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伊豆沼、蕪栗沼などを中心とした宮城県北部にはたくさんのガン達が渡ってくる。その数は次第に増え、今や10万羽をこえるという。バードウォッチングツアーに参加して、心ゆくまでにガンを眺め、撮影してきた。<br /><br />一番素晴らしかったのはガンの飛び立ちである。日の出前、驚くほどの数のガンが朝焼けの空を舞った。日の出後にも飛び立ちがあり、太陽を背に飛ぶガンの写真も撮れた。夕方のねぐら入りでは、月、さらに虹を横切るガンを撮影した。ガンの大多数はマガンであるが、ハクガン、カリガネ、シジュウカラガンといった珍しいガン、そして、より大きいオオヒシクイも見ることができた。優雅なハクチョウの姿も多かった。<br /><br />

マガンの群れが飛ぶ、夜明けの空に、そして月を横切って: 伊豆沼と蕪栗沼、ガンの観察と撮影の旅

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2018/11/19 - 2018/11/21

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旅行記グループ バードウォッチング

8

46

Takashi

Takashiさん

伊豆沼、蕪栗沼などを中心とした宮城県北部にはたくさんのガン達が渡ってくる。その数は次第に増え、今や10万羽をこえるという。バードウォッチングツアーに参加して、心ゆくまでにガンを眺め、撮影してきた。

一番素晴らしかったのはガンの飛び立ちである。日の出前、驚くほどの数のガンが朝焼けの空を舞った。日の出後にも飛び立ちがあり、太陽を背に飛ぶガンの写真も撮れた。夕方のねぐら入りでは、月、さらに虹を横切るガンを撮影した。ガンの大多数はマガンであるが、ハクガン、カリガネ、シジュウカラガンといった珍しいガン、そして、より大きいオオヒシクイも見ることができた。優雅なハクチョウの姿も多かった。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
同行者
社員・団体旅行
交通手段
観光バス 新幹線 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • ガンあるいは雁はに日本人になじみ深い鳥だ。「雁がわたる、鳴いてわたる・・・・・竿になり、かぎになり・・」と唄われ、月と雁は有名な切手の題材だ。<br /><br />しかし、名古屋在住の私は、日常生活でガンを見ることがない。乱獲などによって、日本に渡来するガンの数が一時、激減したためだろうか。<br /><br />狩猟禁止などの保護策の効果に地球温暖化の影響が加わって、近年、ガンの飛来数は増加している。しかし、主な飛来地は北日本と日本海側に限られている。その中で、宮城県北部の伊豆沼、蕪栗沼一帯が最も重要な越冬地である。最盛期には10万羽以上、すなわち日本に渡来するガンの約8割が集まるとされる。晩秋は、将に最盛期に当たる。なお、その後調べた2018年の情報では、伊豆沼とその近くの内沼周辺だけで10月26日にガン約6万羽、11月8日に約9万羽、11月23日に約7万羽がいた(宮城県伊豆沼、内沼サンクチュアリーセンター;http://izunuma.org/)。<br /><br />伊豆沼では夜明けと共に飛び立つガンの姿が壮観であるという。これは見たいものだと思い、バードウォッチングツアーに参加することにした。これまでシマフクロウ、タンチョウ、オオワシなどの探鳥でお世話になった老舗会社のツアーである。<br /><br />ガンはハクチョウより小さくカモより大きい。日本に渡来するガンはシベリアなどで繁殖し、越冬のためにやってくるのだ。圧倒的に数が多いのはマガンで写真に写っているガンの大多数がそうである。マガンの体長は72 cmである。

    ガンあるいは雁はに日本人になじみ深い鳥だ。「雁がわたる、鳴いてわたる・・・・・竿になり、かぎになり・・」と唄われ、月と雁は有名な切手の題材だ。

    しかし、名古屋在住の私は、日常生活でガンを見ることがない。乱獲などによって、日本に渡来するガンの数が一時、激減したためだろうか。

    狩猟禁止などの保護策の効果に地球温暖化の影響が加わって、近年、ガンの飛来数は増加している。しかし、主な飛来地は北日本と日本海側に限られている。その中で、宮城県北部の伊豆沼、蕪栗沼一帯が最も重要な越冬地である。最盛期には10万羽以上、すなわち日本に渡来するガンの約8割が集まるとされる。晩秋は、将に最盛期に当たる。なお、その後調べた2018年の情報では、伊豆沼とその近くの内沼周辺だけで10月26日にガン約6万羽、11月8日に約9万羽、11月23日に約7万羽がいた(宮城県伊豆沼、内沼サンクチュアリーセンター;http://izunuma.org/)。

