2021/12/09 - 2021/12/21
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Takashiさん
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冬ともなれば、池にカモたちがやってくる。名古屋市と近郊の池でカモたちを見て撮影した。マガモ、ヨシガモ、トモエガモのオスは日を浴びると顔が美しく輝くし、オスのミコアイサの顔はパンダに似ていて人気が高い。カルガモは一年中いて、春から夏にかけて子育てをする。
池にいる鳥はカモだけではないと、カイツブリの子育てやクイナのエサ取りなども紹介したい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
冬の風物詩の一つは池のカモたちだ。シベリアなどで子育てをして、温かい日本へ冬越しにやってくるのだ。
2021年の12月、カモでも見ようと、愛知県豊明市の勅使池に4回行った。この池は名古屋市の、みどりが丘公園に近く、自宅からそれほど遠くない。午前中だけの簡便な鳥見には適当な場所だ。名古屋市の東部とその近郊には、このような池が、いくつかある。
池の様子を示そう。対岸の岸辺にカモたちが散らばっている。その向こうはヨシ原、遊歩道そして紅葉した木だ。カモたちはこちら側の岸辺にもいた。
勅使池は耐震工事の最中で、水位が下がっていたのに驚いた。それでもカモはいた。写っているカモの大部分はマガモである。
勅使池などでの12月の経験を糸口にして、名古屋市近郊の池での鳥の観察と撮影について記すことにしよう。美しいカモたちが主役だが、それ以外の鳥たちも登場させたい。場所は幾つかの池に広がるし、時期も数年間となるが、旅行記の時期表示は最近の経験の時とした
鳥の観察については、場所を示さないほうがいい場合が多い。しかし、ありふれた鳥だったり、遥かに遠くの鳥の時は観察者が殺到しそうもないので、旅行記らしく具体的に記した。 -
12月9日。様子見だったので、マガモの写真を少し撮っただけだった。
マガモはよく見かけるカモで、しかも美しい。アヒルはマガモを家禽にしたものである。多くのマガモは冬鳥だが、一部は夏でも日本にとどまる。
写真はマガモのオス。光を浴びて、頭が緑色に輝いていた。 -
12月14日。穏やかな天気で、写真を撮るにはいい日だった。
写真はマガモのカップル。メスは地味である。カモ類の大半がそうだ。 -
オスがメスに乗っかった。交尾の時の格好だ。突然の出来事で驚いてしまって、経過を追いきれなかった。本当に交尾だったのかは分からず、残念だ。
今は繁殖期ではないものの、冬でのマガモの交尾報告は多い。それでもカップルの間での、単なるスキンシップの可能性は捨てきれない。 -
対岸のカモたちの動きが活発になった。首を縮めて、くちばしを羽毛の中に入れて休んでいるカモもいるけれど。
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オスのカモが羽ばたいた。メスに対するアピールだろうか。頭や首と共に、羽の下部も輝いている。
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3羽のオスが左側のカモに興味を示していた。しかし、この鳥はカルガモのようだ。右側にいる、マガモのメスとは違っている。
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カルガモは一年中滞在するので、最も身近なカモだろう。オスとメスで大きな差はない。
写真は翌日に撮ったカルガモだ。くちばしが全体的に黒く、先端だけ黄色いのでマガモのメスと区別できる。 -
カルガモは都市周辺でも子育てをするので、時々ニュースに登場する。
写真は2021年6月12日、名古屋市の真ん中にある鶴舞公園で撮ったものである。通りかかった噴水池にカルガモの親子がいた。カラスに襲われないかと心配で、変な母親だと思った。
しかし、いざとなれば板の下に潜り込めるようで、賢い母親かもしれない。 -
イチオシ
しばらく見ていると、ヒナたちが泳ぎだした。結構かわいかった。
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勅使池に話を戻そう。ここには何羽かのコガモもいた。体長38cmほどの小型のカモである。写真の中央にオス、両脇にメスがいる。光の具合が悪く、オスの顔も地味に見える。
