2018/05/10 - 2018/05/24
25位(同エリア253件中)
jijidarumaさん
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- 旅行記540冊
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≪2018年ドイツの春:フランケン地方・オーバープファルツ地方の旅≫
2018年5月10日(木)~5月24日(木)15日間
目的地:バイエルン州フランケン地方・オーバープファルツ地方を中心に巡る。
(ニュルンベルクを中心としたFrankenフランケン地方、レーゲンスブルクを中心としたOstbayern東バイエルンのOberpfalzオーバープファルツ地方)
①5月10日Spessartシュペッサート地方の選帝侯の古城ホテル ヴァイバーヘーフェに泊まる
②5月11日ウンターフランケン地方の要塞都市デッテルバッハ
③5月11日リーメンシュナイダーの傑作マリア巡礼教会にある“ぶどう園のマリア”とマイン川の蛇行
④5月12日フランケン・スイス地方の古城群:ドイツの英雄クラウス・シュタウフェンベルグ大佐ゆかりの城を訪ねる。
⑤5月13日フランケン・スイス地方の古城群:出くわした30年戦争時のツワモノども
番外編・フランケンの春、オースターアイ(復活祭の飾り卵)が見られる町や村を巡った。
⑥5月13日フランケン・スイス地方の古城群:人気の古城ホテル ラーベン(カラス)シュタイン城に2泊
⑦5月14日フランケン・スイス地方の古城群:100mの高さの岩壁に立つ古城エグロフシュタイン城の姿は絵画的な美しさである。
⑧5月15日懐かしの古城ホテル ヴェルンベルク城とアザム兄弟の作品が見られるミッシェルフェルト修道院
番外編・伝説:アッシジの聖フランシスコがグッビオの町を狼から救った話
⑨5月15日この旅一番のグルメレストラン・白樺の館(カワセミ)にて
⑩5月16日レーゲンスブルクの名物焼きソーセージとダンプヌーデルン
番外編・三十年戦争の逸話:フォルヒハイムの“Mauerscheisser” (壁のような糞をする奴!)
⑪5月17日:ナポレオンが置き忘れた旅行カバンが見られるドナウ観光船に乗る。
⑫5月17日:ローゼンブルク城の上空を舞う鷹たちの飛翔がすごい
⑬5月17日:40代の頃、家族で一泊した懐かしの古城ホテル エッガースベルク城
⑭5月18日:要塞都市ベルヒングと古城ホテル アルンスベルク城
⑮5月18日:要塞都市バイルングリースの旧市街、整然とした家並み、市城壁、塔を歩いてみるのは楽しい。
⑯5月19日:宗教都市アイヒシュテットと聖ウィリバルド・聖ウィニバルド・聖ヴァルブルガの3兄妹
⑰5月19日:英雄の城パッペンハイム城とローマ軍団の宝物が発掘された要塞都市ヴァイセンブルク
⑱5月20日:アンスバッハ辺境伯ゲオルクの建てたラティボー宮殿、ランガウの王冠と称されたアーベンベルク城
⑲5月20日:リヒテナウ要塞とブランデンブルク・アンスバッハ辺境伯のレジデンツ
⑳5月20日:これぞドイツの古城ホテル コルムベルク城
21 5月21日:初めてローテンブルクの歴史祭りを見る。
22 5月21日:ローテンブルクの食事編・夕食は地獄亭で頂く。
23 5月22日:フランケンワインのボックスボイテル街道を行く。
24 5月22日:ヴュルツブルクでシュパーゲル料理の食べおさめ
25 5月23日:フランクフルト近郊、タウヌスの古城めぐり
写真はバート・ホンブルクのホンブルク方伯城の白の塔と称する天守閣はホンブルクのシンボル
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
5月23日(水): 晴れ 、 25℃、 184km
ベストウェスタン プレミア ホテル レブストック出発9:50 ->B19・A3・A5・B43 142km Bad Homburgバート・ホンブルク ->B455 12km Kronbergクロンベルク->B519・A66・A3 30km Frankfurt Flughafenには16:04到着。
*昨夜は帰宅も20時と早く、翌日に備え資料整理、お土産の整理を行い、23時には就寝した。
最終日も6時半の起床、朝食も8:20~8:50、一階のサロンで美味しく頂いた。
写真はベストウェスタン プレミア ホテル レブストック:朝食を食べたサロンBest Western Premier Hotel Rebstock ホテル
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今日の予定は最終日という事で特に決めていない。
ヴュルツブルク旧市街観光をするか、あるいは早めにフランクフルトを目指して、近郊の町Bad Homburgバート・ホンブルク、Kronbergクロンベルクなどを巡ってみるのも良いだろう。結局、久しぶりに後者を選ぶことにした。
写真はベストウェスタン プレミア ホテル レブストック:チャンスが無かったグルメRestaurant Kuno 1408は2014年よりミシュラン1星 -
ということで、ホテル レブストックを9:50出発、直ぐにアウトバーンに乗る。
既に20℃を超す気温、20日くらいからそんな日が続いた。
写真はBad_Homburg、 KronbergのMapバート・ホンブルクとクロンベルク地域の図 -
写真はWappen_Bad_Homburgバート・ホンブルクの紋章
紋章付き外衣スタイル。
青地に2 つの白 (シルバー) い鍬(つるはし)、上に壁状の王冠が載っている。
町の色も青と白が基調の色とか。 -
