2020/09/15 - 2020/09/15
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j-ryuさん
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☆福島県東白川郡にあるヘンテコな滝巡りをしてきました。
ヘンテコ滝?
個性的で独特な形の滝を【奇瀑】(きばく)と呼ぶことがあります。
【滝】なら小さい滝から大きな滝まで幅広く捉えることができますが
【瀑】だとある程度大きくないと使いづらい表現のような気がします。
じゃあ、迫力は無いけれどユニークな形の滝は
一括りで何と呼んだらいいの??
あれこれ思案した結果【ヘンテコ滝】がいいんじゃないかと
勝手に造語してみました。
Part 1では丸い穴から洞窟に流れ落ちる神秘的な『吉野平不動滝』や
まるでラーメンのような江竜田の滝の青葉の滝までを紹介しましたが
Part2では江竜田の滝の最上流の『青葉上滝』と鮫川源流域にある
天然岩の『天狗橋』とその下を流れ落ちる『天狗橋の滝』をご紹介します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
☆福島観光Map
福島県の公式観光案内『福島の旅』に加筆。
http://www.tif.ne.jp/
東白川とは福島県中通り南部の白河市の東側にある4つの町村が
東白川郡です。
白河市の西側には4町村からなる西白河郡があります。
なぜ白河を中心とした郡なのに東は白川で西は白河なのかは
福島大百科事典』福島民報社福島大百科事典発行本部/編 福島民報社。によると。
7世紀半ば、現在の西白河郡・東白川郡・石川郡を合わせた地域に「白河郡」が存在していましたが、10世紀ころに「白河郡」・「高野(たかの)郡」・「石川郡」の三郡にわかれました。
近世に入って「高野郡」が「白川郡」と改称されました。明治13年に「郡区町村編制法」の施行に伴い、「白川郡」が東側にあるので「東白川郡」、「白河郡」が西側にあるので「西白河郡」となりました。
と解説されていますがこれは歴史であって理由ではないですね。
つまりはっきりは分からないようです(^^;)。 -
鮫川村 江竜田の滝 ルートマップ
※Google Mapに加筆
https://www.google.com/maps/@36.9838834,140.4680936,5010m/data=!3m1!1e3
棚倉町方面からだと鮫川村江竜田地区の国道289号線と東白川広域農道との交差点を東白川広域農道に右折するとまもなく右手に『江竜田の滝』の案内板があるので標識にしたがい村道を進みます。
1車線の狭い坂道の村道を下ると
一般駐車場とトイレがあります。(無料)
繁忙期や祝祭日などはこの駐車場に止めるのが無難ですが
坂道をもっと下って行った突き当りにも駐車場&トイレがあります。(無料)
でもこちらは基本的に障害者用駐車場なので健常者は坂上の駐車場に止めます。
でも繁忙期以外の平日は空いているので
障害者用駐車場でも大丈夫だと思います。 -
☆鮫川村 江竜田の滝 現地案内板
江竜田の滝は一つの滝を指すのではなく
江竜田地区を流れる渡瀬川と大戸中川の大小様々な滝を総して
江竜田の滝と言います。 -
☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
Part 1では『青葉の滝』まで紹介しました。
でも鮫川村の観光案内では江竜田の滝で最上流の滝は
青葉の滝になっていますが、
青葉の滝の右岸の斜滝脇を登っていくと
10mほど上流に『青葉上滝』があります。
村によればこの滝に正式名称は無いようなので
便宜上、勝手に『青葉上滝』と呼ばせていただきます。 -
☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
この滝も青葉の滝と同じように落差そのものは2m程しかありませんが、
滝の前に迫り出したフォトジェニックな木や
苔むした岩、岩の模が美しい鮫川石など
小さな滝の割に見所がたくさんあります。 -
☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
滝の前に迫り出し横切る2本の枝。
見るからに弱弱しい枝ですが
私が初めて訪れた時からずっとこの状態でちゃんと生きています。
豪雨の時は枝が水没しゴミがたくさん引っかかっていることもあるくらいです。 -
☆名残り紅葉の江竜田の滝~青葉上滝 (※2018/11/13撮影)
四季折々見応えのある江竜田の滝ですが
青葉上滝もやはり紅葉の頃が一番インスタ映えします。 -
☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
滝そのものは落差も滝幅もどうってことのない
落差2mほどの平凡な小滝ですが
滝の少し下流右岸には苔むした岩が重なり
滝をフォトジェニックに見せてくれる名脇役です。 -
☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
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☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
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☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
青葉上滝は滝の前に迫り出した枝があってこその見栄えかな。
もしこの枝が無かったらごく平凡な小滝かもね。 -
☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
さらに写真手前の苔むした岩がより風情を醸し出しています。 -
☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
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☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
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☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