    伊豆沼では夜明けと共に飛び立つガンの姿が壮観であるという。これは見たいものだと思い、バードウォッチングツアーに参加することにした。これまでシマフクロウ、タンチョウ、オオワシなどの探鳥でお世話になった老舗会社のツアーである。

    ガンはハクチョウより小さくカモより大きい。日本に渡来するガンはシベリアなどで繁殖し、越冬のためにやってくるのだ。圧倒的に数が多いのはマガンで写真に写っているガンの大多数がそうである。マガンの体長は72 cmである。

  • 2018年11月19日、早朝に名古屋駅を出発し東京駅で東北新幹線に乗り換え、くりこま高原駅に11時14分に着いた。ここでツアーの集合だ。駅前にあるホテルエポカに荷を置いた。<br /><br />写真は後で撮ったホテルエポカである。ビジネスホテル風であるが清潔で、食事もちゃんとしていて、バードウォッチング旅行の根拠地としては絶好だった。<br /><br />早速、準備してツアーバスに乗った。バスで伊豆沼、そしてその南方10 km足らずの所にある蕪栗沼など様々な目的地を走り回るのだ。座席2人分を使えたので、撮影機材を楽々と持ち込めた。<br /><br />私は500 mm F4, 80-400 mmズーム、そして通常のレンズを装着したカメラ3台を使用した。飛び立ちやねぐら入りの撮影には80-400 mmズームと通常のレンズが役立ったが、日中の撮影では500 mmの単焦点レンズが威力を発揮することも多かった。

    2018年11月19日、早朝に名古屋駅を出発し東京駅で東北新幹線に乗り換え、くりこま高原駅に11時14分に着いた。ここでツアーの集合だ。駅前にあるホテルエポカに荷を置いた。

    写真は後で撮ったホテルエポカである。ビジネスホテル風であるが清潔で、食事もちゃんとしていて、バードウォッチング旅行の根拠地としては絶好だった。

    早速、準備してツアーバスに乗った。バスで伊豆沼、そしてその南方10 km足らずの所にある蕪栗沼など様々な目的地を走り回るのだ。座席2人分を使えたので、撮影機材を楽々と持ち込めた。

    私は500 mm F4, 80-400 mmズーム、そして通常のレンズを装着したカメラ3台を使用した。飛び立ちやねぐら入りの撮影には80-400 mmズームと通常のレンズが役立ったが、日中の撮影では500 mmの単焦点レンズが威力を発揮することも多かった。

    ホテル エポカ 宿・ホテル

  • ツアーが出発。すぐにハクガンが見つかった。マガンの群れに2羽が加わっているのだ。白い綺麗な鳥である。ハクガンは北アメリカの鳥で、日本に渡来する数は少ない。

    ツアーが出発。すぐにハクガンが見つかった。マガンの群れに2羽が加わっているのだ。白い綺麗な鳥である。ハクガンは北アメリカの鳥で、日本に渡来する数は少ない。

  • 続いてカリガネを探した。ガイドの目は素晴らしく、マガンの群れの中にカリガネを見つけ出した。この旅行記、最初の写真の中央部を拡大している。真ん中に写っているのはマガンでその後ろがカリガネである。カリガネはマガンより、やや小さく、くちばしが短く、そして白い部分が額から頭へのびている。さらに黄色いアイリングがハッキリしている。マガンではアイリングはないか、あっても薄い。こう説明されても、最初のうちは自分で探すのは難しかった。<br /><br />カリガネも渡来数が少ない鳥である。世界的にも個体数が少なく、絶滅危惧種の範囲に入っている。近年、保護活動の成果が現れ、日本への渡来数が増えてきた傾向はある。<br /><br />