Bad Homburgバート・ホンブルクまで142km、100km走った所で一度トイレタイムを取り、そのまま渋滞もなく12時にはホンブルクのLandgrafenschloss方伯の宮殿前にあるパークハウスに入った・
(12:02~14:02、駐車料Euro1.5=201円)
写真はBad Homburg・ Valentin_Wagner、バート・ホンブルクのホンブルク方伯城_1633年 -
<Bad Homburgバート・ホンブルク>
12:00~14:00
https://www.bad-homburg.de/
Taunusタウヌスにあるバート・ホンブルクはフランクフルト空港から凡そ25kmにある保養地であり、人口52千人の町はフランクフルトへの通勤者たちの住宅地でもある。
写真はSchloss-Bad-Homburg-Homburg_vdH_(Merian)、バート・ホンブルクのホンブルク方伯城1655年 -
写真はSchloss-Bad-Homburg-バート・ホンブルクのホンブルク方伯城の城門
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写真はバート・ホンブルクのホンブルク方伯城の城門・Unteres Tor下の門
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写真はバート・ホンブルクのホンブルク方伯城の城門・Unteres Tor下の門
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写真はバート・ホンブルクのホンブルク方伯城の城門・Oberes-Tor上の門
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イチオシ
14世紀に建てられたと云われる“Weisse Turm白の塔“と称する天守閣(48m)がある。
白の塔は周辺の緑に映えて大変美しい塔で、ホンブルクのシンボルといえる。
この塔についてJohann Wolfgang von Goetheヨハン・ヴォルフガンク・ゲーテ (1749 ~1832年)は1772年に詩を書いたそうです。
それは「Pilgers Morgenlied巡礼者の朝の歌、・・・An Lilaライラックの花に寄せて」と題したもので、一説によれば、Homburger Hofdame Louise von Zieglerホンブルク方伯妃の女官ルイーズ ・ ジーグラー (1747~1814 年)を想って書いた詩だとか。
写真はバート・ホンブルクのホンブルク方伯城の白の塔と称する天守閣 -
ゲーテが女官ルイーズ ・ ジーグラー を想って詩を書いたと云う。
写真はBad-homburg-schloss-Homburger Hofdame Louise von Zieglerバート・ホンブルクのホンブルク方伯妃の女官ルイーズ ・ ジーグラー (1747~1814 年) -
<お茶: Schloss Cafeシュロスカフェにて>
12:15~12:55 Euro11(1,474円)
城内博物館のガイド案内が13時スタートなので、時間待ちで二人とも紅茶(Euro4.8)とApfelstrudelアプフェルシュトゥルーデルを注文した。
写真はバート・ホンブルクのホンブルク方伯城のカフェで:ワッフルもあります -
写真はバート・ホンブルクのホンブルク方伯城のカフェで:ヘッセン・ホンブルク方伯フリードリヒ2世の胸像
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この方伯城の庭園はイギリス庭園をモデルとした景観庭園である。
写真はバート・ホンブルクのホンブルク方伯城の庭園(13ヘクタール)とレバノン杉の大木、右手に救済者教会が見える。 -
イチオシ
Schlosspark城内庭園には見事に大木になったLibanon-Zederレバノン杉が目に付く、広い庭園はさすがに見て回る気力は無い。
写真はバート・ホンブルクのホンブルク方伯城の庭園(13ヘクタール)とレバノン杉の大木 -
写真はバート・ホンブルクのホンブルク方伯城の庭園(13ヘクタール)とレバノン杉の大木
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写真はバート・ホンブルクのホンブルク方伯城の庭園にあるレバノン杉の説明
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<Landgrafenschloss方伯(=Schloss Homburg)の宮殿見学>
D-61348 Bad Homburg v.d.Hoehe 、Schloss
https://www.schloesser-hessen.de/badhomburg.html
13:00~13:50 入場料Euro10+チップ2=12(1,608円)
開館:ガイド付き、火~日の10時から17時まで、月は休み。
写真はバート・ホンブルクのホンブルク方伯城内見学・Schlosskirche 城内教会 -
Landgraf Friedrich II.von Hessen-Homburgヘッセン・ホンブルク方伯フリードリヒ2世は白の塔を除いて、古い城郭を壊し、1680年から5年をかけて新たに宮殿を建てた。
ヘッセン・ホンブルク方伯の宮殿は1866年以降、プロイセン王やドイツ皇帝の夏の離宮として利用された。
写真はバート・ホンブルクのホンブルク方伯城内見学 -
ガイド案内(45分)はUnteres Tor下の門 、Oberes Tor上の門 、Schlosskirche mit Orgel城内教会とパイプオルガン、宮廷文化華やかな時代のバロックのサロン、17世紀のTreppenhaus階段ハウス、Bibliothek図書室など、中身は思ったほどではなかったし、特にフリードリヒ2世の銀の脚(後述)が展示されていなかったので残念だった。
