
2022/06/19 - 2022/06/22
10位(同エリア106件中)
Takashiさん
- TakashiさんTOP
- 旅行記145冊
- クチコミ64件
- Q&A回答14件
- 507,213アクセス
- フォロワー108人
北海道へのバードウォッチングツアーに参加して、海鳥の楽園、天売島を訪ねた。天売島に集う海鳥の中で目立つのはウトウ、ケイマフリ、ウミガラスである。これらの鳥は海中を飛ぶように泳ぎ、北のペンギンと言われている。ウトウは約80万羽が営巣し、天売島は世界最大のウトウ営巣地となっている。
天売島へ向かう途中に立ち寄ったサロベツ原生花園は花盛りで、野鳥と共に花も楽しめた。天売島では天候に恵まれ、ウミネコの営巣地を訪問し、夕暮れ時に巣へ帰るウトウを観察できた。宿の夕食は、ウニとアワビが出てきて、とても豪華であった。翌朝、漁船で島を一周して、ウトウの群れをはじめ多くの鳥を見た。このクルーズが旅のハイライトとなった。
写真はウトウだけでなく、愛嬌のあるケイマフリ、貴重なウミガラスも撮影でき、期待以上の素晴らしい旅だった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス 船 JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
北海道の北西海岸、羽幌港から約30kmの位置に天売島が横たわる。周囲12km、人口約300人の島だが、100万羽の海鳥が集うといわれ、バードウォッチャーのあこがれの的である。最も数が多いのはウトウで、80万羽に達するそうだ。夕方、ウトウが巣に帰ってくる様子は、一度は見ておくべきらしい。
ウトウはウミスズメの仲間(ウミスズメ科の鳥)である。これらの鳥は北半球の海に棲み、水中を翼を使って飛ぶように素早く泳ぐので、北のペンギンと言われている。ツノメドリなど、くちばしがオウムのようで美しいパフィンたちも、ウミスズメ科に属する。天売島にはウトウと共に、ケイマフリ、ウミガラス、ウミスズメと合計4種のウミスズメ科の鳥が棲んでいる。
2022年のバードウォッチング旅行は釧路訪問で始めるつもりだった。しかしオミクロン株がはびこり始めて、残念ながらキャンセル。代わりを探すと、夏の北海道の旅が目についた。バードウォッチングツアーの老舗、Yバードが主催し、最後に天売島に泊まる。これだと妻も誘って予約した。
期日が迫ってくると天候が気になった。長期予報などはクルクル変わり、時には強風の予報もあった。フェリーが出ないのではと恐れたが、気象庁の週間天気予報は悪くなく、一安心して出発の日を待った。
写真は海上に展開するウトウの群れである。 -
2022年6月19日。名古屋駅から新幹線で新横浜へ、そしてタクシーで羽田空港へ着いた。ここがツアーの発着点。3泊4日、1人当たり186,000円のツアーである。
14時発、15時35分着のJALで旭川へ。総勢12人のツアー客は待っていた観光バスに乗り込んだ。1人でバス2席を使えるから、機材の整理に便利で、コロナ対策にもなっている。 -
早速、空港近くの東神楽で探鳥。アカゲラのオスが木の幹を回って餌を取っていた。虫が沢山集まったところで飛び去った。ヒナたちが待っているところへ行くのだろう。
ここではさらに、オオアカゲラ、ニュウナイスズメ、ヒガラといった初見の鳥たちをじっくり見られて大満足だった。
宿泊はスマイルホテル旭川。夕食は予約していたアートホテル嵐山で美味しく頂いた。 -
6月20日。ロープウェイで旭岳の姿見駅へ。少し歩いてギンザンマシコを待った。ギンザンマシコは赤く美しい鳥で、既に見ているが(https://4travel.jp/travelogue/11032043)、よりましな写真を撮ろうと意気込んだ。時々雨が降ったり薄い霧が出たりという天気だった。ガイドの見通しと粘りが効いて、いい位置にオスのギンザンマシコが現れた! しかし私が撮った写真は、ピントが甘く、かっての写真よりも劣るものだった。コロナのため鳥見の回数が減ったので、腕がさらに悪くなったようだ。
この後、バスは北上し、途中、朱鞠内湖でさらに探鳥。色々な鳥が現れた。写真はキビタキ。ありふれた鳥だが、3か所の黄色い部分が皆はっきり出て嬉しかった。
