2021/06/08 - 2021/06/08
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j-ryuさん
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☆今年も初夏の羽鳥湖高原で滝と野の花巡りをしてきました。
羽鳥湖高原は我が家から一番近い高原の避暑地、
圧巻な絶景があるわけじゃないけれど
片道35分と言うお手軽さが魅力です。
でも冬場は雪に覆われる国道118号線の標高825mの鳳坂峠越えが
最大の難所でした。
その鳳坂峠で2018年に念願の鳳坂トンネル(延長2538m)工事が始まリ
2021年7/5にようやく基礎貫通しました。
トンネルの西側(羽鳥湖側)では橋も一体的に整備しており、
橋やトンネル周辺の道路整備も含めた全体の計画区域は約3.4kmで、
2022年11月頃の全線開通を目指しています。
トンネルが全区間開通すれば約10分の時短になり
ガソリンの節約は元より冬場の安全走行にもつながりそうです。
ただ交通の便が良くなると訪問者も多くなり
今までのような景色の独り占めは難しくなるかもな・・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行 ルートMap
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2838531,140.1122988,9937m/data=!3m1!1e3
今回ご覧いただく御鍋渓谷の滝は国道118号線からまずは
二岐温泉を目指します。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行 御鍋渓谷ルートMap
※地理院地図に加筆。
http://maps.gsi.go.jp/?z=16#12/37.266130/140.060234
5、6軒ある二岐温泉郷の最奥の先にある二岐橋を渡り二岐林道に入ると、
すぐ左に小白森山登山口と右手に観光案内板&駐車場があります。
そこから先はデコボコの御鍋林道を道なりに進み
ら約2.2km先の奥二岐橋を渡り少し進むと
大きな右カーブがあり、その左手が「桔梗清水」で
その少し先から入渓し100mほど上流が『二岐川大滝』です。
御鍋林道をさらにクネクネ登っていくと御鍋神社への駐車場があります。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷の桔梗清水
御鍋林道の第2二岐橋を渡り林道が大きく右カーブする左手に
桔梗清水があります。
清水の前には車2,3台が止められます。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷の桔梗清水
-
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷の桔梗清水
桔梗清水は『源義経の側室の桔梗姫が使用した清水』とか、『平将門の孫、桔梗の姫の隠し清水』などの伝説がありますが、
源義経と平将門では年代的には180年も違うし
御鍋神社の由来からすると『平将門の孫、桔梗の姫の隠し清水』の方がもっともらしいかも。
でも御鍋神社の由来記では桔梗姫は将門の妻のようだし
桔梗姫には諸説あり、う~ん、ようわからん(^_^;)。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷の桔梗清水
桔梗清水は一般的な清水のイメージではなく
小渓流のような沢のような湧水です。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷の桔梗清水
私が想像するに
少なくとも平家の落人がやって来た平安時代以前は
この清水は地表を流れている沢(川の小さいもの)だったのではないかと思います。
それが土砂崩れや土石流などで沢が埋まり、
やがてその土石の隙間から水が湧き出し
次第に樹木や草、苔が繁茂し現在のような形になったような気がします。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷の桔梗清水
古木の下からも湧水が流れ出しています。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷の桔梗清水
清水からパイプを引いた簡単な水飲み場がありますが
私は見た目がいくら清らかでも一旦外部に露出した清水は飲みません。
直接岩盤から流れ出しているならともかく
一旦外部を流れると雑菌が混入するかも知れず
特にキツネやタヌキの生息地域はエキノコックス症に感染する怖れがあるので
要注意です。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷の桔梗清水
エキノコックス症の原因は、主にキタキツネやイヌ・ネコ・タヌキ・オオカミ等
イヌ科をはじめとする肉食動物(イヌ科以外の例外もあり)の糞に混入したエキノコックスの卵胞を、水分や食料などの摂取行為を介して、ヒトが経口感染する事によって発生するとされます。
人獣共通感染症で、卵胞は、それを摂取したヒトの体内で幼虫となり、おもに肝臓に寄生して発育・増殖し、深刻な肝機能障害を引き起こすことが知られています。肝臓癌と誤診され外科手術時にエキノコックス症と判明することもあるそうな。
おそらく罹患率は万に一つかもしれませが
万が一を考えれば口にしないのが賢明かも。
夢を壊してすみません<(_ _)>。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷の桔梗清水
この辺りで遭難することはまず無いと思いますが
もし遭難し手持ちの水が無くなれば
お世話にならざるを得ないかも。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
桔梗清水の次は二岐川大滝に向かいます。
桔梗清水前を通り過ぎ踏み跡を辿り
砂防ダム脇から二岐川に入渓します。
滝まで道は全く無いので川の浅い部分を遡行します。
水量も水深も知れたものですが
長靴では厳しいかも。
二岐川大滝までは約500m、12分ほど -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
二岐渓谷は殆どが急峻なV字渓谷で谷底も幅狭ですが
二岐川大滝の下流~砂防ダム区間だけは幅広な川原です。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
