2022/08/09 - 2022/08/09
554位(同エリア4228件中)
+mo2さん
夏の青森旅、最終日は弘前の街を観光する予定だったのですが、朝起きると雨がかなり降っていました。この後、大雨との予報だったので7時前に弘前を出ました(家に帰ってからニュースで弘前の記録的な大雨被害、河の氾濫など見てびっくりしました)自宅(静岡)に帰る前に、お昼前には、東京に着くので、上野で降りて美術館巡りをすることにしました。東京は良い天気です。
国立科学博物館で、7月16日から開催されている特別展「化石ハンター展 ~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」に行ってきました。
写真をたくさん撮ったので旅行記は分割します。
「化石ハンター展 ~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」へ行ってきました(1)では、主にゴビ砂漠の恐竜の恐竜の展示になります。
なお、展覧会構成の解説はHP等より、恐竜についての解説は、恐竜図鑑や図鑑 / 恐竜のしっぽなど、webで検索し参照しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線
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アメリカ自然史博物館のロイ・チャップマン・アンドリュース(1884-1960)が、1922年に大規模な調査隊を編成してゴビ砂漠へ探検を開始してからちょうど100年。
地層の中に眠っている化石を探す挑戦者「化石ハンター」の活動や成果を紹介する展覧会となっていますが、全館写真撮影OKでした -
第1章伝説の化石ハンターの誕生
アンドリュースの少年時代から、博物館に職を得てゴビ砂漠への探検にいたるまでを解説。また、アンドリュースと日本とのつながりについて紹介されています -
見習いとして働きながら鯨類の研究で認められたアンドリュースは、鯨類調査のため1909年に来日。それから2年をかけて日本各地の捕鯨地を歩いています
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(上)「ツチクジラ」 (下)「イワシクジラ」 ともに国立科学博物館蔵
国立科学博物館 美術館・博物館
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イワシクジラ
アンドリュースは、イワシクジラに関する重要な論文を残すなど、日本の鯨類研究にも多大な影響を与えました -
東京国立博物館が帝国博物館だった時代に、所蔵されていた正体不明のクジラの標本を見て、ツチクジラであることを初めて指摘したのはアンドリュースでした。
ただ、そのツチクジラの標本は、戦時中に廃棄されてしまいました -
第2章 アンドリュース、ゴビ砂漠への探検!
アンドリュースは、1922年から1930年にかけ、史上最大とされる中央アジア探検隊を率いました。恐竜の卵など、ゴビ砂漠での数々の大発見について標本資料で紹介しています -
1921年、それまでにも東アジアの各地を調査で訪れていたアンドリュースは、ニューヨークで「中央アジア探検隊」を結成。同年に中国へ渡り、翌年、モンゴルのゴビ砂漠に向けて北京を出発します。その目的はアメリカ自然史博物館で彼の師匠にあたるヘンリー・F・オズボーンが提唱していた「哺乳類と人類の起源はアジアにある」という仮説を証明するために哺乳類の化石を発掘することでした
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当時はサイの歯の化石1本しか見つかっていなかったゴビ砂漠に、1922年から1930年にかけ、史上最大とされる中央アジア探検隊を率いて遠征。恐竜の卵をはじめ、古生物学史上重要な化石を数多く発掘しました
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ジュラシック・パークシリーズにも登場する恐竜の一種「プシッタコサウルス」は、この遠征で発見されています。中国の遼寧省産の化石をもとに復元された骨格