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2017年4月に名古屋市天白区の大堤池で撮った写真を示そう。コガモは北へ帰る時期が遅く、4月になっても見かけることがあるのだ。
オスの顔に光が当って、緑の部分がハッキリしている。湖畔に桜並木があるので、落花とコガモという季節感のある写真となった。 -
2021年12月15日。マガモの動きはそれほど活発でなかった。そこで、ほかの鳥を撮った。
勅使池には、ハシビロガモも多い。池の中央で群れている。その一部を写真として示した。くちばしを水に突っ込んでプランクトンなどを採食していた。群れが円を作って泳ぎ、生じた渦の中心にプランクトンを集めるのだ。 -
岸の近くではカワウが2羽、羽ばたいていた。初めは喧嘩かと思ったが、そうではないようだ。カップルが絆を強めるディスプレイだろう。
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そのうちに沖に出て、様々なポーズをとっていた。シンクロナイズドスイミングを思わせる動きだった。
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別の方向では、白く大きなサギが魚を狙っていた。ダイサギだ。
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サギの魚とりシーンとしては、小型のサギであるヨシゴイのが印象的だ。
ツバサで魚を追うようにして、くちばしで咥えたのである。 -
捕まえた魚を咥えてヨシにまたがっていた。
この2つの写真は2014年7月20日に名古屋市緑区のほら貝池で撮った。現在、ヨシゴイはこの池から姿を消している。 -
さて、勅使池では沖に2種類のカイツブリがいた。大型のカンムリカイツブリと小型のカイツブリだ。両方とも潜水が上手で、魚をうまく捕らえる。
この日に撮った平凡な写真よりも、2019年11月17日に、ここで撮った写真を示そう。カンムリカイツブリが、大きな魚を咥えて浮上したのだ。 -
カンムリカイツブリは冬になると渡ってくる冬鳥だが、カイツブリは一年中いるので、運がいいと子育て中のシーンが見られる。ある池で撮った写真を示そう。
右側の親鳥が、左側の、やや大きくなったヒナにエサを与えていた。 -
別の機会に撮った写真。このエサは大きすぎたようだ。
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カイツブリは小さなヒナを背中に載せて移動することで有名だ。この場面に遭遇したいと願っていたが、なかなかチャンスがなかった。
2020年6月25日。念願の時だった。小さなヒナが背中にいた。もう大きくなったヒナが近くにいるので、小さなヒナは2番子だろう。 -
イチオシ
横顔も撮った。
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それから連日、ヒナに会いに行った。親について泳いでいる。
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少し大きくなった。
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エサ取りに出陣。もちろん背中に乗って。
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獲物を頂く。
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7月1日。ヒナの成長は早い。親の背中から乗り出すようにしていた。もう背中に乗る時期は脱しつつある。
2021年には、このような幸運には出会わなかった。 -
さて、勅使池は名古屋市のみどりが丘公園に隣接しているので、私はその駐車場を利用している。公園の会館には公園で見られる鳥や昆虫の写真が貼ってある。当然、勅使池を含むと思うが、人気のある、いくつかの鳥が見られるようだ。クイナ、ヒレンジャク、オシドリ、トモエガモなどである。
クイナはよく知られた鳥だが、警戒心が強いので、観察するのは容易ではない。それでも、私は2つの池でクイナを見ている。2019年の1月から2月は幸運な時だった。クイナのエサ取りを観察できたのである。
クイナは慎重に歩いてエサを探す。 -
ザリガニを掘り出す時もあった。
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大きなザリガニとにらめっこ。
