2017/02/22 - 2017/02/23
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Takashiさん
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道東の冬は厳しい。しかし、そこで見られる野鳥の見事さはワールドクラスだ。オオワシとオジロワシの撮影を主目的にバードウォッチングのツアーに参加した。先ずは釧路近郊の鶴居村でのタンチョウ撮影である。
タンチョウは広く知られているように、飛ぶ時も踊る時も絵になる。強靱な筋肉がその優雅な動きを支えているのだろう。夕暮れ、早朝、そして時には吹雪に見舞われた日中、どのような時でもタンチョウは、凜として美しかった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 観光バス ANAグループ 新幹線
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
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タンチョウは、日本にいる一番大きな鳥だそうだ。くちばしの先から、尾の端まで140 cm ある。一時は絶滅したかと思われたほどだったが、再発見後、懸命の保護活動が行われて、現在は1500羽ほどになった。
釧路から35 kmほどの鶴居村はタンチョウ観察にもっとも適した場所の一つである。特に伊藤タンチョウサンクチュアリには多くのタンチョウが集まる。
ここは昨年11月末にシマフクロウ観察を主体としたツアーに参加したとき(http://4travel.jp/travelogue/11195398)にも訪れている。まず、そのときの写真をいくつか示したい。
これは林を背景に飛ぶタンチョウである。鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ 自然・景勝地
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イチオシ
着陸直後。バレリーナのようなポーズになった。
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やはり着陸直後。
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鳴き合い。つがいが絆を深め合ったり、他のタンチョウたちを威嚇するために行うそうだ。
吐く息が白くなっている。 -
走ってスピードを上げてから離陸していく。
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今回の訪問では、雪原のタンチョウを見ることを楽しみにしていた。
2月22日。名古屋から新幹線で新横浜に行き、バスで羽田空港に着いた。ここがバードウォッチングツアーの集合場所となっている。
昼の飛行機で中標津へ飛び、空港からは貸し切りバスによる移動である。鳥を見ながら鶴居村を目指した。途中でベニヒワに出会えたのは嬉しかった。
伊藤タンチョウサンクチュアリに着いたのはもう夕方であったが、まだタンチョウたちは残っていた。 -
それでも、迫ってくる夕闇にせかされるように、次々に飛び立っていった。
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雪の上を走っていって飛び上がる。ちょうど離陸したところである。
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飛び始めたところ。 白い羽が浮き立っている。
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隊列を組んで帰っていく。
飛行の撮影中に、オートフォーカスが合わなくなり、暴れた。メモリーカードが壊れていますという表示まで出たが、ごちゃごちゃいじっているうちに何事もなく復旧した。これから先、やや不安である。
今夜の宿はグリーンパークつるい。食事も良く、簡素な部屋だが快適に泊まれた。英語、ドイツ語、中国語が聞こえ国際的だ。 -
2月23日。朝5時前にバスに乗り、音羽橋を目指した。タンチョウのねぐらを遠望できる場所として有名である。5時には音羽橋に着いた。この時期としては、むしろ遅い到着であったが、今日の最低気温がマイナス5度程度で、霧氷を期待できないので、橋の上の観察場所は空いていた。
明るくなってくると、たくさんのタンチョウが寝ていることがわかる。音羽橋 名所・史跡
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日が昇るとタンチョウたちは目を覚まし、動き回り始めた。
私たちは、朝食のため宿に帰った。 -
朝食後、また音羽橋へ。多くのタンチョウは飛び立っていたが、まだ残っているのもいる。橋の上に、ほとんど人はいない。晴れていれば逆光となるはずであるが、曇りの今日は撮影に具合がいい。
タンチョウのつがいが飛んできた。 -
ぴったり息が合っている。
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遠くでダンスが始まった。
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近くでも。
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川の中州を渡っていく。
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エサを探している。
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しばらくして伊藤タンチョウサンクチュアリに移動した。
まず近くで撮影。
タンチョウが着陸しようとしている。鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ 自然・景勝地
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鳴き合い。
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イチオシ
同じく鳴き合い。
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ちらついていた雪が本降りとなった。このころ、少し遠ざかった高台からの撮影に切り替えた。
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5羽の群れが飛んでくる。
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イチオシ
雪の中の着陸。
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昼近くまで撮影を楽しんでから根室に向かって移動を開始した。
写真は途中で出会ったタンチョウ。降りしきる雪を耐えていた。 -
港では海鳥を、山野でもいくつかの鳥を探しながらの移動である。電線に止まるフクロウまで現れた。
写真は薄く氷の張る港でのカモメたちである。黒い羽のは多分、オオセグロカモメと思う。遠くいるに白いのはシロカモメの若鳥。 -
宿泊先のねむろ海陽亭は立派なホテルである。食事もおいしい。地元で獲れる花咲ガニが出てきたのが嬉しかった。
最近は雪が少なくなった、といわれる中で、降雪時のタンチョウを撮影できたのは愉快であった。晴れた空を飛ぶタンチョウも魅力的なので、チャンスがあれば再訪したいのも確かであるが。
明日からは、主目的のオオワシとオジロワシの撮影である。ホテル ねむろ海陽亭 宿・ホテル
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この旅行記へのコメント (4)
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- ドロミティさん 2017/03/15 21:54:26
- 美しいです♪
- Takashiさん、こんばんは^^
ご無沙汰しております。
しばし、タンチョウの美しい姿に見とれていました。
力強い飛翔は勿論のこと、着陸の際も鳴き合う姿も、
1本足の立ち姿も、歩く姿も隊列で飛行する様もすべてが
美しくて絵になりますね!