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☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
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☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
それにしてもこの滝前の枝ぶり、
かなり迷走しながら成長した様子がうかがえます。 -
☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
かなり細長い枝なのでいつ強風などで折れても不思議ではないのですが
あんがい柳に雪折れなし状態なのかも。 -
☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
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☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
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☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
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☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
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☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
滝右岸の岩の隙間にツリフネソウが咲いていました。 -
☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
ツリフネソウは春に芽生えその夏に花を咲かせる一年草。
つまり来年もこの場所で花を咲かせる保証はありません。 -
☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
さらに滝右岸からは岩の隙間から小滝が流れ落ちています。
それ自体はどうってことありませんが
その小滝が流れ下る岩盤をご覧ください。
とても美しい流線形の縞模様になっています。 -
☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
この美しい縞模様の岩は
鮫川流域で多く産出されるので鮫川石と言われます。
鮫川石は日本庭園には欠かせない日本有数の銘石です。
とくに青味がかった鮫川石は価値が高いそうで、
常磐湯本から西の阿武隈山地鮫川流域に分布し
御斎所変成岩と竹貫変成岩があるそうです。
茨城県日立地方から福島市東方に至る阿武隈高地は,大部分が花コウ岩類と変成岩からなり,その北方地域を含めて,阿武隈変成帯とよばれる。変成岩は福島県南東部の御斎所(ございしよ)街道沿いに最も広く分布し,東半部は緑色片岩を主とする御斎所変成岩,西半部は雲母片麻岩を主とする竹貫(たかぬき)変成岩からなる。これら一連の変成岩類は,ケイ線石‐紅柱石タイプの低圧型変成相系列の典型として世界的に著名であるが,より古期の中圧型変成岩が複変成作用をこうむったとする見解もある。…(世界大百科事典より) -
☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
滝だけ見ると落差2mほどのごくありふれた小滝です(^^;)。 -
☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
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☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
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☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
苔むす岩場にもポツポツとツリフネソウが咲いていました。
ここも増水するとすぐ水没する場所なので
来年もここで咲いている保証はありません。 -
☆鮫川村 江竜田の滝~青葉上滝
これで江竜田の滝はお仕舞です。
次は同じ鮫川村にある天狗橋へ向かいます。 -
☆鮫川村 天狗橋ルートマップ
※Google Mapに加筆
https://www.google.co.jp/maps/@37.0155143,140.5197504,6732m/data=!3m1!1e3?hl=ja
江竜田の滝から天狗橋へは
国道289→県道242→国道349へと進みます。 -
☆鮫川村 天狗橋ルート拡大マップ
※Google Mapに加筆
https://www.google.co.jp/maps/@37.0155143,140.5197504,6732m/data=!3m1!1e3?hl=ja
国道349号右手に天狗橋への案内板があるので
村道へ右折し道なりに進んだ突き当りが天狗橋への駐車場です。
駐車場からは案内板にしたがい農道を10分ほど歩くと
天狗橋のある渓谷です。 -
☆鮫川村 天狗橋 現地案内板
天狗橋は北の下流側からも南の上流側からもアクセスできますが
北の国道349号からの方が分かりやすいと思います。 -
☆鮫川村 天狗橋への農道脇のツリフネソウ
天狗橋への農道脇ではツリフネソウがたくさん咲いていました。
ツリフネソウは我が町でも見られますが
こんな群生は今は見られなくなりました。
自然度のバロメーターかも。 -
☆鮫川村 天狗橋への農道脇のツリフネソウ
-
☆鮫川村 天狗橋への農道脇のツリフネソウ
ツリフネソウ(釣り舟草、吊り舟草/ツリフネソウ科ツリフネソウ属)は
東アジア(日本、朝鮮半島、中国、ロシア東南部)に分布。
日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し、水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生する。