写真はバート・ホンブルクのホンブルク方伯城内見学・Schlosskirche mit Orgel城内教会とパイプオルガン -
“Koenigsfluegelロイヤルウイング”と称する建物の中は見ていないが、かつて夏の離宮として利用していたKaiser Wilhelms II. 皇帝ヴィルヘルム 2 世(1859~1941年)とGemahlin Auguste Viktoria皇妃アウグステ・ヴィクトリア(1858~1921年)の好みが見られる部屋、いわばドイツ皇帝家の生活文化の代表例として残されていると云う。
尚、ロイヤルウイングには2011 年 2 月までドイツの皇帝家族が居住していた。
写真はHomburg Princess_Elizabeth_(1770-1840)バート・ホンブルクのアウグステ・エリザベート方伯妃 -
また、“Englische Fluegel英国風ウイング”には、Friedrich VI(1769~1829年)フリードリヒ6世方伯と結婚した英国王家出のLandgraefin Elisabeth(von Grossbritannien und Irland )アウグステ・エリザベート方伯妃(1770~1840年)の宝石類が展示されている。
Empire-Stil帝国様式の部屋、カラフルなpompejanischen Stilポンペイ様式のSpeisesaal食事の間なども見られる由だ。(フリードリヒ6世方伯はエリザベート妃の持参金と年金を用いて、ホンブルクの宮殿を刷新したそうだ)
写真はSchloss_Bad_Homburgバート・ホンブルクのホンブルク方伯城内:ポンペイ様式のSpeisesaal食事の間 -
写真はバート・ホンブルクのホンブルク方伯城の白の塔と称する天守閣
以下は参考:
①Landgraf Friedrich II.von Hessen-Homburgヘッセン・ホンブルク方伯フリードリヒ2世と宮殿の宝物“銀の脚”の話(参照;池内 紀著 ドイツ 町から町へ・中公新書)
剣の名手で、豪胆であったフリードリヒ2世は1659年、スウェーデンとの戦いに加わりコペンハーゲンに出征し、大怪我を負った。
右脚を大砲に吹き飛ばされたのだが、脚は太もものところから腱一本でぶらさがっていた。フリードリヒ2世は従者からナイフを借りて、自ら脚を切り落としたと云う。
宮殿の宝物の一つに“銀の脚”が展示されている。勇気のあるフリードリヒ2世のために、ホンブルクの町の職人が美しい脚を作った。やや細身で、太ももにピタリと収まり、革のバンドでとめる。足首と指先に精巧なバネが使ってあって、自由に動く。その部分が銀で作られているので“銀の脚”の名前が付いた。
この日、気になったのでガイドに聞いてみたが、“銀の脚”の展示が無いとの事だった。ガイドも良く知らないようだったから、そのままになってしまった。
②Heinrich von Kleist劇作家クライスト作・戯曲
“Prinz Friedrich von Homburgフリードリヒ・ホンブルク王子(in der Schlacht von Fehrbellin 1675スウェーデン軍とブランデンブルク辺境伯軍の間で戦われたもので後者が勝利した)”(1809/1810初演)、
“Das Kaethchen von Heilbronnハイルブロンのケートちゃん”(1810年初演)など。
③英国王エドワード7世(皇太子時代)とホンブルク型フェルト帽
中折れ帽の一種。
両側でそり返ったやや広目のブリムをもち,形がくずれない適度の堅さを保つフェルトでつくられる。フェルト帽のうち,堅く仕上げたものを山高帽、柔らかく仕上げたものを中折帽またはソフト帽という。中折帽で最も高級なものは,ドイツの温泉郷ホンブルクという地名をつけた帽子で、19世紀末、英国のエドワード7世が皇太子時代にかぶったことから広まった。(世界大百科事典)
Gotisches Haus=Hutmuseumドイツ唯一といわれる帽子博物館;
開館2時から5時。
D-61348 Bad Homburg v.d.Hoehe 、Tannenwaldweg 102
・・・・・ -
写真はWappen von Kronbergクロンベルクの紋章は珍しい形状をしている。
図柄: 上下が二分割。上に金色の冠とクローネン家を示す紋章としてモミの毬果状の白・黒色羽根飾りがつけられている。下の上部はさらに銀と赤に交互に上下四分割され、下に銀地で3 - 2 - 1 に配置された青い小さな鉄兜がある。 -
バート・ホンブルクから12km、Taunusタウヌスと呼ばれる丘陵地帯が続く、次の目的地はKronbergクロンベルク、この旅最終の町になる。
フランクフルトの北西にあたり、フランクフルトの高級住宅街になっているので、クロンベルクの町は小さいながらも、瀟洒な店が多いと云う。
その町外れにSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城がある。クロンベルク城には2012年5月27日(日)に1泊した。もう6年が過ぎた。
写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :ホテルの入り口 -
イチオシ
<Schlosshotel Kronberg 古城ホテル クロンベルク城>
14:25~15:23
D- 61476 Kronberg 、Hainstrasse 25
Tel:+49 (0) 6173-701 01 、Fax:+49 (0) 6173-701267
