2022/10/23 - 2022/10/23
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+mo2さん
私の世代ですと岡本太郎は、大阪万国博覧会の「太陽の塔」や1981年CM マクセル ビデオテープ 「芸術は爆発だ」をはじめとするTV出演。生活用品のデザインなど馴染みのある芸術家です。ただ、今までその作品をまとめて、じっくり見たことはなかったのですが、今回(2022年10月18日~)東京都美術館で「展覧会 岡本太郎」開催されるということで行ってきました。
東京都美術館 HPより~
画、立体、パブリックアートから生活用品まで、強烈なインパクトのある作品を次々と生み出し、日本万国博覧会(大阪万博)の核となる「太陽の塔」をプロデュースし、晩年は「芸術は爆発だ!」の流行語とともにお茶の間の人気者にもなった岡本太郎。彼は、戦後日本の芸術家としてもっとも高い人気と知名度を誇るひとりでありながら、あまりに多岐にわたる仕事ぶりから、その全貌を捉えることが難しい存在でもありました。「何が本職なのか?」と聞かれ、彼はこう答えます。「人間――全存在として猛烈に生きる人間」。18歳で渡ったパリの青春時代から、戦後、前衛芸術運動をけん引した壮年期の作品群、民族学的視点から失われつつある土着的な風景を求めた足跡や、大衆に向けた芸術精神の発信の数々、さらにアトリエで人知れず描き進めた晩年の絵画群まで――。本展は、常に未知なるものに向かって果敢に挑み続けた岡本太郎の人生の全貌を紹介する、過去最大規模の回顧展です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線
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朝一番で入場します
東京都美術館では、特徴的な表情で岡本太郎がお出迎え東京都美術館 美術館・博物館
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会場入り口には「タローマン」のコーナーがありました
タローマンはNHK製作の短編特撮テレビ番組。巨大ヒーロー(?)「タローマン」が、「奇獣」と呼ばれる怪獣となった岡本太郎作品と戦う、70年代の特撮ヒーローをオマージュした1話約5分の短編特撮番組。2022年7月19日から2週間に渡って連続放送されました(全10話)。 -
妖しく灯る作品の下をとおり会場へ
「光る彫刻」1967年 川崎市岡本太郎美術館
宇宙空間で生命が生まれる瞬間を表した彫刻兼照明器具として制作されたものだそうです -
会場入ってすぐのところでは「若い夢」というオブジェがお出迎え
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「若い夢」1974年
日本青年館新館建設基金募集のためにさまざまな芸術家に呼びかけを行った際、第1回を担当した岡本太郎が制作した作品です。「人生は夢だ。夢見るものは永遠に若い。にっこり笑ってこの世のすべての空しさと闘い、挑みそれをのり越える。その瞬間にこそ若い夢がひらくのだ。」 -
展覧会は6章構成ですが、最初のフロアは岡本太郎の世界を俯瞰する展示空間。制作年の時系列や、絵画・彫刻といったジャンル分けがなく、展示室全体に岡本太郎の代表作が散りばめられています
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「重工業」1949年 川崎市岡本太郎美術館
記号化された巨大な機械が生み出すエネルギーに巻き込まれていく人間たち。岡本はこの光景を、日産重工業(現日産自動車)の工場に通って描いたそうです。 -
「河童像」1981年 川崎市岡本太郎美術館
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「悲しい物語」1974年 川崎市岡本太郎美術館
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「手ー青」1981年 川崎市岡本太郎美術館
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「訣別」1973年 川崎市岡本太郎美術館
太陽のような目玉を持つ人物が大きく口を開けて、その中から黄色い顔が外に出ようとしています。題名の「訣別」とは魂が身体から離れていくことを指しているのでしょうか -
「森の家族」1992年 岡本太郎記念館
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「クリマ」1951年 川崎市岡本太郎美術館
魚か、鳥か、エネルギーの渦に巻き込まれ、まるでそれは食物連鎖の螺旋の渦のようです -
「光る時計」1967年 川崎市岡本太郎美術館
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「マスク」1970年 川崎市岡本太郎美術館
古代から変わりなく続く人類の生命力と想像力を重要なテーマとして掲げた「太陽の塔」。その地下展示「いのり」に制作されたマスクたちです -
「マスク」1970年 川崎市岡本太郎美術館
