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私の世代ですと岡本太郎は、大阪万国博覧会の「太陽の塔」や1981年CM マクセル ビデオテープ 「芸術は爆発だ」をはじめとするTV出演。生活用品のデザインなど馴染みのある芸術家です。ただ、今までその作品をまとめて、じっくり見たことはなかったのですが、今回(2022年10月18日~)東京都美術館で「展覧会 岡本太郎」開催されるということで行ってきました。会場内の写真撮影は全てOKということで、たくさん写真を撮ってしまいましたので分割して紹介いたします。

展覧会 岡本太郎 に行ってきました(2)

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2022/10/23 - 2022/10/23

457位(同エリア4545件中)

旅行記グループ 2022 美術館・展覧会

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+mo2

+mo2さん

私の世代ですと岡本太郎は、大阪万国博覧会の「太陽の塔」や1981年CM マクセル ビデオテープ 「芸術は爆発だ」をはじめとするTV出演。生活用品のデザインなど馴染みのある芸術家です。ただ、今までその作品をまとめて、じっくり見たことはなかったのですが、今回(2022年10月18日~)東京都美術館で「展覧会 岡本太郎」開催されるということで行ってきました。会場内の写真撮影は全てOKということで、たくさん写真を撮ってしまいましたので分割して紹介いたします。

旅行の満足度
4.5
  • 第1章「岡本太郎 誕生ーパリ時代ー」<br />「Work A」「Work C」1931-33年 コペール・ル・ガールコレクション<br />岡本太郎は神奈川県生まれ。父は漫画家の岡本一平、母は歌人で小説家の岡本かの子です。幼少期から絵を好み東京美術学校に進みますが、大きな転機となったのが1929年。父の仕事で家族とともに渡欧し、両親は先に帰国するも、単身でパリに残り、芸術家を目指すようになります。<br />ピカソ作品に衝撃を受け、前衛芸術家や思想家たちと親交。哲学、社会学、民族学も学び、独自の思想を深めていきました。<br />

    第1章「岡本太郎 誕生ーパリ時代ー」
    「Work A」「Work C」1931-33年 コペール・ル・ガールコレクション
    岡本太郎は神奈川県生まれ。父は漫画家の岡本一平、母は歌人で小説家の岡本かの子です。幼少期から絵を好み東京美術学校に進みますが、大きな転機となったのが1929年。父の仕事で家族とともに渡欧し、両親は先に帰国するも、単身でパリに残り、芸術家を目指すようになります。
    ピカソ作品に衝撃を受け、前衛芸術家や思想家たちと親交。哲学、社会学、民族学も学び、独自の思想を深めていきました。

  • 「Work 」1931-33年 コペール・ル・ガールコレクション<br />最初に展示されているのは、近年見つかって話題になった3作品。渡欧時代の作品は東京に持ち帰ったのちすべて焼失しましたが、この3作品は1931~33年にパリで描かれたもので、極めて貴重な作品です。

    「Work 」1931-33年 コペール・ル・ガールコレクション
    最初に展示されているのは、近年見つかって話題になった3作品。渡欧時代の作品は東京に持ち帰ったのちすべて焼失しましたが、この3作品は1931~33年にパリで描かれたもので、極めて貴重な作品です。

  • 「敗残の嘆き」1925年 川崎市岡本太郎美術館<br />慶応義塾普通部1年の頃、ボートレースの対抗試合に負けたことを題材に描いた作品。同題の文とともに同人誌に掲載されたもので、同級生で小説家の野口富士男が長らく手元に置いていたそうです<br />

    「敗残の嘆き」1925年 川崎市岡本太郎美術館
    慶応義塾普通部1年の頃、ボートレースの対抗試合に負けたことを題材に描いた作品。同題の文とともに同人誌に掲載されたもので、同級生で小説家の野口富士男が長らく手元に置いていたそうです

  • 戦火で失われた彼の作品たちは、パリ時代に出版された画集『OKAMOTO』で辛うじて当時の姿を知ることができます。戦後にそのうちの4点のみ復活したのが次からの作品です

    戦火で失われた彼の作品たちは、パリ時代に出版された画集『OKAMOTO』で辛うじて当時の姿を知ることができます。戦後にそのうちの4点のみ復活したのが次からの作品です

  • 「空間」1934/54年 川崎市岡本太郎美術館<br />パリ時代に制作された代表作の一つ。布のしなやかさと棒の硬質な質感の対比が画面に緊張感をもたらし、岡本が戦後提唱する「対極主義」を想起させます