降りしきる雪の中で耐えている真っ白なタンチョウは
何を想っているのかしら、、、。
タンチョウにいとおしさを抱かせる素敵な旅行記を拝見させて
いただき、ありがとうございました。
また、続きを楽しみにお邪魔いたします。ドロミティ
- Takashiさん からの返信 2017/03/15 22:37:33
- RE: 美しいです♪
- ドロミティさん
こんばんは
タンチョウの美しさに共感して頂いて嬉しいです。
日本画などでタンチョウの綺麗さにはお目にかかっていましたが、余り実感できませんでした。だいぶ前に冬の北海道に行ったときは、観光旅行で別のところに行き、人は多い、タンチョウはいっぱいいて、少し混み合いすぎという印象でした。
今回、撮影するつもりで、落ち着いて見て、やっとタンチョウの素晴らしさに惚れ込みました。
飛行する姿は、さっとやってきますので写真にして初めて詳しくわかるという面もあります。
日本にこんな素晴らしい鳥がいるのは嬉しいですね。すっかり気に入ってしまって、今度は晴れた空を飛ぶのを撮りたいなと思っているほどです。
Takashi
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- sanaboさん 2017/03/14 21:52:05
- タンチョウの舞い
- Takashiさん、こんばんは
タンチョウは一時絶滅しかかったそうですが、保護活動の成果で1500羽まで増え、ご尽力なさった方たちも安堵していらっしゃることでしょうね。
体調が140センチもあったら、体重もかなりあるのでしょうか?
小鳥と違って、走ってスピードを上げてから離陸するシーンは、迫力ありそうですね。
イチオシ写真の「着陸直後。バレリーナのようなポーズになった。」とコメントされているお写真は、躍動感がありユーモラスでもあり、いいお写真ですね! その次のお写真は、フィギュアスケート選手の4回転ジャンプ後の着地シーンを思い出してしまいました。
つがいが息もぴったりに飛ぶ姿は、シンクロナイズドスイミングだったら満点を貰えそうです(笑)
途中でカメラが不調になりドキドキしてしまいました。 その後問題なければ良いのですが・・・
タンチョウの様々なシーンを、Takashiさんらしい素晴らしいお写真の数々で楽しませていただきました。
花咲ガニのお食事も美味しそうで、翌日への活力となりそうでしたね^^
sanabo
- Takashiさん からの返信 2017/03/14 23:01:17
- RE: タンチョウの舞い
- sanaboさん
こんばんは
大変、暖かく詳しいコメントを頂き、ありがとうございます。
タンチョウの写真を真剣に撮ったのは、旅行記に記しました2回なのですが、なかなか奥が深く、何度でも撮りたくなる魅力的な鳥です。
撮影場所では英語や中国語が飛び交っていて、世界的にも人気の鳥だと再認識しました。子供の頃の記憶では、とても数が少ないと思っていたのですが、いつのまにか、先ずは安心というレベルに達していて、嬉しいことです。
タンチョウの体重は6-12kgといいますから、鳥の中では、かなりの重量級です。蹴りの力が強く、ワシとも戦うそうです。確かに離陸のときの疾走は迫力があります。
4回転ジャンプは気がつきませんでした。ありがとうございます。
カメラの故障にはビックリしました。ワシの時にも再発したのですが、無事に切り抜け、その後は大丈夫でした。旅行前、ミサゴを撮りに行って、決定的シーンを逃すという予兆を感じたこともあり、基本的には、鳥を撮りすぎてカメラが疲労してきたと思っています。大事に使えば、まだ働いてくれたらいいなというところです。
花咲ガニ、味もいいですが、写真にすると様になるのも嬉しいでした。写真を撮る人が多いと給仕の人が言ってました。
Takashi
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