二岐川大滝は上流の御鍋小滝と桔梗清水の中間くらいにあり、
落差は10m、滝幅も10mほどです。
川のレベルから見ると直瀑ですが、
直瀑の直ぐ上にも落差5mほどの分岐瀑があるので、
2つ合わせれば落差15mほどの段瀑とも言えます。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
二岐川大滝を初めて見た時はこれより水量が多く迫力はありましたが
ズドンとした変化の無い滝なので正直私の好みではありませんでした。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
ズドンと変化の無い滝でも見るアングルが違えば
印象も少しは変わるかなと左に右にと移動しながら
撮影しましたが、ズドンとした印象に大きな変化はありません(^^;)。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
右岸横から見れば多少は違いますが
やはり基本的にはズドンとした滝です。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
結局、右岸からはどう見ても変化に乏しい滝です。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
右岸がダメなら左岸からはどうだ?
と思っては見ても左岸からだってそう変化は無さそう(--〆)。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
左岸は地形上、真横までは行けません。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
左岸は広めの滝壺がありこれ以上は真横には近づけません。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
左岸は真横には行けませんが
土石が堆積したような小高い丘があるので
登ってみることにしました。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
小高い丘の半分ほど登ったらズドンとした主滝の上に
別の小滝が見えてきました。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
さらに小高い丘を登ると明らかに
別の滝が連なっていました。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
主滝の上の小滝があるのは滝壺レベルでは全く見えないので
左岸の小高い丘に登って初めて段瀑の要素もあることが分かります。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
左岸の断崖にはヤマツツジが咲いています。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
滝はその形態によって直瀑、段瀑、分岐瀑、渓流瀑、潜流瀑などに分類されます。
おおまかですが那智の滝や華厳の滝は直瀑、袋田の滝は段瀑、流星・銀河の滝は分岐瀑、竜頭の滝は渓流瀑、山形滑川温泉の滑滝などは滑滝、冨士白糸の滝は潜流瀑などに分類されます。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
それじゃ、二岐川大滝は何滝に分類されるでしょうか?
分類に正しい規定はなく、多くは主滝の形状で分類するようなので
二岐川大滝は直瀑と分類するのが妥当だと思います。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
幾つもの滝の集合体でどれが主滝か分かりにくいような場合は
段瀑か分岐瀑に分類されることが多いようです。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
左岸の小高い丘の天辺まで登ると小滝は分岐瀑なのが分かります。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
私的には単にズドンと大きな滝よりは
変化に富んだ滝の方が好きなので
二岐川大滝は主滝より小滝の方がお気に入りです。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/二岐川大滝
左岸の断崖にへばりつくように咲いているヤマツツジ。
何もこんな厳しい環境に生えなくてもいいのにと思いますが
厳しい環境ほどライバルが少なくなるので
生存競争に勝てる可能性は案外高いのかも。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋遊歩道
桔梗清水と二岐川大滝を見た後は御鍋林道をさらにさか登ります。
桔梗清水から5分ほどで左手に御鍋遊歩道の広い駐車場が見えてきますが、
そこはやり過ごしさらに50mほど進むと御鍋神社の駐車場があります。
二つの駐車場は遊歩道で繋がっているのでどちらに駐車してもOKですが、
御鍋神社や御鍋小滝に近いのは御鍋神社の駐車場です。
御鍋神社の駐車場から森へ続く山道を下ると
御鍋小滝への分岐道がありますが、
まずは御鍋神社に参拝してから御鍋小滝に向かいます。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋神社
駐車場から山道を7,8分下ると素朴な御鍋神社が見えてきます。
でも素朴な神社より目立つのは神社の前に聳える2本の巨木です。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋神社
寄り添うような2本の巨木はサワラ(=青森ヒバ)
樹齢は約530年、樹高は42m、幹回りは38m。
天を突くようなサワラの巨木2本は
林野庁の巨木巨樹保護中央議会が選定する
『森の巨人たち100選』に選ばれています。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋神社
御鍋神社前にある由来記看板を要約すると
言い伝えによれば平安時代中ごろ平将門が戦いに敗れ、
一族が密かに奥州清原氏を頼って逃れて来た。
苦難の中ではあったが身重の桔梗御前は将門の一子(平九郎)を無事出産し、
一族は大いに指揮を高めたが
追っ手を逃れ山また山の逃亡は女性にはあまりに厳しく、
桔梗御前は一族の足手まといぬならぬよう自害し果てた。
