初秋のポルトガル、ちょこっとスペインを巡る　２５　１７日目　マドリード①

2014/09/19 - 2014/09/19

１７日目　２０１４年９月１９日（金）晴

・雨上がりの早朝、キャリーバックを引いて駅へ。今日はマドリッドまでスペイン国鉄RenfeのAriviaで５時間半の列車の旅。サンチャゴからしばらくはこれがスペインかと疑うような緑の中を、列車は時速１００ｋｍと比較的ゆっくり進む。外は雨、外気温１４℃。しばらくはポルトガルとの国境付近を東進。３時間くらい走ると、風景が一変してスペイン特有の乾燥台地が広がる。マドリードまでのラスト２００ｋｍは列車も頑張り平均２３０ｋｍ/hで疾走。定時の１４：４０にマドリッド・チャマルティン駅に到着した。
・マドリッドの中心グランビアの交差点に面する歴史を感じる建物の５階がホステル・ジュゼス。こんな歴史的建物もホテルや飲食店（１階はマグドナルド）にテナント貸しして活用している。丁度入り口付近が工事中。剥がした壁面に消火栓の配管が見える。古い建物にインフラを入れるのはこうするのか。
・街歩き開始。プエルタ・デル・ソル～マヨール広場～イシドロ教会～王宮～セルバンテス広場を回る。プエルタ・デル・ソルだは凝ったパフォーマンスの競演。夕食はマヨール広場の門近くのオープンレストランで。ビールとガスパッチョで体が冷えてしまった。食事の後はサン・ミゲル通りのバルへ。日本語を話す愛想のいいおばさんの店はやや観光ずれ。次の店はＫ氏好みのディープな立ち飲み。最後はアイリッシュバーでギネスビールを。金曜日夜のプエルタ・デル・ソルとグランビアに続く通りの人波と賑やかさは尋常ではない。陽気で騒ぎ好きのスペイン人の本領を肌で感じた。ホテルの窓越しに聞こえる喧騒は日が回っても延々と続いていた。

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【旅程】
　　１日目（９/０３）関空→機中（泊）
　　２日目（９/０４）ドバイ経由→リスボン（泊）
　　３日目（９/０５）リスボン（泊）
　　４日目（９/０６）ロカ岬→シントラ→リスボン（泊）
　　５日目（９/０７）パルメラ（泊）
　　６日目（９/０８）モンサラーシュ→エヴォラ（泊）
　　７日目（９/０９）ルドンド→エルヴァス→エストレモス（泊）
　　８日目（９/１０）オビドス→カルダス・ダ・ラィーニャ（泊）
　　９日目（９/１１）ナザレ→アルコバサ修道院→バターリャ修道院→ファティマ（泊）
　１０日目（９/１２）キリスト修道院→ブサコ国立公園→コインブラ（泊）
　１１日目（９/１３）コインブラ（泊）
　１２日目（９/１４）アヴェイロ→ポルト（泊）
　１３日目（９/１５）ポルト（泊）
　１４日目（９/１６）ギマランイス→ブラガ→ポルト（泊）
　１５日目（９/１７）サンチアゴ・デ・コンポステーラ（泊）
　１６日目（９/１８）サンチアゴ・デ・コンポステーラ（泊）
★１７日目（９/１９）マドリード（泊）
　１８日目（９/２０）アルカラ・デ・エナーレス→アランフェス→マドリード（泊）
　１９日目（９/２１）マドリード→機中（泊）
　２０日目（９/２２）ドバイ経由→関空

エリア マドリード(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　今日は朝サンチャゴ・デ・コンポステーラを発ち5時間余りかけて最終目的地マドリードに向かいます。マドリード到着後は街歩き。

