2022/08/12 - 2022/08/12
169位(同エリア3207件中)
+mo2さん
この日は静岡県は台風が近づいてきていて、一日激しい雨が降ったりやんだり
なので午前中は、大掃除などをしながら家にいました。
前日から妹と甥っ子のともちゃん(小1)が来ていたのですが、お兄ちゃんのカズキ(甥っ子・小4)は、サッカーの練習があるので、鎌倉の家にお留守番。それが、台風のためサッカーの練習中止ということで、一人で沼津まで電車で来ることに。電車の乗り換えがある熱海まで皆でお迎えに行ってきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- JRローカル
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甥っ子のカズキの熱海到着が5時で、時間があるので、MOA美術館へ行くことにしました。
MOA美術館 美術館・博物館
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入口から長いエスカレーターで上がっていきます。
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いくつもエスカレーターを乗り換えてやっとロビーに到着です。
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黄金の茶室は、天正14年(1586)正月、豊臣秀吉が時の天皇、正親町天皇に茶を献じるために作られた茶室です。
畳と障子は赤、壁と天井は金色の他、柱・障子の腰など随所に黄金が施された三畳の茶室で、解体して持ち運びできるという可動式、組み立て式の茶室です。
MOA美術館の黄金の茶室は、公家、武将、茶人、外国の宣教師などが記した文献史料に基づき、数奇屋建築の泰斗、堀口捨己博士の監修のもと復元されています。 -
2階のメインロビーからの眺望、晴れていれば美しい相模湾の景色が広がっているのですが、生憎の雨(台風)・・・
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MOA美術館を訪れた目的はこちら。甥っ子のともちゃんが大好きな、世界の「びじゅつ」を歌とアニメで紹介するNHK Eテレ「びじゅチューン!」の作詞・作曲・アニメ・歌すべてを手がけるアーティスト井上涼さんの展覧会が開催されています。
バルーンのロボット“バボット”の「キン☆キラ」 -
まずは、常設展を見ます。展示室に入ると屏風がありました
「港浜風俗図屏風」 江戸時代 17世紀 -
「港浜風俗図屏風」 (部分拡大)
瀬戸内の風景。地方の風景の屏風は珍らしいですね。 -
「洛中洛外図屏風」 江戸時代 17世紀
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「見返り美人図」 菱川師宣 江戸時代 17世紀
教科書や切手で有名な『見返り美人図』は、17世紀(江戸時代前期)の美人画。浮世絵を確立した画家・菱川師宣の代表作にして、彼の代名詞的一図であり東京国立博物館蔵となっていますが、本作は同タイトルの別作品です。 -
「調髪美人図」 鳥居清信 江戸時代 17世紀
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「立美人図」 懐月堂度繁 江戸時代 18世紀
懐月堂 度繁は、懐月堂安度の門人。経歴は不明、「度繁」の本来の読み方も明らかではなく「どはん」とも「のりしげ」とも読めます。作画期は宝永から正徳の頃にかけてで肉筆画11点、墨摺絵と丹絵12点を残しています。 -
「立美人図」 松野親信 江戸時代 18世紀
松野 親信は、江戸時代初期の浮世絵師。宝永‐享保期に、肉筆浮世絵の美人画を描いています。 -
「立美人図 」小川破笠 江戸時代 寛保元年(1741)
小川破笠(1663~1747)は漆芸に長じ、漆器中に鉛・陶片・牙角・堆朱等を蒔絵とともに応用し、中国風の漆工品を工夫して破笠細工で名をなしました。また英一蝶について絵もよくし、目の醒めるような色彩と克明な描写の優れた作品を遺しています。本図は、「寛保元年辛酉南呂卯観子笠翁行年七十九歳図」と落款があることから、寛保元年(1741)破笠七十九歳の作です。もの思う女性の豊麗な姿態と衣裳美が描き出され、ことに漆黒地に菊の花の衣裳模様は印象的です。 -
「廓の遊楽図」 宮川長亀 江戸時代 18世紀
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「見立寒山拾得図」 石川豊信 江戸時代 18世紀
石川豊信は、寛延・宝暦期(1748~64)に活躍した美人画家。衣裳の文様表現や彩色は巧みで、豊かな顔立ちの理想的女性美をつくり出しています。浮世絵では、見立絵という主題の取り上げ方がありますが、これは古い時代の物語や故事を江戸時代の人物風俗におきかえて表現し、作品に趣を添えようとするものです。本図は寒山拾得は、中国の天台山国清寺に済んだと伝える禅僧ですが、本図では寒山拾得を今様風俗の男女に見立て描いています。若衆は、黒の長羽織を着て、小紋の青地の着物、手には恋文を持っているので寒山を暗示しています。娘は手に箒を持つ拾得であるが、髪型は当時流行しはじめた刺で上にはね上げた島田髷で、着物は薄紅地に芦・流水に葵文様を散らしています。温厚で丸顔の豊艶な美人図となっており、肥痩のない描線と落ちついた着彩に豊信の特徴が表れています。初期肉筆浮世絵版画に活躍した豊信の数少ない肉筆画の一つです。 -