    続いてカリガネを探した。ガイドの目は素晴らしく、マガンの群れの中にカリガネを見つけ出した。この旅行記、最初の写真の中央部を拡大している。真ん中に写っているのはマガンでその後ろがカリガネである。カリガネはマガンより、やや小さく、くちばしが短く、そして白い部分が額から頭へのびている。さらに黄色いアイリングがハッキリしている。マガンではアイリングはないか、あっても薄い。こう説明されても、最初のうちは自分で探すのは難しかった。

    カリガネも渡来数が少ない鳥である。世界的にも個体数が少なく、絶滅危惧種の範囲に入っている。近年、保護活動の成果が現れ、日本への渡来数が増えてきた傾向はある。

  • カリガネの群れが見つかった。飛び立つために同じ方向を見ている。

    カリガネの群れが見つかった。飛び立つために同じ方向を見ている。

  • さらに、もう一種、数の少ないガンを探そうと、シジュウカラガンを求めて走ったが、なかなか出会えなかった。<br /><br />といっても、マガンは至る所にいる。写真のように田んぼに群れてエサを探しているのである。主なエサは落ち穂であろう。宮城県北部は穀倉地帯で、ササニシキの生まれ故郷でもある。この豊かな環境に惹かれマガンが集まってくるのだ。<br /><br />マガンのつがいの絆は強く一生添い遂げる。夫婦と子供達を中心とした家族が集団の基礎単位で、家族が集まって大きな群れになっているのである。

    さらに、もう一種、数の少ないガンを探そうと、シジュウカラガンを求めて走ったが、なかなか出会えなかった。

    といっても、マガンは至る所にいる。写真のように田んぼに群れてエサを探しているのである。主なエサは落ち穂であろう。宮城県北部は穀倉地帯で、ササニシキの生まれ故郷でもある。この豊かな環境に惹かれマガンが集まってくるのだ。

    マガンのつがいの絆は強く一生添い遂げる。夫婦と子供達を中心とした家族が集団の基礎単位で、家族が集まって大きな群れになっているのである。

  • そろそろ、ねぐら入りの時間が近づいた。今日の日没は16時20分ごろ。その30分前にポイントに着いた。ねぐら入りの観察は蕪栗沼地区が中心だ。夕焼け空をバックに飛ぶガンを撮りたいから、ねぐらの池の東側に場所を定めた。

    そろそろ、ねぐら入りの時間が近づいた。今日の日没は16時20分ごろ。その30分前にポイントに着いた。ねぐら入りの観察は蕪栗沼地区が中心だ。夕焼け空をバックに飛ぶガンを撮りたいから、ねぐらの池の東側に場所を定めた。

  • しばらくするとガンの大群がやって来た。日没後20分くらいから後がねぐら入りの最盛期とされているが、雲が多い天気のせいか、最盛期は日没の頃だった。

    しばらくするとガンの大群がやって来た。日没後20分くらいから後がねぐら入りの最盛期とされているが、雲が多い天気のせいか、最盛期は日没の頃だった。

  • 夕方の空をガンが群れ飛ぶ。雲があまり赤くならないのは残念だが。

    夕方の空をガンが群れ飛ぶ。雲があまり赤くならないのは残念だが。

  • 何とか絵になる雲もある。

    何とか絵になる雲もある。

  • やがてガンは池へ急降下する。

    やがてガンは池へ急降下する。

  • 東側の空でもドラマは起こる。<br /><br />ガンの群れが虹を横切ったのだ。

    イチオシ

    東側の空でもドラマは起こる。

    ガンの群れが虹を横切ったのだ。

  • 月を横切るガンの群れも。<br /><br />月とガンの写真を撮るため、ツアーの日付は慎重に決められている。今日の月齢は11.5日だ。ある程度、満月に近く、そして真っ暗にならないうちに月が高い位置に来るようにと考えられている。

    月を横切るガンの群れも。

    月とガンの写真を撮るため、ツアーの日付は慎重に決められている。今日の月齢は11.5日だ。ある程度、満月に近く、そして真っ暗にならないうちに月が高い位置に来るようにと考えられている。