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今度はカエルを掘り出した。
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イチオシ
別の時に、またカエル取りを見た。
3年ほど前のことだが、このシーズンの後、ここではクイナに出会っていない。別の場所に移動したのだろうか。 -
2021年12月21日。また勅使池に行った。前回の訪問から6日経ったので新しい鳥が来ていないかと思ったのである。驚いたことに、いつもの場所からマガモの姿が消えていた。水位が更に下がったのかもしれない。これはいけないと、車に引き返し、名古屋市名東区の牧野ヶ池を目指した。車で30分ほどである。
池の、馴染みの場所に行くと、カモがいない。ちょうど知り合いの方がいて、オオタカがいますと教えてくださった。オオタカがいるといっても、遥か彼方だ。300mくらい先だろう。私にはとても見えなかったが、その方が丁寧に教えてくださった。
500mm f4のレンズに1.4倍のテレコンをつけて撮影し、激しくトリミングすると、何とかオオタカがいることは分かる写真となった。
オオタカはカモを襲うから、カモがいなくなったのである。 -
オオタカがカモを襲う現場は名古屋市天白区の荒池で見ている。オオタカはカモを抑え込んで窒息させていた。ビックリしたカイツブリが騒いでいた。2015年12月のことだ。
最近、荒池は立ち入りを制限された状態になってしまった。 -
上の2つのオオタカ写真はできが良くないので、ましなのを1つ載せておこう。
2017年3月に、矢作川上流にヤマセミを撮りに行ったら、オオタカがヤマセミを襲って、近くを飛んだのだ。幸い、ヤマセミは無事だった。 -
さて、牧野ヶ池の広い部分からはカモがいなくなっていたが、池が入り江になっている場所に、カモは避難していると、知人は教えてくださった。早速、車を走らせた。
その通りで、数十羽のカモがいた。嬉しいことに、牧野ヶ池の常連であるヨシガモがいた。ヨシガモはマガモに似ているが、より上品で人気のカモである。頭部の緑色の羽が後ろに伸びているのが特徴だ。写真の中央、右寄りにいる。
その右側の黒い鳥はオオバン。左側の、頭部に黄色い筋があるのはヒドリガモのオス。その左はオナガガモのオスだろう。 -
ヒドリガモとオナガガモはよくいるカモだ。群れから離れているのを撮ってみたが、条件が悪くて、写真の出来は良くない。左がヒドリガモ、右はオナガガモだ。
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ヨシガモだけを写してみた。
問題なのは、ヨシガモは警戒心が強いことだ。今度も、随分沖にいて、写真は何とかなるかどうかという所である。 -
イチオシ
牧野ヶ池では、これまでもヨシガモの写真を撮っている。ナポレオン帽をかぶったような、と言われる頭の様子が良く分かる写真を示しておこう。2019年1月に撮影した。
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写真はヨシガモの群れが飛んでいく場面である。2018年11月にやはり牧野ヶ池で撮った。
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名古屋付近で人気のある、美しいカモといえば、ヨシガモと共にトモエガモ、ミコアイサ、そしてオシドリである。オシドリについては既に4Travelに投稿したので、トモエガモとミコアイサについて書いておこう。
トモエガモはコガモに似た小型のカモだ。顔の模様が巴のようで美しい。数は多くなく、一時は絶滅が心配されたが、最近は回復傾向にある。基本的に、日本海側に渡来する。日本海側の天候が悪化すると、牧野ヶ池などに避難してくる。写真は2016年1月に荒池で撮影した。運よく近い場所に来ていた。 -
尾張旭市の森林公園にある岩本池(名古屋市守山区に隣接)には、トモエガモの群れが長期間滞在することがある。
警戒心が強く、遠く向こう岸にいることが多いが、陽の光を受けて顔が輝くと実に美しい。愛知県森林公園 公園・植物園
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イチオシ
沢山のトモエガモが連なっていると壮観だ。
この2つの写真は2019年2月17日に撮った。 -
ミコアイサは小型の潜水鴨で、魚を捕らえるのが上手い。オスの白と黒の模様がパンダに似ていると、パンダガモと呼ばれる時もある。頭の黒い部分は、光の具合によっては緑がかって見える。
