初秋のポルトガル、ちょこっとスペインを巡る　１７　１１日目　コインブラ②

2014/09/13 - 2014/09/13

１１日目　２０１４年９月１３日（土）晴れ

・コインブラ大学を出た後は旧市街をあちこちを当てもなく歩いた。街は坂が多いがコンパクトにまとまり、最後に対岸の旧サンタ・クララ修道院や涙の泉に行きほぼ見どころを網羅した。
・街歩きの後は3人揃ってファドを聴きに行った。コインブラのファドは男性が愛する女性にささげるセレナードの様な甘いメロディーで、リスボンのそれは女性が返ってこない夫を慕って切々と歌うものと随分感じが違う。最後の曲はコインブラファドの名曲のようで、聴衆も一緒に「コインブラ、コインブラ」と声を合わせての大合唱になった。

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【旅程】
　　１日目（９/０３）関空→機中（泊）
　　２日目（９/０４）ドバイ経由→リスボン（泊）
　　３日目（９/０５）リスボン（泊）
　　４日目（９/０６）ロカ岬→シントラ→リスボン（泊）
　　５日目（９/０７）パルメラ（泊）
　　６日目（９/０８）モンサラーシュ→エヴォラ（泊）
　　７日目（９/０９）ルドンド→エルヴァス→エストレモス（泊）
　　８日目（９/１０）オビドス→カルダス・ダ・ラィーニャ（泊）
　　９日目（９/１１）ナザレ→アルコバサ修道院→バターリャ修道院→ファティマ（泊）
１０日目（９/１２）キリスト修道院→ブサコ国立公園→コインブラ（泊）
★１１日目（９/１３）コインブラ（泊）
　１２日目（９/１４）アヴェイロ→ポルト（泊）
　１３日目（９/１５）ポルト（泊）
　１４日目（９/１６）ギマランイス→ブラガ→ポルト（泊）
　１５日目（９/１７）サンチアゴ・デ・コンポステーラ（泊）
　１６日目（９/１８）サンチアゴ・デ・コンポステーラ（泊）
　１７日目（９/１９）マドリード（泊）
　１８日目（９/２０）アルカラ・デ・エナーレス→アランフェス→マドリード（泊）
　１９日目（９/２１）マドリード→機中（泊）
　２０日目（９/２２）ドバイ経由→関空

エリア コインブラ(ポルトガル)

　コインブラの街を歩いています。コインブラ大学を出て新カテドラルに向かいました。途中に国立マシャード・デ・カストロ美術館がありましたがパスします。

国立マシャード デ カストロ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

　新カテドラル。イエズス会のコレジオ付属教会として１５９８年に建築が開始され完成まで１世紀を要しました。

新カテドラル (コインブラ) 寺院・教会

　中に入ると明るい歌が流れていました。結婚式が行われていたようです。

　黄金色の祭壇飾り壁は１７世紀末の彫刻家ジェロニモ・ルイスの作品。

　この建物は？

LABORATORIO CHEMCO　とある。コインブラ大学の化学研究所かな？

　旧カテドラルに来ました。要塞のような外観です。

旧カテドラル (コインブラの旧大聖堂) 寺院・教会

　アルフォンソ・エンリケスによって１１６２年に建設されたロマネスク様式の教会です。

　ここを歩いていると土産物店から美しいファドの歌声が聞こえてきました。ＣＤを買うと夜にファドのステージがあることを教えてくれました。

　ファドの演奏会場を探しながら、足の向くままに旧市街を歩きます。

　ここのカフェでひと休み。

　ポルトガルの洗濯女

　サンタ・クルス修道院。午前中ミサで見れなかった内部のアズレージョを見に戻ってきました。

サンタ クルス修道院 寺院・教会

　歴史上の場面が描かれているようです。

　美しい。

　ひっそりした路地、いい雰囲気。

　朝バスから見た建物。フォトジェニックなスポットです。

　小さな市場

　教えてもらったファドの演奏会場を見つけました。

ファド センター 劇場・ホール・ショー

　ギターの演奏をやっていました。ファドのステージは１８：００からです。

　一旦ホテルに戻ります。

　１５：１０．ホテルに戻りましたが２人は戻った形跡はありません。

ホテル アストリア ホテル

　１５分ほど休憩して再び街歩きに出ました。

　ホテル外観

　モンデゴ川にかかるサンタ・クララ橋を渡り対岸に渡ります。

サンタクララ橋 建造物

　この風景、何度見ても美しい。

　新サンタ・クララ修道院。モンデゴ川沿いにある旧修道院に変わって１７～１８世紀に建てられたものです。遠望するだけ。

　涙の泉。アルコバッサ修道院に眠るイネスが暗殺された場所です。

涙の館 愛の泉／涙の泉 建造物

　

　この泉の水がイネスの血で真っ赤に染まったとか。

　隣接して恋人たちの泉。イネスとペドロ王子が愛を語り合った場所です。

　泉はイネスが住んでいた館の敷地内にありました。

　この館は現在は人気のホテルです。

ホテル キンタ ダス ラグリマス スモール ラグジュアリー ホテルズ ホテル

　旧サンタ・クララ修道院。１２８６年に建立されましたが度重なるモンデコ川の氾濫で１７世紀に閉鎖されました。イネスの遺体はアルコバッサ修道院に移るまではここに安置されていたそうです。

旧サンタ クララ修道院 寺院・教会

　長らく放置され廃墟になった部分と近年に修復された建物のバランスが絶妙です。

　自由行動を終えいったんホテルに戻り、３人揃ってファドのライブハウスにやってきました。

ファド センター 劇場・ホール・ショー

　コインブラのファドはリスボンのそれと少し違います。リスボンが女性の心情を歌うのに対し、コインブラは男子学生が愛する女性に捧げるセレナードで甘くロマンチックです。

　ネットから動画を拝借しました。ライブの様子を実感してください。
https://www.youtube.com/watch?v=s5lIbJ8jp3A

　歌い手の殆どはコインブラ大学出身者だそうです。

　最後は学生が巣立つときの歌でした。
　“Coimbra tem mais encanto na hora da despedida” (コインブラは別れの時にいよいよ麗し) という一節があり、お客も一緒に「コインブラ～♪　コインブラ～♪」の大合唱になりましたました。この場面はＴＶ番組「世界水紀行」の中にも出てきました。
　

　ファドの後、昨夜と同じレストランで夕食です。

　昨夜同様に豪快な夕食でした。

　満腹です。

　ホテルに戻る前、駅で明日のポルト行きの列車時刻を確認しました。

コインブラ駅 駅

　ホテルに戻り３人とも倒れ込むようにベッドに入りました。

ホテル アストリア ホテル