洞窟へのツアー。歩いて45分足らずの位置にある。Oilbirdは夜行性の、果物などを食べる大きな鳥である。このコロニーの中で最も観察しやすいのが、ここにある。センターに3日宿泊するとツアーに参加できる。
洞窟の入り口にいる鳥を見るのである。その日は3羽と会うことができた。フラッシュは当然、厳禁なので、ガイドの懐中電灯の明かりを頼りに観察、撮影するのである。目が赤く光っているので、鳥の所在が分かる。 -
1羽の鳥は大きく体を露出させていた。
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帰ってきて、ベランダでCrested Oropendola(カンムリオオツリスドリ)の飛翔を撮影した。黒っぽい鳥だが、飛ぶと尾羽の黄色がきれいだ。
この鳥は袋状の大きな巣を作っていた。 -
午後1時半待望のショウジョウトキ・ツアーが出発した。この様子は次の旅行記に記す。
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2月21日。もう出発の日となった。名残惜しく、早朝からベランダに立った。
これはSilver-beaked Tanager(ギンバシベニフウキンチョウ)のオス。 -
ムラサキミツドリが羽ばたいている。
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White-lined Tanager (クロフウキンチョウ)のメスだろうか。
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White-necked Jacobin (シロエリハチドリ)。
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ズグロミツドリが茂みにいる。
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花の蜜を吸っているのも。
10時過ぎにチェックアウトして、ポート・オブ・スペインのホテルまで送ってもらった。これからさらにショウジョウトキを見るのである。
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