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展示の標本は、中国の遼寧省で発見されたミイラ状になった化石
プシッタコサウルスは頭部の先端にあるくちばしが特徴的な小型の恐竜で、これと同じ特徴を持つ、トリケラトプスやスティラコサウルスなどの大型草食恐竜の祖先であるとされています。また、プシッタコサウルスは恐竜とは言っても体重は25~70kg程度であったと考えられており、成長した個体でも生まれたばかりの象と同じ位の体重しかありませんでした。
~恐竜図鑑より -
最初の年(1922年)の探検の終わりに、彼らの重要な発掘地になる「炎の崖」に到達しています。その後、この崖では「プロトケラトプス」だけで70体もの頭骨が見つかっています。さらには「恐竜の卵」の化石も発掘され、これが恐竜が卵を生んでいたという事実を明らかにする古生物学上の大発見につながります
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プロトケラトプスはモンゴルのゴビ砂漠で数百体の化石が見つかっている為、かなり多くの情報を得る事ができている恐竜で、オスの方が体が大きく、鼻の上に隆起があったなどの雌雄の違いや、大人が子供を保護し、面倒をみながら生活していた事など様々な事が分かっています
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プロトケラトプスの成長過程が分かる展示
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プロトケラトプスは同じケラポッド類に属しているトリケラトプスなどと比べると非常に小さく、体高は60cm程度と成人男性の腰までの高さもありませんでした。また、頭部に角が全くない事も大きな特徴で、この種の恐竜としては角がない事は非常に珍しい事だといえます。
プロトケラトプスは体重はかなり重かったようですが、前述の通り体高は低く、現生している山羊や羊ほどしかなかった事から、背の低い木や、木の下の方についた葉などを主に食べていたと考えられており、そのような限られた植物を食べる為に大きく鋭い嘴と鋏のような動きをする強力な歯を持っていました。
~恐竜図鑑より -
「恐竜の卵」 群馬県立自然史博物館蔵
1923年または1925年に実際に「炎の崖」で発掘された卵化石の複製 -
アンドリュース隊が発見した恐竜たち
(左)ヘーユアンニア
(右)アーケオルニトミムス -
ヘーユアンニア
ゴビ砂漠で発見されたオビラプトル類。 -
ヴェロキラプトルは映画「ジュラシックパーク」に登場した小型の肉食恐竜で、動きが機敏で脚が速い事から作中では人を追い詰める恐怖の存在として描かれていました。しかし、実際のヴェロキラプトルは映画の中で見られるものより小さく、体高は人の股下程度の高さしかなかったようです。
ヴェロキラプトルは猛禽類の鉤爪のような形状の手足と細長い頭部に比例したワニのように長い口、その中に並んでいる細かく鋭利な牙が特徴的で、その姿は小型ながら残忍なハンターであった事を伺わせます。
また、ヴェロキラプトルが獲物を狙うハンターであった事は現在までに出土した複数の化石からも分かっており、主に卵や幼い子供などを狙って捕食していたと考えられています。
ヴェロキラプトルは小型である為、大型の恐竜にとっては脅威ではなかったと思われますが、素早い上に集団で行動し、現在では脳が大きく頭が良く、視力が優れていたという事も分かっている為、多くの動物にとって油断のならない怖い存在であったであろうと推測されています。
~恐竜図鑑より -
ベロキラプトルの頭骨
かなり多くの化石が見つかっているそうです -
1923年に炎の崖で発見されたベロキラプトルの頭骨の標本
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ジュラシックパークシリーズにも登場する「アーケオルニトミムス」
白亜紀後期の中国に生息していたダチョウ竜ことオルニトミムスの仲間。
体長や体格、何もかもがオルニトミムスにそっくりで、発見者もそう思ったのか「太古のオルニトミムス」を意味するアーケオルニトミムスの名前を授けたとされます