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「マスク」1970年 川崎市岡本太郎美術館
これらのマスクは、万博を訪れた多くの来場者に向かって、人はなぜ生きるのか、なぜ祈るのか、そしてなぜ作るのかといった根本的な問いを投げかけていました -
「梵鐘・歓喜」1965年 岡本太郎記念館
名古屋の久国寺から、寺の梵鐘の制作を依頼された岡本は、鳴ることに縛られず造形的な冒険を優先しようと考えます。鐘自体が曼荼羅であり、「打ち鳴らすと、仏・菩薩・妖怪・人間・宇宙全体が叫ぶ」というイメージ通りのユニークな造形が生み出されました -
「顔」1952年 川崎市岡本太郎美術館
草月流の華道家・勅使河原蒼風との対談をきっかけに、花器という概念を覆すオブジェとして制作された作品 -
「森の掟」1950年 川崎市岡本太郎美術館
弱肉強食の世界の中央にいる巨大な猛獣は、発表当時、多くの人にファシズムの暴力のアレゴリーととられたそうです。岡本はそうした見方について、否定も肯定もしないとしながらも、この作品が目指したのは「全然意味の認められない無邪気な仕事」であるそうです -
「青空」1954年 川崎市岡本太郎美術館
1952年5月、GHQからの占領解除3日後に、デモ隊と警視庁予備隊が激しく衝突し、多数の犠牲者を出した「血のメーデー」に取材したとされます。 -
「女神像」1979年 川崎市岡本太郎美術館
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「千手」1965年 川崎市岡本太郎美術館
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「にらめっこ」1978年 川崎市岡本太郎美術館
1975年に出版されたエッセイ集「にらめっこ」には、若き日の岡本がパリの動物園でヒョウと対峙しにらみ合った体験が記されています。岡本にとってにらめっこはとは生命の交歓の瞬間という、とても重要なやりとりでした -
「ドラマ」1958年 川崎市岡本太郎美術館
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「反世界」1964年 東京国立近代美術館
反世界とは物理学の用語で、我々の世界を構成する物質とは異なる反物質によって構成される仮想世界を意味します。ただしそういう世界も岡本太郎の手にかかるオドロオドロしい感じになります -
「挑み」1980年 川崎市岡本太郎美術館
岡本太郎は生涯にわたって、あらゆることに挑み続けました。絵画作品の中で、あらゆる芸術分野において、芸術理論において、岡本の命すべてで芸術創造のために挑み続けています -
「まひるの顔」1948年 川崎市岡本太郎美術館
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「手ー赤」1981年 川崎市岡本太郎美術館
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「夜明け」1948年 東京国立近代美術館
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「若い闘争」1962年 川崎市岡本太郎美術館
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「ノン」1970年 川崎市岡本太郎美術館
両掌をこちら側に向けた拒否のポーズが示しているように「ノン」はフランス語の「ノー」否定の言葉です -
「愛」1961年 川崎市岡本太郎美術館
白く滑らかな2体は、向き合って眠る恋人のようです。お互いに決定的に異なる形の凸凹を持ち、ぴったりひとつになることはできなさそう -
「黒い太陽」1949年 川崎市岡本太郎美術館
左奥にある翳りある太陽と対峙するように、右手前に苦悶の表情を浮かべる人が描かれています。岡本によれば「黒い太陽」とは、根源的な生命と切り離された人間の苦悩、つまり近代的なニヒリズムのしるしです -
「予感」1963年 川崎市岡本太郎美術館
靄のような筆致と様々な色で描かれた巨大な空間を横切り、のたうち回るような太い線。これらの線はまだ明確な形をもっていないものの、これから何かの生命体などに生まれ変わりそうな躍動感に満ちています -
「跳ぶ」1963年 川崎市岡本太郎美術館
1964年に開かれた東京オリンピックをテーマにした作品。特定のスポーツを描くのではなく、運動のエッセンスが凝縮されたものとして跳躍が主題となっています -
「石と樹」1977年 岡本太郎記念館
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「犬の植木鉢」1955年 川崎市岡本太郎美術館
可愛らしい縄文土器のような作品 -
「樹霊Ⅱ」1971年 川崎市岡本太郎美術館」
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「暴走」1963年 川崎市岡本太郎美術館
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少し混んできました
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