http://www.schlosshotel-kronberg.de/
http://www.kronberg.de/
写真は2012年5月Schlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :ゴルフ場側から見る城館の裏手シュロスホテル クロンベルク ホテル
-
さて、6年前の日記にはこう書かれている。
美しいタウヌスの森に位置する5星クロンベルク城は全部で58室と規模も大きい。
DZ室料は早期予約割引価格だったが、Euro155+朝食代2人分Euro 50=Euro205(20,896円)でした。チェックイン15時=>チェクアウトが12時で大変ありがたいものだった。
120号室(2階)はレセプションにも近い、古城ホテルの右手部分にあたる。ゴブラン織りの壁掛けが架かった階段でも、エレベーターでも上がれる。
写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :近くで撮る。 -
森に囲まれ、直営のゴルフコースを持つ5星の古城ホテルはさすがに格調高く、広い部屋と立派なベッド、家具・調度、広い浴室には値段以上のものがある。
グルメレストランはSchlossrestaurantシュロスレストランと称し、フレンチ料理を主としている。時代がかった素晴しい室内は皇妃ヴィクトリアと皇帝フリードリヒ3世の肖像画だろう絵画が壁にかけられ、天井も高々とし、立派な暖炉を中心にした40席のレストランである。
暖かな季節となると、ゴルフコースに面して、日除けで覆われた広いテラスレストランがオープンする。
シュロスレストランと隣り合わせの間には、Roter Salon 赤のサロン(客間)と称するレストランがある。かつて皇妃ヴィクトリアが蒐集した芸術品などを収納・展示していた場所であったようです。それ以前は社交のサロンとしても使われたのでしょう。105㎡と広めの部屋で、素晴しいべルギー製のゴブラン織りの壁掛けや、見事な大きな暖炉がある。
写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :表側 -
宿泊客の通常の夕食にはシュロスレストランが使われますが、赤のサロンは祝宴用(正式な晩餐会などに)に使用され、これ以外にも緑のサロン、青のサロンといったものもある。
Gault Millau14点。全独ランク720位は5星にしては評価が低く思われる。2010年参考評価だが、以降は評価されていない。ホテルはこの種の調査に協力していないようだ。
ホテル前に18ホール(パー68)のゴルフ場もある。
写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :正面 -
写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :ホテル内の通路
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写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :ホテル内の通路
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写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :ホテル内
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写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :ホテル内
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写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :ホテル内
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城の歴史:
元々はFriedrich III.ドイツ皇帝フリードリヒ3世(1831~1888年)の皇妃Victoria Adelaide Mary Louiseヴィクトリア・アデレイド・メアリ・ルイーズ(1840~1901年)が、その余生を過ごした所である。
ヴィクトリアは1840年に英国女王ヴィクトリアの長女に生まれ、18歳でプロイセン皇太子フリードリヒ3世に嫁いだ。義父であったドイツ皇帝ヴィルヘルム1世が91歳まで長生きした事もあり、夫フリードリヒ3世は皇位にたった99日間就いただけであったと云う。1888年、ドイツ皇帝フリードリヒ3世は1世の死後3ヶ月で急逝した。ヴィクトリアが48歳の時でしたが、その為3ヶ月間しか皇后の座に就くことができなかったことになる。
急遽、息子のヴィルヘルム2世(ドイツ最後の皇帝;1859~1941年)が後を継いだ。
写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :皇妃ヴィクトリア(皇太子妃時代)の肖像画 -
皇帝の死後、皇妃ヴィクトリアの為に建てられたテューダー様式の城館は1889~94年に建設され、広々とした英国風庭園、バラ園が周囲を囲み、城内の家具、調度品、絵画などの芸術品も彼女の愛したものばかりが飾られた。
1901年、61歳の皇妃ヴィクトリアはこの城で死去した。
城館は“Das kaiserliche Schloss皇帝の城”に相応しく、1954年にオープンした古城ホテルのロビー、廊下、レストラン、客室に、現在も彼女の愛したものが見事に残されている。最大のロイヤルスイート114号は皇帝ヴィルヘルム2世が滞在したことで知られる。