    「空間」1934/54年 川崎市岡本太郎美術館
    パリ時代に制作された代表作の一つ。布のしなやかさと棒の硬質な質感の対比が画面に緊張感をもたらし、岡本が戦後提唱する「対極主義」を想起させます

  • 「コントルボアン」1935/54年 川崎市岡本太郎美術館

    「コントルボアン」1935/54年 川崎市岡本太郎美術館

  • 「傷ましき腕」1936/49年 川崎市岡本太郎美術館<br />国際シュルレアリスム・パリ展に出品され、高く評価された作品

    「傷ましき腕」1936/49年 川崎市岡本太郎美術館
    国際シュルレアリスム・パリ展に出品され、高く評価された作品

  • 「露天」1937/49年 ソロモン・R・グッハイム美術館<br />色とりどりのリボンや腕輪、かざぐるま、ラッパなどが並ぶ露天。1949年に再制作された本作は、1983年に岡本本人によりグッハイム美術館(ニューヨーク)へ寄贈されました

    「露天」1937/49年 ソロモン・R・グッハイム美術館
    色とりどりのリボンや腕輪、かざぐるま、ラッパなどが並ぶ露天。1949年に再制作された本作は、1983年に岡本本人によりグッハイム美術館(ニューヨーク)へ寄贈されました

  • 第2章:創造の孤独 ー日本の文化を挑発するー<br />第二次世界大戦の勃発により約10年間滞在したパリから帰国した太郎は、中国戦線へ出征、俘虜生活を経て1946年に復員しました。戦後、旧態依然とした日本の美術界に接し、その変革を目指し「夜の会」を結成。抽象と具象、愛憎、美醜など対立する要素が生み出す軋轢のエネルギーを提示する「対極主義」を掲げ、前衛芸術運動を開始します。また、新しい芸術思想を提示した著書『今日の芸術』がベストセラーとなり、太郎は、戦後日本の芸術の牽引者というだけでなく、文化領域全体の挑発者としての存在感を増していきました。《森の掟》や《重工業》などの代表作を含む1940~50年代に描かれた作品とともに、アヴァンギャルドの旗手としての芸術的成果を振り返ります。

    第2章:創造の孤独 ー日本の文化を挑発するー
    第二次世界大戦の勃発により約10年間滞在したパリから帰国した太郎は、中国戦線へ出征、俘虜生活を経て1946年に復員しました。戦後、旧態依然とした日本の美術界に接し、その変革を目指し「夜の会」を結成。抽象と具象、愛憎、美醜など対立する要素が生み出す軋轢のエネルギーを提示する「対極主義」を掲げ、前衛芸術運動を開始します。また、新しい芸術思想を提示した著書『今日の芸術』がベストセラーとなり、太郎は、戦後日本の芸術の牽引者というだけでなく、文化領域全体の挑発者としての存在感を増していきました。《森の掟》や《重工業》などの代表作を含む1940~50年代に描かれた作品とともに、アヴァンギャルドの旗手としての芸術的成果を振り返ります。

    東京都美術館 美術館・博物館

  • 「師団長の肖像」1942年 岡本太郎記念館<br />30歳を超えて徴兵された岡本は、10歳以上も年の離れた同胞たちに交じり最前線での危険な任務を課せられました。本作品は、中国・湖北省での初年兵時代に命令として描いたもの。

    「師団長の肖像」1942年 岡本太郎記念館
    30歳を超えて徴兵された岡本は、10歳以上も年の離れた同胞たちに交じり最前線での危険な任務を課せられました。本作品は、中国・湖北省での初年兵時代に命令として描いたもの。

  • 「眠る兵士」1945年 岡本太郎記念館<br />

    「眠る兵士」1945年 岡本太郎記念館

  • 「憂鬱」1947年一般財団法人草月会(東京都現代美術館寄託)<br />復員の翌年、この作品を描いたのと同じ頃、岡本は同名の詩を発表しています。「心空しい時、ハタハタと鳴る、わが悲しみのあかし一旗」

    「憂鬱」1947年一般財団法人草月会(東京都現代美術館寄託)
    復員の翌年、この作品を描いたのと同じ頃、岡本は同名の詩を発表しています。「心空しい時、ハタハタと鳴る、わが悲しみのあかし一旗」