一族は御前の遺言通り平九郎を守護しさらに逃亡したがこれ以上の逃亡は無理と悟り二岐山のわずかな平地(御鍋平)に隠れ住み御鍋神社を祀り再起を計ったが
あまりに自然厳しく食うに事欠きやがて一族は散り散りになってしまったそうな。
現在の御鍋神社はその御鍋平から遷社されたと伝えられています。
※なお一般的に平家の落人とは源平合戦(壇ノ浦の戦い)で敗れた落ち延びた平氏や平氏に見方し逃れたもの達を指すので御鍋神社の平将門一族の落人とは違います。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋神社
巨木と言えばつい先日、同じ二岐山山腹で日本一のミズナラの巨木が
見つかったことがNewsになりました。
※福島民友の記事より
https://news.yahoo.co.jp/articles/298eb3c9b086b67241280c6cb181e93d138da3fd
天栄村で自然調査などを行う「湯本森・里研究所」と同村の湯本小は8日、
同村の二岐山で推定樹齢350年のミズナラの巨木「こぶなら」を調査した。
幹回りの測定の結果、文化庁が「国内最大」と公表している
長野県のミズナラを太さで約20センチ上回り、「日本一」となった。
巨木は1940~50年代ごろには山に入った地元住民に発見され、
こぶが多い見た目からこぶならの名前が付いた。
昨年10月の村文化財保護審議会の簡易調査で幹回りが国内最大級と分かり、
同団体が本格的な調査に乗り出した。
今回の調査では、環境省が定める方法に従って
地上から130センチの高さで巻き尺を張り、幹回りを測定。
その結果、太さは7.46メートルとなり、
長野県の国天然記念物「小黒川のミズナラ」の7.25メートルを上回った。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋神社
御鍋神社は朝延から賜った鍋(鼎)が御神体とされ
鈴(本坪)の代わりに大きな鍋(釜?)が吊り下げられています。
ホントに煮炊き用の鍋釜がご神体だったら笑っちゃいますよね(^^ゞ。
一般的な鍋釜をご神体にするとは考えにくいので
ご神体は朝延から賜った“鼎”だったのかなと想像します。
やがて、鍋も鼎も釜もごっちゃになり
五右衛門釜を社にぶら下げたのかも(^_^;)。 -
☆鼎(かなえ、てい)
※鼎(かなえ、てい)は鍋型の青銅器で胴体に中空の足三本がある。
鼎はもともとは肉、魚、穀物を煮炊きする土器として出現したが、
同時に宗廟において祖先神を祀る際にいけにえの肉を煮るために用いられたことから礼器の地位に高められ、精巧に作られた青銅器の鼎は国家の君主や大臣などの
権力の象徴として用いられた。
※写真はWikipediaより。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
さて次は今回の主役の御鍋小滝に向かいます。
御鍋神社から駐車場方面に10mほど戻ると
右側に御鍋小滝へ向かう遊歩道があります。(上記遊歩道写真を参照)
以前は整備された立派なボードウォークでしたが
今はかなり老朽化しています。
遊歩道を道なりに30mほど進むと谷に突き当たり
その崖下に御鍋小滝が見えます。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
-
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
毎年、この時期に訪れるのは滝に迫り出したフォトジェニックな
ヤマツツジが咲くからですが、ずっと咲いていた花が
昨年はなぜか全く咲かずガッカリでした。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
で、今までの平均的な開花日から予想を付けて
今年も訪れたのですが、花は少し咲いてはいたものの
まだ3分咲き程度。
今年の春は暖かったので、もしかしたら訪れるのが
遅いかなと心配していましたが、まだ3分咲きとは・・・・ -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
昨年のように全く咲かないよりはマシですが
例年より早いどころか遅いなんて
まったくの予想外です。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
ここのヤマツツジの最大の魅力は滝とのコラボレーションです。
滝だけでも素敵なのによくこんな場所に枝よくよく
長年生き続けたものだと驚きです。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
滝とヤマツツジのコラボレーションは素晴らしいのですが
両方とも上手く撮るのがかなり難しいんです。
滝はスローシャッターでシルキーに
ヤマツツジはハイスピードシャッターで鮮明に。
つまり両者の撮り方のスキルが全く相反するので
折り合いをつけるのに難儀します。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
とくにここのヤマツツジは風が吹き抜ける谷に迫り出しているので
大なり小なりいつも揺れています。
なるべくブレないように撮るにはシャッタースピードを速くするのに
越したことがありませんが、
そうすると滝のシルキーさは表現できません。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
ヤマツツジのブレが少なく滝もシルキーに撮るスキルは
この程度が私には精一杯(^^;)。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
-
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
-
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝 (※2016/6/7 撮影)
2016年は花には陽が射し込み、滝は日陰状態だったので
一番撮影しやすい条件でしたし花付きも素晴らしかったです。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝 (※2018/6/5 撮影)
2018年は花にも滝にも陽射しが無い状態で
花付きもまずますでした。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
昨年は全く咲かなかったことに比べれば
まだマシですが年々花数が減ってきているのが気がかりです。