写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :多分、皇妃ヴィクトリアの肖像画 -
写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :ホテル内の通路
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写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :ホテル内の通路からシュロスレストランを見る
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写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :ホテル内
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写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :ホテル内
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写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :ホテル内のシュロスレストラン
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写真はSchlosshotel Kronberg古城ホテル クロンベルク城 :ホテル内のグルメレストラン
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ホテル内に入って、レストランや回廊を見て回る。テラスレストランの傍でリフォームしていたが、どういう風になるのだろうか。
レセプションでパンフレットを頂いてから、ゴルフ場の方をちょっとのぞく。
写真は古城ホテル クロンベルク城:ゴルフ場 -
写真は古城ホテル クロンベルク城の駐車場で
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古城ホテル前の駐車場に超高級車と云われるイタリアのLamborghiniランボルギーニや、ドイツのPorscheポルシェが十数台停まっていた。
何かの催し、会食でもあるのだろうかと思っていたら、15時過ぎると、大きな音を出しながら一台一台走り去っていった。
写真は古城ホテル クロンベルク城の駐車場で:イタリア・Lamborghiniランボルギーニ -
イチオシ
写真は古城ホテル クロンベルク城の駐車場で:Lamborghiniランボルギーニ
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写真は古城ホテル クロンベルク城の駐車場で:ドイツ・Porscheポルシェ
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写真は古城ホテル クロンベルク城の駐車場で:Porscheポルシェ
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イチオシ
写真は古城ホテル クロンベルク城:テューダー様式の城館
<お茶:クロンベルク城の駐車場で>
15:00~15:23
超高級車を見て驚いた駐車場は日陰も少なく25℃と暑い。
手持ちの水を飲み、持参のお煎餅で休憩した。
この後はAvisにレンタカーの返却遅くも17:00までにせねばならないので、返却時に慌てないように荷物の整理をした。
・・・・・
クロンベルク城からFrankfurt Flughafenフランクフルト空港には南に凡そ30km の距離を走る。
Avisエイビスにレンタカーの返却するのは17:00だったが、16:04到着した。
久しぶりのフランクフルト空港の返却場所にまごついたが、問題もなく返却も完了した。
但し、最後の給油をしそこない、満タン返却ができず、契約通りのペナルティ金Euro67.62(8,856円)を支払うことになった。これは初めての失敗である。
いつもは空港までの途中の道で給油するのだが・・・。
(レンタカー返却時3,842km-借入時2,315km=走行距離1,527km)
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この旅行記へのコメント (7)
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- ハッピーねこさん 2019/01/11 22:12:29
- jijidarumaさんのバート・ホンブルク
- jijidarumaさん、こんばんは。
昨年春のドイツ旅の帰国日に訪ねたバート・ホンブルクの街歩きを書いているところですが、jijidarumさんのバート・ホンブルク記に再びお邪魔しました。
私は前回も今回もお城のガイドツアーには時間が合わず、宮殿の中は知らず仕舞いでしたので、jijidarumaさんのお写真とご解説で入った気分にさせていただきました。
ありがとうございます。
池内紀さん著の「ドイツ 町から町へ」は私も持っています。
この著でこの町を知りました。
いろいろな町のことが、歴史から伝統から風景から風習から・・・いろいろと、でも簡潔に書かれていて楽しい本ですよね。
クロンベルクも素敵なところですね。いつか訪ねてみたいです。
ドイツには、小さいけれど魅力的な町が溢れていますね~!