今夜の泊りは天塩温泉の夕映。部屋も食事も良かった。 -
6月21日。早朝、宿の近くの原生花園で探鳥。
朝食後、サロベツ原生花園を本格的に訪れた。道路沿いに眺めたり、湿原センターの木道を歩いたりである。目的は鳥であるが、花も見事だった。昨年、訪問した網走付近の小清水原生花園(https://4travel.jp/travelogue/11701126)とは趣が違っていた。まず、花が最盛期に差し掛かった時だった。そして、小清水にはなかったエゾカンゾウ(ゼンテイカ、ニッコウキスゲともいう)が咲き誇っていた。晴れ間も現れる穏やかな日で、幸せだった。
写真は海を背景としたエゾカンゾウの群落である。サロベツ原野 自然・景勝地
-
海を背景としたエゾカンゾウの群落とハマナス。鳥用の500mmレンズで遠くから撮影した。
-
エゾスカシユリの群落。
-
エゾカンゾウの群落。
-
カキツバタも咲いたばかりで綺麗だった。
-
原生花園では様々な鳥が現れた。写真はオオジュリン。繁殖期のため、頭が黒い。
-
コヨシキリ。名古屋周辺で見るオオヨシキリと比べると、姿も声も可愛い。
-
ツメナガセキレイ。少し遠いけれど、黄色が美しい。
さらにシマセンニュウ、ノゴマ、カワラヒワ、ベニマシコ、ノビタキ、ホオアカなどを見た。ノビタキとホオアカは昨年、小清水で撮影している。 -
サロベツ原生花園から羽幌港へ行き、14時発のフェリーに乗った。お世話になった観光バスは港で待っている。
写真は出航の光景だ。羽幌フェリーターミナル 乗り物
-
船はまず焼尻島にいく。
-
再び沖に出ると焼尻島と天売島が並んで見える。左側の大きいのが焼尻島だ。
-
だんだん天売島が大きく見えてきた。
焼尻島から天売島の間は海鳥が多いというので、デッキで見ていた。
突然、ケイマフリが大きな赤い足を見せて飛んだ。絶好のチャンスだったが撮影は失敗した。やはり腕が鈍っている。 -
天売島が近づいてきた。家々が見える。
-
15時40分天売島着。海が穏やかで快適な航海であった。
写真は接岸したフェリーだ。約500トン、定員300名の船である。天売島 自然・景勝地
-
港では島の宿・大一のご主人が迎えてくださり、荷物はそのまま宿へ。そして宿の車で観光に出発だ。
最初に訪ねたのは黒崎海岸。ウミネコの繁殖地である。ウミネコは、日本では普通に見られるカモメだが、日本とその周辺にしか棲まないという、世界的に見れば貴重な鳥である。ウミネコの繁殖地は国内に10か所程度あり、その内、訪問が容易なのは、八戸近くの蕪島だけとされている。まさかここでウミネコの繁殖地に行けるとは思っていなかったので、とてもうれしかった。
見下ろす丘陵地にウミネコがあふれている。その数は2000羽と聞いたが、もっと多いように感じた。 -
ウミネコの嘴には、先端に赤と黒の模様がある。足は黄色だ。
-
飛ぶと尾の先端が黒いのが、はっきりする。
-
親鳥がヒナにエサを与えていた。私が営巣地に侵入したのではない。営巣地が混みあっていて、ヒナが道のわきに出てきたのである。500mmレンズでは近すぎて、後ずさりして撮影した。
-
そして、車は西に走り、島の南西端、赤岩展望台についた。車を降りると、遊歩道の脇に穴が開いているのが見えた。ウトウの巣穴である。写真の右脇、ガードレールに、夜は観察用のLEDライトが灯される。
-
少し上っていくと視界が開けてきた。ここは海から100m以上切り立った崖地なのだ。シンボルである赤岩が見える。写真では、わずかにのぞいているだけだが。
赤岩展望台 名所・史跡
-
ウトウの巣穴が、至る所にある。ウトウの営巣地は天売島の西岸全体に広がるが、ここ赤岩展望台付近だけ、人が立ち入ることができる。
-
少し進んで海を見下ろすと、鳥の群れがいた。500mmレンズで撮影して、やっとこのように見える。ウトウである。
ウトウは体長38cmくらいで、ハトほどの大きさだ。繁殖期には嘴に突起が、そして目の上と顎に飾り羽が生ずる。極東からアラスカなど西太平洋まで分布し、天売島が世界最大の繁殖地である。ウトウは海上生活をするが、繁殖期には陸地に営巣するのだ。