  • 「夜」1947年 川崎市岡本太郎美術館<br />岡本が文学者の花田清輝、安部公房らと発足させた前衛芸術運動の研究会「夜の会」の名称のもとになった作品。

    「夜」1947年 川崎市岡本太郎美術館
    岡本が文学者の花田清輝、安部公房らと発足させた前衛芸術運動の研究会「夜の会」の名称のもとになった作品。

  • 「電撃」1947年 岡本太郎記念館

    「電撃」1947年 岡本太郎記念館

  • 「作家」1948年 川崎市岡本太郎美術館<br />この作品のモチーフは、父・岡本一平であるとされています。

    「作家」1948年 川崎市岡本太郎美術館
    この作品のモチーフは、父・岡本一平であるとされています。

  • 「二人」1948年 川崎市岡本太郎美術館

    「二人」1948年 川崎市岡本太郎美術館

  • 「赤い兎」1949年 富山県美術館<br />岡本太郎は『美の呪力(新潮社)』で以下のように書いています。<br />「これは私の青春時代の詩、絵だ。<br />真赤な血の塊が胸から飛び出す。死である。<br />と同時に、いのちが強烈にふきおこる刹那だ。<br />死を、生命を、胸から塊としてとび出させる。<br />ほとんどなまめかしい“赤い兎”として。<br />相手は女か、男か、宇宙か、知らないがそれは絶対への捧げ物である。<br />あまり詩などつくらないが、これは私の叫びであり、<br />生命の幻想の造作だ。<br />私はその実感にいつも戦慄的に耐えていた。<br />しかし血に対するこんなギリギリな生命感は、<br />今日的ではないのかもしれない。」

    「赤い兎」1949年 富山県美術館
    岡本太郎は『美の呪力(新潮社)』で以下のように書いています。
    「これは私の青春時代の詩、絵だ。
    真赤な血の塊が胸から飛び出す。死である。
    と同時に、いのちが強烈にふきおこる刹那だ。
    死を、生命を、胸から塊としてとび出させる。
    ほとんどなまめかしい“赤い兎”として。
    相手は女か、男か、宇宙か、知らないがそれは絶対への捧げ物である。
    あまり詩などつくらないが、これは私の叫びであり、
    生命の幻想の造作だ。
    私はその実感にいつも戦慄的に耐えていた。
    しかし血に対するこんなギリギリな生命感は、
    今日的ではないのかもしれない。」

  • 「樹人」1951年 川崎市岡本太郎美術館

    「樹人」1951年 川崎市岡本太郎美術館

  • 「コンポジション」1951年 府中市美術館<br />

    「コンポジション」1951年 府中市美術館

  • 「足場」1952年 一般財団法人草月会(東京都現代美術館寄託)<br />

    「足場」1952年 一般財団法人草月会(東京都現代美術館寄託)

  • 「娘と犬」1953年 株式会社大林組

    「娘と犬」1953年 株式会社大林組

  • 「変身」1953年 川崎市岡本太郎美術館<br />岡本太郎の作品には様々な不思議な動物や人間、そして動物とも人間ともつかない怪物のような生き物も登場します。岡本太郎はまた生き物だけでなく、機械や道具もまるで生きているように描きました。岡本太郎の作品に登場するこれらのモチーフは、時にユーモラスであり、時に悲しげであり、また恐ろしそうにも見えます。そしてよく見ると、これらの動物や人間たちは岡本太郎自身にも見えてきます

    「変身」1953年 川崎市岡本太郎美術館
    岡本太郎の作品には様々な不思議な動物や人間、そして動物とも人間ともつかない怪物のような生き物も登場します。岡本太郎はまた生き物だけでなく、機械や道具もまるで生きているように描きました。岡本太郎の作品に登場するこれらのモチーフは、時にユーモラスであり、時に悲しげであり、また恐ろしそうにも見えます。そしてよく見ると、これらの動物や人間たちは岡本太郎自身にも見えてきます

  • 「装飾」1954年 個人蔵(国立近代美術館寄託)

    「装飾」1954年 個人蔵(国立近代美術館寄託)

  • 「燃える人」1955年 東京国立近代美術館<br />1954年のビキニ環礁の水爆実験で第五福竜丸が被爆した事件をもとに描かれた作品

    「燃える人」1955年 東京国立近代美術館
    1954年のビキニ環礁の水爆実験で第五福竜丸が被爆した事件をもとに描かれた作品

  • 「燃える人」1955年 姫路市立美術館

    「燃える人」1955年 姫路市立美術館

  • 「燃える人(ドローイング)」1955年 岡本太郎記念館

    「燃える人(ドローイング)」1955年 岡本太郎記念館

  • 第3章:人間の根源 ー呪力の魅惑ー<br />前衛芸術運動を推し進める一方、太郎は自らの出自としての日本の文化のありかたにまなざしを投じます。

    第3章:人間の根源 ー呪力の魅惑ー
    前衛芸術運動を推し進める一方、太郎は自らの出自としての日本の文化のありかたにまなざしを投じます。

  • 本章では、太郎に大きな刺激を与え、それまでの作風を変える契機にもなった1951年の縄文土器との出会いや、東北から沖縄に至る日本各地のほか、韓国やメキシコなどを含めた太郎の広大なフィールドワーク(実施調査)に着目し、各地で撮影した写真に込められた民族学的洞察と日本文化への視座を提示します。