ハッピーねこ拝
- jijidarumaさん からの返信 2019/01/12 13:32:26
- RE: jijidarumaさんのバート・ホンブルク
- ハッピーねこさん、
こんにちは。
寒い雨が降り、雪になるかと心配しています。
とんだ連休になりそうですね。
さて、ホンブルクはフランクフルトの往復に時々、回り道した町、
駐在当時から城とカジノで知られた保養地でした。
久々の町に少し戸惑いつつ城を目指したのですが、残念にも池内紀さん著
の「ドイツ 町から町へ」にあった“銀の脚”を拝見できず。
その代り、ゲーテが女官ルイーズ ・ ジーグラー を想って書いた詩の
事を知りました。
TaunusタウヌスにはIdstein、Eppsteinといった小さな町もあります。
一寸、Limburgリンブルグまでさかのぼって行くと、「Lahn-Ferienstrasse
ラーン休暇街道巡り」があり、東西にはLahnラーン渓谷沿いの古城、城址、
木組みの家々の旧市街、庭園が残る美しい町々、(西に)Bad Emsバード・エムス、
Nassauナッサオ、Diezディーツ、Limburgリンブルグ、(東に)Runkelルンケル、
Weilburgヴァイルブルグ(古城ホテルあり)、Braunfelsブラウンフェルズ(古城
ホテルあり)、Wetzlarヴェツラー・・・Giessenギーセン、Marburgマールブルク
に至る)があります。
とりわけヴェツラーはゲーテの“Die Leiden des jungen Werthers=
若きウエルテルの悩み”の舞台となった町で世界に知られています。
訪れたことがありますしょうか?
それではまた。
jijidaruma
- ハッピーねこさん からの返信 2019/01/14 19:06:49
- タウヌスやラーン川沿いの町
- jijidarumaさん、こんばんは。
ご返信をありがとうございます。
この連休は12日東京で初雪とのことでしたが、jijidarumaさんのお住まいの辺りはいかがでしたでしょう?
暖冬で平年より遅めとのことですが、やはり降雪となると冷え込みますよね。
ご自愛のほど。
さて、タウヌスやラーン沿いの町々のご紹介をありがとうございました。
イトシュタイン、マールブルクは以前に訪ねました。
どちらも素敵な町でした。
リンブルク、ヴェツラーはいつか訪れたいとチェックしています。
ほかにも興味深い町がいくつもありますね。
DBの路線地図を見ながら、訪ねる際はどういうルートでいこうかと妄想中です。(笑)
- jijidarumaさん からの返信 2019/01/14 19:46:17
- RE: タウヌスやラーン川沿いの町
- ハッピーねこさん、
こんばんは。
幸い我が家の地域は小雨、乾燥しきった空気に湿り気をもたらすもので、
有りがたいものでした。
連休は専ら書き物ばかり、友人とのやり取りも結構念入りにしています。
まだまだ元気です(笑)。
この掲示版に書いてから、そう言えばラーン川沿いの町を巡ったのは
2006年の事と思い出しました。未だデジカメも持っていなくて、
アルバムを見ると今のアルバムとは大きく違い、実に簡単です。
4Traにも2006年は掲載していないので、ラーン川流域に限って
載せようと思い、目下作業中です。
ご参考になればと思います。(もっとも私はレンタカーですから
アウトバーンや国道地図が頭に浮かびます)
jijidaruma
- ハッピーねこさん からの返信 2019/01/14 23:12:39
- 楽しみにさせていただきます。
- jijidarumaさま。
執筆でお忙しいところ、早速のご返信をいただきありがとうございます。
そういえば、1ケ月ほども雨が降っていなかったともニュースで見ました。
恵みの雨だった由、何よりです。
2006年のラーン川沿いの旅!ご投稿が楽しみです!