  • 再び月とガン。

    再び月とガン。

  • 11月20日。朝5時30分、ツアーバスで出発。待望の朝の飛び立ちを観察、撮影するのだ。幸い晴天である。<br /><br />日の出の空を背景にガンの飛び立ちを見るために、伊豆沼の西岸に行った。近くでバスが止まり、私達を下ろした。バスは遠くの駐車場で待機する。ここは有名なポイントらしく混雑していたが、平日なので場所がないことはなかった。<br /><br />6時少し過ぎ、ガンたちが飛び始めた。これは背後の沼から飛び立ったものらしい。<br /><br />撮影はRAWで行った。ホワイトバランスはオートで撮ったのだが、モニターで見ると朝焼けの綺麗な色が出ていない。帰宅して現像するとき、晴天や晴天日陰を試して、記憶にある朝の情景に近づけた。<br /><br />

    11月20日。朝5時30分、ツアーバスで出発。待望の朝の飛び立ちを観察、撮影するのだ。幸い晴天である。

    日の出の空を背景にガンの飛び立ちを見るために、伊豆沼の西岸に行った。近くでバスが止まり、私達を下ろした。バスは遠くの駐車場で待機する。ここは有名なポイントらしく混雑していたが、平日なので場所がないことはなかった。

    6時少し過ぎ、ガンたちが飛び始めた。これは背後の沼から飛び立ったものらしい。

    撮影はRAWで行った。ホワイトバランスはオートで撮ったのだが、モニターで見ると朝焼けの綺麗な色が出ていない。帰宅して現像するとき、晴天や晴天日陰を試して、記憶にある朝の情景に近づけた。

  • 6時10分、いよいよ伊豆沼での飛び立ちが始まった。

    6時10分、いよいよ伊豆沼での飛び立ちが始まった。

  • 大群だ。

    大群だ。

  • 徐々に高度を上げ、左手に飛んでいく。

    イチオシ

    徐々に高度を上げ、左手に飛んでいく。

  • 太陽が昇ろうとしている。日の出は6時20分頃のはずだが、山や雲があるので、実際の日の出時間は少し遅れる。

    太陽が昇ろうとしている。日の出は6時20分頃のはずだが、山や雲があるので、実際の日の出時間は少し遅れる。

  • 太陽の全体像が現れた。6時34分である。その時、残っていたガンの一部が飛び立った。嬉しいことにこちら側に飛んでくる。

    イチオシ

    太陽の全体像が現れた。6時34分である。その時、残っていたガンの一部が飛び立った。嬉しいことにこちら側に飛んでくる。

  • 更に少し後、最後の飛び立ちがあった。頭上を越えていくガンたちを眺めるのも素晴らしい。<br /><br />晴れた日にガンの飛びたちを見られて、幸運に感謝した。

    更に少し後、最後の飛び立ちがあった。頭上を越えていくガンたちを眺めるのも素晴らしい。

    晴れた日にガンの飛びたちを見られて、幸運に感謝した。

  • 一度ホテルに帰って朝食。その後オオヒシクイが多い沼を目指した。オオヒシクイはヒシクイの亜種で、日本に渡来するヒシクイの8割はオオヒシクイである。やはりガンの仲間だが、体長84 cmとマガンより一回り大きい。<br /><br />写真はエサを採るオオヒシクイ。<br /><br />

    一度ホテルに帰って朝食。その後オオヒシクイが多い沼を目指した。オオヒシクイはヒシクイの亜種で、日本に渡来するヒシクイの8割はオオヒシクイである。やはりガンの仲間だが、体長84 cmとマガンより一回り大きい。