~ジュラシック・パーク Wikiより -
バクトロサウルスは、白亜紀後期に中国に生息した鳥脚類。
属名バクトロサウルスは、脊椎の一部分から大きな神経棘が突き出ていることから棍棒由来するそうです。外見上はイグアノドンに似ていますが、初期のカモノハシ竜の特徴を持っています
~図鑑 / 恐竜のしっぽより -
(手前)「バクトロサウルス」 福井県立恐竜博物館蔵
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ザナバザル(サウロルニトイデス)
サウロルニトイデスは体重が30キログラム程度の軽量な獣脚類であり、吻がほっそりとしていて、目が大きかった。この目は立体視覚や奥行き知覚を備えていただろう。また、暗闇の中でもよくモノを見ることができたであろう。(科学者の中には、サウロルニトイデスが夜行性だったのではないかと主張する者もいる。)
二足歩行の獣脚類にしては、前肢が長かった。手には3本の鋭いカギヅメが備わっていた。後肢には4本の指がそれぞれついていた。 -
ピナコサウルスは、数多く見つかっている中型のヨロイ竜です。白亜紀後期(8000万-7500万年前)に生息していました。
ピナコサウルスは、頭部には骨質の突起、尾の先には棍棒を持っていました。尾先の棍棒はアンキロサウルスのものに比べる小型でしたが、尾を振って捕食者に対抗していたと推定されています。
~図鑑 / 恐竜のしっぽより -
第3章アンドリュースに続け、世界の恐竜ハンター
アンドリュースの偉業に触発され、後にゴビ砂漠で発掘調査を行った世界の化石ハンターたちによる研究成果や、日本の化石ハンターの活躍を紹介 -
タラルルスの名前は「バスケットのような尾」という意味で、名前の由来ともなっている特徴的な棍棒状の突起が尾の先に見られます。鎧竜の仲間の中ではあまり体が大きい方ではなく中型の恐竜とされています。
タラルルスの体は全体的にがっしりとしていて胴体は太く重量感があり、頭部から背の部分、尾の上側にかけての箇所に大きな角状の突起があります。また、首の後ろにある装甲版は皮膚と融合して大きな一枚の板のような形状になっています。
見た目の全体的な印象は典型的なアンキロサウルス類の恐竜であり、その中でもノドサウルスと似た特徴を多く備えてていると言われています。
~恐竜図鑑より -
タラルルスの化石はモンゴルにあるゴビ砂漠の南部で発見され、名前は1952年にソ連人のエフゲニー・マレーエフによって命名されました。
1950年代にソ連の調査隊の手で5体以上の骨格標本が発見され、この中には1体のほぼ完全な骨格も含まれています。
~恐竜図鑑より -
タルボサウルスは白亜紀後期のアジアにおいて、多くの竜脚類の恐竜を恐怖のどん底に陥れたと考えられている巨大な肉食恐竜で、そこから「タルボサウルス(恐れを抱かせるトカゲ)」という名前がついたとされています。
タルボサウルスはアジアのティラノサウルスとも呼ばれている恐竜で、ティラノサウルスのような巨大な頭部と凶暴な歯、がっしりとした逞しい背中、強靭な足を持った最強の肉食恐竜の一角を担う存在です。
タルボサウルスの化石はモンゴルと中国で30体ほど見つかっており、近似種とされるティラノサウルスよりも多く発見されています。また、化石に残っていた皮膚の質感から大部分が鱗で覆われたと考えられていますが、タルボサウルスもティラノサウルスと同じように体の一部に羽毛を持っていた可能性が指摘されています。
~恐竜図鑑より -
サウロロフスは大型のカモノハシ竜で、その全長は13mにもおよび、かなり大きなものでした。また、二足でも四足でも歩行できたとされ、頭部の後ろ側にある短いトサカはこの種のもの多くが中空だったにもかかわらず、サウロロフスのトサカは中身が詰まっていました。
サウロロフスは大きな尻尾と背の部分の突起を覆った帆のような皮膚の膜が特徴的で、この巨大な尻尾でバランスを取る事によって、二足での歩行を可能にしていたと考えられています。
また、サウロロフスは一説によると鼻から後頭部にかけて皮膚でできた袋を持っており、吠える際にこれを膨らませて音を鳴き声を増幅させていたと言われています。