心待ちにさせていただきます。
ハッピーねこ拝
-
- sanaboさん 2018/12/29 01:44:11
- どうぞ良いお年を♪
- jijidarumaさん、こんばんは
今年の旅行記も完結され、新年のご準備を着々となさって
いらっしゃることと存じます。
バート・ホンブルク、クロンベルク共に初めて聞く名でした。
フリードリヒ2世の銀の脚のお話は興味深かったです。
17世紀の時代にそのような立派な義足が作れたのですね。
展示をご覧になれなかったのは残念でした。
6年ぶりに立ち寄られたという古城ホテル クロンベルクは
風格のある素晴らしいホテルですね。
立地的にもフランクフルト空港からそう遠くありませんし
機会があれば泊まってみたい気がしました。
レンタカーを無事返却するといつもホッとします。
我が家はいつもハーツなのですが、ガソリンは満タン返却しなくても
良いレートで計算しますからいいですよ、と必ず言われます。
(でも満タン返却していますが。笑)
jijidarumaさんの今年の旅行記、まだ拝見していないものが
ありますので、また楽しみに伺わせていただきます。
今年も楽しくご交流させていただきまして、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
お元気で良いお年をお迎え下さいませ。
sanabo
- jijidarumaさん からの返信 2018/12/29 18:10:38
- Re: どうぞ良いお年を♪
- sanaboさん、
こんばんは。
いつもありがとうございます。
今年も残るは2日間、早いものです。
漸く寒さも本格化して、今日は庭の鳥用に置いてある
水がめの水が凍っていました。寒い時期でも水浴びをする鳥たちも
今日は驚いたことでしょう。
先ほど、29日・・・苦を去る日ということで、今年最後のお掃除を
しました。玄関の門扉、玄関扉をせっせと拭き掃除、玄関の天井や
壁の埃を落とし、およそ3時間、腰の痛くなる作業でした。
これで気分よく、新年を迎えられ、娘家族の来訪を心待ちに
することに・・・。家内は冷蔵庫の整理、正月用の準備にかかり、
明日からお節料理に取り掛かるのも例年通りです。
さて、2018年のドイツの旅も今年中に掲載完了し、今は同人誌の
原稿書き(年一度の1月20日締め切り)に傾注しています。
舞台は87年前!の母の日記を読み解いて、同人誌に連載しています。
・・・・・
『母、3年続けて大晦日のお当番にあたる:満24歳』
昭和6年(1931年)12月31日(木):晴、起床午前7時、就寝午後10時。
ようやく昭和6年も今日一日 今日も御宮様(照宮だろうか)の御用で仕度するのに 一日中動きまわってしまった
夕方からのお掃除も割合例年よりも早くすむ 大晦日そばを頂き
再び帰る事なき六年の日に名残を惜しむ
今日のお当番
津軽(理喜子女官) 東 小倉 岸 御供 志田 今野 金子 矢野 私
よく大晦日に当たる 私は3年も続けて 六度のお正月の中 おぼへてゐるのはたった一度 赤坂離宮時代の日勤の元旦だけ お部屋で祝ったかなとの
お正月は大抵 奥(御所内)であるような気がする
明日の元旦 両陛下は午前4時御目覚め 女官 女嬬もお早く出勤の
ご予定 又多忙の一日が始まる
*津軽理喜子は常陸宮華子妃の大伯母にあたる。陸奥弘前藩十二代藩主・伯爵津軽承昭の孫、英麿の娘。東京女学館の第一回卒業生で琴曲・絵画・詩文を能くした。姪に美形で知られた北白川祥子(きたしらかわ さちこ:皇籍離脱後、長く女官長を務めた)妃がいる。
・・・・・
sanaboさんも今年も充実した旅を楽しまれましたね。
次はもうご予定が決まられたのでしょうか?
古城ホテル クロンベルク、フランクフルトを利用される時に
一度はお泊りするのも楽しいことでしょう。
(ハーツは以前にトラブったのですよ)
来年がブレーメンの友人夫妻を訪ねる年で、私はニーダーザクセン州を
又周ってみようかと思っています。時期は初秋です。
それではお元気で、充実した良い年をお迎えください。
jijidaruma
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シュロスホテル クロンベルク
3.42
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