初秋のポルトガル、ちょこっとスペインを巡る　４（ポルトガル編）　４日目①　ロカ岬～シントラ

2014/09/06 - 2014/09/06

４日目　２０１４年９月６日（土）　晴れ、夕刻にわか雨

・ロシオ駅から電車でシントラへ、そこからバスに乗り換えユーラシア最西端のロカ岬に行った。大西洋の荒波が打ち寄せる断崖絶壁の灯台、そして「ここに地果て、海始まる」と刻まれたユーラシア大陸最西端の碑。「はるばる来たぜ、ロカ岬！」、とＹ氏は感動に浸っていた。
・次に訪れたペナ宮殿はけばけばしたテーマパークのような印象。哀れを誘うムーア人の砦のほうががよかった。ムーア人の砦から王宮前まで長い坂道を下った。途中乳母車を押しながら急な石畳を上る若い夫婦とすれ違う。ごくろうさん、先は長いよ。
・シントラはかってのポルトガル王家の避暑地で、「シントラの文化的景観」として世界遺産に登録されている。王宮前はいい雰囲気の店が並び、ＴＶで見覚えのあったアルゲリッチ似の美人の店でチョコの容器に入れたお酒を飲み、オープンカフェで昼食。Ｙ氏がここでコルク製の帽子を買い、旅行中愛用していた。

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【旅程】
　　１日目（９/０３）関空→機中（泊）
　　２日目（９/０４）ドバイ経由→リスボン（泊）
　　３日目（９/０５）リスボン（泊）
　★４日目（９/０６）ロカ岬→シントラ→リスボン（泊）
　　５日目（９/０７）パルメラ（泊）
　　６日目（９/０８）モンサラーシュ→エヴォラ（泊）
　　７日目（９/０９）ルドンド→エルヴァス→エストレモス（泊）
　　８日目（９/１０）オビドス→カルダス・ダ・ラィーニャ（泊）
　　９日目（９/１１）ナザレ→アルコバサ修道院→バターリャ修道院→ファティマ（泊）
　１０日目（９/１２）キリスト修道院→ブサコ国立公園→コインブラ（泊）
　１１日目（９/１３）コインブラ（泊）
　１２日目（９/１４）アヴェイロ→ポルト（泊）
　１３日目（９/１５）ポルト（泊）
　１４日目（９/１６）ギマランイス→ブラガ→ポルト（泊）
　１５日目（９/１７）サンチアゴ・デ・コンポステーラ（泊）
　１６日目（９/１８）サンチアゴ・デ・コンポステーラ（泊）
　１７日目（９/１９）マドリード（泊）
　１８日目（９/２０）アルカラ・デ・エナーレス→アランフェス→マドリード（泊）
　１９日目（９/２１）マドリード→機中（泊）
　２０日目（９/２２）ドバイ経由→関空

エリア シントラ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　３泊したホテル・ローマの朝の光景。旅行中は３人１室の３ベッドです。気持ち悪い？。いえいえ、そんなことはありません。
　会社を経営しているY氏は早朝からＰＣで仕事のメールチェック。それが終わると万歩計が前日の記録を整理します（万歩計は記録、会計担当です）。

　今日は午前中にロカ岬とシントラに行き、午後はリスボンに戻って街歩きです。

　リスボンから電車でシントラに行き、そこからバスでロカ岬にやってきました。

　バスを降りて岬の先端まで歩きます。

　ロカ岬

　ユーラシア大陸最西端を示す石碑が立っています。北緯３８度４７分、西経９度３０分。

ロカ岬 海岸・海

　 石碑の足元にポルトガルの詩人カモンイスの詩が刻まれています。
　「ここに地果て、海始まる」

　遥か大西洋に思いをはせる。

　「はるばる来たぜ、ロカ岬！」。Y氏はことさら感動していました。

　大西洋

　断崖が遥か下に落ち込んでいます。

　向こうに灯台が見えます。行ってみました。

　なかなかの絶景でした。

　ロカ岬

　ロカ岬

　歩道に柵がない。

　ロカ岬

　「ここに地果て、海始まる」、実感しました。

　灯台まで行って戻ります。

　足元

　霧が出てきました。ロカ岬を後にバスでシントラに向かいました。

　ペーナ宮殿で下車しました。ペーナ宮殿はフェルディナンド２世の命で１８８５年に完成しました。彼はノイシュバンシュタイン城を建てたドイツのルードヴィッヒ２世の従弟です。建築浪費は似た者同士…。

ペーナ宮殿 城・宮殿

　入口の門には四角錐や球がごてごて張り付けられて、何か落ち着かない。

　イスラム、ゴシック、ルネサンス、マヌエル等、いろんな様式が混在して統一がとれていない。外観はテーマパークに見えました。

　この模様はイスラム

　宮殿内部

　カルロス１世と王妃アメリアは暗殺される１９０８年まで、殆どこの宮殿で暮らしたそうです。

　宮殿からの眺め。

　ペーナ宮殿からムーア人の砦跡を通ってシントラ市街地に下りていきました。

　城は７～８世紀にムーア人によって築かれましたが、１１４７年にアルフォンソ・エンリケス王によって落城しました。わずかに残る砦の跡が哀れを誘います。

ムーアの城跡 城・宮殿

　一帯は緑が豊か。

　ここも世界遺産の一部

　ここからからシントラの街へ長い坂を歩いて下りました。

　振り返ってズームアップ

　坂を下りた先に残るムーア人の泉。冷たく美味しい水でした。

　その下に王宮が見えます。高さ３３ｍの巨大な２本の煙突が印象的。

　この一帯はかってのポルトガル王家の避暑地で、「シントラの文化的景観」として世界遺産に登録されてい

シントラの文化的景観 史跡・遺跡

　街まで下りてきました。

　アルゲリッチ風の美人の店で名物のチョコ容器に入れたお酒を飲みました。この人、確かＴＶの旅番組に出てた。

　狭い路地を通って

　王宮前のレプブリカ広場に出ました。

レプブリカ広場 散歩・街歩き

　観光客が多い。

　ここで食事。

　Y氏はここでコルク製の帽子を買いました。コルクはポルトガルの特産で後日コルクの林を見ました。

　王宮、意外に小さいです。イスラム教徒が残した建物を１４世紀にジョアン１世が増改築しました。

シントラの王宮 城・宮殿

　厨房に取り付けられた２本の巨大な煙突は当時のもの。ペーナ宮殿に失望したのでここは外見だけでパス。

　王宮のテラスは街を見下ろす絶好の場所。

　見上げるとムーア人の城跡

　写しているのは

　この景色

　駅へ戻る途中、シントラ市庁舎です。

シントラ市庁舎 建造物

　GoogleMapで方向を指示するK氏。

　花で飾られた家々。この先の駅から電車でリスボンのロシオ駅に戻りました。