    写真はエサを採るオオヒシクイ。

  • オオヒシクイのカップル。

    オオヒシクイのカップル。

  • 晴れた空をマガンの群れが飛んでいく。

    晴れた空をマガンの群れが飛んでいく。

  • 移動の途中にタカの一種であるノスリに出会った。

    移動の途中にタカの一種であるノスリに出会った。

  • 田んぼの刈り跡ではマガンが食事に忙しい。

    田んぼの刈り跡ではマガンが食事に忙しい。

  • 水を張った田んぼではガンたちが休息している。<br /><br />午後に天気は一度崩れ、小雨が降ったが、その後、天気は回復してきた。

    水を張った田んぼではガンたちが休息している。

    午後に天気は一度崩れ、小雨が降ったが、その後、天気は回復してきた。

  • またねぐら入りの観察ポイントに行った。昨日とは違う場所である。<br /><br />湖面が夕日に輝いている。<br /><br />ここはハクチョウが多い。

    またねぐら入りの観察ポイントに行った。昨日とは違う場所である。

    湖面が夕日に輝いている。

    ここはハクチョウが多い。

  • ハクチョウが移動している。左から2番目のは若鳥である。

    ハクチョウが移動している。左から2番目のは若鳥である。

  • ハクチョウのカップルがディスプレイで絆を確かめている。ハクチョウのカップルも一生添い遂げるそうだ。

    ハクチョウのカップルがディスプレイで絆を確かめている。ハクチョウのカップルも一生添い遂げるそうだ。

  • ねぐら入りの様子は昨日と似たようだった。写真のように夕焼けとなるのは西の空の一部分だけだった。

    ねぐら入りの様子は昨日と似たようだった。写真のように夕焼けとなるのは西の空の一部分だけだった。

  • 月を越えていくガンの姿を再び見ることが出来た。

    月を越えていくガンの姿を再び見ることが出来た。

  • 11月21日。早朝は霧。次第に霧が晴れてきたが、それでも東の空、地平線あたりには雲がある。<br /><br />今朝も伊豆沼でのガンの飛びたちを見るのだ。昨日よりも左手、入り口に近いところに場所を定めた。<br /><br />日の出時間を過ぎても、沢山のガンが沼に残っている。太陽が、まだ雲に隠れているからだろうか。

    11月21日。早朝は霧。次第に霧が晴れてきたが、それでも東の空、地平線あたりには雲がある。

    今朝も伊豆沼でのガンの飛びたちを見るのだ。昨日よりも左手、入り口に近いところに場所を定めた。

    日の出時間を過ぎても、沢山のガンが沼に残っている。太陽が、まだ雲に隠れているからだろうか。

  • 太陽が雲から顔を出した。

    太陽が雲から顔を出した。

  • ガンが一斉に飛び立った。6時48分だ。こちらに飛んでくる、

    ガンが一斉に飛び立った。6時48分だ。こちらに飛んでくる、

  • ガンの群れが近づいてくる。<br /><br />写真を撮った後で、私は頭上を越えていくガンの群れを眺めた。空一杯のガン。澄み切った朝の空。貴重な時だ。

    ガンの群れが近づいてくる。

    写真を撮った後で、私は頭上を越えていくガンの群れを眺めた。空一杯のガン。澄み切った朝の空。貴重な時だ。

  • 朝食後のプランはハクチョウ観察。伊豆沼一帯はハクチョウの重要な越冬地でもあるのだ。3000羽ほどのハクチョウがいるらしい。そして11月後半の今頃は、最盛期である。<br /><br />飛来するハクチョウはオオハクチョウとコハクチョウであるが、伊豆沼では殆どのハクチョウがオオハクチョウである。オオハクチョウは体長140 cmでタンチョウとともに、日本で最大の鳥である。<br /><br />オオハクチョウはいるのだが、あたりには未だ霧が残っている。もっとも、霧の中のハクチョウも風情がある。

    朝食後のプランはハクチョウ観察。伊豆沼一帯はハクチョウの重要な越冬地でもあるのだ。3000羽ほどのハクチョウがいるらしい。そして11月後半の今頃は、最盛期である。

    飛来するハクチョウはオオハクチョウとコハクチョウであるが、伊豆沼では殆どのハクチョウがオオハクチョウである。オオハクチョウは体長140 cmでタンチョウとともに、日本で最大の鳥である。