「玄宗皇帝楊貴妃図」 鈴木春信 江戸時代 18世紀
鈴木春信は、明和年間(1764~72)に多色摺りの錦絵を完成したことで名高い。春信が手がけた版画作品は、一千余種におよぶおびただしい数量に上りますが、肉筆画の遺品はきわめて少なく、わずかにこの図などが基準作として知られているにすぎません。玄宗皇帝と楊貴妃が、一管の笛をともに吹奏する情景ですが、本図の如く男女の細やかな愛情を描くことは、春信のとりわけ好んだ画題です。この図では、玄宗皇帝と楊貴妃交歓の主題を、春信が得意とした見立絵風でなく、中国風俗として描いているところが興味深い。 -
「二美人と供図」 礒田湖龍斎 江戸時代 18世
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「色絵藤花文茶壺」野々村仁清 江戸時代(17世紀)
仁清の作品は、巧みな轆轤の技術と華麗な上絵付けに支えられた、茶壺、水指、茶碗、香炉、香合などの茶道具で占められていますが、その代表作といわれるものが色絵の茶壺です。この色絵藤花文茶壺は、仁清の茶壺の中でも最高の傑作として名高く、京風文化の象徴的作品ともいえます。温かみのある白釉地の上に、咲き盛る藤花が巧みな構図で描かれており、花穂と蔓は赤や紫・金・銀などで彩られ、緑の葉には一枚一枚葉脈を施している。総体が均等に薄く挽き上げられた端正な姿は、色絵の文様とほどよく調和しており、下部の土見も壺全体のバランスをよく保っています。 -
「竹林三美人図」 窪春満 江戸時代 18世紀
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「桟橋二美人図 」喜多川歌麿 江戸時代 寛政10年(1798)頃
喜多川歌麿は、初め鳥山石燕に師事し、北川豊章と称して鳥居清長風の錦絵を描いていましたが、天明(1781~89)の初め頃、当時有力な版元蔦屋重三郎に見出され、寛政期(1789~1801)には歌麿独自の美人画様式を作り上げました。 -
「入浴美人図(寒泉浴図)」喜多川歌麿 江戸時代 寛政11年(1799)頃
本図は、歌麿の最晩年の肉筆画で、風呂に入ろうとする女性の後ろ姿を描き、浮世絵では珍しい裸体美を大画面に扱っています。風呂桶などの写実的な描写に対し、女性の肌の柔軟さや襟足の優美な描写が、歌麿ならではの日本女性の理想的な美しさを描き出してます。 -
「菖蒲を持つ女図」 歌川豊国 江戸時代 18世紀
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「よりともゆふらんまいのだん」 鳥居清倍 江戸時代 正徳年間(1711~16)
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「婦女人相十品」 文読美人 喜多川歌麿 江戸時代 寛政3~4年(1791~92)頃
歌麿のこの「婦女人相十品」という大判錦絵十枚の揃物は、「婦人相学十躰」とともに寛政3、4年(1791~92)頃の作で、歌麿の芸術的最盛期の初期に属する傑作です。この時期、円熟期に達していた歌麿は、女性の上半身や顔を画面いっぱいに構図する新様式を発表しました。前代の天明年間(1781~89)の鳥居清長の美人画が、全身像や群像形式で姿や衣裳の美しさを表現したのに対し、女性の顔の表情や髪型の美しさを活写したところに特色があります。またこの「婦女人相十品」の揃物は、すべて背景が雲母摺りで、当時としては高価な雲母の粉を用いて摺ったぜいたくなものとなっています。 -
「大童山土俵入」 東洲斎写楽 江戸時代 寛政6~7年(1794~95)頃
東洲斎写楽は、寛政6年(1794)5月から翌年1月までの十ヵ月間に約百四十種の役者絵・相撲絵を残しています。役者の似顔をとらえることに巧みであった写楽は、本図のような相撲絵でも、力士たちの個性ある顔の特徴を見事にとらえています。大童山文五郎は、出羽の国村山郡長瀞村の百姓武左衛門の倅せがれとして生まれた怪童で、数え年八歳で、身長一メートル二十センチ、体重八十キログラムあまりあったといいます。寛政六年十一月江戸両国の回向院での勧進相撲に七歳で登場し、土俵入りだけを演じて江戸っ子の人気を集めました。本図には、控え力士中に寛政七年正月に没した谷風が描かれているので、寛政六年の十一月場所、大童山が土俵に初めて登場した年の様子であろうと思われます -
いよいよ「井上涼展 キラキラ☆ゴールデンびじゅチュ館」です。
こちらのモニターで「びじゅチューン!」の作品が流れているので夢中で見続けるともちゃん・・・・ -
今回のテーマは「金」。金て子供も大人も言葉としてとても身近なもので、美術品に使われているのも知ってはいるものの
じゃあどうやって?とかなんで?とか意外に知らないこともあったり
それを子供でも興味をもって楽しめる内容で分かりやすく解説していました -
「びじゅチューン!」に出てきた美術作品の中で金が使われているものを紹介。
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「夕暮れ、浄土堂ショー」(浄土寺浄土堂)、「再配達には金印を」(漢委奴国王印)「スタイリングbyキトラ」(キトラ古墳)などお馴染みのキャラが解説してくれます