ウトウの帰巣観察ツアーが天売島の名物である。ヒナに与えるエサを咥えたウトウが日没後の空を飛んで帰ってくるのだ。時期はヒナが孵化して、巣立ち前の頃が中心になる。天候もよさそうで、今夜のツアーが楽しみだ。 -
そしてウミガラスも見下ろせた。体長43cmと、ウトウより、やや大きい鳥だ。ウミガラスはオロロン鳥とも言われ、天売島に約8,000羽も棲んでいたが、激減し絶滅が恐れられる事態となった。懸命の保護活動が行われ、最近は数が増えてきた。2019年には62羽が飛来し、23羽のヒナが育ったそうだ。
世界的には、ウミガラスの数は依然として多いが、日本のバードウォッチャーにとってはウミガラスは貴重な鳥である。そのウミガラスをとにかく見ることができて、嬉しかった。 -
観光を終わって、バスで宿の近くまで送っていただいた。少し歩いて、探鳥をするのである。海の向こうに利尻島が見えた。
-
今夜の宿、大一に到着。部屋は清潔で、食事が超豪華な宿であった。
天売島は水不足で、トイレ、洗面所、風呂は共用である。出入りの時に備え付けの消毒液をたっぷり使い、風呂はパスすることで問題を感じなかった。島の宿 大一 宿・ホテル
-
夕食は5時半から。ずらりと並んだ海の幸は驚くべきだ。ホタテ、ツブ貝と思われる巻貝、ウニ、エビ。
-
カニ、器に入ったタコ、お造り、焼き物など。
-
食事が進むころ、大きなアワビが煮上がった。フォークで切って極上の味を楽しんだ。
唯一の不満は、夜のツアーに備えてビールを控えたことだった。 -
さあウトウ帰巣ツアーだ。7時ごろ出発、宿の車で赤岩展望台まで送ってもらった。少し歩いて展望台の上部に着いた。7時20分ごろだ。日没は7時30分ごろのはずだが、もうウトウが飛び始めていた。
空は曇り。西の空にわずかに晴れ間がある。幸運だ。雨、強風、霧と悪天候に襲われることを恐れていたのである。赤岩展望台 名所・史跡
-
早速、撮影を始めた。撮影はツバメのねぐら入りの時と同じ要領で行った。Nikon D810にF2.8、14-24mmズームをつけ24mmで使用した。ISO4000, シャッター速度1/1000である。フォーカスはマニュアルとし、近くを飛ぶウトウの位置と似たところにピントを合わせ、そのままとした。後で考えると、テープで固定すべきだった。
いい具合に写っている。シルエットだがウトウらしく見える。
鳥の数が少ないが、日没前だから仕方がない。写真を撮るのもいいが、見ているのは、もっと楽しい。ウトウが次々に海から湧き上がるように飛んでいくのだ。 -
見事な飛翔だ。
-
だんだん飛ぶウトウの数が増えてきた。喜んで撮り続けたが、モニターでチェックすると鳥がボケている。設定した位置がずれたか、遠目を飛ぶようになったのだと、距離を修正し、再びシャープな画像が得られるようになった。しかし暗くなってきて、画像が荒れ始めた。
-
7時40分。下へ移動しますと声がかかった。
ウトウ保護のため、観察時間は8時までとなっている。まだ少し時間があり、飛来するウトウの数は、これからさらに増えるだろう。しかし、暗くなると観察も撮影も困難なので、LEDライトが点灯されている場所で残りの時間を過ごすのは理にかなっている。このライト以外の照明、フラッシュは、今は厳禁されていて、宿のご主人も念を押していた。
気が付くと、背後の営巣地にはウトウが到着していた。これは撮るべきだと思ったが望遠レンズを取り出す時間はない。急いで広角で撮影した。 -
右側の2羽のウトウがいる部分を引き延ばした。
-
イチオシ
LEDライトで照らされている所で座り込んで目の前の巣穴を見た。何か動く気がして、105mmF2.8のレンズで撮影し、現像の時、明るくするとウトウだった。ウトウは引っ込んだと思うと、また顔を出した。明らかに、パートナーの帰りを待っている様子だった。ウトウの飾り羽、嘴の角がハッキリ撮れ、満足だった。
魚を咥えたウトウだとの声もしたので、その様子を見たり、撮影できた人も多かったに違いない。もっと、キョロキョロするべきだったかもしれない。
時間はすぐに経ち、終了時間の8時となった。係員がライトを消して回収していた。宿のバスで夜道を帰った。夏至のころで、日没の時間が遅いので、観察可能な時間は短いのである。