その声は現在のオーボエのような音だったとも言われていますが、袋の部分と思われる皮膚の化石が発見されていない事から、この説は予想の域を脱していません。
しかし、このような説は好奇心を刺激するユニークな話だと言えるでしょう。
尚、サウロロフスは北米のカナダと東アジアのモンゴルで発見されています
~恐竜図鑑より -
プレノケファレは、白亜紀後期のモンゴルに生息していたとされる石頭竜の一種。
状態の良い頭骨が発見されていますが、現状発見されている化石は前述した骨とどこの部位か分からない骨片のみであることから、お世辞にも標本数がふんだんにあるとは言えません。
~ジュラシック・パーク Wikiより -
そんな実質唯一の標本である頭蓋骨を調べたところ、非常に分厚いドームと控えめな装飾を備えている事が判明。 その形状はステゴケラスのものに酷似していました。 また頭骨の形状が同じ地域に生息していた石頭竜ことホマロケファレのものと非常に似通っており、件の恐竜の頭蓋骨がパキケファロサウルスなどの石頭竜の幼体に見られる特徴を有していたことから、ホマロケファレはプレノケファレの子どもだったのではないかという説も浮上しています
~ジュラシック・パーク Wikiより -
「アビミムス」白亜紀後期のモンゴルに生息していた恐竜。
非常に大きな脳みそを保有していたことで知られており、その天才的なまでの頭脳を守るための仕組みがこれでもかというくらいに備わっているほど、アヴィミムスと脳は切っても切れない関係にあります。 また目も異様なまでに大きかったようで、これらの武器を駆使して弱肉強食の世界を逞しく生き抜いてきたと考えられています。
鳥のようなクチバシ持っていたことから発見当時は、鳥に最も近しい祖先とされ持て囃されたことがあります。 ただし現在ではそこまで言うほど近縁ではなかったとされているほか、クチバシの奥に僅かながらも歯が存在していたことから、主に草を食べていたと考えられています
~ジュラシック・パーク Wikiより -
バガケラトプスは、白亜紀後期のモンゴルに生息していた小柄な角竜の一種。
同地に生息していたプロトケラトプスよりも後の時代を生きていましたが、完全な上位互換ではなかったようで原始的な体躯と後期の角竜類が装備していたツノなどは一切持ち合わせていませんでした。
主にシダやソテツなどを食べて生活していたようで、捕食者に襲われた際は素早く逃げることでその身を守っていたとされています。 子供の化石も見つかっているが群れを作っていたのかは不明。
~ジュラシック・パーク Wikiより -
コンコラプトルもジュラシック・パークシリーズに登場する恐竜の一種
白亜紀後期のモンゴルに生息していた典型的なオヴィラプトルタイプの恐竜。
体長およそ1~2メートルと小柄な体躯であり、頭がツンツルテンでした。 そのため発見当初はオヴィラプトルの幼体だと考えられていましたが、調査を進めていく過程で独自性が認められたため、晴れて新種として扱われるようになりました。
オヴィラプトルの血族としては珍しく、ほぼ完全な頭骨が見つかっており、中の含気性が高いことが明らかになっています。 これは聴覚や嗅覚などが異様に優れていたことを意味しています
~ジュラシック・パーク Wikiより -
ガリミムスの名は「ニワトリに似たもの」という意味で、おそらく羽毛に覆われていたと考えられている恐竜です。しかし、状態の良い化石が発見されていない事からハッキリとした羽毛の痕跡は見つかっておらず、再現された画像では羽毛で覆われているものと上記のように羽毛のないものとがあります。
ガリミムスは頭部が非常に小さく、四肢と首が長い恐竜ですが、鳥のように細い首と手足は更にその長さを際立たせています。
その俊敏そうな見た目通りに足が速い恐竜で時速65km以上で走る事ができたとされ、時速100km程度は出せたと言う説を唱える学者もいるほどです。また、ガリミムスは現在も生存しているダチョウに似た部分を持っていますが、ガリミムスの体長は6mにも及んでおり、体の大きさはダチョウの倍以上はあります。
一般的に恐竜は肉または植物のみを食べる種が多かったとされていますが、このガリミムスは植物、肉、昆虫、卵といろんなものを食べていた雑食の恐竜であったようで、湖や池などで水生の生物をクチバシですくい取って食べていた可能性も指摘されています。ガリミムスは足の速さと強靭なくちばしをもっていますが、獣脚類に多いとされている肉食の獰猛なハンターではなかったようです。