キツリフネは山間部に多く見られますが、ツリフネソウは里地の田んぼの畦などでも見られます。 -
☆鮫川村 天狗橋への農道脇のツリフネソウ
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
駐車場から案内板に従い農道を7,8分歩くと
山へと続く階段があり登る途中の左手には
天狗橋の下に連なる渓流瀑が見えてきます。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
-
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
とても美しい渓流瀑ですが
これらの渓流瀑を含めて天狗橋と呼ばれ
渓流瀑じたいに個々の名前は付いていません。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
自然石でできた天狗橋の名前は知っていても
天狗橋の下に美しい渓流瀑があることは
あまり知られていません。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
天狗橋の下から田んぼ脇まで渓流瀑が途切れなく流れ落ちています。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
いかにも深山幽谷ですが天狗橋の上流には集落や田畑が
何か所もありちょうど天狗橋の辺りだけが深山幽谷って感じです。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
鮫川は阿武隈山地の山々を源流とする全長65kmの2級河川です。
鮫川村でたくさんの支流が合流して鮫川となり、
古殿町、いわき市と流れ、いわき市南部で太平洋に注ぎます。
福島県には阿武隈川、阿賀川、久慈川と1級河川の源流があり、
県内を長く貫いていますが、河口は県内にはなくそれぞれ、
宮城、新潟、茨城と他県で海に注ぎます。
そんな中で鮫川は県内に河口を持つ川としては夏井川(67km)に次ぐ
長さの中規模河川です。
鮫川村の村の名の由来でもあります。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
渓流瀑の天辺に自然石でできた天狗橋が見えてきましたが
数ある岩石の一つなので分かり辛いかも。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
この渓流瀑は鮫川村の村名の由来なった鮫川の源流の一つです。
この鮫川は下流で村中心部を流れ強滝(渓流)を経て
古殿町で鮫川本流になり
いわき市の龍神峡などを流れ下り太平洋に注ぎます。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
鮫川村の村名はこの鮫川に由来しますが、
その鮫川にも伝説があります。
鮫川村の渡瀬地区には鮫池という名の池があったそうで
子供に恵まれない夫婦が近くの氏神様に熱心に願掛けをしたら
ようやく女の子を授かったそうな。
しかし、娘が15,6歳になった頃、大病を患い何故か
渡瀬の池に連れていってくれと懇願するので連れていくと
娘は黄金の鮫に姿を変え池に飛び込んだのだとか。
皆はこの池を鮫池と呼ぶようになり、この夫婦がやがて亡くなると
黄金の鮫は川を下って海に出ていったそうな。
以来、この黄金の鮫が下った川を鮫川と呼ぶようになり、
その鮫川がやがて鮫川村の由来になったんだとか。
ただ現在、娘が飛び込んだとされる鮫池は無いそうです。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
鮫川の河口に当たるいわき市勿来周辺にも鮫の伝説があるそうです。
話が長くなるので興味のある方は
下記をご覧ください。
※いわきの鮫川に伝わるサメ伝説
http://nakoso-mukashi.blog.jp/archives/1005353298.html
勿来は海なので鮫伝説があっても可笑しくありませんが
阿武隈山中に鮫池の伝説があるのは何とも不思議ですね。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
鮫川流域の岩石の多くは竹貫変成岩でできていて
この天狗橋渓流瀑も竹貫変成岩かなと思ったのですが
苔むしていない岩石を見たら
素人の私には花崗岩に見えました。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
ただ変成岩は花崗岩などがが地中で大きな圧力をうけ変成したものなので
変成岩と花崗岩が混在していても不思議ではないのかも。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
天狗橋がかなり近づいてきました。
遊歩道は山側にあり渓流瀑は見えますが
間近で撮る場合は遊歩道から渓流にそれる必要があります。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
さて話は少しそれますが
鮫川村出身の有名人を誰か知っていますか?
と、問いかけた私自身も全く思い浮かびませんでしたが
Netで調べたら先日、日本女子オープンで5位に入った
蛭田みな美女子プロが鮫川村出身でした。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
天狗橋がだいぶ近くに見えてきました。
渓流瀑の天辺にある横一文字の大岩が天狗橋です。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
横一文字の大岩、天喜橋のすぐ下右岸には
桂の木の大木がすっくと立っています。
カツラ(桂/カツラ科カツラ属)は日本、東アジア、朝鮮半島に分布自生する
古い時代からある樹木で高さ30mにも生長します。
川沿いや地下水が豊富な場所など水を好む樹木です。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
桂の木の名前の由来は、葉が香りを発することから、
「香出(かづ)ら」が転訛したと言われれます。
東北地方では、昔、この葉を集めて乾かして粉末にし、抹香をつくったので、別名「マッコノキ」と呼んだ。
黄葉の頃は木の下に立つと甘いキャラメルのようが
醤油を甘く焦がしたような匂いがします。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑の砂金?