昨年は魚が不漁で、エサを持って帰るウトウが少なく、多くのヒナが死んだそうだ。今年はどうなのだろうか。魚を持ったウトウがやたらに居たとは思えないので、少し不安である。また、昨年の影響で鳥の数が減少することはないかとも気になった。 -
6月22日。もう一つのメインイベント、早朝の漁船クルーズが行われる日だ。風がなく海は穏やかで幸運を喜んだ。
漁船、栄丸は5時に出航した。漁船の後部に5人用の長椅子が2つ、進行方向と直角に置いてある。その前に椅子が2つ。これらの場所に12人が座る。私は後部の長椅子、右から2人目の席に座った。右側は順光で沖の鳥の写真を撮りやすく、左側は逆光気味だが岸近くの鳥を撮りやすいと後で知った。
撮影が極めて容易な状況ではないが、混みあった時には、席を決めて乗客が座るのは、安全上重要だ。最近、北海道では大事故が起きたばかりでもある。定員ギリギリに乗るので、撮影カメラだけを持ち込み、バッグは遠慮するように言われていた。私はNikon D500に500mm F5.6のレンズをつけたのを手持ちで使用した。船の揺れを考えシャッター速度は1/2000、ISO1250を基本とした。
船は反時計回りに島を回っていくのだ。出航してじきにウミスズメが現れた。体長25cmくらいだからスズメより大きい。羽ばたいて相手にアピールしている。画像はシャープではないが、ウミスズメに出会えるチャンスは少なかったので載せておこう。 -
次にケイマフリが何羽か現れた。ケイマフリは体長38cm、ハトと同じくらいの大きさである。目の周りが白く、足と口の中が赤い、愛嬌のある鳥だ。ケイマフリの分布は極東アジアに限られる。
写真のケイマフリはカップルで仲が良さそうである。 -
それからウトウが群れで続々と登場した。飛び立つウトウの群れは迫力満点だ。ここは、将にウトウの楽園だ!
しかしシャープな写真はわずかしか撮れない。鳥は沢山いるので、気合を入れて撮り続けた。 -
イチオシ
5時半ごろから、ましな写真が続けて撮れるようになった。コロナ時代のため鈍った腕が回復したのだろう。さらに海が穏やかになり、撮りやすくなった影響もあるかもしれない。
写真は3羽のウトウ。ピントは中央のウトウに合わせた。 -
イチオシ
ウトウが飛んでいく。前の鳥に焦点が合った。
-
ウトウが水面をけって飛び上がる所。
-
船は大きな断崖に接近した。多分、赤岩だろう。遠くにウミガラスがいる。両側のスッキリした姿は、ウミガラスを呼び集めるためのデコイだろうが、中にいて思い思いの姿をしているのは、本物のウミガラスのはずだ。
-
イチオシ
そして海上にウミガラスが登場した。ウミガラスは1羽のウトウにアプローチしていだ。「僕、ハンサムだろう」「そうね、でもあんたちょっと変よ」という会話がされているかのようだ。
-
ウトウの群れ。
-
近くのウトウの群れ。クリックして拡大すると、ウトウ、ことに右側のは魚を咥えているように見えるが、飾り羽が垂れ下がっているのである。
-
ウトウがはばたいて左側にいるウトウにアピールしている。
-
ウトウの群れの上をケイマフリが飛んでいく。
-
ウミガラスが近くに来た。
-
島を回った船は黒崎海岸に差し掛かった。営巣しているウミネコが乱舞していた。
6時半ごろ、船は港に着岸した。写真も沢山撮れ、素晴らしいクルーズだった。 -
港から、昨日歩き始めたところまで、宿のご主人が送ってくださった。朝の探鳥をしながら宿へ帰るのである。
天売島はノゴマが多いので、花の近くでさえずるノゴマを期待していた。確かに何度かノゴマが現れ、赤いのどは撮れたが、周囲の環境は良くなかった。
さらにチゴハヤブサ、アリスイなども登場した。 -
イチオシ
天売港発10時25分のフェリーで帰路に就いた。船から、飛翔するケイマフリの群れを撮影できた。
-
さらに休息しているケイマフリにも出会った。半ば閉じた目が可愛い。
12時10分羽幌港着。観光バスで旭川空港へ。16時25分旭川発、18時15分羽田着。羽田からはタクシーで東京駅まで飛ばし、新幹線で順調に名古屋に帰った。