    オオハクチョウはいるのだが、あたりには未だ霧が残っている。もっとも、霧の中のハクチョウも風情がある。

  • 霧が晴れるのを待っていると、タゲリが現れた。冠羽と羽の金属光沢が美しい鳥である。

    霧が晴れるのを待っていると、タゲリが現れた。冠羽と羽の金属光沢が美しい鳥である。

  • 横を向いた。

    横を向いた。

  • 霧が晴れて、日の光が降り注ぐようになった。ハクチョウたちは田んぼで食事に忙しい。<br /><br />このハクチョウたちはくちばしの黄色い部分が多く、その模様からもオオハクチョウと確認できる。

    霧が晴れて、日の光が降り注ぐようになった。ハクチョウたちは田んぼで食事に忙しい。

    このハクチョウたちはくちばしの黄色い部分が多く、その模様からもオオハクチョウと確認できる。

  • 空をオオハクチョウが飛んでいく。

    空をオオハクチョウが飛んでいく。

  • 午後はシジュウカラガンを求めて走り回った。シジュウカラガンは一時、数が減って絶滅が恐れられたが、最近は個体数が回復に向かい、渡来する数も増えている。しかし、今回は、これまで、わずかの数しか見られなかったのである。ガイドの努力は実って、やっと、一面にシジュウカラガンの群れがいる場面に出くわした。

    午後はシジュウカラガンを求めて走り回った。シジュウカラガンは一時、数が減って絶滅が恐れられたが、最近は個体数が回復に向かい、渡来する数も増えている。しかし、今回は、これまで、わずかの数しか見られなかったのである。ガイドの努力は実って、やっと、一面にシジュウカラガンの群れがいる場面に出くわした。

  • 写真の中央はマガンで、それ以外の、首に白い部分があるのがシジュウカラガンである。

    写真の中央はマガンで、それ以外の、首に白い部分があるのがシジュウカラガンである。

  • シジュウカラガンが飛んでいく。

    シジュウカラガンが飛んでいく。

  • カリガネも飛んでいく。

    カリガネも飛んでいく。

  • 夕方となり、最後のねぐら入り観察となった。天候は悪化し西の空は雲に覆われている。しかし、東の空は雲が薄い。月齢13.5日の月が時折、顔を出す。月とガンを狙って、写真を撮った。<br /><br />竿になり、鍵になったガンの群れと併せた写真となった。ぼんやりと眺めていても楽しい夕暮れの景色である。<br /><br />バスはホテルに帰ってくれ、荷物を整理した私達は、くりこま高原発18時46分の列車に乗った。東京駅着21時12分で、ゆったりと、のぞみに乗り換えて名古屋に帰った。<br /><br />たくさんの素晴らしい経験が出来、写真も一杯撮れた3日間だった。よく練られた旅行プラン、優秀なガイド、そして幸運のお陰だろう。

    イチオシ

    夕方となり、最後のねぐら入り観察となった。天候は悪化し西の空は雲に覆われている。しかし、東の空は雲が薄い。月齢13.5日の月が時折、顔を出す。月とガンを狙って、写真を撮った。

    竿になり、鍵になったガンの群れと併せた写真となった。ぼんやりと眺めていても楽しい夕暮れの景色である。

    バスはホテルに帰ってくれ、荷物を整理した私達は、くりこま高原発18時46分の列車に乗った。東京駅着21時12分で、ゆったりと、のぞみに乗り換えて名古屋に帰った。

    たくさんの素晴らしい経験が出来、写真も一杯撮れた3日間だった。よく練られた旅行プラン、優秀なガイド、そして幸運のお陰だろう。

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この旅行記へのコメント (8)

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  • ドロミティさん 2018/12/30 11:44:53
    良いお年をお迎えください♪
    Takashiさん、こんにちは^^

    年末の挨拶に再びこちらの旅行記にお邪魔しました。
    オレンジ色に染まった空に飛び立つガンの群れ、圧巻ですね。
    お写真からもこれほど圧倒されるのですから、ご自分の目でご覧になられ、カメラに収められたときの感動はどれほどでしょう!
    オオハクチョウのスケールの大きくてまた優美な姿にも見惚れてしまいました。
    自然の中で鳥を探して眺めて、季節を感じることができるのですね。
    Takashiさんの旅行記を拝見していて鳥って美しいなぁ!と思うようになりました。