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金地に描かれた日本画「キンキラチルアウト」
金沢にある創業124年の金箔製造会社「今井金箔」で井上涼さん自ら金箔を作成。日本画家の中村豪志さん・中村ひろみさんの協力のもと、井上涼さんが日本画を描きました。 -
木の棗、金の棗の重さを実際に触って比べてみられる体験コーナー
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沈金で制作した作品「ゴールド鳥獣戯画ジム」
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人間国宝 室瀬和美さんの協力のもと、井上涼さんが蒔絵作品を制作しています
蒔絵椀「お休みの日の宮本さん」 -
蒔絵皿「風」
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金にまつわるMOA美術館所蔵の作品が続きます
「観音菩薩立像」 中国 隋時代 6世紀
細身の体躯に重々しい瓔珞をつけた菩薩形の立像で、細かい細工を施した宝冠の中央に化仏をつけるところから観音菩薩であると考えられます。穏やかで丸みを帯びた相好と自然に垂下した天衣の表現から見て、隋時代の典型的作例といえます。 -
「聖観音菩薩立像」 奈良時代 8世紀
この像は奈良から平安時代にかけて制作された檀像彫刻における八世紀の作例と見ることができ、延暦寺伝来の伝承とともに貴重な観音像です。 -
「三鈷鈴」 銅造鍍金 鎌倉時代 13世紀
金銅製で、三鈷はやや扁平な八角面取りの中央鈷と牛角状の脇鈷で構成し、把部には、中央に鬼目八個をめぐらし、その上下を、八角形の二条のくくり目で留めた複弁の蓮弁文で飾っています。古式を思わせますが、蓮弁や三鈷の形式からみて鎌倉時代中期の作と考えられます。 -
広弘明集 巻第十六(中尊寺経) 平安時代 12世紀
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「浄瑠璃物語絵巻 巻四 十二巻の内」 伝 岩佐又兵衛勝以 江戸時代 17世紀
又兵衛筆とされる絵巻群中、最も色彩の華麗な作。物語は義経説話の一つで、奥州へ下る牛若と三河矢矧(やはぎ)の長者の娘浄瑠璃との恋愛譚を中心に、中世末期には浄瑠璃節として、盲目の法師によって盛んに語られていました。 -
「車海老蒔絵乾漆八綾箱」 室瀬和美 昭和56年(1981)
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「忍蒔絵硯箱」 江戸時代 17世紀
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「色絵金銀菱文重茶碗」 野々村仁清 江戸時代 17世紀
この茶碗は、宗和の依頼によって東福門院(後水尾天皇の中宮、徳川二代将軍秀忠の娘)への献上品として制作されたものと伝わります。 -
「色絵五艘船文大平鉢」 伊万里 江戸時代 17世紀末~18世紀初
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金にまつわるびじゅチューンのキャラクターが勢揃いしたキラキラな部屋に入ります。
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MOA美術館の「色絵藤花文茶壺」がテーマの「ツボのツボマッサージ師」
ともちゃん大喜び!! -
グスタフ・クリムト「接吻」がテーマの「崖のぼり、のちキス」
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びじゅチューン!を作る時最初に描く企画スケッチも展示されていました
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「住んでます、八橋蒔絵硯箱」「ツタンカーmail」「崖のぼり、のちキス」「ツボのツボマッサージ師」などなど・・・
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本展のために新たに井上涼さんが制作された「忍者とゴールデンマキエ」が上映されていました。
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「紅白梅お泊まり会図屏風 2022 」
2019年の展覧会に出品された井上涼さんが「紅白梅図屏風」から発想を得て描いた屏風に、新たにキャラクターが描き加えられ、2022バージョンとして公開。 -
「保健室に太陽の塔」
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びじゅチューン!」に登場したキャラクターグッズ、今回の展覧会だけのオリジナルグッズなどグッズも充実していました。
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熱海駅でカズキをお迎え、一緒に沼津に帰ります。
二人になった途端うるさいうるさい、
でも二人とも嬉しそう熱海駅 駅
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