    本章では、太郎に大きな刺激を与え、それまでの作風を変える契機にもなった1951年の縄文土器との出会いや、東北から沖縄に至る日本各地のほか、韓国やメキシコなどを含めた太郎の広大なフィールドワーク(実施調査)に着目し、各地で撮影した写真に込められた民族学的洞察と日本文化への視座を提示します。

  • 「縄文土器(長野県出土)/東京国立博物館」1956年 川崎市岡本太郎美術館<br />岡本太郎にとってターニングポイントとなった縄文土器との出会い

    「縄文土器(長野県出土)/東京国立博物館」1956年 川崎市岡本太郎美術館
    岡本太郎にとってターニングポイントとなった縄文土器との出会い

  • 「角巻の女(秋田)」1957年 川崎市岡本太郎美術館

    「角巻の女(秋田)」1957年 川崎市岡本太郎美術館

  • 「竹富島の道(沖縄)」1959年 川崎市岡本太郎美術館

    「竹富島の道(沖縄)」1959年 川崎市岡本太郎美術館

  • 「マスク」1959年 川崎市岡本太郎美術館<br />題名からすると仮面が描かれていると思いますが、強いて言えば左向きの相貌が浮かび上がってはくるものの、決してわかりやすい作品ではありません。この時期の呪術的なものへの関心がこうした作品に結び付いたものと思われます

    「マスク」1959年 川崎市岡本太郎美術館
    題名からすると仮面が描かれていると思いますが、強いて言えば左向きの相貌が浮かび上がってはくるものの、決してわかりやすい作品ではありません。この時期の呪術的なものへの関心がこうした作品に結び付いたものと思われます

  • 「黒い生きもの」1961年 川崎市岡本太郎美術館

    「黒い生きもの」1961年 川崎市岡本太郎美術館

  • 「赤」1961年 川崎市岡本太郎美術館<br />真っ赤なテントを切り裂くと、その上には虚空の闇が比呂張っていたかのような作品。具体的なモチーフが描かれておらず、岡本の作品の中でもかなり抽象度が高い<br />

    「赤」1961年 川崎市岡本太郎美術館
    真っ赤なテントを切り裂くと、その上には虚空の闇が比呂張っていたかのような作品。具体的なモチーフが描かれておらず、岡本の作品の中でもかなり抽象度が高い

  • 「生成」1961年 高松市美術館<br />

    「生成」1961年 高松市美術館

  • 「装える戦士」1962年 川崎市岡本太郎美術館<br />黒の線で力強く描かれた形は、ほぼ左右対称の構成もあいまって梵字を連想させます。この年に岡本は、取材の為、高野山を訪れており、密教への関心を深めていったのだと思います

    「装える戦士」1962年 川崎市岡本太郎美術館
    黒の線で力強く描かれた形は、ほぼ左右対称の構成もあいまって梵字を連想させます。この年に岡本は、取材の為、高野山を訪れており、密教への関心を深めていったのだと思います

  • 「愛撫」1964年 川崎市岡本太郎美術館<br />

    「愛撫」1964年 川崎市岡本太郎美術館

  • 岡本太郎は、奇抜な色彩で抽象的でメッセージ性のある唯一無二の芸術を生み出した傍ら、自身の人生や作品、芸術論に関する数々の著書を残しています。<br />51年に縄文土器と遭遇し、その衝撃を’52年に「四次元との対話―縄文土器論」(本書収録「縄文土器」)として発表。’54年に『今日の芸術』を著し、多大な反響を呼びます。’57年頃より「日本再発見」の旅を始めます。

    岡本太郎は、奇抜な色彩で抽象的でメッセージ性のある唯一無二の芸術を生み出した傍ら、自身の人生や作品、芸術論に関する数々の著書を残しています。
    51年に縄文土器と遭遇し、その衝撃を’52年に「四次元との対話―縄文土器論」(本書収録「縄文土器」)として発表。’54年に『今日の芸術』を著し、多大な反響を呼びます。’57年頃より「日本再発見」の旅を始めます。

  • 「縄文人」1982年 川崎市岡本太郎美術館<br />展覧会 岡本太郎 に行ってきました(3)へ続く

    「縄文人」1982年 川崎市岡本太郎美術館
    展覧会 岡本太郎 に行ってきました(3)へ続く

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