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ミコアイサも遠くにいることが多いが、この日は近くに寄って来ていた。2019年1月8日の勅使池である。
ミコアイサは、色々な池にいるが、一番多かったのは勅使池だった。今年は水位低下のため、いなくなっていたのは残念だ。 -
勅使池から移動してきたのか、2021年から2022年にかけて天白区の大堤池には数羽のミコアイサが滞在した。
写真の右側はメスである。渡来したての頃はオスもこのように見えるけれど。 -
ミコアイサをハシビロガモが取り囲んで泳いでいた。貴人を屈強なボディーガードが警護しているかのようだった。
2016年1月の岩本池である。 -
このほかにも、見かけるカモはいくつかいる。
写真はホシハジロ。シンプルな色彩が売りだろう。 -
これはキンクロハジロ。頭が少しボサボサしている。
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池に来る鳥は、このほかにも多い。ミサゴとツバメは既に書いたが、カワセミを忘れるわけにはいかない。
実に綺麗な色だ。 -
背中の色は光の具合によって緑から青に変わる。
-
飛ぶ姿もいい。
カワセミは、多くの池にいるし、魚を捕らえるシーンを狙えるので、カワセミ専門に写真を撮る方もいる。
しかし、カワセミが定期的に魚を捕る場所を身近に見つけるのは、なかなか難しくなった。 -
2014年2月には牧野ヶ池がカワセミ祭りだった。池に流れ込む小川に小魚が群れ、これをカワセミがひっきりなしに襲っていたのだった。
まだ、鳥を撮り始めたばかりで、この程度の写真で終わってしまった。
こうやって振り返ると、年によって目玉となる鳥が違ってくることが分かる。最近は鳥の数が減っていると思うが、まだ何か新しい出会いがあるかもしれない。
コロナの第6波がやって来た。鳥の撮影で遠くへ出かけようと思っていたが、取りやめた。近場での幸運に期待することにしよう。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- sanaboさん 2022/01/25 00:24:46
- 寒中お見舞い申し上げます。
- Takashiさん、
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
寒くなり家に引き籠りがちな私ですが、Takashiさんはバードウォッチングなどを
楽しまれ、いつもながら活動的でいらっしゃいますね。
カモと言えばカルガモやマガモくらいしか名前を知りませんでしたが
旅行記を拝読し、こんなにも沢山の種類のカモがいるのかと驚きました。
それぞれの姿かたちの違いだけでなく、当然ながら習性なども異なるのですね。
マガモのオスが羽ばたいた時のブルーと白の鮮やかな羽根の色の美しさや
2羽のカワウがダンスやシンクロナイズドスイミングをしているような光景、
可愛らしいヒナを背中に載せたカイツブリや、ザリガニやカエルを咥えたクイナ、
ほんとにパンダみたいな白黒のパンダガモ、などなど
美しいお写真やドラマティックなお写真を楽しませていただきました。
鳥たちに対する愛情や知識とともに、沢山のお時間を費やされてこその
成果なのだろうと推察いたします。
今年もお健やかにご活躍されますことをお祈りいたしております。
sanabo
- Takashiさん からの返信 2022/01/25 10:13:27
- RE: 寒中お見舞い申し上げます。
- sanabo さん
おはようございます
コメントを頂き、大変ありがとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
カモなどの旅行記は、書き出すとあれも入れたいこれも入れたいとなってしまいました。池に行けば、何か変わったことがあるためでしょう。鳥を撮り始めた数年前に比べると鳥の数は明らかに減ってきました。それでも、まだ簡単に鳥を見られることに感謝です。
第6波は、さざ波どころではない大波のようですね。早くピークになってくれないかと毎日の感染者数を見ています。私たちは冬の北海道行を中止しただけですが、子育て中の方々、お仕事中の方々は大変ですね。
オミクロン明けには、あちこちに鳥を撮りに行こうと皮算用をしています。お天気、鳥のご機嫌と運次第の面が強いですが、幸運を願っています。
sanaboさんにとりまして今年も、つつがなく良いお年でありますよう、お祈りいたします。
Takashi
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