甲府 フランソワ・ポンポン展と寺社、ワイナリー巡り

2022/05/28 - 2022/05/28

甥っ子のともちゃん（小1）は、最近、西洋美術が大好きで、GWには、西洋美術史の代表名画（陶版画）が揃う大塚国際美術館へ行き大喜びだったのですが、「ポンポンはいないの？」
ともちゃんに買ってあげた絵本『オルセー美術館でさがせ! (美術館公式「さがせ! 」絵本) 』では、ミレーの『落ち穂拾い』、ルノアールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』、ドガの『バレエのレッスン』など、オルセー美術館の有名な展示品44点のなかにかくれた、シロクマの「ポンポン」をさがします。
大塚国際美術館には、ポンポンはいない（彫刻作品はない）のですが、フランソワ・ポンポン展が全国を巡回しているのを知っていたので、調べてみると、山梨県立美術館で6月12日(日)まで開催されているとのこと。早速、山梨まで行ってきました。

エリア 甲府(山梨)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 交通手段: 自家用車

沼津から、2時間弱で山梨県立美術館に到着。私はお正月に訪れて以来ですが、前日鎌倉から来た甥っ子のともちゃんは、この日をとーっても楽しみにしていたそうです。

山梨県立美術館 美術館・博物館

フランソワ・ポンポンは、単純かつ優美な形状をもつ動物彫刻を手がけたことで知られるフランスの彫刻家です。1855年に生まれたポンポンは、ロダンの下彫り職人としてキャリアを積んだのち、20世紀初頭に動物彫刻家として活動をスタート。「シロクマ」をはじめ、動物をモチーフとする独創的な彫刻作品を数多く残しました。

特別展「フランソワ・ポンポン展　動物を愛した彫刻家」は、ポンポンの作風の変遷と生涯をたどる、日本初の巡回展。キャリア最初期の人物彫刻から、形の洗練を極めた最晩年の動物彫刻まで、約90点の作品が展示されています。

展示室内は写真撮影禁止ですが、《シロクマ》 1923-1933年 / 大理石
群馬県立館林美術館蔵　だけは、撮影OKでした。

ともちゃん、ポンポンに会えてうれしそうです。

出口にあったポンポン（シロクマ）の複製。
こんな、可愛らしいお顔をしています。

かなり、大きいですが・・・

本物(オルセー美術館)は、更に巨大です。
※本作品は展示されていません

「おじちゃん、今度はオルセー美術館連れてって」とともちゃん。オルセーは、遠いよね。もっと大きくなったら行こうね。

ミレー館です。この日は「かぞくでアートたいむ」というイベントを開催しており、小さい子供にとっても優しい日でした。
ミレーの絵に対するわかりやすい冊子が配られたり、プレゼントもあったり、
何より、美術館だけど小さい声とかじゃなくていいよ
それより美術館を楽しんで！
周りの大人は見守ってあげてくださいね
という優しい時間がとてもありがたかったです。

写真撮影は不可ですが、今年の1月2日に撮影した（1年で1日だけ撮影OKな日）ものから一部、ご紹介します。
ジャン=フランソワ・ミレー「ポーリーヌ・V・オノの肖像」 1841-42年頃
ミレ初期の肖像画でモデルは、最初の結婚相手であるポーリーヌ＝ヴェルジニ・オノ。ダヴィンチの『モナリザ』と似る部分があり、ミレー版のモナリザと評されることもあります。

ジャン=フランソワ・ミレー 「種をまく人」 1850年
本作品は、パリを離れてバルビゾン村に移り住んだミレーがはじめて手がけた大作。山梨県立美術館のミレーコレクションを代表する作品の1つです。
※1月2日(撮影OK日)の写真です。

ジャン=フランソワ・ミレー 「落ち穂拾い、夏」 1853年
ミレーは生涯に3度、四季連作を制作しており、《落ち穂拾い、夏》は最初の連作の「夏」にあたります。ともちゃんも熱心に見ていました。
※1月2日(撮影OK日)の写真です。

ミレー以外のバルビゾン派の作品も充実しています。
※1月2日(撮影OK日)の写真です。

ランチは、山梨県立美術館のなかにあるレストラン、アート・アーカイブスでいただきました。
私が頼んだのは、アートドリア。ミレーの種をまく人が描かれています
見た目よりもボリュームあり、お腹いっぱいになりました。