ツツジの根元からすると相当の古木なので
木全体の勢いが劣ってきているのかも・・・。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
上記の写真は遊歩道のある観瀑台から見下ろした構図ですが
崖に下へ降りる踏跡があるので崖の中段まで降りて撮影します。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
御鍋小滝は2段になって流れ落ちる段瀑で
1段目と2段目には大きな滝壺(釜)があります。
(この写真手前の黒い部分) -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
-
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
現在の滝は右岸側に片寄っていますが
中段の滝壺はなぜか右岸側にあります。
昔は左岸の方に多く流れ落ちていたのかも。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
御鍋小滝の中段から本流二岐川の小滝を望んだ構図です。
落差は知れたものですが水流が美しく
手前に迫り出しているヤマツツジが絵になります。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
-
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
今年は花数も少ないしまだ3分咲きほど。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
中段から谷底へはこれと言った踏み跡はないので
降りやすい場所から気を付けて降ります。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
御鍋小滝は落差10mほど、滝幅も10mほどありますが
水量が多くなければやや右岸に片寄って流れ落ちています。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
この位置が御鍋小滝の正面で、
御鍋小滝側が支流で流れこんでいるのが二岐川本流です。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
二岐川本流の小滝に名前はありません。
二岐川の渓谷は広範囲的には二岐渓谷と呼ばれ
その中でも御鍋小滝近は御鍋渓谷とも呼ばれています。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
-
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
この小滝は落差は3mほどの滑滝。
落差はありませが滑らかな岩盤を優しく流れ落ちるので
水流がとても美しいと思います。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
-
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
二岐川渓谷の岩盤を形成しているのはぱっと見、
溶結凝灰岩じゃないかと思います。
この溶結凝灰岩は
100万年前前後に噴火した大規模な火砕流堆積物で白河火砕流と呼ばれ
4~5枚の溶結凝灰岩からなるようです。
福島県白河市から栃木県 芦野町に分布する溶結凝灰岩は石材として利用されており,白河石あるいは芦野石な どと呼ばれています。
白河火砕流の噴出源は福島県南会津町周辺であると 推定されて
地形的なカルデラは認められていませんが,
地質調査によって供 給源とみられる複数の陥没カルデラ構造が
見つかっているそうです。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
蕾もあるけれど花数が以前より少ないし枯れ枝も目立ちます。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
昨年は全然咲かなったってことは
残念だけどそろそろ寿命なのかな・・・・ -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
二岐川本流側から御鍋小滝を見た構図です。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
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☆御鍋小滝とヤマツツジ (※2018/6/5 撮影)
3年前はこんなに美しく咲き誇っていたヤマツツジ。
同じヤマツツジでも里地里山のヤマツツジより赤みがかなり強いです。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
本流も支流も滝となって合流するのでより絵になります。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋小滝
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
二岐川本流小滝のさらに上流にも小滝や甌穴がありますが
今回は羽鳥湖高原の湿地にも行きたいので
下流側だけ散策し撤収します。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
二岐川本流と御鍋小滝の合流地点から50mほど
下流に下ると美しい群青色の釜をもつ小滝が現れます。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
滝の落差の悪には深く大きな釜(滝壺)です。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
釜(滝壺)の深さは2m以上あろうかと思われ
神秘的な深い群青色をしています。
今回は陽射しは当たっていないので
さほど青くは見えませんが陽射しを浴びると
とても美しいアイスブルーに輝きます。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
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☆二岐川御鍋渓谷 (※2018/6/5 撮影)
陽が射し込むと青味が増してきます。
ただ陽射しは諸刃の剣で
少しなら青味を上手く表現できますが