　朝８時。まだ日が明けきっていない中、ホテルをチェックアウトして駅に向かいます。

　９：０５サンチャゴ・デ・コンポステーラ発、１４：４０マドリード着のALIVIAに乗車します。料金は２２．４５ユーロで意外と安かった。

サンティアゴ デ コンポステーラ駅 駅

　目的を達成した多くの巡礼者たちが待つホームに列車が入ってきました。

　イヤホーンサービスなどあって車内は快適

　しばらくは緑の大地を走ります。

　ポルトガルとの国境付近

　スナックカー

　風景が少し変わってきました。メセタの大地が近いと思われます。

　メセタの大地に広がる灌木と小麦畑

　赤茶けた大地。典型的なメセタの風景になりました。

　サンチャゴ・デ・コンポステーラから２つ目の停車駅サモラ。３時間半走っていますが平均速度は１００～１２０ｋｍ／ｈとゆっくりです。

　サモラを過ぎると列車は徐々にスピードを上げていき、最後は２００ｋｍ/ｈ超でマドリードに向かってノンストップで快走しました。

　沿線の古城。

　６５０ｋｍを走って１４：４０、定刻にマドリード・チャマルティン駅に到着しました。面白い鉄道旅でした。

チャマルティン駅 駅

　駅からタクシーでホテルのあるグラン・ヴィアにやってきました。

　２泊するHostel Jezus。この建物の数室を宿泊施設に使ったもので、探すのに苦労しました。

　ホテルに荷物を置いて街歩き。プエルタ・デル・ソルはホテルからすぐです。各地方に向かう国道の起点になっており「スペインのへそ」と言われています。

プエルタ デル ソル 広場・公園

　マヨール広場に向かいます。

　マヨール広場。フェリペ３世が１６１９年に完成させた、４階建ての建物に四方を囲まれた美しい広場です。

マヨール広場 広場・公園

　中央にフェリペ３世の騎馬像。かってはここで華やかな王家の儀式や闘牛、火あぶりの刑まで行われたそうです。

　現在はレストランやカフェとして使われている部分もありますが、大部分は市民の住宅です。

　マヨール広場から王宮へ。

　途中にあるサン・ミゲル市場。この一帯は多くのバルがあるので夕食はこの辺りにしようか、と話しながら歩いています。

サン ミゲル市場 市場

　王宮横にやってきました

　王宮前の広場

　南側に王宮に正対する形でアルムデーナ大聖堂が建っています。

アルムデナ大聖堂 寺院・教会

　ゲート越しに王宮を撮影。フランス・イタリア風の優美な建物で１７６４年に完成しました。現在王族は住んでいないそうです。

マドリード王宮 (オリエンテ宮) 城・宮殿

　ズームアップ

　王宮の北側は美しいサバティーニ庭園になっています

サバティーニ庭園 広場・公園

　庭園越しに見た王宮

　シンメトリーが美しい。

　王宮の西側には広大な庭園が広がっていました。

　王宮からスペイン広場に向かって歩いています。

　スペイン広場にあるセルバンテスの像。公園と背後のビルが美しく対比しています。

スペイン広場 広場・公園

　セルバンテスの像の足元にドン・キホーテと従者サンチョ・パンサ。

　ドン・キホーテと従者サンチョ・パンサ。

　スペイン広場からプエルタ・デル・ソルに戻ります。

　多くのパフォーマーがいます。

プエルタ デル ソル 広場・公園

　仕掛けがわからない。

　愛嬌を振りまいていました。

　夕食の場所を探してマヨール広場周辺を歩いています。

　このオープンカフェに決定！

　先ずは冷えたビール

　名物のガスパチョ。トマトベースの冷たいスープで、アンダルシアでは夏にこれがないと騒動になるそうです。

　アコーディオンが入りいい雰囲気でした。

　後でバル巡りをするので余裕をもって食事終了。

　すっかり日が暮れていました。夜のマヨール広場に入ります。

マヨール広場 広場・公園

　温かな灯りの色がいい雰囲気を作っています。

　マヨール広場からプエルタ・デル・ソルへ。

プエルタ デル ソル 広場・公園

　大好きなマリアッチをやっていました。しばし見物です。

　音楽に合わせて踊っているのはイタリア人？

　肩車の男の子もノリノリです。

　すごい人出。夜の新宿並みです。

　この時刻に小さな子供も多い。日本では考えられない風景です。

　今回の旅行の目玉に一つ、バル巡りのためにサン・ミゲル地区に向います。

　この辺りは雰囲気のいいバルが密集して、地元の人に混じって観光客も多く訪れます。

　先ずはTVによく出るマッシュルームが売りのバルへ。

　「観光客ズレしている。」とのK氏の評価。早々に出て次のバルに向かいました。

　ということで、Ｋ氏が選んだのがこのディープなバル。地元のオヤジが殆どで観光客はいません。

　長居はしません。さっと飲んで食べて次のバルへとはしごするのがスペイン流です。

　3軒目はアイリッシュ風のバル。ゴキゲンです。

　いい気持ちになってプエルタ・デル・ソルに戻ると、今度は若者たちが歌ってました。

プエルタ デル ソル 広場・公園

　ホテルに戻る途中、生ハムに惹かれてもう1軒。

　スペイン人は陽気です。

　グランヴィアのアパートメントに戻ってきました。

　既に日付は回っています。アパートメントの窓から見下ろすと通りはまだまだ賑やかでした。