アート・アーカイブス グルメ・レストラン

ともちゃんは、ふわふわ卵のオムライス。
どれも、サラダとスープもつきます。

妹は、スペシャルプレートを頼みました
ハンバーグやグラタン、キッシュにバーニャカウダーなどのっています。

山梨県立美術館は、6ヘクタールもある広々とした芸術の森公園内にあり、富士山もよく見えます。

芸術の森公園 公園・植物園

遠くからあの光ってる大きいものは何？
と行ってみるとなんとりんご！！

公園内には、バラ園もあります。

真っ赤な薔薇がきれいでした

美術館のあとは神社巡り。
ともちゃんは最近、御朱印集め を始めたのでるんるんです。

武田神社 寺・神社・教会

新緑の美しい武田神社に参拝します。

信虎・信玄・勝頼の武田家3代が、63年にわたって居住した武田氏館跡（国指定史跡）に鎮座し、御祭神として武田信玄公がお祀りされています。

大きな絵馬と風林火山、武田菱が描かれた大盃

ともちゃんも一緒に御朱印を頂きました
武田神社の御朱印

こちらでは、切り絵作家・百鬼丸さんが デザインした武田信玄公の御朱印も頂けます。前回（H28.9）頂いていますので今回は、通常の御朱印だけ頂きました。

武田信玄公 座御姿の御朱印

今回は「躑躅ヶ崎館」の御城印も頂きました

武田神社境内から見た景色。以前春に訪れた時は参道が桜で彩られていました。

お次は、山梨県護国神社
他に参拝者もなく静かでした。

護国神社 寺・神社・教会

こちらの看板猫ちゃんたち
あずきです

だいず
すごく甘えん坊で、撫でて撫でて～と擦り寄ってきます。

こちらはむぎ。

こちらでも御朱印を頂きました

武田神社、護国神社のあとは、少し移動して甲斐善光寺へ
今年は７年に一度の善光寺の御開帳、甲斐の善光寺でも御開帳が開催されていました。

甲斐善光寺 御開帳 祭り・イベント

金堂です。御本尊を拝観し、鳴龍、戒壇廻りも体感しました。
真っ暗な戒壇廻りは、ともちゃんも大興奮！！

甲斐善光寺 寺・神社・教会

甲斐善光寺、御開帳記念の御朱印です

季節朱印（鳴龍）も頂きました

神社やお寺をまわったあとは、シャトー酒折へ
2度目の訪問となるワイナリーです。

シャトー酒折 名所・史跡

ちょっとした工場見学の後、無料と有料の試飲があり、妹は試飲していました。

スパークリングワインが美味しかったようです。運転手は残念・・・

高台にあるので、甲府の街が一望。景色がとってもよかったです。

続いて、最近は山梨に行ったら必ず毎回立ち寄るフルーツパーク富士屋ホテル

フルーツパーク富士屋ホテル 宿・ホテル

目的の季節のパフェは、今回はブルーベリーパフェ。今年はとても短い期間でさくらんぼのパフェが出ていたので食べたいなぁと思っていたのですが
残念ながら売り切れ。隣のテーブルのかたは、召し上がっていたのでほんのちょっとの差でした・・・

カフェ ベラヴィスタ グルメ・レストラン

ブルーベリーパフェですが、何層にもなっており、上から大粒のブルーベリー、ホイップクリーム、バニラアイス、ブルーベリー、ブルーベリー・ソース、ホイップクリーム、ブルーベリー・シャーベット、ブルーベリー・ソース、ホイップクリーム、ブルーベリー、ブルーベリー・ソースです。

こちらからの眺望も見事です。今日は、富士山もよく見えます。

勝沼では、いつもの蒼龍ワイナリーに寄ります

蒼龍葡萄酒 専門店

新商品のCurious type OR 2021
最近、甲州のオレンジワインがお気に入りなのですが、遂に蒼龍葡萄酒さんでもオレンジワイン発売です。ちなみにオレンジ・ワインとは、葉低温で醸し発酵（果皮と種を果汁に漬け込んで発酵）を行い、果皮由来の色素や香りの成分と種由来のタンニンをゆっくりと抽出しました。発酵完了後はすぐに樽に移動し、澱の上でワインを育成。ほのかなバニラやトースト香、酵母由来の旨みを見事に引き出しました（樽熟成）。「オレンジワイン」と言われるスタイルのワインです。
こちらの商品を3本、他にVineyard　Selection　MERLOT 2020など購入。

沼津に帰ってきて「夕飯何食べたい？」と聞くと親子で「鰻」の返事。いつものうなよしさんへ。

沼津うなよし グルメ・レストラン

そして、この日はついにともちゃんも取り分けじゃなく、お子さまうな丼デビュー。
やっぱりまだごはんが少し多かったようで、残していましたが、ママが完食（笑）