振り返ってみると、実に素晴らしい天売島の旅だった。私たちは、スヴァールバル諸島・北極クルーズでニシツノメドリなど何種かのウミスズメ科の鳥を見ている(https://4travel.jp/travelogue/11263800 など)。太平洋と大西洋で鳥の種類が異なり、天売島は、ウミスズメ科の鳥に関してはスヴァールバル諸島に劣っていず、多分ワールドクラスの場所といえるだろう。
なお、天売島に個人旅行で行く場合の情報も、いくつか得ている。私たちは十分満足して再訪の必要はないが、参考までに記しておきたい。
札幌から羽幌の中心部へはバスも通じている。3時間ほどだ。島内観光やウトウの帰巣ツアーは宿かNature Liveに依頼できる。Nature Liveは写真家の寺沢さんと関係が深い。寺沢さんは天売島在住で、バードウォッチング用ボート、ケイマフリ号を運行している。船でのバードウォッチングは漁船クルーズとケイマフリ号のクルーズが利用できる。ケイマフリ号の方が小さいので岩礁地帯に近づけ、ケイマフリの撮影に適していそうだが、沖での観察は漁船がいいとも思える。両方、経験する手もあるだろう。島に3泊もすれば、好天に出会える確率が高くなり、奥の深い経験が出来るかもしれない。しかし天候に絶対はない。
一発勝負でお天気に恵まれた今回の旅は、とても幸運なものだった。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
バードウォッチング
-
前の旅行記
ルリカケス、アマミノクロウサギなど希少な生物が棲む奄美大島:新世界遺産の島で観光と写真撮影
2022/04/04~
奄美大島
-
次の旅行記
海水を飲むアオバトの観察と撮影: 大磯への24時間
2022/09/10~
平塚・大磯
-
Asa Wrightネイチャーセンター: トリニダード・トバゴで色鮮やかな鳥を探して(1)
2016/02/17~
トリニダード島
-
真紅のスカーレットアイビスが夕空を飛ぶ: トリニダード・トバゴで色鮮やかな鳥を探して(2)
2016/02/20~
トリニダード島
-
伝説の鳥、ケツァール: コスタリカで色鮮やかな鳥を探して(1)
2016/02/25~
その他の観光地
-
コンゴウインコの王国: コスタリカで色鮮やかな鳥を探して(2)
2016/02/29~
その他の観光地
-
モンテベルデのケツァール: コスタリカで色鮮やかな鳥を探して(3)
2016/03/03~
モンテベルデ自然保護区周辺
-
信州、白樺峠を数千羽のタカが渡った日: 伊良湖岬での写真を加えて
2016/09/25~
乗鞍
-
シマフクロウの新しいカップルが元気に登場
2016/11/27~
羅臼(らうす)
-
雪が降る日のタンチョウ: 冬の道東、鳥撮影の旅 (1)
2017/02/22~
鶴居・標茶
-
世界最大級のワシ、オオワシとオジロワシが晴れた空を飛び、流氷の海に集う: 冬の道東、鳥撮影の旅(2)
2017/02/24~
羅臼(らうす)
-
マガンの群れが飛ぶ、夜明けの空に、そして月を横切って: 伊豆沼と蕪栗沼、ガンの観察と撮影の旅
2018/11/19~
栗駒・栗原
-
ミサゴの狩りに魅せられて、名古屋市内の池に通い写真撮影
2018/12/13~
名古屋
-
おしどりの里でオシドリの観察と撮影を満喫
2019/11/20~
設楽・東栄
-
出水ではツルが舞い飛び、有明海の干潟ではシギがエサを取る:珍鳥にも出会えた2泊3日、観察と撮影の旅
2019/12/12~
出水・伊佐
-
ツバメのねぐら入りや名古屋市農業センターの花などを撮影:コロナの夏は近場で
2020/07/19~
天白・笠寺
-
梅に集う可愛いメジロ: 観察と撮影で冬を乗り越える
2021/02/15~
天白・笠寺
-
美しいカモたち、カイツブリの子育て、そしてクイナのエサ取り:名古屋市東部と近郊の池で鳥の観察と撮影
2021/12/09~
豊明・大府
-
ルリカケス、アマミノクロウサギなど希少な生物が棲む奄美大島:新世界遺産の島で観光と写真撮影
2022/04/04~
奄美大島
-
ウトウなど100万羽の海鳥が集う天売島:花盛りのサロベツ原生花園も楽しんだ観察と写真撮影の旅
2022/06/19~
苫前・小平・羽幌
-
海水を飲むアオバトの観察と撮影: 大磯への24時間
2022/09/10~
平塚・大磯
-