全面に射し込むとハレーションが起きやすくなります。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
渓流瀑の落差は2mあるかないかですが
狭い水路を勢いよく流れ落ちるせいか
落差以上に深い釜(滝壺)です。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
右岸からの構図です。
群青色の秘密は水の透明度と滝が弾けミクロの泡です。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
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☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
御鍋渓谷に道はないので
河床の歩いやすい場所を見つけて歩きます。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
御鍋渓谷の見所の一つだった鉈割(なたわり)滝に流木が堆積し
水がほとんど流れなくなっていました。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
(2018/6/5 撮影)の鉈割滝
大きな岩壁を鉈で真っ二つにしたような割れ目から
滝が流れ落ちることから私が便宜上、鉈割滝と呼んでいました。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
鉈割滝右岸の滝。
二岐川の水は鉈割滝の所で分岐していまいたが
今回は殆どが右岸の小滝を流れ落ちていました。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
-
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
今回の鉈割滝は流木で目詰まりし
水はほとんど流れていません。
2019年の台風19号クラスの豪雨にでもならなければ
目詰まりした流木は詰まったままかも(--〆)。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
(2018/6/5 撮影)の鉈割滝
元々水量が多い滝ではありませでしたが
それでも珍しい地形を流れ落ちていただけに
ぜひ復活して欲しいものです。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
-
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
御鍋渓谷で私のような素人が行ける最終地点からの眺めです。
ここら下流には幾つもの小滝と釜(滝壺)が連なりますが
釜が斜面目いっぱいまで満ちているので
胴長を履いていても残念ですがこれ以上は進めません。 -
とても☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
とても美しい段々釜だけにここから先に進めないのは
残念至極です。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
最終地点で折り返し再び同じ渓谷を戻ります。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
-
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
再び群青釜まで戻ってきました。
何度見てもキレイな釜です。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
来る時はさらに上流の御鍋小滝からここまで
川床を下ってきましたが、群青釜の右岸に遊歩道への進入路があるので
そちらから戻ることにします。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
御鍋神社駐車場からはやや遠回りですが
こちらの道を選んだのは御鍋渓谷の最終地点辺りを
崖の上から見下ろしてみようと思ったからです。
でも遊歩道からは崖の縁まで道は全く無いので
藪漕ぎしながらそれらしきポイントまでなんとか行ってみました。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
最終地点を見下ろせる崖の縁まではなんとかたどり着けましたが
予想外に樹木が茂っていて見通しは良くありません。
木々の狭間からどうにか最終地点を見下ろすことができました。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
期待したほどの絶景ではありませんでしたが
思い立ったらやらずにいられない性格なので
とりあえずここから見下ろせて満足です。 -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
満足以上に驚いたのがこの縁に辿り着くまでの急斜面に
なんとかなり古びたトラロープが張られていました。
誰が何の目的でこんな場所にトラロープを張ったのだろう?
もし一度切りの訪問なら普通トラロープは回収すると思いますが
張られたまますでに10年以上は経つであろう古さのロープです。
切れるかも知れないので私は使いませんでしたが
ずいぶん昔に私のような物好きがいたのでしょうか? -
☆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行/御鍋渓谷
それとも測量の際に使われたものが置き去りにされたロープなのか
まさかこんな場所でミステリーに遭遇するとは思いもよりませんでした。
この程度の眺めなら一度訪れれば十分なので
おそらく最初で最後の眺めとなるでしょう。
これで◆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行 (二岐川大滝・御鍋小滝・御鍋渓谷・桔梗清水)編はお仕舞いです。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。
この後は羽鳥湖高原で初夏の野の花巡りをしました。
ではまた。 j-ryu
オリンピック2日目で金メダル5個とは
出足絶好調ですね。
この調子でガンバレ!日本!!
でもお酒は控えめに(^^;)。
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