~恐竜図鑑より -
アンドリュース率いる「中央アジア探検隊」は1930年にゴビ砂漠を去りますが、世界の化石ハンターたちが後に続きました。
ソ連隊が成果を上げたのに続き、ポーランド・モンゴル隊は女性の恐竜研究者が活躍。1990年代になると、アメリカ自然史博物館もゴビ砂漠に戻ってきました。 -
シノルニトイデスもジュラシック・パークシリーズに登場する恐竜
白亜紀前期の中国大陸に生息していた小型の肉食恐竜。
その体長はわずか1メートルで、体高はわずか40センチ程度しかないほどのミニマムな恐竜でした。 そのため草食恐竜を襲って食べるなどというワイルド極まりない行為はできず、もっぱら自身より小さな昆虫などを捕食していたとされています。
聡明なことで知られるトロオドンの血筋に属しており、全身の半分以上の骨格が見つかっているなどトロオドン科の恐竜の中では最も色々なことが分かっている種だったりしまう。口の先端部に小さな穴が開いているという素人目には絶対にわからない特徴はもちろんのこと、彼と似た小型恐竜が羽を生やしていた影響から羽毛を生やしていたのではないかとよく想像されています
~ジュラシック・パーク Wikiより -
シチパチは、獣脚類の恐竜で名前はサンスクリット語で「火葬の王」を意味します。化石はモンゴルのゴビ砂漠にあるウハートルゴドのジャドフタ層で発見されました。
シチパチはオヴィラプトロサウルス類の中では体が大きく、2007年にギガントラプトルが記載されるまでは最大のオヴィラプトロサウルス類の恐竜として紹介されていました。
シチパチの化石は保存状態の良いものが多く発見されており、親と思われる個体の化石が卵を抱卵していた状態で見つかった事で知られています。シチパチの卵の大きさは約18cmとかなり大きく、他のオヴィラプトル科の恐竜よりもひと回り大きな卵を産んでいた事が分かっています
~恐竜図鑑より -
オビラプトル類の杯
マーク・A・ノレル(アメリカ自然史博物館)発見の化石を解剖学に基づいて生体復元された模型 -
モノニクスの名前は「一本の爪」という意味で、短く頼りない前肢の親指に大きな爪を持っていた事からこの名がつきました。また、以前は指は親指一本だけだと思われていましたが、詳しい調査の結果、非常に小さな指が他にも2本あり、前肢は全部で三本指である事が分かっています。
モノニクスは体の小さな恐竜で、全長1mとニホンキジと同程度の大きさしかありません。しかし、クチバシの中にある細かく鋭利な歯を持っていましたが、硬い肉などを食べるに切れ味が不十分だと考えられている為、モノニクスが何を食べていたかは、まだハッキリしていません。
現状では食べ物欄に書いてある通り、小さな動物や何らかの植物を食べていたのではないかと推測されています。
モノニクスの生態についてのユニークな話としては親指の大きな爪を活かして虫の巣などを破壊し、中の虫を食べていたという意見もあるようです。
尚、モノニクスは現生のダチョウに代表されるような飛べない鳥類であったという説もあります。
~恐竜図鑑より -
1996年、日本隊の調査の最後の日に小林快次氏が発見した化石を元に復元された「ネメグトマイア」の全身骨格(福井県立恐竜博物館 所蔵)
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ネメグトマイアは、白亜紀後期のモンゴルに生息していた、オヴィラプトロサウルス類の属の一つ。体長は1.5mありました
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ゴビベナトルは全長1.6mほどの小型のトロオドン類
名前の由来は「ゴビ砂漠の狩人」から来ています。
2014年に発見された新種であり、化石はモンゴル国、ゴビ砂漠中部ジャドフタ層のカンパニアンの地層から発見されています。派生的トロオドン類のものとしては、最も完全な骨格です -
「シノルニトミムス」 福井県立恐竜博物館蔵
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