渓流瀑を撮影していてふと足元を見たら
なんと堆積した砂が黄金色に輝いています。
一瞬、砂金??
と、ぬか喜びしましたが
多くの人訪れる名所にこんなたくさんの砂金があるはずがありません。
鮫川村でも何か所か砂金が採れた場所はあるようですが
これが本当に砂金ならとっくに採掘され日本中に噂が広まるでしょう。
私は地質学には全く疎いですが
そう言えば『愚者の金』と呼ばれる鉱物があったような気がします。
帰宅後に調べたら黄鉄鉱や黄銅鉱は金色ですが
大量に採れ価値が低いので『愚か者の金』と呼ばれているとの事。
でも黄銅鉱や黄鉄鉱が砂金状になるのかは分かりません(^^;)。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑の砂金?
さらに調べてみると
マイカグループというのは30ほどの種類がありその中に
白雲母と金雲母などがある。
金雲母の層間にはカリウムが含まれて、八面体にもマグネシウムが含まれています。黄褐色に表れて、鉄の含量による色艶が異なります。
マイカは平板層状の構造で組成されて、高径厚比、光沢、煌くの外観が有します。
層状結構には弾性、強靭、低膨張係数、優良な電気特性と耐化学性などの特性が有します。
マイカはひとつの補強材料として,金型の部品に優良な寸法安定性を与えます。可燃性を低下、クリープを減少、低ひずみ、優良な電気特性、絶好な耐候性と耐酸、耐アルカリの腐食性を有します。
幅広く工業的の断熱と電気絶縁材料に用いられます。
との事。
子供のころ砂場でキラキラ金色に光っているのは
雲母の細かい粒だと習ったような記憶があります。
もしかしたらその金雲母の砂状の粒子が比重の関係で
水面近くに堆積したのかも。
詳しい人がいましたらどうそご教授くださいませ。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
ここで鮫川の由来をおさらい。
鮫川村の村名はこの鮫川に由来しますが、
その鮫川にも伝説があります。
鮫川村の渡瀬地区には鮫池という名の池があったそうで
子供に恵まれない夫婦が近くの氏神様に熱心に願掛けをしたら
ようやく女の子を授かったそうな。
しかし、娘が15,6歳になった頃、大病を患い何故か
渡瀬の池に連れていってくれと懇願するので連れていくと
娘は黄金の鮫に姿を変え池に飛び込んだのだとか。
皆はこの池を鮫池と呼ぶようになり、この夫婦がやがて亡くなると
黄金の鮫は川を下って海に出ていったそうな。
以来、この黄金の鮫が下った川を鮫川と呼ぶようになり、
その鮫川がやがて鮫川村の由来になったんだとか。
黄金の鮫?
黄金?
上記写真のまるで砂金のような砂。
なんか少し関連がありそう。
もしかしたら昔から鮫川源流では
砂金のような砂の伝説があったのかも。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
さてこの自然の一枚岩でできた天狗橋。
どのようにしてできたのでしょう?