    今年もあと2日となりました。
    年末寒波の襲来でとても寒いですから風邪を召されませんように、平成最後のお正月を穏やかにお迎えくださいね。
    来年もどうぞよろしくお願いいたします☆彡
                               ドロミティ

    Takashi

    Takashiさん からの返信 2018/12/30 17:59:20
    RE: 良いお年をお迎えください♪
    ドロミティ さん

    こんにちは

    コメントを頂き、大変有難うございます。伊豆沼の旅では本当に感動しました。
    朝のさわやかな空気の中で、ガンの群れが頭上を越えていきましたときは、心の中で素晴らしいと叫んでいました。周囲に人がいなければ小さく声に出したいほどでした。

    オオハクチョウも日本で有数の観察地なのですね。もっとゆっくり眺めていたいほどでした。

    鳥たちの美しさと能力には、まったく、感動させられます。今はミサゴ(英語でオスプレイ)の狩りに凝っています。すこしずつ写真もたまってきましたので、4トラベルに投稿しようかと考え始めたところです。

    お互いに今年も良い旅が出来たと存じます。来年もそうなるといいですね。

    年末でお忙しいことと思います。どうか良いお正月をお迎え下さいますように。

    来年も宜しくお願い致します。

    Takashi


  • いつのんさん 2018/12/05 12:51:15
    プロの写真家さんでしたか?・・素晴らしい!
    Takashi先生、ご無沙汰しております。

    いやあ、刻々と変化する空に舞うガンの群れ
    素晴らしいですね。

    500mmは勿論持ってませんがアホには扱えないです。

    本当に綺麗で感動する旅行記有難うございました。

    P・S 来年は北海道辺りの鷲は再訪でしょうか?
    こちらはトルクメニスタンの地獄の門辺りから
    旅始めの予定です。

    いつのん

    Takashi

    Takashiさん からの返信 2018/12/05 14:05:17
    RE: プロの写真家さんでしたか?・・素晴らしい!
    いつのんさん

    こんにちは

    コメントを大変有難うございます。写真をお褒め頂き、嬉しいです。

    早朝、夕方の写真は400 mmズームで撮りました。このレンズは鳥を始めたとき、先輩に勧められて買ったのですが、じきに500 mmを主力にしたので、無駄な出費だったかなと思ったときもありました。しかし、スヴァールバル諸島、タンザニアと主力として活躍してくれ、時と所を選べば素晴らしいと、すっかり信頼しています。

    トルクメニスタンの地獄の門ですか。聞いただけで、物凄そうな場所ですね。また、旅行記を楽しみに致します。

    私達は、海外旅行の行き先は決まっていません。タンザニアで打ち止めと思っていたのですが、少し淋しいねと、時々、いろんな所が話題になります。一時はチベットと盛り上がったのですが、高山病が怖くなり・・・・。とりあえずは小笠原と国内の遠いところに行きます。

    羅臼のワシは凄かったですね。ワシはもう充分ですが、タンチョウはもう一度と思っています。再来年と、随分先の計画です。もっともツアーでなく、自力で行く鳥はあまり芳しくないので、どうなることでしょうか。今年の夏、ギンザンマシコという赤い鳥をちゃんと撮ろうと大雪山に登ったのですが、全くお目にかからない状況でした。