タンチョウが青空を飛び、川霧(毛嵐)の中に立ち、雪原に舞う: 釧路を拠点とした撮影と観光の旅
2023/01/29~
鶴居・標茶
-
オクマ プライベートビーチ & リゾートに滞在して、ヤンバルクイナに会いに行く: 観察と写真撮影
2023/04/16~
国頭・大宜味
-
憧れの鳥オオマシコ、そしてイスカに出会えた、信州への鳥観察と撮影の旅
2024/02/02~
諏訪・岡谷・茅野
-
リュウキュウアカショウビンやオオゴマダラなどの鳥や蝶たち、そしてヤシガニ:梅雨明けの石垣島で観光と写真撮影
2024/06/23~
石垣島
-
イヌワシの親子:無事に巣立ったヤンチャな幼鳥が伊吹山の空を飛ぶ
2024/08/03~
米原
-
市街地近くの公園でマミチャジナイ、メジロガモなど珍しい冬鳥を撮影: ミラーレスカメラZ8を使い始めて
2025/01/11~
名古屋
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (2)
-
- olive kenjiさん 2022/07/10 06:31:09
- ここ日本ですか
- takasi先生 おはようございます。
これまた、いい所へ行かれて来ましたね。
まず驚いたのは、このような特殊ツアーは3泊4日で20万円近くするのですね。
高~っ パリ6日間ツアーと同額位になるのですね。
やはり、チャーター観測船手配や専門家ガイド依頼になるとそれぐらいになるのかもしれません。
むしろ、このような高額ツアーに参加してまで、自分の追求する趣味とかライフワークはないのか問われているみたいで、お恥ずかしい気分となりました。
それにしても、先生の写真は見事です。
もう写真の内容が天売かマゼラン海峡か分からなくほどの、極地観光お手の物の力作でございました。
いつか、この様な専門ツアーでなくても、普通の観光で天売島へ行きたくなりました。
本来ならば、バードウオッチングに詳しい4トラベラーの方々からの、学術的考察のコメントが望ましかったと思いますが、このような素人の綺麗だった、びっくりしただけのコメントで先生には申し訳なく思っています。
今回も中々珍しい旅行記を拝見でき有難うございました。
- Takashiさん からの返信 2022/07/10 10:32:05
- RE: ここ日本ですか
- olive kenji さん
おはようございます
コメントを頂き、大変ありがとうございます。
確かに、高額なツアーでした。超一級のガイドが付き、12名限定(満席でした)の少人数ツアーですから、納得というところです。コロナ後の国内ツアーは、感染防止のため、少人数のが多くなり、値上がり傾向の面があるとも感じます。
天売島はいい所でした! 鳥の楽園であるだけでなく、皆、親切で、宿の料理も極上でした。民宿の料理コンクールがあったら、優勝するかもしれません。写真をほめて頂き、有難うございます。ボケ写真を連発し、80の壁を越えたらダメになったかと一瞬思いましたが、どうやらコロナ時代の自粛後遺症だったらしく、今の所、回復しました。
天売島の良さは、国際的にも、知る人ぞ知るのようで、世界の絶景1001(昭文社、翻訳本を出版)に紹介された日本からの絶景10ほどの中に入っています。
天売島から帰って、少し興味を持ったのが千島列島です。天売島の寺沢さんのホームページに、2022の予定を2023に変更とありました。これまでも実行され、西遊旅行が主催するようです。西遊旅行はパタゴニア、チベットなど秘境旅行のプロですが、料金がパタゴニア旅行並。今の私たちには無理ですね。千島列島は、先ほどの本には、ロシアの記載の中に、絶賛して書かれていました。千島列島全体が日本固有の領土だったはずなのに、敗戦の代償は大きいです。天売島で、これだけの経験をしたのだと、別のことを考えています。
暑さ本番が近いですが、よい旅をお続け下さい。
Takashi
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
島の宿 大一
3.22
この旅行で行ったスポット
苫前・小平・羽幌(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ バードウォッチング
2
56