A、元々川があってそこに一枚岩が川をまたぐ様に倒れて橋になった。
B、元々一枚岩があってそこに川の流れができ始め
岩の下の隙間を次第に広げていって橋のような形になった。
C、天狗が架けた -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
答えはもちろん C です。
だって天狗橋ですもの(^^ゞ。 -
☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋下の渓流瀑
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☆鮫川村 天狗橋
天狗橋の上にやって来ました。
その昔、天狗がかけたと言い伝えられる「天狗橋(てんぐばし)」は、
長さ7.9 メートル、幅4メートルの自然の石橋です。
縦位置で撮影しているので寸詰まりに見えますが
実際はかなり大きい1枚岩です。
岩の種類はおそらく花崗岩だと思います。 -
☆鮫川村 天狗橋
手前の丸太は橋の隙間に安全のため
渡してあるコンクリート製の丸太橋です。 -
☆鮫川村 天狗橋上から眺めた上流
天狗橋の上流にも砂防ダムまで渓流が続いています。 -
☆鮫川村 天狗橋から見下ろした下流側
右側の樹木は桂の大木です。 -
☆鮫川村 鮫川から見上げた天狗橋
天狗橋上流側の谷底に降り、天狗橋を見上げてみました。
上流側から見上げたほうが石橋らしく見えますね。 -
☆鮫川村 鮫川から見上げた天狗橋
-
☆鮫川村 天狗橋下から見下ろした下流側
橋下に潜って下流を覗いて見ました。 -
☆鮫川村 天狗橋下から見下ろした下流側
Net上の画像検索でも天狗橋の写真はたくさんHitしますが
構図はそう大差ありません。
私ほど四方八方から撮影している物好きはいません(^^;)。
このアングルだとどんな風に撮れるかな~と
興味が湧くまま手あたり次第に撮影している感じ。 -
☆鮫川村 天狗橋下から見下ろした下流側
天狗橋は穴ではありませんが
ヘンテコ滝Part 1で紹介した吉野平の不動滝といい
世の中には風変りな滝があるものです。 -
☆鮫川村 天狗橋下から見下ろした下流側
-
☆鮫川村 天狗橋下から見下ろした下流側
それほど大きな橋下(穴)なのに
豪雨後によく目詰まりしないものだと思います。 -
☆鮫川村 天狗橋上流の渓流
天狗橋の上流にも砂防ダムまで100mほど渓流が続いています。 -
☆鮫川村 天狗橋上流の渓流
-
☆鮫川村 天狗橋上流の渓流と砂防ダム
一番奥に見える直瀑が砂防ダムからの放水です。
砂防ダムが渓流の終点なので
また同じ遊歩道を戻ります。 -
☆鮫川村 天狗橋への村道脇のツリフネソウ
天狗橋から国道349号へ戻るとき村道と鮫川の間では
キツリフネの群生も見られました。 -
☆鮫川村 天狗橋への村道脇のツリフネソウ
キツリフネ(黄釣り舟、黄吊り舟/ツリフネソウ科ツリフネソウ属)は
ユーラシア・北米大陸に広く分布し
日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し、
水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生する。
ツリフネソウより冷涼な場所を好みます。 -
☆鮫川村 天狗橋への村道脇のツリフネソウ
-
☆鮫川村 天狗橋への村道脇のツリフネソウ
ツリフネの由来は生け花の吊り舟に由来すると言わるので
本来漢字表記なら吊り舟だと思いますが
釣り舟と表記するのが多くなってきています。
釣り舟だとまさに釣りをする舟のことですが
生け花の吊り舟は舟の形をした花器を吊るして使うことから
吊り舟なのであって、同じ発音のツリフネでも元々の意味は違います。
つまりツリフネソウは生け花の花器(吊り舟)に似ているので
吊り舟草や黄吊り舟が正解ですが
言葉は時代とともに変遷するので目くじらを立てるほどのことでは
無いと思いますが知っていた方が賢いかも。 -
☆福島県鮫川村 Map
※鮫川村役場HPより
http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/
天狗橋を見た後は国道349号を村中心部へと戻り
古殿町に入り県道14号を経て自宅に戻ります。
その村中心部から古殿町への道筋(国道349号)沿いに
鮫川村のもう一つの紅葉の名所、強滝があります。
今回は紅葉には早すぎたし、陽射しが強くなってきたので
スルーしました。 -
☆鮫川村 錦秋の強滝 (※2016/11/15撮影)
鮫川村の中心部から古殿町に到る国道349号沿いに
紅葉の名所、強滝(こわたき)があります。
強滝(こわたき)という滝があるのではなく
鮫川の渓流部分約2kmが強滝(こわたき)と呼ばれています。 -
☆鮫川村 錦秋の強滝 (※2016/11/15撮影)
渓流が2kmも続くのに滝らしい滝が一つも無い強滝。
でも紅葉がとても美しいので写真愛好家に人気で
関東からもたくさんのカメラマンが訪れます。 -
☆鮫川村 錦秋の強滝 (※2016/11/15撮影)
滝らしい滝が無いのに強滝とはこれいかに?
その中でここは落差があるので少し滝っぽいポイントです。
紅葉時に鮫川村を訪れる機会があったら
『江竜田の滝』『天狗橋』『強滝』の3か所は外せませんよ。
これで◆東白川郡のヘンテコ滝巡り Part 2はお仕舞いです。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして『いいね』もありがとうございます。
ではまた。 j-ryu
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