    来年も宜しくお願い致します。

    Takashi


  • sanaboさん 2018/12/05 00:33:04
    見事なお写真に感動しました!
    Takashiさん、こんばんは

    表紙のお写真を拝見した瞬間、心の中で「わぁ~、凄~い!」と叫んでいましたが、旅行記を読み進むにつれ、どのお写真も素晴らしくてすっかり圧倒されてしまいました!
    夏の花火撮影ツアーに続き、バードウォッチングツアーというものがあることも初めて知りましたが、月齢や月の位置を考慮した経験あるガイドさんの案内は流石ですね。
    とはいえ、最高の条件下でも誰もがこのように見事なお写真を撮れるとは限りませんよね。 やはりTakashiさんのカメラの腕前とセンスがあってこそと思いながら拝見しました。
    虹を横切るガンの群れ、月を横切るガンの群れ、真っ赤な日の出を背景とした無数のガンの群れ、かと思えば、幻想的な霧の中の白鳥のお写真など、どのお写真も大画面でドキュメンタリー映画を観ているような迫力でした☆彡
    空を飛ぶオオハクチョウもインパクトありますね。
    シジュウカラガンもカリガネも初めて聞く名前で、見た目も私には区別がつきそうもありません(笑) でもTakashiさんはきっと興奮の連続で、ず~っとシャッターを押してらしたんだろうなぁと想像してしまいました。 楽しい時を過ごされ、見事なお写真をたくさん撮られ大収穫のバードウォッチングツアーでしたね。 感動を分けていただき、ありがとうございました。

    師走を迎えなにかと気忙しい毎日をお過ごしのことと存じます。
    どうぞくれぐれもご自愛下さいますように。

    sanabo

    Takashi

    Takashiさん からの返信 2018/12/05 11:31:52
    RE: 見事なお写真に感動しました!
    sanabo さん

    おはようございます

    コメントを頂き、大変有難うございます。

    写真が素晴らしいsanaboさんに褒めて頂くと、とても嬉しいです。

    伊豆沼のガンはまだ、さほど有名ではなく、期待はしていましたが、これほどの感動が得られるとは思っていませんでした。ツアーも、なかなか催行決定にならず、心配したほどです(笑)。これから、次第にメジャーな場所になっていくことでしょうね。早朝の空を、ガンの群れが飛んでいく様は、多くの人が見たがると思います。

    カメラ3台にレンズを付けて出かけたのは、やり過ぎかと思いましたが、当たりました。撮影も、肉眼で見ての感動もと贅沢な私には、レンズ交換している暇はありませんでした。朝の飛びたちは、後から考えれば、それぞれのシーンは、一瞬の出来事でした。

    オオハクチョウも好きな鳥で、オオハクチョウだけを目標に、どこかに、しっかり撮りに出かけようかと思っていましたが、今はこれでいいかなと感じてもいます。ツアーの効率の良さと、自力で行った場合の成果の差は信じられないほどですので。

    クラブツーリズムで花火の写真を撮りに行きましたら、撮影の旅というパンフレットが送られてきました。花火だけでなく、星空とか、魅力的なテーマもあります。便利になりましたね。来年も1つ出かけてみようかと空想しています。お互いに、来年も素晴らしい旅が出来るといいですね。

    急に寒くなるようです。どうかご自愛ください。

    Takashi



  • ラクパグさん 2018/12/04 15:00:06
    Takashiさん ほのぼのとした ガン 白鳥 癒されます~

     頭上を越えていくガンたちを眺めるのも素晴らしい このショット
     とても 穏やかで 癒されました。白鳥は 一生 添い遂げるのですね。
     人間とは 違うし チーター・ シロクマ・・・もちろん 母親が
     1人で 子育てして 獲物を捕ることも教え 凄いです。
     最後の飛び立ちがあった。頭上を越えていくガンたちを眺めるのも素晴らしい。
     このショットが 優しさが伝わってきて 好きです。
     白鳥も 1羽 魅力が伝わってきます。  ラクパグ

    Takashi

    Takashiさん からの返信 2018/12/04 20:06:51
    RE: Takashiさん ほのぼのとした ガン 白鳥 癒されます?
    ラクパグ さん

    こんばんは

    コメントを大変有難うございます。

    今度の旅も、本当に素晴らしい時に出会えました。コメントして頂いた、ガンたちが頭上を越えていく時は、かけがえのない瞬間のように感じました。

    後から考えますと、哺乳類である人間は空を飛ぶ鳥に対して憧れがあるのかもしれません。恐竜から出発して、空の支配者となった鳥たちは、私達とは別の道をたどり、それぞれが違った頂点に達したのだという気がします。

    ハクチョウのカップルのディスプレイもいいですね。タンチョウもそうですが。

    北への旅が恵まれたものでありますように。

    Takashi

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